JPH0499296A - 電鋳部品と金属部品の接合体の製造方法 - Google Patents
電鋳部品と金属部品の接合体の製造方法Info
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- JPH0499296A JPH0499296A JP21000690A JP21000690A JPH0499296A JP H0499296 A JPH0499296 A JP H0499296A JP 21000690 A JP21000690 A JP 21000690A JP 21000690 A JP21000690 A JP 21000690A JP H0499296 A JPH0499296 A JP H0499296A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、型に電気めっきした後この型を溶解除去して
めっき皮膜を残す電鋳方法により得られる電鋳部品と、
他の金属部品との接合体の製造方法に関する。
めっき皮膜を残す電鋳方法により得られる電鋳部品と、
他の金属部品との接合体の製造方法に関する。
電鋳部品と金属部品の接合体としては、たとえば第6図
に示すような電着ベローズ101が知られている。
に示すような電着ベローズ101が知られている。
従来、この電着ベローズ101は、電着ベローズ本体1
02を電鋳方法により成形し、その両端102a、10
2bを、金属部品103,104に、樹脂材やはんだで
の接着、あるいは電子ビームやレーザビームでの溶接に
より気密接合した構造となっている。
02を電鋳方法により成形し、その両端102a、10
2bを、金属部品103,104に、樹脂材やはんだで
の接着、あるいは電子ビームやレーザビームでの溶接に
より気密接合した構造となっている。
しかし、樹脂材により接着されたものは接着部の気密性
や耐熱性に問題があり、また電着ベローズ本体102は
、その肉厚が数lO〜数1数100稈 では、前記両端103a,102bに高負荷がかかって
しまい、電子ビーム等による溶接ではコストが高くなっ
てしまう問題があった。
や耐熱性に問題があり、また電着ベローズ本体102は
、その肉厚が数lO〜数1数100稈 では、前記両端103a,102bに高負荷がかかって
しまい、電子ビーム等による溶接ではコストが高くなっ
てしまう問題があった。
[発明が解決しようとする課題]
そこで、上記電着ベローズ本体等の電鋳部品の成形と、
該電鋳部品と金属部品の接合を同時に行なう方法、すな
わち第7図[A] [B] [C]に順を追って示
すように、電鋳部品すと中子Cを焼き嵌めし、これを陰
極として金属の電解液中で通電することによって、金属
部品すと中子Cとの一体物の表面にめっき皮膜である電
鋳部品aを析出成形し、その後中子Cを溶剤中で溶解除
去することによって、電鋳部品aと金属部品すの接合体
を得る方法を研究してきたが、この方法において最も問
題となるのは、金属部品すと中子Cの合せ面dである。
該電鋳部品と金属部品の接合を同時に行なう方法、すな
わち第7図[A] [B] [C]に順を追って示
すように、電鋳部品すと中子Cを焼き嵌めし、これを陰
極として金属の電解液中で通電することによって、金属
部品すと中子Cとの一体物の表面にめっき皮膜である電
鋳部品aを析出成形し、その後中子Cを溶剤中で溶解除
去することによって、電鋳部品aと金属部品すの接合体
を得る方法を研究してきたが、この方法において最も問
題となるのは、金属部品すと中子Cの合せ面dである。
つまり、この合せ面dがその外周縁において完全に密着
せずに部分的に隙間が存在するようなことがあると、そ
の部分にはめっき層が形成されにくい。実際、機械加工
の精度上、前記合せ面dを完全な平面とすることはきわ
めて困難であり、このため前記隙間が形成されてしまう
可能性が高い。そして、たとえ数μmの微小な隙間が1
箇所でも存在すると、先に述べたように、電鋳部品(め
っき皮膜)の膜厚は、−船釣に数io〜数100μmと
薄いため、前記隙間と対応する部分をめっき皮膜でカバ
ーしきれず、結果としてピンホールが生じて不良品とな
ってしまうのである。
せずに部分的に隙間が存在するようなことがあると、そ
の部分にはめっき層が形成されにくい。実際、機械加工
の精度上、前記合せ面dを完全な平面とすることはきわ
めて困難であり、このため前記隙間が形成されてしまう
可能性が高い。そして、たとえ数μmの微小な隙間が1
箇所でも存在すると、先に述べたように、電鋳部品(め
っき皮膜)の膜厚は、−船釣に数io〜数100μmと
薄いため、前記隙間と対応する部分をめっき皮膜でカバ
ーしきれず、結果としてピンホールが生じて不良品とな
ってしまうのである。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その
