JPH04997Y2 - - Google Patents

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JPH04997Y2
JPH04997Y2 JP3255785U JP3255785U JPH04997Y2 JP H04997 Y2 JPH04997 Y2 JP H04997Y2 JP 3255785 U JP3255785 U JP 3255785U JP 3255785 U JP3255785 U JP 3255785U JP H04997 Y2 JPH04997 Y2 JP H04997Y2
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JP
Japan
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door body
sliding door
opening
tire cover
notch
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JP3255785U
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車車内の扉装置に係り、例えば
検診車など自動車の車体内を仕切るとともに下部
の側縁部にタイヤカバーが突出した隔壁の前記タ
イヤカバーの側方に形成された開口部を開閉する
扉体を引戸にした構造に関する。
〔従来の技術〕
検診車、レントゲン撮影車などでは、例えばX
線を遮蔽するために、車体内が隔壁によつて運転
席室、診断室或いは撮影室、脱衣室などのいくつ
かの部屋に仕切られている。そして、例えば前記
診断室、撮影室と脱衣室とを仕切る隔壁には室間
移動用の開口部が形成されており、この開口部は
撮影時などには鉛などで成形した開閉自在の扉で
閉塞される。
ところで、自動車では、車体内の下部の側縁部
にタイヤを覆う左右一対ずつのタイヤカバーが突
出された構造となつていることが多い。このタイ
ヤカバーを形成した位置に隔壁が設けられている
場合、タイヤカバーの側方に形成され室内の底面
に至る開口部を開閉する扉は、前記タイヤカバー
が障害とならずに開くことができるように、従
来、例えば折り畳み式の扉とした構造が採られて
いる。この折り畳み式の扉は、長方形状に形成さ
れた前記開口部と高さが等しくかつ幅が半分で前
記開口部の一側縁に一側縁が回動自在に軸着され
た第1の扉板と、この第1の扉板と同形でその他
側縁に一側縁が回動自在に軸着された第2の扉板
とを備えており、扉を開く際には、これら扉板が
各軸着部で回動しながら折り畳まれて前記開口部
が開放され、扉を閉じる際には、扉板が展開され
て前記開口部が閉塞される構造となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の折り畳み式扉では、扉を開いた際に
は、扉板が、タイヤカバーに沿つて折り畳まれ、
狭い車体に突出されて邪魔になり、また、扉を開
閉する際の扉板の移動軌跡、すなわち障害物があ
つてはいけないスペースが大きなものとなるなど
の問題があつた。
本考案の目的は、自動車の車体内を仕切るとと
もに下部の側縁部にタイヤカバーが突出した隔壁
の前記タイヤカバーの側方に形成された開口部を
開閉する扉体を、その開閉時に前記タイヤカバー
が障害とならずに前記隔壁に沿つて摺動される引
戸に構成することによつて、この扉体を開いた際
に邪魔にならず、また、扉体の開閉に必要なスペ
ースを小さくすることのできる自動車車内の扉装
置を得ることである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の自動車車内の扉装置は、自動車の車体
内を仕切るとともに下部の側縁部にタイヤカバー
が突出した隔壁の前記タイヤカバーの側方に形成
された開口部を開閉する扉体を備え、この扉体
は、前記隔壁に沿つて水平方向に摺動自在に設け
られ前記開口部の上部を開閉するとともに下部に
扉体の開放時に前記タイヤカバーが位置される切
欠部を形成した引戸体と、この引戸体の切欠部に
折り畳み自在に設けられ扉体を開いた際には前記
タイヤカバーの側面に沿つて折り畳まれるととも
に扉体を閉じた際には展開されて前記引戸体の切
欠部を閉塞する折り戸体とからなることを特徴と
するものである。
〔作用〕
本考案の自動車車内の扉装置は、自動車の車体
