JPH0645102Y2 - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
- Publication number
- JPH0645102Y2 JPH0645102Y2 JP1988122205U JP12220588U JPH0645102Y2 JP H0645102 Y2 JPH0645102 Y2 JP H0645102Y2 JP 1988122205 U JP1988122205 U JP 1988122205U JP 12220588 U JP12220588 U JP 12220588U JP H0645102 Y2 JPH0645102 Y2 JP H0645102Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- cover member
- housing
- blind lid
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、たとえば田植機のポンプ部等に用いられる
密封装置に関する。
密封装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の密封装置としては、たとえば第7図に示
すようなものがある。すなわち、図示例の密封装置は、
ポンプ部100のシール用として用いられるもので、可動
軸としてのポンプ軸104のシールと、ハウジング101の端
面101aのシールを図るものである。ポンプ軸104の摺動
部をシールするパッキン103は、その内周がハウジング
端面101aに開口形成された装着穴102内周に流体密に嵌
着され、内周側に設けられたリップ103aがポンプ軸104
外周に密封接触している。一方、ハウジング端面101aは
泥水等にさらされるので、カバー部材105によって被覆
して防錆を図っていた。
すようなものがある。すなわち、図示例の密封装置は、
ポンプ部100のシール用として用いられるもので、可動
軸としてのポンプ軸104のシールと、ハウジング101の端
面101aのシールを図るものである。ポンプ軸104の摺動
部をシールするパッキン103は、その内周がハウジング
端面101aに開口形成された装着穴102内周に流体密に嵌
着され、内周側に設けられたリップ103aがポンプ軸104
外周に密封接触している。一方、ハウジング端面101aは
泥水等にさらされるので、カバー部材105によって被覆
して防錆を図っていた。
また、このポンプ部100は、複数のポンプ106を一体に組
み付けてユニット化したものでハウジング端面101aには
ポンプ106の最大装着数に対応する数だけ装着穴102が設
けられている。そして、最大装着数よりも少ない数のポ
ンプ106を装着する場合には、ポンプ軸104が無い装着穴
102が空洞となるので、図示しない盲蓋を嵌着して密封
していた。
み付けてユニット化したものでハウジング端面101aには
ポンプ106の最大装着数に対応する数だけ装着穴102が設
けられている。そして、最大装着数よりも少ない数のポ
ンプ106を装着する場合には、ポンプ軸104が無い装着穴
102が空洞となるので、図示しない盲蓋を嵌着して密封
していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記従来技術の場合には、パッキン103を
装着した後にカバー部材105をハウジング101の端面101a
に装着しなければならず、組み付けに手間がかかるとい
う問題があった。また、カバー部材105を設けてはいる
ものの、カバー部材105とパッキン103の境目から泥水等
の密封対象物がカバー部材105とハウジング端面101a間
に侵入していまい、ハウジング端面101aの腐食防止効果
が充分に果たせないという問題があった。特に、このよ
うに複数のパッキン103が設けられている場合には、カ
バー部材105とパッキン103の境界部が多くなるために、
ケース端面101aが腐食しやすくなってしまう。
装着した後にカバー部材105をハウジング101の端面101a
に装着しなければならず、組み付けに手間がかかるとい
う問題があった。また、カバー部材105を設けてはいる
ものの、カバー部材105とパッキン103の境目から泥水等
の密封対象物がカバー部材105とハウジング端面101a間
