JP2004345457A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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JP2004345457A JP2003143490A JP2003143490A JP2004345457A JP 2004345457 A JP2004345457 A JP 2004345457A JP 2003143490 A JP2003143490 A JP 2003143490A JP 2003143490 A JP2003143490 A JP 2003143490A JP 2004345457 A JP2004345457 A JP 2004345457A
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Shoichi Yamashita
尚一 山下
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Abstract

【課題】サマータイヤとしての性能を確保しつつ雪上性能の向上を図る。
【解決手段】ショルダーブロック30において、接地端12Eのタイヤ幅方向内側近傍からタイヤ幅方向外側へ延びる横副溝32を形成し、接地端外側部分のタイヤ径方向外側表面の高さを横溝28の両側で異ならせる。雪上走行時、接地端外側部分が雪に埋まるため、横副溝32による雪柱剪断力が得られる。さらに、ショルダーブロック30は、接地端外側部分のタイヤ径方向外側表面の高さを横溝の両側で異ならせたので、接地端外側のトレッド表面に凹凸が形成される。雪上走行時には、接地端外側のトレッド表面の凹部に雪が入り込み、雪柱剪断力が得られる。したがって、雪上性能を向上することができる。横副溝32は、ショルダーブロック30を横断していないので、ショルダーブロック32の剛性低下は抑えられ、サマータイヤとしての性能を確保することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気入りタイヤにかかり、特に、トレッドのショルダー側にブロック列を備えた空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車用のサマータイヤとして求められる性能としては、従来より、操縦安定性、乗り心地、制動性能、摩耗耐久性が挙げられているが、近年、市場のニーズとして、サマータイヤにおいても、ある程度の雪上性能の要求が高まっている。
【0003】
通常、サマータイヤのショルダー部は、ワンダリング性能を確保するため略円弧形状であり、所謂ラウンドショルダーと呼ばれている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−262908号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
通常、雪上性能に秀でた所謂ウインタータイヤ(含むスタッドレスタイヤ)は、接地面内においても、サマータイヤに比較すると溝幅の拡大、エッジ成分増加、ブロックの千鳥配置を実施し、また、サマータイヤ対比でトレッド幅を増やす(接地面積拡大)ためにショルダー部の形状が角張っており(所謂スクエアーショルダー)、これらにより雪上性能の向上を果たしているが、これと同時にサマータイヤに求められる操縦安定性や制動性能、摩耗特性を犠牲にするものであり、両者の両立は困難であった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、サマータイヤとしての性能を確保しつつ雪上性能の向上を図った空気入りタイヤの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、タイヤ周方向に沿って延びる複数の周方向主溝と、前記周方向主溝と交差する方向に延びる複数の横溝とによって区画された複数のブロックをトレッドに備え、タイヤ赤道面に沿った断面で見たときに前記トレッドの接地端付近が略円弧曲線で形成されている空気入りタイヤであって、タイヤ幅方向最外側に配置された前記周方向主溝と、前記タイヤ幅方向最外側に配置された周方向主溝からタイヤ幅方向外側へ向けて延びる前記横溝とによって区画された複数のショルダーブロックからなるショルダーブロック列を備え、前記ショルダーブロックは、タイヤ幅方向最外側に配置された前記周方向主溝には連結せずに接地端のタイヤ幅方向内側から接地端を越えてタイヤ幅方向外側へ延びる横副溝を備え、接地端よりもタイヤ幅方向外側部分のタイヤ径方向外側表面の高さが前記横溝の両側で異なっている、ことを特徴としている。
【0008】
次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0009】
空気入りタイヤを雪上で走行させると、平坦な路面では接地しなかった部分が雪に埋もれる形で接地する。
【0010】
