JPH049761B2 - - Google Patents

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JPH049761B2
JPH049761B2 JP57129386A JP12938682A JPH049761B2 JP H049761 B2 JPH049761 B2 JP H049761B2 JP 57129386 A JP57129386 A JP 57129386A JP 12938682 A JP12938682 A JP 12938682A JP H049761 B2 JPH049761 B2 JP H049761B2
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mites
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spraying
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、下記、およびの性質を有する
微粉殺虫剤を、10a当たり300g以下空間散布す
ることによる畜舎の飛翔害虫またはダニ類の駆除
方法に関するものである。 平均粒径が10μ以下、仮比重が0.2g/cm3
下、 含水ケイ酸質微粉末を担体とし、界面活性剤
を本質的に含有しない、 微粉剤中の担体の含有量は、有効成分が液体
の場合は、JIS法により測定される吸油能換算
で200wt%以上、固体の場合は、同じく50wt%
以上。 近年、都市近郊の宅地造成によつて畜舎または
その周辺の堆肥、排泄物に発生する飛翔害虫たと
えばイエバエ、クロバエ、ヒメイエバエ、キンバ
エ、アブ、ヌカカ等が周辺の住宅地域に飛来して
公衆衛生上様々の問題を生じており、このような
飛翔害虫の効果的な飛来防止方法が望まれてい
る。 従来このために畜舎あるいはその周辺での殺虫
性乳剤に散布による飛翔害虫の駆除方法がとられ
ているが、乳剤では空間での滞留時間が短いため
薬剤が飛翔害虫の虫体に直接接触する機会が少な
く、大部分の薬剤はそのまま畜舎あるいはその周
辺の地面、床面もしくは糞などの排泄物等の飛翔
害虫の発生源に落下する。しかしその量は、これ
ら発生源に棲息する飛翔害虫の幼虫を抑制するに
は少量すぎるので薬剤のくりかえしての散布が必
要となつている。したがつて飛翔害虫の発生の盛
期には、特に薬剤の定期的な散布が必要であり、
散布のため多大の労力を要し、またくりかえして
の散布は薬剤耐性あるいは抵抗性害虫発生を助長
し決して好ましいものではない。 また、鶏舎では多種のダニ類が生息し、特に鶏
体に寄生し吸血するトリサシダニ、ワクモなどは
鶏の体重や産卵の減少、貧血死をおこし、また他
病の媒介源となる等問題となつている。これらダ
ニ類の駆除方法としては、乳剤、粉剤の鶏体ある
いは鶏舎内の散布が行なわれているが羽毛の中、
鶏舎の割れ目、すき間、その構造物の下面、裏側
などへの薬剤浸透移行は不充分で完全駆除は困難
となつている。 本発明者らは、これらの問題を解消すべく鋭意
研究の結果、乳剤ではなく微粉剤を用いる次の様
な駆除方法がきわめて効果的、かつ安全に畜舎あ
るいはその周辺の飛翔害虫もしくはダニ類をも駆
除し得ることを見出した。 すなわち本発明方法では、平均粒径が10μ以
下、仮比重が0.2g/cm3以下、好ましくは平均粒
径が2〜5μ、仮比重が0.15〜0.05g/cm3の微粉剤
を、10a当り300g以下、好ましくは180〜220g、
空間散布することにより、畜舎の飛翔害虫、たと
えばイエバエ、ヒメイエバエ、ケブカクロバエ、
ニクバエ、オオイエバエ、キンバエ、サシバエ、
アブ、ヌカカ等、ダニ類たとえばトリサシダニ、
ワクモ、ニワトリウモウダニ、ヒシガタウモウダ
ニ、トリアシヒゼンダニ、ニワトリヒゼンダニ等
を従来の乳剤散布の場合に比べて低薬量で安全か
つ経済的に駆除しうるものである。 本発明方法に用いられる微粉剤は、液体あるい
は固体の殺虫効力を有する化合物を有効成分と
し、含水ケイ酸質微粉末を担体とし、しかも界面
活性剤を本質的には含有しない製剤である。 有効成分としては、有機りん系殺虫剤、たとえ
ばO,O−ジメチルO−(3−メチル−4−ニト
ロフエニル) ホスホロチオエート(以下フエニ
