JPH0493521A - 高周波加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、送風ファンのフィルターの目詰まり検知装置
を備えた高周波加熱調理器に関する。

従来の技術 近年、調理の合理化のため電子レンジが普及しており、
電子レンジには高周波発振器を設けており、この高周波
発振器を冷却するために送風ファンを備えている。

従来、この種の電子レンジは第１０図に示すよう、な構
成が一般的であった。

以下、その構成について図面を参照しながら説明する。

図に示すように、本体１内には被調理物を収納する加熱
室２と、加熱室２内の被調理物を加熱する高周波発振器
３と、この高周波発振器３およびトランス４の自己発熱
による過熱を防止するための冷却用の送風ファン５など
を設けている。送風ファン５の通風径路６の吸い込みロ
アには集塵用のフィルター８を設け、フィルター８に目
詰まりしたときや、送風ファン５の異常によって冷却風
量が少なくなったときには、高周波発振器３の近傍に設
けた温度スイッチ９によって電源を遮断するようにして
いる。

発明が解決しようとする課題 このような従来の高周波加熱調理器では、異常によって
温度スイッチ９が遮断されるときには、本体１に設けた
周辺の部品が熱によって破壊されたり、高周波発振器３
の性能が低下したり寿命が短くなり、またフィルター８
に目詰りして冷却風量が変化すると、センサーによる自
動調理をするときには調理の仕上がり状態に影響を及ぼ
すなどの問題があった。

本発明は上記問題を解決するもので、第１の目的はフィ
ルターの目詰まりや、送風ファンの風量減少による異常
を検知して、部品の故障を少なくすることができるよう
にし、また第２の目的はフィルターの目詰まり検知して
ユーザーの見やすいように表示できるようにし、さらに
第３の目的は冷却風量の変化に応じて調理のシーケンス
を変化させて調理むらを無くして性能を向上する高周波
加熱調理器を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、第１の課題解決手
段は、本体と、この本体内に設けた高周波発振器と、こ
の高周波発振器を冷却する送風手段と、この送風手段の
吸い込み口に設けたフィルターと、前記送風手段の通風
径路に風速によって出力が変化する風速器を備え、前記
風速器の出力値がある数値以下の状態が一定時間継続し
たときに前記フィルターに目詰まりと判断する制御手段
を設けたものであり、また第２の課題解決手段は目詰ま
り状態を表示する表示手段を設け、制御手段の信号によ
って表示動作するものであり、さらに第３の課題解決手
段は被調理物からの水蕉気を検知する湿度検知手段を設
け、前記湿度検知手段の信号を制御手段に入力して風速
器の出力値の変化量に応じて調理シーケンスを可変にす
る構成としたものである。

作用 上記した構成において、第１の課題解決手段の作用は風
速器の出力値を制御手段に入力して目詰まりを判断でき
るのであり、また第２の課題解決手段の作用は、制御手
段の信号によって目詰まりの状態を表示手段に表示動作
するものであり、さらに第３の課題解決手段の作用は、
湿度検知手段の信号を制御手段に人力し、風速器の出力
値の変化量に応じて調理シーケンスを可変にできるので
ある。

実施例 第１図、第２図、第３図、第４図および第５図は本発明
の第１の課題解決の手段に係わる実施例を示したもので
ある。各図において、前述の従来例に示したものと同一
構成部品には同し符号を付し、その説明は省略する。本
実施例の特徴的構成は従来例で説明した送風部の通気径
路に風速器を設けたことにあるゆすなわち送風ファン（
送風手段）５の通風径路６にペルトン風車型の風速器１
１を設け、風速器１１の回転翼１２の回転数の変化量を
マイコン（制御手段）１３に入力し高周波発振器３およ
びトランス４のｔ′Ｂ回路を遮断する構成としたもので
ある。前記風速器１１は回転軸１４に垂直に設けた回転
翼１２と、この回転翼１２に設けた遮光ディスク１５と
、フォトインタラプタ−１６からなり、送風ファン５の
風速によって回転翼１２および遮光ディスク１５が回転
してフォトインクラブター１６によって電気信号に変換
され、出力をマイコン１３に入力するものである。

第３図はブロック図を示すものでありマイコン１３に操
作キー人力手段１７からの信号が入力されると表示器１
８に調理の進行状況が表示されるとともに、トランス４
を介して高周波発振器３が働き、送風ファン５の風速よ
り風速器１１の出力をマイコン１３に入力する構成とし
ている。

