JPH0510248B2 - - Google Patents

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JPH0510248B2
JPH0510248B2 JP60299037A JP29903785A JPH0510248B2 JP H0510248 B2 JPH0510248 B2 JP H0510248B2 JP 60299037 A JP60299037 A JP 60299037A JP 29903785 A JP29903785 A JP 29903785A JP H0510248 B2 JPH0510248 B2 JP H0510248B2
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Japan
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switch
control
constant speed
vehicle speed
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Tokihiko Akita
Hitoshi Hyodo
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は車輌の速度を記憶し、車輌を自動的に
記憶速度に維持する定速走行装置に関するもの
で、特に、定速走行装置に定速走行に入る指示を
行うスイツチの異常を検出することができる定速
走行装置に関するものである。 [従来の技術] 一般に、定速走行装置のセツトスイツチは押圧
により現走行車速を記憶すると共に、定速走行制
御を開始するものであり、また、リジユームスイ
ツチは一旦解除された定速走行制御を、再び記憶
された定速走行の制御車速にて再開させるもので
ある。更に、セツトスイツチ及びリジユームスイ
ツチの作用を詳述すると、電子制御回路はセツト
スイツチのオンを検出して、現走行車速を記憶す
る記憶手段の用意を行い、セツトスイツチのオフ
を検出して、現走行車速を記憶すると共に定速走
行制御を開始する。また、リジユームスイツチの
オンを検出すると、定速走行制御を再開するか、
或いは、オン時間が所定値以上であると、リジユ
ームスイツチがオンされている間加速制御に入
る。加速制御に入つた後にリジユームスイツチの
オフを検出すると、このときの車速を記憶して定
速走行制御を開始する。 [発明が解決しようとする問題点] ところが、セツトスイツチまたはリジユームス
イツチがエンジンのスタート前から短絡していた
場合には、次のような事態が予測される。 まず、セツトスイツチの短絡は現走行車速を記
憶する記憶手段の用意を行う制御に入り、その状
態を継続する。しかし、一旦走行状態にはいつた
後に、セツトスイツチの短絡が解除されると、そ
の時の現走行車速を記憶すると共に、定速走行制
御を開始することになり、運転者の意に反した定
速走行に入る可能性がある。また、リジユームス
イツチが短絡すると加速制御に入るため、予期せ
ぬ加速が生ずる可能性がある。 これらの問題点を解消すべく特開昭57−52916
号公報の技術では、増速制御(インクリース)ス
イツチが故障等によつて操作状態のままとなつて
しまつた場合には、セツトスイツチを再び操作し
ても定速走行制御を開始できないようにしたフエ
ールセーフ機能を有する定速走行装置が開示され
ている。 しかし、この公報に掲載の技術は、増速制御ス
イツチが操作状態にある場合、セツトスイツチを
操作しても作動状態とならないように禁止回路を
設けたものであるから、電源投入時にセツトスイ
ツチが短絡された状態にあつて、走行中にその短
絡が解除された場合には、運転者の意思に反して
制御を開始する可能性がある。 そこで、本発明は上記問題を解決すべく、エン
ジンの始動時に、定速走行装置の制御に関与する
スイツチの短絡が生じていても、運転者が予期せ
ぬ定速走行状態、加速状態に入ることのない定速
走行装置の提供を目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明にかかる定速走行装置は、押圧により現
走行車速を記憶すると共に定速走行制御を開始す
るセツトスイツチ、一旦解除された定速走行制御
を再び記憶された定速走行の制御車速にて再開さ
せるリジユームスイツチ等の定速走行に関与する
スイツチ手段と、現車速を検出する車速検出手段
と、定速走行に入る速度を設定する所定の車速を
記憶する車速記憶手段と、前記記憶車速と現車速
とを比較し、その車速偏差をなくす方向にスロツ
トルバルブの開閉の制御を行うアクチユエータ手
段を制御する電子制御手段と、前記電子制御手段
に供給する電源の信号を一方の入力とし、セツト
スイツチ及びリジユームスイツチ等の定速走行に
関与するスイツチ手段の動作信号を他方の入力と
するスイツチ状態記憶手段と、該スイツチ状態記
憶手段の出力によつて定速走行に関与するスイツ
チの動作信号を拘束する禁止手段からなるもので
ある。 [作用] 本発明においては、定速走行の始動時に、セツ
トスイツチ、リジユームスイツチ等の定速走行に
関与するスイツチの短絡の判断を行い、短絡が生
じている場合には、一旦解除されない限り前記セ
ツトスイツチ及びリジユームスイツチ等の定速走
行に関与するスイツチの制御信号を受理しないか
ら、エンジンの始動時からスイツチの短絡が生じ
ていても、車輌が予期せぬ定速走行状態または加
速状態に陥るのを防止できる。 実施例 以下、本発明の一具体例を示す実施例について
説明する。 第1図は本発明の一実施例の定速走行装置の全
体構成図を示す。 この構成において、電子制御回路CPUはシン
グルチツプマイクロコンピユータにより構成さ
れ、車速信号を検出するリードスイツチSW2、
