JPH0510037B2 - - Google Patents

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JPH0510037B2
JPH0510037B2 JP61080008A JP8000886A JPH0510037B2 JP H0510037 B2 JPH0510037 B2 JP H0510037B2 JP 61080008 A JP61080008 A JP 61080008A JP 8000886 A JP8000886 A JP 8000886A JP H0510037 B2 JPH0510037 B2 JP H0510037B2
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Takeaki Asaeda
Shinji Shirochi
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はサイリスタ電力変換器により駆動さ
れる交流電動機の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
第7図は特公昭59−1077号公報に記載された従
来の同期電動機を駆動するサイリスタモータの一
例を示す構成図である。
第7図において、1は商用交流電源からの交流
を直流に変換する第1の変換器、2はその直流を
可変周波の交流に変換する第2の変換器、3は同
期電動機で、Fはその界磁巻線、4は同期電動機
3の回転軸の回転角位置に応じた位相の位置信号
を出力する位置検出器、5は位置検出器4の位置
信号を電動機電機子電流の大きさに応じて移相
し、第2の変換器2の制御進み角γを制御するγ
制御回路、6はγ制御回路5の出力信号により第
2の変換器2のゲート信号を出力するゲート出力
回路、7は速度発電機、8は速度指令回路、9は
速度指令回路8の速度指令信号と速度発電機7の
出力信号である速度帰還信号を突き合わせ増巾す
る速度偏差増幅器、10は第1の変換器1の交流
入力電流を検出する電流検出器、11は速度偏差
増幅器9の出力信号と電流検出器10の電流帰還
信号を突き合わせ増幅する電流偏差増幅器、12
は電流偏差増幅器11の出力信号に基き第1の変
換器1の点弧位相を制御するゲートパルス位相
器、13は界磁電流Ifの大きさを指令する指令信
号Ifpを出力する界磁指令回路、14はサイリス
タ回路17の交流入力電流の大きさを検出する電
流検出器、15は界磁指令信号Ifpと電流検出器
14の出力信号を突き合わせ増幅する電流偏差増
幅器、16はサイリスタ回路17の点弧位相を制
御するゲートパルス位相器、17は界磁巻線Fに
界磁電流Ifを供給するサイリスタ回路である。
次にその動作を説明するに、部品番号7〜12
は、速度偏差に応じて第1の変換器1の入力電
流、すなわちこれと比例関係にある電動機3の電
機子電流の大きさを制御する速度制御回路、部品
番号4〜6は電流検出器10の出力信号、すなわ
ち電機子電流に応じて第2の変換器2の制御角γ
を制御する回路、部品番号13〜17は界磁電流Ifが
界磁指令信号Ifpに比例して流れるようにする界
磁制御回路を構成する。これらの動作は既に周知
のいわゆるサイリスタモータ装置と同様であるか
ら詳細説明を省略する。
第8図は第7図における電動機の電圧と電流の
関係を示すベクトル図である。同図aは無負荷
時、同図bは界磁電流Ifを一定に保ち、力率が一
定となるように制御角γを制御した場合の負荷
時、また同図cは別途界磁電流Ifを電機子電流Ia
に比例するように制御し、γは一定にして運転し
た時のベクトル図である。
第8図bから明らかなように、たとえ力率を所
定の値に保てたとしても端子電圧Vは電機子電流
Iaの増加(Ia1からIa2)に伴ない低下(V1から
V2)する。この電圧低下により、第2の変換器
2における転流可能な最大電流値が低下する。こ
の結果、電動機3から十分な出力を得ることがで
きない。
また、同図cの場合は、電機子電流Iaの増加
(Ia1からIa2)に伴なつて端子電圧Vが上昇(V1
からV2)するので同図bのような不都合はない。
しかし、過負荷時においては端子電圧Vが定格
時より高くなるため、第2の変換器2のサイリス
タに高耐圧のものが必要になる。また電動機自体
が磁気飽和を起すため、期待されるほど大きな出
力が得られなくなることがある。さらに、軽負荷
時では端子電圧Vが低下する結果、それに伴ない
第1の変換器1の力率(電源力率)が低下してし
まうという不都合を有する。
