JPH049829Y2 - - Google Patents

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JPH049829Y2
JPH049829Y2 JP1985150302U JP15030285U JPH049829Y2 JP H049829 Y2 JPH049829 Y2 JP H049829Y2 JP 1985150302 U JP1985150302 U JP 1985150302U JP 15030285 U JP15030285 U JP 15030285U JP H049829 Y2 JPH049829 Y2 JP H049829Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車のドアチエツク装置の改良
に関する。
従来の技術 周知のように例えばキヤツプオーバ型車などに
おけるバツクドアにあつては、車体後部両側とバ
ツクドアとの間に配設されたヒンジを介してヒン
ジセンタを中心に左右に開閉回動するいわゆる観
音開き式のものが提供されている。
考案が解決しようとする問題点 ところで、上記観音開き式のバツクドアにあつ
ては、ヒンジなどの改良によつてその開度を大き
くするような開発が行なわれている(例えば実開
昭58−68569号公報参照)が、その開かれたドア
を開動作の状態で一定の開度に止どめ置く所謂ド
アチエツク装置の開発が十分に行なわれていな
い。そして、例えば180°以上の開度量をもつバツ
クドアにあつては、車体の側部とバツクドアの外
端部間に設けられたフツクレバーなどを用いて全
開時のバツクドアを車体に別途に固定する方式を
採用しているのが実情である。そこで、例えば実
開昭59−181175号公報に記載された技術のよう
に、回転アームとリンクレバーに、ドアの所定開
度位置で弾性的に係合する係合部と係止部とを設
けたものも提供されてはいるが、前記回転アーム
に対するリンクレバーの屈伸動が1度だけである
ため、前記係合部と係止部とを所望の複数の開度
規制位置に応じて複数設けなければならない。こ
の結果、チエツク機構の構造が複雑になるとと共
に、部品点数の大巾な増加が余儀なくされる。し
たがつて、製造作業能率が低下するばかりか、製
造コストの高騰を招いている。
問題点を解決するための手段 この考案は、上記従来の実情に鑑み案出された
もので、基端部が上記ヒンジセンタと偏倚した車
体端部に支軸を介して枢支された回転アームと、
一端部がこの回転アームの先端部に連結ピンを介
して回転可能に連結され、かつ他端部が上記ドア
の端部にピンを介して枢支されて、該ドアと上記
回転アームの相対的な回転に伴い屈伸動するリン
クレバーとを備え、上記ヒンジセンタから支軸ま
での長さL1を、該支軸から上記連結ピンまでの
長さL2よりも小さく設定すると共に、上記L1
にヒンジセンタからピンまでの長さL3を加算し
た長さを、上記L2に連結ピンからピンまでの長
さL4を加算した長さよりも小さく設定し、更
に、上記回転アームの先端部に屈曲状の係合部を
延設すると共に、上記リンクレバーの一端部に、
該リンクレバーの少なくとも2個所の屈曲角度位
置で上記係合部と弾性係合する係止部を設けたこ
とを特徴としている。
作 用 この考案は、回転アームとバツクドアとの相対
的な回転に基づいて、リンクレバーが回転アーム
に対してバツクドアの全閉時から全開時までに規
則的な屈伸動を繰り返すことに着目してなされた
もので、上記構成により、ドアの最大開度量を約
240°以上に大きくすることが可能になると共に、
リンクレバーの屈伸動を利用して所定の屈曲角度
位置で係合部と係止部を自動的に弾性係合させれ
ば、バツクドアを所望の開度位置でチエツクする
ことができ、しかも、屈伸動の繰り返しにより少
なくとも2段のチエツクが可能となる。
実施例 以下この考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図はこの考案に係る自動車のドアチエツク
装置の第1実施例を示し、第2図はこのドアチエ
ツク装置1が、バン型車に適用された場合を示し
ている。
すなわち、第2図の2は車体3の後部に配設さ
れた観音開き式のバツクドアであつて、このバツ
クドア2は車体3のピラー4とバツクドア2の端
面間に配設された上下2段のヒンジ5,6を介し
て閉位置から車体3の外側パネル7付近まで大き
く開閉回動するようになつている。そして、車体
3の後部とバツクドア2の下端部との間に上記ド
アチエツク装置1が介装されている。
このドアチエツク装置1は、第1図に示すよう
に構成され、8は基端部9が上記ヒンジ5より内
側つまりヒンジセンタPと偏倚した車体3の後端
10に支軸11を介して枢支され、また基端部9
付近がく字形に折曲された回転アーム、12は一
端部13が上記回転アーム8の先端部14に連結
ピン15によつて回転可能に連結された略く字形
のリンクレバーで、このリンクレバー12の他端
部16は上記バツクドア2の下端面にピン17で
枢支されている。そして、ヒンジセンタPから支
軸11までの長さL1を該支軸11から上記連結
ピン15までの長さL2よりも小さく設定すると
共に、上記L1にヒンジセンタPから上記ピン1