クラツチ(図示せず)の踏み込みを検出するクラ
ツチスイツチSW3、ブレーキ(図示せず)の踏
み込みを検出するブレーキスイツチSW6の出力
が入力される。また、セツトスイツチSW4、リ
ジユームスイツチSW5の出力は、NOT1及び
NAND1またはNOT2及びNAND2を介して
入力される。また、スロツトルバルブSVの開度
を制御する負圧アクチユエータACを作動させる
負圧をバキユームポンプBPで作り、それを蓄積
するサージタンクSTに配設したバキユームスイ
ツチSW7の出力が入力されている。 ここで、リジユームスイツチSW5は一旦解除
された定速走行制御を再び記憶された制御車速に
て再開させるものであり、またクラツチスイツチ
SW3及びブレーキスイツチSW6は定速走行制
御の解除スイツチ手段である。 リードスイツチSW2の近傍には、図示しない
スピードメータケーブルに接続された永久磁石
PMが配置されており、車輌の移動によつて永久
磁石PMが回転すると、リードスイツチSW2の
接点が開閉し、車速に比例した周波数のパルス
(車速信号)が電子制御回路CPUに送られる。 クラツチスイツチSW3は、車輌のクラツチペ
ダルに連動して開閉し、ブレーキスイツチSW6
は車輌のブレーキペダルに連動して開閉する。ブ
レーキスイツチSW6にはストツプランプLが接
続されており、ブレーキスイツチSW6のオン
(閉)でストツプランプLが点灯する。 セツトスイツチSW4及びリジユームスイツチ
SW5は、押しボタンスイツチであり、ドライバ
の操作のし易い位置に配置されている。セツトス
イツチSW4の押圧により車速が記憶されると共
に定速走行制御が開始され、ブレーキスイツチ
SW6の押圧で定速走行が解除されるが、記憶さ
れた車速は残る。リジユームスイツチSW5を押
せば、定速走行を解除する前の記憶車速で定速走
行制御が開始される。 前記セツトスイツチSW4の信号はNOT1の
出力を及び前記リジユームスイツチSW5の信号
はNOT2の出力を各々ORに導き、更に、ORの
出力をフリツプフロツプFFのセツト端子Sに入
力している。前記電子制御回路CPUに供給する
定電圧電源からの電圧VCCを抵抗R及びコンデン
サCからなる時定数回路及び増幅器A3介してフ
リツプフロツプFFのリセツト端子Rに入力して
いる。そして、フリツプフロツプFFの出力端子
は各々増幅器A1または増幅器A2介してナンド
ゲートNAND1またはナンドゲートNAND2の
入力となつている。なお、前記フリツプフロツプ
FFはセツト信号優先のセツトーリセツトフリツ
プフロツプ(R−SFF)からなる。 このフリツプフロツプFFの真理値表は下記の
如くなる。
【表】 セツトスイツチSW4及びリジユームスイツチ
SW5がオフの時は、図示しないプルアツプ抵抗
により、NOT1及びNOT2の出力は“L”とな
り、ORを出力は“L”となる。また、セツトス
イツチSW4またはリジユームスイツチSW5が
オンの時は、NOT1またはNOT2の出力は
“H”となり、ORの出力は“H”となる。そし
て、前記電子制御回路CPUに供給する定電圧電
源からの電圧VCCは、抵抗R及びコンデンサCか
らなる時定数回路を介して、フリツプフロツプ
FFのリセツト端子Rに供給されており、定速走
行装置に電源を投入した後、定電圧電源からの電
圧VCCが安定して供給されるようになつたとき
に、増幅器A3を介して“H”となるように時限
設定がされている。通常この設定時間は短い。 上記回路において、電子制御回路CPUに電源
スイツチSW1を介して電源が供給されるとき、
開放状態にあるセツトスイツチSW4及びリジユ
ームスイツチSW5は、NOT1及びNOT2の入
力側が図示しないプルアツプ抵抗により高い電位
となり、その出力側は“L”となる。NOT1及
びNOT2の出力を受けてORの出力が“L”とな
り、フリツプフロツプFFのセツト入力端子Sが
“L”となる。この間、時定数回路側にあるフリ
ツプフロツプFFのリセツト入力端子Rが“L”
である。その後、コンデンサCの充電が進み時定
数回路側の出力が“H”に転ずると、フリツプフ
ロツプFFの出力端子が“H”となる。 したがつて、ナンドゲートNAND1及びナン
ドゲートNAND2の一方の入力が“H”となり、
ナンドゲートNAND1及びナンドゲートNAND
2を開くから、電子制御回路CPUはセツトスイ
ツチSW4及びリジユームスイツチSW5の入力
を受付けることができる。 また、電子制御回路CPUに電源スイツチSW1
を介して電源が供給されるとき、短絡状態にある
セツトスイツチSW4、リジユームスイツチSW
5は、NOT1またはNOT2の入力側がアース電
位となり、その出力側は“H”となる。NOT1
及びNOT2の出力を受けてORの出力が“H”と
なり、フリツプフロツプFFのセツト入力端子S
が“H”となる。この間、時定数回路側にあるフ
リツプフロツプFFのリセツト入力端子Rが“L”
である。したがつて、フリツプフロツプFFの出
力は反転し、フリツプフロツプFFの出力端子が
“L”となる。その後、コンデンサCの充電が進
み時定数回路側の出力が“H”に転じても、フリ
ツプフロツプFFの出力端子は前の状態を維持し
“L”である。 故に、ナンドゲートNAND1及びナンドゲー
トNAND2の一方の入力が“L”となり、ナン
ドゲートNAND1及びナンドゲートNAND2を
閉じるから、電子制御回路CPUはセツトスイツ
チSW4及びリジユームスイツチSW5の入力を
受付けることができない。 しかし、車輌の運転中に前記短絡が解除された
とき、短絡状態にあつたセツトスイツチSW4、
リジユームスイツチSW5は、NOT1または
NOT2の入力側がアース電位から高い電位とな
り、その出力側は“L”となる。NOT1及び
NOT2の出力を受けてORの出力が“L”とな
