JPH049684B2 - - Google Patents

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JPH049684B2
JPH049684B2 JP20460684A JP20460684A JPH049684B2 JP H049684 B2 JPH049684 B2 JP H049684B2 JP 20460684 A JP20460684 A JP 20460684A JP 20460684 A JP20460684 A JP 20460684A JP H049684 B2 JPH049684 B2 JP H049684B2
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valve
control
supply
wheel side
controlled
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Publication of JPH049684B2 publication Critical patent/JPH049684B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/015Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
    • B60G17/016Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/45Stops limiting travel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車の前後方向の浮き沈み(ピツ
チング)を防止するサスペンシヨン制御装置に関
する。
一般に、自動車の車体(ボデイ)と車輪(タイ
ヤ)との間には、衝撃吸収用のシヨツクアブソー
バとスプリングとが介在されている。このような
衝撃吸収機構は、前輪左右および後輪左右の各輪
毎に設けられるもので、特にスプリングは路面の
凹凸による車体の突き上げ等を吸収し、また、シ
ヨツクアブソーバは上記突き上げ等により変化し
た車高を素速く定位置に戻すように作用するもの
である。
しかしながら上記のような衝撃吸収機構では、
発進加速時において後輪側に継続的な荷重が加わ
つた場合には、車体が前後方向にピツチングする
ようになる。この場合、乗心地や操縦安定性に悪
影響を及ぼすようになり好ましくない。
この発明は上記のような問題点に鑑みなされた
もので、加速時における車体の前後方向のピツチ
ングを抑制し最適な車体姿勢制御を行なうことが
できる電子制御サスペンシヨン装置を提供するこ
とを目的とするもので、流体ばね室を有する各輪
毎に設けられたサスペンシヨンユニツトと、前輪
及び後輪用の各サスペンシヨンユニツトの各流体
ばね室に夫々前輪側供給用バルブ及び後輪側供給
用バルブを介して連通して同各流体ばね室へ流体
を供給可能な供給手段と、上記前輪用及び後輪用
の各サスペンシヨンユニツトの各流体ばね室に
夫々前輪側排出用バルブ及び後輪側排出用バルブ
を介して連通して同各流体ばね室内の流体を排出
可能な排出手段と、上記供給手段の各バルブ及び
上記排出手段の各バルブを制御する制御手段と、
車両原動機のアクセルの状態を検出して上記制御
手段へ出力するアクセルセンサとを具備し、上記
制御手段は、アクセルの開速度が設定値以上でな
るときに上記前輪側の排出用バルブ及び上記後輪
側の供給用バルブを設定時間開制御すると共に同
設定時間経過後に同前輪側の排出用バルブ及び後
輪側の供給用バルブを閉制御し、その後アクセル
開速度変化率が減少したときに上記前輪側の供給
用バルブ及び上記後輪側の排出用バルブを設定時
間開制御すると共に同設定時間経過後に同前輪側
の供給用バルブ及び後輪側の排出バルブを閉制御
するように構成されたことを特徴とするサスペン
シヨン制御装置を要旨とする。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例に係
るサスペンシヨン制御装置について説明する。第
1図において、SFRは自動車の右側前輪用サスペ
ンシヨンユニツト、SFLは左側前輪用サスペンシ
ヨンユニツト、SRRは右側後輪用サスペンシヨン
ユニツト、SRLは左側後輪用サスペンシヨンユニ
ツトである。各サスペンシヨンユニツトSFR
