JPH0510068A - 冷蔵庫収納家具 - Google Patents

冷蔵庫収納家具

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JPH0510068A
JPH0510068A JP3277490A JP27749091A JPH0510068A JP H0510068 A JPH0510068 A JP H0510068A JP 3277490 A JP3277490 A JP 3277490A JP 27749091 A JP27749091 A JP 27749091A JP H0510068 A JPH0510068 A JP H0510068A
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refrigerator
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連結部材の機構を簡素化し、冷蔵庫扉を製作
後に連結部材を取付けることを可能にし、かつ、冷蔵庫
扉と家具扉との間隔調整部を意匠的に出さないようにで
きる冷蔵庫収納家具を得る。 【構成】 冷蔵庫扉5と家具扉2を一体に開閉する連結
部材22を係合部材23と軸部材24で構成する。この
軸部材24には一端に冷蔵庫扉5の先端部外面に螺着さ
せるねじ部24aと、他端に一回り太く形成した頭部2
4bを備える。また係合部材23はスライド部材11に
摺動自在に係合し、かつ軸部材24の頭部24bを嵌入
して、この頭部24bを傾動可能に支持する。あるい
は、係合部材23は軸部材24の頭部24bを嵌入し、
かつスライド部材11に摺動自在に係合して、係合部材
23の一端で傾動可能に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷蔵庫を収納した冷
蔵庫収納家具に係り、特に家具扉と冷蔵庫扉とを一体に
開閉できる連結部材を備えた冷蔵庫収納家具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図26ないし図31は例えば本出願人が
先に出願した特願平2−175504号明細書に示され
た従来の冷蔵庫収納家具であり、図において、1は箱状
をした木製、樹脂製或いは金属製の家具で、室内インテ
リアにマッチさせたデザインが施されている。2は上記
家具1の開口部に取付けられた家具扉、3はこの家具扉
2の前面上部に取付けられた取手、4は上記家具1の内
部に収納された冷蔵庫、5はこの冷蔵庫4の開口部に取
付けられた冷蔵庫扉で、上記家具扉2とこの冷蔵庫扉5
は同一方向に開かれる。6は上記冷蔵庫扉5の先端部に
取付けられた連結部材で、全体が略L字板状に形成され
ており、取付板7と略板状の係合部材8とがそれぞれ端
部において軸9で軸支された構成となっている。10は
冷蔵庫扉5の先端部に埋設された収納部材で、四角板の
3辺にフランジ10aが設けられ、中央部に穴10bが
穿設されたものである。11は上記家具扉2の先端部内
面に水平方向に取付けられ、断面が凸状をしたスライド
部材であり、このスライド部材11の底板部両端は係合
部11aとして、上記連結部材6の係合部材8の溝部8
aと係合して水平方向に摺動可能にされている。また、
このスライド部材11の突出部11bは上記家具扉2と
対向し、先端部に穿設された取付穴11cに取付ねじ1
2が取付けられることによって、上記家具扉2の内面に
固定されている。なお、上記スライド部材11の取付穴
11cの底板部側には凹部が設けられて、上記取付ねじ
12の頭部が収められ、摺動面に出ないようにされてい
る。
【0003】13は上記冷蔵庫扉5の先端部に穿設され
た貫通穴、14は冷蔵庫扉5の先端部のスライド部材1
1側の面に穿設された穴状の開口部である。上記収納部
材10はフランジ10aの先端が冷蔵庫扉5の先端面裏
側と当接し、このフランジ10aのない部分は上記冷蔵
庫扉5の開口部14位置と一致している。そして、上記
冷蔵庫扉5の先端面と上記収納部材10とによって収納
部15が形成されている。連結部材6は取付板7部が上
記冷蔵庫扉5の開口部14から挿入され、収納部15内
に収納された後、貫通穴13から挿入された取付ねじ1
6によって冷蔵庫扉5に取付けられている。なお、上記