り、フリツプフロツプFFのセツト入力端子Sが
“L”となる。このとき、時定数回路側にあるフ
リツプフロツプFFのリセツト入力端子Rが“H”
である。したがつて、フリツプフロツプFFの出
力は反転し、フリツプフロツプFFの出力端子が
“H”となり、ナンドゲートNAND1及びナンド
ゲートNAND2を開くから、電子制御回路CPU
はセツトスイツチSW4及びリジユームスイツチ
SW5の入力を受付けることができる。 なお、ブレーキスイツチSW6にはヒユーズF
を介して電源が供給され、電子制御回路CPUに
は電源スイツチSW1を介して電源が供給され
る。 電子制御回路CPUの出力には後述する負圧ア
クチユエータACを制御するコントロールバルブ
V1のソレノイドを駆動回路D1を介して、ベン
トバルブV2のソレノイドを駆動回路D2を介し
て、リリースバルブV3のソレノイドを駆動回路
D3を介してそれぞれ接続される。そして、バキ
ユームポンプBPのモータ等には駆動回路D4を
介して接続される。 負圧アクチユエータACは次のように構成され
ており、作動する。 負圧アクチユエータACはハウジングA5内に
配設されたダイアフラムA4によつて封止された
負圧室A1を構成し、前記ダイアフラムA4の反
対側は大気側A2となる。前記ダイアフラムA4
は負圧室A1側に配設された圧縮コイルスプリン
グA3により附勢されている。なお、前記ダイア
フラムA4はスロツトルバルブSVのバルブB2
を開閉するスロツトルロツドB1が接続されてい
る。 また、前記負圧アクチユエータACの負圧室A
1には、サージタンクSTの負圧をコントロール
バルブV1及びベントバルブV2及びリリースバ
ルブV3を介して導入している。 前記コントロールバルブV1はそのソレノイド
が励磁状態のとき、サージタンクSTの負圧を負
圧アクチユエータAC側に送出し、非励磁状態の
とき、それを遮断するものである。また、ベント
バルブV2は、そのソレノイドが励磁状態のと
き、コントロールバルブV1側から送出された負
圧を負圧アクチユエータAC側に送出し、非励磁
状態のとき、負圧アクチユエータAC側の負圧を
大気中に排出する。そして、リリースバルブV3
は制御系に異常が生じて、適格な制御が不可能に
なつたとき、負圧アクチユエータACの負圧室A
1の負圧を大気中に排出し、負圧室A1を大気圧
状態にするものである。このとき、スロツトルバ
ルブSVは、スロツトルロツドB1に押し戻され、
バルブB2を閉じる。通常、リリースバルブV3
のソレノイドは励磁状態にあり、ベントバルブV
2と負圧アクチユエータACの負圧室A1とが連
通状態となつている。 コントロールバルブV1及びベントバルブV2
はその制御が電子制御回路CPUによつてデユー
テイ比制御される。即ち、定速走行制御時には、
電子制御回路CPU内で記憶車速とその時の車速
とが比較され、その差が等しくなるように、前記
コントロールバルブV1及びベントバルブV2の
ソレノイドを励磁する信号のデユーテイ比を決定
する。例えば、減速が必要な場合にはデユーテイ
比は小さくなり、ベントバルブV2から大気を負
圧アクチユエータACに連通させる時間の割合を
大きくして、ダイアフラムA4によつてスロツト
ルバルブSVを閉じる。逆に、加速が必要なとき
はデユーテイ比を大きくし、負圧アクチユエータ
ACによりスロツトルバルブSVを開ける。 次に、電子制御回路CPUのマイクロコンピユ
ータの動作を第2図から第12図のフローチヤー
トを用いて説明する。 電源スイツチSW1がオンとなり、本プログラ
ムがスタートすると、ステツプ1でメモリを初期
設定する。このとき、制御状態分岐プログラムの
制御状態S=0の『待機状態制御フロー』を設定
する。ステツプ2で各スイツチSW2〜SW7の
状態を読み込む。 ステツプ3は制御状態Sを判断して、それに応
じた処理機能の選択を行く分岐ステツプである。
即ち、このプログラムが各制御状態に対応して分
岐し、その分岐されたプログラムに従つて機能す
るようにプログラミングされているから、各機能
毎に制御状態Sを指示して、各制御状態のフロー
の処理に入る。 ステツプ1で制御状態S=0に設定されている
から、ステツプ3でS=0の『待機状態制御フロ
ー』に入る。 制御状態S=0;『待機状態制御フロー』 このフローでは、リジユームスイツチSW5の
操作状態を検出し、制御系をキヤンセル状態とす
る。 このフローに入ると、まず、ステツプ01で全バ
ルブ、即ち、コントロールバルブV1及びベント
バルブV2、リリースバルブV3をオフ状態と
し、負圧アクチユエータACの制御を停止して、
定速走行制御の停止を行う。そして、ステツプ02
でリジユームスイツチSW5の操作状態を検出す
る。オンされているときにはステツプ03で記憶車
速をみて、記憶車速0Km/h(クリア状態)でな
いとき、ステツプ04で制御状態S=1の『フルオ
ン制御フロー』を設定し、更に、ステツプ05でバ
キユームポンプBPを作動状態とするバキユーム
ポンプフラグを立てる(“H”とする)。即ち、制
御状態S=1の『フルオン制御フロー』に入る準
備を行う。 また、リジユームスイツチSW5がオンされて
いないとき、或いは、記憶車速が0Km/h(クリ
ア状態)のときは、リジユーム機能を否定するこ
とであるから、制御状態Sを変化させない。 制御状態S=1;『フルオン制御フロー』 このフローは、負圧アクチユエータACを素早
く所定の位置まで駆動するために、見込制御を行
うものである。即ち、制御状態S=4の『減速制
御フロー』では、コントロールバルブV1がオフ
となつており、負圧アクチユエータACの負圧室
A1内の圧力が低下しており、『待機制御フロー』
では本定速走行制御に入つた時点、或いは、『キ
ヤンセル制御フロー』の後であるから、負圧アク
チユエータACの負圧室A1内の負圧と設定速度