なお、タイヤの接地端とは、平坦な路面に接地させた時の接地領域のタイヤ幅方向最外側の端部であって、雪等のタイヤが埋まる条件下でのものではない。
【0011】
さらに詳しくは、空気入りタイヤをJATMA YEAR BOOK(2003年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%の内圧を充填し、最大負荷能力を負荷したときのものである。なお、使用地又は製造地において、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に従う。
【0012】
請求項1に記載の空気入りタイヤを雪上で走行させると、ショルダーブロックは、接地端よりもタイヤ幅方向外側部分も雪に埋まり、接地端よりもタイヤ幅方向外側へ延びる横副溝による雪柱剪断力が得られる。さらに、ショルダーブロックは、接地端よりもタイヤ幅方向外側部分のタイヤ径方向外側表面の高さを横溝の両側で異ならせたので、接地端よりもタイヤ幅方向外側のトレッド表面に凹凸が形成される。雪上走行時には、接地端よりもタイヤ幅方向外側のトレッド表面の凹部に雪が入り込み、雪柱剪断力が得られる。したがって、雪上性能を向上することができる。
【0013】
なお、横副溝は、周方向主溝に連結していないので、横副溝を設けたことによるショルダーブロックの剛性低下は抑えられ、サマータイヤとしての性能を確保することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、接地端よりもタイヤ幅方向外側部分において、前記ショルダーブロックのタイヤ径方向外側表面の高低差が0.3〜3.0mmの範囲内に設定されている、ことを特徴としている。
【0015】
次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0016】
ショルダーブロックのタイヤ径方向外側表面の高低差を0.3〜3.0mmの範囲内に設定することにより、雪上性能を十分に向上することが出来る。
【0017】
なお、高低差が0.3mm未満では、雪上性能を十分に向上させることが出来なくなる。
【0018】
一方、高低差が3.0mmを越えると、ショルダーブロックの剛性段差が大きくなり、接地面内で偏摩耗を発生する虞がある。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記横副溝は、接地端よりもタイヤ幅方向外側の領域において、接地端よりもタイヤ幅方向内側に配置されている部分よりも溝幅が広い幅広部を有する、ことを特徴としている。
【0020】
次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0021】
接地端よりもタイヤ幅方向外側の領域において、横副溝の溝幅を広げることにより、雪上走行時に、該横副溝に入り込む雪のボリュームが増え、雪上性能をより向上することができる。
【0022】
なお、接地端よりもタイヤ幅方向内側では、横副溝の溝幅を広くしないので、サマータイヤとして必要とされるショルダーブロックの剛性低下は抑えられる。
【0023】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の空気入りタイヤにおいて、前記幅広部は、前記横副溝の接地端内側部分に対して1.2倍以上の溝幅を有する、ことを特徴としている。
【0024】
次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0025】
幅広部が横副溝の接地端内側部分に対して1.2倍以上の溝幅を有するので、横副溝に幅広部を設けた効果を十分に発揮することができる。
【0026】
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ショルダーブロックは、接地端よりもタイヤ幅方向外側にタイヤ周方向に沿って延びる周方向副溝を備え、前記周方向副溝を境としてタイヤ幅方向外側に前記幅広部が設けられている、ことを特徴としている。
【0027】
次に、請求項5に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0028】
請求項5に記載の空気入りタイヤでは、雪上走行時に、周方向副溝に雪が入り込み、横力に対して効く雪柱剪断力が得られ、雪上でのコーナリング性能が向上する。
【0029】
また、周方向副溝を、接地端よりもタイヤ幅方向外側に配置したので、サマータイヤとして必要なショルダーブロックの剛性を確保できる。
【0030】
請求項6に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記横副溝は、接地端よりもタイヤ幅方向外側の領域において、接地端内側部分よりも溝壁傾斜角度を小さく設定した小傾斜溝壁部を有する、ことを特徴としている。
【0031】
次に、請求項6に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0032】
横副溝の溝壁傾斜角度を小さくすると、横副溝の溝ボリュームが増える。
