JPH0498A - バルブ付スチームトラップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、蒸気配管系から復水のみを自動的に排出する
スチームトラップと、流路切換用のバルブを組合せたバ
ルブ付スチームトラップに関する。

スチームトラップは蒸気が仕事を行なった後に生じる復
水のみを自動的に排出する自動弁の一種であるが、一般
にその排出弁口は配管部材の口径に比べてかなり小ざい
設計となっている。これは蒸気の比容積に比べて復水の
比容積は非常に小さいためてあり、また、蒸気の漏洩を
極力防止するためで市る。従って、蒸気使用機器の初期
立上がり時のように大量の復水が発生する場合において
は、上記小ざい弁口のみでは復水か滞留してしまうとい
った不都合か生じる。この対策として、スチームトラッ
プと並列に比較的口径の大きな配管によるバイパス流路
を設けて、運転開始時や初期立上がり時にはバイパス流
路にも流路を手動で切換えることが行なわれていた。し
かしこの場合、各流路を切換えるために複数のバルブを
操作する繁雑ざやバイパス流路を設けるために大きな設
置スペースが必要となってしまっていた。

〈従来の技術〉 従来は、例えば実公昭５０−３１９６２号公報に示され
ているようなバルブ付スチームトラップの技術かめった
。これは、トラップ不体内に流路切換弁を、トラップと
一体に形成して、上記流路切換弁を手動操作することに
より、通常のトラップ機能とバイパス流路機能と閉止機
能のそれぞれを発揮することができるものでおる。トラ
ップと流路切換弁を一体に形成したことにより、１個の
流路切換弁の手動操作によりバイパス流路機能が得られ
ると共に、配管による設置スペースの増大を防止したも
のでおる。

くべ発明が解決しようとする課題〉 しかし上記従来技術のものにおいては、まだ流路切換弁
体を手動操作しなければならない繁雑さかめった。すな
わち、作動と停止を繰返して行うバッチシステムの蒸気
使用機器にバルブ付スチームトラップを取り付けた場合
、作動の度ごとにバイパス流路に切換えるための弁体の
手動操作か必要となるのである。特に、作動と停止の間
隔か短い場合や切換えの頻度が高い場合においてはこの
操作は非常に繁雑なものとなる。

また上記従来技術のものにおいては、バイパス流路機能
時はバイパス流路か開くのみでトラップ弁体は閉じたま
まであり、バイパス流路を通ってきたゴミ等の異物かト
ラップ弁体と弁座部に流入してトラップ部の気密性か低
下してしまう問題かあった。トラップ部の気密性か低下
すると通常のトラップ機能時に蒸気を漏洩することとな
る。

従って本発明の技術的課題は、トラップ部にゴミ等の異
物が流入して気密性が低下しないようにすると共に、流
路切換弁の手動操作を不要とすることである。

〈課題を解決するための手段〉 上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術
的手段は、流路切換弁とスチームトラップを一体に形成
したものにおいて、スチームトラップ弁体の一部もしく
は全体を磁性材料で形成し、流路切換弁体を弁座部に対
して摺動自在に配し、上記流路切換弁体の一端をスチー
ムトラップ弁体の近傍に配置し、該スチームトラップ弁
体近傍の一端部に磁性部材を取付け、上記流路切換弁体
の他端を弁体駆動手段と連結して、流路切換弁体が開弁
方向に弁体駆動手段で駆動されると上記スチームトラッ
プ弁体と磁性部材とがその磁界内に位置するようにした
ものである。

〈作用〉 流路切換弁体に弁体駆動手段を連結したことにより、弁
体駆動手段を介して流路切換弁体を操作することができ
、弁体の手動操作は一切不要となる。

流路切換弁体か開弁じてバイパス流路機能となると、流
路切換弁体の一端部の磁性部材とスチームトラップ弁体
とが磁界内に位置することにより、スチームトラップ弁
体は磁性部材に吸着される。

吸着されることによりスチームトラップ弁体は弁座面か
ら離座してスチームトラップ弁口が開口する。従って、
スチームトラップ弁口からも一次側の高圧流体か流下す
ることにより、バイパス流路を通ってきたゴミ等の異物
がトラップ部に流入することはない。

〈発明の効果〉 トラップ部にゴミ等の異物が流入して気密性か低下する
ことがなく蒸気漏れを防止することかできると共に、弁
体を手動操作する必要かなく蒸気使用機器の最高効率を
得るための操作の自動化を計ることができる。

く実施例〉 上記の技術的手段の興体例を示す実施例を説明する。（
第１図参照） 流路切換弁１とスチームトラップ２とを十Ｍ５１を介し
てボルト５０で見苦に結合してバルブ付スチームトラッ
プを成す。

