JPH0510156U - ラツクピニオン式ステアリング装置の伸縮カバー取付け構造 - Google Patents

ラツクピニオン式ステアリング装置の伸縮カバー取付け構造

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JPH0510156U
JPH0510156U JP6407691U JP6407691U JPH0510156U JP H0510156 U JPH0510156 U JP H0510156U JP 6407691 U JP6407691 U JP 6407691U JP 6407691 U JP6407691 U JP 6407691U JP H0510156 U JPH0510156 U JP H0510156U
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JP
Japan
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rack
housing
expansion
covers
cover
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Pending
Application number
JP6407691U
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English (en)
Inventor
圭治 野村
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0510156U publication Critical patent/JPH0510156U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ピニオン3に噛み合うラック4を覆うハウジ
ング5の端部の開口5a、5bからラック4の端部が突出さ
れる。そのハウジング5の端部の開口5a、5bを覆う弾性
材製の伸縮カバー21、22の一端がハウジング5側に取り
付けられると共に他端がラック4側に取り付けられる。
その伸縮カバー21、22の一端に環状のコイルバネ25が埋
め込まれ、ハウジング5の外周に環状の周溝26が形成さ
れ、この周溝26に伸縮カバー21、22の一端が嵌合され
る。 【効果】 伸縮カバーとハウジングの間のシール性を向
上し、環状のコイルバネの腐食を防止し、伸縮カバーの
取付け作業の簡単化を図ることができ、伸縮カバーのハ
ウジングからの抜けを防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラックピニオン式ステアリング装置におけるハウジングの端部の開 口を覆う伸縮カバーの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
操向操作入力により回転するピニオンと、このピニオンに噛み合うラックと、 このラックを覆うハウジングとを備え、そのハウジングの端部の開口からラック の端部が突出され、このラックの端部を介し操向用車輪が連結され、そのラック の車両幅方向移動により車両の操舵がなされるラックピニオン式ステアリング装 置が用いられている。
【0003】 このようなラックピニオン式ステアリング装置にあっては、ハウジングの端部 の開口から泥水や塵埃等が侵入するのを防止するため、例えばベローズのような 弾性材製の伸縮カバーによりそのハウジングの端部の開口を覆っている。
【0004】 従来、そのような伸縮カバーの取り付けのため、ハウジングの外周に伸縮カバ ーの一端を嵌合し、その伸縮カバーの外周をステンレス製のバンドにより締め付 け、伸縮カバーの他端をラック側にネジやクリップにより固定していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
バンドにより伸縮カバーをハウジングに締め付ける場合、バンドの重なり部分 において締め付け力が不足し、伸縮カバーとハウジングとの間のシールを充分に 行なうことができないという問題があった。また、バンドの材料として耐蝕性を 図るためにステンレス材を用いるため、材料コストが嵩み、長期間使用すると塩 害により破損するという問題もあった。さらにバンドの締め付け作業に時間を要 するものであった。
【0006】 本考案は、上記従来技術の問題を解決することのできるラックピニオン式ステ アリング装置における伸縮カバー取付け構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴とするところは、操向操作入力により回転するピニオンと、この ピニオンに噛み合うラックと、このラックを覆うハウジングとを備え、そのハウ ジングの端部の開口からラックの端部が突出され、このラックの端部を介し操向 用車輪が連結され、そのハウジングの端部の開口を覆う弾性材製の伸縮カバーの 一端がハウジング側に取り付けられると共に他端がラック側に取り付けられ、そ のラックの車両幅方向移動により車両の操舵がなされるラックピニオン式ステア リング装置において、前記伸縮カバーの一端に環状のコイルバネが埋め込まれ、 前記ハウジングの外周に環状の周溝が形成され、この周溝に伸縮カバーの一端が 嵌合される点にある。
【0008】
【作用】
本考案の構成によれば、ハウジングの外周に形成された環状の周溝に、環状の コイルバネが埋め込まれた伸縮カバーの一端が嵌合されるため、そのコイルバネ の弾性力により伸縮カバーの内周面をハウジングの外周の周溝面に均一に密着さ せ、伸縮カバーとハウジングとの間をシールすることができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0010】 図2に示すラックピニオン式油圧パワーステアリング装置1は、操向操作用の ハンドル(図示省略)に連結される入力軸2と、この入力軸2の回転により回転 するピニオン3と、このピニオン3に噛み合うラック4と、このラック4を覆う ハウジング5とを備えている。
【0011】 そのラック4の各端はハウジング5の両端に形成された開口5a、5bから突 出し、このラック4の各端にボールジョイント6、7を介してタイロッド17、 18が取付けられ、このタイロッド17、18を介して操向用車輪(図示省略) が取付けられる。これにより、入力軸2の回転によりピニオン3が回転するとラ ック4が車両幅方向に移動して車両の操舵がなされる。
【0012】 ハウジング5の内周とラック4の外周との間をシールする一対のシール部材1 2、13が設けられ、このシール部材12、13の間において、ラック4にピス トン8が設けられている。これにより、両シール部材12、13の間にピストン 8によって仕切られる一対の油室9、10が形成されている。
【0013】 各油室9、10に操向方向に応じた圧油を供給するため、前記入力軸2の外周 に公知のコントロールバルブ14が設けられている。このバルブ14は圧油供給 用のポンプ(図示省略)に配管接続されると共に各油室9、10に配管15、1 6を介し接続される。これにより、ピストン8を介してラック4に油圧が作用し て操向補助力が生じる。
【0014】 そして、ハウジング5の各端部の開口5a、5bが弾性材製の伸縮カバー21 、22により覆われている。この伸縮カバー21、22は本実施例ではゴム製の ベローズにより構成されている。各伸縮カバー21、22の一端はハウジング5 側に取付けられ、他端はバンド23、24によりタイロッド17、18に固定さ れることでラック4側に取付けられている。これによりラック4の車両幅方向移 動に伴って伸縮カバー21、22は伸縮する
【0015】 図1に示すように、各伸縮カバー21、22の一端に図3に示すような環状の コイルバネ25が埋め込まれている。このコイルバネ25は、伸縮カバー21、 22をモールドを用いて成形する際にモールド内に配置することで埋め込まれる 。また、ハウジング5の各端の外周には環状の周溝26が形成されている。各周 溝26に伸縮カバー21、22の一端が嵌合される。これにより、コイルバネ2 5の弾性力により伸縮カバー21、22の一端は周溝26の内面に押し付けられ る。
【0016】 上記構成によれば、伸縮カバー21、22は環状のコイルバネ25によりハウ ジング5の外周に締め付けられるため、その締め付け力が均一なものとなり、ハ ウジング5と伸縮カバー21、22との隙間をなくし、泥水や塵埃等の侵入を確 実に防止できる。また、環状のコイルバネ25は伸縮カバー21、22に埋め込 まれているため、容易に腐食することはない。また、伸縮カバー21、22のハ ウジング5への取付けは、周溝26に対して一端を嵌合するだけでよく極めて容 易なものである。さらに、その周溝26に一端が嵌合されることにより、伸縮カ バー21、22はハウジング5から容易に抜け出ることはない。
【0017】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。
【0018】 例えば、周溝26の内面は上記実施例では曲面としたが、図4に示すようにV 字状としたり、図5に示すようにコ字形としたり、図6に示すように径方向外方 に向かうに従い開口幅が小さくなる形状とし、その溝形状に伸縮カバー21、2 2の一端の形状を合致させるようにしてもよい。
【0019】 また上記実施例ではパワーステアリング装置に本考案を適用したがマニュアル ステアリング装置に適用してもよい。また、上記実施例ではハウジングの両端か らラックが突出するステアリング装置に本考案を適用したが、ハウジングの一端 からのみラックが突出するステアリング装置に適用することもできる。
【0020】
【考案の効果】
本考案によるラックピニオン式ステアリング装置の伸縮カバー取付け構造によ れば、環状のコイルバネにより伸縮カバーをハウジングに対し締め付けるため、 均一な締め付け力を作用させることができ、バンドにより締め付けるものに比べ 伸縮カバーとハウジングの間のシール性を向上することができる。その環状のコ イルバネは伸縮カバーに埋め込まれるため腐食が防止される。また、伸縮カバー の一端をハウジングの外周の周溝に嵌合するだけで締め付け力を作用させること ができ、伸縮カバーの取付け作業の簡単化を図ることができる。さらに、ハウジ ングの外周の周溝に伸縮カバーの一端が嵌合されるため、伸縮カバーのハウジン グからの抜けを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る伸縮カバー取付け構造の
要部の断面図
【図2】本考案の実施例に係るステアリング装置の断面
【図3】本考案の実施例に係る環状のコイルバネの部分
断面図
【図4】本考案の異なった実施例に係る伸縮カバー取付
け構造の断面図
【図5】本考案の異なった実施例に係る伸縮カバー取付
け構造の断面図
【図6】本考案の異なった実施例に係る伸縮カバー取付
け構造の断面図
【符号の説明】
3 ピニオン 4 ラック 5 ハウジング 5a、5b 開口 21、22 伸縮カバー 25 環状のコイルバネ 26 周溝

