JPH05104909A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH05104909A JPH05104909A JP3294946A JP29494691A JPH05104909A JP H05104909 A JPH05104909 A JP H05104909A JP 3294946 A JP3294946 A JP 3294946A JP 29494691 A JP29494691 A JP 29494691A JP H05104909 A JPH05104909 A JP H05104909A
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- Japan
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- tire
- groove
- lateral
- lateral groove
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Abstract
(57)【要約】
【目的】オフロードにおける牽引力及び耐久性を低下さ
せることなく路上走行における騒音を減じる。 【構成】トレッド面に複数本の縦溝3を設けることによ
りセンターリブと、トレッド縁に沿うショルダーリブと
を形成したリブパターン、ショルダーリブに横溝を設け
たリブブロックパターン及びショルダリブにラグを設け
たリブラグパターンの空気入りタイヤであって、前記セ
ンターリブに、一方の縦溝に一端が通じかつ他端がセン
ターリブ内で終端するとともに、タイヤ子午線Lに対し
て0°〜50°の角度で傾斜する第1の横溝部9、他方
の縦溝に一端が通じかつ他端がセンターリブ内で終端す
るとともにタイヤ子午線に対して0°〜50°の角度
で、しかも前記第1の横溝部と同じ向きに傾斜する第2
の横溝部10、及び第1、第2の横溝部の各他端を結ぶ
とともにタイヤ赤道に対して0°〜25°の角度で傾斜
する接続溝部11からなるバイパス溝7を具えている。
せることなく路上走行における騒音を減じる。 【構成】トレッド面に複数本の縦溝3を設けることによ
りセンターリブと、トレッド縁に沿うショルダーリブと
を形成したリブパターン、ショルダーリブに横溝を設け
たリブブロックパターン及びショルダリブにラグを設け
たリブラグパターンの空気入りタイヤであって、前記セ
ンターリブに、一方の縦溝に一端が通じかつ他端がセン
ターリブ内で終端するとともに、タイヤ子午線Lに対し
て0°〜50°の角度で傾斜する第1の横溝部9、他方
の縦溝に一端が通じかつ他端がセンターリブ内で終端す
るとともにタイヤ子午線に対して0°〜50°の角度
で、しかも前記第1の横溝部と同じ向きに傾斜する第2
の横溝部10、及び第1、第2の横溝部の各他端を結ぶ
とともにタイヤ赤道に対して0°〜25°の角度で傾斜
する接続溝部11からなるバイパス溝7を具えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ騒音を低減しう
る空気入りタイヤに関する。
る空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般道路以外の原野、砂礫地など
いわゆるオフロードを走行する車両が増加しつつある。
又このようなオフロードを走行する車両に用いるタイヤ
は、従来、図5に示す如くトレッド面aを縦溝b、横溝
cにより、区分されたブロックd…からなるリブパター
ンを形成するとともに、センターリブのブロックd1に
前記横溝cと略平行する複数本の副横溝e…を設けてお
り、このような副横溝e…を設けることによって、オフ
ロードの走行時における牽引力を高めていた。
いわゆるオフロードを走行する車両が増加しつつある。
又このようなオフロードを走行する車両に用いるタイヤ
は、従来、図5に示す如くトレッド面aを縦溝b、横溝
cにより、区分されたブロックd…からなるリブパター
ンを形成するとともに、センターリブのブロックd1に
前記横溝cと略平行する複数本の副横溝e…を設けてお
り、このような副横溝e…を設けることによって、オフ