に侵入していまい、ハウジング端面101aの腐食防止効果
が充分に果たせないという問題があった。特に、このよ
うに複数のパッキン103が設けられている場合には、カ
バー部材105とパッキン103の境界部が多くなるために、
ケース端面101aが腐食しやすくなってしまう。
また、盲蓋を用いる場合には、部品点数が増加して取扱
が煩雑になると共に、コスト高になるという問題もあっ
た。
が煩雑になると共に、コスト高になるという問題もあっ
た。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、簡単な構成で、
組み付け作業が容易にでき、しかもハウジング端面の防
錆を完全に行ない得る密封装置を提供することにある。
れたもので、その目的とするところは、簡単な構成で、
組み付け作業が容易にでき、しかもハウジング端面の防
錆を完全に行ない得る密封装置を提供することにある。
また、他の目的とするところは、盲蓋を用いる場合の取
扱の容易化、およびコスト低減を図ることにある。
扱の容易化、およびコスト低減を図ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあっては、ハウジ
ング端面に開口する複数の装着穴内周に流体密に嵌着さ
れ上記ハウジングに対して相対移動する複数の可動軸に
対して摺動自在に密封接触する複数のパッキンと、上記
ハウジングに設けた複数の装着穴のうち上記可動軸が無
い装着穴を閉塞するための盲蓋と、上記ハウジング端面
を被覆するカバー部材と、を備えた密封装置において、
上記盲蓋は上記パッキンの型成形工程における中間製品
であって、上記可動軸に対して密封接触する内径側を閉
塞する余剰部分を残存させてなるもので、該盲蓋と複数
の上記中間製品の上記余剰部分を除去してなる最終製品
の上記パッキンとを共に一つの上記カバー部材にて一体
化してなることを特徴としている。
ング端面に開口する複数の装着穴内周に流体密に嵌着さ
れ上記ハウジングに対して相対移動する複数の可動軸に
対して摺動自在に密封接触する複数のパッキンと、上記
ハウジングに設けた複数の装着穴のうち上記可動軸が無
い装着穴を閉塞するための盲蓋と、上記ハウジング端面
を被覆するカバー部材と、を備えた密封装置において、
上記盲蓋は上記パッキンの型成形工程における中間製品
であって、上記可動軸に対して密封接触する内径側を閉
塞する余剰部分を残存させてなるもので、該盲蓋と複数
の上記中間製品の上記余剰部分を除去してなる最終製品
の上記パッキンとを共に一つの上記カバー部材にて一体
化してなることを特徴としている。
(作用) しかして、パッキンとカバー部材とが一体化されている
ので、パッキンを装着穴に取付けるだけで、カバー部材
がハウジング端面に自動的に装着される。
ので、パッキンを装着穴に取付けるだけで、カバー部材
がハウジング端面に自動的に装着される。
また、パッキンとカバー部材を一体化しているので、パ
ッキンとカバー部材の境界に隙間が生じることなく、密
封対象物の侵入が防止される。
ッキンとカバー部材の境界に隙間が生じることなく、密
封対象物の侵入が防止される。
さらに、複数のパッキンを一つのカバー部材にて一体化
しているので、ハウジングに複数の装着穴が設けられて
いる場合の装着作業が容易になる。
しているので、ハウジングに複数の装着穴が設けられて
いる場合の装着作業が容易になる。
また、盲蓋を複数のパッキンと共にカバー部材によって
一体化しているので、盲蓋も一体的に取り扱うことがで
きる。
一体化しているので、盲蓋も一体的に取り扱うことがで
きる。
さらに、盲蓋はパッキンの型成形工程における中間製品
であって、可動軸に対して密封接触する内径側を閉塞す
る余剰部分を残存させてなるものであるから、盲蓋とパ
ッキンの成形型を共用できると共に、改めてシール不要
な可動軸が無い部分に対応して盲蓋を成形する必要がな
くなり、その分、部品点数が少なくてすみ、取り扱いが
煩雑になることがない。
であって、可動軸に対して密封接触する内径側を閉塞す
る余剰部分を残存させてなるものであるから、盲蓋とパ
ッキンの成形型を共用できると共に、改めてシール不要
な可動軸が無い部分に対応して盲蓋を成形する必要がな
くなり、その分、部品点数が少なくてすみ、取り扱いが