とが一致していないから、このまま定速走行制御
が再開して、コントロールバルブV1をデユーテ
イ比制御しても、直ちには、所定のスロツトル開
度に達することができないためである。そこで、
ステツプ11で、このフローに初めて入つたか判断
して、初めて入つたとき、ステツプ12で全バルブ
V1,V2,V3をオンにして、ステツプ13で予
め車速に比例して長くするように定めたフルオン
制御時間を設定する。ステツプ11でこのフローに
入つてフルオン制御時間を設定した後のときに
は、ステツプ14で設定したフルオン制御時間の経
過をみる。フルオン制御時間を経過すると、ま
ず、ステツプ15で、コントロールバルブV1をオ
フとし、ステツプ16で制御状態S=2を設定し、
『定速制御フロー』に入る。 制御状態S=2;『定速制御フロー』 このフローは、記憶された車速で定速走行を行
うためのフローである。ステツプ201でリードス
イツチSW2のパルスから車速を得て、車速から
コントロールバルブV1及びベントバルブV2を
開閉するデユーテイ比を決定する。 ステツプ202からステツプ207はデユーテイ比制
御による車速制御において、何等かの原因により
車速が記憶車速に制御できない場合のステツプで
ある。まず、ステツプ205で車速偏差が15Km/h
より大きくなると、ステツプ206でリリースバル
ブV3をオフとし、負圧アクチユエータACの負
圧室A1内の負圧を減じて大気圧に等しくし、ス
ロツトルバルブSVの制御を解除する。そしてス
テツプ207でブザーをオンとして、それを報知す
る。そして、車速偏差が10Km/hより小さくなる
と、ステツプ203でリリースバルブV3をオンと
し、ステツプ204でブザーをオフとし、ステツプ
208でコントロールバルブV1及びベントバルブ
V2のデユーテイ比制御が有効に作用し、車輌の
定速走行制御が可能となる。このとき、ステツプ
202の車速偏差が10Km/hから、ステツプ205の車
速偏差が15Km/hに加速される間、及び、ステツ
プ205の車速偏差が15Km/hからステツプ202の車
速偏差が10Km/hまで減速される間は、負圧アク
チユエータACの制御を再開する設定値のヒステ
リシスとなる。 ステツプ209でリジユームスイツチSW5が所
定時間(ここでは、0.5秒)以上オンされると、
ステツプ210で制御状態S=3の『加速制御フロ
ー』を設定する。そして、ステツプ211でセツト
スイツチSW4がオンとなると、ステツプ212で
制御状態S=4の『減速制御フロー』を設定す
る。ステツプ213でクラツチスイツチSW3がオ
ンのとき、ステツプ214で制御状態S=1または
S=2であるかを判断する。即ち、クラツチスイ
ツチSW3にリジユーム機能を持たせているか
ら、『加速制御フロー』または『減速制御フロー』
のいずれから、このフローに入つたかを判断し、
両フローのいずれかからこのフローに入つたとき
は、ステツプ215で制御状態S=6の『クラツチ
リジユーム制御フロー』が設定され、そうでない
とき、ステツプ216でクラツチスイツチSW3の
オンにともなうキヤンセル機能の制御状態S=5
の『キヤンセル制御フロー』が設定される。ステ
ツプ217でブレーキスイツチSW6がオンとなる
と、ステツプ218で制御状態S=5の『キヤンセ
ル制御フロー』が設定される。ステツプ219及び
ステツプ220で、低速リミツトを判断し、現車速
が所定の制御車速以下であると、制御状態S=7
を設定し、定速走行制御を禁止する。そして、ス
テツプ221で『バキユームポンプ制御サブルーチ
ン』の処理に入る。 制御状態S=3;『加速制御フロー』 このフローでは、車輌の定速走行制御中に加速
して、定速走行速度を更新するためのフローであ
る。まず、ステツプ31で全バルブ、即ち、コン
トロールバルブV1及びベントバルブV2、リリ
ースバルブV3をオンとし、負圧アクチユエータ
ACの負圧室A1の負圧を上げ、スロツトルバル
ブSVを開き、ステツプ32でリジユームスイツ
チSW5がオフされるまで加速される。リジユー
ムスイツチSW5がオフされると、ステツプ33で
制御状態S=2の『定速制御フロー』を設定し、
そのときの車速をステツプ34でメモリに記憶す
る。 制御状態S=4;『減速制御フロー』 このフローは定速走行制御中に制御車速を減速
し、定速走行制御を再開するためのフローであ
り、定速走行制御中にセツトスイツチSW4がオ
ンされると制御状態S=4となつて、この『減速
制御フロー』に入る。ステツプ41でキヤンセル機
能を有するクラツチスイツチSW3またはブレー
キスイツチSW6のいずれかのスイツチがオンで
あるか判断し、いずれか一つでもオンのとき、ス
テツプ42で全バルブV1,V2,V3をオフとし
て、『減速制御フロー』に入つてからの定速走行
制御の停止を行う。ステツプ41でクラツチスイツ
チSW3またはブレーキスイツチSW6のいずれ
のスイツチもオンされていないとき、ステツプ43
でコントロールバルブV1及びベントバルブV2
をオフ、リリースバルブV3をオンとする。この
ように、負圧アクチユエータACの負圧供給を断
つと、徐々にスロツトルバルブSVが閉じて行き、
車速が漸次減ずることになる。ステツプ44でセツ
トスイツチSW4のオフを検出して、ステツプ45
でセツトスイツチSW4がオフになつた時点の車
速を記憶する。そして、ステツプ46で再び、キヤ
ンセル機能を有するクラツチスイツチSW3また
はブレーキスイツチSW6のいずれかがオンとな
つて、定速走行制御から脱しない限り、ステツプ
48で制御状態S=1を設定し、『フルオン制御フ
ロー』に入る。即ち、減速制御はセツトスイツチ
SW4がオンされている間継続し、セツトスイツ
チSW4がオフとなつた時点での車速で定速走行
を再開する。ステツプ46でクラツチスイツチSW
3またはブレーキスイツチSW6のいずれかがオ