収納部15は上記取付ねじ16の頭部が冷蔵庫扉5の先
端面の内部に隠れる大きさに形成されている。上記取付
板7には長穴7aが穿設され、この長穴7aに取付ねじ
16が取付けられることによって、連結部材6が冷蔵庫
扉5の収納部15内に固定される。17は冷蔵庫扉5の
貫通穴13を塞ぐシールである。
【0004】次に動作について説明する。家具扉2及び
冷蔵庫扉5を閉成したときは図31に示すように、スラ
イド部材11の係合部11aが先端部側において係合部
材8の溝部8aと係合している。この状態から家具扉2
の取手3を手前側に引くと、スライド部材11と連結部
材6とは係合しているので、家具扉2に引張られて冷蔵
庫扉5も同時に開かれていく。このとき、家具扉2と冷
蔵庫扉5の回転中心は異なるので、閉成したときの平行
状態から開成するに従って家具扉2と冷蔵庫扉5との間
で徐々に角度がついてくる。また、スライド部材11と
連結部材6の位置関係は開くに従って徐々にずれてき
て、回転半径の大きい家具扉2に取付けられたスライド
部材11は連結部材6に対して飛出して係合部材8の溝
部8a内をスライドし、図31に示したように、手前側
に動く。このようにして、家具扉2を開くことによって
冷蔵庫扉5も同時に開くことができる。
【0005】ところで、家具扉2及び冷蔵庫扉5は開く
に従って平行状態から徐々に角度がついてくるが、連結
部材6の係合部材8は取付板7に対して軸9を中心に回
動することができるので、係合部材8はスライド部材1
1の係合部11aに追随することができる。即ち、図3
0に示すように、家具扉2及び冷蔵庫扉5を開いたと
き、連結部材6の係合部材8は平行位置から角度A度だ
け家具扉2寄りに回動する。一方、スライド部材11は
上記係合部材8に引張られることがないので、家具扉2
との平行状態を維持している。したがって、係合部材8
とスライド部材11との摺動面には無理な力が働かな
い。また連結部材6の取付板7が冷蔵庫扉5の先端面裏
側の収納部15に収納されて取付けられているので、先
端面からの張出しがなく、左右一対の冷蔵庫扉5の間隔
が狭くても互いに干渉することがない。さらに、連結部
材6の取付板7及び取付ねじ16は冷蔵庫扉5の先端面
の内側に隠れ、しかもシール17を貼れば見えなくなる
ので、この部分の見栄えを向上させている。また、取付
板7の長穴7aと取付ねじ16とによって、家具扉2と
冷蔵庫扉5との間隔を調整している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷蔵庫収納家具
は以上のように構成されているので、冷蔵庫扉と家具扉
との間隔を調整するため、取付ねじを挿入する貫通穴を
冷蔵庫扉先端面にあけなければならず、シールでかくし
ても扉を開けたときシールが見えて意匠的に見苦しく、
かつ取付板の位置を変更するときシールをはがさねばな
らず、また取付板をねじの締めつけによる摩擦で固定し
ているため、扉開閉の繰り返しや、力を扉に加えたとき
取付板の固定部分がズレる恐れがあるという問題点があ
った。また、連結部材が係合部材、軸、取付板で構成さ
れているため組立てる必要があり、さらに冷蔵庫扉にあ
らかじめ収納部材などを装着しておかなければならず、
連結部材の取付前に加工を必要とするなどの問題点があ
った。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、扉を開けたとき意匠的に見苦し
くなく、扉開閉の繰り返しや、扉に力を加えたときでも
しっかり冷蔵庫扉と家具扉との間隔を保ち、かつ連結部
材の構成を簡単にでき、また冷蔵庫扉製作後に連結部材
の取付加工ができる冷蔵庫収納家具を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷蔵庫収
納家具は、一端に冷蔵庫扉の先端部外面または家具扉の
先端部内面の何れか他方に螺着するねじ部と他端に一回
り太く形成した頭部とを備えた軸部材と、スライド部材
に摺動可能に係合し、かつ上記軸部材の頭部を嵌入し、
この軸部材の先端まわりに傾動可能に支持する係合部材
とを備え、家具扉と冷蔵庫扉を一体に開閉させる連結部
材を設けたものである。
【0009】またこの発明に係る冷蔵庫収納家具は、一
端に冷蔵庫扉の先端部外面または家具扉の先端部内面の
何れか他方に螺着するねじ部と他端に一回り太く形成し