ロードの走行時における牽引力を高めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年高速道路
網が整備されるに伴いオフロードを走行する車両であっ
ても高速走行する場合が多々あり、前記した構成のタイ
ヤを装着して高速道路を走行した際には、タイヤから騒
音が生ずる。又タイヤ騒音の主要な発生要因の一つとし
てパターンノイズが知られている。
網が整備されるに伴いオフロードを走行する車両であっ
ても高速走行する場合が多々あり、前記した構成のタイ
ヤを装着して高速道路を走行した際には、タイヤから騒
音が生ずる。又タイヤ騒音の主要な発生要因の一つとし
てパターンノイズが知られている。
【0004】このパターンノイズはタイヤのトレッド部
に凹設される縦溝、横溝等からなる溝部の内部容積、特
に横溝の内部容積がタイヤの接地時及び開放時に急激に
変化し、この時溝部内外に周期的に圧送される空気の圧
力波に起因していわゆるエアポンピング音といわれる音
エネルギーを生じる。
に凹設される縦溝、横溝等からなる溝部の内部容積、特
に横溝の内部容積がタイヤの接地時及び開放時に急激に
変化し、この時溝部内外に周期的に圧送される空気の圧
力波に起因していわゆるエアポンピング音といわれる音
エネルギーを生じる。
【0005】殊に前記したオフロード走行用のタイヤの
ようにブロックdに副横溝e…を多数設けたタイヤにあ
っては、横溝及び副横溝が接地する毎に音を発し高い騒
音を生じることとなる。
ようにブロックdに副横溝e…を多数設けたタイヤにあ
っては、横溝及び副横溝が接地する毎に音を発し高い騒
音を生じることとなる。
【0006】なお騒音を減じるため、ブロック内の副横
溝の数を減らす、副横溝の溝巾、溝深さを小とし溝容積
を減少させる等の方法が考えられるが前者にあっては牽
引力が低下し、又後者にあっては排水性に劣りかつ石噛
みが生じやすく、特に溝深さを減じることによってトレ
ッド面の摩耗代が少なくなり耐久性が低下するなどの問
題が生じ何れも好ましくない。
溝の数を減らす、副横溝の溝巾、溝深さを小とし溝容積
を減少させる等の方法が考えられるが前者にあっては牽
引力が低下し、又後者にあっては排水性に劣りかつ石噛
みが生じやすく、特に溝深さを減じることによってトレ
ッド面の摩耗代が少なくなり耐久性が低下するなどの問
題が生じ何れも好ましくない。
【0007】本発明は、センターリブに、一方、他方の
縦溝間を結ぶとともに、ジグザグに折曲がるバイパス溝
を設けることを基本として、走行に対する基本性能を保
持しつつ騒音を減じた空気入りタイヤの提供を目的とし
ている。
縦溝間を結ぶとともに、ジグザグに折曲がるバイパス溝
を設けることを基本として、走行に対する基本性能を保
持しつつ騒音を減じた空気入りタイヤの提供を目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド面に
タイヤ周方向にのびる複数本の縦溝を設けることにより
タイヤ赤道側のセンターリブと、トレッド縁に沿うショ
ルダーリブとを形成したリブパターン、ショルダーリブ
に前記縦溝に交わる横溝を設けたリブブロックパター
ン、及びショルダリブにラグを設けたリブラグパターン
の空気入りタイヤであって、前記センターリブに、一方
の縦溝に一端が通じかつ他端がセンターリブ内で終端す
るとともに、タイヤ子午線に対して0°以上かつ50°
以下の角度で傾斜する第1の横溝部、他方の縦溝に一端
が通じかつ他端がセンターリブ内で終端するとともにタ
イヤ子午線に対して0°以上かつ50°以下の角度で、
しかも前記第1の横溝部と同じ向きに傾斜する第2の横
溝部、及び第1の横溝部の他端と第2の横溝部の他端と
を結ぶとともにタイヤ赤道に対して0°以上かつ25°
以下の角度で傾斜する接続溝部からなるバイパス溝を具
えたことを特徴とする空気入りタイヤである。
タイヤ周方向にのびる複数本の縦溝を設けることにより
タイヤ赤道側のセンターリブと、トレッド縁に沿うショ
ルダーリブとを形成したリブパターン、ショルダーリブ
に前記縦溝に交わる横溝を設けたリブブロックパター
ン、及びショルダリブにラグを設けたリブラグパターン
の空気入りタイヤであって、前記センターリブに、一方