内を仕切る隔壁に形成された開口部を閉塞した扉
体の引戸体を前記隔壁に沿つて一方向に摺動させ
ると、前記引戸体の下部に形成された切欠部に、
前記隔壁の下部の側縁部に突出したタイヤカバー
が位置されるとともに、前記切欠部に設けられた
折り戸体がタイヤカバーの側面に沿つて折り畳ま
れて前記開口部が開放され、また、このように開
いた扉体の引戸体を逆方向に摺動させると、折り
畳まれた折り戸体が展開されて前記引戸体の切欠
部を閉塞するとともに、この引戸体が前記開口部
の上部を閉塞して、この開口部の全体が閉塞され
るものである。
〔実施例〕
本考案の一実施例の構成を第1図ないし第3図
について説明する。
1はレントゲン撮影車などの自動車の車体で、
略直方体函形状に形成されている。この車体1の
内部は、第3図に示すように、前後一対の隔壁
2,3によつて、前側の運転席4が設けられた運
転席室5と、中間部のレントゲン撮影装置6が設
けられた撮影室7と、後側の脱衣室8とに仕切ら
れている。また、前記両隔壁2,3の下部の両側
縁部に位置して、略直方体函形状のタイヤカバー
9,10,11,12がそれぞれ車体1の内部方
向に向つて突出形成されている。
また、前記後側の隔壁3には両タイヤカバー1
1,12の間に位置して、隔壁3の下縁から上縁
部に至る立面長方形状の室間移動用開口部13が
形成されている。そして、第1図および第2図に
示すように、この開口部13の上方には、その一
側縁と対応する位置から隔壁3の側縁近傍に至る
上部案内溝14が水平状に形成されている。さら
に、この案内溝14を形成した側のタイヤカバー
12の上面には、前記隔壁3の後面側に沿つて下
部案内溝15が形成されている。
16は前記開口部13を開閉する扉体で、鉛な
どで成形されている。この扉体16は、高さと幅
が前記開口部13の高さと幅より若干長い略長方
形板状の引戸体17と、この引戸体17の下部に
前記タイヤカバー12と反対側の側縁部を若干残
して切り欠き形成され高さがタイヤカバー12の
高さと略等しい長方形状の切欠部18に設けられ
た折り畳み自在の折り戸体19とで構成されてい
る。
前記引戸体17の上縁には左右一対の軸受20
が固着され、これら軸受20にはそれぞれ車輪2
1が回動自在に軸着され、これら車輪21は前記
上部案内溝14に摺動自在に嵌合されている。ま
た、この引戸体17の切欠部18の上縁にも図示
しない車輪が回動自在に設けられ、この車輪は前
記下部案内溝15に摺動自在に嵌合されている。
さらに、この引戸体17の前記タイヤカバー12
と反対側の側縁部には把持部22が形成されてい
る。
前記折り戸体19は、前記引戸体17の切欠部
18のタイヤカバー12と反対側の側縁にヒンジ
23を介して一側縁が回動自在に軸着された長方
形板状の第1の回動板24と、前記タイヤカバー
12の側面の前記下部案内溝15と対応する位置
にヒンジ25を介して一側縁が回動自在に軸着さ
れた長方形板状の第2の回動板26とからなり、
これら両回動板24,26の相対向する側縁はヒ
ンジ27を介して回動自在に軸着されている。そ
して、これら回動板24,26は図示しない係止
手段で前方への回動が係止され、後方へのみ回動
するようになつている。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
例えば脱衣室8から撮影室7に移動するために
扉体16を開けるには、引戸体17の把持部22
を把持して、この引戸体17を隔壁3の後面に沿
つてタイヤカバー12の方向へ摺動させる。
そうすると、第2図に示すように、引戸体17
の切欠部18にタイヤカバー12が位置され、扉
体16の折り戸体19はその各回動板24,26
は後方に回転して、タイヤカバー12の側面に沿
つて折り畳まれて、隔壁3の開口部13が開放さ
れる。
また、扉体16を閉じるには、引戸体17を逆
方向へ摺動させる。そうすると、折り戸体19
は、その両回動板24,26が前方へ回転しなが
ら展開され、第1図に示すように、引戸体17の
切欠部18を閉塞するとともに、引戸体17は開
口部13の上方を閉塞して、この開口部13の全
体が閉塞される。そして、撮影時などには、この
ように閉じた扉体16によつてX線が遮蔽され
る。
このように、扉体16を開いた際には、第2図
に示すように、その引戸体17は隔壁3に沿つて
保持され、折り戸体19はタイヤカバー12の側
面に沿つて折り畳まれるので、この扉体16が邪
魔になることはない。