た頭部とを備えた軸部材と、この軸部材の頭部を嵌入
し、かつスライド部材に摺動可能に係合し、このスライ
ド部材を傾動可能に支持する係合部材とを備え、家具扉
と冷蔵庫扉を一体に開閉させる連結部材を設けたもので
ある。
【0010】
【作用】この発明における連結部材は、軸部材のねじ部
が冷蔵庫扉の先端部外面または家具扉の先端部内面に取
付き、その軸部材をねじ込むことによって冷蔵庫扉と家
具扉との間隔を調整できる。また、係合部材が上記軸部
材の頭部に嵌合され、扉開閉時、冷蔵庫扉と家具扉との
なす角に応じ、軸部材の頭部を支点として傾動する。
【0011】またこの発明における連結部材は、扉開閉
時、冷蔵庫扉と家具扉とのなす角に応じ、スライド部材
が、軸部材の頭部に嵌合された係合部材の一端を支点と
して傾動する。
【0012】
【実施例】
実施例1 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
ないし図9において、従来例と同一符号は、従来の構成
部分と同一または相当部分を示し、その詳細な説明は省
略する。図において、18は冷蔵庫扉5の先端部外面に
取付けられた取付板、18aはこの取付板18に穿設さ
れ、内面にねじ山を設けたパーリング穴、18bは上記
取付板18を上記冷蔵庫扉5の先端部に取付けるための
取付ねじ19を挿入する穴、20は上記パーリング穴1
8aの逃し穴、21は取付ねじ19の取付穴、22は上
記家具扉2と冷蔵庫扉5を一体に開閉させる連結部材、
23はこの連結部材22を構成する冷蔵庫扉5の先端部
に取付けられた係合部材で、スライド部材11の底板部
両端の係合部11aにこの係合部材23の溝部23aを
係合してスライド部材11に水平方向に摺動可能にされ
ている。24は一端に上記パーリング穴18aに螺着す
るねじ部24aと、他端に他の部分より一回り太く形成
され、円板状になった頭部24b及び中間は丸棒部24
cをもつ軸部材で、上記連結部材22を構成している。
【0013】25は上記軸部材24の頭部24bを納め
る上記係合部材23の溝部、26は上記係合部材23の
溝部25側の面に所定の角度Aをなし、係合部材23の
摺動方向の一端から突出した係合板部で、係合部材23
に一体に形成している。27はこの係合板部26の先端
に設けられた切欠部で、この切欠部27は丸棒部24c
の外径より少し小さい間隔で、かつ丸棒部24cを押し
込むことにより係合板部26がたわみ通過できる相対向
する案内面27aと、丸棒部24cの外径より大きく、
円板状の頭部24bの外径より小さい大きさをもった略
C字面27bからなり、この略C字面27bの係合板部
26の根元側面27cは係合板部26面に垂直で、係合
板部26の先端側面27dは係合部材23の溝部25側
の面と垂直になっている。また軸部材24の丸棒部24
cは、係合部材23の切欠部27に嵌合され、ねじ部2
7aは取付板18のパーリング穴18aにねじ込まれて
いる。
【0014】次に動作について説明する。家具扉2及び
冷蔵庫扉5を閉成したときは、図6に示すようにスライ
ド部材11の係合部11aが先端部側において連結部材
22の係合部材23の溝部23aと係合している。この
状態から家具扉2の取手3を手前側に引くと、スライド
部材11と連結部材22とは係合しているので、家具扉
2に引張られて冷蔵庫扉5も同時に開かれていく。この
とき家具扉2と冷蔵庫扉5の回転中心は異なるので、閉
成したときの平行状態から開成するに従って家具扉2と
冷蔵庫扉5との間で徐々に角度がついてくる。またスラ
イド部材11と連結部材22の位置関係は開くに従って
徐々にずれてきて、回転半径の大きい家具扉2に取付け
られたスライド部材11は連結部材22に対して飛出し
て溝部23a内をスライドし、図7に示したように手前
側に動く。このようにして、家具扉2を開くことによっ
て冷蔵庫扉5も同時に開くことができる。
【0015】ところで、家具扉2及び冷蔵庫扉5は開く
に従って平行状態から徐々に角度がついてくるが、連結
部材22の係合部材23は軸部材24の円板状の頭部2
4bを中心に回動することができるとともに左右に傾動
できるので、係合部材23はスライド部材11の係合部
11aに追随することができる。すなわち、図8,図9
に示すように、家具扉2及び冷蔵庫扉5を閉成している