の縦溝に一端が通じかつ他端がセンターリブ内で終端す
るとともに、タイヤ子午線に対して0°以上かつ50°
以下の角度で傾斜する第1の横溝部、他方の縦溝に一端
が通じかつ他端がセンターリブ内で終端するとともにタ
イヤ子午線に対して0°以上かつ50°以下の角度で、
しかも前記第1の横溝部と同じ向きに傾斜する第2の横
溝部、及び第1の横溝部の他端と第2の横溝部の他端と
を結ぶとともにタイヤ赤道に対して0°以上かつ25°
以下の角度で傾斜する接続溝部からなるバイパス溝を具
えたことを特徴とする空気入りタイヤである。
【0009】
【作用】センターリブに、一端が一方の縦溝に通じる第
1の横溝部と、一端が他方の縦溝に通じる第2の横溝部
と、この第1、第2の横溝部の各他端を結ぶ接続溝部と
からなるバイパス溝を設けている。これにより第1、第
2の横溝部は、溝間を略直線状で結ぶ従来の横溝とは異
なり、その中間位置で接続溝部により折れ曲がる状態で
接続している。従って第1、第2の横溝部が接地時及び
開放時に生ずるいわゆるエアポンピング音からなる騒音
はその一部が接続溝部の溝壁によって吸収される結果、
第1、第2の副横溝から外に出る騒音は低減されタイヤ
の低騒音化を図りうる。
1の横溝部と、一端が他方の縦溝に通じる第2の横溝部
と、この第1、第2の横溝部の各他端を結ぶ接続溝部と
からなるバイパス溝を設けている。これにより第1、第
2の横溝部は、溝間を略直線状で結ぶ従来の横溝とは異
なり、その中間位置で接続溝部により折れ曲がる状態で
接続している。従って第1、第2の横溝部が接地時及び
開放時に生ずるいわゆるエアポンピング音からなる騒音
はその一部が接続溝部の溝壁によって吸収される結果、
第1、第2の副横溝から外に出る騒音は低減されタイヤ
の低騒音化を図りうる。
【0010】前記接続溝部は第1、第2の横溝部と接続
しているため、第1、第2の横溝部に進入した水は、接
続溝部を通って移動でき、排水性を高めうる。
しているため、第1、第2の横溝部に進入した水は、接
続溝部を通って移動でき、排水性を高めうる。
【0011】又、バイパス溝は隣接するバイパス溝と交
わることがないため、リブの剛性を保持し、溝縁の欠
け、偏摩耗の発生を防ぎタイヤの耐久性を向上しうる。
わることがないため、リブの剛性を保持し、溝縁の欠
け、偏摩耗の発生を防ぎタイヤの耐久性を向上しうる。
【0012】前記第1、第2の各横溝部の傾斜角度が5
0°をこえると縦溝と交わる溝壁の稜部が鋭となり、欠
けが起こりやすい。なお第1、第2の副横溝部はタイヤ
子午線に対して10°以上の傾斜とすることによってタ
イヤの接地、開放が分散され騒音の発生をより効果的に
減少しうる。
0°をこえると縦溝と交わる溝壁の稜部が鋭となり、欠
けが起こりやすい。なお第1、第2の副横溝部はタイヤ
子午線に対して10°以上の傾斜とすることによってタ
イヤの接地、開放が分散され騒音の発生をより効果的に
減少しうる。
【0013】又接続溝部のタイヤ赤道に対する傾きが2
5°をこえると、前記第1、第2の横溝部との交差角度
が小となり、横溝部で生じた騒音が吸収されることなく
放出され騒音低減の効果が少なくなる。
5°をこえると、前記第1、第2の横溝部との交差角度
が小となり、横溝部で生じた騒音が吸収されることなく
放出され騒音低減の効果が少なくなる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜3において空気入りタイヤ1は、トレッド面
2にタイヤ周方向にのびる複数本の縦溝3…を設けるこ
とによりタイヤ赤道C側のセンターリブMとトレッド縁
Eに沿うショルダリブNとを有する複数のリブを形成し
ている。
る。図1〜3において空気入りタイヤ1は、トレッド面
2にタイヤ周方向にのびる複数本の縦溝3…を設けるこ
とによりタイヤ赤道C側のセンターリブMとトレッド縁
Eに沿うショルダリブNとを有する複数のリブを形成し
ている。
【0015】本実施例における前記複数本の縦溝3…
は、タイヤ赤道C上を通りかつ直線溝からなる中央の縦
溝3Aとタイヤ赤道Cとトレッド縁Eとの略中間に位置
する一対のかつ直線溝からなる側の縦溝3B、3Bの3
本からなり、前記中央の縦溝3Aと側の縦溝3Bとの間