なお、上記問題点の解決手段として、特公昭59
−1077号公報には、端子電圧と同期リアクタンス
降下分をベクトル的に加算して得られる無負荷誘
起電圧E0の大きさと、この無負荷誘起電圧E0
電機子電流Iaの位相差を制御することにより、端
子電圧を電機子電流に対して無関係に一定に制御
する方式が詳細に述べられている。
第9図はこの動作原理を示すベクトル図である
が、ここでは簡単にこの動作を説明する。端子電
圧VMを一定にするために電機子電流Iaの大きさ
に応じて、無負荷誘起電圧E0の大きさ及び該E0
と端子電圧の位相差θ(相差角)を制御するとと
もに電機子電流Iaと端子電圧の位相差γが一定と
なるように、γ+θの関係を保持しつつ第2の変
換器の位相(γ+θ)を制御している。
しかしながら、この方式では端子電圧が一定に
制御されるために、電機子電流の大きさに応じて
第2の変換器の転流重なり角uが変化し、第2の
変換器のアーム素子であるサイリスタへの逆電圧
の印加期間(γ−u)が変化する。
このとき、第2の変換器を多相化(例えば12
相)してトルク脈動を低減し、大容量サイリスタ
モータを駆動する場合には、30°毎に転流を行う
ために、他相の転流の影響により第10図に示す
ようにアーム素子であるサイリスタの逆電圧期間
はγ>30°であつても30°−uになり、第2の変換
器の安定な転流を行なわせるためにはこの転流重
なり角を電機子電流の増加に対して非常に大きく
ならないような端子電圧の設定が必要になる。
また、この電圧を精度よく制御するためには、
交流電動機3の磁気飽和特性を考慮しなければな
らず、特公昭59−1077号公報に示すものは精度の
点で問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の交流電動機の制御装置は以上のように構
成されているので、負荷変動により端子電圧や力
率が大幅に変動し、第2の変換器の転流が不安定
になつたり、十分な出力が得られないなどの問題
点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、負荷変動による端子電圧と力
率の変動を防止して、安定に転流を行なわせ十分
な出力を得ることのできる交流電動機の制御装置
を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る交流電動機の制御装置は、電機
子電流に応じて端子電圧と無負荷誘起電圧の位相
差θ(相差角)と界磁電流を制御するとともに、
端子電圧の大きさを所定の転流余裕角を確保でき
るように制御するベクトル演算器を具備したもの
である。
〔作用〕
この発明における交流電動機の制御装置は、端
子電圧の軌跡を界磁電流の軸(d軸)と並行する
ようにベクトル演算器により制御し、また、界磁
電流は端子電圧を生じるための磁化電流のd軸成
分と界磁電流の軸と直交する軸(q軸)に生じる
電機子反作用起電力成分を補償するための界磁電
流成分との和により制御する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図において、18は電動機3の端子電圧
に対する電機子電流の進み角φ(力率角)を指令
する力率角指令回路、19は電動機3の無負荷時
の端子電圧を指令する無負荷端子電圧指令回路、
20はベクトル演算器であつて、上記の力率角指
令回路18及び無負荷端子電圧指令回路19の指
令と電機子電流検出信号Iaが入力され、界磁指令
と電機子電流検出信号Iaが入力され、界磁電流指
令信号Ifp及び第2の変換器2の位相指令βを出
力する。21は位相制御回路であつて、位置検出
器4及びこのベクトル演算器20の指令にもとづ
き、第2の電力変換器2の導通位相角を制御す
る。22は最大値選択回路であつて、この最大値
選択回路22は電機子電流の指令と検出信号の大
きい方を選択して出力する。
第2図はベクトル演算器20の詳細構成図を示
す。第2図において、201はV0とIaとφによ
り信号θ(相差角)を出力するθ関数テーブル、
202はこのθ関数テーブル201の出力とV0
により端子電圧Vを演算するV演算回路、203
はこのV演算回路202の出力信号から磁化電流
iμを演算する電動機3の無負荷飽和曲線テーブ
ル、204はこの無負荷飽和曲線テーブル203
の出力信号及びθよりiμdを出力するiμd演算回
路、205はIaとφとθよりq軸電機子反作用電
圧成分Eaqを演算するEaq演算回路、206はこ
のEaq演算回路205の出力信号より電機子反作
用の補償界磁電流成分ifaを演算するifa演算回