【0033】
横副溝において、接地端よりもタイヤ幅方向外側に溝壁傾斜角度を小さく設定した小傾斜溝壁部を設けると、雪上走行時に、該横副溝(小傾斜溝壁部)に入り込む雪のボリュームが増え、雪上性能をより向上することができる。
【0034】
なお、接地端よりもタイヤ幅方向内側では、横副溝の溝壁傾斜角度を小さくしないので、サマータイヤとして必要とされるショルダーブロックの剛性低下は抑えられる。
【0035】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の空気入りタイヤにおいて、前記小傾斜溝壁部は、前記横副溝の接地端内側部分に対して、溝壁傾斜角度が1/2以下である、ことを特徴としている。
【0036】
次に、請求項7に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0037】
小傾斜溝壁部の溝傾斜角度を、横副溝の接地端内側部分に対して1/2以下の角度とすることで、横副溝に小傾斜溝壁部を設けた効果を十分に発揮することができる。
【0038】
請求項8に記載の発明は、請求項6または請求項7に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ショルダーブロックは、接地端よりもタイヤ幅方向外側に周方向副溝を備え、前記周方向副溝を境にしてタイヤ幅方向外側に前記小傾斜溝壁部が設けられている、ことを特徴としている。
【0039】
次に、請求項8に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0040】
請求項8に記載の空気入りタイヤでは、雪上走行時に、周方向副溝に雪が入り込み、横力に対して効く雪柱剪断力が得られ、雪上でのコーナリング性能が向上する。
【0041】
また、周方向副溝を、接地端よりもタイヤ幅方向外側に配置したので、サマータイヤとして必要なショルダーブロックの剛性を確保できる。
【0042】
請求項9に記載の発明は、請求項5、請求項8の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、タイヤ周方向に隣接する前記周方向副溝は、前記横溝及び前記横副溝の少なくとも一方を境界としてタイヤ幅方向に偏倚している、ことを特徴としている。
【0043】
次に、請求項9に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0044】
タイヤ周方向に隣接する周方向副溝を、横溝及び横副溝の少なくとも一方を境界としてタイヤ幅方向に偏倚させると、周方向副溝が互い違いに配置されることになり、雪上走行時にタイヤ幅方向に延びるブロックエッジが引っ掛かり易くなる。
【0045】
請求項10に記載の発明は、請求項5、請求項8、及び請求項9の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記周方向副溝は、屈曲してタイヤ周方向に延びている、ことを特徴としている。
【0046】
次に、請求項10に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0047】
周方向副溝を屈曲させることにより、タイヤ幅方向のエッジ成分が増え、雪上走行時のトラクション性能、及びブレーキング性能を向上させることができる。
【0048】
請求項11に記載の発明は、請求項5、請求項8、請求項9、及び請求項10の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記周方向副溝は、接地端よりもタイヤ幅方向外側に配置され、前記ショルダーブロックの高低差を有するタイヤ径方向外表面は、前記周方向副溝を境にしてタイヤ幅方向外側に配置されている、ことを特徴としている。
【0049】
次に、請求項11に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0050】
周方向副溝を、接地端よりもタイヤ幅方向外側に配置することにより、サマータイヤとして必要なショルダーブロックの剛性を確保しつつ、雪上性能を向上できる。
【0051】
また、ショルダーブロックの高低差を有するタイヤ径方向外表面を、周方向副溝を境にしてタイヤ幅方向外側に配置することにより、接地面内のトレッド表面に、偏摩耗の核となり易い段差が形成されない。
【0052】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
以下、図1乃至図3にしたがって、本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤ10を説明する。
【0053】
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ10のトレッド12には、タイヤ赤道面CL上に第1の周方向主溝14が形成され、その両側に第2の周方向主溝16が形成されている。
【0054】