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 操向操作入力により回転するピニオン
    と、このピニオンに噛み合うラックと、このラックを覆
    うハウジングとを備え、そのハウジングの端部の開口か
    らラックの端部が突出され、このラックの端部を介し操
    向用車輪が連結され、そのハウジングの端部の開口を覆
    う弾性材製の伸縮カバーの一端がハウジング側に取り付
    けられると共に他端がラック側に取り付けられ、そのラ
    ックの車両幅方向移動により車両の操舵がなされるラッ
    クピニオン式ステアリング装置において、前記伸縮カバ
    ーの一端に環状のコイルバネが埋め込まれ、前記ハウジ
    ングの外周に環状の周溝が形成され、この周溝に伸縮カ
    バーの一端が嵌合されることを特徴とするラックピニオ
    ン式ステアリング装置の伸縮カバー取付け構造。
JP6407691U 1991-07-18 1991-07-18 ラツクピニオン式ステアリング装置の伸縮カバー取付け構造 Pending JPH0510156U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6407691U JPH0510156U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 ラツクピニオン式ステアリング装置の伸縮カバー取付け構造

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JP6407691U JPH0510156U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 ラツクピニオン式ステアリング装置の伸縮カバー取付け構造

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JPH0510156U true JPH0510156U (ja) 1993-02-09

Family

ID=13247638

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6407691U Pending JPH0510156U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 ラツクピニオン式ステアリング装置の伸縮カバー取付け構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501014U (ja) * 1973-05-07 1975-01-08

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59154811A (ja) * 1983-02-22 1984-09-03 Sanyo Electric Co Ltd 自動レベル調整回路
JPS61100508A (ja) * 1984-10-19 1986-05-19 Shiseido Co Ltd 化粧料
JPS6327009U (ja) * 1986-08-05 1988-02-22
JPH0225776B2 (ja) * 1984-03-01 1990-06-05 Kyushu Sekisui Kogyo

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