にセンターリブMが、又側の縦溝3Bとトレッド縁Eと
の間にショルダリブNがそれぞれ形成される。
は、タイヤ赤道C上を通りかつ直線溝からなる中央の縦
溝3Aとタイヤ赤道Cとトレッド縁Eとの略中間に位置
する一対のかつ直線溝からなる側の縦溝3B、3Bの3
本からなり、前記中央の縦溝3Aと側の縦溝3Bとの間
にセンターリブMが、又側の縦溝3Bとトレッド縁Eと
の間にショルダリブNがそれぞれ形成される。
【0016】センターリブMには、中央の縦溝3A、側
の縦溝3Bとの間を結ぶバイパス溝7がタイヤ周を方向
にかつ間隔を隔てて複数条配列する。他方、ショルダリ
ブNには、一端が側の縦溝3Bに接続し、他端がトレッ
ド縁Eにのびタイヤ子午線に略沿って配される複数条の
ラグ溝4が設けられる。従って本例ではトレッド面2に
リブラグパターンが形成される。
の縦溝3Bとの間を結ぶバイパス溝7がタイヤ周を方向
にかつ間隔を隔てて複数条配列する。他方、ショルダリ
ブNには、一端が側の縦溝3Bに接続し、他端がトレッ
ド縁Eにのびタイヤ子午線に略沿って配される複数条の
ラグ溝4が設けられる。従って本例ではトレッド面2に
リブラグパターンが形成される。
【0017】なお前記縦溝3、ラグ溝4の各溝巾D1は
4〜8mm、又各溝深さH1は6〜10mmの範囲とするの
が好ましい。
4〜8mm、又各溝深さH1は6〜10mmの範囲とするの
が好ましい。
【0018】又空気入りタイヤ1は前記トレッド面2を
外面とするトレッド部22と、その両端からタイヤ半径
方向内側にのびる一対のサイドウォール部23、23と
サイドウォール部の半径方向下端にビード部24、24
とを有し前記トレッド部22からサイドウォール部23
を通り前記ビード部24のビードコア25の周りを折返
すカーカス26とトレッド部22の内部かつカーカス2
6の外側にベルト層27とを設けている。
外面とするトレッド部22と、その両端からタイヤ半径
方向内側にのびる一対のサイドウォール部23、23と
サイドウォール部の半径方向下端にビード部24、24
とを有し前記トレッド部22からサイドウォール部23
を通り前記ビード部24のビードコア25の周りを折返
すカーカス26とトレッド部22の内部かつカーカス2
6の外側にベルト層27とを設けている。
【0019】センターリブMに設けた前記バイパス溝7
は、一方の縦溝3である側の縦溝3Bに一端が通じかつ
他端がセンターリブMの中で終端するとともにタイヤ子
午線Lに対して傾斜する第1の横溝部9、他方の縦溝3
である中央の縦溝3Aに一端が通じかつ他端がセンター
リブMの中で終端するとともに前記第1の横溝部9と同
じ向きに傾斜する第2の横溝部10、及び前記第1の横
溝部9の終端と第2の横溝部10の終端とを結ぶ接続溝
部11からなる。
は、一方の縦溝3である側の縦溝3Bに一端が通じかつ
他端がセンターリブMの中で終端するとともにタイヤ子
午線Lに対して傾斜する第1の横溝部9、他方の縦溝3
である中央の縦溝3Aに一端が通じかつ他端がセンター
リブMの中で終端するとともに前記第1の横溝部9と同
じ向きに傾斜する第2の横溝部10、及び前記第1の横
溝部9の終端と第2の横溝部10の終端とを結ぶ接続溝
部11からなる。
【0020】前記第1、第2の横溝部9、10はタイヤ
子午線Lに対して0°以上かつ50度以下の傾斜角度θ
で傾きしかも本実施例では両横溝部9、10は直線溝か
つ互いに平行させている。なお第1、第2の横溝部9、
10の傾きは前述の規制した傾斜角度θ範囲内において
互いに交わる向きに配してもよい。
子午線Lに対して0°以上かつ50度以下の傾斜角度θ
で傾きしかも本実施例では両横溝部9、10は直線溝か
つ互いに平行させている。なお第1、第2の横溝部9、
10の傾きは前述の規制した傾斜角度θ範囲内において
互いに交わる向きに配してもよい。
【0021】他方、接続溝部11は、タイヤ赤道Cに対
して0°以上かつ25°以下の傾斜角度γで傾く直線溝
として形成される。
して0°以上かつ25°以下の傾斜角度γで傾く直線溝
として形成される。
【0022】本実施例では、第1の横溝部9、第2の横
溝部10及び接続溝部11は何れも溝断面形状を同一寸
法に形成される。これらの各溝部の溝巾D2は2.5mm