ンとなると、ステツプ47で制御状態S=5を設定
し、『キヤンセル制御フロー』に入る。そして、
ステツプ44でセツトスイツチSW4がオンである
と、ステツプ49でバキユームポンプフラグを立て
る(“H”とする)。 制御状態S=5;『キヤンセル制御フロー』 このフローは、制御状態S=2の『定速制御フ
ロー』の処理中にクラツクスイツチSW3または
ブレーキスイツチSW6がオンとなると定速走行
制御を解除するものである。ステツプ51でキヤン
セル機能を有するクラツチスイツチSW3または
ブレーキスイツチSW6がオンになると、ステツ
プ52で制御状態S=0の『待機状態制御フロー』
が選択され、ステツプ53で全バルブV1,V2,
V3をオフ状態とする。 制御状態S=6;『クラツチリジユーム制御フロ
ー』 このフローは、制御状態S=2の『定速制御フ
ロー』の処理中に、クラツチスイツチSW3がオ
ンとなり、一旦、定速走行制御を解除して、再
び、定速走行制御に入るためのフローである。ま
ず、ステツプ61で全バルブV1,V2,V3をオ
フ状態とし、ステツプ62でクラツチスイツチSW
3がオフとなつたことが判断されると、ステツプ
63で制御状態S=1の『フルオン制御フロー』に
入る。 制御状態S=6;『低速リミツト制御フロー』 このフローは、ステツプ219及びステツプ220で
車速が所定の速度よりも低い場合にキヤンセル及
び記憶速度をクリアするものである。ステツプ71
で記憶車速をクリアし、ステツプ72で全バルブV
1,V2,V3をオフとし、ステツプ73で制御状
態S=7の『待機状態制御フロー』に入る。 以上が各制御状態フローの説明である。 そして『バキユームポンプ制御サブルーチン』
は、次のように制御するものである。 『バキユームポンプ制御サブルーチン』 ステツプ221で『バキユームポンプ制御サブル
ーチン』の処理に入る。ステツプ81でバキユーム
ポンプフラグが立つている(“H”)か判断して、
バキユームポンプフラグが立つているとき(“H”
のとき)、ステツプ82でタイマT1の設定時間が
経過するまで、ステツプ83でバキユームポンプ
BPを作動状態とする。ステツプ82でタイマT1
の設定時間が経過すると、ステツプ84でバキユー
ムポンプフラグを下ろし(“L”とする)、更に、
ステツプ85でタイマT1をクリアする。そして、
ステツプ81でバキユームポンプフラグが立つてい
ないとき(“L”のとき)、ステツプ86でバキユー
ムスイツチフラグが立つている(“H”)か判断
し、バキユームスイツチフラグが立つていないと
き(“L”のとき)、ステツプ91でバキユームスイ
ツチSW7がオンしているかをみる。ステツプ91
でバキユームスイツチSW7がオンしていないと
き、ステツプ90でバキユームポンプBPを停止さ
せる。ステツプ91でバキユームスイツチSW7の
オンが判断されると、ステツプ92でバキユームス
イツチフラグを立てる(“H”とする)。 一旦、ステツプ92でバキユームスイツチフラグ
が立つ(“H”となる)と、ステツプ86でバキユ
ームスイツチフラグが立つている(“H”になつ
ている)のを判断され、ステツプ87でタイマT2
の設定時間が経過するまで、ステツプ83でバキユ
ームポンプBPを作動状態とする。ステツプ87で
タイマT2の設定時間が経過すると、ステツプ88
でバキユームスイツチフラグを下ろし(“L”と
する)、ステツプ89でタイマT2をクリアして、
ステツプ90でバキユームポンプBPを停止させる。 上記のように動作する本発明の定速走行装置に
おいて、セツトスイツチSW4またはリジユーム
スイツチSW5が短絡状態になつていたとする。 電子制御回路CPUに電源スイツチSW1を介し
て電源が供給されると、短絡状態にあるスイツチ
側のNOT1またはNOT2の入力側がアース電位
となり、その出力側は“H”となる。NOT1及
びNOT2の出力を受けてORの出力が“H”とな
り、フリツプフロツプFFをセツト入力端子Sが
“H”となり、フリツプフロツプFFの出力端子が
“L”となる。この間、時定数回路側にあるフリ
ツプフロツプFFのリセツト入力端子Rが“L”
である。その後、コンデンサCの充電が進み時定
数回路側の出力が“H”に転じても、フリツプフ
ロツプFFの出力端子が、反転せず、“L”の状態
が維持される。したがつて、ナンドゲート
NAND1及びナンドゲートNAND2の一方の入
力が“L”となり、ナンドゲートNAND1及び
ナンドゲートNAND2を閉じるから、電子制御
回路CPUはセツトスイツチSW4及びリジユーム
スイツチSW5の入力を受付けない。 また、コンデンサCの充電が進み時定数回路側
の出力が“H”に転じた後に、セツトスイツチ
SW4またはリジユームスイツチSW5の短絡状
態が解除された場合には、フリツプフロツプFF
のリセツト入力端子Rが“H”、セツト入力端子
Sが“L”となり、フリツプフロツプFFの出力
端子が“H”となる。したがつて、ナンドゲート
NAND1及びナンドゲートNAND2の一方の入
力が“H”となり、ナンドゲートNAND1及び
ナンドゲートNAND2を開けるから、電子制御
回路CPUはセツトスイツチSW4及びリジユーム
スイツチSW5の入力を受付けることができる。 上記のように本発明の定速走行装置の実施例に
おいては、電子制御回路CPUに電源スイツチSW
1を介して電源が供給されるとき、セツトスイツ
チSW4、リジユームスイツチSW5等の定速走
行制御に関与するスイツチが短絡状態にあると、
一旦短絡が解除されるまで、それらのセツトスイ
ツチSW4、リジユームスイツチSW5等の定速
走行制御に関与するスイツチの出力を、電子制御
回路CPUの入力としないものであり、一旦短絡
が解除された以降の定速走行制御に関与するスイ
ツチの信号のみを、電子制御回路CPUの入力と
するものであるから、譬え、電源の投入時からセ
