JPH049902Y2 - - Google Patents

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JPH049902Y2
JPH049902Y2 JP5966388U JP5966388U JPH049902Y2 JP H049902 Y2 JPH049902 Y2 JP H049902Y2 JP 5966388 U JP5966388 U JP 5966388U JP 5966388 U JP5966388 U JP 5966388U JP H049902 Y2 JPH049902 Y2 JP H049902Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、仏壇の扉を電動機などの制御手段
によつて開閉させる仏壇扉開閉装置に関するもの
である。
[従来の技術] 第16図および第17図は、特開昭59−164014
号公報に開示された仏壇を示す概略平面断面図で
ある。第16図は、すべての扉が閉じられている
状態を示し、第17図は、すべての扉が開かれて
いる状態を示している。
仏壇1の本体扉2は、1対の扉体2a,2bを
備える。各扉体2a,2bは、2枚の扉板を内折
り自在に連結している。本体扉2の内部には、厨
子3が配置されている。厨子3の厨子扉4は、1
対の扉体4a,4bを備えている。各扉体4a,
4bは、内折り自在に連結された2枚の扉板から
なる。
また、厨子3は、仏壇1の幅方向にスライド可
能に設けられた2枚の覆い板5a,5bを備えて
いる。この覆い板5a,5bの内部には、たとえ
ば、御本尊、巻紙、経典、曼陀羅、仏像等が設置
されている。
[考案が解決しようとする課題] 第17図に示すような開扉状態においては、厨
子3の内部に置かれている仏像などを外部からよ
く観察できるようにするために、厨子扉4および
覆い板5a,5bを大きく開かせる必要がある。
第16図および第17図に示した従来の仏壇で
は、開扉状態において、厨子の扉体4a,4b
は、それぞれ厨子3の両側方部分に位置する。ま
た、仏壇1の幅方向にスライド可能に設けられて
いる1対の覆い板5a,5bは、開いた状態にお
いては、それぞれ厨子3の両側部に大きく突出し
ている。
厨子扉4および覆い板5a,5bを備える厨子
3は、仏壇1の本体内に収納されている。したが
つて、仏壇1の幅寸法Wは、第17図に示すよう
に、厨子扉4および覆い板5a,5bを大きく開
かせるだけの大きさを持つていなければならな
い。
厨子扉4および覆い板5a,5bは、開いた状
態においては、厨子3の両側部に突出するもので
あるので、仏壇1の幅寸法Wを大きくせざるを得
ない。
仏壇1が設置されるべき仏間などの空間の有効
利用を考えたとき、仏壇1の幅寸法Wはできるだ
け小さくするのが望ましい。第16図および第1
7図に示したような仏壇では、仏壇1の幅寸法W
を小さくしようと思えば、厨子3の寸法自体を小
さくしなければならない。
一方、仏壇1の天板と仏間の天井との間には、
或る程度の大きさの空間が存在する。この空間
は、通常、デツドスペースになつている。したが
つて、このデツドスペースの大きさを小さくする
ように仏壇1の高さを大きくしても、仏間の有効
利用という点に対してあまり影響を及ぼさない。
この考案は、このような情況を鑑みてなさたも
のであり、その目的は、仏壇の幅寸法を小さくす
ることのできる仏壇扉開閉装置を提供することで
ある。
[課題を解決するための手段] この考案に従つた仏壇扉開閉装置は、以下のも
のを備える。
a 中央に開口を有するフレーム部材。
b 閉扉状態において上記フレーム部材の開口を
覆うように上下に並んで配置され、それぞれが
フレーム部材に上下動可能に支持されている最
上部扉板、中央上部扉板、中央下部扉板および
最下部扉板。
c 上記フレーム部材の上部に設けられた第1案
内手段。
d 上記第1案内手段上を通過するように配置さ
れ、その一方端が中央上部扉板に連結され、そ
の他方端が中央下部扉板に連結されている第1
ワイヤ。