煩雑になることがない。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。本考
案の一実施例に係る密封装置を示す第1図乃至第4図に
おいて、1は密封装置全体を示しており、従来例と同様
の田植機のポンプ部2のシールとして用いる場合を例に
よって説明する。
案の一実施例に係る密封装置を示す第1図乃至第4図に
おいて、1は密封装置全体を示しており、従来例と同様
の田植機のポンプ部2のシールとして用いる場合を例に
よって説明する。
このポンプ部2は、並列に配列された複数のポンプ21を
一つのケーシング22に一体的に組み付けてユニット化し
たもので、各ポンプ21はジョイント23を介してポンプ軸
24に連結されている。ケーシング22は、上記ポンプ21を
回転自在に支持するポンプ用ケース221と、各ポンプ軸2
4を回転自在に支持するハウジングとしての軸用ケース2
22と、ポンプ用ケース221と軸用ケース222間に介在さ
れ、上記ジョイント23部を取り囲む中空室25を形成する
固定用ケース223とからなっており、軸用ケース222とポ
ンプ用ケース221の各固定フランジ222a,221a間がボルト
224,ナット225によって連結固定されている。
一つのケーシング22に一体的に組み付けてユニット化し
たもので、各ポンプ21はジョイント23を介してポンプ軸
24に連結されている。ケーシング22は、上記ポンプ21を
回転自在に支持するポンプ用ケース221と、各ポンプ軸2
4を回転自在に支持するハウジングとしての軸用ケース2
22と、ポンプ用ケース221と軸用ケース222間に介在さ
れ、上記ジョイント23部を取り囲む中空室25を形成する
固定用ケース223とからなっており、軸用ケース222とポ
ンプ用ケース221の各固定フランジ222a,221a間がボルト
224,ナット225によって連結固定されている。
密封装置1は、可動軸としてのポンプ軸24をシールする
パッキン31と、パッキン31が嵌着されるハウジングとし
ての軸用ケース222の端面226を被覆するカバー部材4
と、から構成されている。
パッキン31と、パッキン31が嵌着されるハウジングとし
ての軸用ケース222の端面226を被覆するカバー部材4
と、から構成されている。
パッキン3としては、この実施例では、いわゆるばね付
き外周ゴムタイプのオイルシールが用いられ、その外周
はめ合い部31が軸用ケース端面226に開口する装着穴5
に流体密に嵌合されている。この外周はめ合い部31の密
封対象流体側Fの端縁には半径方向外方に向かって延び
る外向きフランジ32が全周に亙って設けられている。ま
た、パッキン3の内周側には、ポンプ軸24に摺動自在に
密封接触するゴム状弾性体製のシールリップ33が設けら
れている。
き外周ゴムタイプのオイルシールが用いられ、その外周
はめ合い部31が軸用ケース端面226に開口する装着穴5
に流体密に嵌合されている。この外周はめ合い部31の密
封対象流体側Fの端縁には半径方向外方に向かって延び
る外向きフランジ32が全周に亙って設けられている。ま
た、パッキン3の内周側には、ポンプ軸24に摺動自在に
密封接触するゴム状弾性体製のシールリップ33が設けら
れている。
一方、軸用ケース端面226を被覆するカバー部材4はベ
ロー状で、ほぼ断面ハット形状を呈し、円形状のケース
端面226全体を被覆している。すなわち、カバー部材4
の天面部41はケース端面226に密接し、円筒状の周壁部4
2が軸用ケース222の側壁に密接しており、周壁部42の先
端縁には半径方向外方に向かって延びるフランジ部43が
形成されている。また、カバー部材4の天面部41には、
軸用ケース端面226に設けられた装着穴5に対応して複
数の穴44が設けられている。この穴44は円周方向に6個
サークル状に等配されている。穴44の内径は、軸用ケー
ス222に設けられた装着穴5の穴径よりも若干小径で、
パッキン3の外周はめ合い部31の内径とほぼ同一径に設
定されている。
ロー状で、ほぼ断面ハット形状を呈し、円形状のケース
端面226全体を被覆している。すなわち、カバー部材4
の天面部41はケース端面226に密接し、円筒状の周壁部4
2が軸用ケース222の側壁に密接しており、周壁部42の先
端縁には半径方向外方に向かって延びるフランジ部43が
形成されている。また、カバー部材4の天面部41には、
軸用ケース端面226に設けられた装着穴5に対応して複