以上かつ6mm以下、溝深さH2は3mm以上かつ8mm以下
に設定される。溝巾D2が2.5mm未満では溝底が鋭と
なり割れが生じやすく、又石噛みが生じるおそれがあり
かつ排水性に劣る。逆に6mmをこえると騒音低下の効果
が少ない。他方、溝深さH2が3mm未満となれば牽引力
が不足し又トレッド面2の摩耗により短期に溝が消滅し
牽引力を失うこととなる一方、8mmをこえるとブロック
の強度が低下し耐久性に劣る。
溝部10及び接続溝部11は何れも溝断面形状を同一寸
法に形成される。これらの各溝部の溝巾D2は2.5mm
以上かつ6mm以下、溝深さH2は3mm以上かつ8mm以下
に設定される。溝巾D2が2.5mm未満では溝底が鋭と
なり割れが生じやすく、又石噛みが生じるおそれがあり
かつ排水性に劣る。逆に6mmをこえると騒音低下の効果
が少ない。他方、溝深さH2が3mm未満となれば牽引力
が不足し又トレッド面2の摩耗により短期に溝が消滅し
牽引力を失うこととなる一方、8mmをこえるとブロック
の強度が低下し耐久性に劣る。
【0023】図4にセンターリブMの他の態様を示す。
本例では中央及び側の各縦溝3A、3Bは、等しいピッ
チのジグザグ溝によって形成され、又、ショルダリブN
には側の縦溝3Bと交わる複数条の横溝4A…を設ける
ことによりショルダリブNにタイヤ周方向に並ぶブロッ
クB…を形設している。従って本例ではトレッド面2に
リブブロックパターンを形成している。
本例では中央及び側の各縦溝3A、3Bは、等しいピッ
チのジグザグ溝によって形成され、又、ショルダリブN
には側の縦溝3Bと交わる複数条の横溝4A…を設ける
ことによりショルダリブNにタイヤ周方向に並ぶブロッ
クB…を形設している。従って本例ではトレッド面2に
リブブロックパターンを形成している。
【0024】センターリブMにはタイヤ周方向に並ぶ複
数本のバイパス溝7が形成され、このバイパス溝7は、
ジグザグに折れ曲がり図2のものと略同様に形成された
第1の横溝部9、第2の横溝部10及びこの両横溝部の
端部を結ぶ接続溝部11からなる。
数本のバイパス溝7が形成され、このバイパス溝7は、
ジグザグに折れ曲がり図2のものと略同様に形成された
第1の横溝部9、第2の横溝部10及びこの両横溝部の
端部を結ぶ接続溝部11からなる。
【0025】本例では第1、第2の横溝部9、10は、
タイヤ子午線Lに対して0°以上かつ50°以下の角度
で傾けているが第1の横溝部9と第2の横溝部10とは
その傾きを違えている。なお接続溝部11はタイヤ赤道
Cに対して0°以上かつ25°以下の傾斜角度γでしか
も図2に示すものとは逆の方向に傾けている。このよう
に本発明は種々な態様に変更することが出来る。
タイヤ子午線Lに対して0°以上かつ50°以下の角度
で傾けているが第1の横溝部9と第2の横溝部10とは
その傾きを違えている。なお接続溝部11はタイヤ赤道
Cに対して0°以上かつ25°以下の傾斜角度γでしか
も図2に示すものとは逆の方向に傾けている。このよう
に本発明は種々な態様に変更することが出来る。
【0026】
【具体例】タイヤサイズが215/70R16でありか
つ図1に示す構成、図2に示すトレッドパターンを有す
るタイヤ(実施例)について、表1に示す仕様で試作す
るとともにその性能をテストした。なお従来の構成から
なるタイヤ(比較例1、2)についても併せてテストを
行い、性能を比較した。
つ図1に示す構成、図2に示すトレッドパターンを有す
るタイヤ(実施例)について、表1に示す仕様で試作す
るとともにその性能をテストした。なお従来の構成から
なるタイヤ(比較例1、2)についても併せてテストを
行い、性能を比較した。
【0027】テスト条件は次の通り、 1)騒音テスト 試供タイヤに1.6kgf/cm2 の内圧、400kgfの荷
重のもと、ドラムラスターにて80km/Hの速度で走行
させるとともに、試供タイヤの中心から横に1m離れ、
接地面により高さ25cmの位置に集音マイクを設置し、
かつJASOに定めた測定仕様により音圧レベル(d
B)を測定した。
重のもと、ドラムラスターにて80km/Hの速度で走行
させるとともに、試供タイヤの中心から横に1m離れ、
接地面により高さ25cmの位置に集音マイクを設置し、