第４図は風速器１１の遮光ディスク１５の光遮断周波数
（［）とフィルターの目詰まり判定周波数を示すもので
、調理スタートと同時に風速器１１の遮光デスク１５が
回転し、フォトインクラブター１６の出力パルス信号は
緩やかに上昇した後、安定した回転周波数ｆａで動作し
調理終了とともに零に戻る、フィルター８に目詰まりし
たときには調理スタート後光遮断周波数はｆｂまたはｒ
ｅで安定周波数となり、７Ｍ経過の後の設定量波数ｆｘ
およびｒｙと比較して、一定時間Ｔの間連続してｒｘお
よびｒｙの範囲より低い値になったときには判定を行う
もので、光遮断周波数がｆｘより低いｆｂのときにはフ
ィルター８目詰まりと判定し、ｒｙより低いｆｃのとき
には異常と判定するものである。

第５図は動作フローチャートを示すもので、まずＳ１ス
テツプで判断マスク時間ＴＭが経過したかを判断し、Ｔ
Ｍ待時間だ経っていない場合は判断処理を実行しない、
一方、ＴＭ待時間っている時は、Ｓ２ステツプで流速器
１１からのパルス出力からの平均化した周波数をｆを算
出する。そして、その次に３３ステツプにて、目づまり
判定周波数ｆｘと前記ｆとを比較する。もし、ｆｘ≦ｆ
ならば、正常時であると判断される。逆にｆ　ｘ＞ｆな
ば風量小と判断し、Ｓ、ステップにて、一定時間：　Ｔ
ｌ１ｍ１ｔの間、その状態が持続するかを判断するため
一定時間のカウントを行ない、次のＳｈステップにて、
Ｔ１ｉ曽ｉｔに達しているかを比較する。

もし、Ｔｌ１ｍ１ｔになれば、Ｓ、ステップにて目づま
り状態と判定する。一方、Ｓ、ステップの比較で、ｆｘ
より大きい値が一度でも検出されると、Ｓ４ステツプに
て一定時間Ｔをリセントシ、今−度カウントし直すもの
である。

このように実施例の高周波加熱調理器によれば、通風径
路６に風速器１１を設け、風速器１１の回転翼１２の回
転数の変化量をマイコン１３に入力し高周波発振器３お
よびトランス４の回路を遮断する構成としているので、
フィルター８が目詰まりして異常温度上昇する以前に電
源を遮断して、部品の故障を少なくすることができるよ
うになる。

第６図は本発明の第２の課題解決の手段に係わる実施例
を示したものである。第１の課題解決手段と相違する点
は本体１の前面にフィルター表示片１９を設け、マイコ
ン１３がフィルター８の目詰まりと判定したときに、点
滅動作をする構成としたことにあり、この構成によれば
ユーザーに目詰まり状態を報知でき、メインテナンスの
向上がはかれるという効果がある。

第７図、第８図、第９図および第１０図は本発明の第３
の課題解決の手段に係わる実施例を示したものである。

第１の課題解決手段と相違する点は、前述の第１図の加
熱室２に繋がった排気径路２０に被調理物からの水蒸気
を検知する湿度センサー（湿度検知手段）２１を設け、
この湿度センサー２１の抵抗値の変化をＡ／Ｄ変換して
マイコン１３に入力してシーケンスのコントロールに用
いたものである。第７図示す湿度センサー２１は多孔質
のセラミックで形成された素子２２を両側より電極部２
３ａ２３ｂが、はさみ込む構造となっており、電極部２
３ａ、２３ｂにより、素子２２の抵抗値が測定できるの
である。一方、湿度センサー２１の周囲にはヒーター線
２４が配置されて、調理の開始時に、湿度センサー２１
に付着した汚れを焼き切るために交流電力がヒーター線
２４に供給される。これらの部品は、絶縁体のベース２
５上に電極ビン２６に支持されて取付けられている。湿
度センサー２１の抵抗値は、莫気が出ていない時には数
ＭΩで、蒸気がでると１０数にΩ程度にまで変化する。

また、ヒーター線２４が加熱されて湿度センサー２１の
汚れを焼き切る場合は、温度センサー２１の温度が約６
００’Ｃ近く迄、上昇する。このときの湿度センサー２
１の抵抗値は数にΩである。