第1の周方向主溝14と第2の周方向主溝16との間には、第1の周方向主溝14、第2の周方向主溝16、及び両主溝を連結する複数のセンター横溝18によりセンターブロック20が区画されている。
【0055】
なお、センターブロック20には、ブロック中央から第2の周方向主溝16に向けて延びる横溝22、横溝22の端部から第1の周方向主溝14へ向けて延びるサイプ24、及び横溝22の中央付近からブロック中央側へ延びる短尺のサイプ26が形成されている。
【0056】
また、トレッド12には、第2の周方向主溝16から接地端12Eを越えてタイヤ幅方向外側へ向けて延びるショルダー横溝28が形成されており、第2の周方向主溝16のタイヤ幅方向外側には、第2の周方向主溝16及び複数のショルダー横溝28によってショルダーブロック30が区画されている。
【0057】
ショルダー横溝28は、第2の周方向主溝16の近傍が幅狭に形成されている以外は、一定幅である。また、ショルダー横溝28の溝壁の傾斜角度(踏面に立てた法線に対する)は一定である。
【0058】
図2に示すように、ショルダーブロック30の接地端12E付近を断面で見ると、接地端付近のタイヤ表面は、少なくとも接地端12Eでの曲率半径Rが15mm以上の円弧形状に形成されている。これにより、サマータイヤとしてのワンダリング性能が確保できる。
【0059】
図1に示すように、ショルダーブロック30には、第2の周方向主溝16には連結せず、接地端12Eのタイヤ幅方向内側近傍から接地端12Eを越えてタイヤ幅方向外側へ延びる横副溝32が形成されている。なお、本実施形態では、横副溝32の溝幅は一定であり、溝壁の傾斜角度(踏面に立てた法線に対する)は一定である。
【0060】
また、ショルダーブロック30には、接地端12Eと第2の周方向主溝16との略中間位置に、ショルダー横溝28からブロック内側へ延びる折れ曲がったサイプ34が形成されている。
【0061】
ショルダーブロック30は、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側部分のタイヤ径方向外側表面の高さが、図3に示すようにショルダー横溝28の両側で異なっており、本実施形態では、ショルダー横溝28の矢印A方向とは反対方向側のタイヤ径方向外側表面の高さが、矢印A方向側のタイヤ径方向外側表面の高さよりも低く設定されている。
【0062】
なお、ショルダーブロック30は、接地端12Eよりもタイヤ幅方向内側部分では、一定高さであり、図3における高い方のタイヤ径方向外側表面は接地端12Eよりもタイヤ幅方向内側部分と段差無く繋がっている。
【0063】
本実施形態では、ショルダーブロック30のタイヤ径方向外側表面の低く設定されている部分30Aは、接地端12Eのタイヤ幅方向外側近傍からタイヤ幅方向外側に設けられているが、接地端12Eの近傍であれば、低く設定されている部分30Aは接地端12Eのタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に設けられていても良い。ただし、低く設定されている部分30Aのトレッド内側端は、接地端12Eからタイヤ幅方向内側に接地幅(一方の接地端12E〜他方の接地端12Eまでの幅)の2%を越えて内側へ配置しないようにする。
【0064】
ここで、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側部分において、ショルダーブロック30のタイヤ径方向外側表面の高低差hは0.3〜3.0mmの範囲内が好ましい。
【0065】
また、接地端12Eよりもタイヤ幅方向内側部分と低く設定されている部分30Aとは、急激な段差を生じないように緩斜面を介して滑らかに接続することが好ましい。
(作用)
次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の作用を説明する。
【0066】
本実施形態の空気入りタイヤ10を雪上で走行させると、ショルダーブロック30は、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側部分が雪に埋まり、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側へ延びる横副溝32に雪が入り込み、入り込んだ雪により雪柱剪断力が得られる。
【0067】
また、ショルダーブロック30は、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側部分のタイヤ径方向外側表面の高さがショルダー横溝28の両側で異なっているので、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側のトレッド表面に凹凸が形成される。雪上走行時には、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側のトレッド表面の凹部に雪が入り込み、雪柱剪断力が得られる。
【0068】
これにより、本実施形態の空気入りタイヤ10は、雪上性能を向上することができる。
