JPH049746Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH049746Y2
JPH049746Y2 JP1985163804U JP16380485U JPH049746Y2 JP H049746 Y2 JPH049746 Y2 JP H049746Y2 JP 1985163804 U JP1985163804 U JP 1985163804U JP 16380485 U JP16380485 U JP 16380485U JP H049746 Y2 JPH049746 Y2 JP H049746Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
insulated core
core wires
cable
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985163804U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6271871U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985163804U priority Critical patent/JPH049746Y2/ja
Publication of JPS6271871U publication Critical patent/JPS6271871U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH049746Y2 publication Critical patent/JPH049746Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、主として多心一括コネクタが装着さ
れる入出力ケーブルの端末部に関するものであ
る。
〔従来技術〕
近年、急激に普及しているOA(オフイスオー
トメーシヨン)機器等の機器内配線及び各機器間
配線に種々の入出力ケーブルが使用されている
が、これらケーブルの端末部には、通常の場合、
多心一括コネクタと呼ばれるコネクタが装着さ
れ、機器との接続が行われている。一例としてあ
げると、第2図、第3図の如く絶縁心線3を複数
本有している入出力ケーブル10にあつて、該ケ
ーブル10のシースを所定長さ剥ぎ取り、前記絶
縁心線3を露出せしめたケーブル端末部におい
て、前記複数の絶縁心線3が、例えば軟化温度の
低いポリ塩化ビニール(以下PVCと称す)から
なるシートフイルム4上に所定間隔d(この値は
多心一括コネクタの端子間隔に一致しており、通
常1.27mmである)で並行に並べられていて、これ
に前記シートフイルム4と同材質のカバーフイル
ム5が被せられ、しかも、該カバーフイルム5と
前記シートフイルム4とが熱ロール等により押圧
され、フイルムの幅方向に両フイルム4、5が間
歇的に熱融着されていて、前記複数の絶縁心線3
が前述の如く所定間隔dを保つように各々分離さ
れているものである。
ところで、このようにしてなる従来のものにあ
つては、熱融着させ易く端末処理作業が容易であ
るということから、前記シートフイルム4及びカ
バーフイルム5の材質は前述の如く比較的溶融温
度の低い、すなわち耐熱性に劣るPVCやポリエ
チレン製のフイルムが使用される。その結果、前
記シートフイルム4とカバーフイルム5とを熱融
着させると、その際シートフイルム4が熱収縮等
の熱変形を起こし、最終的に前記複数の絶縁心線
3の所定間隔、すなわちピツチdが変化し、前述
の如く多心一括コネクタに一括接続する際、前記
ピツチdの乱れのために接続不良を起こすことが
度々発生した。
〔考案の目的〕
前記問題に鑑み本考案の目的は、シートフイル
ムとカバーフイルムとを熱融着しても、各絶縁心
線の配列ピツチが乱れることのないケーブル端末
部を提供することにある。
〔考案の構成〕
前記目的を達成すべく本考案のものは、複数の
絶縁心線を有するケーブルであつて、前記複数の
絶縁心線を所定長さ露出せしめたケーブルの端末
部において、前記露出している複数の絶縁心線
は、下面に耐熱性のプラスチツクフイルムが補助
フイルムとして接着されているシートフイルム上
に所定間隔で並行に並べられていて、かつカバー
フイルムにて覆われており、しかも該カバーフイ
ルムは前記複数の絶縁心線を各々分離するように
前記シートフイルムとフイルム幅方向に間歇的に
接着されていることを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
本考案の実施例を図を参照して詳細に説明す
る。第1図は本考案の一実施例を示している。本
図にもとづいて本考案のものを説明すると、例え
ば錫メツキ軟銅線からなる導体1に、架橋ポリエ
チレン等からなる絶縁体2を被覆した絶縁心線3
を複数本有する入出力ケーブル10のケーブル端
末において、まずケーブル10のシースを剥ぎ取
り、前記複数の絶縁心線3を所定長さ露出せしめ
る。次にこの端末部において、前記露出している
複数の絶縁心線3を、下面に溶融温度の高い、す
なわち、耐熱性に優れたプラスチツクフイルム、
例えばポリエステルフイルムの如きフイルムが補
助フイルム7として接着されているPVCまたは
ポリエチレン等の如き比較的溶融温度の低いシー
トフイルム4上に所定のピツチdで並行に並べ
る。しかる後、やはり比較的溶融温度の低い
PVC等からなるカバーフイルム5をこれに被せ
ると共に、該カバーフイルム5上から熱ロール等
の熱融着手段を下降させ、前記シートフイルム4
とこのカバーフイルム5とを押圧し、該カバーフ
イルム5が前記複数の絶縁心線3を各々所定ピツ
チdに保つたまま分離するように、両フイルム4
と5をフイルム幅方向に間歇的に接着せしめる。
符号6は両フイルムの熱融着部である。尚、カバ
ーフイルム5と絶縁心線3とは多少熱融着してい
てもよいが、熱融着していない方が、絶縁心線3
がカバーフイルム5とシートフイルム4とにより
構成される空間内でわずかではあるが動けるの
で、多心一括コネクタ側の接続端子ピツチdに乱
れがあつた場合、このピツチ乱れになじみ易くな
るという利点がある。
このようにしてなる本考案のものにあつては、
シートフイルム4の下面に、耐熱性に優れた、す
なわち溶融温度の比較的高いポリエステルフイル
ム等の補助フイルム7が貼りつけられているた
め、該補助フイルム7が、シートフイルム4とカ
バーフイルム5とが熱融着される際生ずるシート
フイルム4の熱収縮等の熱変形を防止する。すな
わち、前記両フイルム4、5の熱融着後も絶縁心
線3の当初のピツチdは何等変化することがな
い。尚、前記シートフイルム4として耐熱性のフ
イルムを使用しない理由は、シートフイルム4に
前記耐熱性のフイルムを使用すると、該フイルム
の溶融温度が高いため、カバーフイルム5との熱
融着が難しいためである。
ここで本考案の具体例を示す。
導体1……外径0.254mmの錫メツキ軟銅線、絶
縁体2……架橋ポリエチレン、絶縁心線3……外
径0.72mm、 この絶縁心線3を50本有する入出力ケーブル1
0の端末のシースを剥ぎ取り前記絶縁心線3を所
定長さ露出せしめた。しかる後、該絶縁心線3を
ピツチ1.27mmで前述の補助フイルム付シートフイ
ルム4上に並行に並べた。このフイルムの構成
は、シートフイルム4……厚さ150μmのPVCフ
イルム、補助フイルム7……厚さ25μmのポリエ
ステルフイルム、 次に厚さ200μmのPVCフイルムをカバーフイ
ルム5として被せ、前記PVC製シートフイルム
4とPVC製カバーフイルム5とを熱ロール等の
熱融着手段にて第1図の如く熱融着せしめた。
このようにしてなる本考案のものにあつては、
絶縁心線3のピツチdに変化変動がなく、多心一
括コネクタとの一括接続に際し、接続不良なくき
わめて安定した接続を行うことができた。
〔考案の効果〕
前述の如く本考案によれば、シートフイルムと
カバーフイルムとを熱融着しても、各絶縁心線の
配列ピツチが乱れることがなく、それ故多心一括
コネクタとの接続に際し、接続不良の恐れのない
ケーブル端末部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のケーブル端末部の一実施例を
示す横断面図、第2図、第3図は従来のケーブル
端末部を示す平面図及び横断面図である。 3……絶縁心線、4……シートフイルム、5……
カバーフイルム、6……熱融着部、7……補助フ
イルム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の絶縁心線を有するケーブルであつて、
    前記複数の絶縁心線を所定長さ露出せしめたケ
    ーブルの端末部において、前記露出している複
    数の絶縁心線は、下面に耐熱性のプラスチツク
    フイルムが補助フイルムとして接着されている
    シートフイルム上に所定間隔で並行に並べられ
    ていて、かつカバーフイルムにて覆われてお
    り、しかも該カバーフイルムは前記複数の絶縁
    心線を各々分離するように前記シートフイルム
    とフイルム幅方向に間歇的に接着されているこ
    とを特徴とするケーブル端末部。 (2) 前記補助フイルムはポリエステルフイルムで
    あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のケーブル端末部。
JP1985163804U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH049746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985163804U JPH049746Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985163804U JPH049746Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6271871U JPS6271871U (ja) 1987-05-08
JPH049746Y2 true JPH049746Y2 (ja) 1992-03-11