SFL,SRL,SRRは同一構造であるため、サスペン
シヨンユニツトSRLのみその構造を示しておく。
サスペンシヨンユニツトSRLは主空気ばね室11
及び副空気ばね室12より成る空気ばね10、シ
ヨツクアブソーバ13、補助ばねとして用いられ
るコイルばね(図示せず)から構成されている。
シヨツクアブソーバ13は減衰力をハードあるい
はソフトに切換えるための減衰力切換弁13aを
有している。14は同減衰力切換弁13aを作動
するアクチユエータ、15はベロースである。な
お、アクチユエータ14により、主空気ばね室1
1と副空気ばね室12の連通、非連通の制御がな
され、空気ばね10のばね定数のハード/ソフト
の切換えも同時に行なわれる。
また、16はエアクリーナであり、同エアクリ
ーナ16から送り込まれた大気は外気遮断用ソレ
ノイドバルブ17を介してドライヤ18に送られ
る。このドライヤ18により乾燥された大気はコ
ンプレツサ19により圧縮されてチエツクバルブ
20を介してリザーブタンク21に貯められる。
なお、191はコンプレツサ用リレーで、このリ
レー191は後述するコントローラ36からの信
号により制御される。そして、リザーブタンク2
1は供給用ソレノイドバルブ221〜224が介
装される供給用配管23を介して各サスペンシヨ
ンユニツトSRL〜SFLの主、副空気ばね室11,1
2に接続される。また、サスペンシヨンユニツト
SRL及びSRRの主、副空気ばね室11,12は連通
用ソレノイドバルブ241が介装された連通用配
管25により連結され、サスペンシヨンユニツト
SFL及びSFRの主、副空気ばね室11,12は連通
用ソレノイドバルブ242が介装された連通用配
管26により連結される。また、各サスペンシヨ
ンユニツトSRL〜SFLの主、副空気ばね室11,1
2は排出用ソレノイドバルブ271〜274が介
装される排出用配管28、チエツクバルブ29、
ドライヤ18、ソレノイドバルブ17、エアクリ
ーナ16を介して大気に解放される。供給用配管
23には供給側流路選択用ソレノイドバルブ30
が介装される配管31が並設されており、同ソレ
ノイドバルブ30の閉のときはリザーブタンク2
1から各サスペンシヨンユニツトに向けて小径の
通路31aのみを介しエアが供給され、ソレノイ
ドバルブ30が開のときはリザーブタンク21か
ら各サスペンシヨンユニツトに向けて通路31a
及び大径の通路31の両方を介しエアが供給され
る。さらに、排出用配管28には排出側流路選択
用ソレノイドバルブ32が介装される配管33が
並設されており、同ソレノイドバルブ32が閉の
ときは各サスペンシヨンユニツトからドライヤ1
8に向けて小径の通路33aのみ介してエアが排
出され、ソレノイドバルブ32が開のときは各サ
スペンシヨンユニツトからドライヤ18に向けて
通路33a及び大径の通路33の両方を介してエ
アが排出される。供給用配管23と各アクチユエ
ータ14との間にはハード/ソフト切換用ソレノ
イドバルブ34が介装されている。また、リザー
ブタンク21に貯められる圧縮空気の圧力は圧力
スイツチ35により検出され、この圧力スイツチ
35の検出信号はコントローラ36に送られる。
37は連通用配管25に連結され、後輪のサスペ
ンシヨンユニツトSRR,SRLの主、副空気ばね室1
1,12の内圧を検出する圧力スイツチであり、
この圧力スイツチ37の検出信号はコントローラ
36に送られる。38Fは自動車の前部右側のロ
アアーム39に取付けられて自動車の前部車高
(フロント車高)を検出するフロント車高センサ、
38Rは自動車の後部左側のラテラルロツド40
に取付けられて後部車高(リヤ車高)を検出する
リヤ車高センサである。これら車高センサ38
F,38Rから出力される車高検出信号はコント
ローラ36に入力される。センサ38F,38R
はホールIC素子及び磁石の一方を車輪側、他方
を車体側に取付けられて、ノーマル車高レベル及
び低車高あるいは高車高レベルからの距離をそれ
ぞれ検出している。41は車速を検出する車速セ
ンサで、この車速センサ41から出力される検出
信号はコントローラ36に入力される。42はハ
ンドル43の操舵角を検出するハンドル操舵角セ
ンサで、このセンサ42はハンドル操舵角検出信
号をコントローラ36に出力している。また44
は車体に作用する加速度を検出する加速度Gセン
サであり、この加速度センサ44は自動車ばね上
におけるピツチ、ロール及びヨーの車体姿勢変化
を検出できるようになつている。例えば、加速度