路、207はこのifa演算回路206及び上記iμd
演算回路204の出力信号を加算する界磁電流指
令発生回路としての加算器、208はV及びφに
より転流重なり角uを演算するu演算回路、20
9はu演算回路208の出力信号u/2とφを加算 する加算器、210はこの加算器209の出力信
号γとθを加算する加算器であり、この加算器2
09,210で位相指令発生回路をなす。
次に、上記実施例の動作原理を第3図に示すベ
クトル図を参照して説明する。基準軸として、界
磁電流の方向をd軸とし、これと直交する軸方向
をq軸とすれば、q軸方向に電動機3の無負荷誘
起電圧が発生する。
この発明における制御手段の基本をなすもの
は、q軸上の無負荷端子電圧V0に対して、電機
子電流Iaに応じて端子電圧Vのベクトル軌跡が、
d軸方向と並行に推移するように制御することで
ある。端子電圧Vとq軸との位相差(相差角)を
θ、電機子電流Iaと端子電圧Vの位相差(力率
角)をφ、q軸電機子反作用リアクタンスをXaq
とすれば、端子電圧Vは無負荷端子電圧V0とd
軸方向に生じる電機子反作用電圧成分Ead=
XaqIacos(φ+θ)のベクトル和として求めら
れ、次式の関係が成立する。
V0tanθ=XaqIacos(φ+θ) ……(1) (1)式を変形して(2)式を得る。
XaqIa/V0=tanθ/cos(φ+θ) ……(2) ここで(2)式の左辺は、無負荷端子電圧V0に対
するd軸電機子反作用電圧成分の(パーユニツト
(perunit)値を示している。θ関数テーブル20
1は力率角φをパラメータにして、tanθ/cos(φ+θ
) から相差角θを求めるテーブルであり、(2)式の左
辺のperunit値を入力することにより、所定のφ
に対するθを求めることができる。
第4図はこのθ関数テーブルの一例をグラフに
して示したものである。
つまり、端子電圧Vの軌跡がd軸と並行するよ
うに制御されている場合、q軸電機子反作用によ
るd軸電機子反作用電圧成分の無負荷端子電圧
V0との比と相差角θ、力率角φの関係は前記(2)
式のようになる。
ここで、第4図は横軸に相差角θ、縦軸に(2)式
右辺の値をとり、力率角φをパラメータとして相
差角θを0°〜50°まで変化した時の縦軸の値を計
算し、ROMの中にテーブル値として記憶してお
く。
そして、制御時は(2)式左辺が演算により算出さ
れ、力率角φは設定値であるため、例えばXaq−
Ia/V0=3.0で力率角θ=40°一定に制御する場
合、テーブルを第4図点線矢印の順に参照するこ
とにより必要なθは36°であることが導出される。
尚、パラメータθに関しては例えばθ=30°〜40°
まで平面的にテーブル化されている。
端子電圧Vはθの関数として次式より求められ
る。
V=V0/cosθ ……(3) V演算回路202は(3)式に従い端子電圧Vを演
算する。次に、この端子電圧信号Vに対して直交
する方向に生じる磁化電流iμを無負荷飽和曲線テ
ーブル203により求める。この無負荷飽和曲線
テーブルはその一例を曲線1として第5図にグラ
フにして示すように電動機3の磁気飽和を考慮し
た所定の速度における誘起電圧と界磁電流の関係
を示すものであり、また、この磁化電流iμは電動
機3の合成起磁力に相当する。
この磁化電流iμのd軸成分iμdは次式の関係式
に従い演算され、iμd演算回路204は(4)式の演
算を実行する。
iμd=iμcosθ ……(4) 一方、q軸方向の電機子反作用電圧成分Eaqは
次式の関係式で与えられ、Eaq演算回路205に
おいて演算される。
Eaq=XadIasin(φ+θ) ……(5) このq軸電機子反作用電圧成分Eaqはd軸方向
の界磁電流成分ifaによつて補償するように制御
される。この場合のEaqからifaの変換はifa演算
回路206によつて実行され、次式に示すよう
に、第5図に示す無負荷飽和曲線の接線特性Kfa
を係数にして変換される。
ifa=Kfa・Eaq ……(6) 上記(4)式及び(6)式に従つて得られたd軸の界磁
電流成分iμd,ifaを加算器207により加算し
て、次式のように界磁電流指令Ifpを得ている。
Ifp=iμd+ifa ……(7) 第2の変換器2の点弧位相指令βは、q軸方向
に対して次式の関係式によつて相差角θと力率角
φ及び転流重なり角uの和で与えられる。
β=θ+φ+u/2 ……(8) このとき、端子電圧Vに対する第2の変換器2
の点弧位相角γは次のようになる。
γ=φ+u/2 ……(9) ここで転流重なり角uは次式に示される。