トロチオンと記す)、O,O−ジメチルO−(4−
シアノフエニル) ホスホロチオエート、O,O
−ジメチルS−(N−メチルカルバモイルメチル)
ホスホロジチオエート、2−メトキシ−4H−
1,3,2−ベンゾジオキサホスホリン−2−ス
ルフイド、O,O−ジメチルO−(3−メチル−
4−メチルチオフエニル) ホスホロチオエー
ト、O,O−ジエチル O−(2−イソプロピル
−4−メチル−6−ピリミジニル) ホスホロチ
オエート、S−〔1,2−ビス(エトキシカルボ
ニル)エチル〕 O,O−ジメチルホスホロジチ
オエート、O,O−ジエチルO−(3,5,6−
トリクロロ−2−ピリジル) ホスホロチオエー
ト、O,O−ジメチルO(3,5,6−トリクロ
ロ−2−ピリジル) ホスホロチオエート(以下
メチルクロルピリホスと記す)、O−エチルO−
(2,4−ジクロロフエニル)S−プロピル ホ
スホロジチオエート、O,O−ジメチル(2,
2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチル)ホ
スホネート、O,O−ジメチルO−(2,2−ジ
クロロビニル)ホスフエート等があげられる。 ピレスロイド、たとえばピレトリン、アレスロ
ニル d,l−シス,トランス−クリサンセメー
ト、3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド
メチル d,l−シス,トランス−クリサンセメ
ート(以下テトラメスリンと記す)、5−ベンジ
ル−3−フリルメチル d,l−シス,トランス
−クリサンセメート、3−フエノキシベンジル
d,l−シス,トランス−クリサンセメート、3
−フエノキシベンジル−d,l−シス,トランス
−3′−(2,2−ジクロロビニル)−2′,2′−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレート、α−シア
ノ−3−フエノキシベンジル α−イソプロピル
−4′−クロロフエニルアセテート(以下フエンバ
レレートと記す)、α−シアノ−3−フエノキシ
ベンジル 2′,2′,3′,3′−テトラメチルシクロ
プロパンカルボキシレート、α−シアノ−3−フ
エノキシベンジル シス,トランス−3′−(2,
2−ジクロロビニル)−2′,2′−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート、α−シアノ−3−フ
エノキシベンジル シス,トランス−3′−(2,
2−ジブロモビニル)−2′,2′−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート等があげられる。 カーバメート系殺虫剤、たとえば2−sec−ブ
チルフエニル、N−メチルカーバメート、3,4
−キシリル N−メチルカーバメート、3−トリ
ル N−メチルカーバメート、2−(1−メチル
エトキシ)フエニル N−メチルカーバメート等
があげられる。 製剤の物性をそこなわない範囲でホワイトカー
ボン以外の鉱物質微粉末を添加しても良い。 担体としては、平均粒子径が10μ以下、好まし
くは2〜5μの含水ケイ酸質微粉末があげられ、
そのケイ酸分の含量が高いほどよく、アルミナ質
分の含量が低いほどよいが、充分な吸油性を有
し、かつ充分な親水性を有することが必要であ
り、このためには吸油能が150wt%以上でシラノ
ール基の密度が100Å2当り4〜8個程度であるカ
ツプレツクス 、トクシール 、ニツプシール
、ビタシール 等のホワイトカーボンがあげら
れる。さらに微粉剤の性能をそこなわない範囲で
これ以外の鉱物質微粉末、たとえばタルク、炭酸
カルシウム、クレー等が添加されていてもよい。 微粉剤中の担体の含有量は有効成分が液体であ
るか固体であるかによつて大きく異なり、液体で
はJIS法により測定される吸油能換算で200wt%
以上、固体では同じく50wt%以上である。この
ような微粉剤は、通常の水和剤の製剤方法によつ
て容易に製剤することができる。すなわち、有効
成分が液体の場合は有効成分と担体とをリボンミ
キサー等で粗混合し、ビンミル等で粉砕混合す
る。有効成分が固体の場合は、有効成分を担体の
一部あるいは全部を粉砕助剤として用いてハンマ
ーミルあるいはエアーミル等であらかじめ少なく
とも30μ以下に微粉砕し、残りの担体を加えある