【0069】
ここで、横副溝32は、ショルダーブロック30を貫通しておらず、接地端12Eの近傍で終端しているので、ショルダーブロック30の剛性低下は抑えられ、サマータイヤとしての性能を確保することができる。
【0070】
なお、上述した高低差hが0.3mm未満では、雪上性能を十分に向上させることが出来なくなる。
【0071】
一方、高低差hが3.0mmを越えると、ショルダーブロック30の剛性段差が大きくなり、接地面内で偏摩耗を発生する虞がある。
[第2の実施形態]
以下、図4にしたがって、本発明の第3の実施形態に係る空気入りタイヤ10を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0072】
本実施形態のショルダーブロック30には、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側に、タイヤ周方向に沿って延びる周方向副溝36が形成されている。
【0073】
なお、接地端12E近傍の各周方向副溝36は、タイヤ周方向に一直線状に配置されている。
【0074】
本実施形態の空気入りタイヤ10では、雪上走行時に、周方向副溝36に雪が入り込み、横力に対して効く雪柱剪断力が得られ、雪上でのコーナリング性能が向上する。
【0075】
また、周方向副溝36を、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側に配置したので、サマータイヤとして必要なショルダーブロック30の剛性を確保できる。
【0076】
なお、本実施形態では、周方向副溝36を接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側に配置したが、接地端12Eの近傍であれば接地端12Eよりもタイヤ幅方向内側に配置しても良い。ただし、周方向副溝36は、接地端12Eからタイヤ幅方向内側に接地幅(一方の接地端12E〜他方の接地端12Eまでの幅)の2%を越えて内側へ配置しないようにする。
[第3の実施形態]
以下、図5にしたがって、本発明の第3の実施形態に係る空気入りタイヤ10を説明する。なお、本実施形態は前述した第2の実施形態の変形例であり、第2実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0077】
図5に示すように、本実施形態では、周方向副溝36がタイヤ幅方向に交互にずらされて配置されている。なお、周方向副溝36の段差量(タイヤ幅方向のずれ量)は、本実施形態では1.2mmである。
【0078】
このように周方向副溝36を互い違いに配置すると、雪上走行時にタイヤ幅方向に延びるブロックエッジが引っ掛かり易くなる。これにより、雪上でブレーキ性能、及びトラクション性能を向上できる。
[第4の実施形態]
以下、図6にしたがって、本発明の第3の実施形態に係る空気入りタイヤ10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0079】
図6に示すように、本実施形態の横副溝32は、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側の領域において、接地端よりもタイヤ幅方向内側に配置されている部分よりも溝幅が拡大された幅広部32Aを有している。
【0080】
なお、幅広部32Aは、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側に配置することが好ましい。
【0081】
接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側の領域において、横副溝32の溝幅を広げることにより(第1の実施形態対比)、雪上走行時に、横副溝32に入り込む雪のボリュームが増え、雪上性能をより向上することができる。
【0082】
ここで、雪上性能をより向上するためには、幅広部32Aの溝幅は、横副溝32の接地端内側部分に対して1.2倍以上とすることが好ましい。また、幅広部32Aの溝幅は、乗用車用タイヤの場合、1.2mm以上が好ましい。
【0083】
なお、接地端12Eよりもタイヤ幅方向内側では、横副溝32の溝幅を広くしないので、サマータイヤとして必要とされるショルダーブロック30の剛性低下は抑えられる。
【0084】
ここで、本実施形態では、幅広部32Aのトレッド内側端が接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側に配置されていたが、接地端12Eの近傍であれば接地端12Eよりもタイヤ幅方向内側に配置されていても良い。ただし、幅広部32Aのトレッド内側端は、接地端12Eからタイヤ幅方向内側に接地幅(一方の接地端12E〜他方の接地端12Eまでの幅)の2%を越えて内側へ配置しないようにする。
【0085】
なお、図7に示すように、幅広部32Aを設けた横副溝32と、周方向副溝36とを組み合わせても良く、幅広部32Aと周方向副溝36との相乗効果が期待できる。この場合、周方向副溝36を境にしてタイヤ幅方向外側に幅広部32Aを設けることが好ましい。