数の穴44が設けられている。この穴44は円周方向に6個
サークル状に等配されている。穴44の内径は、軸用ケー
ス222に設けられた装着穴5の穴径よりも若干小径で、
パッキン3の外周はめ合い部31の内径とほぼ同一径に設
定されている。
そして、このカバー部材4に設けた穴44の周縁部に、全
周に亙って上記パッキン3の外向きフランジ31が装着材
等により流体密に一体的に固定されている。
周に亙って上記パッキン3の外向きフランジ31が装着材
等により流体密に一体的に固定されている。
カバー部材は、この実施例ではゴム状弾性体によって成
形されている。もちろん、ケース端面226の防錆を図り
得る材料であれば、他の材料を用いることができる。
形されている。もちろん、ケース端面226の防錆を図り
得る材料であれば、他の材料を用いることができる。
一方、ケーシング22は、図示例では最大6個のポンプ21
を装着可能で、場合によっては、1つでも、2つでも、
6個以下の任意の数だけ装着することができるもので、
この例では4つのポンプ21が装着されている。この場
合、4本軸では4条植用、6本軸では6条植用となる。
そして、ポンプが装着されていない軸用ケース222の装
着穴5には盲蓋6が嵌着されて密封されている。
を装着可能で、場合によっては、1つでも、2つでも、
6個以下の任意の数だけ装着することができるもので、
この例では4つのポンプ21が装着されている。この場
合、4本軸では4条植用、6本軸では6条植用となる。
そして、ポンプが装着されていない軸用ケース222の装
着穴5には盲蓋6が嵌着されて密封されている。
盲蓋6は、上記パッキン3の成形加工工程途中の中間製
品が利用される。すなわち、パッキン3は、たとえば第
5図に示されるような成形型7を用いて加硫成形され、
型成形終了後の成形体の段階では、シールリップ33の先
端部を閉塞するようにゴム材料の余剰部分8が残存する
ようにしておく。この余剰部分8を除去して最終製品と
してのオイルシールが完成される。この中間過程の余剰
部分8によってパッキンの内径側を閉塞しておけば、盲
蓋6として機能することになる。このようにすれば、パ
ッキン3と盲蓋6成形用の成形型を共用することがで
き、コスト軽減を図ることができる。また、パッキン3
の中間製品の余剰部分8によって盲蓋6としての機能を
なしているので、改めてポンプが装着されていない軸用
ケース222の装着穴5に対応して盲蓋を成形する必要が
ないので、その分、部品点数が少なくてすみ、取り扱い
が煩雑になることがない。
品が利用される。すなわち、パッキン3は、たとえば第
5図に示されるような成形型7を用いて加硫成形され、
型成形終了後の成形体の段階では、シールリップ33の先
端部を閉塞するようにゴム材料の余剰部分8が残存する
ようにしておく。この余剰部分8を除去して最終製品と
してのオイルシールが完成される。この中間過程の余剰
部分8によってパッキンの内径側を閉塞しておけば、盲
蓋6として機能することになる。このようにすれば、パ
ッキン3と盲蓋6成形用の成形型を共用することがで
き、コスト軽減を図ることができる。また、パッキン3
の中間製品の余剰部分8によって盲蓋6としての機能を
なしているので、改めてポンプが装着されていない軸用
ケース222の装着穴5に対応して盲蓋を成形する必要が
ないので、その分、部品点数が少なくてすみ、取り扱い
が煩雑になることがない。
上記構成の密封装置1のポンプ部2への組付け作業は次
のようにして行なわれる。
のようにして行なわれる。
まず、ケーシング22を組立てる前に、第6図に示すよう
に、密封装置1の各パッキン3を軸用ケース222の各装
着穴5内周に装着する。パッキン3の装着は、パッキン
3の外向きフランジ32が軸用ケース222の開口部端面226
に当接するまで、パッキン3を装着穴5に押し込むこと
によりなされる。
に、密封装置1の各パッキン3を軸用ケース222の各装
着穴5内周に装着する。パッキン3の装着は、パッキン
3の外向きフランジ32が軸用ケース222の開口部端面226
に当接するまで、パッキン3を装着穴5に押し込むこと
によりなされる。
各パッキン3を装着穴5に装着すると、軸用ケース222
の端面226全体が、自動的にカバー部材4によって被覆
されることになる。
の端面226全体が、自動的にカバー部材4によって被覆
