JPH049538Y2 - - Google Patents

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JPH049538Y2
JPH049538Y2 JP8634684U JP8634684U JPH049538Y2 JP H049538 Y2 JPH049538 Y2 JP H049538Y2 JP 8634684 U JP8634684 U JP 8634684U JP 8634684 U JP8634684 U JP 8634684U JP H049538 Y2 JPH049538 Y2 JP H049538Y2
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は傾斜計の零点調整装置に関するもので
ある。
〔考案の背景〕
従来の傾斜計の零位置補正機構としては、例え
ば実開昭57−118313号、実開昭57−159109号、実
開昭57−160615号公報に記載されているようなも
のがある。これらの零位置補正機構は、いずれも
表示盤の周囲の零位置指標を移動させる構造であ
つたため、操作性が悪く、外観が見苦しく、煩雑
かつ高価であるという問題点があつた。また、そ
の他の零位置補正機構としては、調整論からヘア
ースプリングを介して表示盤に回転力を与え、重
錘振子の回転力と相加・相殺してオフセツト角の
調整を行うようにしているものもある。この零位
置補正機構は、前記のものに比べて操作性および
視認性はよいが、補正機構自体の部品点数が、傾
斜計本体の部品点数より多くなり、傾斜計全体が
高価となるという、問題点があつた。
〔考案の目的及び概要〕
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、重錘振子による駆動手段1又は4
と、これにより直接に又は伝達手段2を介して駆
動される表示手段3又は5とより構成されてなる
傾斜計において、上記駆動手段1又は4若しくは
伝達手段2の一方の回転中心軸の支承部材6又は
7を、上記表示手段3又は5の回転中心と同芯に
回動可能に構成し、又は上記駆動手段1又は4若
しくは伝達手段2の一方の回転中心軸の支承部材
7を上記伝達手段の回転中心と同芯に回動可能に
構成し、該支承部材6又は7を揺動偏位せしめる
ことにより上記表示手段の零点を調整したことを
特徴とする傾斜計の零点調整装置を提供すること
を目的とするものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案を第1図乃至第10図に示す実施例
に基づいて説明する。
第1図は、この考案の一実施例を示す模式図の
上面図である。
まず説明すると、1は駆動手段であり、ベベル
ギヤ11とそれに取付された重錘10より成り重
錘振子を構成している。2は伝達手段でベベルギ
ヤ21が前記ベベルギヤ11と噛合い、後述のベ
ベルギヤ31に回転を伝達する。3は表示手段で
あり、表示盤30とこれに同軸に固嵌されたベベ
ルギヤ31よりなる。6は支承部材で、アーム6
0はフレーム0の軸01上にて回動可能に支承さ
れており、一端(図において右端)でベベルギヤ
21を回転可能に支承していると共に、その他端
はセクタギヤ61となつていて調整具8のピニオ
ンギヤ81と噛合つている。なお、軸01は表示
手段3の回転中心と同芯に設けられている。
4は駆動手段であり、ベベルギヤ41とこれに
取付けされた重錘40とよりなり、重錘振子を構
成している。5が表示手段であり、表示盤50と
これと同軸に固嵌されたベベルギヤ51よりな
る。ベベルギヤ51と前記ベベルギヤ41は噛合
つていて回転駆動される。7は支承部材で、アー
ム70はフレーム0の軸02上にて回動可能に支
承されており、一端(図にて右端)でベベルギヤ
41を回動可能に支承していると共に、他端71
はセクタギヤとなつていて、調整具9のピニオン
ギヤ91と噛合つている。なお、軸02に表示手
段5の回転中心と同芯に設けられている。
調整具8と9は、つまみ80,90とピニオン