e 上記フレーム部材の上部に設けられた第2案
内手段。
f 上記第2案内手段上を通過するように配置さ
れ、その一方端が最上部扉板に連結され、その
他方端が最下部扉板に連結されている第2ワイ
ヤ。
g 上記中央扉板と中央下部扉板とが互いに遠ざ
かる第1開き動作に引き続いて、最上部扉板と
前記最下部扉板とが互いに遠ざかる第2開き動
作が行なわれるように、第1開き動作が所定位
置に達したとき中央上部扉板および中央下部扉
板のうちの少なくともいずれか一方と、最上部
扉板および最下部扉板のうちの少なくともいず
れか一方とを係合させてそれらを一体となつて
移動させる係合部材。
h 上記中央上部扉板および上記中央下部扉板の
開閉動作を制御する制御手段。
[作用] 閉扉状態においては、上下方向に並んでいる最
上部扉板、中央上部扉板、中央下部扉板および最
下部扉板が、フレーム部材の中央開口を覆つてい
る。この状態から、たとえば中央上部扉板が制御
手段によつて制御されて上方へ移動したとする。
中央上部扉板と中央下部扉板とは第1ワイヤを介
して連結されているので、中央上部扉板が上方へ
移動すると、中央下部扉板はそれ自身の重みによ
つて下方へ移動する。こうして、中央上部扉板が
上方へ移動すると、それに応じて中央下部扉板は
下方へ移動する。
中央上部扉板および中央下部扉板が開き動作を
行なつて所定の位置に達すると、たとえば中央上
部扉板が係合部材を介して最上部扉板と係合する
ようになる。そのため、中央上部扉板がその位置
からさらに上方へ移動すると、最上部扉板もそれ
に伴つて上方へ移動する。最上部扉板と最下部扉
板とは第2ワイヤによつて連結されているので、
最上部扉板が上方へ移動すれば、最下部扉板がそ
れ自身の重みによつて下方へ移動する。
こうして、開扉状態においては、最上部扉板お
よび中央上部扉板が重なり合つた状態でフレーム
部材の上部に位置し、最下部扉板および中央下部
扉板が重なり合つた状態でフレーム部材の下部に
位置するようになる。
[実施例] 第1図〜第4図は、この考案の一実施例を示す
正面図であり、第5図はその平面図、第6図はそ
の背面図である。図示する仏壇扉開閉装置10
は、たとえば、仏壇本体の内部に収納された厨子
の扉を開閉するのに使用される。
図示する仏壇扉開閉装置10は、中央に開口を
有する矩形のフレーム部材11と、このフレーム
部材11の開口を覆うように上下に並んで配置さ
れた最上部扉板12、中央上部扉板13、中央下
部扉板14および最下部扉板15とを備えてい
る。第5図を参照して、フレーム部材11の天板
11aには、貫通した溝16が形成されている。
同様に、図示していないが、フレーム部材11の
底板11bにも、貫通した溝が形成されている。
フレーム部材11には、1対のレール部材17,
18が固定して取付けられている。これらのレー
ル部材17,18は、それぞれ、フレーム部材1
1の天板11aに形成されている溝16および底
板11bに形成されている溝を貫通して延びてい
る。第5図に示すように、レール部材17,18
は、それぞれ、2個の軌道を有している。
最上部扉板12、中央上部扉板13、中央下部
扉板14および最下部扉板15は、それぞれ、そ
の両側縁部が1対のレール部材17,18の軌道
に受入れられている。したがつて、各扉板12,
13,14,15は、それぞれ、上下方向に移動
可能である。なお、最上部扉板12および最下部
扉板15は、1対のレール部材17,18の同一
の軌道内に受入れられている。一方、中央上部扉
板13および中央下部扉板14は、ともに、1対
のレール部材17,18の他方の軌道に受入れら
れている。
第1図は、閉扉の状態を示している。この第1
図に示す状態では、フレーム部材11の中央開口
は、4枚の扉板12,13,14,15によつて
完全に覆われている。また、図示する閉扉の状態
においては、中央上部扉板13の下端面と中央下
部扉板14の上端面とが当接している。中央上部
扉板13と最上部扉板12とは、互いに、その厚
み方向にずれた位置関係となつている。同様に、
中央下部扉板14と最下部扉板15とも、その厚
