JPH0493366A - ジクロロスズフタロシアニンおよびそれを用いた電子写真用感光体 - Google Patents

ジクロロスズフタロシアニンおよびそれを用いた電子写真用感光体

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JPH0493366A JP20923290A JP20923290A JPH0493366A JP H0493366 A JPH0493366 A JP H0493366A JP 20923290 A JP20923290 A JP 20923290A JP 20923290 A JP20923290 A JP 20923290A JP H0493366 A JPH0493366 A JP H0493366A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、x1回折スペクトルにおいて特徴的な回折ス
ペクトルを示すジクロロスズフタロシアニン及びこれを
用いた電子写真用感光体に関する。
〔従来の技術〕
近年、電子写真用感光体は白色光を光源とする複写機ば
かりでなく、各種レーザー光を光源とするプリンター用
途への開発が広く行なわれている。
なかでも、半導体レーザー分野の進展が著しく、安価で
小型のレーザー発振器が入手できるようになり、半導体
レーザーに高感度を有する感光体が強く要望されるよう
になった。そのため、半導体レーザーの発振領域である
800nm前後の光に高感度を示す光導電材料が種々検
討されている。なかでも、フタロシアニン誘導体は、光
導電性を有することが古くから知られ、多くの化合物が
堤案されてきた。
フタロシアニン誘導体を使用した電子写真用感光体とし
ては、例えば特開昭58−15849、特開昭6134
547、特開昭61−45249、特開昭62−275
272などに開示されている。また、ジクロロスズフタ
ロシアニンを用いた電子写真用感光体としては、例えば
特開昭62−119547に開示されているが、これら
の電子写真感光体は、800nI1前後の光に十分な怒
度を有しないのが現状であり、さらに優れた感光体の開
発が望まれていた。
本発明に係る特定のX線回折スペクトルを与えるジクロ
ロスズフタロシアニンは、公知文献に記載はなく、これ
を用いた電子写真用感光体はもちろん知られていない。
〔発明が解決しようとするvRM] 本発明の課題は、780〜830nmの近赤外領域の長
波長の光に対し高感度を有する電子写真用感光体を提供
することである。
〔課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討し、
その結果、特定の結晶型を有するジクロロスズフタロシ
アニンが780〜830nmの光に対し高感度を有し、
優れた電子写真用感光体を与えることを見出し、本発明
に至った。
すなわち、本発明の一つは、X線回折スペクトルにおい
て、ブラッグ角(2θ±0.2’ )8.46のピーク
強度が、他の回折角のピーク強度に対して、4倍以上で
あることを特徴とするジクロロスズフタコンアニンであ
り、本発明の他の一つは、導電性支持体上に設けた感光
層中に、上記ジクロロスズフタロシアニンを含有するこ
とを特徴とする電子写真用感光体である。
ジクロロスズフタロンアニンは、公知の化合物であり、
例えば特開昭62−119547公報にジクロロスズフ
タロシアニンの製造法、赤外線吸収スペクトル及びX線
回折スペクトルが開示されている。
しかしながら、本発明に係るジクロロスズフタロシアニ
ンのx1回回折ペクトルは、同公報に記載されたものと
は明らかに異なる。
本発明のジクロロスズフタロシアニンは、フタロジニト
リルと塩化第一スズあるいは塩化第二スズを適当な溶媒
中で、240〜300’Cの範囲で反応することにより
得られる。
有機溶媒としては、反応に不活性で、240°C以上の
沸点を有するものであればいづれも使用できる。例、t
ば、1−クロロナフタレン、2−クロロナフタレン、1
−ブロモナフタレン、2−ブロモナフタレンなどが挙げ
られるわ 反応は240℃以上で行なうことが必要であり、240
“C以下の温度で反応させた場合は、x1回回折ペクト
ルにおいてブラング角(2θ±0.2°)8.4”のピ
ーク強度が、他の回折角のピーク強度に対し、4倍以下
のものが得られる。
精製は、有機溶媒懸濁精製など公知の方法により行なう
ことができる。
このようにして、本発明の化合物は、製造できる。
本発明の電子写真用感光体は、特定のX線回折スペクト
ルを有する本発明のジクロロスズフタロシアニンを電荷
発生物質として導電性支持体上の感光層に含有させてな
るものである。このような感光体の代表的構成は第1図
や第2図に示される。
第1図に示したのは、導電性支持体l上に電荷発生物質
2と電荷輸送物質3をバインダー中に分散させた分散タ
イプの感光層4を設けた感光体であり、第2図に示した
のは、導電性支持体1上に電荷発生物質をバインダー中
に分散した電荷発生層6と電荷輸送物質をバインダー中
に分散した電荷輸送層5からなる積層タイプの感光層4
゛を設けた感光体である。
その他、電荷発生層と電荷輸送層を逆にしたもの、感光
層と導電性支持体との間に中間層を設けたものなどがあ
る。
第2図の感光体において、像露光された光が電荷輸送層
を透過し、電荷発生層において、電荷発生物質が電荷を
発生する。生成した電荷は電荷輸送層に注入され、電荷
輸送物質が輸送を行う。
本発明の電子写真用感光体は、ジクロロスズフタロシア