課題とするところは、電鋳部品と金属部品の接合部にお
ける気密性を完全なものとし、不良発生の防止を図るこ
とにある。
課題とするところは、電鋳部品と金属部品の接合部にお
ける気密性を完全なものとし、不良発生の防止を図るこ
とにある。
E課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明に係る電鋳部品と金属
部品の接合体の製造方法は、電鋳部品との接合対象とな
る金属部品と成形後除去対象となる中子を互いに圧入嵌
合して該両部品の互いに対向する合せ面同士を密着させ
る工程と、この工程で一体となった前記金属部品と中子
からなる台金の表面にめっき皮膜を厚付けする工程と、
前記合せ面の外縁部を除く表面の前記めっき皮膜を切削
除去するとともに中子表面を所要の形状に切削する工程
と、切削径前記台金に電鋳を行なう工程とを具備してな
るものである。
部品の接合体の製造方法は、電鋳部品との接合対象とな
る金属部品と成形後除去対象となる中子を互いに圧入嵌
合して該両部品の互いに対向する合せ面同士を密着させ
る工程と、この工程で一体となった前記金属部品と中子
からなる台金の表面にめっき皮膜を厚付けする工程と、
前記合せ面の外縁部を除く表面の前記めっき皮膜を切削
除去するとともに中子表面を所要の形状に切削する工程
と、切削径前記台金に電鋳を行なう工程とを具備してな
るものである。
[作 用]
本発明によると、まず金属部品と中子を互いに圧入嵌合
し、合せ面同士を密着させて一体の合金を構成する。こ
のとき、前記合せ面間には微小な隙間が生じるおそれが
あるが、次工程で前記台金の表面にめっき皮膜を厚付け
することによって、この隙間は完全に埋められる。前記
めっき皮膜は、合せ面間の隙間を密封する目的で形成さ
れるものであるから、続(切削工程において前記合せ面
の外縁部を除く表面のめっき皮膜は除デするとともに、
中子の表面を所要の形状に切削加工し、さらに次工程で
この台金を陰極として電鋳を行なう。このとき、前記合
せ面の隙間は、先の厚付けされためっき皮膜で密封され
ていることから、台金表面には合せ面外縁部に相当する
部分にも連続しためっき層が析出し、このめっき完了後
に中子を溶解することによって金属部品との接合部にビ
ンポールの存在しない電鋳部品が得られる。
し、合せ面同士を密着させて一体の合金を構成する。こ
のとき、前記合せ面間には微小な隙間が生じるおそれが
あるが、次工程で前記台金の表面にめっき皮膜を厚付け
することによって、この隙間は完全に埋められる。前記
めっき皮膜は、合せ面間の隙間を密封する目的で形成さ
れるものであるから、続(切削工程において前記合せ面
の外縁部を除く表面のめっき皮膜は除デするとともに、
中子の表面を所要の形状に切削加工し、さらに次工程で
この台金を陰極として電鋳を行なう。このとき、前記合
せ面の隙間は、先の厚付けされためっき皮膜で密封され
ていることから、台金表面には合せ面外縁部に相当する
部分にも連続しためっき層が析出し、このめっき完了後
に中子を溶解することによって金属部品との接合部にビ
ンポールの存在しない電鋳部品が得られる。
以下、本発明を、第1図ないし第5図に示す一実施例を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
各図において、1.2は電鋳部品である後記電着ベロー
ズ本体15との接合対象である鋼材(SUS304)等
からなる金属部品、3はアルミニウム等からなる中子で
、これら金属部品1.2と中子3は互いに軸方向に雌雄
嵌合可能な形状となっている。金属部品1と中子3の軸
方向対向端には合せ面4,5が、また金属部品2と中子
3の軸方向対向端には合せ面6.7がそれぞれ形成され
ており、また、前記合せ面4,5および6.7の外縁部
に相当する位置には、環状凹部89がそれぞれ形成され
ている。
ズ本体15との接合対象である鋼材(SUS304)等
からなる金属部品、3はアルミニウム等からなる中子で
、これら金属部品1.2と中子3は互いに軸方向に雌雄
嵌合可能な形状となっている。金属部品1と中子3の軸
方向対向端には合せ面4,5が、また金属部品2と中子
3の軸方向対向端には合せ面6.7がそれぞれ形成され
ており、また、前記合せ面4,5および6.7の外縁部
に相当する位置には、環状凹部89がそれぞれ形成され
ている。
第1図は金属部品1,2と中子3をその合せ面4.5お
よび6,7間士が密接するように互いに圧入嵌合して一
体の台金10とした状態を示しており、この台金10の
表面に、第2図に示すように電気めっきによってめっき
皮膜11を形成する。このめっき皮膜11は、レベリン
グ効果の高いめっき液を用いて数100−数1000μ
mの膜厚に厚付けされるもので、このうち環状凹部8.
