JPH0499117A - ばね用鋼の製造方法 - Google Patents
ばね用鋼の製造方法Info
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- JPH0499117A JPH0499117A JP2207058A JP20705890A JPH0499117A JP H0499117 A JPH0499117 A JP H0499117A JP 2207058 A JP2207058 A JP 2207058A JP 20705890 A JP20705890 A JP 20705890A JP H0499117 A JPH0499117 A JP H0499117A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、有害な非金属介在物の低減を図り、疲労特性
に優れたばね用鋼を製造する為の方法に関するものであ
る。
に優れたばね用鋼を製造する為の方法に関するものであ
る。
[従来の技術]
自動車用弁ばねは苛酷な条件下で使用されるものである
ため、内部欠陥による破断感受性が極めて高く、従って
線材中の有害な非金属介在物を低減することが重要な品
質管理項目とされている。
ため、内部欠陥による破断感受性が極めて高く、従って
線材中の有害な非金属介在物を低減することが重要な品
質管理項目とされている。
製品の機械的性質に悪影響を与える非金属介在物はAl
2O,を主体とするB、C系介在物と言われており、こ
うした非金属介在物による無害化を達成する目的で、介
在物組成を熱間圧延時に延び易い低融点組成(A系介在
物)に制御して有害な非金属介在物の低減が図られてい
る。
2O,を主体とするB、C系介在物と言われており、こ
うした非金属介在物による無害化を達成する目的で、介
在物組成を熱間圧延時に延び易い低融点組成(A系介在
物)に制御して有害な非金属介在物の低減が図られてい
る。
一方自動車用タイヤに用いられるコードワイヤ等の高炭
素鋼線材においても、高度の伸線性を達成する目的で、
有害な非金属介在物の低減が図られている0例えば特公
昭63−18646号公報には、rMn/Stを1.7
に調整したC:0.25〜1.00%の高炭素溶鋼に、
添加されるAl混入総量を溶鋼電光たり10g未満にし
て溶製した鋼を、真空アーク脱ガス装置で、CaO−5
iOz系スラグを用いて処理し」非延伸型の非金属介在
物を極微量に低減する技術について提案されている。
素鋼線材においても、高度の伸線性を達成する目的で、
有害な非金属介在物の低減が図られている0例えば特公
昭63−18646号公報には、rMn/Stを1.7
に調整したC:0.25〜1.00%の高炭素溶鋼に、
添加されるAl混入総量を溶鋼電光たり10g未満にし
て溶製した鋼を、真空アーク脱ガス装置で、CaO−5
iOz系スラグを用いて処理し」非延伸型の非金属介在
物を極微量に低減する技術について提案されている。
[発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、有害な非金属介在物を低減する技術の
一環として、疲労特性に優れ自動車用弁ばね等に最適な
ばね用銅を製造する為の方法を提供することにある。
一環として、疲労特性に優れ自動車用弁ばね等に最適な
ばね用銅を製造する為の方法を提供することにある。
[課題を解決する為の手段]
上記目的を達成し得た本発明とは、Mn/SiとA1g
量の関係が第1図に示す適正領域となる様に調整したC
: 0.5〜1%の高炭素溶鋼を、Ca0−S i
02 系スラグを用いて溶m処理する点に要旨を有する
ばね用銅の製造方法である。
量の関係が第1図に示す適正領域となる様に調整したC
: 0.5〜1%の高炭素溶鋼を、Ca0−S i
02 系スラグを用いて溶m処理する点に要旨を有する
ばね用銅の製造方法である。
また上記の様にして溶鋼処理した後に、鋳型内で電磁攪
拌しつつ連続鋳造すれば、ばね用銅における疲労特性の