7までの長さL3を加算した長さを、上記L2に
連結ピン15からピン17までの長さL4を加算
した長さよりも小さく設定してある。したがつ
て、回転アーム8とリンクレバー12の連結枢支
点Xは、支軸11を中心とした一定の円弧軌跡A
上を回転し、他方リンクレバー12のバツクドア
2との枢支点YがヒンジセンタPを中心とした一
定の円弧軌跡B上を回転するようになつている。
これにより回転アーム8とバツクドア2との相対
的回転でリンクレバー12が回転アーム8に対し
て規則的な屈伸動を繰り返すように構成されてい
る。更に、上記回転アーム8の先端部14に、バ
ツクドア2の所定回転角度(約100°及び245°)位
置で上記リンクレバー12と重合する折曲係合部
18が一体に設けられており、この係合部18の
先端には第3図にも示すように波形状の係合溝1
9が形成されている。一方、上記リンクレバー1
2の略中央部には、第3図にも示すように矩形状
の固定ケース21と、該固定ケース21の端部か
らスプリング22圧によつて突出付勢され、かつ
上記係合溝19に係合するゴム製係止爪23とか
らなる係止部20がリンク部材12と並行に設け
られている。
したがつて、回転アーム8とリンクレバー12
は、第1図に示すようにバツクドア2の閉位置○イ
ではバツクドア2の内側に折畳まれた形になつて
おり、この時点では係合部18と係止部20が離
隔した状態となつている。そして、バツクドア2
をヒンジ5のヒンジセンタPを中心にして開く
と、同時に回転アーム8が支軸11を中心に回転
すると共に、リンクレバー12が連結ピン15を
中心に回転アーム8に対して徐々に開いて伸長
し、開度が約100°位置○ロ付近に達するとリンクレ
バー12と係合部18が重合状態となつて、この
係合部18の係合溝19に、係止部20の係止爪
23が自動的に弾性係合する。これによつて、バ
ツクドア2の無用な回動が阻止され、開状態が保
持される。この状態からバツクドア2をさらに大
きく開けるとリンクレバー12がさらに伸長して
係合が解除されてリンクレバー12が○ハ位置付近
では最も伸長するが、そのまま開方向へ回動させ
て約245°位置○ニ(全開位置)に達すると再び屈曲
して係合部18と重合し係合溝19に係止爪23
が弾性係合する。よつて、この開度位置でもバツ
クドア2の回動が阻止され開状態が保持される。
このように本実施例では、各部位間の長さ寸法を
L1<L2,L1+L3<L2+L4に設定した
ため、バツクドア2を約245°まで大きく開くこと
ができると共に、リンクレバー12の屈伸動を規
則的に繰り返すことができる。したがつて、1つ
の係合部18と係止部20によつて所望の複数の
開度位置でバツクドア2の回動を規制することが
可能となる。この結果、装置全体の構造が簡素化
されると共に、部品点数の増加が抑制される。
尚、上記回転アーム8の折曲形状は、パネル7
との干渉を防止するためのものであり、車体の形
状によつては回転アーム8を直線形状に形成する
ことも可能である。また、リンクレバー12は、
回転アーム8とバツクドア2下端の段差に対応し
て、く字形の折曲付近が段差状に形成されてい
る。
更に、この実施例では係止部20の係止爪23
をスプリング22で付勢しているが、スプリング
を用いずに係止爪23を全体が固定ケース21内
に嵌合するように大きく形成し、ゴムの弾性のみ
で係合状態を得ることも可能である。
第4図はこの考案の第2実施例を示し、この実
施例では、回転アーム8の先端部14に、連結ピ
ン15を中心にく字形に折曲した板ばね状の係合
部28が固着されており、この係合部28は上部
一側にく字形に沿つて膨出形成された係合突起2
9を有している。一方、リンクレバー12は、一
端部13に、逆く字形に折曲した係止部30が一
体形成されていると共に、該係止部30とリンク
レバー12の各中央長手方向には、上記係合突起
29と係合するチエツクビード31,32が形成
されている。上記係止部30の折曲角度は、図外
のバツクドアの開度約100°位置付近で上記係合部
28の図中前端側と重合するように設定され、一
方係合部28の後端側の折曲角度はバツクドア2
の開度約245°位置付近でリンクレバー12と重合
するように設定されている。尚、図中11はバツ
クドア2のヒンジセンタPと偏位した車体3後端
部10に回転アーム8を回転可能に支持する支
軸、33はリンクレバー12の他端部16に形成
されたバツクドア2に接続するためのピン孔、3
4は回転アーム8の長手方向に形成された補強用
ビードである。
したがつて、この実施例では、バツクドア2が
開かれると、これに伴つて回転アーム8とリンク
レバー12が夫々図中矢印方向に回転し、開度約
100°位置付近に達すると係止部30のチエツクビ
ード31が係合部28の図中前端側の係合突起2
9を弾発状態で乗り越えるため、この係合突起2
9でリンクレバー12の反矢印方向つまりバツク
ドア2の閉方向への回動が阻止され、開状態が保
持される。この状態からバツクドア2をさらに大
きく開け開度約245°位置(全開位置)付近になる
と今度はリンクレバー12のチエツクビード32
が後端側の係合突起29に突き当つた形になるた
め、バツクドアの無用な閉方向への回動が阻止さ