流路切換弁１は、貫通孔１２を設けた切換弁体３と、本
体内に設けた弁座部４とで形成する。本体５には流入口
６と流出ロアを形成する。流入口６に連通して本体５内
にトラップ弁室１８を設け、上部に細孔を有するほぼ円
筒状のストレーナ８を、スナップリング９により取付け
る。円筒状ストレーナ８の内部は片流入路１０によって
切換弁体３と連通する。切換弁体３と流出ロアを昇流出
路１３で連通する。片流入路１０と切換弁体３と弁流出
路１３とでバイパス流路を形成する。

トラップせ辛１８内に、流入してくる復水の水位に応じ
て浮上降下する中空のフロート１４を自由状態で配する
。フロート１４はその一部もしくは全体を磁性材料で製
作する。また、フロート１４の内部に磁性材料を取付ｔ
ブてもよい。トラップ甘辛１８の下部にせ辛内に突設し
てトラップ弁座１５を取付ける。トラップ弁座１５に設
けたトラップ弁口１６は、立上通路１７を経て流出ロア
と連通する。

切換弁体３は棒状で下記に述べる流路切換弁１の駆動手
段により回転しながら上下に移動して、貫通孔１２が昇
流入路１０及び片流出路１３とほぼ同軸上に位置すると
バイパス通路を開通し、上方へ移動してバイパス通路を
閉じる（第１図に示す状態）。切換弁体３は上蓋５１内
を貫通して操作棒２０と係合する。操作棒２０の上端は
弁体駆動手段としてのモータ６０の出力軸６１と連結す
る。弁体駆動手段としては上記のモータの他に、例えば
圧縮空気で作動するエアーアクチュエータヤ、油圧アク
チュエータ等であってもよい。モタ６０の回転により操
作棒２０か回転し、セットボルト７０とスプライン機構
部材７１により、切換弁体３は回転しながら上下に摺動
する。

切換弁体３の下端はトラップ甘辛１８の上部でフロート
１４の上方に配置し、端部に磁性部材としての電磁コイ
ル３０を組入れる。電磁コイル３０はモータ６０による
切換弁体３の下方への移動時に通電励磁され磁力を発生
して、磁性材料で形成されたフロート１４を吸着し、ト
ラップ弁口１６を開口する。また、切換弁体の上方への
移動時に通電が解かれ磁力を失ってフロート１４を自由
状態とする。磁性部材としては上記の電磁コイルの他に
、適宜磁力を選定した磁石やザーマルフエライト等であ
ってもよい。

モータ６０と電源（図示せず）や作動の切換を行うため
の各種機器（図示せず）を接続するコード６２をモータ
取付台６３に取付ける。参照番号６６はモータ６０をイ
呆護するカバーである。

以上の構成において、モータ６０の作動を切換えるため
の信号に応じてモータ６０か駆動され操作棒２０か回転
すると共に、電磁コイル３０か通電励磁され、切換弁体
３か回転しなから下降して貫通孔１２と昇流入路１０及
び片流出路１３か連通して自動的にバイパス流路が形成
され、またフロート１４が電磁コイルに吸着されてトラ
ップ弁口１６も開口する。この場合、ストレーナ８の内
部に堆積しているゴミやスケールなどの異物が流下する
がトラップ弁口１６からも流体が流下することにより、
トラップ弁口１６部に異物か流入することはなく、従っ
て、トラップの通常作動時にトラップ弁口１６の気密性
が失われて蒸気を漏洩することはない。

作動信号を切替えることにより操作棒２０が反対方向に
回転せしめられ、電磁コイル３０の励磁か解除されるこ
とにより、昇流入路１０と片流出路１３が切替え弁体３
で遮断され、フロート１４も自由状態となり（第１図に
示す状態）、通常のスチームトラップとしての機能を果
す。

本寅施例においては、スチームトラップとじてフロート
式のものを示したかこれに限定されることはなく、例え
ばディスク式やパケット式やサーモ式等を用いることも
てきる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のバルブ付スチームトラップの実施例の
断面図でおる。 １：流路切換弁　　　２ニスチームトラップ３：切換弁
体　　　　４：弁座部 ５：全体　　　　　　６：流入口 ア：流出口　　　　　８ニストレーナ １０：昇流入路　　　１３：昇流出路 １４：フロート　　　２０：操作棒 ３０：電磁コイル　　６０：モータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、流路切換弁とスチームトラップを一体に形成したも
   のにおいて、スチームトラップ弁体の一部もしくは全体
   を磁性材料で形成し、流路切換弁体を弁座部に対して摺
   動自在に配し、上記流路切換弁体の一端をスチームトラ
   ップ弁体の近傍に配置し、該スチームトラップ弁体近傍
   の一端部に磁性部材を取付け、上記流路切換弁体の他端
   を弁体駆動手段と連結して、流路切換弁体が開弁方向に
   駆動手段で駆動されると上記スチームトラップ弁体と磁
   性部材がその磁界内に位置するようにしたバルブ付スチ
   ームトラップ。