ニンの外、導電性支持体、バインダー電荷輸送物質など
を含有して構成され、感光体の他の構成要素は、感光体
の構成要素としての機能を奏するものであればとくに限
定されない。
すなわち、本発明の感光体において使用される導電性支
持体としては、アルミニウム、銅、亜鉛等の金属板、ポ
リエステル等のプラスチックシートまたはプラスチック
フィルムにアルミニウム、SnO,等の導電材料を謂着
したもの、あるいは導電処理した紙、樹脂等が使用され
る。
バイングーとしては、ポリスチレン、ポリアクリルアミ
ド、ポリ−N−ビニルカルバソールのようなビニル重合
体やポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂などの縮合樹
脂などが用いられるが、絶縁性で支持体に対する密着性
のある樹脂がいずれも使用できる。
電荷輸送物質は、一般に正孔輸送物質と電子輸送物質の
二種類に分類されるが、本発明の感光体には両者とも使
用することができる。
正孔輸送1yl質としては、トリニトロフルオレノンあ
るいはテトラニトロフルオレノンなどの電子を輸送しや
すい電子受容性物質のほか、ポリ−N−ビカルバゾール
ールに代表されるるような複素環化合物を含有する重合
体、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イ
ミダゾール誘導体、ピラゾリン誘導体、ボリアリールア
ルカン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、ヒドラゾン
誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、トリアリールアミ
ン誘導体、カルバゾール誘導体、スチルヘン誘導体等の
正孔を輸送し易い電子供与性物質があげられる。
たとえば、9−エチルカルバゾール−3−アルデヒド−
1−メチル−1−フェニルヒドラゾン、9−エチル力ル
ハヅールー3−アルデヒド−1ヘンシル−1−フェニル
ヒドラゾン、9−エチルカルバソール−3〜アルデヒド
’−i、i−ジフェニルヒドラゾン、4−ジエチルアミ
ノスチレン−βアルデヒド−1−メチル−1−フエニル
ヒドラゾノ、4−メトキシナフタレン−1−アルデヒド
1−ヘンシル−1−フェニルヒドラゾン、4−メトキシ
ベンズアルデヒド−l−メチル−1−フェニルヒドラゾ
ン、24−ジメトキシベンズアルデヒド−1−ヘンジル
ーフエニルヒドラヅン、4−ジエチルアミノヘンズアル
デヒド−1,1−ジフェニルヒトラソン、4−メトキシ
ベンズアルデヒド−1−ヘンシル−1−(4−メトキシ
)フェニルヒドラゾン、4−ジフェニルアミノヘンズア
ルデヒド−1−へフジルー1−フェニルヒドラゾン、4
−ンヘンジルアミノベンズアルデヒド−11ジフエニル
ヒトラヅン、1,1−ビス(4−ジエチルアミノフェニ
ル)プロパン、トリス(4−ジエチルアミノフェニル)
メタン、2,2゛−ツメチル44゛−ビス(ジエチルア
ミノ)−トリフェニルメタン、9−(4−ジエチルアミ
ノスチリル)アントラセン、9−ブロム−10−(4−
ジエチルアミノスチリル)アントラセン、9−(4−ジ
メチルアミノスチリデン)フルオレン1.3− (9フ
ルオレニリデン)−9−エチルカルバソール、1.2−
ビス(4−ジエチルアミノスチリル)ヘンゼン、1.2
−ビス(2,4−ジメトキシスチリル)ヘンゼン、3−
スチリル−9−エチルカルバソール、3−(4−メトキ
ンスチリル)−9−エチルカルバソール、4−ジフェニ
ルアミノスチルヘン、4−ジベンジルアミノスチルヘン
、4−ジトリルアミノスチルベン、1−(4−ジフェニ
ルアミノスチリル)ナフタレン、1−(4−ジエチルア
ミノスチリル)ナフタレン、4′−ジフェニルアミノα
−フェニルスチルベン、4°−メチルフェニルアミノ−
α−フェニルスチルヘン、1−フェニル3−(4−ジエ
チルアミノスチリル)−5(4−ジエチルアミノフェニ
ル)ビラプリン、1−フェニル−3−(4−ジメチルア
ミノスチリル)−5−(4−ジメチルアミノフェニル)
ピラゾリンなどがある。
この他の正孔輸送物質としては、たとえば、2.5−ビ
ス(4−ジエチルアミノフェニル)1.3.4−オキサ
ジアゾール、2.5−ビス[4(4−ジエチルアミノス
チリル)フェニル]134−オキサジアヅール、2−(
9−エチルカルバゾール−3−イル) −5−(4−ジ
エチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサゾール、
2−ビニル−4−(2−クロルフェニル’) −5−(
4−ジエチルアミノフェニル)オキサゾール、2−(4
−’;エチルアミノフェニル)−4−フェニルオキサゾ
ール、9− (:3− (4−ジエチルアミノフェニル
)−2−プロベニリチン)−9H−キサンチン、ポリ−
N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ホジーN−ビニル
カルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラ
セン、ビレンホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾー
ルホルムアルデヒド樹脂などが挙げられる。
電子輸送物質としては、たとえば、クロルアニル、ブロ
ムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジ
メタン、2.4.7−ドリニトロー9−フルオレノン、
2,4.5.7−テトラニトロ−9−フルオレン、2.