ギヤ81,91と調整軸82,92がそれぞれ一
体化されており、フレーム0の軸受に支承されて
いて、それぞれつまみ80,90を手動回転して
調整するものである。
この構成になる傾斜計の動作は次の通りであ
る。
まず左右傾斜の計測表示部より説明する。重錘
10の重力による駆動トルクはベベルギヤ11,
21,31を通じて伝達され表示盤30を回動せ
しめて傾斜角を表示する。このとき調整具8のつ
まみ80を廻すと調整軸82ピニオンギヤ81、
セクタギヤ61を介してアーム60が軸01を中
心として揺動偏位し、ベベルギヤ21のベベルギ
ヤ11,31との噛合い点が移動する。重錘10
は相変らず最下点に止まろうとするから、結局こ
のベベルギヤ21の移動によつて表示盤30は回
動し、即ち零点の表示角度が移動するものであ
る。よつて調整具8によつて表示盤30の表示点
(角度)を調整することができる。今もし、ベベ
ルギヤ11,21,31が同一ギヤ仕様であつた
とすると、アーム60の揺動偏位角の2倍に角度
だけ表示盤30の角度は回転移動する。
次に、前後傾斜の計測表示部を説明する。駆動
手段4と表示手段5は上述の駆動手段1と表示手
段3とが伝達手段2を介さずに直接に駆動される
点が異るのみで他は同様であるから説明を略す。
調整具9と支承部材7との動作も前記調整具8と
支承部材6との動作と同様である。支承部材7の
移動偏位により表示盤50は回転移動するが、そ
の角度はベベルギヤ41と51が同一ギヤ仕様で
あつたときは同一角度となり、前述の調整具8に
よる表示手段3への影響の半分となる。又、この
機構によるときアーム70は水平ではなくなるの
でベベルギヤ41も傾き重錘40の駆動角度はそ
の分だけ誤差を生じるものであるが、調整を必要
とする角度は一般に±数度で充分であつて、この
誤差は余弦(cos)で効くので無視しうる値であ
る。
第2図と第3図は本考案の第2実施例を示すも
のである。図中第1図と同様のものは同一の符号
を付して繁雑になるのを避けるために説明を省略
する。図にて、支承部材6は伝達手段2の回転中
心と同芯に回動可能な軸62とこれに固着された
駆動手段1の回転中心軸03とよりなり、軸62
は中央端において調整具8のレバー82と固着さ
れている。同様に、支承部材7は伝達手段2の回
転中心と同芯に回動可能な軸72とこれに固着さ
れた伝達手段2の回転中心軸04とよりなり、軸
72は中央端において調整具9のレバー92と固
着されている。
今、調整具8又は9のつまみ80又90を持つ
てレバー82又は92を上下に(図にて紙面に鉛
直)に動作させる、軸62又は72は伝達手段2
の回転中心と同芯に回動する方向に揺動変位し、
回転中心軸03または04を介して駆動手段1又
は伝達手段2のベベルギヤ11又は20を移動せ
しめその噛合い位置が変位する。このとき重錘1
0又は40は相変らず最下位置を維持すべく位置
するので、従つて表示手段3又は5は伝達手段
2,2を介して偏角し、よつて零点の調整ができ
るものである。もしこのとき、ベベルギヤ11,
20,21,31,41,51が全て同一ギヤ仕
様であつたとすると、軸62の揺動角と表示盤3
0の偏位角とは1:1であり、軸72の揺動角と
表示盤50の偏位角とは1:2となる。又ベベル
ギヤ11は軸62の揺動角だけ傾き、駆動手段と
して重錘の駆動角がその余弦(cos)だけ誤差を
生じるがその量は微少であるので実用上に支障は
ない。(例えば揺動角±5°においてその誤差は
0.38%以内である。……軸受摩擦による誤差は常
識的設計で1%位になる) 第3図は、第2図で示した実施例の別の実施態
様を示す模式的平面図である。図中第2図と同一
のものは符号をも省略し、説明は繰返さない。
支承部材6,7の軸62,72にはウオームオ
イル63,73がそれぞれ固嵌してあり、調整具
8,9の調整軸83,93に固定されたウオーム
84,94とそれぞれ噛合つて、支承部材6,7
と調整具8,9とはウオームギヤを介して結合さ
れている。
この実施様態の動作は第2図を用いて説明した
ものと同様であるが、支承部材と調整具とがウオ
