JPH0491316A - 燃料噴射式2サイクルエンジン - Google Patents
燃料噴射式2サイクルエンジンInfo
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- JPH0491316A JPH0491316A JP2207068A JP20706890A JPH0491316A JP H0491316 A JPH0491316 A JP H0491316A JP 2207068 A JP2207068 A JP 2207068A JP 20706890 A JP20706890 A JP 20706890A JP H0491316 A JPH0491316 A JP H0491316A
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- air
- fuel injection
- combustion chamber
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims abstract description 64
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims abstract description 31
- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims abstract description 26
- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims abstract description 26
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 25
- 238000007599 discharging Methods 0.000 abstract 4
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000010408 sweeping Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/12—Other methods of operation
- F02B2075/125—Direct injection in the combustion chamber for spark ignition engines, i.e. not in pre-combustion chamber
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、燃料噴射式2サイクルエンジンの燃焼室に
関する。
関する。
(従来の技術)
ガソリンエンジンでは、不整燃焼を防止し、高効率燃焼
を実現するため、燃焼室の形状を種々工夫することが行
われている(例えば、特開昭62−32214号公報)
。
を実現するため、燃焼室の形状を種々工夫することが行
われている(例えば、特開昭62−32214号公報)
。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、従来のものでは、燃料噴射弁がら噴射さ
れた燃料が燃焼室内で拡散し易いためGご混合気への点
火について遅れがみられるなど、必ずしも満足のゆくも
のではない。
れた燃料が燃焼室内で拡散し易いためGご混合気への点
火について遅れがみられるなど、必ずしも満足のゆくも
のではない。
そこで、点火プラグの放電部を例えば燃焼室内の中央部
に大きく突出させることが考えられるが、このようにす
ると、この放電部が燃焼熱によって損傷し易くなるとい
う問題がある。
に大きく突出させることが考えられるが、このようにす
ると、この放電部が燃焼熱によって損傷し易くなるとい
う問題がある。
(発明の目的)
この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、燃料噴射弁を用いた場合に、点火プラグの放電部が
燃焼熱で損傷されることを防止して点宋が速やかに行わ
れるようにし、もって、高効率燃焼が得られるようにす
ることを目的とする。
で、燃料噴射弁を用いた場合に、点火プラグの放電部が