がないときには、おもりが垂下された状態とな
り、発光ダイオードからの光は遮蔽板によつて遮
ぎられて、フオトダイオードへ到達しないことに
より、加速度がないことが検出される。そして、
加速度が前後、左右ないし上下に作用するとおも
りが傾斜したり、移動したりすることによつて、
車体に作用する加速度が検出される。さらに、4
5は車高を高車高(HIGH)低車高(LOW)、自
動車高調整(AUTO)に設定する車高選択スイ
ツチ、46は自動車のロールを防止する姿勢制御
を行なうことを選択する姿勢制御選択スイツチで
あり、これらスイツチ45,46の信号はコント
ローラ36に入力される。48はブレーキの踏み
込み及び踏み込み量を検出するブレーキセンサ
で、その検出信号はコントローラ36に入力され
る。49はアクセルの開度を検出するアクセル開
度センサで、このセンサ49から出力されるアク
セル開度信号はコントローラ36に入力される。
50はエンジン回転数を検出するエンジン回転数
センサで、このセンサ50はエンジン回転数信号
をコントローラ36に出力する。51はイグニツ
シヨンキースイツチで、その操作信号はコントロ
ーラ36に出力される。52は変速段を検出する
変速段センサで、このセンサ52は変速段信号を
コントローラ36に出力する。
なお、各ソレノイドバルブ17,221〜22
4,271〜274,30,34は常閉のバル
ブ、各ソレノイドバルブ241及び242は常開
のバルブである。
第2図は、第1図に示される各ソレノイドバル
ブの各モードにおける開閉状態を示すもので、図
中○印はON、×印はOFFである。なお、同各ソ
レノイドバルブは、第3図a及び第3図bに示す
ように、ON(通電状態)のときに開、OFF(非通
電状態)のときに閉となるよう構成されている。
第2図につき各モードを順に説明する。
通常モードにおいてはフロント及びリヤの各左
右連通用ソレノイドバルブ242及び241のみ
が開制御され、これにより左右各サスペンシヨン
ユニツトの空気ばね10が連通されて同空気ばね
10の容積が実質的に大きくなるので、ばね定数
が低下して乗心地が向上する。
車高調整モードは、車高センサ38F及び38
Rにより検出された車高信号と車高選択スイツチ
45により設定された目標車高とを比較して、目
標車高に向けて制御が行われるもので、上げ制御
において所要の供給用ソレノイドバルブが、下げ
制御において所要の排出用ソレノイドバルブが開
制御される。なお、この車高調整モードにおいて
は、左右連通用ソレノイドバルブ242及び24
1が開制御されて良好な乗心地が保たれる。また
供給側流路選択用ソレノイドバルブ30及び排出
側流路選択用ソレノイドバルブ32はこの車高調
整モードでは閉制御されており、車高調整がゆつ
くりと行われて乗員に異和感を与えないように構
成されている。
ロール制御は、左右方向において沈み込む側の
空気ばね10に所要量給気すると共に他側の空気
ばね10から所要量排気する開始モードと、その
開始モードにより得た状態を保持する保持モード
と、ロールの要因がなくなるときに左右の空気ば
ね10を互いに同圧に保つ復帰モードとから成つ
ている。開始モードにおいては、所要とする供給
用ソレノイドバルブ及び排出用ソレノイドバルブ
を設定時間開制御すると共に、各流路選択用ソレ
ノイドバルブ30及び32を開制御して速やかに
姿勢制御が行われる。保持モードにおいて各流路
選択用ソレノイドバルブのみが開制御を継続され
ており、これにより、例えば旋回走行中に車体に
作用する横加速度がより増大する状況になつたと
きに片側の空気ばね10への給気と他側の空気ば
ね10からの排気を追加して行う必要が生じる
が、この追加制御を可及的速やかに行うことがで
きる。復帰モードにおいては各左右連通用ソレノ
イドバルブ241及び242のみが開制御され、
これは通常モードと同じ状態である。
制動時制御(ノーズダイブ制御)は、フロント
側の空気ばね10に所要量給気すると共にリヤ側
の空気ばね10から所要量排気する開始モード
と、その開始モードにより得た状態を保持する保
持モードと、制動によるフロントの沈み込みがな
くなる状況になつたときにフロント側の空気ばね
10から所要量排気すると共にリヤ側の空気ばね
10へ所要量給気して開始モードの開始前の状態
に戻す復帰モードとから成つている。開始モード
においてはフロント側の供給用ソレノイドバルブ
223,224及びリヤ側の排出用ソレノイドバ
ルブ271,272を設定時間開制御すると共に