ームギヤの減速を介して結合されているために第
1に微少な零点調整が可能になる。第2に、上述
したように支承手段6と7とでは同一回動角にて
も表示手段3又は5への偏位角への影響が2倍と
なるが、ウオームギア73とウオーム94のギア
レシオをウオームギア63とウオーム84のそれ
の2倍に採ることによつて、使用感上で調整具8
と9の操作角を同一にすることができる。
なお、その他にこの構成によれば、フレーム構
造が簡単で且つ剛性の高いものとすることのでき
る。設計上のメリツトもある。
従つて上記の実施例においては、同一ベベルギ
ヤを駆動手段・伝達手段・表示手段に共通に用い
うるので、すこぶる量産性の高いものである。特
に第3図実施例ではフレームの構造も簡易で堅固
であり、調整しやすいという効果がある。
第4図乃至第10図には、他の実施例を示す。
この実施例は、この考案の第3実施例であり、
具体的な構成を示すものである。第4図は正面図
であり、第5図乃至第8図は第4図におけるそれ
ぞれA−A,B−B,C−C,D−Dの断面を示
す。第9図は背面図であり、第10図は調整手段
と支承手段との関連を示す側面図である(なお、
第9図と第10図は、実際の使用設置状態とは上
下が逆に画いてある。)。各図を参照して、まず左
右傾斜計測表示部について説明する。駆動手段1
は振子体12の下端に重錘10を固着して構成さ
れており、振子体12の上端にはギア部13が設
けられ、伝達手段2の2段ギヤ22と噛合つてい
る。表示手段3は表示盤30とこれに固嵌された
表示軸33とよりなり、表示盤30の背面に内歯
ギヤ32が設けられ前記2段ギヤ22と噛合つて
いる。支承部材6はレバー65とこれに固嵌され
た支承軸64とよりなり、支承軸64には前記伝
達手段2のギヤ22が遊嵌されていると共に、レ
バー65は前記駆動手段1の振子体12及び前記
表示手段3の表示軸33と共に同軸にフレーム0
のプシユ05によつて嵌挿されている。レバー6
3の下端には長孔66を設けておき、フレーム0
のボス07に支軸された調整具の調整軸85の裏
端に固嵌されている偏芯カム86と係合してい
る。調整軸85の前端にはつまみ80を設け操作
に備えてある。この構造によるときも、形状は著
しく第1図のものと異るが機能は第1図に示した
ものと同等であつて、今つまみ80を持つて調整
軸85を廻すと偏芯カム86が廻り、その偏芯量
に伴つてレバー65を表示手段3及び駆動手段1
の回転中心軸と同芯に揺動偏角せしめ、よつて支
承軸64を介して伝達手段2の二段ギア22を移
動せしめ、振子体12のギア部13と表示盤30
のギア部32とのそれぞれの噛合い点を移動せし
める。これによつて表示盤30の零点を調整する
ことができるものである。
次に前後傾斜計測表示部について説明する。駆
動手段4は下部に重錘40を設けた振子体42に
よつてなり、振子体42の前面にはギア部43を
設けてあり、表示手段5の表示盤50の裏面に設
けたギア部52と噛合つている。表示手段5は表
示盤50とこれに固嵌された表示軸53とよりな
る。支承部材7はレバー75とその内端に植立さ
れた支承軸74とよりなり、支承軸74に前記振
子体42が回動自在に嵌挿されている。レバー7
5は表示手段5の表示盤50の表示軸53と同軸
にプシユ06をもつて嵌挿されて組立されてい
る。レバー75の下端には長孔76が穿設されて
おり、フレーム0のボス08に支軸された調整具
9の調整軸95の裏端に固嵌されている偏芯カム
96と係合している。調整軸95の前端にはつま
み90を設け操作に備えてある。この構造になる
前後傾斜計測表示部の動作は、前記第1図の動作
説明と同様であり、又上述の左右傾斜計測表示部
材の動作説明と対照されれば明白であるから、説
明を省略する。
以上のように第4図〜第10図に示すものは、
全体を平面化して配置してあり、軸の方向が平行
になつているので、フレーム他の成形型構造が簡
単で廉価且つ高精度になし得る効果がある。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、