なお、(10)式は cos(γ−u)−cosγ=√2XcId/V 及び(9)式よりγを消去することにより得られる。
また、(10)式は第2の変換器2の直流電流Idの関数
になつているため、このIdを電機子電流の基本波
実効値Iaに変換する必要がある。電機子電流は転
流重なり角uを考慮すれば、第6図に示すように
台形波状になり、このときの電機子電流の基本波
実効値Iaは次のようにuの関数になる。
Ia=√6/π sinu/2/u/2Id ……(11) しかしながら、12相以上の大容量サイリスタモ
ータでは、転流重なり角uは一般にu20°〜25°
に制限しないとサイリスタのターンオフのための
逆電圧期間を確保できなくなる。この場合、(11)式
のsinu/2/u/2は1〜0.992になり、実用上Ia≒ √6/πIdとしても差し支えない。
従つて、(10)式を変形すれば、 となり、この(12)式に従つてu演算回路208は演
算を実行する。
以上のように本発明のものは(1)〜(3)式のベクト
ル関係式に従い制御されるため、サイリスタの転
流余裕角(逆電圧印加期間)30°−uを確保する
ためには、上記力率角φ及び無負荷端子電圧V0
を適当な値に選定すればよい。
位相制御回路21はq軸方向と同一位相に設定
された位置検出器4の出力信号に対して位相指令
β分だけ進めるような位相動作を行えばよく、こ
の位相制御方式は種々のものが実用化されてお
り、公知の技術であるためここでは説明を省略す
る。
ベクトル演算器20の電機子電流指令Iaとし
て、電流検出器10の出力信号である電機子電流
の検出器信号と速度偏差増幅器9の出力信号であ
る電機子電流の指令信号のうち、大きい方を最大
値選択回路22で与えるようにしている。
これは、つぎのような理由による。電機子電流
の指令信号が急変したときに、電機子電流の検出
信号の応答特性と第2の変換器の位相制御の応答
特性との間に応答時間差が生じたときに、第3図
のベクトル関係がずれて、第2の変換器の転流動
作が不安定になる。例えば、ベクトル演算器20
の入力信号として電機子電流の検出信号を用いる
場合には、ベクトル演算器20の演算処理の時間
遅れのために、電機子電流が増加したにもかかわ
らず、相差角θの演算値増加変化が遅れて実際の
端子電圧Vの位相よりも小さくなり、その結果、
電動機3の実際の力率φが減少し、第2の変換器
の逆電圧期間が減少する。
逆に速度偏差増幅器9の出力信号である電機子
電流の指令信号をベクトル演算器20の入力信号
として用いる場合には、電機子電流を減少させる
ときに、電流偏差増幅器11の応答時間遅れのた
めに電機子電流の実際値が指令値よりも大きい状
態が過渡的に生じる。このときも実際の相差角θ
よりベクトル演算器20での演算値θが小さくな
り、実際の力率角φが減少し、第2の変換器の逆
電圧期間が減少する。
上記両ケースはいずれも電機子電流の指令値と
検出信号値のうち、小さい方が選択されたときに
生じる現象であり、逆に大きい方を選択すれば、
電機子電流の急変時にベクトル演算器20での相
差角θの演算値は実際の相差角θよりも大きくな
り、過渡的に実際の力率角φが増加し、力率は悪
くなるが、第2の変換器の逆電圧期間が増加する
ため、転流は安定に行える。
なお、上記実施例で、定数Xad,Xaq,Xcは
各々d軸電機子反作用リアクタンス、q軸電機子
反作用リアクタンス、転流リアクタンスを意味す
るものであり、これらの定数は電動機3の周波数
に比例して変化するため、説明の都合上省略した
が、速度発電機7の出力信号に応じて変化させる
ようにしたものであつてもよい。また、同様に、
無負荷飽和曲線テーブル203により磁化電流iμ
を演算する場合、その入力信号である端子電圧信
号Vを電動機3の速度に反比例した信号に変換し
て与えるようにしたものであつてもよい。
また、上記実施例においてベクトル演算器20
の演算はマイクロコンピユータ等でデイジタル処
理されるものであつてよく、この場合にはアナロ
グのものに比べて演算精度が向上する。また、上
記実施例では第1図において第2の変換器2とし
て6相整流回路のものを示したが、この第2の変
換器を複数台並列あるいは直列構成にして、12相
以上の整流回路に構成したものであつても、上記
実施例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、端子電圧の
ベクトル軌跡が無負荷端子電圧に対してd軸方向
を並行に変化するような相差角θのデーブルを用
い電機子電流の基本成分に応じてベクトル演算を
行い、また、磁化電流の演算に無負荷飽和曲線を