各流路選択用ソレノイドバルブを開制御する。保
持モードは上述したロール制御と同様に各流路選
択用ソレノイドバルブのみが開制御を継続され
る。復帰モードにおいては、フロント側の排出用
ソレノイドバルブ273,274及びリヤ側の供
給用ソレノイドバルブ221,222が設定時間
開制御されると共に各流路選択用ソレノイドバル
ブ30,32の開制御が継続される。
加速時制御(スクオウト制御)は、フロント側
の空気ばね10から所要量排気すると共にリヤ側
の空気ばね10に所要量給気する開始モードと、
その開始モードにより得た状態を保持する保持モ
ードと、加速によるリヤの沈み込みがなくなる状
況になつたときにリヤ側の空気ばね10から所要
量排気すると共にフロント側の空気ばね10へ所
要量給気して開始モードの開始前の状態に戻す復
帰モードとから成つている。開始モードにおいて
はフロント側の排出用ソレノイドバルブ273,
274及びリヤ側の供給用ソレノイドバルブ22
1,222を設定時間開制御すると共に各流路選
択用ソレノイドバルブを開制御する。保持モード
は上述したロール制御と同様に各流路選択用ソレ
ノイドバルブのみが開制御を継続される。復帰モ
ードにおいては、フロント側の供給用ソレノイド
バルブ223,224及びリヤ側の排出用ソレノ
イドバルブ271,272が設定時間開制御され
ると共に各流路選択バルブ30,32の開制御が
継続される。そして、以上述べた第2図に示され
る各モードは、コントローラ36に設定された第
4図に示されるフローチヤートに従つて制御され
る。
同第4図において、イグニツシヨンキー・オン
でスタートして先ずステツプAで各データ及びフ
ラグが記憶される各メモリが初期設定され、次い
でステツプBで車高調整フロー、ステツプCでロ
ール制御フロー、ステツプDでノーズダイブ制御
フロー、ステツプEでスクオウト制御フローを経
て、ステツプFでイグニツシヨンキーがオフか否
かを判断し、オフでなければ、再びステツプBに
戻り、オフであれば制御を終了する。
車高調整フロー(ステツプB)は、各車高セン
サ38F及び38Rから出力された車高検出信号
と車高選択スイツチ45から出力された信号に基
づき、第2図に示される車高調整制御の所要モー
ドに合う制御を行う。
ロール制御フロー(ステツプC)は、車速セン
サ41、ハンドル操舵角センサ42、加速度セン
サ44等の出力から車体に作用する横加速度の状
態を予知または検知し、それに基づき、第2図に
示されるロール制御の所要モードに合う制御を行
う。ノーズダイブ制御フロー(ステツプD)は、
加速度センサ44、ブレーキセンサ48等の出力
から車体に作用する前後方向加速度の状態を予知
または検知し、それに基づき、第2図に示される
制動時制御の所要モードに合う制御を行う。
スクオウト制御フロー(ステツプE)は、アク
セル開度センサ49、変速段センサ52、車速セ
ンサ41等の出力から車体に作用する前後方向加
速度の状態を予知または検知し、それに基づき、
第2図に示される加速時制御の所要モードに合う
制御を行う。
次に、同スクオウト制御フロー(ステツプE)
の詳細を第5図に従つて詳細に説明する。
先ず、ステツプS1においてアクセル開速度セン
サ49、変速段センサ52及び車速センサ41か
らデータを読込み、アクセル開速度、アクセル開
速度変化率、車速、変速段をメモリする。次いで
ステツプS2で変速段が1速または2速等の低速段
にあるか否か判定する。そして、このステツプS2
で「ON」と判定されると後述するステツプS8
進む。これは変速段が1速または2速になけれ
ば、車体に前後方向の大きな加速度が作用せず、
姿勢制御の必要がないためである。ステツプS2
「YES」と判定された場合は、ステツプS3へ進
む。ステツプS3においては車速がVoKm/h(例え
ば、3Km/h)以上であるか判定し、「NO」と
判定されるとステツプS8に進む。これは、例えば
停車中の如く車速3Km/h未満においては発進に
際して変速段を1速にしてクラツチを接続しない
状態でアクセルペダルを踏み込む場合があり、こ
の場合に実際に車体がスクオウトしないのに、姿
勢制御が開始されてしまう不具合が生じてしまう
からである。ステツプS3で「YES」と判定され
た場合はステツプS4へ進む。ステツプS4において
はアクセル開速度がVam/s(例えば0.2m/s)
以上であるか判定し、「NO」と判定されるとス
テツプS8に進む。これは、アクセル開速度が例え