[第5の実施形態]
以下、図8にしたがって、本発明の第3の実施形態に係る空気入りタイヤ10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0086】
本実施形態では、トレッドパターンは第1の実施形態と同様であり、横副溝32の開口部の幅は全長に渡って一定であるが、図8(A)に示すように接地端12Eよりもタイヤ幅方向内側部分の溝壁傾斜角度がθ1とされているのに対し、図8(B)に示すように接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側の部分は、溝壁傾斜角度がθ1よりも小さなθ2に設定された小傾斜溝壁部32Bとされている。
【0087】
なお、横副溝32以外の構成は第1の実施形態と同様の構造である。
【0088】
横副溝32の溝壁傾斜角度を小さくすると、横副溝32の溝ボリュームが増える。したがって、横副溝32において、接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側に溝壁傾斜角度の小さい小傾斜溝壁部32Bを設けると、雪上走行時に、該横副溝32(小傾斜溝壁部32B)に入り込む雪のボリュームが増え、雪上性能をより向上することができる。
【0089】
なお、接地端12Eよりもタイヤ幅方向内側では、横副溝32の溝壁傾斜角度θ1を小さくしないので、サマータイヤとして必要とされるショルダーブロック30の剛性低下は抑えられる。
【0090】
ここで、本実施形態では、小傾斜溝壁部32Bのトレッド内側端が接地端12Eよりもタイヤ幅方向外側に配置されていたが、接地端12Eの近傍であれば接地端12Eよりもタイヤ幅方向内側に配置されていても良い。ただし、小傾斜溝壁部32Bのトレッド内側端は、接地端12Eからタイヤ幅方向内側に接地幅(一方の接地端12E〜他方の接地端12Eまでの幅)の2%を越えて内側へ配置しないようにする。
[第6の実施形態]
以下、図9にしたがって、本発明の第6の実施形態に係る空気入りタイヤ10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0091】
本実施形態の周方向副溝36は、屈曲してタイヤ周方向に延びている。これにより、タイヤ幅方向のエッジ成分が増え、雪上走行時のトラクション性能、及びブレーキング性能を向上させることができる。
【0092】
本実施形態では、周方向副溝36が1回だけ折れ曲がっているが、複数回折り曲げてジグザグ形状としても良い。
【0093】
タイヤ幅方向のエッジ成分を確実に増やすためには、周方向副溝36の振幅は1mm以上が好ましい。
【0094】
なお、通常、雪道等でスタックした場合、タイヤの内圧を下げて設置面積を広げて脱出を図るが、上記実施形態の空気入りタイヤ10では、このような場合においても、通常非接地の部分が接地することで、より脱出し易くなる。
(試験例)
本発明の効果を確かめるために、比較例に係る空気入りタイヤ1種、及び本発明の適用された実施例の空気入りタイヤ4種を用意し、実車にて雪上制動試験を実施した。
【0095】
実施例1:第1の実施形態で説明した構造のタイヤ。
【0096】
実施例2:第4の実施形態で説明した構造のタイヤ。
【0097】
実施例3:第5の実施形態で説明した構造のタイヤ。
【0098】
実施例4:第3の実施形態で説明した構造のタイヤ。
【0099】
比較例:ショルダーブロックの表面に高低差が付けられておらず、その他の構成は実施例1と同様の構造とされたタイヤ。
【0100】
タイヤサイズ:195/65R15
リム:6J
内圧:200kPa
試験車両:トヨタ自動車製カムリ(2名乗車)
雪上制動試験:圧雪した路面にて進入速度40km/hの条件で制動距離を測定した。評価は、比較例の制動距離を100とする指数表示とし、指数の数値が小さいほど制動距離が短く、雪上制動性能に優れているこをと表している。
【0101】
【表1】
Figure 2004345457
【0102】
試験の結果、本発明の適用された実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比較して雪上制動距離が短くなっており、雪上性能が向上していることが分かる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の空気入りタイヤは上記の構成としたので、サマータイヤとしての性能を確保しつつ雪上性能の向上を図ることができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【図2】(A)は、第1の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドのタイヤ回転軸に沿った断面図であり、(B)は図1に示すトレッドの2(B)−2(B)線断面図である。
【図3】図1に示すトレッドの3−3線断面図である。
