JPH0492351A - イオン注入装置 - Google Patents
イオン注入装置Info
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- JPH0492351A JPH0492351A JP2208727A JP20872790A JPH0492351A JP H0492351 A JPH0492351 A JP H0492351A JP 2208727 A JP2208727 A JP 2208727A JP 20872790 A JP20872790 A JP 20872790A JP H0492351 A JPH0492351 A JP H0492351A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
本発明は、イオン注入装置に関する。
(従来の技術)
一般に、イオン注入技術は、被処理物に対して不純物イ
オンを導入する方法として近年広く用いられている。こ
のイオン注入技術は、注入量、注入深さ等を高精度で制
御できるので、特に半導体ウェハへの不純物導入に際し
ては必要不可欠な技術となりつつある。
オンを導入する方法として近年広く用いられている。こ
のイオン注入技術は、注入量、注入深さ等を高精度で制
御できるので、特に半導体ウェハへの不純物導入に際し
ては必要不可欠な技術となりつつある。
このようなイオン注入技術、例えば大電流イオン注入技
術では、正に帯電したイオンを、電場および磁場により
加速、収束し、直径例えば1〜2インチのビーム径を有
するフォーカスされたイオンビームとして半導体ウェハ
に照射する。
術では、正に帯電したイオンを、電場および磁場により
加速、収束し、直径例えば1〜2インチのビーム径を有
するフォーカスされたイオンビームとして半導体ウェハ
に照射する。
このため、半導体ウェハに加速された正イオンが衝突す
る過程で、半導体ウェハから電子が叩き出されたり、絶
縁体部分に正電荷の蓄積が起きるなど、半導体ウェハ表
面が正に帯電しやすくなっている。そのために、半導体
ウェハに形成された絶縁体部分(絶縁膜)が、蓄積され
た正電荷により静電破壊を起こす可能性がある。
る過程で、半導体ウェハから電子が叩き出されたり、絶
縁体部分に正電荷の蓄積が起きるなど、半導体ウェハ表
面が正に帯電しやすくなっている。そのために、半導体
ウェハに形成された絶縁体部分(絶縁膜)が、蓄積され
た正電荷により静電破壊を起こす可能性がある。
このため、従来から、イオン注入装置においては、電子
をシャワー状にして半導体ウエノ1に供給し、半導体ウ
ェハの絶縁膜に蓄積された正電荷をこの電子によって中
和して絶縁膜の破壊を防止する電子供給手段を備えたも
のが多い。
をシャワー状にして半導体ウエノ1に供給し、半導体ウ
ェハの絶縁膜に蓄積された正電荷をこの電子によって中
和して絶縁膜の破壊を防止する電子供給手段を備えたも
のが多い。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、近年、半導体デバイスは高集積化されて
おり、その回路パターンは益々微細化されている。この
ため、絶縁膜においては、その膜厚が薄くなり、静電破
壊に対して弱いものが多くなっている。
おり、その回路パターンは益々微細化されている。この
ため、絶縁膜においては、その膜厚が薄くなり、静電破
壊に対して弱いものが多くなっている。
このため、上述したように、電子をシャワー状にして半
導体ウェハに供給しながら、フォーカスされたイオンビ
ームを半導体ウェハに照射するイオン注入装置でも、電
子の供給が不足して正電荷の蓄積により絶縁膜の静電破
壊が生じたり、逆に電子が過剰に供給されて負電荷の蓄
積により絶縁膜の静電破壊が生じたりするという問題が
発生している。
導体ウェハに供給しながら、フォーカスされたイオンビ
ームを半導体ウェハに照射するイオン注入装置でも、電
子の供給が不足して正電荷の蓄積により絶縁膜の静電破
壊が生じたり、逆に電子が過剰に供給されて負電荷の蓄
積により絶縁膜の静電破壊が生じたりするという問題が
発生している。
本発明は、かかる従来の事情に対処してなされたもので
、確実に被処理物の電荷を中和しつつイオンを注入する
ことができ、絶縁膜の静電破壊を確実に防止することの
できるイオン注入装置を提供しようとするものである。
、確実に被処理物の電荷を中和しつつイオンを注入する
ことができ、絶縁膜の静電破壊を確実に防止することの
できるイオン注入装置を提供しようとするものである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
すなわち、本発明は、被処理物にイオンビムを照射して
イオンを注入するイオンビーム照射手段と、前記被処理
物に電子を供給して該被処理物の正電荷を中和する電子
供給手段とを具備したイオン注入装置において、前記被
処理物の帯電状態を測定する帯電測定手段と、この帯電
測定手段の測定結果により前記電子供給手段による被処
理物に対する電子の供給を制御する制御手段とを設けた
ことを特徴とする。
イオンを注入するイオンビーム照射手段と、前記被処理
物に電子を供給して該被処理物の正電荷を中和する電子
供給手段とを具備したイオン注入装置において、前記被
処理物の帯電状態を測定する帯電測定手段と、この帯電