4,5.7−チトラニトロキサントン、2.4.8− 
トリニドロチオキサントン、2.68−トリニトロ−4
H−インデノC1,2−b)チオフェン−4−オン、1
.3.7−ドリニトロジヘンゾチオフエンー5,5−ジ
オキサイドなどがある。
これらの電荷輸送物質は、単独又は2種以上混合して用
いられる。
感光層と導電性支持体との間に必要に応して中間層を設
けることができるが、材料としては、ポリアミド、ニト
ロセルロース、カゼイン、ポリビニルアルコールなどが
適当で、膜厚は1μm以下が好ましい。
感光体の作製には、従来より知られた方法を用いること
ができる。たとえば積層型感光体では本発明のジクロロ
スズフタロシアニンの微粒子をバインダーを溶解した溶
液中に分散し、導電性支持体上に塗布、乾燥し、電荷発
生層が得られ、次いで、電荷輸送物質とバインダーを溶
解した溶液を塗布、乾燥することで電荷輸送層を作製で
きる。
塗布方法は通常の手段、たとえば、ドクターブレード、
デインピング、ワイヤーバーなどで行う。
感光層の厚さは、感光体のla類によりそれぞれ最適範
囲は異なる。例えば、第3図に示したような感光体では
、好ましくは3〜50μm、さらに好ましくは5〜30
μmである。
また、第2図に示したような感光体では、電荷発生層6
の厚みは好ましくは0,01〜5μm、さらに好ましく
は0.05〜2μmである。この厚さが、0.01μm
未満では電荷の発生は十分でなく、また、5μmを越え
ると残留電位が高く、実用的には好ましくない。また、
電荷輸送層5の厚みは好ましくは3〜50μm、さらに
好ましくは5〜30μmであり、この厚さが3μm未満
では帯電量が不十分であり、50μmを越えると残背雷
位が高く、実用的には好ましくない。
ジクロロスズフタロシアニンの感光層中の含有量は、感
光体の種類により異なるが、第1図に示すような感光体
では、感光N4中に好ましくは50重量%以下、さらに
好ましくは20重量%以下である。またこの層の電荷輸
送物質を好ましくは10〜95重量%、さらに好ましく
は30〜90重量%の割合で含有させる。また、第2図
に示すような感光体では電荷発生層6中のジクロロスズ
フタロシアニンの割合は好ましくは341%、さらに好
ましくは50重量%以上である。また、電荷輸送層中5
には電荷輸送物質を10〜95重量%、好ましくは30
〜90重量%で含有させる。なお、この層で電荷輸送物
質が1帽1%未満であると、電荷の輸送がほとんど行わ
れず、95重量%を越えると感光体の機械的強度が悪く
、実用的に好ましくない。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これ
により本発明の実施の態様が厖定されるものではない。
製造例1 1−ブロモナフタレン500蛙を180°Cに加温し塩
化第一スズ26gを装入し、次いで、フタロジニトリル
40gを装入した。10分以内に265℃まで昇温し、
同温度で5時間攪拌した。120°Cに冷却した後、濾
過、1−ブロモナフタレンで洗浄した。
N−メチルピロリドンで2時間懸濁した後、濾過、メタ
ノールで十分に洗浄後、乾燥して青色を呈する本発明の
ジクロロスズフタロシアニン20gを得た。
得られた化合物の元素分#′r値を以下に示す。
元素分析値   CHN    C1 計算値(%)  54.70 2.28 15.95 
9.97測定値(%)  54.52 2.09 16
.02 10.00又、XvA回折スペクトルを第3図
に示した。X線回折スペクトルにおいて、第1ピーク(
2θ;8.1°)の第2ピーク(2θ;27.1°)に
対する強度比は8.1であった。
製造例2 1−クロロナフタレン500mを180°Cに加温し塩
化第−スズ26gを装入し、次いで、フタロジニトリル
40gを装入した。10分以内に240”Cまで昇温し
、同温度で6時間撹拌した。反応終了後は製造例1と同
様に操作して、本発明のジクロロスズフタロシアニン2
0gを得た。
得られた化合物の元素分析値を以下に示す。
元素分析値   CHIt    C1実測(+!(%
