JPH049316A - 美白化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、紫外線による皮膚の黒化あるいはンミ、ソバ
カスなどの皮膚の色素沈着を消失、淡色化まには予防す
る美白化粧料に関する。

従来の技術および課題 従来、美白化粧料組成物としてはビタミンＣおよびその
誘導体、あるいは還元剤、胎盤エキスなとのチロンナー
ゼ活性阻害剤を配合したものが知られている。しかしな
がら、これら従来の美白化粧料は培養細胞によるｉｎ　
ｖｉｔｒｏの実験ではメラニン産生抑制ｔとを示すもの
の、実際に皮膚に適用した場合、充分な色素沈着の消失
もしくは淡色化などの効果は得られず、また刺激性等の
副作用の問題かあった。

本発明者らは、このような問題を解決し、優れ１こ効果
を有する美白化粧料を得るへく、鋭意研究を重ねた。そ
の結果、本出願人の研究者か、先に皮膚の保湿や整肌等
にすくれた効果を発揮することを見出したマンネンタケ
菌糸体培養物および／またはその抽出エキス（特開昭６
１−０９１１１３号）が、特定の物質と組合わせること
により、皮膚刺激などの副作用なしに皮膚の色素沈着の
消失や淡色化に優れた効果を発揮することを知り、本発
明を完成するに至った。

課題を解決するにめの手段 本発明は、 （ａ）マンネンタケ菌糸体培養物エキスおよび／または
その抽出エキス、および （ｂ）ニンジンエキス、コツトロイチン硫酸ナトリウム
およびヒアルロン酸からなる群から選ばれ几１種まｆ二
は２種以上の成分を活性成分として配合しにことを特徴
とする美白化粧料を提供するものである。

本発明の美白化粧料に活性成分として配合するマンネン
タケ菌糸体培養物およびその抽出エキスは前記特開昭６
１−０９１１１３号に開示されるマンネンタケ菌糸体を
液体培養して得られる全培養物濃縮物、菌糸体を分離し
た培養濃縮物、分離菌糸体あるいは全培養物、培養液、
それらの濃縮物または分離菌糸体の溶媒抽出物を包含し
、これろは単独でも、併用してもよい。

すなわち、該マンネンタケ菌糸体培養物は、マンネンタ
ケ種菌糸をクルコース０２〜ｌ０Ｗ２’ν％および小麦
胚芽０２〜２　Ｌ’Ｖ％を必須成分とする液体培地中に
て培養して得られる。該培地成分として用いるクルコー
スおよび小麦胚芽は、培地成分として通常入手しうるし
のであれはいずれてもよし）。用いる種菌糸は、担子菌
類に属するヒダナノタケ目サルノコノカケ科マンネンタ
ケのものてあれぽいずれの種菌糸であってもよい。

培養終了後、全培養物（菌糸体と培養液の混合物）また
はそれらから菌糸体を分離しに培養液を、例えば、減圧
下、４０〜５０℃で濃縮し、所望により乾固し、要すれ
ば濃縮乾固の前または後に、常法に従って粉砕して本発
明の化粧料に用いるマンネンタケ菌糸体培養物を得る。

培養物からの菌糸体の分離は濾過、遠心分離などの常法
に従って行うことができる。

分離した菌糸体は、一般に、径１〜５關の球状を呈して
おり、これもま１こ、例えば、減圧下、４０〜５０℃で
乾燥し、粉砕し、マンネンタケ菌糸体培養物として本発
明の化粧料に用しすることができる。

前記のごとく、本発明においては、全培養物、菌糸体を
分離し１こ培養液、それらの濃縮物ま１こは乾固物ある
いは分離しに菌糸体まｆ：！よその乾燥物の溶媒抽出物
を用いることもてきる。

抽出溶媒としては、水、アルコール、クロロ十ルム、エ
ーテル、酢酸エチル、ヘンセン、ヘキサノおよびこれら
の混合溶媒等を用りすることかできるか、本発明におい
て：よ、ことに、低級−価アルコール、多価アルコール
あるいはそれらの含水溶媒を用いることか好ましい。低
級−価アルコールとしては、炭素数１〜３のアルコール
、例えば、メタノール、エタノール、プロパツール等か
挙げられ、特に、エタノールが好ましく、含水エタノー
ル（含水率は１０〜８０％、好ましくは５０〜７０％）
か最も好ましい。多価アルコールとしてよ炭素数２〜５
のアルコール、例えば、エチレングリコール、プロピレ
ンクリコール、１３−ブチレングリコール、１．４＝ブ
チレノクリコーノし、クリセリン等が挙げられ、特に、
ブチレンクリコールが好ましく、含水アルコールでもよ
ｔ）か、プチレ〉クリコール１００％か最も好ましい。

