JPH049747Y2 - - Google Patents

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JPH049747Y2
JPH049747Y2 JP1986032250U JP3225086U JPH049747Y2 JP H049747 Y2 JPH049747 Y2 JP H049747Y2 JP 1986032250 U JP1986032250 U JP 1986032250U JP 3225086 U JP3225086 U JP 3225086U JP H049747 Y2 JPH049747 Y2 JP H049747Y2
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base
insulating base
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coaxial connector
frame
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【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、主フレームの両側へ、その主フレー
ム面と直角に夫々側フレームを連設して断面コ字
状に形成したシールドケースに対し、主フレーム
には同軸接栓座を備えた基台が、又側フレームに
は端子金具を備えた絶縁ベースが取付けられ、前
記同軸接栓座と端子金具とがシールドケース内で
電気的に接続されていて、テレビ共同受信用直列
ユニツト及びテレビ端子等で使用される同軸ケー
ブル用端子取付構造に関する。
ロ 従来の技術 前記同軸ケーブル用端子取付構造としては、従
来、例えば特開昭60−119087号公報に記載の如
く、側縁に絶縁ベースが一体的に形成された基台
を、側フレームに切り込み形成された嵌込み窓へ
前記絶縁ベースが嵌込まれるようにして被着さ
せ、基台へ同軸接栓座を取付けると共に、絶縁ベ
ースへ端子金具を取付ける技術が知られている。
ハ 考案が解決しようとする課題 上記従来の同軸ケーブル用端子取付構造は、基
台を絶縁ベースと共にシールドケースに対して単
に被着させるものであるから、取付けが不安定で
あるばかりか脱落しやすいので信頼性に欠ける。
脱落防止対策としては、嵌込み係止部を設けるこ
とが考えられるが、構造が複雑で作業性が悪くな
つてしまう反面、それほど強固な固定は期待でき
ない。又基台と絶縁ベースとが一体的であるか
ら、少しでも狂いがあれば絶縁ベースの差込みに
は多大な労力を要し、特別な工具の必要性も考え
られる。
ニ 課題を解決するための手段 本考案は、基台と絶縁ベースとをシールドケー
スに対して簡易且つ確実に固定し、電気的及び機
械的な信頼性の高い同軸ケーブル用端子取付構造
を提供すべく、絶縁ベースと基台とを固定するた
めに、同軸接栓座のねじ部とナツト部材との螺合
による締着手段を講じたものである。
ホ 作用 絶縁ベースを側フレームに切込み形成された挿
込窓へ挿し入れ、長手中間位置に鍔部が周設さ
れ、少なくとも基端側にねじ部が周設された同軸
接栓座のねじ部側を、主フレームより幅広の基台
に貫設された同軸接栓座挿通孔と、主フレームに
切抜き形成された基台取付け窓と、前記基台取付
け窓における枠部との当接部を備えたアース板の
同軸接栓座挿通孔へ順に挿通し、アース板を突抜
けた同軸接栓座のねじ部にナツト部材を螺合する
ことによつて、基台と絶縁ベースとを同時に固定
する。
ヘ 実施例 以下本考案を、直列ユニツトAにおいて実施し
た一例を図面に基づいて説明する。
1はシールドケースで、このシールドケース1
は主フレーム2と、その主フレーム2の両側に主
フレーム面と直交して連設された側フレーム3と
から成り、断面コ字状を呈する。4は裏蓋で、上
記シールドケース1の開口部を覆うものである。
これらシールドケース1、裏蓋4は通常金属板な
どの肉厚が薄い板状の硬質材を折曲して形成され
ている。上記主フレーム2の両端部には、周知の
如く、スイツチボツクス又はアウトレツトボツク
スへの取付に利用する孔5、板壁面への取付に利
用する孔6及びフラツシユプレート装着用のねじ
孔7を有する。また39はケース体1の内面側に
突出した突起で、後述する回路基板36の位置決
めをする為に用いられる。次に8は中央部に固着
された壁面端子(分岐端子)で、周知のようにフ
ラツシユプレートの端子孔より突出されて、テレ
ビ受像機、VTR等への信号取出用の給電線に接
続した同軸プラグを接続し得るように構成されて
いる。尚、上記シールドと防塵を兼ねる裏蓋4へ
折曲状に突設されている突片4aは、側フレーム
3の自由端に形成した切込溝3aに嵌合して、裏
蓋4の位置決めをするようにしてある。また41
は係止孔で、裏蓋4が取付けられた際に側フレー
ム3に設けられた鉅歯状片40と係合して、裏蓋
4が容易にはずれないようにしている。9はテレ
ビ信号伝送用同軸ケーブル接続用の接続端子であ
る。10,11は夫々接続端子9における外部導
体接続具及び芯線接続具を示す。
次に上記壁面端子8について詳述する。12は
