JPH0495622A - クラッチフェーシング - Google Patents

クラッチフェーシング

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Publication number
JPH0495622A
JPH0495622A JP21309190A JP21309190A JPH0495622A JP H0495622 A JPH0495622 A JP H0495622A JP 21309190 A JP21309190 A JP 21309190A JP 21309190 A JP21309190 A JP 21309190A JP H0495622 A JPH0495622 A JP H0495622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyimide resin
clutch facing
binder
resin
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21309190A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yasui
安井 賢明
Motoi Hyodo
兵藤 基
Teruo Matsukawa
照夫 松川
Harunobu Kani
可児 春伸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Chemical Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Aisin Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp, Aisin Chemical Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP21309190A priority Critical patent/JPH0495622A/ja
Publication of JPH0495622A publication Critical patent/JPH0495622A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車、二輪車などに用いられる乾式クラッチ
フェーシングに関する。
[従来の技術] 従来よりクラッチフェーシングとして、有機繊維、無機
繊維、摩擦調整剤、無機充填材などから形成された紐状
の摩擦材用基材に熱硬化性樹脂を含浸し、円盤状に巻い
て熱成形することにより形成された摩擦材が多用されて
いる。ここで用いられる紐状の摩擦材用基材を製造する
方法としては、従来より紡績技術が応用されている。す
なわち、例えば特公昭60−9526号公報にも開示さ
れているように、ガラス繊維をチョツプドストランドに
したもの、カーボンl11Mの短繊維、スフの短繊維な
どを混綿し、これをカード機に供給してカーデイングし
た後スライバとし、さらにこれに撚りをかけ必要に応じ
て金属線、ガラス1lilの長繊維などとともに撚糸し
て単糸とし、複数の単糸から紐状の摩擦材用基材を形成
する方法である。
ここで、有機繊維としては、その優れた摩擦特性および
耐熱性から、近年芳香族ポリアミド繊維が多用されてい
る。また結合剤としてはフェノール系樹脂が主流である
[発明が解決しようとする課題] 近年の自動車の高性能化に伴ない、クラッチフェーシン
グにも性能の向上が求められている。すなわち高回転域
においても高い摩擦係数をもつものが求められている。
ところが従来の乾式クラッチフェーシングにおいては、
これまでの常用域での使用条件であれば好ましい摩擦係
数をもち特に問題とはならなかったが、例えば4000
rpmもの高回転時では摩擦係数が著しく低下すること
が明らかとなった。また耐久試験後に紐間にクラックが
生じる場合もあった。
本発明はこのような事情(鑑みてなされたものであり、
常用域の摩擦特性を向上させることにより、高回転域の
摩擦特性を改良することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、従来のクラッチフェーシングが高回転域
で摩擦係数が低下し、かつ耐久試験後にクランクが生じ
る原因を研究した結果、芳香族ポリアミド繊維とフェノ
ール系樹脂との親和性が充分ではないことを知見し、こ
れが上記不具合の原因であろうと推察した。そして芳香
族ポリアミド繊維と親和性に優れ、かつ結合剤として機
能する材料を鋭意研究した結果、特定の樹脂材料の組合
わせが特に好適であることを見出して本発明を完成した
ものである。
すなわち本発明のクラッチフェーシングは、少なくとも
芳香族ポリアミドS維を含むam成分と粉体成分とより
なる紐体に結合剤を含浸させ巻き取って成形されたクラ
ッチフェーシングにおいて、結合剤はフェノール系樹脂
とポリイミド樹脂とから構成され、しかも該ポリイミド
樹脂は全体に対し1〜5重量%含まれていることを特徴
とする。
本発明の最大の特徴は、結合剤をフェノール系樹脂とポ
リイミド樹脂とから構成したところにある。フェノール
系樹脂としては、フェノール樹脂、メラミン変性フェノ
ール樹脂など従来と同様のものを用いることができる。
ここでポリイミド樹脂はクラッチフェーシング全体に対
して1〜5重量%含まれる。ポリイミド樹脂が1重量%
より少なくなると常用域の摩擦特性の向上が望めず、耐
久試験後のクラックの防止も回能となる。またポリイミ
ド樹脂が5重量%を超えると、バースト強度が低下する
など強度面での不具合が生じる。
繊維成分としては、少なくとも芳香族ポリアミド繊維を
含み、他にレーヨン、木綿などの有機繊維、ガラス繊維
、チタン酸カリウム繊維、カーボン繊維などの無機繊維
、あるいは真鍮線、銅線、アルミニウム線、亜鉛線、ス
テンレス線などの金属線を用いることができる。
また粉末成分としては、硫酸バリウム、炭酸カルシウム
、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、ドロマイト、水酸化
力シウムなどの無機充填材、カシューダスト、グラファ
イトなどの摩擦調整剤を用いることができる。
本発明のクラッチフェーシングを製造するには、少なく
とも芳香族ポリアミド繊維を含む綿房と粉末成分、ガラ
ス短繊維などが組合わせられてスライバが形成される。
このスライバは、必要に応じて無機繊維の長繊維または
金属線と撚り合わせられて単糸が形成される。そして複
数本の単糸から紐体が形成され、フェノール系樹脂とポ
リイミド樹脂との混合物からなる結合剤が含浸される。
そして円板形状に巻かれた後、熱成形されてクラッチフ
ェーシングとされる。
[発明の作用および効果] 本発明のクラッチフェーシングでは、結合剤がフェノー