測定手段の測定結果により前記電子供給手段による被処
理物に対する電子の供給を制御する制御手段とを設けた
ことを特徴とする。
(作 用)
本発明のイオン注入装置では、例えば静電誘導センサ等
により被処理物の帯電状態を測定する帯電測定手段と、
この帯電測定手段の測定結果により電子供給手段による
被処理物に対する電子の供給を制御する制御手段とを備
えている。
により被処理物の帯電状態を測定する帯電測定手段と、
この帯電測定手段の測定結果により電子供給手段による
被処理物に対する電子の供給を制御する制御手段とを備
えている。
したかって、被処理物の電荷を確実に中和することがで
き、電子の過不足により絶縁膜が破壊されてしまうこと
を防止することができる。
き、電子の過不足により絶縁膜が破壊されてしまうこと
を防止することができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図に示すように、正イオンからなるイオンビーム1
を導くためのイオンビーム導入管の端部には、2分割さ
れる如く設けられたファラディ箱、すなわち、フロント
ファラディ2とリアファラディ3が設けられている。ま
た、フロントファラディ2とリアファラディ3との間に
は、ビーム遮断機構として、板状に形成されたビームゲ
ート4が設けられている。
を導くためのイオンビーム導入管の端部には、2分割さ
れる如く設けられたファラディ箱、すなわち、フロント
ファラディ2とリアファラディ3が設けられている。ま
た、フロントファラディ2とリアファラディ3との間に
は、ビーム遮断機構として、板状に形成されたビームゲ
ート4が設けられている。
上記リアファラディ3の後方(図中右側)には、円板状
に形成されたディスク5が設けられている。
に形成されたディスク5が設けられている。
このディスク5内側面には、複数(例えば十数枚)の半
導体ウェハ6が保持されており、ディスク5を図示矢印
の如く回転させながら、各半導体ウェハ6に、イオンビ
ーム1を照射する如く構成されている。
導体ウェハ6が保持されており、ディスク5を図示矢印
の如く回転させながら、各半導体ウェハ6に、イオンビ
ーム1を照射する如く構成されている。
なお、イオンビーム1飛来側には、第2図に示すように
、イオンソース部100.引き出し部101、加速部1
02、アナライザ一部103、スキャン部104、アン
グルコレクタ一部105などの周知の機器類が設けられ
ており、これらの機器によって所望のイオンビーム1が
形成される。
、イオンソース部100.引き出し部101、加速部1
02、アナライザ一部103、スキャン部104、アン
グルコレクタ一部105などの周知の機器類が設けられ
ており、これらの機器によって所望のイオンビーム1が
形成される。
また、上記リアファラディ3の所定部位例えば上部には
、電子供給機構7が設けられている。この電子供給機構
7は、棒状に形成された電子源としてのフィラメント8
と、このフィラメント8から放出された電子eをリアフ
ァラディ3の方向へ反射する反射板9、およびメツシュ
状に形成された電極10.11から構成されている。
、電子供給機構7が設けられている。この電子供給機構
7は、棒状に形成された電子源としてのフィラメント8
と、このフィラメント8から放出された電子eをリアフ
ァラディ3の方向へ反射する反射板9、およびメツシュ
状に形成された電極10.11から構成されている。
上記電極10は、フィラメント8からリアファラディ3
内へ電子eを引き出すためのもので、第3図に示す如く
、導電性部材から矩形状に形成された枠体10aと、こ
の枠体10aに固定された導電性部材からなるメツシュ
10bとから構成されており、メツシュ10bの部位が
、電子通過用開口部を形成する如く構成されている。
内へ電子eを引き出すためのもので、第3図に示す如く
、導電性部材から矩形状に形成された枠体10aと、こ
の枠体10aに固定された導電性部材からなるメツシュ
10bとから構成されており、メツシュ10bの部位が
、電子通過用開口部を形成する如く構成されている。
また、上記電極11は、電極10と同様にメッシュ状に
構成されており、電極10より低い電位に設定され、主
として電極10によってリアファラディ3内に形成され
る電界を制限するために設けられている。但し、この電
極11は、省略することも可能である。
構成されており、電極10より低い電位に設定され、主
として電極10によってリアファラディ3内に形成され
る電界を制限するために設けられている。但し、この電
極11は、省略することも可能である。
上記電子供給機構7のフィラメント8、反射板9、電極
10.11への印加電圧は、電子供給制御部12によっ
て制御される。これらの印加電圧例は、例えば、半導体
ウェハ6の電位例えば0■に対して、フィラメント8に
一5■、反射板9に一30V、電子引き出し電極10に
+500V 、電界制限用電極11に+5(IVである
。
10.11への印加電圧は、電子供給制御部12によっ
て制御される。これらの印加電圧例は、例えば、半導体
ウェハ6の電位例えば0■に対して、フィラメント8に
一5■、反射板9に一30V、電子引き出し電極10に
+500V 、電界制限用電極11に+5(IVである
。
この時、フィラメント8から放出され、半導体ウェハ6