第８図は自動調理における湿度センサー２１のレベル変
化を示したものである。調理スタートとともに、湿度セ
ンサー２１の焼き切りが行なわれ、センサーレベルは０
点まで上がる。Ｃ点以陳は、約６００°Ｃ近く迄上昇し
た湿度センサー２１が冷却風によって冷却されるにとも
なって、センサーレベルが低下し、−たん、Ｄ点迄下が
った後、本来の湿度特性を回復し、Ｅ点上レベルが上が
る。その後は、加熱調理の進行とともに雰囲気温度があ
がり、相対的な湿度値が下がる為、Ａ点の最下点をむか
える。その後、食品から蒸気が出ると、センサーレベル
は急激に上昇をはじめる。そして、このとき、最下点Ａ
点からΔＬレヘル以上のレベル上昇があった時（Ｂ点）
を、仕上り検出とするものである。

ところで、風量が少ない場合は、前記、本来の湿度特性
を回復するまでに長時間がかかる。（図中、点線の動き
）そして、このような場合、湿度（＝７サー２１のレベ
ル検出を開始するまでの時間ＴＭが経過したときには、
未だ、回復しておらず、その途中階段の動きを、誤まっ
て蒸気が出たと判断する恐れがある。（Ａ’点からＢ′
点の変化を、蒸気検出と誤判定） そこで、第９図に示すように、風量の差に応じて、検知
開始までのマスク時間を区分するものとし、風量が少な
い場合には、マスク時間をＴＭ２として、正常時のマス
ク時間ＴＭ、より長く設けるのである。第１表は、風量
レベルを５段階に分類し、その分類に応じて、マスク時
間：ＴＭを別々に設定した対応表である。

（以下余白） 第１表 二の構成によれば冷却風量の変化に応じた調理のシーケ
ンスを変化させて常に最適条件で調理できるので、調理
むらを無くし調理性能を同上できるという効果がある。

なお本実施例では湿度センサー２１を用いたものである
が加熱室内に温度センサーまたは重量センサーを用いて
も同様に作用して効果が得られる。

発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によれ
ば本体と、この本体内に設けた高周波発振器と、この高
周波発振器を冷却する送風手段と、この送風手段の吸い
込み口に設けたフィルターと、前記送風手段の通風径路
に風速によって出力が変化する風速器を備え、前記風速
器の出力値がある数値以下の状態が一定時間継続した七
き番こ前記フィルターに目詰まりと判断する制御手段を
設けた構成にすることによりフィルターに目詰まりした
ときに電源回路を遮断し、部品の故障を少なくすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の課題解決手段に係わる一実施例
の高周波加熱調理器の縦断面図、第２図は本発明の第１
のｖｌＢ解決手段に係わる一実施例の高周波加熱調理器
のブロック回路図、第、３図は本発明の第１の課題解決
手段に係わる一実施例の高周波加熱調理器の風速器を示
す外観斜視図、第４図は本発明の第１の課題解決手段に
係わる一実施例の高周波加熱調理器の風速器の遮光ディ
スクの光遮断周波数とフィルターの目詰まり判定周波数
を示す図、第５図は本発明の第１の課題解決手段に係わ
る一実施例の高周波加熱調理器の目詰まり検知の動作フ
ローチャート、第６図は本発明の第２の課題解決手段に
係わる一実施例の高周波加熱調理器の目詰まり検知の表
示片を取りフけた正面図、第７図は本発明の第３の課題
解決手段に係わる一実施例の高周波加熱調理器の湿度セ
ンサーの外観斜視図、第８図および第９図は本発明の第
３の課題解決手段に係わる一実施例の高周波加熱調理器
の湿度センサのレベル変化を示した図、第１０図は従来
例の高周波ガロ熱調理器の縦断面図である。 ３・・・・・高周波発振器、５・・・・・・送風ファン
（送風手段）、６・・・・・・通風径路、１１・・・・
・・風速器、〕３・・・・マイコン（制御手段）。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名第 図 高Ｍ濱希恢算 第 図 くイつり（祠−手段） 第 図 ｘ 目づより半’Ｉ煩闇透（叉 丁 キ′］伯ｗ！ＩＰＡ 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体と、この本体内に設けた高周波発振器と、こ
   の高周波発振器を冷却する送風手段と、この送風手段の
   吸い込み口に設けたフィルターと、前記送風手段の通風
   径路に風速によって出力が変化する風速器を備え、前記
   風速器の出力値がある数値以下の状態が一定時間継続し
   たときに前記フィルターに目詰まりと判断する制御手段
   を設けた高周波加熱調理器。
2. （２）目づまり状態を表示する表示手段を設け、前記表
   示手段は制御手段の信号によって表示動作する請求項１
   記載の高周波加熱調理器。
3. （３）被調理物からの水蒸気を検知する湿度検知手段を
   設け、前記湿度検知手段の信号を制御手段に入力して風
   速器の出力値の変化量に応じて調理シーケンスを可変に
   する請求項１記載の高周波加熱調理器。