いは加えずにリボンミキサー等で混合し、さらに
ハンマーミル等で粉砕混合する。 次に製剤例を示す。 製剤例 1 液体の有効成分のフエニトロチオン35部をリボ
ンミキサー(重伸鉄工(株)製RMF−25−3−OA
型)中のトクシールGU−N (徳山曹達(株)製)
65部へ撹拌しながら滴下し良く混合した後、ハン
マーミル(細川鉄工所製MP−1型)で粉砕し、
フエニトロチオン30重量%の微粉剤を得た。 製剤例 2 フエニトロチオン11部とテトラメスリン2.5部
とを約40℃に加温して均一な液体とし、ついで実
施例1と全く同様にしてフエニトロチオン/テト
ラメスリン10/2重量%、仮比重0.12g/cm3の微
粉剤を得た。 製剤例 3 固体の有効成分のメチルクロルピリホス11部と
トクシールGU−N (徳山曹達(株)製)2部とを
リボンミキサーで粗混合したものをジエツト−O
−マイザー(セイシン企業製)を用いて微粉砕
し、プレミツクスとする。 このプレミツクス13部とトクシールGU−N
87部とをリボンミキサー中で混合した後、ハンマ
ーミルで粉砕混合して仮比重0.11g/cm3の微粉剤
を得た。 製剤例 4 フエンバレレート21部とカーブレツクス#80
(塩野義製薬(株)製)19部とをビーカー中で良く混
合したものを、予めカープレツクス#80 を60部
充填してある実験用混合器(ジユースミキサー)
に加え、均一に混合してフエンバレレート10重量
%の微粉剤を得た。 このようにして製剤された微粉剤を簡便な散布
機、たとえば手動式散布機、ハンドスプレヤー等
あるいは畜舎内に設置された空気吸入ダクト等を
用いて10a当り300g以下、好ましくは100g〜
200gを空間散布すれば飛翔害虫あるいはダニ類
を駆除することができる。 次に実施例を示す。 実施例 1 イエバエが多数発生している鶏舎内(1400m2
に製剤例2によつて得られた微粉剤を手動式散布
機を用いて所定量散布した。散布直前、1日後、
3日後および7日後にそれぞれ鶏舎内の所定位置
にハエトリリボン(桐灰化学工業株式会社製)5
本を1時間吊し、捕獲されたイエバエ成虫数を調
査した。 結果を第1表に示す。
【表】
【表】 実施例 2 有機リン剤抵抗性系統イエバエ成虫100頭を入
れた飼育用ケージをフアイロンハウス(200m2
内中心部(地上1.5m)に吊し、製剤例1および
2によつて得られた微粉剤を手動式散粉機(アリ
ミツHD−7)を用いて所定量散布した。散布直
後から経時的にノツクダウン虫数を調査し、プロ
ビツト法によりKT50値(50%ノツクダウン時間)
を求めた。また24時間後に生死を調査し、死虫率
を算出した。結果を第2表に示す。
【表】 実施例 3 プラスチツク容器(直径50cm、高さ20cm)内に
厚さ10cmとなるように鶏糞を入れ、その中にイエ
バエ3日令幼虫を1000個体放飼した。鶏糞表面に
ハンドスプレヤーを用いて製剤例1、2、3およ
び4によつて得られた殺虫組成物の水による500
倍希釈液を100c.c./m2となるように散布し、その
後容器全体を16メツシユナイロンゴースでおおつ
た。10日後に羽化成虫数を調査し、羽化阻害率を
算出した。結果を第3表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記、およびの性質を有する微粉殺虫
    剤を、10a当たり300g以下空間散布することを
    特徴とする畜舎の飛翔害虫またはダニ類の駆除方
    法。 平均粒径が10μ以下、仮比重が0.2g/cm3
    下、 含水ケイ酸質微粉末を担体とし、界面活性剤
    を本質的に含有しない、 微粉剤中の担体の含有量は、有効成分が液体
    の場合は、JIS法により測定される吸油能換算
    で200wt%以上、固体の場合は、同じく50wt%
    以上。
JP12938682A 1982-07-23 1982-07-23 畜舎の飛翔害虫またはダニ類の駆除方法 Granted JPS5920201A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50154431A (ja) * 1974-05-20 1975-12-12

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