また、引戸体17は隔壁3に沿つて摺動され、
折り戸体19の高さはタイヤカバー12の高さと
等しいので、扉体16を開閉する際の移動軌跡が
小さくなり、扉体16の開閉用スペースを小さく
することができる。
また、引戸体17には切欠部18を形成したの
で、この引戸体17の重量が軽減されるととも
に、この引戸体17はその上縁に設けた車輪21
と下部に設けた車輪をそれぞれ案内溝14,15
に嵌合して支持するようにしたから、この引戸体
17の支持強度が高まる。それに加えて、折り戸
体19はその両端部をそれぞれタイヤカバー12
と引戸体17とに軸着したので、扉体16を開閉
するのに要する力を軽減でき、開閉作業がより容
易になる。
なお、上記実施例では、扉体16を手動で開閉
するようにした構造について説明したが、扉体は
電動機などによつて自動的に開閉するようにして
もよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、車体内を仕切るとともに下部
の側縁部にタイヤカバーが突出した隔壁の前記カ
バーの側方に形成された開口部を開閉する扉体
は、前記隔壁に沿つて摺動自在に設けられた引戸
体と、この引戸体の下部に形成された切欠部に折
り畳み自在に設けられた折り戸体とで構成したの
で、この扉体を開いた際には、前記引戸体は隔壁
に沿つて保持されるとともに、この引戸体の切欠
部に前記タイヤカバーが位置され、折り戸体はこ
のカバーの側面に沿つて折り畳まれるため、この
扉体が邪魔になることなく、また、この扉体の開
閉動作に要するスペースは、引戸体の摺動に要す
る隔壁に沿う若干のスペースと、折り戸体の開閉
に要する前記タイヤカバー近傍の若干のスペース
のみになるため、小さくできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す自動車車内の
扉装置の扉体を閉じた状態の斜視図、第2図は同
上扉体を開いた状態の斜視図、第3図は同上車体
の横断平面図である。 1……車体、3……隔壁、12……タイヤカバ
ー、13……開口部、16……扉体、17……引
戸体、18……切欠部、19……折り戸体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の車体内を仕切るとともに下部の側縁部
    にタイヤカバーが突出した隔壁の前記タイヤカバ
    ーの側方に形成された開口部を開閉する扉体を備
    え、この扉体は、前記隔壁に沿つて水平方向に摺
    動自在に設けられ前記開口部の上部を開閉すると
    ともに下部に扉体の開放時に前記タイヤカバーが
    位置される切欠部を形成した引戸体と、この引戸
    体の切欠部に折り畳み自在に設けられ扉体を開い
    た際には前記タイヤカバーの側面に沿つて折り畳
    まれるとともに扉体を閉じた際には展開されて前
    記引戸体の切欠部を閉塞する折り戸体とからなる
    ことを特徴とする自動車車内の扉装置。
JP3255785U 1985-03-07 1985-03-07 Expired JPH04997Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255785U JPH04997Y2 (ja) 1985-03-07 1985-03-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255785U JPH04997Y2 (ja) 1985-03-07 1985-03-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61148710U JPS61148710U (ja) 1986-09-13
JPH04997Y2 true JPH04997Y2 (ja) 1992-01-14

Family

ID=30534180

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3255785U Expired JPH04997Y2 (ja) 1985-03-07 1985-03-07

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JPS61148710U (ja) 1986-09-13

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