ば0.2m/s未満の小さい値であれば、車体に前
後方向の大きな加速度が生じることがなく、姿勢
制御の必要がないためである。なお、このアクセ
ル開速度の設定値Va(m/s)は、車種によつて
アクセル特性も異なり、また各ソレノイドバルブ
の時間遅れ等も異なるため、これらを考慮して最
も大きな加速度が車体に作用する時と姿勢制御に
よる車体を戻そうとする力が作用する時とが合致
するように適宜設定される。ステツプS4
「YES」と判定されると、車体に前後方向の大き
な加速度が作用して車体がスクオウトしようとす
るので、制御開始のためにステツプS5へ進む。ス
テツプS5では制御フラグが“1”であるか判定す
る。制御フラグは後述するが、同制御フラグが
“1”であるときは既に開始されたスクオウト制
御が未だ復帰されていない状態にあり、“1”で
ないときはその時点で未だスクオウト制御が開始
されていないかまたは開始されたスクオウト制御
が既に復帰した状態にあることを示す。よつて、
ステツプS5で「YES」と判定されるとステツプ
S8へ進み、また同ステツプS5で「NO」と判定さ
れると、次のステツプS6に移り制御が開始され
る。ステツプS6では制御開始指令が出され、流路
選択用ソレノイドバルブ30,32が開制御され
ると共に、前輪側排出用ソレノイドバルブ27
3,274及び後輪側供給用ソレノイドバルブ2
21,222を設定時間(例えば0.15sec)開制
御した後、これらソレノイドバルブ273,27
4,221,222を閉制御する。このステツプ
S6の制御開始指令と共にステツプS7では制御フラ
グ“1”が立てられる。次にステツプS8でアクセ
ル開速度変化率が減少したか判定する。これは既
に開始されて保持状態にある姿勢制御を復帰する
か否かを判定するためのもので、このステツプS8
で「NO」と判定されるとそれ以下のステツプを
パスしてリターン、つまりはステツプS1に戻る。
ステツプS8で「YES」と判定された場合、復帰
制御を行う必要があるので、次のステツプS9で制
御が保持状態にあるか、つまり制御フラグが
“1”であるか判定する。そして、同ステツプS9
で「YES」と判定された場合、ステツプS10で制
御復帰指令が出され、それに基づき、流路選択用
ソレノイドバルブ30,32の閉が確認されると
共に、前輪側供給用ソレノイドバルブ223,2
24及び後輪側排出用ソレノイドバルブ271,
272を設定時間開制御し、その後これら各ソレ
ノイドバルブ223,224,271,272及
び30,32を閉制御する。他方ステツプS10
指令と共にステツプS11で制御フラグが“0”に
戻される。なお、ステツプS9で「NO」であれ
ば、復帰制御の必要がないので、ステツプS10
びS11をパスしてリターンつまりはステツプS1
戻る。
ここで、上記のように構成されたフローチヤー
トを第6図に示す実際のアクセル開度のパターン
例に沿つて説明する。なお、この第6図のパター
ン例は発進時におけるものである。
図において、aはアクセル開度、bはアクセル
開速度、cはアクセル開速度変化率、dは前輪側
排出用ソレノイドバルブ273,274及び後輪
側供給用ソレノイドバルブ221,222の開閉
状態、eは前輪側供給用ソレノイドバルブ22
3,224及び後輪側排出用ソレノイドバルブ2
71,272の開閉状態を示す。
運転者が変速段を1速にして時刻toでアクセル
を踏み始めると、車両は発進加速し、アクセル開
速度がVam/s以上になる(時刻t1)と、前輪
側排出用ソレノイドバルブ273,274及び後
輪側供給用ソレノイドバルブ221,222が設
定時間開制御(ON)された後閉制御(OFF)さ
れてその状態を保持される。その後アクセル開速
度変化率が減少する(時刻t2)と、前輪側供給用
ソレノイドバルブ223,224及び後輪側排出
用ソレノイドバルブ271,272が設定時間開
制御(ON)された後閉制御(OFF)される。
上記構成によれば、急加速により車体前後方向
の大きな加速度が作用したときに車体の前部が浮
上する所謂スクオウトに対して最適なタイミング
でもつて前輪側の空気ばね10から設定時間排出
されると共に後輪側の空気ばね10へ圧縮空気が
設定時間供給されるので、該スクオウトを効果的
に低減できる。そして、該加速度が弱まり始める
ときにタイミングを合わせて、前輪側の空気ばね
10へ圧縮空気が設定時間供給されると共に後輪
側の空気ばね10から設定時間排気されるので、
車体加速度が弱まつたときには前後の各空気ばね