とき、係合部材23はスライド部材11と平行状態にあ
り、かつ軸部材24の軸線に対して垂直になっており、
かつ係合部材23の係合板部26の切欠部27の根元側
面27cは軸線に対して角度Aをなしている。また、家
具扉2及び冷蔵庫扉5を開いたとき、係合部材23は平
行位置から角度Aだけ家具扉2寄りに回動する。一方ス
ライド部材11は上記係合部材23に引張られることが
ないので、家具扉2との平行状態を維持している。した
がって係合部材23とスライド部材11との摺動面には
無理な力が働かない。また軸部材24は取付板18にね
じ込まれているので、軸部材24を回転させることで、
連結部材22は軸線に対して上下し、家具扉2及び冷蔵
庫扉5の間隔を調整することができる。
【0016】実施例2 なお、上記実施例1では軸部材24の頭部24bを円板
状にしたが、図10(a),(b),(c)に示すよう
に一般のねじの頭でもよく、またそこにドライバーなど
の工具が差し込める十字形溝28a又は一字形溝28b
及び六角レンチが差し込める六角穴28cを設けてもよ
く、軸部材24を回転させやすくできる。
【0017】実施例3 また、上記実施例1では取付板18を冷蔵庫扉5の先端
外面に2本の取付ねじ19で取付けるものを示したが、
図11に示すように取付板18の挿入穴18bの1つを
爪部29に形成して取付穴21に係止させる構成として
もよく、取付板18の取付けを容易にできる。
【0018】実施例4 さらに、上記実施例では取付板18を四角の板で構成し
たものを示したが図12に示すように円形にし、パーリ
ング穴18aの外側にテーパねじ30を施すことによっ
て冷蔵庫扉5の先端外面の逃し穴20にねじ込み、取付
板18を取付けてもよく、取付板18を安価にでき、か
つ、取付けを容易にできる。
【0019】実施例5 さらにまた、上記実施例では取付板18を介してねじ部
材24のねじ部24aを冷蔵庫扉5に螺着させたものを
示したが、直接冷蔵庫扉5に螺着させる構成(図示せ
ず)としてもよく、上記各実施例と同様の効果を奏す
る。
【0020】実施例6 図13ないし図21はこの発明の他の実施例を示す図で
あり、図1ないし図12と同一符号は前述の実施例と同
一または相当部分を示し、その詳細な説明は省略する。
図において、11は家具扉2の先端部内面に水平方向に
取付けられたスライド部材で、このスライド部材11
は、係合部材23の略C字状の先端部23bの内面23
cが溝部23dに対してR部23dを始点として角度A
だけ傾いているため、R部23dを支点として傾動可能
にされている。また26は上記係合部材23の溝部25
側の面に平行な係合板部で、係合部材23に一体に形成
されている。
【0021】なお、上記係合部材23は図14及び図1
5に示すように、軸部材24の頭部24bを嵌入し、か
つスライド部材11に摺動可能に係合し、上述のように
このスライド部材11を傾動可能に支持するように構成
されており、その他の構成は図1ないし図12と同様で
ある。またこの冷蔵庫収納家具の扉開状態は、図5と同
様であるので省略する。
【0022】次に動作について説明する。前述の各実施
例と同様、家具扉2及び冷蔵庫扉5を閉成したときは、
図18に示すようにスライド部材11の係合部11aが
先端部側において連結部材22の係合部材23の溝部2
3aと係合している。そして、この状態から家具扉2の
取手3を手前側に引くと、スライド部材11と連結部材
22とは係合しているので、家具扉2に引張られて冷蔵
庫扉5も同時に開かれていく。このとき家具扉2と冷蔵
庫扉5の回転中心は異なるので、閉成したときの平行状
態から開成するに従って家具扉2と冷蔵庫扉5との間で
徐々に角度がついてくる。またスライド部材11と連結
部材22の位置関係は開くに従って徐々にずれてきて、
回転半径の大きい家具扉2に取付けられたスライド部材
11は連結部材22に対して飛出して溝部23a内にス
ライドし、図19に示すように手前側に動く。このよう
にして、家具扉2を開くことによって冷蔵庫扉5も同時
に開くことができる。
【0023】ここで、上記のように家具扉2及び冷蔵庫
扉5は開くに従って平行状態から徐々に角度がついてく
るが、スライド部材11は係合部材23のR部23dを
支点として左右に傾動できるので、係合部材23はスラ
イド部材11の係合部11aに追随することができる。
