JPH049664B2 - - Google Patents
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- JPH049664B2 JPH049664B2 JP62069395A JP6939587A JPH049664B2 JP H049664 B2 JPH049664 B2 JP H049664B2 JP 62069395 A JP62069395 A JP 62069395A JP 6939587 A JP6939587 A JP 6939587A JP H049664 B2 JPH049664 B2 JP H049664B2
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- polyurethane foam
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、特に表面にフアブリツクで構成され
る部分的異種表面部を設けたポリウレタンフオー
ム成形品及びその製造方法に関する。
る部分的異種表面部を設けたポリウレタンフオー
ム成形品及びその製造方法に関する。
(従来の技術)
一般にインテグラルスキンドポリウレタンフオ
ーム成形品は、内部が微孔質であり外面が美しい
スキン層を一体的に形成したものであつて、家
具、自動車部品、模造工芸品、靴等の各種分野に
おいて多用されている。この種のインテグラルス
キンドポリウレタンフオーム成形品の製造方法と
しては、成形用金型の所定内壁面にシボ等の装飾
模様を刻印したモールドキヤビテイ内に、インテ
グラルスキンドポリウレタンフオーム用発泡原液
を注入して発泡成形する方法がとられており、こ
の製造方法にて成形すると、成形品の表面に装飾
模様が転写された強靭で美しいスキン層と、半硬
質フオームコア層とを一体的に形成できる特長が
ある。従つてポリ塩化ビニルシート等からなる装
飾的表皮材を、スラツシユ成形法、真空成形法、
モールドコート法等の別工程で予め成形しておく
必要がないので、素材点数を減少できると共にデ
ザイン上の自由度も高く、しかも工程が簡略化さ
れる等の多くのメリツトが存在する。
ーム成形品は、内部が微孔質であり外面が美しい
スキン層を一体的に形成したものであつて、家
具、自動車部品、模造工芸品、靴等の各種分野に
おいて多用されている。この種のインテグラルス
キンドポリウレタンフオーム成形品の製造方法と
しては、成形用金型の所定内壁面にシボ等の装飾
模様を刻印したモールドキヤビテイ内に、インテ
グラルスキンドポリウレタンフオーム用発泡原液
を注入して発泡成形する方法がとられており、こ
の製造方法にて成形すると、成形品の表面に装飾
模様が転写された強靭で美しいスキン層と、半硬
質フオームコア層とを一体的に形成できる特長が
ある。従つてポリ塩化ビニルシート等からなる装
飾的表皮材を、スラツシユ成形法、真空成形法、
モールドコート法等の別工程で予め成形しておく
必要がないので、素材点数を減少できると共にデ
ザイン上の自由度も高く、しかも工程が簡略化さ
れる等の多くのメリツトが存在する。
しかしながら現在行われている製造方法では、
シボ等の装飾模様を有するスキン層の少なくとも
一部分をフアブリツク等の異種材料で置換したイ
ンテグラルスキンドポリウレタンフオーム成形品
を製造することは不可能であり、ましてやスキン
層の少なくとも一部分をフアブリツク等の異種材
料で構成した製品は未だ提供されていない。
シボ等の装飾模様を有するスキン層の少なくとも
一部分をフアブリツク等の異種材料で置換したイ
ンテグラルスキンドポリウレタンフオーム成形品
を製造することは不可能であり、ましてやスキン
層の少なくとも一部分をフアブリツク等の異種材
料で構成した製品は未だ提供されていない。
ただ、部分的に相異する表皮材で被覆されたポ
リウレタン成形品は提供されており、これらの成
形品は主として軟質ポリウレタンフオームからな
るコアー部と、例えば特開昭59−101324号に開示
された、部分的に材質の異なる表皮材の成形方法
である改良スラツシユ成形法により成形した表皮
材との積層体であつて、予め成形したこれらの複
合表皮材を金型の所定位置にセツトした後、モー
ルドキヤビテイ内にポリウレタンフオーム用発泡
原液を注入し、発泡成形する方法によつて製造さ