)  54.84 2.30 16.10 9.83又
、X線回折スペクトルを第4図に示した。X線回折スペ
クトルにおいて、第1ピーク(208、ビ)の第2ピー
ク(2θ;27.1°)に対する強度比は5.9であっ
た。
比較例1 反応温度を200°Cで6時間行なった以外は製造例2
と同様に操作した。得られたジクロロスズフタロシアニ
ンの元素分析値を以下に示す。
元素分析値   CHN    C1 実測値(%)  54.95 2゜34 15.80 
9.73又、X線回折スペクトルを第5図に示した。X
線回折スペクトルにおいて、第1ピーク(2θ8.1°
)の第2ピーク(2θ;28.2” )に対する強度比
は1.2であった。
実施例1 ポリエステル樹脂(東洋紡製、商品名「バイロン200
p )  0.5g、製造例1で製造した本発明のジク
ロロスズフタロシアニン0.5g及びテトラヒドロフラ
ン50gをボールミルで粉砕、混合し、得られた分散液
をアルミニウム板にワイヤーバーを用いて塗布、80’
Cで20分乾燥して約0.5μの電荷発生層を形成した
この電荷発生層上に電荷輸送物質として、下記構造式 で表される化合物(CT−1)Ig、ポリカーボネート
樹脂(奇人化成製、商品名「パンライ)K−1300J
 )  1部をクロロホルム10gに溶解した溶液をワ
イヤーバーを用いて塗布、80°Cで30分乾燥して、
厚さ約18μの1を薄輸送層を形成して、積層型感光体
を作製した。
静電複写紙試験装置(@用ロ電機製作新製モデルE P
 A−8100)を用いて感光体を印加電圧−6にνの
コロナ放電により帯電させ、その時の表面電位V0を測
定し、次いで2秒間暗所に放置して、その時の表面電位
v2を測定し、続いて感光体の表面光強度が10μW/
cdとなる状態で780nm又は830nmの光を照射
して表面電位がv2の172になる時間を測定し、感度
を計夏した。感度は、半減露光量の逆1tkE1/2−
’ (cd/μJ)の単位で表わした。
実施例2〜5 電荷発生物質として下記構造式 %式%) で表される化合物をそれぞれ用いた以外は実施例1と同
様に感光体を作製し、感度を測定した。
比較例2 比較例1で製造したジクロ口スズフタロシアニンを電荷
発生物質として用いた以外は、実施例1と同様に感光体
を作製し、感度を測定した。
実施例1〜5及び比較例2の測定結果を第1表に示す。
〔発明の効果] 実施例から明らかなように、xA11回折スペタトルに
おいて、特徴的なパターンを示す本発明のジクロロスズ
フタロシアニンを用いた感光体は、高感廣でかつ残留電
位が低く優れた感光体特性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は電子写真用窓光体の構成例を示した断
面図である。 なお第1図、第2図において各符合は次の通りである。 1・・・導電性支持体 4,4゛・・・感光層2・・・
電荷発生物質  5・・・電荷輸送層3・・・電荷輸送
物質  6・・・電荷発生層第3図、第4図はそれぞれ
製造例1.2で製造した本発明のジクロロスズフタロシ
アニンのX&i回折スペクトルを、第5図は比較例1で
製造したジクロロスズフタロシアニンのXvA回折スペ
クトルを示す図である。第3〜5図において縦軸は相対
強度を示す。 特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±
    0.2゜)8.4゜のピーク強度が他の回折角のピーク
    強度に対して、4倍以上であることを特徴とするジクロ
    ロスズフタロシアニン。 2)導電性支持体上に設けた感光層中に、電荷発生物質
    と電荷輸送物質を含有する電子写真用感光体において、
    該電荷発生物質が請求項1記載のジクロロスズフタロシ
    アニンであることを特徴とする電子写真用感光体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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