ツトスイツチSW4に短絡が生じていても、ステ
ツプ212の制御状態S=4の『減速制御フロー』
に入ることがなく、また、短絡が途中で開放され
ても、ステツプ44で車速が記憶され制御状態S=
2の『定速制御フロー』に入るのを阻止できる。
したがつて、運転者の意に反した定速走行に入る
可能性がない。 そして、リジユームスイツチSW5の短絡は、
制御状態S=2の『定速制御フロー』のステツプ
209で所定時間(ここでは、0.5秒)以上オン状態
の継続が確認されると、制御状態S=3の『加速
制御フロー』に入り、ステツプ31で全バルブが開
放されるが、それを阻止できるから、運転者の意
に反して車輌が加速されることがない。また、短
絡が途中で開放されると、制御状態S=3の『加
速制御フロー』のステツプ33で、車速が記憶され
制御状態S=2の『定速制御フロー』に入るのを
阻止できる。したがつて、運転者の意に反した定
速走行に入る可能性がない。 なお、上記実施例で用いた時定数回路は、コン
デンサCの充電が進み時定数回路側の出力が
“H”に転じるまでの時間は、定電圧電源回路の
立ち上がりが遅れて、フリツプフロツプFFのリ
セツト端子Rの入力が先行し、その出力結果が反
転するのを防止する機能を有するものである。し
たがつて、電源回路の種類によつては、必ずしも
必要としないが、この種の回路を設けておくと、
回路のばらつき等を吸収できる。 上記の本発明の定速走行装置の実施例では、定
速走行制御に関与するスイツチとして、セツトス
イツチSW4、リジユームスイツチSW5を対象
としたが、他に、アクセルペダルを踏圧すること
により、アクセルスイツチをオンして加速制御を
行うものにおいては、前記セツトスイツチSW
4、リジユームスイツチSW5に加えて、アクセ
ルスイツチをその対象に入れることができる。積
極的には、定速走行制御に関与するスイツチとし
て、加速制御及び定速制御に入るスイツチをその
対象とすると、運転者の意図しない加速制御及び
定速制御を回避することができるが、本発明を実
施する場合には、他の減速制御等のスイツチに使
用することができる。 また、本発明の定速走行装置の実施例では、フ
リツプフロツプFFの出力でナンドゲートNAND
1及びナンドゲートNAND2を閉じるように制
御しているが、本発明を実施する場合には、電子
制御回路CPUの入力方式に対応して、アンドゲ
ート(AND回路)、アナログゲート等の各種のゲ
ート類が使用できる。フリツプフロツプFFにつ
いても、セツトーリセツトフリツプフロツプに限
定されるものではなく、マイクロコンピユータの
クロツクパルスを使用してJ−Kフリツプフロツ
プ、或いは、Dフリツプフロツプ等の記憶回路が
使用できる。 特に、本実施例では、セツトーリセツトフリツ
プフロツプを用いて短絡が解除された場合には、
定速走行装置が機能するようにしているが、電源
投入の初期状態で短絡異常が発生していたとき、
それを確認する意味で、一旦電源スイツチSW1
をオフにしないと定速走行装置が機能しないよう
にすることもできる。この場合には、時定数回路
の立上りが完了すると、その出力でORの出力を
ゲート回路で閉じればよい。 そして、本発明の定速走行装置の実施例では、
フリツプフロツプFFの出力でゲートを開閉制御
しているが、本発明を実施する場合には、フリツ
プフロツプの出力によつて、表示燈、LED、ブ
ザー等のデイスプレイ手段を用いてその作動状態
を表示してもよい。 以上の各実施例は、電子制御手段に供給する電
源が投入された際の前記スイツチの状態を記憶す
るスイツチ状態記憶手段として、電子制御回路
CPUに外付けされた記憶回路を前提としたが、
電子制御回路CPU内でこの処理をすることもで
きる。 第13図は本発明の他の実施例の定速走行装置
の全体構成図である。本実施例は、第1図の実施
例の定速走行装置の全体構成図と構成部分が変化
しないので、各構成部分の説明は省略する。ま
た、電子制御回路CPUのマイクロコンピユータ
の動作においても、共通する制御が多いので、特
に、第1図の実施例と相違する処理についてフロ
ーについてのみ、第14から第19図の定速走行
制御動作のフローチヤートを用いて説明する。 まず、電源スイツチSW1がオンとなり、本プ
ログラムがスタートすると、ステツプL1でメモ
リを初期設定する。このとき、制御状態分岐プロ
グラムの制御状態S=0の『待機状態制御フロ
ー』を設定する。そして、ステツプL2からステ
ツプL7で、本プログラムのスタート時の定速走
行制御に関与するスイツチ手段の状態の判断及び
記憶処理に入る。即ち、ステツプL2でセツトス
イツチSW4がオン状態か判断し、オンのときに
はステツプL3でセツトスイツチフラグを立てる
(“H”とする)。オフのときにはステツプL4でセ
ツトスイツチフラグを下した状態(“L”)とす
る。また、ステツプL5でリジユームスイツチSW
5がオン状態か判断し、オンのときにはステツプ
L6でリジユームスイツチフラグを立てる(“H”
とする)。オフのときにはステツプL7でリジユー
ムスイツチフラグを下した状態(“L”)とする。
そして、ステツプL8で各スイツチSW2〜SW7
の状態を読み込む。 ステツプL9は、制御状態Sを判断してそれに
応じた処理機能の選択を行う分岐ステツプであ
る。即ち、このプログラムが各制御状態に対応し
て分岐し、その分岐されたプログラムに従つて機
能するようにプログラミングされているから、各
機能毎に制御状態Sを指示して、各制御状態のフ
ローの処理に入る。 ステツプL1で制御状態S=0に設定されてい
るから、ステツプL9でS=0の『待機状態制御
フロー』に入る。 制御状態S=0;『待機状態制御フロー』 このフローでは、リジユームスイツチSW5の
操作状態の検出並びに本プログラムのスタート時
のセツトスイツチフラグ及びリジユームスイツチ