み方向にずれた位置関係となつている。
4枚の扉板12,13,14,15を開閉動作
させるための機構の詳細については後述するが、
ここでは、第1図に示す閉扉状態から第4図に示
す開扉状態に至るまでの各扉の様子を簡単に説明
する。
フレーム部材11の上部には、中央上部扉板1
3および中央下部扉板14の開閉動作を制御する
ための制御手段19が配置されている。第2図
は、制御手段19を操作することによつて中央上
部扉板13および中央下部扉板14が互いに遠ざ
かる方向に開いている状態を示している。この第
2図に示す状態では、最上部扉板12および最下
部扉板15は静止したままである。つまり、扉の
開き動作の初期状態においては、中央上部扉板1
3は最上部扉板12との重なりの度合を深めるよ
うに上方に向かつて移動し、中央下部扉板14
は、再下部扉板15との重なりの度合を深めるよ
うに下方に向かつて移動する。
扉の開き動作が第2図に示す状態からさらに進
行すると、第3図に示す状態となる。この第3図
に示す状態では、中央上部扉板13と最上部扉板
12とが完全に重なり合い、また中央下部扉板1
4と最下部扉板15とが完全に重なり合つてい
る。第1図から第3図に示す状態に至るまでの間
は、最上部扉板12および最下部扉板15はそれ
ぞれ静止したままである。
第3図に示す状態から、さらに開き動作か進行
すると、最上部扉板12および中央上部扉板13
が一体となつて上方に向かつて移動する。また、
最下部扉板15および中央下部扉板14が、一体
となつて下方に向かつて移動する。こうして、第
4図に示す開扉状態においては、最上部扉板12
および中央上部扉板13は、重なり合つた状態で
フレーム部材11の上部に位置する。また、最下
部扉板15および中央下部扉板14は、重なり合
つた状態で、フレーム部材11の下部に位置す
る。この第4図に示す状態では、フレーム部材1
1の中央開口は完全に開かれている。
第1図、第5図および第6図を参照して、中央
上部扉板13および中央下部扉板14の開閉動作
を制御するための制御手段19は、フレーム部材
11の天板11aに配置されている正転逆転可能
なモータ20と、ロール23と、駆動ワイヤ24
とを備えている。ロール23はフレーム部材11
の天板11a上に回転可能に支持されている。そ
して、モータ20の回転は、ギヤ21,22を介
してロール23に伝達される。駆動ワイヤ24
は、第6図に示すように、その一方端がロール2
3に固定して取付けられ、その他方端が固定部材
25を介して中央上部扉板13に固定して取付け
られている。こうして、中央上部扉板13の上下
動は、モータ20によつて制御される。
第7図は、閉扉状態にある4枚の扉板12,1
3,14,15の正面図であり、第8図はその背
面図である。これらの図においては、便宜上、フ
レーム部材11およびモータ20等の図示を省略
している。第9図は、第7図の線−に沿つて
見た断面図である。第10図は、第9図に示す状
態から、中央上部扉板13および中央下部扉板1
4がそれぞれ所定位置まで上下動した状態を示す
断面図である。第11図は、4枚の扉板12,1
3,14,15が完全に開いている状態を示して
いる。
フレーム部材11の天板11a上には、4個の
滑車26,27,28,29およびローラ30が
回転自在に支持されている。第9図に示すよう
に、前述したワイヤ駆動24は、ローラ30上を
巻回している。
第8図を参照して、中央上部扉板13と中央下
部扉板14とは、ワイヤ39,40によつて連結
されている。ワイヤ39,40は、それぞれ、滑
車26,27を通過するように配置され、その一
方端が固定部材31,32を介して中央上部扉板
13に連結され、その他方端が固定部材33,3
4を介して中央下部扉板14に連結されている。
中央上部扉板13および中央下部扉板14には、
それぞれ、それら自身の重みによつて下方に向く
重力が作用している。一方、中央上部扉板13
は、駆動ワイヤ24によつて吊り下げられた状態
になつている。したがつて、駆動ワイヤ24が静
止した状態にあれば、中央上部扉板13も一定の