10がほぼ元通りの圧力に復帰される。
特に本実施例においては、復帰制御開始のタイ
ミングを、第5図のステツプS8に明らかなよう
に、アクセル開速度変化率が減少したことによ
り、行つているので、加速により車体に作用する
加速度が弱まり始めるタイミングに遅れることな
く、好適なタイミングをもつて復帰制御を行うこ
とができ、これにより復帰制御により乗員が感じ
る異和感をほとんどなくすことができるという効
果を奏する。
なお、上記実施例の第5図に示すフローチヤー
トでは、ステツプS3において車速がVoKm/h以
上か否かを判定しているが、これは上述した如く
マニユアルトランスミツシヨンを備えた自動車で
変速段が1速であつても、クラツチを接続しない
状態でアクセルを踏み込む所謂空吹かし時に無用
な姿勢制御が行われないようにするためのもので
あり、例えばこの代わりに、ステツプS3にクラツ
チが接続されているか否かの判定を用いることも
可能である。
またオートマチツクトランスミツシヨンを備え
た自動車においてはクラツチに相当する流体継手
が常に接続されているから、アクセルを急激に踏
み込むことが即急加速を意味することになり、し
たがつてステツプS2及びS3の判定は不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体図、第2
図は同第1図の各バルブの各モードにおける開閉
状態を示す図、第3図aは第1図に示される各バ
ルブがONのときの状態を示す説明図、第3図b
は同各バルブがOFFのときの状態を示す説明図、
第4図は上記一実施例における制御のメインフロ
ーを示すフローチヤート図、第5図は第4図のス
クオウト制御フローEの詳細を示すフローチヤー
ト図、第6図はアクセル開度のパターン例を示す
説明図である。 SFR,SFL……前輪用サスペンシヨンユニツト、
SRR,SRL……後輪用サスペンシヨンユニツト、1
0……空気ばね、21……リザーブタンク、22
1〜224……給気用ソレノイドバルブ、24
1,242……連通用ソレノイドバルブ、25,
26……連通用配管、271〜274……排出用
ソレノイドバルブ、30……供給側流路選択用ソ
レノイドバルブ、32……排出側流路選択用ソレ
ノイドバルブ、36……コントローラ、49……
アクセル開度センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流体ばね室を有する各輪毎に設けられたサス
    ペンシヨンユニツトと、前輪及び後輪用の各サス
    ペンシヨンユニツトの各流体ばね室に夫々前輪側
    供給用バルブ及び後輪用供給用バルブを介して連
    通して同各流体ばね室へ流体を供給可能な供給手
    段と、上記前輪用及び後輪用の各サスペンシヨン
    ユニツトの各流体ばね室に夫々前輪側排出用バル
    ブ及び後輪側排出用バルブを介して連通して同各
    流体ばね室内の流体を排出可能な排出手段と、上
    記供給手段の各バルブ及び上記排出手段の各バル
    ブを制御する制御手段と、車両原動機のアクセル
    の状態を検出して上記制御手段へ出力するアクセ
    ルセンサと、駆動系の回転数を検出して上記制御
    手段へ出力する駆動系センサとを具備し、上記制
    御手段は、アクセルの開速度が設定値以上である
    ときに上記前輪側の排出用バルブ及び上記後輪側
    の供給用バルブを設定時間開制御すると共に同設
    定時間経過後に同前輪側の排出用バルブ及び後輪
    側の供給用バルブを閉制御し、その後アクセル開
    速度変化率が減少したときに上記前輪側の供給用
    バルブ及び上記後輪側の排出用バルブを設定時間
    開制御すると共に同設定時間経過後に同前輪側の
    供給用バルブ及び後輪側の排出バルブを閉制御す
    るように構成されたことを特徴とするサスペンシ
    ヨン制御装置。
JP59204606A 1984-04-25 1984-09-29 サスペンシヨン制御装置 Granted JPS6181215A (ja)

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DE19853515014 DE3515014A1 (de) 1984-04-25 1985-04-25 Fahrzeugfederung
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