に供給される電子eは半導体ウェハ6とフィラメント8
との電位差に相当するエネルギーを有する。すなわち、
上記印加電圧の例では、半導体ウェハ6(OV)と、フ
ィラメント8 (−5V )との電位差が5vであるの
で、電子eは5eVの低エネルギーを有する。
に供給される電子eは半導体ウェハ6とフィラメント8
との電位差に相当するエネルギーを有する。すなわち、
上記印加電圧の例では、半導体ウェハ6(OV)と、フ
ィラメント8 (−5V )との電位差が5vであるの
で、電子eは5eVの低エネルギーを有する。
また、周知のラングミュアの公式に示されるように、フ
ィラメント8から引き出される電子の量は、フィラメン
ト8と電極10の間の電圧の372乗に比例し、フィラ
メント8と電極10との間の間隔の2乗に反比例する。
ィラメント8から引き出される電子の量は、フィラメン
ト8と電極10の間の電圧の372乗に比例し、フィラ
メント8と電極10との間の間隔の2乗に反比例する。
このため、上述した如く半導体ウェハ6とフィラメント
8との電位差を小さく設定(あるいは同電位に設定)し
た状態であっても、電極10に印加する電圧をある程度
大きく設定(例えば+500V )することにより、フ
ィラメント8から多量の電子を引き出すことかできる。
8との電位差を小さく設定(あるいは同電位に設定)し
た状態であっても、電極10に印加する電圧をある程度
大きく設定(例えば+500V )することにより、フ
ィラメント8から多量の電子を引き出すことかできる。
したがって、イオンビーム1の照射によって半導体ウェ
ハ6に生じる正電荷を充分に中和することのできる量の
電子eを供給することができ、かつ、半導体ウェハ6に
一次電子のような高いエネルギーを有する電子が過剰に
供給されることがないので、半導体ウェハ6の表面に形
成された絶縁膜が正または負の電荷の蓄積により静電破
壊されることを防止することができる。
ハ6に生じる正電荷を充分に中和することのできる量の
電子eを供給することができ、かつ、半導体ウェハ6に
一次電子のような高いエネルギーを有する電子が過剰に
供給されることがないので、半導体ウェハ6の表面に形
成された絶縁膜が正または負の電荷の蓄積により静電破
壊されることを防止することができる。
また、前述したディスク5には、このディスク5に保持
された半導体ウェハ6の帯電状態を測定するため帯電測
定機構20が設けられている。この帯電測定機構20は
、例えば静電容量センサ21および電流計22を備えて
いる。
された半導体ウェハ6の帯電状態を測定するため帯電測
定機構20が設けられている。この帯電測定機構20は
、例えば静電容量センサ21および電流計22を備えて
いる。
上記静電容量センサ21は、板状に構成されており、イ
オンビーム1の照射領域以外の部位において、ディスク
5に保持された半導体ウェハ6に微少間隔を設けて対向
するように配置されている。
オンビーム1の照射領域以外の部位において、ディスク
5に保持された半導体ウェハ6に微少間隔を設けて対向
するように配置されている。
すなわち、ディスク5の回転によって、このディスク5
に保持された半導体ウェハ6が、イオンビームlの照射
部位と、上記静電容量センサ21の部位を順次通過する
よう構成されている。
に保持された半導体ウェハ6が、イオンビームlの照射
部位と、上記静電容量センサ21の部位を順次通過する
よう構成されている。
したがって、静電容量センサ21には、この静電容量セ
ンサ21の近傍を半導体ウェハ6が通過する際に、静電
誘導によって例えば第4図に示すような波形の電流が生
じる。ここで、半導体ウェハ6の帯電量が多いと、静電
誘導によって静電容量センサ21に生起される電荷量が
多くなり、電流波形のピーク高さが高くなる。また、こ
のピークが最大となるのは、ディスク5の回転により、
半導体ウェハ6が静電容量センサ21に近付いていき、
半導体ウェハ6と静電容量センサ21が完全に重なった
時である。
ンサ21の近傍を半導体ウェハ6が通過する際に、静電
誘導によって例えば第4図に示すような波形の電流が生
じる。ここで、半導体ウェハ6の帯電量が多いと、静電
誘導によって静電容量センサ21に生起される電荷量が
多くなり、電流波形のピーク高さが高くなる。また、こ
のピークが最大となるのは、ディスク5の回転により、
半導体ウェハ6が静電容量センサ21に近付いていき、
半導体ウェハ6と静電容量センサ21が完全に重なった
時である。
そこで、ディスク5の回転を制御する回転制御部13か
らの回転制御信号と、電流計22の測定信号とを測定部
23に人力することにより、測定部23において、ディ
スク5の回転信号を参照信号として、同期検波によりピ
ーク値を検出する。
らの回転制御信号と、電流計22の測定信号とを測定部
23に人力することにより、測定部23において、ディ
スク5の回転信号を参照信号として、同期検波によりピ
ーク値を検出する。
このピークの極性とその値が半導体ウェハ6の帯電状態
を示すことになる。
を示すことになる。
上述のようにして測定部23で検知されたピーク値信号
(帯電状態信号)は、比較部24にヌカされる。そして
、このピーク値が、記憶部25に予め設定された設定値
を読みだし許容レベル内にあるか否かを比較し、ピーク
値が許容レベルを逸脱している場合は、電子供給制御部
12に指令信号を送り、電子供給機構7の電子取り出し
量を制御する各部の電圧設定を変更する。
(帯電状態信号)は、比較部24にヌカされる。そして
、このピーク値が、記憶部25に予め設定された設定値
を読みだし許容レベル内にあるか否かを比較し、ピーク
値が許容レベルを逸脱している場合は、電子供給制御部
12に指令信号を送り、電子供給機構7の電子取り出し
量を制御する各部の電圧設定を変更する。
すなわち、半導体ウェハ6の帯電状態が正側の帯電許容
レベルを越えている場合は、フィラメント8の印加電圧
を増やしたり、電子引き出し用の電極10の印加電圧を
増やす等して電子供給量を増大させる。一方、半導体ウ
ェハ6の帯電状態が負側の帯電許容レベルを越えている
場合は、フィラメント8の印加電圧を減らしたり、電子
引き出し用の電極10の印加電圧を減らす等して電子供
給量を減少させる。
レベルを越えている場合は、フィラメント8の印加電圧
を増やしたり、電子引き出し用の電極10の印加電圧を
増やす等して電子供給量を増大させる。一方、半導体ウ
ェハ6の帯電状態が負側の帯電許容レベルを越えている
場合は、フィラメント8の印加電圧を減らしたり、電子
引き出し用の電極10の印加電圧を減らす等して電子供
給量を減少させる。
さらに、前述したビームゲート4には、第5図に示すよ
うに、イオン注入操作開始前等において、ビームゲート
4を閉じた状態でイオンビーム1のイオン密度分布を測
定するためのイオン密度分布測定機構30が設けられて
いる。
うに、イオン注入操作開始前等において、ビームゲート
4を閉じた状態でイオンビーム1のイオン密度分布を測
定するためのイオン密度分布測定機構30が設けられて
いる。
このイオン密度分布測定機構30は、イオンビーム1の
ビームスポットの一部のみを通過させるイオンビーム通
過孔31と、このイオンビーム通過孔31の後方に配置
され、イオンビーム通過孔31を通過したイオンビーム
1aのイオン量を電流として測定するためのカップ32
および電流計33等から構成されている。
ビームスポットの一部のみを通過させるイオンビーム通
過孔31と、このイオンビーム通過孔31の後方に配置
され、イオンビーム通過孔31を通過したイオンビーム
1aのイオン量を電流として測定するためのカップ32
および電流計33等から構成されている。
上記イオンビーム通過孔31は、例えば数センチ程度の
ビーム径を有するイオンビ−ム1のビームスポットに対
して、例えば数ミリ程度の十分少さな径を有する円孔か
らなる。また、カップ32は、例えば金属等の導電性部
材34.35と、セラミックス等の絶縁性部材36.3
7を組合せて円筒容器状に形成されており、円形の開口
38をイオンビーム通過孔21に向けるように配設され
ている。
ビーム径を有するイオンビ−ム1のビームスポットに対
して、例えば数ミリ程度の十分少さな径を有する円孔か
らなる。また、カップ32は、例えば金属等の導電性部
材34.35と、セラミックス等の絶縁性部材36.3
7を組合せて円筒容器状に形成されており、円形の開口
38をイオンビーム通過孔21に向けるように配設され
ている。
そして、カップ32の開口38部に設けられた導電性部
材24に、バイアス電圧39を印加することにより、イ
オンビーム通過孔31を通ってカップ32内に入ったイ
オンをカップ32内に閉込めて、このイオンの量を正確
に測定することができるよう構成されている。
材24に、バイアス電圧39を印加することにより、イ
オンビーム通過孔31を通ってカップ32内に入ったイ
オンをカップ32内に閉込めて、このイオンの量を正確
に測定することができるよう構成されている。
したがって、このイオンビーム通過孔31上を、イオン
ビーム1のビームスポットの中心が通るように横切ると
、電流計33において、電流値の時間的な変化として、
第6図に示すように、ビームスポット位置とイオン密度
との関係、すなわち、イオン密度分布が得られる。なお
、ビームゲート4には、上記構成のイオン密度分布測定
機構30が複数設けられている。
ビーム1のビームスポットの中心が通るように横切ると
、電流計33において、電流値の時間的な変化として、
第6図に示すように、ビームスポット位置とイオン密度
との関係、すなわち、イオン密度分布が得られる。なお
、ビームゲート4には、上記構成のイオン密度分布測定
機構30が複数設けられている。
このように、本実施例のイオン注入装置は、イオン密度
分布測定機構30を備えているので、半導体ウェハ6に
対するイオン注入操作を開始する前に、ビームゲート4
を閉塞し、イオンビーム1を遮断した状態で、イオンビ
ーム1のイオン密度分布を測定し、イオンビーム1を所
定のデフォーカス状態に設定しておくことができる。
分布測定機構30を備えているので、半導体ウェハ6に
対するイオン注入操作を開始する前に、ビームゲート4
を閉塞し、イオンビーム1を遮断した状態で、イオンビ
ーム1のイオン密度分布を測定し、イオンビーム1を所
定のデフォーカス状態に設定しておくことができる。
すなわち、第6図に点線で示すように、イオンビーム1
かフォーカスされた状態では、ビームスポット中心部の
イオン密度が高く、イオン密度分布は、鋭いピーク状に
なる。このようなイオンビーム1のマシンにおけるフォ
ーカス位置を少ししずつずらして、デフォーカス状態に
してい(と、−点鎖線で示すように、ピーク高さが次第
に低くなり、裾が拡がったブロードなビームとなる。但
し全イオン量はほぼ同じである。
かフォーカスされた状態では、ビームスポット中心部の
イオン密度が高く、イオン密度分布は、鋭いピーク状に
なる。このようなイオンビーム1のマシンにおけるフォ
ーカス位置を少ししずつずらして、デフォーカス状態に
してい(と、−点鎖線で示すように、ピーク高さが次第
に低くなり、裾が拡がったブロードなビームとなる。但
し全イオン量はほぼ同じである。
このように、半導体ウェハ6に照射されるイオンビーム
1をデフォーカス状態に設定すると、イオンビームスポ
ット内のイオン密度分布が均一化され、したがって、イ
オンビーム]の照射部位における半導体ウェハ6の正の
帯電もほぼ均一に起き、不均一な帯電により局所的に静
電破壊が生じることを防止することができる。なお、デ
フォカス状態は、例えば第6図に示すイオンビーム1が
フォーカスされた状態のピーク高さHFに対して、ピー
ク高さH口が60%以下、好ましくは、30〜50%と
なるように設定する。このようなデフォーカス状態は、
イオン源の設定(例えばイオン引き出し電圧の設定)、
質量分析マグネットの磁場、フォーカス電極の電圧設定
等を調節することにより実現することができる。
1をデフォーカス状態に設定すると、イオンビームスポ
ット内のイオン密度分布が均一化され、したがって、イ
オンビーム]の照射部位における半導体ウェハ6の正の
帯電もほぼ均一に起き、不均一な帯電により局所的に静
電破壊が生じることを防止することができる。なお、デ
フォカス状態は、例えば第6図に示すイオンビーム1が
フォーカスされた状態のピーク高さHFに対して、ピー
ク高さH口が60%以下、好ましくは、30〜50%と
なるように設定する。このようなデフォーカス状態は、
イオン源の設定(例えばイオン引き出し電圧の設定)、
質量分析マグネットの磁場、フォーカス電極の電圧設定
等を調節することにより実現することができる。
さらに、本実施例では、第7図および第8図に示すよう
に、ディスク5に、イオン注入操作中にイオンビーム1
のイオン密度分布を測定するためのイオン密度分布測定
機構40が設けられている。
に、ディスク5に、イオン注入操作中にイオンビーム1
のイオン密度分布を測定するためのイオン密度分布測定
機構40が設けられている。
上記イオン密度分布測定機構40は、ディスク5の半導
体ウェハ6近傍であって、イオンビーム1がオーバース
キャン(半導体ウェハ6径より広い範囲をスキャンする
こと)により照射される位置に設けられており、前述し
たビームゲート4のイオン密度分布測定機構30とほぼ
同様な構成とされている。
体ウェハ6近傍であって、イオンビーム1がオーバース
キャン(半導体ウェハ6径より広い範囲をスキャンする
こと)により照射される位置に設けられており、前述し
たビームゲート4のイオン密度分布測定機構30とほぼ
同様な構成とされている。
この実施例では、イオン密度分布測定機構40は、ディ
スク5の半導体ウェハ6を挟むように設けられているが
、これらのイオン密度分布測定機構40は、イオンビー
ム通過孔41と、これらのイオンビーム通過孔41の後
方に設けられ、イオンビーム通過孔41を通過したイオ
ンビーム1aのイオン量を電流として測定するためのカ
ップ42および電流計43等から構成されている。
スク5の半導体ウェハ6を挟むように設けられているが
、これらのイオン密度分布測定機構40は、イオンビー
ム通過孔41と、これらのイオンビーム通過孔41の後
方に設けられ、イオンビーム通過孔41を通過したイオ
ンビーム1aのイオン量を電流として測定するためのカ
ップ42および電流計43等から構成されている。
上記カップ42は、例えば金属等の導電性部材44.4
5と、セラミックス等の絶縁性部材46.47を組合せ
て形成されているが、ディスク5の回転に伴ってイオン
ビーム通過孔41が描く軌跡に沿って形成された所定長
さ(ビームスポット径以上の長さ)を有する細長い形状
の開口48を有し、この開口48をイオンビーム通過孔
41に向けるように配設されている。
5と、セラミックス等の絶縁性部材46.47を組合せ
て形成されているが、ディスク5の回転に伴ってイオン
ビーム通過孔41が描く軌跡に沿って形成された所定長
さ(ビームスポット径以上の長さ)を有する細長い形状
の開口48を有し、この開口48をイオンビーム通過孔
41に向けるように配設されている。
そして、バイアス電圧49を印加することにより、カッ
プ42内に入ったイオンおよび2次電子を閉込めて、こ
のイオンの量を正確に測定することができるよう構成さ
れている。
プ42内に入ったイオンおよび2次電子を閉込めて、こ
のイオンの量を正確に測定することができるよう構成さ
れている。
この場合、イオンビーム1の走査速度(例えば1cm
/秒)に対してディスク5の回転に伴うイオンビーム通
過孔41の移動速度が十分速いため、イオンビーム1が
カップ42の部位を照射した状態で、イオンビーム通過
孔41がイオンビーム]とカップ42の間を高速で通過
することになる。
/秒)に対してディスク5の回転に伴うイオンビーム通
過孔41の移動速度が十分速いため、イオンビーム1が
カップ42の部位を照射した状態で、イオンビーム通過
孔41がイオンビーム]とカップ42の間を高速で通過
することになる。
すなわち、イオンビーム1を照射した状態(はぼ停止し
た状態)で、イオンビーム通過孔41をスキャンニング
することになり、カップ42内に、ビームスポット内の
各部のイオンが順次入り、前述した第6図のグラフに示
すようにビームスポット位置とイオン密度との関係、す
なわち、イオン密度分布が得られる。
た状態)で、イオンビーム通過孔41をスキャンニング
することになり、カップ42内に、ビームスポット内の
各部のイオンが順次入り、前述した第6図のグラフに示
すようにビームスポット位置とイオン密度との関係、す
なわち、イオン密度分布が得られる。
このようなイオン密度分布は、イオン注入操作中に電流
計43において、電流値の時間的な変化として測定され
る。この測定結果は、入力部50を介して比較部51に
入力され、記憶部52内に予め設定されたイオン密度(
電流値)のピーク高さと比較される。そして、測定され
たイオン密度のピ〜り高さが、設定されたピーク高さを
越えた場合は、イオン注入装置を統括的に制御する主制
御部53に停止信号を送り、イオン注入操作を中断し、
ビーム電流値の設定値を変更(例えば10%低い値に変
更)してイオン注入操作を再開するよう構成されている
。
計43において、電流値の時間的な変化として測定され
る。この測定結果は、入力部50を介して比較部51に
入力され、記憶部52内に予め設定されたイオン密度(
電流値)のピーク高さと比較される。そして、測定され
たイオン密度のピ〜り高さが、設定されたピーク高さを
越えた場合は、イオン注入装置を統括的に制御する主制
御部53に停止信号を送り、イオン注入操作を中断し、
ビーム電流値の設定値を変更(例えば10%低い値に変
更)してイオン注入操作を再開するよう構成されている
。
次に、上記構成の本実施例のイオン注入装置の動作につ
いて、第9図に示すフローチャートを参照して説明する
。
いて、第9図に示すフローチャートを参照して説明する
。
図示しないコントロールパネル上からイオン注入装置を
統括的に制御する主制御部53に注入条件、すなわち、
イオン種、加速電圧、注入量等を入力すると(201)
、ビーム電流値が自動的に設定される(202)。この
ビーム電流値は、例えば過去の注入操作において静電破
壊が起きなかった最大ビーム電流値等である。
統括的に制御する主制御部53に注入条件、すなわち、
イオン種、加速電圧、注入量等を入力すると(201)
、ビーム電流値が自動的に設定される(202)。この
ビーム電流値は、例えば過去の注入操作において静電破
壊が起きなかった最大ビーム電流値等である。
ビーム電流値が自動的に設定されると、ビームゲート4
を閉じた状態で、テスト注入が開始され(203)、走
査機能、ビーム電流値、イオン密度分布等の確認が行わ
れる(204)。
を閉じた状態で、テスト注入が開始され(203)、走
査機能、ビーム電流値、イオン密度分布等の確認が行わ
れる(204)。
上記確認により、設定値と、測定値とが許容範囲内で一
致しない場合は動作を終了する。一方、一致した場合は
、次に、ビームゲート4を開として、半導体ウェハ6に
イオンビームが当たらないようにして、ディスク5のイ
オン密度分布測定機構40にイオンビームを照射する(
205)。
致しない場合は動作を終了する。一方、一致した場合は
、次に、ビームゲート4を開として、半導体ウェハ6に
イオンビームが当たらないようにして、ディスク5のイ
オン密度分布測定機構40にイオンビームを照射する(
205)。
そして、イオン密度分布測定機構40によって測定され
る前述したピーク高さ、すなわち最大電流密度が所定値
以内であるか確認する(206)。
る前述したピーク高さ、すなわち最大電流密度が所定値
以内であるか確認する(206)。
測定された最大電流密度が所定値を越えている場合は、
−旦注入を停止しく207)、ビーム電流値の設定を変
更、例えば10%低い値に変更して(208) 、上記
ステップ203からの動作を行う。
−旦注入を停止しく207)、ビーム電流値の設定を変
更、例えば10%低い値に変更して(208) 、上記
ステップ203からの動作を行う。
一方、測定された最大電流密度が所定値以内の場合は、
電子供給機構7を始動して、電子の供給を開始し、帯電
測定機構20と電子の電流量測定機構20−によって電
子の供給量が十分であるか否かを測定することにより、
電子供給機構7のテストを実施する(209)。
電子供給機構7を始動して、電子の供給を開始し、帯電
測定機構20と電子の電流量測定機構20−によって電
子の供給量が十分であるか否かを測定することにより、
電子供給機構7のテストを実施する(209)。
そして、電子供給機構7から所定量の電子が供給されて
いるか否かを判定しく210)、所定量の電子か供給さ
れていない場合は、電子供給制御部12による印加電圧
の設定を変更し電子の供給量を調整する(211)。
いるか否かを判定しく210)、所定量の電子か供給さ
れていない場合は、電子供給制御部12による印加電圧
の設定を変更し電子の供給量を調整する(211)。
電子供給機構7からの電子供給量が所定量となると、半
導体ウェハ6に対してイオンビーム1を照射し、イオン
注入操作を開始する(212)。
導体ウェハ6に対してイオンビーム1を照射し、イオン
注入操作を開始する(212)。
イオン注入操作中は、帯電測定機構20によって半導体
ウェハ6の帯電状態を常時モニタしく213)、半導体
ウェハ6の帯電をほぼゼロとするように、前述した如く
、電子供給制御部12によって電子供給機構7の各部の
電圧設定を変更する( 214 )。
ウェハ6の帯電状態を常時モニタしく213)、半導体
ウェハ6の帯電をほぼゼロとするように、前述した如く
、電子供給制御部12によって電子供給機構7の各部の
電圧設定を変更する( 214 )。
また、ディスク5の密度分布測定機構40によって最大
電流密度のモニタも実施しく215)、測定された最大
電流密度が所定値を越えている場合は、−旦注入を停止
しく207)、ビーム電流値の設定を変更、例えば10
%低い値に変更して(208) 、上記ステップ203
からの動作を行つO そして、半導体ウエノ\6に対して所定量のイオンを注
入し終えると(216)、注入動作を終了する(217
)。
電流密度のモニタも実施しく215)、測定された最大
電流密度が所定値を越えている場合は、−旦注入を停止
しく207)、ビーム電流値の設定を変更、例えば10
%低い値に変更して(208) 、上記ステップ203
からの動作を行つO そして、半導体ウエノ\6に対して所定量のイオンを注
入し終えると(216)、注入動作を終了する(217
)。
この後、注入処理の終了した半導体ウエノ\6をディス
ク5からアンロードする。
ク5からアンロードする。
以上説明したように、この実施例によれば、帯電測定機
構20によって、ディスク5に保持された半導体ウェハ
6の帯電状態を測定し、電子供給機構7からの電子供給
量を増減しながらイオン注入操作を実施するので、確実
に半導体ウエノ\6の電荷を中和しつつイオンを注入す
ることができ、絶縁膜の静電破壊を確実に防止すること
ができる。
構20によって、ディスク5に保持された半導体ウェハ
6の帯電状態を測定し、電子供給機構7からの電子供給
量を増減しながらイオン注入操作を実施するので、確実
に半導体ウエノ\6の電荷を中和しつつイオンを注入す
ることができ、絶縁膜の静電破壊を確実に防止すること
ができる。
また、半導体ウェハ6に照射されるイオンビーム1は、
所望のデフォーカス状態に設定し、イオン密度分布を均
一化することができる。したがって、半導体ウェハ6面
内にける帯電を均一化することができ、帯電の不均一に
より部分的に電子の過不足か生じ、絶縁膜が破壊される
ことを防止することかできる。なお、イオンビーム1を
デフォーカスしても、半導体ウェハ6に照射される全イ
オン量は、フォーカスした状態とほぼ同じであるので、
単位時間当りのイオン注入量は、フォーカスした状態と
ほぼ等しく、したがって、注入時間が長くなることもな
い。
所望のデフォーカス状態に設定し、イオン密度分布を均
一化することができる。したがって、半導体ウェハ6面
内にける帯電を均一化することができ、帯電の不均一に
より部分的に電子の過不足か生じ、絶縁膜が破壊される
ことを防止することかできる。なお、イオンビーム1を
デフォーカスしても、半導体ウェハ6に照射される全イ
オン量は、フォーカスした状態とほぼ同じであるので、
単位時間当りのイオン注入量は、フォーカスした状態と
ほぼ等しく、したがって、注入時間が長くなることもな
い。
さらに、イオン注入操作中に何らかの原因で、デフォー
カス状態が変動した場合は、この変動をイオン密度分布
測定機構40でモニタし、イオン注入操作を自動的に中
断してビーム電流値を変更するよう構成されているので
、万一デフォーカス状態が変動した場合でも、絶縁膜の
静電破壊を確実に防止することができる。
カス状態が変動した場合は、この変動をイオン密度分布
測定機構40でモニタし、イオン注入操作を自動的に中
断してビーム電流値を変更するよう構成されているので
、万一デフォーカス状態が変動した場合でも、絶縁膜の
静電破壊を確実に防止することができる。
上記実施例ではイオン注入装置に適用した例について説
明したが、イオンを照射して処理する装置であれば、例
えばイオンリペアに適用するなどいずれでも良い。さら
に、上記実施例では半導体ウェハの処理についてについ
て説明したが、例えばLCD駆動用TPT回路基板など
いずれでも良い。
明したが、イオンを照射して処理する装置であれば、例
えばイオンリペアに適用するなどいずれでも良い。さら
に、上記実施例では半導体ウェハの処理についてについ
て説明したが、例えばLCD駆動用TPT回路基板など
いずれでも良い。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明のイオン注入装置によれば
、確実に被処理物の電荷を中和しつつイオンを注入する
ことができ、絶縁膜の静電破壊を確実に防止することが
できる。
、確実に被処理物の電荷を中和しつつイオンを注入する
ことができ、絶縁膜の静電破壊を確実に防止することが
できる。
第1図は本発明の一実施例のイオン注入装置の要部構成
を示す図、第2図はイオン注入装置の全体構成を示す図
、第3図は第1図のイオン注入装置の電極の構成を示す
図、第4図は帯電測定機構によってII定される電流値
の変化を示すグラフ、第5図はビームゲートのイオン密
度分布測定機構の構成を示す図、第6図はフォーカス状
態とデフォーカス状態におけるイオン密度分布を示すグ
ラフ、第7図および第8図はディスクのイオン密度分布
測定機構の構成を示す図、第9図は第1図のイオン注入
装置の動作を示すフローチャートである。 1・・・・・・イオンビーム、2・・・・・・フロント
ファラディ、3・・・・・・リアファラディ、4・・・
・・・ビームゲート、5・・・・・ディスク、6・・・
・・・半導体ウェハ、7・・・・・・電子供給機構、8
・・・・・・フィラメント、9・・・・・・反射板、1
0.11・・・・・・電極、]2・・・・・・電子供給
制御部、13・・・・・・回転制御部、20・・・・・
・帯電測定機構、21・・・・・・静電容量センサ、2
2・・・・・・電流計、23・・・・・・測定部、24
・・・・・・比較部、25・・・・・・記憶部。
を示す図、第2図はイオン注入装置の全体構成を示す図
、第3図は第1図のイオン注入装置の電極の構成を示す
図、第4図は帯電測定機構によってII定される電流値
の変化を示すグラフ、第5図はビームゲートのイオン密
度分布測定機構の構成を示す図、第6図はフォーカス状
態とデフォーカス状態におけるイオン密度分布を示すグ
ラフ、第7図および第8図はディスクのイオン密度分布
測定機構の構成を示す図、第9図は第1図のイオン注入
装置の動作を示すフローチャートである。 1・・・・・・イオンビーム、2・・・・・・フロント
ファラディ、3・・・・・・リアファラディ、4・・・
・・・ビームゲート、5・・・・・ディスク、6・・・
・・・半導体ウェハ、7・・・・・・電子供給機構、8
・・・・・・フィラメント、9・・・・・・反射板、1
0.11・・・・・・電極、]2・・・・・・電子供給
制御部、13・・・・・・回転制御部、20・・・・・
・帯電測定機構、21・・・・・・静電容量センサ、2
2・・・・・・電流計、23・・・・・・測定部、24
・・・・・・比較部、25・・・・・・記憶部。
Claims (1)
- (1)被処理物にイオンビームを照射してイオンを注入
するイオンビーム照射手段と、前記被処理物に電子を供
給して該被処理物の正電荷を中和する電子供給手段とを
具備したイオン注入装置において、 前記被処理物の帯電状態を測定する帯電測定手段と、こ
の帯電測定手段の測定結果により前記電子供給手段によ
る被処理物に対する電子の供給を制御する制御手段とを
設けたことを特徴とするイオン注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2208727A JPH0492351A (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | イオン注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2208727A JPH0492351A (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | イオン注入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0492351A true JPH0492351A (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=16561083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2208727A Pending JPH0492351A (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | イオン注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0492351A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006523932A (ja) * | 2003-04-01 | 2006-10-19 | アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド | イオン注入システムのためのイオンビーム入射角検出器 |
JP2016526254A (ja) * | 2013-05-03 | 2016-09-01 | ヴァリアン セミコンダクター イクイップメント アソシエイツ インコーポレイテッド | イオン注入均一性を制御するための装置及び技術 |
-
1990
- 1990-08-07 JP JP2208727A patent/JPH0492351A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006523932A (ja) * | 2003-04-01 | 2006-10-19 | アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド | イオン注入システムのためのイオンビーム入射角検出器 |
JP2016526254A (ja) * | 2013-05-03 | 2016-09-01 | ヴァリアン セミコンダクター イクイップメント アソシエイツ インコーポレイテッド | イオン注入均一性を制御するための装置及び技術 |
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