位置で静止した状態となる。そして、結果的に
は、中央下部扉板14は、ワイヤ39,40によ
つて吊り下げられた状態となつている。第8図に
示す閉扉状態においては、中央上部扉板13の下
端面と中央下部扉板14の上端面とは当接してい
る。
第7図を参照して、最上部扉板12と最下部扉
板15とは、ワイヤ41,42によつて連結され
ている。ワイヤ41,42は、それぞれ、滑車2
8,29を巻回するように配置され、その一方端
が固定部材35,36を介して最上部扉板12に
連結され、その他方端が固定部材37,38を介
して最下部扉板15に連結されている。最上部扉
板12および最下部扉板15には、それぞれそれ
ら自身の重みによつて、下方に向く重力が作用し
ている。図示した実施例では、最上部扉板12の
最下方位置を規定するために、最上部扉板12の
上面に係合部材43が固定して取付けられてい
る。第7図および第9図に示す閉扉状態において
は、係合部材43はフレーム部材11の天板11
aに当接し、それによつて最上部扉板12の下方
への移動を禁止している。そして、結果的には、
最下部扉板15は、ワイヤ41,42によつて吊
り下げられてその位置が決定されることになる。
次に、第9図、第10図および第11図を参照
して、4枚の扉板12,13,14,15の動作
について説明する。
第9図に示す状態から、ロール23がモータ2
0によつて駆動されて図において時計方向に回転
したとする。すると、駆動ワイヤ24がロール2
3に巻取られ、中央上部扉板13を上方に引き上
げる。中央上部扉板13が上方へ移動すると、こ
の中央上部扉板13にワイヤ39,40を介して
連結されている中央下部扉板14がそれ自身の重
みによつて下方に移動する。このように、中央上
部扉板13が上方へ移動すると、それに応じて中
央下部扉板14は下方に向かつて移動する。
第9図に示す状態から第10図に示す状態に至
るまでの間は、中央上部扉板13および中央下部
扉板14がそれぞれ上方および下方へ移動するだ
けであつて、最上部扉板12および最下部扉板1
5は静止したままである。第10図に示すよう
に、中央上部扉板13が最上部扉板12に対して
完全に重なり合う位置まで上方に移動すると、中
央上部扉板13の上端面が最上部扉板12に固定
して取付けられている係合部材43に当接するよ
うになる。その状態で、さらに中央上部扉板13
が上方に移動すると、最上部扉板12も中央上部
扉板13とともに上方に移動する。最上部扉板1
2が上方へ移動すれば、この最上部扉板12にワ
イヤ41,42を介して連結されている最下部扉
板15が、それ自身の重みによつて下方に移動す
る。こうして、最上部扉板12が上方へ移動すれ
ば、それと同時に最下部扉板15は下方へ移動す
る。
以上要約すれば、第9図に示す閉扉状態から第
10図に示す状態に至るまでは、中央上部扉板1
3と中央下部扉板14とが互いに遠ざかる第1開
き動作が行なわれる。そして、中央上部扉板13
が係合部材43に当接した後においては、最上部
扉板12と最下部扉板15とが互いに遠ざかる第
2開き動作が行なわれる。この際、最上部扉板1
5と中央上部扉板13とは一体となつて上方に移
動し、最下部扉板15と中央下部扉板14とは一
体となつて下方に移動する。そして、第11図に
示す開扉状態においては、最上部扉板12および
中央上部扉板13が互いに重なり合つた状態でフ
レーム部材11の天板の上部に位置するようにな
る。また、最下部扉板15および中央下部扉板1
4は互いに重なり合つた状態で、フレーム部材1
1の底板11bの下部に位置するようになる。
第12図〜第14図は、4枚の扉板12,1
3,14,15が所定状態になつたときにモータ
20の回転を停止させるためのスイツチ機構を示
す平面図である。第12図は、閉扉状態に対応し
ており、第14図は開扉状態に対応している。ま
た、第13図は、閉扉状態から開扉状態に移行す
る途中の状態に対応している。第15図は、第1
2図の線X−Xに沿つて見た図である。支持
台44は、フレーム部材11の天板11a上に固
定して取付けられている。前述したロール23お