【図4】第2の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【図5】第3の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【図6】第4の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【図7】第5の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【図8】第6の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【図9】第7の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ
12 トレッド
12E 接地端
14 第1の周方向主溝
16 第2の周方向主溝
18 センター横溝
12E 接地端
20 センターブロック
22 横溝
28 ショルダー横溝
30 ショルダーブロック
32 横副溝
32B 小傾斜溝壁部
32A 幅広部
36 周方向副溝

Claims (11)

  1. タイヤ周方向に沿って延びる複数の周方向主溝と、前記周方向主溝と交差する方向に延びる複数の横溝とによって区画された複数のブロックをトレッドに備え、タイヤ赤道面に沿った断面で見たときに前記トレッドの接地端付近が略円弧曲線で形成されている空気入りタイヤであって、
    タイヤ幅方向最外側に配置された前記周方向主溝と、前記タイヤ幅方向最外側に配置された周方向主溝からタイヤ幅方向外側へ向けて延びる前記横溝とによって区画された複数のショルダーブロックからなるショルダーブロック列を備え、前記ショルダーブロックは、タイヤ幅方向最外側に配置された前記周方向主溝には連結せずに接地端のタイヤ幅方向内側から接地端を越えてタイヤ幅方向外側へ延びる横副溝を備え、接地端よりもタイヤ幅方向外側部分のタイヤ径方向外側表面の高さが前記横溝の両側で異なっている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 接地端よりもタイヤ幅方向外側部分において、前記ショルダーブロックのタイヤ径方向外側表面の高低差が0.3〜3.0mmの範囲内に設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記横副溝は、接地端よりもタイヤ幅方向外側の領域において、接地端よりもタイヤ幅方向内側に配置されている部分よりも溝幅が広い幅広部を有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記幅広部は、前記横副溝の接地端内側部分に対して1.2倍以上の溝幅を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ショルダーブロックは、接地端よりもタイヤ幅方向外側にタイヤ周方向に沿って延びる周方向副溝を備え、前記周方向副溝を境としてタイヤ幅方向外側に前記幅広部が設けられている、ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記横副溝は、接地端よりもタイヤ幅方向外側の領域において、接地端内側部分よりも溝壁傾斜角度を小さく設定した小傾斜溝壁部を有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記小傾斜溝壁部は、前記横副溝の接地端内側部分に対して、溝壁傾斜角度が1/2以下である、ことを特徴とする請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記ショルダーブロックは、接地端よりもタイヤ幅方向外側に周方向副溝を備え、前記周方向副溝を境にしてタイヤ幅方向外側に前記小傾斜溝壁部が設けられている、ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の空気入りタイヤ。
  9. タイヤ周方向に隣接する前記周方向副溝は、前記横溝及び前記横副溝の少なくとも一方を境界としてタイヤ幅方向に偏倚している、ことを特徴とする請求項5、請求項8の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記周方向副溝は、屈曲してタイヤ周方向に延びている、ことを特徴とする請求項5、請求項8、及び請求項9の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記周方向副溝は、接地端よりもタイヤ幅方向外側に配置され、
    前記ショルダーブロックの高低差を有するタイヤ径方向外表面は、前記周方向副溝を境にしてタイヤ幅方向外側に配置されている、ことを特徴とする請求項5、請求項8、請求項9、及び請求項10の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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