すなわち、図20,図21に示すように、家具扉2及び
冷蔵庫扉5を閉成しているとき、係合部材23の溝部2
3aはスライド部材11と平行状態にあり、かつ係合部
材23の内面23cとスライド部材11は角度Aをなし
ている。また、家具扉2及び冷蔵庫扉5を開いたとき、
スライド部材11は係合部材23の溝部23aに対して
角度Aをなす。しかも、スライド部材11も係合部材2
3も互いに引張られることがないので、それぞれ家具扉
2及び冷蔵庫扉5との平行状態を維持している。
【0024】また軸部材24は取付板18にねじ込まれ
ているので、軸部材24を回転させることで、連結部材
22は軸線に対して上下し、家具扉2及び冷蔵庫扉5の
間隔を調整することができる。
【0025】実施例7 なお、上記実施例6では係合部材23の先端部23bの
内面23cに、溝部23aに対して角度Aだけ傾斜をも
たせたものを示したが、図22に示すように略C字状の
先端部23bの内面23cが溝部23aに対して平行に
なっている係合部材23を用いて、図23の(a)に示
すようにスライド部材11の取付穴11cの内面11d
に取付穴11cの軸線に対して角度Aだけ傾斜11dを
もたせ、かつ突出部11の一端から角度Aだけ傾斜11
eをもたせるようにしてもよい。
【0026】上記のような構成にすると、家具扉2及び
冷蔵庫扉5は開くに従って平行状態から徐々に角度がつ
いてくるが、スライド部材11はその一端を支点として
左右に傾動できるので、係合部材23はスライド部材1
1の係合部11aに追随することができる。すなわち、
図24,図25に示すように家具扉2及び冷蔵庫扉5を
閉成しているとき、係合部材23は家具扉2と平行状態
にあり、かつスライド部材11の突出部11bは家具扉
2と角度Aをなしている。また、家具扉2及び冷蔵庫扉
5を開いたとき、スライド部材11の突出部11bは家
具扉2と平行状態となり、係合部材23は家具扉2と角
度Aをなす。しかも、スライド部材11も係合部材23
も互いに引張られることがない。
【0027】実施例8 また図23の(b)に示すように、スライド部材11の
一端に螺番31を取付けて家具扉2に固定するようにし
てもよい。このように構成しても上記実施例7と同様の
効果を奏する。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、連結
部材を冷蔵庫扉先端部外面又は家具扉の先端部内面の何
れか他方に取付けられ、その一端がねじ部で他端が一回
り太く形成した頭部を備えた軸部材と、スライド部材に
摺動可能に係合し、かつ軸部材の頭部のまわりを傾動可
能に支持する係合部材で構成し、あるいは連結部材を上
記軸部材と、スライド部材に摺動可能で、かつ一端で傾
動可能に支持する係合部材で構成したので、冷蔵庫先端
面に連結部材を固定する穴などを設ける必要がなくな
り、扉を開けたとき意匠的に見苦しくなく、また扉開閉
の繰り返しや、扉に力を加えたときでもねじ部によりし
っかり冷蔵庫扉と家具扉との間隔を保ち、さらに連結部
材の構成を簡単にして安価にでき、また冷蔵庫扉製作後
に連結部材の取付加工ができ、組立作業性を向上できる
ものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す冷蔵庫収納家具の要
部斜視図である。
【図2】この発明の実施例1を示す連結部材の斜視図で
ある。
【図3】この発明の実施例1を示す冷蔵庫収納家具の要
部平面図である。
【図4】この発明の実施例1を示す冷蔵庫収納家具の要
部側面図である。
【図5】この発明の実施例1を示す冷蔵庫収納家具の扉
開状態の斜視図である。
【図6】この発明の実施例1を示す冷蔵庫収納家具の扉
の開閉状態を説明する平面図である。
【図7】この発明の実施例1を示す冷蔵庫収納家具の扉
の開状態の要部平面図である。
【図8】この発明の実施例1を示す冷蔵庫収納家具の扉
の閉状態を説明する一部断面を含む要部平面図である。
【図9】この発明の実施例1を示す冷蔵庫収納家具の扉
の開状態を説明する一部断面を含む平面図である。
【図10】この発明の実施例2を示す軸部材の斜視図で
ある。
【図11】この発明の実施例3を示す冷蔵庫収納家具の
要部側面図である。
【図12】この発明の実施例4を示す冷蔵庫収納家具の
要部断面図及び取付板の正面図である。