よびモータ20は、この支持台44に支持されて
いる。また、支持台44には、4個のプーリ4
5,46,47,48が回転自在に支持されてい
る。第12図に示されているプーリ45は、ロー
ル23の一方端近傍に配置され、残りの3個のプ
ーリ46,47,48は、ロール23の他方端近
傍に配置されている。第15図に示されているプ
ーリ48は、ロール23と一体となつて回転す
る。プーリ45およびプーリ48はエンドレスワ
イヤ49が巻回されている。プーリ46,47
は、エンドレスワイヤ49の屈曲部分に配置され
ている。第12図に示すように、エンドレスワイ
ヤ49には、2個の当接部材50,51が固定し
て取付けられている。そして、特に第13図から
明らかなように、支持台44には、当接部材50
に当接し得るリミツトスイツチ52および当接部
材51に当接し得るリミツトスイツチ53が取付
けられている。
ロール23が回転すれば、それに伴つてプーリ
48も回転する。そして、このプーリ48の回転
によつて、エンドレスワイヤ49が移動する。つ
まり、当接部材50および51が移動する。
当接部材50,51およびリミツトスイツチ5
2,53は、以下の動作を実現するような位置関
係に選ばれている。すなわち、第12図に示す閉
扉状態においては、一方の当接部材50が一方の
リミツトスイツチ52に当接し、第14図に示す
開扉状態においては、他方の当接部材51が他方
のリミツトスイツチ53に当接するようにされ
る。そして、リミツトスイツチ52および53が
それぞれオフ状態からオン状態に切換わつたとき
には、モータ20の回転が停止されるようになつ
ている。このようにすれば、4枚の扉板12,1
3,14,15が開扉状態になつたとき、モータ
20の回転は自動的に停止され、また4枚の扉板
12,13,14,15が閉扉状態になつたとき
にもモータ20の回転が自動的に停止されるよう
になる。
第1図〜第15図を用いてこの考案の一実施例
を説明したが、図示した実施例は単なる例示的な
ものである。したがつて、この考案の均等の範囲
内において、種々の修正や変形が可能である。そ
のような修正例または変形例のいくつかを以下に
簡単に説明する。
第9図を参照して、図示した実施例では、駆動
ワイヤ24が中央上部扉板13に連結されてい
た。しかし、変形例として、駆動ワイヤ24が中
央下部扉板14に連結されるものであつてもよ
い。この場合には、たとえば、フレーム部材11
の底板11b上にロールなどが配置されるであろ
う。そして、駆動ワイヤ24は、その一方端が中
央下部扉板14に連結され、そこから下方に向か
つて延びてフレーム部材11の底板上のロールを
巻回し、その後上方に延びてその他方端がロール
23に連結されることになろう。
また、他の変形例として、駆動ワイヤ24およ
びロール23を備えていないものも考えられる。
たとえば、中央上部扉板13と中央下部扉板14
とを連結しているワイヤ40を直接移動させるよ
うにしてもよい。そのための具体的な方法とし
て、ワイヤ40を巻回させている滑車27を、モ
ータによつて回転駆動するようにしてもよい。
さらに、図示した実施例では、係合部材43が
最上部扉板12の上端面に取付けられていた。し
かし、変形例として、そのような係合部材を、中
央上部扉板13の下端面や、中央下部扉板14の
上端面や、最下部扉板15の下端面に取付けるよ
うにしてもよい。
この考案に従つた仏壇扉開閉装置は、仏壇本体
内に収納されている厨子の扉を開閉するのに有効
に利用され得る。しかし、第16図に示されてい
る覆い板5a,5bや本体扉2の代わりに、この
考案に従つた仏壇扉開閉装置を用いてもよい。
[考案の効果] 以上のように、この考案では、閉扉状態から開
扉状態に移行するとき、中央上部扉板および最上
部扉板が上方に向かつて直線的に移動し、中央下
部扉板および最下部扉板が下方に向かつて直線的
に移動する。したがつて、閉扉状態から開扉状態
への移行速度が速い。
また、閉扉状態から開扉状態に至るまでの間の
いずれの状態においても、扉板がフレーム部材の