抽出に際してｊよ、例えば、該培養物の乾燥物に対して
３〜２０倍量（重量）、好ましくは、５〜１０倍量の溶
媒を用いて、１０〜８０’Ｃ，好ましく；よ、２０〜３
０°Ｃで撹拌しながら抽出を行うことか好ましい。

本発明の美白化粧料中におけるマンネンタケ菌糸体培養
物の配合量は、抽出エキスとして、化粧料全量に対して
０１重量％〜２０重量％であるのか好ましい。かかる配
合量が０１重量％未満であると色素沈着の淡色化効果が
なく、２０重量％を超えると皮膚に対して若干刺激を示
すようになる。

また、本発明の化粧料のもう１つの活性成分として配合
される物質としては、ニンノンエキス、コンドロイチン
硫酸ナトリウムおよびヒアルロン酸か挙げられ、これら
は単独でも、２種以上を併用してもよＩ）。

これらの物質の化粧料中における配合量は、Ｏ１〜１０
重量％であるのが好ましい。かかる配合量か０１重量％
未満であると、色素沈着の淡色化効果かなく、一方、１
０重量％を超えると刺激性か強い。

かくして、本発明の美白化粧料は、マンネンタケ菌糸体
培養物および／またはその抽出エキスと、面記の物質と
を公知方法により所望の他の成分と合し、化粧水、化粧
用油、クリーム、乳液、パック、パウダー等の形態とし
て製造される。

他の配合成分は特に限定するものではなく、化粧料の種
類に応じ、その性能を損なわない範囲において、適宜、
公知の成分を配合することができる。

実施例 つぎに、実験および実施例を挙げて本発明をさらに詳し
く説明する。

実験 つぎに各種活性成分についてその色素沈着の消失もしく
は淡色化の作用を評価した結果を示す。

実験方法： イングリソンユ（Ｅｎｇｌｉｓｈ）系茶色モルモットの
を部を刺毛して紫外線（ＬｉＶＢ強度・Ｉ　Ｊ　、’ｃ
Ａ’）を照射し、１週間後に色素沈着を得た。つぎに、
この部位にマンネンタケ菌糸体培養物の各種溶媒抽出エ
キスおよびリノール酸等の活性成分をエタノールに溶解
した検体を４週間累積塗布した。検体を塗布していない
部位（無塗布）の色素沈着度を０とし、その淡色化の度
合によって、以下に示す判定基準に従い、色素沈着度を
肉眼判定した。

判定基準 ０　色素沈着の淡色化か認められない ｌ、わずかに色素沈着の淡色化か認められる２　中程度
の色素沈着の淡色化が認められる３、顕著な色素沈着の
淡色化か認められる結果をっぎの第１表に示す。

第１表から明らかなごとく、と）ずれの場合においても
、ニンジンエキス等の活性成分単独では色素沈着の淡色
化は認められないが、意外にも、ニア−とマンネンタケ
菌糸体培養物エキスを併用すると、マンネンタケ菌糸体
培養物の各抽出エキス単独の場合７二比し、さらに顕著
な色素沈着の淡色化か認ぬられた。なお、試験中、刺激
等による発赤は認められなかった。

実施例１（化粧水） つぎの処方により化粧水を製造した。

成　　分　　　　　　　配合量（重量％）マンネンタケ
菌糸体培養物−０５ エタノール抽出エキス ニンジンエキス　　　　　　　　　　　０．５クリセリ
ノ　　　　　　　　　　　　　６０エタノール　　　　
　　　　　　　　　　８０ポリオキノエチレン硬化ヒマ
ノ油　　　０８バラオキノ安ｅ、香酸メチル　　　　　
　０．０５クエン酸　　　　　　　　　　　　　　　　
０．０５クエン酸ナトリウム　　　　　　　　　　０．
０７香料　　　　　　　　　　　　　　　　０．１精製
水　　　　　　　　　　　　　　　残部精製水にグリセ
リン、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ニンジンエキス
を溶解した。別に、エタノールにマンネンタケ菌糸体培
養物エタノール抽出エキス乾燥物、ポリオキシエチレン
硬化ヒマノ油（６０Ｅ○）、パラオキノ安息香酸メチル
、香料を溶解し、前記の精製水溶液に加えて可溶化し、
濾過して化粧水を得ｆ二。

実施例２（化粧用油） つぎの処方により化粧用油を製造した。

成　　分　　　　　　配合量（重量％）マンネンタケ菌
糸体培養物１．３−　　　０．５ブチレンクリコール抽
出エキス コンドロイチン硫酸ナトリウム　　　　０５ステアリン
酸コレステリル　　　　　　１０月見草油　　　　　　
　　　　　　　　２０スクワラノ　　　　　　　　　　
　　　残部スクワランに他の成分を均一に溶解して化粧
用油を得た。