れ開状態が保持される。
尚、上記各実施例では、バツクドア2の開度約
100°位置及び245°位置付近でチエツクするように
なつているが、係合部18,28や係止部20,
30の折曲角度を変えてチエツク位置を変更する
ことも可能である。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る
自動車のドアチエツク装置にあつては、各部位間
の長さ寸法をL1<L2,L1+L3<L2+L
4に夫々設定したため、ドアの最大開度量を約
240°以上まで大きくすることが可能になると共
に、ドアと回転アームの相対的な回転に伴いリン
クレバーを繰り返して屈伸動させることができ
る。依つて、リンクレバーの所定の屈曲位置で係
止部と係合部が自動的に弾性係合して、ドアを所
望の回動位置で確実に保持することができる。
しかも、リンクレバーが前述のように屈伸動を
繰り返すため、予め所定の屈曲角度位置で係合部
と係止部が係合するように設定しておけば、各1
つの係合部及び係止部でドアの複数チエツクが可
能となる。したがつて、装置全体の構造が簡素化
されると共に、部品点数の増加が抑制される。こ
の結果、製造作業能率の向上が図れると共に、製
造コストの上昇を抑制できる。
尚、上記実施例ではバン型車に適用した場合を
示したが、これに限定されることなく、各種の自
動車に広く適用でき、またドアの全開角度の大小
に拘わりなく適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車のドアチエツク
装置の第1実施例及び作動状態を示す平面図、第
2図はこのドアチエツク装置がバン型車に適用さ
れた斜視図、第3図は第1実施の要部斜視図、第
4図はこの考案の第2実施例を示す斜視図であ
る。 1……ドアチエツク装置、2……バツクドア
(ドア)、3……車体、4……ビラー、5,6……
ヒンジ、8……回転アーム、9……基端部、10
……後端部(端部)、11……支軸、12……リ
ンクレバー、13……一端部、14……先端部、
15……連結ピン、16……他端部、17……ピ
ン、18,28……係合部、20,30……係止
部、P……ヒンジセンタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体のピラーにヒンジを介してヒンジセンタを
    中心に開閉可能に支持されたドアのチエツク装置
    であつて、基端部が上記ヒンジセンタと偏倚した
    車体端部に支軸を介して枢支された回転アーム
    と、一端部がこの回転アームの先端部に連結ピン
    を介して回転可能に連結され、かつ他端部が上記
    ドアの端部にピンを介して枢支されて、該ドアと
    上記回転アームの相対的な回転に伴い屈伸動する
    リンクレバーとを備え、上記ヒンジセンタから支
    軸までの長さL1を、該支軸から上記連結ピンま
    での長さL2よりも小さく設定すると共に、上記
    L1にヒンジセンタからピンまでの長さL3を加
    算した長さを、上記L2に連結ピンからピンまで
    の長さL4を加算した長さよりも小さく設定し、
    更に、上記回転アームの先端部に屈曲状の係合部
    を延設すると共に、上記リンクレバーの一端部
    に、該リンクレバーの少なくとも2個所の屈曲角
    度位置で上記係合部と弾性係合する係止部を設け
    たことを特徴とする自動車のドアチエツク装置。
JP1985150302U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH049829Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985150302U JPH049829Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985150302U JPH049829Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6259267U JPS6259267U (ja) 1987-04-13
JPH049829Y2 true JPH049829Y2 (ja) 1992-03-11

Family

ID=31066318

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JP1985150302U Expired JPH049829Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868569U (ja) * 1981-10-31 1983-05-10 いすゞ自動車株式会社 観音開き式ドアヒンジ装置
JPS59181175U (ja) * 1983-05-20 1984-12-03 タキゲン製造株式会社 扉の開放角度可変型固定ステ−

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JPS6259267U (ja) 1987-04-13

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