れている。又、部分的に材質の異なる複合表皮材
の製造方法としては、異なる材質からなる表皮
材、例えば塩化ビニルシートとフアブリツクを縫
製によつて縫合するか、或いは接合端を表皮折込
み法により接合するか、または塩化ビニルシート
を裏打ちしたフアブリツクを塩化ビニル表皮材表
面に貼着するか、若しくはウエルド溶着する等の
製造方法が取られている。しかしながら上記した
いずれの製造方法においても、繁雑な工程と余分
な設備を必要とするものであるといつた問題点が
あつた。
リウレタン成形品は提供されており、これらの成
形品は主として軟質ポリウレタンフオームからな
るコアー部と、例えば特開昭59−101324号に開示
された、部分的に材質の異なる表皮材の成形方法
である改良スラツシユ成形法により成形した表皮
材との積層体であつて、予め成形したこれらの複
合表皮材を金型の所定位置にセツトした後、モー
ルドキヤビテイ内にポリウレタンフオーム用発泡
原液を注入し、発泡成形する方法によつて製造さ
れている。又、部分的に材質の異なる複合表皮材
の製造方法としては、異なる材質からなる表皮
材、例えば塩化ビニルシートとフアブリツクを縫
製によつて縫合するか、或いは接合端を表皮折込
み法により接合するか、または塩化ビニルシート
を裏打ちしたフアブリツクを塩化ビニル表皮材表
面に貼着するか、若しくはウエルド溶着する等の
製造方法が取られている。しかしながら上記した
いずれの製造方法においても、繁雑な工程と余分
な設備を必要とするものであるといつた問題点が
あつた。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明の目的は、上記の様な繁雑でコストのか
かる工程を経て作成される複合表皮材を使用する
ことなく、簡単な工程により得られる高級感のあ
る装飾的外観に優れたフアブリツクで構成される
異種表面部を成形品表面の少なくとも一部分に有
するポリウレタンフオーム成形品及びその製造方
法を提供することにある。
かる工程を経て作成される複合表皮材を使用する
ことなく、簡単な工程により得られる高級感のあ
る装飾的外観に優れたフアブリツクで構成される
異種表面部を成形品表面の少なくとも一部分に有
するポリウレタンフオーム成形品及びその製造方
法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明はインテグラルスキンドポリウレタンフ
オームからなる成形品表面の少なくとも一部分
に、フアブリツクで構成される異種表面部を設け
てなることを特徴とする部分的異種表面を有する
ポリウレタンフオーム成形品に係り、この成形品
は例えば成型用金型の所定箇所に、フアブリツク
表面剤嵌込み用の凹部を有する入れ子を、前記凹
部の底面が前記金型の内表面と同一レベルとなる
ように嵌挿し、前記入れ子の凹部に、裏面にプラ
スチツクシートをラミネートしたフアブリツク表
皮材を該プラスチツクシートが前記入れ子の凹部
の開口端縁側に位置するようにして嵌込みセツト
し、前記金型内にインテグラルスキンドポリウレ
タンフオーム用配合液を注入して一体発泡するこ
とにより得られる。
オームからなる成形品表面の少なくとも一部分
に、フアブリツクで構成される異種表面部を設け
てなることを特徴とする部分的異種表面を有する
ポリウレタンフオーム成形品に係り、この成形品
は例えば成型用金型の所定箇所に、フアブリツク
表面剤嵌込み用の凹部を有する入れ子を、前記凹
部の底面が前記金型の内表面と同一レベルとなる
ように嵌挿し、前記入れ子の凹部に、裏面にプラ
スチツクシートをラミネートしたフアブリツク表
皮材を該プラスチツクシートが前記入れ子の凹部
の開口端縁側に位置するようにして嵌込みセツト
し、前記金型内にインテグラルスキンドポリウレ
タンフオーム用配合液を注入して一体発泡するこ
とにより得られる。
以下に本発明を図面を参照して説明する。ま
ず、ポリウレタンフオーム成形品の製造方法につ
いて、第1図、第2図に基づいて説明する。
ず、ポリウレタンフオーム成形品の製造方法につ
いて、第1図、第2図に基づいて説明する。
第1図に示すように樹脂パツキング11の表面
側にニツケル電鋳シエル12を層設した成型用金
型1の所定箇所に凹所1aを設け、該金型1の前
記凹所1aに、フアブリツク表皮材嵌込み用の凹
部2aを有する鉄、アルミニウム等の金属或いは
エポキシ樹脂等の合成樹脂からなる入れ子2を、
前記凹部2aの底面が前記金型1の内表面と同一
レベルとなるように嵌挿し、前記入れ子2の凹部
2aに、裏面にプラスチツクシート31をラミネ
ートしたフアブリツク表皮材32を、該プラスチ
ツクシート31が前記凹部2aの開口端縁側に位
置するようにして嵌込みセツトし、上型4を前記
金型1の内面側に図のように配設して、該金型1
と上型4内の空間部に、インテグラルスキンドポ
リウレタンフオーム用配合液を注入した発泡する
と、発泡層5とフアブリツク表皮材32が一体と
なつた成形品が得られる。
側にニツケル電鋳シエル12を層設した成型用金
型1の所定箇所に凹所1aを設け、該金型1の前
記凹所1aに、フアブリツク表皮材嵌込み用の凹
部2aを有する鉄、アルミニウム等の金属或いは
エポキシ樹脂等の合成樹脂からなる入れ子2を、
前記凹部2aの底面が前記金型1の内表面と同一
レベルとなるように嵌挿し、前記入れ子2の凹部
2aに、裏面にプラスチツクシート31をラミネ
ートしたフアブリツク表皮材32を、該プラスチ
ツクシート31が前記凹部2aの開口端縁側に位
置するようにして嵌込みセツトし、上型4を前記
金型1の内面側に図のように配設して、該金型1
と上型4内の空間部に、インテグラルスキンドポ
リウレタンフオーム用配合液を注入した発泡する
と、発泡層5とフアブリツク表皮材32が一体と
なつた成形品が得られる。
そして上記のように成形した後、前記金型1と
上型4及び入れ子2を外して脱型すると、第2図
に示すように、第1図の状態より裏返した状態
で、コア層5aと、その表面側のスキン層5bと
からなり、表面に前記入れ子2の凹部2aの残跡
位置にフアブリツク表皮材32で構成される異種
表面部3が設けられたポリウレタンフオーム成形
品Aができる。尚、前記上型4の内凹部はこの成
形品Aの形状に合わせて、所定形状に形成されて
いるものである。尚、前記金型1と上型4の内面
には、高沸点ワツクス、シリコーン系離型剤また
は両者をブレンドしたもの等からなる離型剤が塗
布され、脱型を行い易くしてある。尚、フアブリ
ツクにラミネートされるプラスチツクシートはそ
の周囲を2〜3mm大きくして、このシート端末が
型と密着するようにするとウレタンのフアブリツ
ク表面への流入を防ぐことができ好ましい。また
形状によつては金型入れ子に真空抜き穴を設けて
フアブリツクを金型に真空密着させることも可能
である。
上型4及び入れ子2を外して脱型すると、第2図
に示すように、第1図の状態より裏返した状態
で、コア層5aと、その表面側のスキン層5bと
からなり、表面に前記入れ子2の凹部2aの残跡
位置にフアブリツク表皮材32で構成される異種
表面部3が設けられたポリウレタンフオーム成形
品Aができる。尚、前記上型4の内凹部はこの成
形品Aの形状に合わせて、所定形状に形成されて
いるものである。尚、前記金型1と上型4の内面
には、高沸点ワツクス、シリコーン系離型剤また
は両者をブレンドしたもの等からなる離型剤が塗
布され、脱型を行い易くしてある。尚、フアブリ
ツクにラミネートされるプラスチツクシートはそ
の周囲を2〜3mm大きくして、このシート端末が
型と密着するようにするとウレタンのフアブリツ
ク表面への流入を防ぐことができ好ましい。また
形状によつては金型入れ子に真空抜き穴を設けて
フアブリツクを金型に真空密着させることも可能
である。
又、本発明に使用されるインテグラルスキンド
ポリウレタンフオームの材質としては特に限定は
なく、芳香族イソシアネート系フオーム、非芳香
族イソシアネート系フオームの何れでも採用する
ことができる。即ち、黒色製品であれば芳香族イ
ソシアネート系フオームで十分であり、色物対応
で本発明を実施する場合にも、一般の芳香族イソ
シアネート系インテグラルスキンドフオームにモ
ールドコート法を併用すればよく、これにより経
済的にカラー化を達成することが可能である。非
芳香族イソシアネートフオームについては例えば
特公昭57−43167号に開示されている無黄変性の
ものが適している。この場合にはイソシアネート
成分として非芳香族ポリイソシアネートを使用し
ているにも拘らず、芳香族ポリイソシアネートを
使用した場合と同程度の反応性を有し、かつ製造
されたポリウレタンフオームは良好な耐候性と耐
熱性を有すると共に、非黄変性であるために多彩
な色彩着色が可能であつて装飾的美観に優れた製
品が得られる。
ポリウレタンフオームの材質としては特に限定は
なく、芳香族イソシアネート系フオーム、非芳香
族イソシアネート系フオームの何れでも採用する
ことができる。即ち、黒色製品であれば芳香族イ
ソシアネート系フオームで十分であり、色物対応
で本発明を実施する場合にも、一般の芳香族イソ
シアネート系インテグラルスキンドフオームにモ
ールドコート法を併用すればよく、これにより経
済的にカラー化を達成することが可能である。非
芳香族イソシアネートフオームについては例えば
特公昭57−43167号に開示されている無黄変性の
ものが適している。この場合にはイソシアネート
成分として非芳香族ポリイソシアネートを使用し
ているにも拘らず、芳香族ポリイソシアネートを
使用した場合と同程度の反応性を有し、かつ製造
されたポリウレタンフオームは良好な耐候性と耐
熱性を有すると共に、非黄変性であるために多彩
な色彩着色が可能であつて装飾的美観に優れた製
品が得られる。
又、本発明に使用されるフアブリツクの材質と
しては、織物、ニツト、ダブルラツセル、モケツ
ト、トリコツト等を好適な例として挙げることが
でき、或いはPVCレザー、本皮、PVCシートに
短繊維を植毛した装飾的フイルムも適用すること
も可能である。特に通気性を有するフアブリツク
を用いる場合には、上記発泡時におけるポリウレ
タン発泡原液の浸透を防ぐために、その裏面に予
めポリ塩化ビニル、ポリウレタン等のプラスチツ
クシートをラミネートしておくことが好ましい。
この場合ラミネートするプラスチツクシートとし
て、透湿性を有する非多孔質ポリウレタンフイル
ムを使用すると、フアブリツク層を通しての透湿
性が確保されるので有利である。
しては、織物、ニツト、ダブルラツセル、モケツ
ト、トリコツト等を好適な例として挙げることが
でき、或いはPVCレザー、本皮、PVCシートに
短繊維を植毛した装飾的フイルムも適用すること
も可能である。特に通気性を有するフアブリツク
を用いる場合には、上記発泡時におけるポリウレ
タン発泡原液の浸透を防ぐために、その裏面に予
めポリ塩化ビニル、ポリウレタン等のプラスチツ
クシートをラミネートしておくことが好ましい。
この場合ラミネートするプラスチツクシートとし
て、透湿性を有する非多孔質ポリウレタンフイル
ムを使用すると、フアブリツク層を通しての透湿
性が確保されるので有利である。
又、本発明に使用されるインテグラルスキンド
ポリウレタンフオームは、実質的に連続気泡体で
あるから、上記発泡成形後、フアブリツク表皮材
部分をフオームのコア層を通して裏面よりクシ差
しすることにより、プラスチツクシートを多孔性
に変えて、通気性を付与することも可能である。
そしてこの孔は表面がフアブリツク層で隠されて
いるので、外見的美観を損ねることがなく、しか
も通気性並びに透湿性が良好に確保される。
ポリウレタンフオームは、実質的に連続気泡体で
あるから、上記発泡成形後、フアブリツク表皮材
部分をフオームのコア層を通して裏面よりクシ差
しすることにより、プラスチツクシートを多孔性
に変えて、通気性を付与することも可能である。
そしてこの孔は表面がフアブリツク層で隠されて
いるので、外見的美観を損ねることがなく、しか
も通気性並びに透湿性が良好に確保される。
更に、毛羽立つたフアブリツク層を人体の当接
する箇所に位置するように配置すると、フアブリ
ツク層を通しての平面方向の通気性も高められる
といつた効果も生じ、発汗時のむれやただれが生
じることを抑制できるので、家具や、自動車部品
の座席、椅子等に本発明にかかるポリウレタンフ
オーム成形品を適用すると、特に快適な使用環境
が保証される利点がある。
する箇所に位置するように配置すると、フアブリ
ツク層を通しての平面方向の通気性も高められる
といつた効果も生じ、発汗時のむれやただれが生
じることを抑制できるので、家具や、自動車部品
の座席、椅子等に本発明にかかるポリウレタンフ
オーム成形品を適用すると、特に快適な使用環境
が保証される利点がある。
又、上記の非多孔質透湿性ポリウレタンフイル
ムとしては、各種の市販品が使用可能であるが、
特に特開昭61−9423号に開示されたポリウレタン
重合体が好適である。これは、このポリウレタン
重合体が、非多孔質かつ透湿性であると共に吸水
しても実質的に膨潤しないといつた特性を有して
いるからである。
ムとしては、各種の市販品が使用可能であるが、
特に特開昭61−9423号に開示されたポリウレタン
重合体が好適である。これは、このポリウレタン
重合体が、非多孔質かつ透湿性であると共に吸水
しても実質的に膨潤しないといつた特性を有して
いるからである。
又、前記入れ子は、例えば鉄製のブロツクの一
方の表面に、フアブリツク表皮材と同一形状を有
するごとく切削してフアブリツク受入部である凹
部を設けたものであつて、該凹部を形成する周側
壁の厚みは約1.0〜1.5mmが適当であつて、その深
さはフアブリツク層の厚みによつて任意決定すれ
ばよいものである。又フアブリツク層の厚さのみ
が変化した場合には、入れ子の凹部の表面に適当
な厚みの平坦な敷金を挿入して敷設することによ
つて、該凹部の深さを調整することが可能であ
る。
方の表面に、フアブリツク表皮材と同一形状を有
するごとく切削してフアブリツク受入部である凹
部を設けたものであつて、該凹部を形成する周側
壁の厚みは約1.0〜1.5mmが適当であつて、その深
さはフアブリツク層の厚みによつて任意決定すれ
ばよいものである。又フアブリツク層の厚さのみ
が変化した場合には、入れ子の凹部の表面に適当
な厚みの平坦な敷金を挿入して敷設することによ
つて、該凹部の深さを調整することが可能であ
る。
第3〜6図に示すのは、本発明の製造方法によ
つて製造されたポリウレタンフオーム成形品の例
である。
つて製造されたポリウレタンフオーム成形品の例
である。
第3図は自動車の運転席或いは助手席にポリウ
レタン成形品を適用したものであつて、背座Bと
座席Cをポリウレタン成形品で形成すると共に、
該背座Bと座板Cの各々の人体側の表面b、cに
フアブリツクで構成される異種表面部3を設けた
ものである。
レタン成形品を適用したものであつて、背座Bと
座席Cをポリウレタン成形品で形成すると共に、
該背座Bと座板Cの各々の人体側の表面b、cに
フアブリツクで構成される異種表面部3を設けた
ものである。
第4図は自動車の後部座席の中央位置に配置さ
れるアームレストDにポリウレタン成形品を適用
したものであつて、そのアームレストの表面dに
フアブリツクで構成される異種表面部3を設けた
ものである。
れるアームレストDにポリウレタン成形品を適用
したものであつて、そのアームレストの表面dに
フアブリツクで構成される異種表面部3を設けた
ものである。
第5図は自動車のドアEの内面側部分にポリウ
レタン成形品を適用したものであつて、該ドアE
の内面側の手の当接し易い部分にフアブリツクで
構成される異種表面部3を設けたものである。
レタン成形品を適用したものであつて、該ドアE
の内面側の手の当接し易い部分にフアブリツクで
構成される異種表面部3を設けたものである。
第6図は自動車の運転席と助手席との間に配置
されるグラブボツクスFの蓋Gにポリウレタン成
形品を適用したものであつて、該蓋Gの上側表面
gの中央箇所にフアブリツクで構成される異種表
面部3を設けたものである。
されるグラブボツクスFの蓋Gにポリウレタン成
形品を適用したものであつて、該蓋Gの上側表面
gの中央箇所にフアブリツクで構成される異種表
面部3を設けたものである。
又本発明に係るポリウレタン成形品を適用する
製品としては、上記の製品例の他に、事務、家
具、劇場等の椅子の肘置き部、椅子の座部と背
部、事務所のパーテイシヨン、デスクエツジ、車
両用パツド類(ヘツドレスト、ドアトリム、アー
ムレスト、インストパツド、シートクツシヨン、
ステアリング、ホーンパツド、チヤイルドパツド
等)、ビデオ肩パツド、コーナーパツド、ドア把
手、バー、ケース類、各種内装類等を挙げること
ができる。又、前記フアブリツク表皮材として
は、上記したものの他に、塩ビシート、平織、
皮、毛皮、ジーンズ、各種装飾的フイルム等を例
示することができる。
製品としては、上記の製品例の他に、事務、家
具、劇場等の椅子の肘置き部、椅子の座部と背
部、事務所のパーテイシヨン、デスクエツジ、車
両用パツド類(ヘツドレスト、ドアトリム、アー
ムレスト、インストパツド、シートクツシヨン、
ステアリング、ホーンパツド、チヤイルドパツド
等)、ビデオ肩パツド、コーナーパツド、ドア把
手、バー、ケース類、各種内装類等を挙げること
ができる。又、前記フアブリツク表皮材として
は、上記したものの他に、塩ビシート、平織、
皮、毛皮、ジーンズ、各種装飾的フイルム等を例
示することができる。
(発明の効果)
本発明は従来の製造方法のような繁雑でコスト
のかかる工程を経て作成される複合表皮材を使用
することなく、簡単な工程により得られる高級感
のある装飾的外観に優れたフアブリツクで構成さ
れる異種表面部を成形品表面の少なくとも一部分
に設けることができ、このフアブリツクで構成さ
れる異種表面部より感触の良さ、高級感、豪華さ
等が得られ、デザイン上の自由度を広げることが
できる等の効果を奏する。
のかかる工程を経て作成される複合表皮材を使用
することなく、簡単な工程により得られる高級感
のある装飾的外観に優れたフアブリツクで構成さ
れる異種表面部を成形品表面の少なくとも一部分
に設けることができ、このフアブリツクで構成さ
れる異種表面部より感触の良さ、高級感、豪華さ
等が得られ、デザイン上の自由度を広げることが
できる等の効果を奏する。
第1図は本発明の製造方法における発泡成形時
の説明図、第2図は本発明のポリウレタンフオー
ム成形品の要部の断面図、第3〜6図は本発明の
ポリウレタンフオーム成形品の製品例を示す。 A…ポリウレタンフオーム成形品、1…成形用
金型、2…入れ子、2a…凹部、3…異種表面
部、5…ポリウレタン発泡層、31…プラスチツ
クシート、32…フアブリツク表皮材。
の説明図、第2図は本発明のポリウレタンフオー
ム成形品の要部の断面図、第3〜6図は本発明の
ポリウレタンフオーム成形品の製品例を示す。 A…ポリウレタンフオーム成形品、1…成形用
金型、2…入れ子、2a…凹部、3…異種表面
部、5…ポリウレタン発泡層、31…プラスチツ
クシート、32…フアブリツク表皮材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 インテグラルスキンドポリウレタンフオーム
からなる成形品表面の少なくとも一部分に、フア
ブリツクで構成される異種表面部を設けてなるこ
とを特徴とする部分的異種表面を有するポリウレ
タンフオーム成形品。 2 成型用金型の所定箇所に、フアブリツク表皮
材嵌込み用の凹部を有する入れ子を、前記凹部の
底面が前記金型の内表面と同一レベルとなるよう
に嵌挿し、前記入れ子の凹部に、裏面にプラスチ
ツクシートをラミネートしたフアブリツク表皮材
を該プラスチツクシートが前記入れ子の凹部の開
口端縁側に位置するようにして嵌込みセツトし、
前記金型内にインテグラルスキンドポリウレタン
フオーム用配合液を注入して一体発泡することを
特徴とする部分的異種表面を有するポリウレタン
フオーム成形品の製造方法。 3 前記プラスチツクシートが、非多孔質透湿性
ポリウレタンフイルムからなる特許請求の範囲第
2項記載のポリウレタンフオーム成形品の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62069395A JPS63233827A (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | ポリウレタンフオ−ム成形品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62069395A JPS63233827A (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | ポリウレタンフオ−ム成形品及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63233827A JPS63233827A (ja) | 1988-09-29 |
JPH049664B2 true JPH049664B2 (ja) | 1992-02-20 |
Family
ID=13401373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62069395A Granted JPS63233827A (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | ポリウレタンフオ−ム成形品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63233827A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012120628A1 (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-13 | トヨタ自動車株式会社 | 繊維強化樹脂材の製造方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5693525A (en) * | 1979-12-28 | 1981-07-29 | Kodama Kagaku Kogyo Kk | Molding method for molded article of plural-layer laminate structure having formed skin layer composed of cloth or leather |
JPS57182412A (en) * | 1981-05-07 | 1982-11-10 | Kasai Kogyo Co Ltd | Foamed internal finish material and manufacture thereof |
JPS57203526A (en) * | 1981-06-09 | 1982-12-13 | Kasai Kogyo Co Ltd | Expanded interior member and manufacture thereof |
JPS5917912B2 (ja) * | 1978-10-23 | 1984-04-24 | 日本国有鉄道 | 自動放送装置 |
JPS61169223A (ja) * | 1985-01-22 | 1986-07-30 | Inoue Mtp Co Ltd | 内装材の製造方法 |
JPS629942A (ja) * | 1985-07-05 | 1987-01-17 | Inoue Mtp Co Ltd | 内装材の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5917912U (ja) * | 1982-07-24 | 1984-02-03 | 株式会社フジヤマ技研 | 交換可能にネ−ムプレ−トを固定した真空成形用型 |
-
1987
- 1987-03-24 JP JP62069395A patent/JPS63233827A/ja active Granted
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5917912B2 (ja) * | 1978-10-23 | 1984-04-24 | 日本国有鉄道 | 自動放送装置 |
JPS5693525A (en) * | 1979-12-28 | 1981-07-29 | Kodama Kagaku Kogyo Kk | Molding method for molded article of plural-layer laminate structure having formed skin layer composed of cloth or leather |
JPS57182412A (en) * | 1981-05-07 | 1982-11-10 | Kasai Kogyo Co Ltd | Foamed internal finish material and manufacture thereof |
JPS57203526A (en) * | 1981-06-09 | 1982-12-13 | Kasai Kogyo Co Ltd | Expanded interior member and manufacture thereof |
JPS61169223A (ja) * | 1985-01-22 | 1986-07-30 | Inoue Mtp Co Ltd | 内装材の製造方法 |
JPS629942A (ja) * | 1985-07-05 | 1987-01-17 | Inoue Mtp Co Ltd | 内装材の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63233827A (ja) | 1988-09-29 |
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Legal Events
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