プラスチツクなどの絶縁材料で形成された基台
で、中央が円形に陥没し、その底面13aに、小
判型の同軸接栓座挿通孔である透孔13を具備し
ている。14は同軸接栓座で、14aは中心導
体、14bは外部導体を示す。14cは長手中間
位置に周設された鍔部で、前記透孔13を通過し
ないように、その大径より更に大径に形成され、
又同軸接栓座14の基端側はねじ部14dに形成
され、そのねじ部14dは対向側面が平坦に削り
落されることにより断面小判形を呈し、透孔13
へ挿通可能であつて、ねじ部14dを透孔13へ
挿通すると、鍔部14cは透孔13の周りの陥没
部底面13aに係止される。15は基台12の裏
面に形成されたは突出部で、後述の基台取付け窓
16の周縁に設けられた切欠部16aに対し、嵌
合により位置決め及び回転止めをするように対応
形成してある。16は基台取付け窓で、主フレー
ム2面へ角状に打抜き形成したものである。16
cは側フレーム3に切り込み形成されたU字状の
絶縁ベース挿込み窓を示し、前記基台取付け窓1
6と該絶縁ベース挿込み窓16cとは連続した窓
孔となつている。主フレーム2に形成されている
基台取付け窓16には前述の基台12が、そして
側フレーム3に形成された絶縁ベース挿込み窓1
6cには後述の絶縁ベース24が装着される。1
7は基台取付け窓16より大きなアース板で、導
電性の良好な金属板で形成されており、中央には
基台12の設けられている透孔13と同形同大の
透孔18が設けられ、端部には主フレーム2と電
気的接続をすると共に、基台取付け窓16の周囲
と係止し、ワツシヤとしての機能を持たせる為の
当接部である突起19を備えている。20はナツ
ト部材で、同軸接栓座14のねじ部14dと螺合
する雌ねじを有している。
次に給電線接続用の接続端子9について詳しく
説明する。外部導体接続具10は、Ω字状の止金
具21と、それを側フレーム3に止着する為の一
対の金属製ねじ棒22で構成される。ねじ棒22
の夫々には、止金具21に設けられた透孔21a
を貫通し、側フレーム3に設けられたねじ孔23
に螺合される。芯線接続具11は、絶縁ベース2
4、端子台25、押え板26、ねじ棒27により
構成される。端子台25、押え板26及びねじ棒
27により端子金具28が構成される。
次に各構成要素について説明する。絶縁ベース
24はABS樹脂等の合成樹脂で形成され、その
周囲には、側フレーム3側の差込孔16c(U字
状の部分)の周縁部側壁16bが嵌合可能なよう
に、挿込み溝24aが対応形成してある。29は
絶縁ベース24の略中央に設けられた受座で、端
子台25に定置させる部分である。該受座29の
中央にはねじ棒27を貫通させる為の透孔30
が、また周囲には給電線の芯線止付時に芯線を端
子金具から外さない為の壁体31が備えられてい
る。32、33も透孔を示し、夫々後述の端子台
25における接続片34、固定片35が挿通され
る。尚、上記挿込み溝24a、受座29、透孔3
0、壁体31、透孔32及び33は絶縁ベース2
4の成形時に一体的に形成される。端子台25は
導電性の良い金属材料で形成されている。25a
は給電線の芯線と接続する基部、25bはねじ棒
が螺合されるねじ孔を示す。34は接続片で、直
列ユニツトAが完成した状態で基部25aと内部
回路とを導通させる為のものである。35は固定
片で、端子台25を絶縁ベース24に固定する為
に用いられる。押え板26は皿状の金属板で、凹
面が端子台25に対向する様にして組付けられ
る。中央にはねじ棒27が挿通される透孔26a
を備えており、該透孔26aの周囲は抜止片26
bとなつている。押え板26にねじ棒27を首部
27aまで通した後、抜止片26bをかしめ加工
することによつて、押え板26がねじ棒27から
外れない様にされる。
36は回路基板で、周知の分岐回路等が搭載さ
れている。37は透孔、38は切欠きを示す。以
上の構成の直列ユニツトAの組立方法について説
明する。
先ず絶縁ベース24に端子台25を組付け、そ
れによつて透孔33に固定片35が圧入され、嵌
合して容易には外れなくする。そしてねじ棒27
の首部27aに対して押え板26を通し、抜止片
26bをかしめ加工してねじ棒27と押え板26
とを一体化する。次に端子台25へねじ棒27を
螺合させ、絶縁ベース24を側フレーム3の絶縁
ベース挿込み窓16cへ滑り込ませて取付け、周
縁部側壁16bに挿込み溝24aを嵌合させる。
この絶縁ベース24の上端は主フレーム2の面の
高さより0.2mm〜0.4mm高くなつている。更に基台
12を主フレーム2の基台取付け窓16へ装着す
る。それには同軸接栓座14を基台12の透孔1
3へ通し、主フレーム2の内側でねじ部14dに
アース板17の透孔18へ通す。更にアース板1
7よりも主フレーム2の内側へ突出したねじ部1
4dにナツト部材20を螺合して締付け、壁面端
子8の固定を行なう。ナツト20を締付けるに従
い第4図に示すように絶縁ベース24の上端に当
接した基台12の下端が主フレーム2と同一の面
となるので、絶縁ベース24は差込孔16cの側
壁16bにしつかりと嵌まり込む。最後に回路基
板36を組付けるのであるが、透孔37からは同