フラグの状態を判断し、制御系をキヤンセル状態
に維持する。 このフローに入ると、まず、ステツプL01で全
バルブ、即ち、コントロールバルブV1及びベン
トバルブV2、リリースバルブV3をオフ状態と
し、負圧アクチユエータACの制御を停止して、
定速走行制御の停止を行う。そして、ステツプ
L02でリジユームスイツチSW5の操作状態を検
出する。リジユームスイツチSW5がオンされて
いるときには、ステツプL03でスタート時のセツ
トスイツチフラグが立つている(“H”)か判断
し、立つていない(“L”の)とき、更に、ステ
ツプL04でスタート時のリジユームスイツチフラ
グが立つている(“H”)か判断する。ステツプ
L04でリジユームスイツチフラグが立つていない
(“L”の)とき、ステツプL05で記憶車速をみ
て、記憶車速0Km/h(クリア状態)でないとき、
ステツプL06で制御状態S=1の『フルオン制御
フロー』を設定し、更に、ステツプL07でバキユ
ームポンプBPを作動状態とするバキユームポン
プフラグを立てる(“H”とする)。即ち、制御状
態S=1の『フルオン制御フロー』に入る準備を
行う。 また、ステツプL02でリジユームスイツチSW
5がオンされていないとき、或いは、ステツプ
L03でセツトスイツチフラグ、ステツプL04でリ
ジユームスイツチフラグが立つている(“H”)と
き、或いは、ステツプL05で記憶車速が0Km/h
(クリア状態)のときは、リジユーム機能を否定
することであるから、制御状態Sを変化させな
い。 制御状態S=1;『フルオン制御フロー』 第4図と同一であるので省略する。 制御状態S=2;『定速制御フロー』 このフローは、記憶された車速で定速走行を行
うためのフローである。また、セツトスイツチ
SW4、リジユームスイツチSW5がオフである
と、セツトスイツチフラグ、リジユームスイツチ
フラグを下す(“L”とする)処理を行う。 ステツプL201でリードスイツチSW2のパルス
から車速を得て、車速からコントロールバルブV
1及びベントバルブV2を開閉するデユーテイ比
を決定する。 ステツプL202からステツプL207はデユーテイ
比制御による車速制御において、何等かの原因に
より車速が記憶車速に制御できない場合のステツ
プである。まず、ステツプL205で車速偏差が15
Km/hより大きくなると、ステツプL206でリリ
ースバルブV3をオフとし、負圧アクチユエータ
ACの負圧室A1内の負圧を減じて大気圧に等し
くし、スロツトルバルブSVの制御を解除する。
そして、ステツプL207でブザーをオンとして、
それを報知する。そして、ステツプL202で車速
偏差が10Km/hより小さくなると、ステツプ
L203でリリースバルブV3をオンとし、ステツ
プL204でブザーをオフとし、ステツプL208でコ
ントロールバルブV1及びベントバルブV2のデ
ユーテイ比制御が有効に作用し、車輌の定速走行
制御が可能となる。このとき、ステツプL202の
車速偏差が10Km/hから、ステツプL205の車速
偏差が15Km/hに加速される間、及び、ステツプ
L205の車速偏差が15Km/hからステツプL202の
車速偏差が10Km/hまで減速される間は、負圧ア
クチユエータACの制御を再開する設定値のヒス
テリシスとなる。 ステツプL209でリジユームスイツチSW5が所
定時間(ここでは、0.5秒)以上オンされると、
ステツプL210で制御状態S=3の『加速制御フ
ロー』を設定する。そして、ステツプL211でセ
ツトスイツチSW4がオンになり、更に、ステツ
プL212でセツトスイツチフラグ、ステツプL213
でリジユームスイツチフラグが立つていない
(“L”の)とき、ステツプL214で制御状態S=
4の『減速制御フロー』を設定する。ステツプ
L215でクラツチスイツチSW3がオンのとき、ス
テツプL216で制御状態S=1またはS=2であ
るかを判断する。即ち、クラツチスイツチSW3
にリジユーム機能を持たせているから、『加速制
御フロー』または『減速制御フロー』のいずれか
ら、このフローに入つたかを判断し、両フローの
いずれがからこのフローに入つたときは、ステツ
プL217で制御状態S=6の『クラツチリジユー
ム制御フロー』が設定され、そうでないとき、ス
テツプL218でクラツチスイツチSW3のオンにと
もなうキヤンセル機能の制御状態S=5の『キヤ
ンセル制御フロー』が設定される。ステツプ
L219でブレーキスイツチSW6がオンとなると、
ステツプL220で制御状態S=5の『キヤンセル
制御フロー』が設定される。ステツプL221及び
ステツプL222で、低速リミツトを判断し、現車
速が所定の制御車速以下であると、制御状態S=
7を設定し、定速走行制御を禁止する。このフロ
ーに入つてから、ステツプL223でセツトスイツ
チSW4のオフが検出されると、ステツプL224で
セツトスイツチフラグを下す(“L”とする)。ま
た、ステツプL225でリジユームスイツチSW5の
オフが検出されると、ステツプL226でリジユー
ムスイツチフラグを下す(“L”とする)。なお、
ステツプL223でセツトスイツチSW4がオン、ス
テツプL225でリジユームスイツチSW5がオンで
あると、セツトスイツチフラグ、リジユームスイ
ツチフラグは立つた(“H”の)状態を維持する。
そして、ステツプL227で『バキユームポンプ制
御サブルーチン』の処理に入る。 制御状態S=3;『加速制御フロー』 このフローは、車輌の定速走行制御中に加速し
て、定速走行速度を更新するためのフローであ
る。しかし、セツトスイツチフラグまたはリジユ
ームスイツチフラグが立つているとき(“H”の
とき)それを否定する。 まず、ステツプL31で全バルブ、即ち、コント
ロールバルブV1及びベントバルブV2、リリー
スバルブV3をオンとし、負圧アクチユエータ