【図13】この発明の実施例5を示す冷蔵庫収納家具の
要部斜視図である。
【図14】この発明の実施例5を示す連結部材の斜視図
である。
【図15】この発明の実施例5を示す連結部材の斜視図
である。
【図16】この発明の実施例5を示す冷蔵庫収納家具の
要部平面図である。
【図17】この発明の実施例5を示す冷蔵庫収納家具の
要部側面図である。
【図18】この発明の実施例5を示す冷蔵庫収納家具の
扉の開閉状態を説明する平面図である。
【図19】この発明の実施例5を示す冷蔵庫収納家具の
扉の開状態の要部平面図である。
【図20】この発明の実施例5を示す冷蔵庫収納家具の
扉の閉状態を説明する一部断面を含む要部平面図であ
る。
【図21】この発明の実施例5を示す冷蔵庫収納家具の
扉の開状態を説明する一部断面を含む要部平面図であ
る。
【図22】この発明の実施例6を示す係合部材の斜視図
である。
【図23】この発明の実施例7及び実施例8を示す冷蔵
庫収納家具の要部平面図である。
【図24】この発明の実施例6を示す冷蔵庫収納家具の
扉の閉状態の要部平面図である。
【図25】この発明の実施例6を示す冷蔵庫収納家具の
扉の開状態の要部平面図である。
【図26】従来の冷蔵庫収納家具を示す斜視図である。
【図27】従来の図26の要部を示す斜視図である。
【図28】従来の図27の要部を示す冷蔵庫扉を破断し
た平面図である。
【図29】従来の図27の収納部材を示す斜視図であ
る。
【図30】従来の冷蔵庫収納家具の扉の開閉状態を説明
する要部平面図である。
【図31】従来の図26の冷蔵庫収納家具の扉の開閉状
態を説明する平面図である。
【符号の説明】
2 家具扉 5 冷蔵庫扉 11 スライド部材 22 連結部材 23 係合部材 24 軸部材 24a ねじ部 24b 頭部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】実施例6 図13ないし図21はこの発明の他の実施例を示す図で
あり、図1ないし図12と同一符号は前述の実施例と同
一または相当部分を示し、その詳細な説明は省略する。
図において、11は家具扉2の先端部内面に水平方向に
取付けられたスライド部材で、このスライド部材11
は、係合部材23の略C字状の先端部23bの内面23
cが溝部23に対してR部23dを始点として角度A
だけ傾いているため、R部23dを支点として傾動可能
にされている。また26は上記係合部材23の溝部25
側の面に平行な係合板部で、係合部材23に一体に形成
されている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫の開口部に取付けられた冷蔵庫扉
    と、上記冷蔵庫を収納した家具の開口部に取付けられた
    家具扉と、上記家具扉の先端部内面または上記冷蔵庫扉
    の先端部外面の何れか一方に水平方向に取付けられたス
    ライド部材とを備えた冷蔵庫収納家具において、一端に
    上記冷蔵庫扉の先端部外面または上記家具扉の先端部内
    面の何れか他方に螺着するねじ部と他端に一回り太く形
    成した頭部とを備えた軸部材と、上記スライド部材に摺
    動可能に係合し、かつ上記軸部材の頭部を嵌入し、この
    軸部材を傾動可能に支持する係合部材とを備え、上記家
    具扉と上記冷蔵庫扉を一体に開閉させる連結部材を設け
    たことを特徴とする冷蔵庫収納家具。
  2. 【請求項2】 冷蔵庫の開口部に取付けられた冷蔵庫扉
    と、上記冷蔵庫を収納した家具の開口部に取付けられた
    家具扉と、上記家具扉の先端部内面または上記冷蔵庫扉
    の先端部外面の何れか一方に水平方向に取付けられたス
    ライド部材とを備えた冷蔵庫収納家具において、一端に
    上記冷蔵庫扉の先端部外面または上記家具扉の先端部内
    面の何れか他方に螺着するねじ部と他端に一回り太く形
    成した頭部とを備えた軸部材と、この軸部材の頭部を嵌
    入し、かつ上記スライド部材に摺動可能に係合し、この
    スライド部材を傾動可能に支持する係合部材とを備え、
    上記冷蔵庫扉を一体に開閉させる連結部材を設けたこと
    を特徴とする冷蔵庫収納家具。
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