ル系樹脂とポリアミド樹脂とから構成されている。ここ
でフェノール系樹脂は主としてクラッチフェーシングの
強度に奇与し、バースト強度などの性能を付与する。ま
たポリイミド樹脂は芳香族ポリアミド繊維との親和性に
優れるため、クラッチフェーシング中で芳香族ポリアミ
ド樹脂帷を強固に接合しクラックなどが防止される。し
たがって摩耗率も低減される。さらにポリイミド樹脂は
耐熱性に優れるので、フェード時の摩擦係数が向上する
したがって本発明のクラッチフェーシングによれば、常
用域の摩擦特性が一段と向上するので、高回転域におけ
る摩擦特性が改良される。またバースト強度などの強度
面での性能を維持するとともに、耐久試験後のクラック
の発生も防止でき、摩耗率が低いので耐久性に優れてい
る。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。
(実施例1) 芳香族ポリアミドI維(「ケブラー#29」デュポン社
製)とロックウールとガラス短繊維(11μチヨツプト
ストランド、日本硝子繊維(株)製)とよりなる綿房に
カーデイングを行ない、カーデイング後の綿房表面にチ
タン酸カリウム繊維とカシューダスト(rM103Jカ
シュー社製)およびグラファイト粉末(日本黒鉛(株)
製)をふりかけるように供給し、連条してスライバとす
る。
このスライバはガラス長11i1K (直径9μm35
TeX、日本硝子繊維(株)製)および真鍮線(#38
、三重線工社製)と撚糸されて単糸とされる。この単糸
を3本揃えて撚り合わせて紐体とし、メラミン変性フェ
ノール樹脂(メラミン/フェノール−7/3)9C1量
部に対してポリイミド樹脂(「ケルイミド601」日本
ポリイミド(株)製’) 7’)< 10重量部混合さ
れた結合剤を紐体100重量部に対して20重量部含浸
し、外径236mm、内径150mm、厚さ3.5mm
(7)孔空き円板形状に巻いた後、熱成形して本実施例
のクラッチフェーシングを得た。
このクラッチフェーシングは、第1表にも示すように、
芳香族ポリアミド繊維20重量部、ロックウール30重
量部、チタン酸カリウムI!維3重量部、カラス短繊維
7重量部、ガラス長繊維20重量部、カシューダスト5
重量部、グラフフィト5重量部、真鍮線10重量部、メ
ラミン変性フェノール樹脂18重量部およびポリイミド
樹脂2重量部の組成である。
得られたクラッチフェーシングをフルサイズダイナモ試
験機に装着し、常用域の条件としてイナーシvo、 4
kgm52、試験温度200℃、係合回転数1500r
t)m、係合回数4000回の条件で運転して、フェー
ド時の摩擦係数、安定期摩擦係数および両面体積摩耗率
を測定した。また200℃におけるバースト強度も測定
した。それぞれの結果を第1表に示す。
(実施例2) ポリイミド樹脂を4重量部としたこと以外は実施例1と
同様の組成である。そして実施例1と同様に摩擦係数、
摩耗率およびバースト強度を測定し、結果を第1表に示
す。
(比較例1) 結合剤にポリイミド樹脂を用いずメラミン変性フェノー
ル樹脂のみを用いたこと以外は実施例1と同様の組成で
ある。そして実施例1と同様に摩擦係数、摩耗率および
バースト強度を測定し、結果を第1表に示す。
(比較例2) ポリイミド樹脂を8重量部としたこと以外は実施例1と
同様の組成である。そして実施例1と同様に摩擦係数、
摩耗率およびバースト強度を測定し、結果を第1表に示
す。
(評価) それぞれの実施例のクラッチフェーシングは、比較例1
に比べてフェード時の摩擦係数が高く、摩耗率も低い。
また比較例1では試験後に紐間に最大20mmのクラッ
クが発生したが、実施例の第1表 クラッチフェーシングにはクラックの発生は認められな
かった。またポリイミド樹脂の含有量が多い比較例2の
クラッチフェーシングでは、バースト強度が低くクラッ
チフェーシングとしては使用できない。
すなわち本実施例・のクラッチフェーシングでは、常用
域の摩擦特性が従来の比較例1に比べて格段に向上して
いるので、高回転域での使用にも対処することができる
特許出願人  アイシン化工株式会社 同    アイシン精機株式会社 同    トヨタ自動車株式会社 代理人   弁理士   大川 家 弟1頁の続き に 8009−3J 0発 明 者 可 児 春 仲 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも芳香族ポリアミド繊維を含む繊維成分
    と粉体成分とよりなる紐体に結合剤を含浸させ巻き取っ
    て成形されたクラッチフェーシングにおいて、 前記結合剤はフェノール系樹脂とポリイミド樹脂とから
    構成され、しかも該ポリイミド樹脂は全体に対し1〜5
    重量%含まれていることを特徴とするクラッチフェーシ
    ング。
JP21309190A 1990-08-10 1990-08-10 クラッチフェーシング Pending JPH0495622A (ja)

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JP21309190A JPH0495622A (ja) 1990-08-10 1990-08-10 クラッチフェーシング

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JP21309190A JPH0495622A (ja) 1990-08-10 1990-08-10 クラッチフェーシング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0495622A true JPH0495622A (ja) 1992-03-27

Family

ID=16633415

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JP21309190A Pending JPH0495622A (ja) 1990-08-10 1990-08-10 クラッチフェーシング

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005127507A (ja) * 2003-09-29 2005-05-19 Aisin Seiki Co Ltd トルク変動吸収装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005127507A (ja) * 2003-09-29 2005-05-19 Aisin Seiki Co Ltd トルク変動吸収装置
JP4581576B2 (ja) * 2003-09-29 2010-11-17 アイシン精機株式会社 トルク変動吸収装置

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