軸接栓座14の中心導体14aが突出しているか
ら、簡単に回路基板36のランド部と半田付けで
きる。切欠き38の周囲ランド部には端子台25
の接続片34が半田付けされる。そして止金具2
1をねじ棒22で側フレーム3のねじ孔23に止
め付ければ、外部導体接続具10は完成し、裏蓋
4は手作業で側フレーム3へ押付けるだけで容易
に装着でき、外れることはない。
尚、上記作業手順は一例を示したもので、絶縁
ベースを基台より先に取付けるならば、作業順序
は前後してもかまわない。
第6図は異なる直列ユニツトAeの断面図を示
すもので、両側フレーム3eに対して夫々接続端
子が一組ずつ設けられた例を示すものである。
この場合も絶縁ベース24eの上端は基台12
eによつて押えられ、絶縁ベース24eは確実に
固定される。
ト 考案の効果 以上にように本願にあつては、同軸ケーブル用
端子を側フレームに取付ける場合には絶縁ベース
を軽い力でもつて側フレームへ簡単に取付ける事
が出来るという効果がある。このことは取付けの
為に特別な治工具が不要であるという簡便さをも
たらすのである。
しかも本願にあつては、同軸接栓座のねじ部と
ナツト部材との螺合手段をもつて同軸接栓座と基
台とを主フレームに締着固定し、基台の確実な固
定と、絶縁ベースの側フレームへの固着作業とを
同時に完了させ、わざわざ別工程で絶縁ベースを
固着する手間が省けるという優れた効果がある。
その結果、固着された絶縁ベースに端子金具が
保持されるから、信号伝送線の芯線止付け作業に
おいて、ケーブルがしつかりと固定される同軸ケ
ーブル用端子取付構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は直列ユニツトの斜視図、第2図は直列
ユニツトの分解斜視図、第3図は直列ユニツトに
回路基板を取付ける前の要部拡大図、第4図は第
1図の−線断面図、第5図は第1図の要部の
−線断面図、第6図は異なる直列ユニツトの
断面図である。 A……直列ユニツト、1……シールドケース、
2……主フレーム、3……側フレーム、4……壁
面端子、11……芯線接続具、12……基台、1
3……透孔、14……同軸接栓座、14c……鍔
部、14d……ねじ部、16……基台取付け窓、
16c……絶縁ベース挿込み窓、17……アース
板、18……透孔、20……ナツト部材、24…
…絶縁ベース、24a……挿込み溝、28……端
子金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主フレームの両側へ、その主フレーム面と直角
    に夫々側フレームを連設して断面コ字状に形成し
    たシールドケースに対し、主フレームには同軸接
    栓座を備えた基台が、又側フレームには端子金具
    を備えた絶縁ベースが取付けられ、シールドケー
    ス内で前記同軸接栓座と端子金具とが電気的に接
    続された同軸ケーブル用端子にあつて、長手中間
    位置に鍔部が周設され、少なくとも基端側にねじ
    部を備えた同軸接栓座と、主フレームより幅広の
    基台と、その基台に貫設され、前記同軸接栓座に
    おける鍔部の通過を阻む同軸接栓座挿通孔と、主
    フレームに切抜き形成された基台取付け窓と、端
    子金具取付け部を備えた絶縁ベースと、側フレー
    ムの基端から切込み形成された絶縁ベース挿込み
    窓と、絶縁ベースの側縁に凹設され、前記絶縁ベ
    ース挿込み窓に合致した挿込み溝と、前記同軸接
    栓座挿通孔を有し、基台取付け窓における枠部と
    の当接部を備えたアース板と、前記同軸接栓座の
    ねじ部に螺合するナツト部材とを含む同軸ケーブ
    ル用端子取付構造。
JP1986032250U 1986-03-06 1986-03-06 Expired JPH049747Y2 (ja)

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JP1986032250U JPH049747Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

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JPS62144071U JPS62144071U (ja) 1987-09-11
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60119087A (ja) * 1983-11-30 1985-06-26 松下電工株式会社 テレビタ−ミナル

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60119087A (ja) * 1983-11-30 1985-06-26 松下電工株式会社 テレビタ−ミナル

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JPS62144071U (ja) 1987-09-11

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