かつJASOに定めた測定仕様により音圧レベル(d
B)を測定した。
【0028】2)耐久性 直径1700mmの室内ドラムテスターを用いて1)項と
同じ内圧と荷重きを加え、該ドラム上を170km/Hの
速度で走行させ、トレッド面にクラックが生じるまでの
走行距離を比較例1を100とする指数で表示した。数
値が大きい程良好であることを示す。
同じ内圧と荷重きを加え、該ドラム上を170km/Hの
速度で走行させ、トレッド面にクラックが生じるまでの
走行距離を比較例1を100とする指数で表示した。数
値が大きい程良好であることを示す。
【0029】テスト結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】テストの結果実施例のものは比較例のもと
に比べて騒音が大巾に低下したことが確認出来た。
に比べて騒音が大巾に低下したことが確認出来た。
【0032】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りタイヤは、
トレッド面のセンターリブに前記構成のバイパス溝を設
けたため、オフロードにおける耐久性を損なうことなく
一般路上走行時における騒音を減じ、全地形走行用のタ
イヤとして好適に採用しうる。
トレッド面のセンターリブに前記構成のバイパス溝を設
けたため、オフロードにおける耐久性を損なうことなく
一般路上走行時における騒音を減じ、全地形走行用のタ
イヤとして好適に採用しうる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】そのトレッドパターンを例示する展開平面図で
ある。
ある。
【図3】そのバイパス溝を示すA−A線断面図である。
【図4】トレッドパターンの他の態様を示す平面図であ
る。
る。
【図5】従来技術を示す平面図である。
2 トレッド面 3、3A、3B 縦溝 7 バイパス溝 9 第1の横溝部 10 第2の横溝部 11 接続溝部 C タイヤ赤道 E トレッド縁 L タイヤ子午線 M センターリブ N ショルダリブ
Claims (1)
- 【請求項1】トレッド面にタイヤ周方向にのびる複数本
の縦溝を設けることによりタイヤ赤道側のセンターリブ
と、トレッド縁に沿うショルダーリブとを形成したリブ
パターン、ショルダーリブに前記縦溝に交わる横溝を設
けたリブブロックパターン、及びショルダリブにラグを
設けたリブラグパターンの空気入りタイヤであって、前
記センターリブに、一方の縦溝に一端が通じかつ他端が
センターリブ内で終端するとともに、タイヤ子午線に対
して0°以上かつ50°以下の角度で傾斜する第1の横
溝部、他方の縦溝に一端が通じかつ他端がセンターリブ
内で終端するとともにタイヤ子午線に対して0°以上か
つ50°以下の角度で、しかも前記第1の横溝部と同じ
向きに傾斜する第2の横溝部、及び第1の横溝部の他端
と第2の横溝部の他端とを結ぶとともにタイヤ赤道に対
して0°以上かつ25°以下の角度で傾斜する接続溝部
からなるバイパス溝を具えたことを特徴とする空気入り
タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3294946A JPH05104909A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3294946A JPH05104909A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104909A true JPH05104909A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17814331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3294946A Pending JPH05104909A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05104909A (ja) |
Cited By (9)
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