より一層の向上が図れる。
拌しつつ連続鋳造すれば、ばね用銅における疲労特性の
より一層の向上が図れる。
[作用]
ばね用銅としてはこれまでAl5I (SAE)925
4、1078.1065等が一般に使用されてきた。
4、1078.1065等が一般に使用されてきた。
本発明者らはこれらのばね用銅の疲労特性の改良を自損
して様々な角度から検討した。
して様々な角度から検討した。
まず本発明者らは、鋼中の非金属介在物を延性型の組成
に制御するとの観点から検討を重ねた。
に制御するとの観点から検討を重ねた。
その結果、上記鋼種につき溶鋼成分であるMnとSiと
の比(Mn/Si)と、溶鋼中のAlfi量の関係を適
正な範囲となる様に調整しく後記第1図参照)、Ca−
SiO2系スラグを用いて溶鋼処理すれば兄事にそれが
達成されることを見出した。
の比(Mn/Si)と、溶鋼中のAlfi量の関係を適
正な範囲となる様に調整しく後記第1図参照)、Ca−
SiO2系スラグを用いて溶鋼処理すれば兄事にそれが
達成されることを見出した。
一方ばね用銅に限らず鋼材は造塊法で製造されるのが一
般的であったが、近年では鋼材歩留まりの向上という観
点から連続鋳造法によって製造する場合が多くなってい
る。またばねの製品特性としては疲労特性が良好である
ことが必要であり、この疲労特性には製品表層部の非金
属介在物による影響が大きいとされる。そこで本発明者
らは連続鋳造法によってばね用銅を製造する際の、表層
部における非金属介在物の低減を図る手段について検討
したところ、鋳型内で電磁攪拌しつつ鋳造することが極
めて有効であることを見出した。
般的であったが、近年では鋼材歩留まりの向上という観
点から連続鋳造法によって製造する場合が多くなってい
る。またばねの製品特性としては疲労特性が良好である
ことが必要であり、この疲労特性には製品表層部の非金
属介在物による影響が大きいとされる。そこで本発明者
らは連続鋳造法によってばね用銅を製造する際の、表層
部における非金属介在物の低減を図る手段について検討
したところ、鋳型内で電磁攪拌しつつ鋳造することが極
めて有効であることを見出した。
即ち上記の様にして溶m処理をした後に、鋳型内で電磁
攪拌しつつ連続鋳造すれば、ばね用銅のより一層の8買
改善を図れることが分かった。
攪拌しつつ連続鋳造すれば、ばね用銅のより一層の8買
改善を図れることが分かった。
尚本発明で用いる溶鋼中のCを0.5〜1%に限定した
のは、ばね用銅であることを考慮した為である。即ち上
述した様な従前のばね用銅は、はぼC:0.5〜1%の
範囲内に規定されており、0.5%未満では製品として
の必要な強度を確保することができず、1%を超えると
加工性が低下する。
のは、ばね用銅であることを考慮した為である。即ち上
述した様な従前のばね用銅は、はぼC:0.5〜1%の
範囲内に規定されており、0.5%未満では製品として
の必要な強度を確保することができず、1%を超えると
加工性が低下する。
また溶m処理時に、CaO−SiO2系スラグを使用す
るのは、溶鋼中に生成したA1□o、系介在物の吸収性
の促進を図った為である。
るのは、溶鋼中に生成したA1□o、系介在物の吸収性
の促進を図った為である。
以下本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、下
記実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前・
後記の趣旨に徴して設計変更すること、例えばC: 0
.5〜1%の他の鋼種を用いること等は、いずれも本発
明の技術的範囲に含まれるものである。
記実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前・
後記の趣旨に徴して設計変更すること、例えばC: 0
.5〜1%の他の鋼種を用いること等は、いずれも本発
明の技術的範囲に含まれるものである。
[実施例]
実施例1
ばね用銅としてA I S I 9254.1078.