用いるようにしたので、装置の精度を向上でき、
また安定な転流動作を行えるものが得られる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による交流電動機
の制御装置を示す構成図、第2図は第1図におけ
るベクトル演算器の詳細構成図、第3図はこの発
明の動作原理を説明するためのベクトル図、第4
図はθ演算回路の特性図、第5図は無負荷飽和曲
線を示す特性図、第6図は電機子電流の波形図、
第7図は従来装置の構成図、第8図は電動機の電
圧と電流の関係を示すベクトル図、第9図は第7
図に示した装置の動作を説明するためのベクトル
図、第10図はサイリスタの電圧波形図である。 1は第1の電力変換器、2は第2の電力変換
器、3は交流電動機(同期電動機)、4は位置検
出器、18は力率角指令回路、19は無負荷端子
電圧指令回路、20はベクトル演算器、201は
相差角演算テーブル、202は端子電圧演算器、
203は無負荷飽和曲線テーブル、204はd軸
成分磁化電流演算器、205はq軸電機子反作用
電圧演算器、206は界磁電流演算器、207は
界磁電流指令発生回路(加算器)、208は転流
重なり角演算器、209は位相指令発生回路(加
算器)。なお、図中、同一符号は同一、又は相当
部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 交流を直流に変換し該直流を交流に変換する
    第1、第2の電力変換器と、前記第2の電力変換
    器の出力により駆動される交流電動機と、前記交
    流電動機の回転位置に応じた位置信号を出力する
    位置検出器と、前記第1の電力変換器の出力電流
    を制御する電流制御回路と、前記交流電動機の無
    負荷端子電圧の大きさを設定する無負荷端子電圧
    指令回路と、前記交流電動機の力率角を指令する
    力率角指令回路と、無負荷端子電圧指令信号及び
    力率角指令信号にもとづき前記交流電動機の電機
    子電流の大きさに応じて該交流電動機の界磁電流
    指令と前記第2の電力変換器の点弧位相指令を出
    力するベクトル演算器と、前記位置信号と前記点
    弧位相指令とを入力し、該位置信号を該点弧位相
    指令だけ進めてゲート出力回路に供給する位相制
    御回路とを備え、前記ベクトル演算器は、前記電
    機子電流の大きさに応じて前記交流電動機の端子
    電圧のベクトル軌跡が前記無負荷端子電圧に対し
    て垂直方向に推移するようなベクトル演算を行う
    ためにd軸電機子反作用電圧の無負荷端子電圧と
    の比を入力して相差角を求める相差角演算テーブ
    ルと、前記相差角と前記無負荷端子電圧信号によ
    り端子電圧を求める端子電圧演算器と、前記端子
    電圧信号から磁化電流を求める前記交流電動機の
    無負荷飽和曲線テーブルと、前記相差角により前
    記磁化電流のd軸成分を求めるd軸成分磁化電流
    演算器と、前記相差角、力率角及び電機子電流に
    よりq軸電機子反作用電圧を求めるq軸電機子反
    作用電圧演算器と、前記q軸電機子反作用電圧成
    分を補償して打消す磁界電流成分を求める電機子
    反作用補償の磁界電流演算器と、電機子反作用補
    償界磁電流信号とd軸成分磁化電流を加算して前
    記界磁電流指令を発生する磁界電流指令発生回路
    と、前記端子電圧信号と電機子電流信号と力率角
    により転流重なり角を求める転流重なり角演算器
    と、転流重なり角信号と力率角と相差角を加算し
    て前記電力変換器の位相指令を発生する位相指令
    発生回路を備え、前記ベクトル演算器への電機子
    電流信号として前記電動機の電機子電流の検出信
    号と前記電流制御回路の電機子電流指令信号のい
    ずれか大きい方を選択して与える最大値選択回路
    を備えたことを特徴とする交流電動機の制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2623821B2 (ja) * 1989-03-18 1997-06-25 富士電機株式会社 突極形同期電動機の可変速駆動装置

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JPS62239889A (ja) 1987-10-20

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