されることになる。
パッキン3の装着が終了した後、上記軸用ケース222と
ポンプ用ケース221との間に固定用ケース223を介在さ
せ、ボルト224,ナット225によって軸方向に締付け固定
する。
ポンプ用ケース221との間に固定用ケース223を介在さ
せ、ボルト224,ナット225によって軸方向に締付け固定
する。
この実施例では、軸用ケース222の固定フランジ222aの
付け根部に固定用ケース223の端部が当接し、この当接
部に上記カバー部材4のフランジ部43が位置するように
なっている。したがって、フランジ部43は固定ケース22
3の端部と軸用ケース222の固定フランジ222aとの間で挟
みつけられて、中空室25が液密に密封される。
付け根部に固定用ケース223の端部が当接し、この当接
部に上記カバー部材4のフランジ部43が位置するように
なっている。したがって、フランジ部43は固定ケース22
3の端部と軸用ケース222の固定フランジ222aとの間で挟
みつけられて、中空室25が液密に密封される。
なお、この実施例では、パッキン3としてオイルシール
を例にとって説明したが、オイルシールに限定されるも
のでは無く、可動軸の摺動部をシールする各種パッキン
を広く利用することができる。また、可動軸としてはこ
の実施例のような回転軸に限られるものでは無く、往復
動の場合にも適用可能である。
を例にとって説明したが、オイルシールに限定されるも
のでは無く、可動軸の摺動部をシールする各種パッキン
を広く利用することができる。また、可動軸としてはこ
の実施例のような回転軸に限られるものでは無く、往復
動の場合にも適用可能である。
さらに、この例では密封装置を田植機のポンプ部のシー
ルに適用する場合について説明したが、可動軸の摺動部
のシールのみでなくハウジング端面のシールを要する各
種装置のシール部に広く適用できるものである。
ルに適用する場合について説明したが、可動軸の摺動部
のシールのみでなくハウジング端面のシールを要する各
種装置のシール部に広く適用できるものである。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用を有するもので、パッキ
ンとカバー部材とを一体化したので、パッキンを装着す
れば自動的にカバー部材が装着されることになり、組み
付け作業が極めて簡単になる。また、パッキンとカバー
部材が一体化されていることから、パッキンとカバー部
材間の隙間を解消でき、ハウジング端面を完全にシール
できる。
ンとカバー部材とを一体化したので、パッキンを装着す
れば自動的にカバー部材が装着されることになり、組み
付け作業が極めて簡単になる。また、パッキンとカバー
部材が一体化されていることから、パッキンとカバー部
材間の隙間を解消でき、ハウジング端面を完全にシール
できる。
また、複数のパッキンを一つのカバー部材でもって一体
化されているので、複数の可動軸を備えたハウジングに
対する組み付け作業の容易化を図ることができ作業能率
が向上する。
化されているので、複数の可動軸を備えたハウジングに
対する組み付け作業の容易化を図ることができ作業能率
が向上する。
さらに、可動軸の無い箇所の装着穴を密封する盲蓋をも
複数のパッキンと共にカバー部材にて一体化しているの
で、装着作業の一層の容易化を図ることができる。
複数のパッキンと共にカバー部材にて一体化しているの
で、装着作業の一層の容易化を図ることができる。
さらにまた、盲蓋はパッキンの型成形工程における中間
製品であって、可動軸に対して密封接触する内径側を閉
塞する余剰部分を残存させてなるものであるから、改め
てシール不要な可動軸の無い部分に対応して盲蓋を成形
する必要がなくなり、その分、部品点数が少なくてす
み、取り扱いが煩雑になることがない。
製品であって、可動軸に対して密封接触する内径側を閉
塞する余剰部分を残存させてなるものであるから、改め
てシール不要な可動軸の無い部分に対応して盲蓋を成形
する必要がなくなり、その分、部品点数が少なくてす
み、取り扱いが煩雑になることがない。
また、盲蓋は上記のようにパッキンの型成形工程におけ
る中間製品であるため、盲蓋とパッキンの成形型を共用
することができ、コスト低減を図ることができる。
る中間製品であるため、盲蓋とパッキンの成形型を共用
することができ、コスト低減を図ることができる。