1065ニ規定される化学成分の溶鋼を使用しく後記第
1表参照)、Al量を調整しつつMn/S iとA1総
量との関係が最終ばね製品の清浄度や疲労特性にどの様
な影響を与えるかについて調査した。尚上記Al総量と
は、A1合金として投入される量は勿論のこと、脱酸剤
として投入されるFe−3t合金等に不可避的に含まれ
るAl量をも加えた趣旨である。また製品の清浄度は検
鏡法(M axt法)により測定し、疲労特性は中村式
回転曲げ疲労試験により評価した。これらの結果を第1
表に示す。
1065ニ規定される化学成分の溶鋼を使用しく後記第
1表参照)、Al量を調整しつつMn/S iとA1総
量との関係が最終ばね製品の清浄度や疲労特性にどの様
な影響を与えるかについて調査した。尚上記Al総量と
は、A1合金として投入される量は勿論のこと、脱酸剤
として投入されるFe−3t合金等に不可避的に含まれ
るAl量をも加えた趣旨である。また製品の清浄度は検
鏡法(M axt法)により測定し、疲労特性は中村式
回転曲げ疲労試験により評価した。これらの結果を第1
表に示す。
第1表から次の様に考察できる。M axt法による清
浄度とばねの疲労特性には相間々係があり、Maxt<
5μの発生率が60%以下であれば疲労特性か良好とな
る。従って疲労特性が良好な鋼材を得る為には、M n
/ S iとAl総量が第1図の適正領域(図中ハツ
チングで示す)となる様に調整する必要があることが判
明した。
浄度とばねの疲労特性には相間々係があり、Maxt<
5μの発生率が60%以下であれば疲労特性か良好とな
る。従って疲労特性が良好な鋼材を得る為には、M n
/ S iとAl総量が第1図の適正領域(図中ハツ
チングで示す)となる様に調整する必要があることが判
明した。
実施例2
製造条件と製品表層部の有害非金属介在物の個数との関
係について調査した。部用いた鋼材は前記第1図の適正
領域内のものである。また有害な非金属介在物の個数に
ついては、10mmφの圧延材の表面より1mmの深さ
まで旋盤にて切り出し、この切り屑を酸にて溶解し、切
り屑25g当たりに含まれる20μm以上の介在物の個
数を示した。この結果を第2表に示す。
係について調査した。部用いた鋼材は前記第1図の適正
領域内のものである。また有害な非金属介在物の個数に
ついては、10mmφの圧延材の表面より1mmの深さ
まで旋盤にて切り出し、この切り屑を酸にて溶解し、切
り屑25g当たりに含まれる20μm以上の介在物の個
数を示した。この結果を第2表に示す。
*IC・インゴットγ去
連続鋳造烹
第2表から明らかであるが、鋳型内で電磁攪拌しながら
鋳造した鋼材は、表層部における有害非金属介在物の個
数を最も少なくできていることが分かる。
鋳造した鋼材は、表層部における有害非金属介在物の個
数を最も少なくできていることが分かる。
[発明の効果]
以上述べた如く本発明によれば、有害な非金属介在物の
低減を図ることができ、疲労特性に優れ自動車用弁ばね
等に最適なばね用銅を製造する為の方法が実現できた。
低減を図ることができ、疲労特性に優れ自動車用弁ばね
等に最適なばね用銅を製造する為の方法が実現できた。
第1図はM n / S iとA1総量の関係が鋼材の
清浄度に及ぼす影響を示したグラフである。
清浄度に及ぼす影響を示したグラフである。
Claims (2)
- (1)Mn/SiとAl総量の関係が第1図に示す適正
領域となる様に調整したC:0.5〜1%の高炭素溶鋼
を、CaO−SiO_2系スラグを用いて溶鋼処理する
ことを特徴とするばね用鋼の製造方法。 - (2)Mn/SiとAl総量の関係が第1図に示す適正
領域となる様に調整したC:0.5〜1%の高炭素溶鋼
を、CaO−SiO_2系スラグを用いて溶鋼処理した
後、鋳型内で電磁攪拌しつつ連続鋳造することを特徴と
するばね用鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2207058A JPH0499117A (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | ばね用鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2207058A JPH0499117A (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | ばね用鋼の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0499117A true JPH0499117A (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=16533510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2207058A Pending JPH0499117A (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | ばね用鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0499117A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110508771A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-29 | 邢台钢铁有限责任公司 | 一种消除合金弹簧钢盘条近表层枝晶带状偏析的连铸方法 |
-
1990
- 1990-08-03 JP JP2207058A patent/JPH0499117A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110508771A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-29 | 邢台钢铁有限责任公司 | 一种消除合金弹簧钢盘条近表层枝晶带状偏析的连铸方法 |
CN110508771B (zh) * | 2019-08-29 | 2021-05-28 | 邢台钢铁有限责任公司 | 一种消除合金弹簧钢盘条近表层枝晶带状偏析的连铸方法 |
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