両側部に突出するということはないので、仏壇の
幅寸法を大きくとる必要はない。また、開扉状態
において、最上部扉板および中央上部扉板は重な
り合つた状態でフレーム部材の上部に位置し、最
下部扉板および中央下部扉板も重なり合つた状態
でフレーム部材の下部に位置している。したがつ
て、開扉状態における扉板の収納のためのスペー
スを比較的小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す正面図で
ある。第2図は、第1図に示す状態から、中央上
部扉板13および中央下部扉板14が開き動作を
行なつた後の状態を示す図である。第3図は、第
2図に示す状態から、中央上部扉板および中央下
部扉板がさらに続けて開き動作を行なつた後の状
態を示す図である。第4図は、4枚の扉板12,
13,14,15が完全に開いている状態を示す
図である。第5図は、第1図に示した実施例の平
面図である。第6図は、第1図に示した実施例の
背面図である。第7図は、閉扉状態にある4枚の
扉板12,13,14,15の連結関係を明らか
にするための正面図である。第8図は、第7図に
示した4枚の扉板の背面図である。第9図は、第
7図の線−に沿つて見た断面図である。第1
0図は、第9図に示す状態から、中央上部扉板1
3および中央下部扉板14が開き動作を行なつた
後の状態を示す断面図である。第11図は、第1
0図に示す状態から、さらに開き動作を行なつた
後の状態を示す断面図である。第12図、第13
図および第14図は、モータの回転を停止させる
ためのスイツチ機構を示す平面図であり、第12
図は閉扉状態に対応し、第13図は閉扉状態から
開扉状態に移行する途中の状態に対応し、第14
図は開扉状態に対応している。第15図は、第1
2図の線X−Xに沿つて見た図である。第1
6図は、特開昭59−164014号公報に開示された仏
壇の概略平面断面図である。第17図は、第16
図に示す仏壇の扉がすべて開かれている状態を示
す断面図である。図において、10は仏壇扉開閉
装置、11はフレーム部材、12は最上部扉板、
13は中央上部扉板、14は中央下部扉板、15
は最下部扉板、19は制御手段、23はロール、
24は駆動ワイヤ、26,27,28,29は滑
車、39,40,41,42はワイヤ、43は係
合部材を示す。なお、各図において、同一の番号
は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央に開口を有するフレーム部材と、 閉扉状態において前記フレーム部材の開口を覆
    うように上下に並んで配置され、それぞれが前記
    フレーム部材に上下動可能に支持されている最上
    部扉板、中央上部扉板、中央下部扉板および最下
    部扉板と、 前記フレーム部材の上部に設けられた第1案内
    手段と、 前記第1案内手段上を通過するように配置さ
    れ、その一方端が前記中央上部扉板に連結され、
    その他方端が前記中央下部扉板に連結されている
    第1ワイヤと、 前記フレーム部材の上部に設けられた第2案内
    手段と、 前記第2案内手段上を通過するように配置さ
    れ、その一方端が前記最上部扉板に連結され、そ
    の他方端が前記最下部扉板に連結されている第2
    ワイヤと、 前記中央上部扉板と前記中央下部扉板とが互い
    に遠ざかる第1開き動作に引き続いて、前記最上
    部扉板と前記最下部扉板とが互いに遠ざかる第2
    開き動作が行なわれるように、前記第1開き動作
    が所定位置に達したとき前記中央上部扉板および
    前記中央下部扉板のうちの少なくともいずれか一
    方と、前記最上部扉板および前記最下部扉板のう
    ちの少なくともいずれか一方とを係合させてそれ
    らを一体となつて移動させる係合部材と、 前記中央上部扉板および前記中央下部扉板の開
    閉動作を制御する制御手段と、 を備えた、仏壇扉開閉装置。
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