9に析出しためっき皮膜11a、1.1bは、合せ面4
.58よび67外縁間に微小な隙間が生じていた場合に
これを覆って完全に埋めるようになる。
よび6,7間士が密接するように互いに圧入嵌合して一
体の台金10とした状態を示しており、この台金10の
表面に、第2図に示すように電気めっきによってめっき
皮膜11を形成する。このめっき皮膜11は、レベリン
グ効果の高いめっき液を用いて数100−数1000μ
mの膜厚に厚付けされるもので、このうち環状凹部8.
9に析出しためっき皮膜11a、1.1bは、合せ面4
.58よび67外縁間に微小な隙間が生じていた場合に
これを覆って完全に埋めるようになる。
台金10(金属部品1.2および中子3)の外周部には
第2図中破線で示す削り代12が設定されており、この
削り代12を、第3図に示す次の切削工程において切削
して、環状凹部8,9におけるめっき皮膜11a、ll
b以外のめっき皮膜11を切削除去するとともに、中子
3の表面に後記電着ベローズ本体15の蛇腹形状を形成
するための襞13を切削加工する。
第2図中破線で示す削り代12が設定されており、この
削り代12を、第3図に示す次の切削工程において切削
して、環状凹部8,9におけるめっき皮膜11a、ll
b以外のめっき皮膜11を切削除去するとともに、中子
3の表面に後記電着ベローズ本体15の蛇腹形状を形成
するための襞13を切削加工する。
切削完了後、台金10を陰極としてめっき液中で電気め
っきを行なう。台金10を構成する金属部品1,2およ
び中子3は導体であり、また、前記環状凹部8,9に残
されためっき皮膜11a。
っきを行なう。台金10を構成する金属部品1,2およ
び中子3は導体であり、また、前記環状凹部8,9に残
されためっき皮膜11a。
1、 l bによって、前記合せ面4.5問および6゜
7間は完全に密封された状態にあり、このめっき皮膜1
.1a、llbも導体であるため、第4図に示すように
、台金lOの表面には連続しためっき層1.5 aが析
出する。そしてこのめっき層15aが所要の膜厚となっ
たところで、溶剤により中子3を溶解除去すれば、第5
図に示すように、最終的に電鋳部品である電着ベローズ
本体15と金属部品】、2が一体接合された接合体とし
ての電着ベローズ14が得られる。したがって、上記実
施例方法によると、前記合せ面4.5および6,7の外
縁に相当する部分において電着ベローズ本体15にピン
ホール等が全く存在しない高品質の製品を得ることがで
きる。
7間は完全に密封された状態にあり、このめっき皮膜1
.1a、llbも導体であるため、第4図に示すように
、台金lOの表面には連続しためっき層1.5 aが析
出する。そしてこのめっき層15aが所要の膜厚となっ
たところで、溶剤により中子3を溶解除去すれば、第5
図に示すように、最終的に電鋳部品である電着ベローズ
本体15と金属部品】、2が一体接合された接合体とし
ての電着ベローズ14が得られる。したがって、上記実
施例方法によると、前記合せ面4.5および6,7の外
縁に相当する部分において電着ベローズ本体15にピン
ホール等が全く存在しない高品質の製品を得ることがで
きる。
なお、本発明は、電鋳部品および金属部品の材質および
形状、接合個数、接合位置等が、図示のものに何ら限定
されないことは勿論であり、また環状凹部8,9の形成
は必ずしも必要とするものではない。
形状、接合個数、接合位置等が、図示のものに何ら限定
されないことは勿論であり、また環状凹部8,9の形成
は必ずしも必要とするものではない。
以上、本発明によると、金属部品と中子の合せ面外縁部
を電鋳成形前に予めめっき皮膜で覆って前記合せ面間の
隙間を密封し、しかもこのめっき皮膜は導体であること
から、電鋳工程において電鋳部品として析出されるめっ
き層には前記合せ面の隙間によるピンホール等が全く存
在せず、信頼性の高い電鋳部品と金属部品の接合体を得
ることができるもので、電鋳部品と金属部品の接着や溶
接など実行の困難な後工程を必要としないといった優れ
た効果を奏する。
を電鋳成形前に予めめっき皮膜で覆って前記合せ面間の
隙間を密封し、しかもこのめっき皮膜は導体であること
から、電鋳工程において電鋳部品として析出されるめっ