第1図は本考案の一実施例に係る密封装置の要部縦断面
図、第2図は第1図の密封装置が適用されるポンプ部の
縦断面図、第3図は第1図の密封装置の全体構成を示す
平面図、第4図は第3図の盲蓋部のIV−IV線に沿う拡大
断面図、第5図はパッキンの成形型の一例を示す要部概
略断面図、第6図は第2図のポンプ部の組立て状態を説
明するための要部分解断面図、第7図は従来の密封装置
が適用されたポンプ部の要部縦断面図である。 符号の説明 1…密封装置、2…ポンプ部 21…ポンプ、22…ケーシング 221…ポンプ用ケース 222…軸用ケース(ハウジング) 223…固定用ケース 226…端面(ハウジング端面) 23…ジョイント、24…ポンプ軸 25…中空室 3…パッキン、31…外周はめ合い部 32…外向きフランジ 4…カバー部材、41…天面部 42…周壁部、43…フランジ部 44…穴 5…装着穴、6…盲蓋 7…成形型、8…余剰部分
図、第2図は第1図の密封装置が適用されるポンプ部の
縦断面図、第3図は第1図の密封装置の全体構成を示す
平面図、第4図は第3図の盲蓋部のIV−IV線に沿う拡大
断面図、第5図はパッキンの成形型の一例を示す要部概
略断面図、第6図は第2図のポンプ部の組立て状態を説
明するための要部分解断面図、第7図は従来の密封装置
が適用されたポンプ部の要部縦断面図である。 符号の説明 1…密封装置、2…ポンプ部 21…ポンプ、22…ケーシング 221…ポンプ用ケース 222…軸用ケース(ハウジング) 223…固定用ケース 226…端面(ハウジング端面) 23…ジョイント、24…ポンプ軸 25…中空室 3…パッキン、31…外周はめ合い部 32…外向きフランジ 4…カバー部材、41…天面部 42…周壁部、43…フランジ部 44…穴 5…装着穴、6…盲蓋 7…成形型、8…余剰部分
Claims (1)
- 【請求項1】ハウジング端面に開口する複数の装着穴内
周に流体密に嵌着され上記ハウジングに対して相対移動
する複数の可動軸に対して摺動自在に密封接触する複数
のパッキンと、上記ハウジングに設けた複数の装着穴の
うち上記可動軸が無い装着穴を閉塞するための盲蓋と、
上記ハウジング端面を被覆するカバー部材と、を備えた
密封装置において、 上記盲蓋は上記パッキンの型成形工程における中間製品
であって、上記可動軸に対して密封接触する内径側を閉
塞する余剰部分を残存させてなるもので、該盲蓋と複数
の上記中間製品の上記余剰部分を除去してなる最終製品
の上記パッキンとを共に一つの上記カバー部材にて一体
化してなることを特徴とする密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988122205U JPH0645102Y2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988122205U JPH0645102Y2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0244166U JPH0244166U (ja) | 1990-03-27 |
JPH0645102Y2 true JPH0645102Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31369916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988122205U Expired - Lifetime JPH0645102Y2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645102Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6085666U (ja) * | 1983-11-14 | 1985-06-13 | エヌオーケー株式会社 | 密封装置 |
-
1988
- 1988-09-20 JP JP1988122205U patent/JPH0645102Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0244166U (ja) | 1990-03-27 |
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