その構成を駆動手段又は伝達手段の回転軸を支承
する部材(これは機能上必須の部材である)を表
示手段又は伝達手段の回転軸と同芯に回動可能に
構成し、これを揺動変化せしめることにより表示
手段の回転角移動させる構成としたため、従来の
零点調整と比べて移動した零点を示す余分の部材
又は零点を移動せしめるための専用の部材などは
全く不要であり構造簡単で廉価でありながら動作
は確実であり信頼性が高く、且つ調整も読取りも
容易でありデザインも簡明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例の模式図で示す平面
図、第2図は第2実施例の模式図で示す平面図、
第3図は第2図の別の実施態様を示す平面図、第
4図乃至第10図は第3実施例を示し、その第4
図は正面図、第5図乃至第8図は第4図における
それぞれのA−A,B−B,C−C,D−Dの各
断面を示し、第9図は背面図であり、第10図は
調整手段と支承手段との関連を示す側面図であ
る。 0……フレーム、01……軸、02……軸、0
3……回転中心軸、04……回転中心軸、1……
駆動手段、10……重錘、11……ベベルギヤ、
12……振子体、13……ギヤ部、2……伝達手
段、21……ベベルギヤ、22……2段ギヤ、3
……表示手段、30……表示盤、31……ベベル
ギヤ、32……内歯ギヤ、33……表示軸、4…
…駆動手段、40……重錘、41……ベベルギ
ヤ、5……表示手段、50……表示盤、51……
ベベルギヤ、6……支承部材、60……アーム、
61……セクタギヤ、62……軸、63……ウオ
ールホイール、64……支承軸、65……レバ
ー、66……長孔、7……支承部材、70……ア
ーム、71……セクタギヤ、72……軸、73…
…ウオームホイール、74……支承軸、75……
レバー、76……長孔、8……調整具、80……
つまみ、81……ピニオンギヤ、82……調整
軸、83……調整軸、84……ウオーム、85…
…調整軸、86……偏心カム、9……調整具、9
0……つまみ、91……ピニオンギヤ、92……
調整軸、93……調整軸、94……ウオーム、9
5……調整軸、96……偏心カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 重錘振子による駆動手段1又は4と、これによ
    り直接に又は伝達手段2を介して駆動される表示
    手段3又は5とより構成されてなる傾斜計におい
    て、上記駆動手段1又は4若しくは伝達手段2の
    一方の回転中心軸の支承部材6又は7を、上記表
    示手段3又は5の回転中心と同芯に回動可能に構
    成し、又は上記駆動手段1又は4若しくは伝達手
    段2の一方の回転中心軸の支承部材7を上記伝達
    手段の回転中心と同芯に回動可能に構成し、該支
    承部材6又は7を揺動偏位せしめることにより上
    記表示手段の零点を調整することを特徴とする傾
    斜計の零点調整装置。
JP8634684U 1984-06-11 1984-06-11 傾斜計の零点調整装置 Granted JPS611120U (ja)

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JP8634684U JPS611120U (ja) 1984-06-11 1984-06-11 傾斜計の零点調整装置

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JP8634684U JPS611120U (ja) 1984-06-11 1984-06-11 傾斜計の零点調整装置

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JPS611120U JPS611120U (ja) 1986-01-07
JPH049538Y2 true JPH049538Y2 (ja) 1992-03-10

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