ACの負圧室A1の負圧を上げ、スロツトルバル
ブSVを開き、ステツプL32でリジユームスイツ
チSW5がオフになるまで加速される。リジユー
ムスイツチSW5がオフになると、ステツプL33
でセツトスイツチフラグが立つている(“H”)か
判断し、更にステツプL34でリジユームスイツチ
フラグが立つている(“H”)か判断する。セツト
スイツチフラグ及びリジユームスイツチフラグが
立つていない(“L”の)とき、ステツプL35で
制御状態S=2の『定速制御フロー』を設定し、
そのときの車速をステツプL36でメモリに記憶す
る。 制御状態S=4;『減速制御フロー』 制御状態S=5;『キヤンセル制御フロー』 制御状態S=6;『クラツチリジユーム制御フロ
ー』 制御状態S=7;『低速リミツト制御フロー』 『バキユームポンプ制御サブルーチン』 は、各々第8図、第9図、第10図、第11図、
第12図と同一であるのでその説明を省略する。 上記実施例では、セツトスイツチSW4または
リジユームスイツチSW5の短絡状態が、電源ス
イツチSW1の投入後に解除されると、セツトス
イツチSW4のオンにより定速走行制御に入り、
ステツプL223でセツトスイツチSW4のオフが検
出されると、ステツプL224でセツトスイツチフ
ラグを下す(“L”とする)。また、ステツプ
L225でリジユームスイツチSW5のオフが検出さ
れると、ステツプL226でリジユームスイツチフ
ラグを下す(“L”とする)。したがつて、短絡が
解除されると正常な定速走行に入ることができ
る。 なお、前記ステツプL223でセツトスイツチSW
4のオフが検出されると、ステツプL224でセツ
トスイツチフラグを下す(“L”とする)ルーチ
ン、及び、ステツプL225でリジユームスイツチ
SW5のオフが検出されると、ステツプL226でリ
ジユームスイツチフラグを下す(“L”とする)
ルーチンを省略すると、短絡が解除されても、電
源スイツチSW1の解除によつてのみ、正常動作
に入ることができることになる。 このようにして、電子制御回路CPUのみでも、
電子制御回路CPUに供給する電源が投入された
際に、定速走行制御に関与するセツトスイツチ
SW4、リジユームスイツチSW5等のスイツチ
手段の状態を記憶するスイツチ状態記憶手段と、
前記スイツチ状態記憶手段の出力に応じて、前記
電子制御回路CPUが定速走行に関与する制御に
入るのを禁止する禁止手段によつて、第1図に示
した制御と同一の制御ができる。 また、本発明を実施する場合には、セツトスイ
ツチフラグ及びリジユームスイツチフラグの内容
によつて、表示燈、LED、ブザー等のデイスプ
レイ手段を用いてその作動状態を表示することも
できる。即ち、第1図の実施例と同様に変形して
使用することができる。 [発明の効果] 以上のように、本発明の定速走行装置は、電子
制御手段に供給する電源が投入されたとき、定速
走行制御に関与す定速走行車速を記憶すると共に
定速走行制御を開始するセツトスイツチ、或いは
一旦解除された定速走行制御を再び定速走行の制
御車速にて開始させるリジユームスイツチ、或い
は車速を増速するアクセルスイツチの各スイツチ
状態を記憶するスイツチ状態記憶手段によつて、
何れかのスイツチが動作中であるとを記憶してい
るとき、前記電子制御手段が定速走行制御に入る
のを禁止手段で禁止すものである。 したがつて、エンジンの始動時に、定速走行制
御に関与するスイツチの短絡等の判断を行い、短
絡等が生じている場合には一旦解除されない限
り、セツトスイツチ、リジユームスイツチ、アク
セルスイツチ等の定速走行制御に関与するスイツ
チの制御信号を受理しないから、エンジンの始動
時に、定速走行制御に関与するスイツチの短絡等
が生じていても、車輌が走行中に予期せぬ定速走
行状態または加速状態に入るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の定速走行装置の全
体構成図、第2図から第12図は電子制御回路の
定速走行制御動作のフローチヤート、第13図は
本発明の他の実施例の定速走行装置の全体構成
図、第14図から第19図は第13図で示した実
施例の電子制御回路の定低速走行制御動作のフロ
ーチヤートである。 図において、BP……バキユームポンプ、SV…
…スロツトルバルブ、AC……負圧アクチユエー
タ、ST……サージタンク、CPU……電子制御回
路、FF……フリツプフロツプ、NAND1,
NAND2……ナンドゲート、A1〜A3……増
幅器、である。なお、図中、同一符号及び同一記
号は、同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 定速走行制御に関与するスイツチ手段と、定
    速走行を行う所定の車速を記憶する車速記憶手段
    と、スロツトルバルブを開閉するアクチユエータ
    手段と、前記記憶車速と現車速とを比較し、その
    車速偏差をなくす方向に前記アクチユエータ手段
    を制御する電子制御手段とを具備する定速走行装
    置において、 前記電子制御手段に供給する電源が投入された
    とき、前記定速走行制御に関与する定速走行車速
    を記憶すると共に定速走行制御を開始するセツト
    スイツチ、一旦解除された定速走行制御を再び定
    速走行の制御車速にて再開させるリジユームスイ
    ツチ、車速を増速するアクセルスイツチの各スイ
    ツチ状態を記憶するスイツチ状態記憶手段と、前
    記スイツチ状態記憶手段が何れかのスイツチが動
    作中であることを記憶しているとき、前記電子制
    御手段が定速走行制御に入るのを禁止する禁止手
    段を設けたことを特徴とする定速走行装置。
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