Family

ID=31092339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985163804U Expired JPH049746Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH049746Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835220B2 (ja) * 1975-09-19 1983-08-01 ニツポンユニカ− カブシキガイシヤ カイリヨウサレタ ハクリセイオユウスルハンドウデンセイジユシソセイブツ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835220U (ja) * 1981-09-01 1983-03-08 株式会社潤工社 フラツトケ−ブル
JPS60131973U (ja) * 1984-02-14 1985-09-03 古河電気工業株式会社 多心丸形ケ−ブルのフラツト端末部

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835220B2 (ja) * 1975-09-19 1983-08-01 ニツポンユニカ− カブシキガイシヤ カイリヨウサレタ ハクリセイオユウスルハンドウデンセイジユシソセイブツ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6271871U (ja) 1987-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3775552A (en) Miniature coaxial cable assembly
CA1145826A (en) Miniature coaxial cable assembly
US5168124A (en) Waterproof seal construction for wire harness
US4468089A (en) Flat cable of assembled modules and method of manufacture
JPH049746Y2 (ja)
EP0723275B1 (en) Flat multiple-core cable
JPH0686223U (ja) 同軸ケーブルおよびこれを用いた同軸フラットケーブル
JPH0436906A (ja) シールド電線
JPH069379Y2 (ja) ポリエチレン絶縁ケーブル
JPS6239546Y2 (ja)
JPH0526895Y2 (ja)
JP2579020B2 (ja) 一括圧接コネクタ対応同軸フラットケーブル及びその一括圧接接続方法
JPS60119089A (ja) ケ−ブルの端末処理方法
JPH07192541A (ja) フラット電線
JPS6333442Y2 (ja)
JPS6039936Y2 (ja) 多端子コネクタ付きケ−ブル
JPH048614Y2 (ja)
JPH0356967Y2 (ja)
KR830000082Y1 (ko) 장식용 일련장치
JPH0314742Y2 (ja)
JPS58224725A (ja) 熱収縮性保護カバ−
JPS62122013A (ja) 同軸フラツトケ−ブルの製造方法
JPH06231623A (ja) テープ電線およびその製造方法
JPS6039944Y2 (ja) テ−プ電線
JP2592474B2 (ja) フラットケーブルの製造方法