き層には前記合せ面の隙間によるピンホール等が全く存
在せず、信頼性の高い電鋳部品と金属部品の接合体を得
ることができるもので、電鋳部品と金属部品の接着や溶
接など実行の困難な後工程を必要としないといった優れ
た効果を奏する。
第1図ないし第5図は本発明の一実施例として電着ベロ
ーズの製造工程を工程順に示す説明図、第6図および第
7図はそれぞれ従来方法を示す説明図である。 2・・・金属部品 3・・・中子 5.6.7・・・合せ面 lO・・・台金1、、 1
1 a、 1 l b−−−めっき皮膜4・・・電着
ベローズ(接合体) 5・・・電着ベローズ本体(電鋳部品)第5図 第6図 (A) 第7図 CB) (C’1
ーズの製造工程を工程順に示す説明図、第6図および第
7図はそれぞれ従来方法を示す説明図である。 2・・・金属部品 3・・・中子 5.6.7・・・合せ面 lO・・・台金1、、 1
1 a、 1 l b−−−めっき皮膜4・・・電着
ベローズ(接合体) 5・・・電着ベローズ本体(電鋳部品)第5図 第6図 (A) 第7図 CB) (C’1
Claims (1)
- 1、電鋳部品との接合対象となる金属部品と成形後除去
対象となる中子を互いに圧入嵌合して該両部品の互いに
対向する合せ面同士を密着させる工程と、この工程で一
体となった前記金属部品と中子からなる台金の表面にめ
っき皮膜を厚付けする工程と、前記合せ面の外縁部を除
く表面の前記めっき皮膜を切削除去するとともに中子表
面を所要の形状に切削する工程と、切削後前記台金に電
鋳を行なう工程とを具備したことを特徴とする電鋳部品
と金属部品の接合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21000690A JP2913558B2 (ja) | 1990-08-08 | 1990-08-08 | 電鋳部品と金属部品の接合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21000690A JP2913558B2 (ja) | 1990-08-08 | 1990-08-08 | 電鋳部品と金属部品の接合体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0499296A true JPH0499296A (ja) | 1992-03-31 |
JP2913558B2 JP2913558B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=16582283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21000690A Expired - Fee Related JP2913558B2 (ja) | 1990-08-08 | 1990-08-08 | 電鋳部品と金属部品の接合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913558B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8057644B2 (en) | 2005-07-26 | 2011-11-15 | Federal-Mogul World Wide, Inc. | Process and apparatus for plating articles |
-
1990
- 1990-08-08 JP JP21000690A patent/JP2913558B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8057644B2 (en) | 2005-07-26 | 2011-11-15 | Federal-Mogul World Wide, Inc. | Process and apparatus for plating articles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2913558B2 (ja) | 1999-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |