JPH049613Y2 - - Google Patents

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JPH049613Y2
JPH049613Y2 JP1984127920U JP12792084U JPH049613Y2 JP H049613 Y2 JPH049613 Y2 JP H049613Y2 JP 1984127920 U JP1984127920 U JP 1984127920U JP 12792084 U JP12792084 U JP 12792084U JP H049613 Y2 JPH049613 Y2 JP H049613Y2
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JP
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thermostat
temperature
switch
rapid heating
relay
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JP1984127920U
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JPS6142610U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は温蔵庫例えばタオル蒸し器等の温度制
御装置に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に温蔵庫は実公昭48−22060号公報に示す
ように庫内温度を制御する加熱ヒータを1個のサ
ーモスタツトで制御している。このため例えばタ
オル蒸し器にあつては、電源投入してから使用で
きるタオルの温度に到達するまでに約3時間とい
う長時間を要しており、短時間とすべくヒータの
容量をアツプしてもヒータ通電・非通電の間隔が
短かくなるから、サーモスタツトの開閉頻度が多
くなりサーモスタツトの寿命が短かくなる欠点が
あつた。またヒータの容量を換えずに温度調節用
サーモスタツトの設定温度を高くすると、多少は
使用できるまでの到達時間が短かくなるが、タオ
ル自体の温度が上昇しタオルが焦げるという問題
があつた。即ち斯る制御によれば、設定温度への
到達時間を短かくしようとしてヒータの容量をア
ツプするとサーモスタツトの寿命が短かくなり、
サーモスタツトの設定温度を高く設定すると目標
設定温度を上回つてしまうという欠点があつた。
もちろん、実公昭40−30682号公報に開示され
ているように、リレーの常閉接点、低温設定の第
2のサーモスタツト、高温設定の第1のサーモス
タツト及び加熱ヒータの直列回路を電源に接続
し、リレーの常閉接点及び低温設定の第2のサー
モスタツトと並列にリレーの常開接点及びリレー
の直列回路を接続した構成のものを使用すれば、
リレーの常閉接点をリレーの常開接点に手動で切
り換えることにより、ヒータの容量をアツプする
ことなく、負荷を急速加熱させることができ、急
速加熱後は負荷を適温に保つことができる。
しかしながら、このものでは、負荷が適温に保
たれている場合でも高温設定の第1のサーモスタ
ツトがオンになつているため、リレーの常閉接点
をリレーの常開接点に手動で切り換えると、リレ
ーがその常開接点及び第1のサーモスタツトを介
して自己保持され、第1のサーモスタツトがオフ
になるまで負荷に通電されることになる。このよ
うな状況で急速加熱が行われると、負荷が過剰に
加熱され、焦げる心配があつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は上述した事実に鑑みてなされたもので
あり、温蔵庫内に収納された蒸しタオル等の被加
熱物を必要に応じて急速加熱できるようにし、使
い勝手の向上を図るとともに、むやみに急速加熱
が行われないようにすることを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 このために本考案は、温蔵庫内温度を制御する
加熱ヒータと、庫内の適温範囲より高い上限温度
を検知すると開成し適温範囲より低い下限温度を
検知すると閉成する第1のサーモスタツトと、急
速加熱する際に操作されて閉成する急速加熱スイ
ツチと、該急速加熱スイツチ及び前記第1のサー
モスタツトが共に閉成状態のときに励磁され自己
のスイツチを一方の接点に切換えて前記ヒータに
通電する制御リレーと、設定温度範囲が庫内の適
温範囲に設定され前記リレーの消磁により前記ス
イツチが他方の接点にあるときに前記ヒータへの
通電を制御する第2のサーモスタツトとから構成
したものである。
(ホ) 作用 電源投入状態で急速加熱スイツチを操作する
と、温蔵庫内温度が適温範囲より低い下限温度以
下であれば第1のサーモスタツトが閉成している
ために制御リレーが励磁され一方の自己のスイツ
チを介して該リレーは自己保持すると共に他方の
自己のスイツチを介して庫内の適温範囲に設定さ
れた設定温度範囲を有する第2のサーモスタツト
とは関係なく加熱ヒータに通電して急速加熱する
ものである。このため、温蔵庫の使用開始時や被
加熱物が追加された際には急速加熱スイツチの閉
成によつて庫内温度が上限温度まで一気に高めら
れ、被加熱物は急速加熱されて速やかに適温にな
る。このようにして、急速加熱が行われた後、被
加熱物が適温に保たれている状態で、誤つて急速
加熱スイツチが閉成されも、第1のサーモスタツ
トが開成されているので、制御リレーが励磁され
ることがなく、急速加熱が行われないようにで
き、むやみに急速加熱が行われ、被加熱物が焦げ
る心配がない。
(ヘ) 実施例 以下本考案の一実施例を図に基づき詳述する。
先ず第2図において前面を開口せる本体1の開口
部一側には開閉自在の扉体2を設け、該扉体2の
内周面にはパツキング3を装着して気密に保持す
る。そして前記本体1は、熱良導性金属板により
構成される内箱4と、耐熱温度の高い断熱材5
と、外箱6とより構成される。また本体1の内箱
4の外周には加熱ヒータ7が巻装されている。ま
た前記内箱4の対向内側面には一対の支持8を設
けて物品載置棚9を摺動自在に保持しているが、
例えばタオル蒸し器として使用する場合には前記
支持8上をタオルを収納するバスケツト(図示せ
ず)が摺動自在となればよい。
次に第1図に基づき温度制御について述べる。
10は電源確認ランプで、該ランプ10は電源ス
イツチ11を介して電源に接続される。12は急
速加熱する際に操作されて閉成する急速加熱スイ
ツチで、前記扉体2に設けられる操作ボタン(図
示せず)押圧により瞬時閉成するもので一方の電
源ライン13に一端が接続される。15は一端が
前記加熱スイツチ12に他端が制御リレー16の
コイル17に接続する第1のサーモスタツトで、
該サーモスタツト15は温蔵庫内の温度が90℃を
検知すると開成し50℃を検知すると閉成するもの
であり、即ち上限温度を検知すると開成し、下限
温度を検知すると閉成する。前記制御リレー16
は前記電源スイツチ11、急速加熱スイツチ12
及び第1のサーモスタツト15の閉成状態に於い
て、励磁してそのスイツチ18,19をC接点に
切換えて該スイツチ18のC接点を介して自己保
持すると共にスイツチ19のC接点を介して加熱
ヒータ7を通電状態とし温蔵庫内を加熱する。2
0は一端を他方の電源ライン14に他端を第1の
サーモスタツト15と制御リレー16のコイル1
7との接続点に接続する急速加熱状態の旨を表示
する表示ランプである。21は一端を前記加熱ヒ
ータ7に他端をスイツチ19のb接点に接続せる
第2のサーモスタツトで、該サーモスタツト21
は温蔵庫内温度が約66℃で閉成し約76℃で開成す
る。即ち該第2のサーモスタツト21は第1のサ
ーモスタツト15の設定温度範囲内となるように
設定されている。
尚本実施例ではタオル蒸し器として使用してい
るために、タオルが65℃前後となることが適温と
されるから、前記第2のサーモスタツト21の設
定温度範囲を、タオル温度を65℃前後に維持する
のに適した温度範囲である66℃〜76℃に設定した
ものである。
以上のような構成により以下動作について説明
する。
<急速加熱スイツチ12を操作しない場合> 電源スイツチ11を閉成すると、電源確認ラン
プ10が点灯すると共に、当初庫内温度が低いか
ら第2のサーモスタツト21が閉成しており加熱
ヒータ7が通電される。
そして庫内温度が76℃で前記第2のサーモスタ
ツト21は開き、66℃で閉じることにより前記加
熱ヒータ7は制御され、水分を含んだタオルは適
温とされる65℃前後の蒸しタオルとなるものであ
る。
勿論急速加熱スイツチ12が操作されないの
で、制御リレー16は励磁せずスイツチ19はb
接点のままであり、第2のサーモスタツト21だ
けで加熱ヒータ7を制御することになるものであ
る。
<急速加熱スイツチ12を操作した場合> 電源スイツチ11が開成され、しかも、初期使
用時や冷たいタオルを多量に追加した場合のよう
に、温蔵庫内温度が50℃以下であり、第1のサー
モスタツト15が閉成している状態で、急速加熱
スイツチ12を閉成すると、制御リレー16が電
源スイツチ11、急速加熱スイツチ12及び第1
のサーモスタツト15を介して通電されるため制
御リレー16は励磁する。該リレー16の励磁に
よりそのスイツチ18,19が共にC接点に切換
わるために、前記加熱スイツチ12が開成しても
スイツチ18のC接点を介して該リレー16は自
己保持状態となると共にスイツチ19のC接点を
介して加熱ヒータ7は通電される。従つて第2の
サーモスタツト21の動作に影響されることな
く、温蔵庫内を急速加熱し、物品載置棚9のバス
ケツト(図示せず)内のタオルを急速加熱するも
のである。またこのとき急速加熱状態の旨を表示
する表示ランプ20はスイツチ18のC接点、第
1のサーモスタツト15を介して通電され点灯す
る。
そして温蔵庫内温度が90℃に達すると、言い換
えるとタオルが急速加熱されて適温状態となると
第1のサーモスタツト15は開成するため制御リ
レー16は消磁しそのスイツチ18,19をb接
点に切換え急速加熱は終了し通常の温度調節制御
となるものである。実験によると容積12の温蔵
庫にバスケツト内3段積ねでポリ袋入りタオルを
収納したときには、170Wの加熱ヒータ7を用い
ると庫内温度が90℃に到達するには約2時間を要
し、このときのタオルの温度は約60℃であつた。
また通常の温度調節制御は、前述の如く庫内温
度が66℃に到達すると第2のサーモスタツト21
が閉成して加熱ヒータ7を通電し、76℃に到達す
ると開成して加熱ヒータ7を非通電とするもので
あり、タオルを概ね適温とされる65℃前後に保持
できるものであるが、タオルを使用できる状態に
なるまでに2時間しか掛らない。
もちろん、急速加熱が行われた後、タオルが65
℃前後の適温に保たれているときには、第1のサ
ーモスタツト15が開成されているので、急速加
熱スイツチ12を閉成しても、制御リレー16に
通電されないようにでき、タオルが過剰に加熱さ
れる心配がない。
前述する如く、急速加熱スイツチ12を使用者
が任意に操作することにより第1のサーモスタツ
ト15が開成するまでの加熱ヒータ7の継続した
通電時間が長くとれるから、該ヒータ7の容量は
小さくても済むものである。また小容量の加熱ヒ
ータ7を通電・非通電とさせるために第2のサー
モスタツト21の開成・閉成とさせる回数が少な
くて済むものである。
(ト) 考案の効果 以上のように本考案は、急速加熱スイツチを操
作しない場合は通常の温度調節制御を行ない、扉
が開放され、庫内温度が一時的に低下してもむや
みに急速加熱が開始しないようにして節電を図る
ことができ、運転開始当初や被加熱物を追加した
際に急速加熱スイツチを操作すると、庫内温度が
上限温度まで上昇し、被加熱物を速やかに適温に
することができ、急速加熱が行われた後、被加熱
物が適温に保たれている状態で、誤つて急速加熱
スイツチが閉成されても、適温範囲より低い下限
温度を検知すると閉成する第1のサーモスタツト
が開成されており、制御リレーが励磁されないよ
うにして急速加熱が行われないようにでき、被加
熱物の過剰加熱によつて被加熱物が焦げる心配が
ないなど、使い勝手と安全性に優れたものであ
る。然も構成が簡単にして成し遂げられるもので
ある。また本考案をタオル蒸し器に適用した場合
には、タオルを焦すことなく速やかに適温状態に
できるものであり、更には小容量の加熱ヒータの
使用が可能となるから、サーモスタツトの開閉の
回数も減り、該サーモスタツトの長寿命化が計れ
ると共に電源容量を増大させる必要もなくなるか
ら、他の電気器具を同時に使用しても問題がなく
なるものであり、極めて実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す電気制御
回路図、第2図は本考案装置を適用せる温蔵庫の
縦断側面図である。 7……加熱ヒータ、12……急速加熱スイツ
チ、15……第1のサーモスタツト、16……制
御リレー、18,19……スイツチ(リレースイ
ツチ)、21……第2のサーモスタツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 急速加熱スイツチと、温蔵庫内の適温範囲より
    高い上限温度を検知すると開成し適温範囲より低
    い下限温度を検知すると閉成する第1のサーモス
    タツトと、制御リレーとの直列回路を電源に接続
    し、前記制御リレーの常開の第1リレースイツチ
    を急速加熱スイツチに並列接続し、前記制御リレ
    ーの第2リレースイツチの常閉接点と、設定温度
    範囲が庫内の適温範囲に設定された第2のサーモ
    スタツトと、温蔵庫内を加熱する加熱ヒータとの
    直列回路を前記直列回路に並列接続し、前記第2
    リレースイツチの常開接点を前記第2のサーモス
    タツトと前記加熱ヒータとの間に接続したことを
    特徴とする温蔵庫の温度制御装置。
JP12792084U 1984-08-23 1984-08-23 温蔵庫の温度制御装置 Granted JPS6142610U (ja)

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JP12792084U JPS6142610U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 温蔵庫の温度制御装置

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JP12792084U JPS6142610U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 温蔵庫の温度制御装置

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JPS6142610U JPS6142610U (ja) 1986-03-19
JPH049613Y2 true JPH049613Y2 (ja) 1992-03-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0492667A (ja) * 1990-08-08 1992-03-25 Junko Otsuka 与薬トレイ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4030682Y1 (ja) * 1964-12-23 1965-10-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4030682Y1 (ja) * 1964-12-23 1965-10-27

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JPS6142610U (ja) 1986-03-19

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