燃焼熱で損傷されることを防止して点宋が速やかに行わ
れるようにし、もって、高効率燃焼が得られるようにす
ることを目的とする。
(発明の構成)
上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、シリンダ軸線を縦向きとして燃焼室を側面視したと
き、この燃焼室を構成するほぼ円錐台形のキャビティを
シリンダヘッドに形成し、上記キャビティの高さ寸法を
その下端の最大幅寸法以上の大きさとし、上記キャビテ
ィの頂部に燃料噴射弁の燃料噴射口を位置させると共に
、同上キャビティの上下中途部に点火プラグの放電部を
臨ませた点にある。
は、シリンダ軸線を縦向きとして燃焼室を側面視したと
き、この燃焼室を構成するほぼ円錐台形のキャビティを
シリンダヘッドに形成し、上記キャビティの高さ寸法を
その下端の最大幅寸法以上の大きさとし、上記キャビテ
ィの頂部に燃料噴射弁の燃料噴射口を位置させると共に
、同上キャビティの上下中途部に点火プラグの放電部を
臨ませた点にある。
(作 用)
上記構成による作用は次の如くである。
ピストン4が上死点近くにまで上昇するときには、シリ
ンダ2内の空気はキャビティ7内を押し上げられる。
ンダ2内の空気はキャビティ7内を押し上げられる。
この際、キャビティ7の頂部に設けた燃料噴射弁15の
燃料噴射口から燃料22を噴射させると、この噴射され
た燃料22は上記キャビティ7内を下降する。
燃料噴射口から燃料22を噴射させると、この噴射され
た燃料22は上記キャビティ7内を下降する。
上記の場合、キャビティ7はほぼ円錐台形とされてその
高さ寸法Hはその下端の最大幅寸法W以上とされており
、つまり、このキャビティ7は上下に細長の形状となっ
ている。
高さ寸法Hはその下端の最大幅寸法W以上とされており
、つまり、このキャビティ7は上下に細長の形状となっ
ている。
このため、前記したようにキャビティ7内を押し上げら
れる空気と、これとは逆にキャビティ7内を下降する燃
料22とは上記キャビティ7内の上下中途部で互いに衝
突することとなり、よって、ここに濃度の濃い混合気層
が生じ、かつ、滞留することになる。
れる空気と、これとは逆にキャビティ7内を下降する燃
料22とは上記キャビティ7内の上下中途部で互いに衝
突することとなり、よって、ここに濃度の濃い混合気層
が生じ、かつ、滞留することになる。
そして、−h記キャビティ7の上下中途部には点火プラ
グ27.28の放電部27a、28aが臨んでおり、こ
のため、上記放電部27a、28aによる点火放電は上
記した濃い混合気層に対し行われ、よって、混合気の点
火は速やかに行われる。
グ27.28の放電部27a、28aが臨んでおり、こ
のため、上記放電部27a、28aによる点火放電は上
記した濃い混合気層に対し行われ、よって、混合気の点
火は速やかに行われる。
(実施例)
以下、この発明の実施例を図面により説明する。
図中符号lは予圧縮式の2サイクルエンジンで、このエ
ンジン1は軸心2aが縦向きのシリンダ2、このシリン
ダ2上に取り付けられたシリンダヘッド3、同上シリン
ダ2内に上下摺動自在に嵌入されたピストン4、および
、このピストン4とクランク軸(図示せず)とを結ぶ連
接棒5を備えている。
ンジン1は軸心2aが縦向きのシリンダ2、このシリン
ダ2上に取り付けられたシリンダヘッド3、同上シリン
ダ2内に上下摺動自在に嵌入されたピストン4、および
、このピストン4とクランク軸(図示せず)とを結ぶ連
接棒5を備えている。
上記シリンダヘッド3の下面にはキャビティ7が形成さ
れ、このキャビティ7を含み上記シリンダ2、シリンダ
ヘッド3、およびピストン4により囲まれた空間が燃焼
室8となっている。つまり、上記キャビティ7は燃焼室
8の上部を構成している6 特に、第1図において、上記キャビティ7はほぼ円錐台
形をなし、このキャビティ7の軸心は上記シリンダ2の
軸心2aにほぼ一致している。また、上記キャビティ7
の高さ寸法Hはその下端の最大幅寸法Wである径寸法以
上の大きさとされている。
れ、このキャビティ7を含み上記シリンダ2、シリンダ
ヘッド3、およびピストン4により囲まれた空間が燃焼
室8となっている。つまり、上記キャビティ7は燃焼室
8の上部を構成している6 特に、第1図において、上記キャビティ7はほぼ円錐台
形をなし、このキャビティ7の軸心は上記シリンダ2の
軸心2aにほぼ一致している。また、上記キャビティ7
の高さ寸法Hはその下端の最大幅寸法Wである径寸法以
上の大きさとされている。
上記キャビティ7の頂部13には燃焼室8に燃料を噴射
供給する燃料噴射弁15の燃料噴射口が位置させられて
いる。この燃料噴射弁15は円柱状の弁本体16を有し
、この弁本体16はその軸心16aがシリンダ2の軸心
2aにわずかの傾き角θをもって傾くようシリンダヘッ
ド3に取り付けられている。上記弁本体16にはその軸
心16a−Lに延びる圧縮空気通路18が形成されると
共に、この圧縮空気通路18と同軸上で断面円環状の燃
料通路19が形成されている。そして、上記圧縮空気通
路18には圧縮空気2Iが供給され、燃料通路19には
加圧燃料22が供給されるようになっている。
供給する燃料噴射弁15の燃料噴射口が位置させられて
いる。この燃料噴射弁15は円柱状の弁本体16を有し
、この弁本体16はその軸心16aがシリンダ2の軸心
2aにわずかの傾き角θをもって傾くようシリンダヘッ
ド3に取り付けられている。上記弁本体16にはその軸
心16a−Lに延びる圧縮空気通路18が形成されると
共に、この圧縮空気通路18と同軸上で断面円環状の燃
料通路19が形成されている。そして、上記圧縮空気通
路18には圧縮空気2Iが供給され、燃料通路19には
加圧燃料22が供給されるようになっている。
上記圧縮空気通路18の下端は弁本体16の下面に開口
してこれが空気噴射口となっている。また、燃料通路1
9の下端も上記弁本体16の下面に開口してこれが前記
燃料噴射口となっている。
してこれが空気噴射口となっている。また、燃料通路1
9の下端も上記弁本体16の下面に開口してこれが前記
燃料噴射口となっている。
そして、これら両開口を開閉自在に閉じる弁体23が設
けられている。そして、この燃料噴射弁15では、予め
圧縮空気通路18に圧縮空気21を溜めておき、弁体2
3を開いてこの圧縮空気21を噴射させるとき、これと
同時に、燃料22を噴射させるようになっており、これ
によって、これら空気21と燃料22の混合体が噴射さ
れることとなっている。
けられている。そして、この燃料噴射弁15では、予め
圧縮空気通路18に圧縮空気21を溜めておき、弁体2
3を開いてこの圧縮空気21を噴射させるとき、これと
同時に、燃料22を噴射させるようになっており、これ
によって、これら空気21と燃料22の混合体が噴射さ
れることとなっている。
−F記燃焼室8に燃料22を供給する場合には、上記弁
体23を開弁動作させ、上記空気21と燃料22との混
合体を燃焼室8内に噴射させ′る。国側では、この噴射
は円錐状で下方に向って拡開するよう行われ、その噴射
方向中心は弁本体16の軸心16aと一致している。
体23を開弁動作させ、上記空気21と燃料22との混
合体を燃焼室8内に噴射させ′る。国側では、この噴射
は円錐状で下方に向って拡開するよう行われ、その噴射
方向中心は弁本体16の軸心16aと一致している。
第1図と第2図において、符号27.28はシリンダ2
の軸心2a回りに配設された一対の点火プラグで、この
各点火プラグ27.28の放電部27a、28aは前記
キャビティ7の上下中途部に臨んでいる。また、この場
合、上記各放電部27a、28aはキャビティ7の傾斜
内面7aからその内部にわずかたけ突出している。しか
も、これら両放電部27a、28aは、共にキャビティ
7の十半分内に位置し、上下にわずかに偏位して設けら
れている。
の軸心2a回りに配設された一対の点火プラグで、この
各点火プラグ27.28の放電部27a、28aは前記
キャビティ7の上下中途部に臨んでいる。また、この場
合、上記各放電部27a、28aはキャビティ7の傾斜
内面7aからその内部にわずかたけ突出している。しか
も、これら両放電部27a、28aは、共にキャビティ
7の十半分内に位置し、上下にわずかに偏位して設けら
れている。
特に、第1図で示すようにピストン4が上死点に達した
とき、シリンダヘッド3の下面とピストン4の上面との
間に形成される薄い空間がスキッシュエリア29となっ
ている。
とき、シリンダヘッド3の下面とピストン4の上面との
間に形成される薄い空間がスキッシュエリア29となっ
ている。
第1図と第2図において、前記シリンダ2には、その径
方向対称位置に一対の主掃気ポート31.31が形成さ
れ、また、これら両生掃気ポー)31.31の間のうち
一方の間には副掃気ポート32が形成され、他方の間に
は排気ポート33が形成されている。
方向対称位置に一対の主掃気ポート31.31が形成さ
れ、また、これら両生掃気ポー)31.31の間のうち
一方の間には副掃気ポート32が形成され、他方の間に
は排気ポート33が形成されている。
エンジンlの作動時、ピストン4が第1図中実線図示の
状態から下降するときには、クランク室で予圧縮された
空気が主掃気ポート31と副掃気ポート32とを通って
燃焼室8内に押し込まれ(図中矢印A)、これと入れ替
わりにそれ以前の燃焼により生じた排ガスが排気ポート
33を通して排出される(図中矢印B)。
状態から下降するときには、クランク室で予圧縮された
空気が主掃気ポート31と副掃気ポート32とを通って
燃焼室8内に押し込まれ(図中矢印A)、これと入れ替
わりにそれ以前の燃焼により生じた排ガスが排気ポート
33を通して排出される(図中矢印B)。
次に、上記ピストン4が上昇し、第1図中実線で示すよ
うに主掃鴬ボート31.副掃気ポート32、および排気
ポート33を閉じて上死点近くにまで上昇したときには
、スキッシュエリア29によって生じたスキッシュ流が
燃焼室8内に流入する。
うに主掃鴬ボート31.副掃気ポート32、および排気
ポート33を閉じて上死点近くにまで上昇したときには
、スキッシュエリア29によって生じたスキッシュ流が
燃焼室8内に流入する。
また、この場合、シリンダ2内の空気34はピストン4
の上昇によってキャビティ7内を押し上げられる。
の上昇によってキャビティ7内を押し上げられる。
ところで、エンジン1が低速回転中の場合には、ピスト
ン4が上昇して主掃気ポート31、副掃気ポート32、
および排気ポート33を閉じた後に、燃料噴射弁15に
よって空気21と燃料22との混合体が噴射されるよう
になっている。そして、この噴射が行われると、この噴
射された混合体は上記キャビティ7内を下降する。
ン4が上昇して主掃気ポート31、副掃気ポート32、
および排気ポート33を閉じた後に、燃料噴射弁15に
よって空気21と燃料22との混合体が噴射されるよう
になっている。そして、この噴射が行われると、この噴
射された混合体は上記キャビティ7内を下降する。
この場合、噴射された混合体は前記したように円錐状を
なし、一方、キャビティ7も円錐台状をなして、前記傾
き角θはわずかな値とされている。このため、上記混合
体の燃料22がキャビティ7の内面に付着することが防
止され、その多くがキャビティ7内を下降することとな
る。
なし、一方、キャビティ7も円錐台状をなして、前記傾
き角θはわずかな値とされている。このため、上記混合
体の燃料22がキャビティ7の内面に付着することが防
止され、その多くがキャビティ7内を下降することとな
る。
また、上記キャビティ7の高さ寸法Hはその下端の最大
幅寸法W以上とされており、つまり、このキャビティ7
は上下に細長の形状となっている。
幅寸法W以上とされており、つまり、このキャビティ7
は上下に細長の形状となっている。
このため、前記したようにキャビティ7内を押し上げら
れる空気と、これとは逆にキャビティ7内を下降する燃
料22とは上記キャビティ7内の上下中途部で互いに衝
突することとなり、よって、ここに濃度の濃い混合気層
が生じ、かつ、滞留することになる。
れる空気と、これとは逆にキャビティ7内を下降する燃
料22とは上記キャビティ7内の上下中途部で互いに衝
突することとなり、よって、ここに濃度の濃い混合気層
が生じ、かつ、滞留することになる。
そして、前記したようにキャビティ7の上下中途部には
点火プラグ27.28の放電部27a。
点火プラグ27.28の放電部27a。
28aが臨んでいるため、これら放電部27a。
28aによる点火放電は上記した濃い混合気層に対し行
われ、よって、混合気の点火は速やかに行われる。なお
、上記の点火は上死点の直前にて行われる。
われ、よって、混合気の点火は速やかに行われる。なお
、上記の点火は上死点の直前にて行われる。
上記の場合、エンジン1の回転数によって、前記した濃
い混合気層の生じる位置は多少上下にずれることになる
が、上下に点火プラグ27.28を設けであるため、い
ずれにずれても上記点火は速やかに行われる。つまり、
広い回転域で安定した点火性能が得られるようになって
いる。また、前記したように各点火プラグ27.28の
放電部27a、28aはキャビティ7の上半分に位置さ
せられているが、これは、燃料噴射弁15から噴射され
た燃料22が十分に濃いところで点火が行われるように
するためである。
い混合気層の生じる位置は多少上下にずれることになる
が、上下に点火プラグ27.28を設けであるため、い
ずれにずれても上記点火は速やかに行われる。つまり、
広い回転域で安定した点火性能が得られるようになって
いる。また、前記したように各点火プラグ27.28の
放電部27a、28aはキャビティ7の上半分に位置さ
せられているが、これは、燃料噴射弁15から噴射され
た燃料22が十分に濃いところで点火が行われるように
するためである。
一方、エンジンIが高速回転中の場合には、燃料噴射弁
15による燃料22の噴射は、上記と異なり、ピストン
4が主掃気ボート31、副掃気ボート32、および排気
ポート33を開いている間中、燃料22を噴射するよう
になされ、上死点の直前で点火プラグ27.28による
点火が行われるようになっている。
15による燃料22の噴射は、上記と異なり、ピストン
4が主掃気ボート31、副掃気ボート32、および排気
ポート33を開いている間中、燃料22を噴射するよう
になされ、上死点の直前で点火プラグ27.28による
点火が行われるようになっている。
そして、この場合は、空気21と燃N22による混合体
が燃焼室8内にほぼ均一に分布しているため、点火プラ
グ27.28の放電部27a、28aがキャビティ7の
内面にわずかに突出しているだけでも低速回転時と同様
に速やかな点火が行われると共に、点火後の火炎は急速
に伝播し、この場合にも高効率燃焼が得られることとな
っている。
が燃焼室8内にほぼ均一に分布しているため、点火プラ
グ27.28の放電部27a、28aがキャビティ7の
内面にわずかに突出しているだけでも低速回転時と同様
に速やかな点火が行われると共に、点火後の火炎は急速
に伝播し、この場合にも高効率燃焼が得られることとな
っている。
なお、前記傾き角θは0であってもよい。また、前記燃
料噴射弁15内にチャンバを形成しておき、ここに予め
空気21と燃料22とを混合状態で溜めておき、弁体2
3の開弁動作でこれら混合体を噴射させるようにしても
よく、また、上記の圧縮空気2Iはなくてもよい。更に
、副掃気ボート32と排気ポート33は図においで左右
逆に設けてもよい。また、点火プラグ27.28はいず
れか一つであってもよい。更に、エンジンlはそのシリ
ンダ2の軸心2aが傾斜、もしくは水平にて用いられる
ものであってもよい。
料噴射弁15内にチャンバを形成しておき、ここに予め
空気21と燃料22とを混合状態で溜めておき、弁体2
3の開弁動作でこれら混合体を噴射させるようにしても
よく、また、上記の圧縮空気2Iはなくてもよい。更に
、副掃気ボート32と排気ポート33は図においで左右
逆に設けてもよい。また、点火プラグ27.28はいず
れか一つであってもよい。更に、エンジンlはそのシリ
ンダ2の軸心2aが傾斜、もしくは水平にて用いられる
ものであってもよい。
(発明の効果)
この発明によれば、シリンダ軸線を縦向きとして燃焼室
を側面視したとき、この燃焼室を構成するほぼ円錐台形
のキャビティをシリンダヘッドに形成し、上記キャビテ
ィの高さ寸法をその下端の最大幅寸法以上の大きさとし
たため、キャビティは上下に細長の形状となっている。
を側面視したとき、この燃焼室を構成するほぼ円錐台形
のキャビティをシリンダヘッドに形成し、上記キャビテ
ィの高さ寸法をその下端の最大幅寸法以上の大きさとし
たため、キャビティは上下に細長の形状となっている。
しかして、ピストンが上死点近くにまで上昇するときに
は、シリンダ内の空気は上記キャビティ内を押し上げら
れる。また、この際、上記キャビティの頂部に設けた燃
料噴射弁の燃料噴射口から燃料を噴射させると、この噴
射された燃料は上記キャビティ内を下降する。
は、シリンダ内の空気は上記キャビティ内を押し上げら
れる。また、この際、上記キャビティの頂部に設けた燃
料噴射弁の燃料噴射口から燃料を噴射させると、この噴
射された燃料は上記キャビティ内を下降する。
すると、前記したようにキャビティ内を押し上げられる
空気と、これとは逆にキャビティ内を下降する燃料とは
上記のように細長くされたキャビティ内の上下中途部で
互いに衝突することとなり、よって、ここに濃度の濃い
混合気層が生じ、かつ、滞留することになる。
空気と、これとは逆にキャビティ内を下降する燃料とは
上記のように細長くされたキャビティ内の上下中途部で
互いに衝突することとなり、よって、ここに濃度の濃い
混合気層が生じ、かつ、滞留することになる。
そして、−上記キャビティの上下中途部に点火プラグの
放電部が臨んでおり、このため、−ヒ記放電部による点
火放電は上記した濃い混合気層に対し行われ、よって、
混合気の点火が速やかに行われる。
放電部が臨んでおり、このため、−ヒ記放電部による点
火放電は上記した濃い混合気層に対し行われ、よって、
混合気の点火が速やかに行われる。
そして、このように混合気を燃焼室内で滞留させ、そこ
に点火するようにしたため、点火プラグの放電部はキャ
ビティの内面かられずかに突出させることで足り、この
ため、燃焼熱による上記放電部の損傷を防+h Lで、
高効率燃焼が得られることとなる。
に点火するようにしたため、点火プラグの放電部はキャ
ビティの内面かられずかに突出させることで足り、この
ため、燃焼熱による上記放電部の損傷を防+h Lで、
高効率燃焼が得られることとなる。
図はこの発明の実施例を示し、第1図はエンジンの側面
断面図1、第2図は第1図のII −If線矢視断面図
である。 1・・エンジン、2・・シリンダ、2a・・軸心、3・
・シリンダヘッド、4・・ピストン、7キヤビテイ、8
・・燃焼室、13・・頂部、15・・燃料噴射弁、2I
・・空気、22・燃料、27.28・・点火プラグ、2
7a、28a・・放電部、■]・・高さ寸法、W・・最
大幅寸法、θ・・傾き角。 C以下余白)
断面図1、第2図は第1図のII −If線矢視断面図
である。 1・・エンジン、2・・シリンダ、2a・・軸心、3・
・シリンダヘッド、4・・ピストン、7キヤビテイ、8
・・燃焼室、13・・頂部、15・・燃料噴射弁、2I
・・空気、22・燃料、27.28・・点火プラグ、2
7a、28a・・放電部、■]・・高さ寸法、W・・最
大幅寸法、θ・・傾き角。 C以下余白)
Claims (1)
- 1.シリンダ軸線を縦向きとして燃焼室を側面視した
とき、この燃焼室を構成するほぼ円錐台形のキャビティ
をシリンダヘッドに形成し、上記キャビティの高さ寸法
をその下端の最大幅寸法以上の大きさとし、上記キャビ
ティの頂部に燃料噴射弁の燃料噴射口を位置させると共
に、同上キャビティの上下中途部に点火プラグの放電部
を臨ませた燃料噴射式2サイクルエンジンの燃焼室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2207068A JP2934784B2 (ja) | 1990-08-04 | 1990-08-04 | 燃料噴射式2サイクルエンジン |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0491316A true JPH0491316A (ja) | 1992-03-24 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0599412A1 (en) * | 1992-11-27 | 1994-06-01 | General Motors Corporation | Two-stroke cycle internal combustion engine |
-
1990
- 1990-08-04 JP JP2207068A patent/JP2934784B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0599412A1 (en) * | 1992-11-27 | 1994-06-01 | General Motors Corporation | Two-stroke cycle internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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