実施例３（クリーム） つぎの処方によりクリームを製造しｌ二。

成　　分　　　　　　　配合！！（重量％）成分（Ａ） ニンジンエキス サランミツロウ セタノール ステアリン酸 ミリスチン酸イソプロピル ラノリン 流動パラフィン 自己乳化型モノステアリン酸 グリセリル モノステアリン酸ポリオキシ エチレンソルビタン（２０Ｅ、Ｏ，） パラオキシ安息香酸プごピル 成分（Ｂ） マンネンタケ菌糸体培養物 ７０％含水エタノールエキス パラオキン安息香酸メチル ９．０ ３．０ ０．５ プロピレンクリコール　　　　　　　　５０香料　　　
　　　　　　　　　　　　　０２精製水　　　　　　　
　　　　　　　　残部成分（Ａ）を加熱溶解し、８０℃
に保持しｒ二。別に、香料を除く成分（Ｂ）を加熱溶解
して８０°Ｃに保ち、これに萌記成分（Ａ）を撹拌しな
がら加え充分に混合した。撹拌しながら冷却を行い、つ
いて、香料を加え、さらに冷却してクリームを得た。

実施例４（乳液） つぎの処方により乳液を製造した。

成　　分　　　　　　配合量（重量％ン成分（Ａ） コンドロイチン硫酸ナトリウム　　　　０２グリチルレ
チン酸ステアリル　　　　　０１流動パラフイン　　　
　　　　　　　　５０ワセリン　　　　　　　　　　　
　　　　２０ミツロウ　　　　　　　　　　　　　　　
１０セスキオレイン酸ソルヒタン　　　　　２０成分（
Ｂ） マンネンタケ菌糸体培養物３０％含水　Ｏ２１，３−ブ
チレングリコール抽出エキスポリオキノエチレン　　　
　　　　　　２５オレイルエーテル（２０Ｅ、０．） パラオキノ安息香酸エチル　　　　　　０．２プロピレ
ングリコール　　　　　　　　５．０カルボキンビニル
ポリマー　　　　　　０５水酸化カリウム　　　　′０
．５ 香料　　　　　　　　　　　　　　　　０２精製水　　
　　　　　　　　　　　　　残部成分（Ａ）を８０℃に
て加熱溶解し、別に（８０℃）溶解した香料を除く成分
（Ｂ）に撹拌しながら加え、充分混合した。ついで、撹
拌しながら冷却を行い、香料を加え、さらに冷却して乳
液を得た。

実施例５（パック） っぎの処方によりパックを製造した。

成　　分　　　　　　配合量（重量％）マンネンタケ菌
糸体培養物５０％含水　０．５１３−ブチレングリコー
ル ヒアルロン酸　　　　　　　　　　　　　０５酢酸ビニ
ル・スチレン共重合体　　　　１００ポリビニルアルコ
ール　　　　　　　１００ソルビツト　　　　　　　　
　　　　　　５０酸化チタン　　　　　　　　　　　　
　８０カオリン　　　　　　　　　　　　　　７０エタ
ノール　　　　　　　　　　　　　　５０香料　　　　
　　　　　　　　　　　　２゜パラオキン安息香酸エチ
ル　　　　　　０２精製水　　　　　　　　　　　　　
　　残部マンネンタケ菌糸体培養物の５０％含水１，３
ブチレングリコール抽出エキス、ヒアルロン酸、香料お
よびエタノールを均一７こ溶解しグニ。これを酢酸ヒニ
ル・スチレン共重合体、ポリビニルアルコール、ツルヒ
ツト、酸化チタンおよびカオリンを均一に混和した混合
物に加えた。これに、さすに、パラオキノ安息香酸エチ
ルを精製水に均一に溶解した溶液を加え、均一に混和し
パックを得に。

実施例６（パウダー） つぎの処方によりパウダーを製造しｆ二。

成　分　　　　　　　配合量（重量％）マノネンタケ菌
糸体培養物　　　　　　１．０エタノール抽出エキス コンドロイチン硫酸ナトリウム　　　　０．２デキスト
リン　　　　　　　　　　　　９３８タルク　　　　　
　　　　　　　　　　　２，０ステアリン酸デカグリセ
リル　　　　　１０マンネンタケ菌糸体培養物のエタノ
ール抽出エキス、コンドロイチン硫酸ナトリウム、およ
びステアリン酸デカグリセリルを加熱溶解し、７０°Ｃ
に保持し、これをデキストリンおよびタルクの混合物に
撹拌しながら徐々に加えてパウダーを得た。

発明の効果 本発明の美白化粧料は、皮膚に適用することにより、刺
激性等の副作用なく、紫外線による皮膚の黒化あるいは
色素沈着を消失、淡色化もしくは予防し、優れた美白効
果を特徴する

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（ａ）マンネンタケ菌糸体培養物および／またはそ
   の抽出エキス、および （ｂ）ニンジンエキス、コンドロイチン硫酸ナトリウム
   およびヒアルロン酸からなる群から選ばれた１種または
   ２種以上の成分を活性成分として配合したことを特徴と
   する美白化粧料。