JPH048938B2 - - Google Patents

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JPH048938B2
JPH048938B2 JP22985886A JP22985886A JPH048938B2 JP H048938 B2 JPH048938 B2 JP H048938B2 JP 22985886 A JP22985886 A JP 22985886A JP 22985886 A JP22985886 A JP 22985886A JP H048938 B2 JPH048938 B2 JP H048938B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、可変成形ビームを用いた電子ビーム
描画方法に係わり、特にビーム寸法設定の高精度
化をはかつた電子ビーム描画方法に関する。
(従来の技術) 従来、可変成形ビームを用いた電子ビーム描画
装置において、ビーム寸法を制御する場合、ビー
ム寸法を可変する偏向器に2条件のある電圧を与
えた時のビーム寸法をそれぞれ実測し、その2つ
の電圧条件とビーム寸法実測値とから、任意のビ
ーム寸法を与える電圧を算出する方法が取られて
いた。この場合には、ビームエツジ分解能より小
さいビーム寸法でのビーム寸法測定に問題がある
ため、ビームエツジ分解能より十分大きいビーム
寸法を選ばざるを得ず、微小ビーム寸法では外挿
値となり誤差が大きくなる問題があつた。
この問題を避けるため、ビーム寸法の代りにビ
ーム電流を測定し、上記電圧条件とビーム電流実
測値との関係から任意のビーム寸法を与える電圧
を算出する方法が提案されている。これは、ビー
ム電流はビーム寸法がどのような値でも高精度で
測定できることに注目したものである。
しかしながら、この方法を実際に応用して描画
を試みた結果、次のような問題点があることが明
らかとなつた。即ち、ビーム寸法が比較的大きい
寸法のビームで描画したパターンは高精度である
が、小さい寸法のビームでビーム位置をずらしな
がら形成したパターンは必ずしも高精度になら
ず、ある場合には設計寸法より大きくなり、別の
場合には設計寸法より小さくなり正常に制御でき
ないことが明らかとなつた。この原因は、例えば
x方向のビーム寸法を変化させた時、y方向のビ
ーム寸法も僅かに変化すること、ビーム電流の測
定に僅かに誤差があること等で、ビーム電流とデ
ータ上のビーム面積との間に比例関係が成立しな
くなるためであることが判つた。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来方法では、ビーム寸法指定値と
実際のビーム寸法との間に誤差があり、特に多数
の微小寸法ビームで描画したパターンに設計寸法
との誤差が大きいと云う問題があつた。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、多数の微小なビーム寸
法で形成したパターンであつても高精度に描画す
ることができ、全体としての描画精度の向上をは
かり得る電子ビーム描画方法を提供することにあ
る。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の骨子は、パターンの単位面積当りのド
ーズを、大きい寸法のビームを用いた場合も小さ
い寸法のビームを用いた場合も等しくすることに
ある。
描画パターンの精度が保たれるための必要条件
の一つは、パターンの単位面積当りのドーズが、
大きい寸法のビーム及び小さい寸法のビームを用
いた場合も等しくなることである。従来方法の場
合、小さい寸法のビームの場合も大きい寸法のビ
ームの場合もビーム電流の誤差が同程度であつ
た。従つて、ドーズの誤差はビーム寸法が小さく
なるに従つて相対的に大きい誤差となり、微小な
寸法で描画したパターンの精度が安定しなかつ
た。従つて、測定されたビーム電流をデータ上の
ビーム寸法で割算することによりドーズに変換
し、この値が種々のビーム寸法で等しくなるよう
制御を行えばよい。
本発明はこのような点に着目し、可変成形ビー
ムを用いて所望パターンを描画する電子ビーム描
画方法において、前記ビーム寸法を制御する際
に、予め少なくとも3条件のビーム寸法の指定値
でビーム電流をそれぞれ測定し、該ビーム電流を
上記ビーム寸法指定値から決まるデータ上のビー
ム面積で除算した (ビーム電流)/(ビーム面積)n 0<n≦1 の値が許容範囲内となるよう、ビーム寸法制御の
パラメータを制御しておくようにした方法であ
る。
(作用) 上記方法であれば、大きい寸法のビームを用い
た場合も小さい寸法のビームを用いた場合も、パ
ターンの単位面積当りのドーズが略等しくなる。
このため、ビーム寸法の大きさに拘らず、パター
ンを設計寸法通りに描画することが可能となる。
実際、0.05,0.1,0.25,0.5[μm]のビームを走
査して0.5[μm]のパターンを形成した場合、従
来方法のビーム制御を行つた時、最大0.2[μm]
の変動があつた。これに対し、本発明方法を用い
ることによつて、その差を0.05[μm]以下に小さ
くすることが可能であつた。
(実施例) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によつて説
明する。
第1図は本発明の一実施例方法に使用した電子
ビーム描画装置を示す概略構成図である。図中1
1は電子銃であり、この電子銃11から放出され
た電子ビームはコンデンサレンズ12により集束
されて第1のビーム成形用アパーチヤマスク13
に照射される。アパーチヤマスク13のアパーチ
ヤ像は投影レンズ14により第2のビーム成形用
アパーチヤマスク15上に結像される。そして、
上記第2のビーム成形用アパーチヤマスク15の
アパーチヤ像が、対物レンズ16により試料面1
7上に結像照射されるものとなつている。
第1のアパーチヤマスク13と投影レンズ14
との間にはビーム寸法可変用偏向器18が配置さ
れており、この偏向器18によりビームを偏向す
ることにより、第2アパーチヤマスク15上にお
ける第1アパーチヤ像位置が変化し、試料面17
上に結像されるビームの寸法が可変することにな
る。さらに、対物レンズ16の下方にはビーム走
査用偏向器19が配置されており、この偏向器1
9により上記寸法制御されたビームが試料面17
上で走査されるものとなつている。
また、図中20はCPUであり、このCPU20
にはフアラデーカツプ21により検出されたビー
ム電流量が電圧増幅器22及びデジタルボルトメ
ータ23を介して供給される。CPU20では、
上記入力した情報に基づいて偏向信号が求めら
れ、この偏向信号がD/A変換器(以下DACと
略記する)24,25にそれぞれ送出される。
DAC24でD/A変換された信号は、増幅器2
6を介して前記ビーム寸法可変用偏向器18の一
方の電極に印加される。さらに、DAC25で
D/A変換された信号は、増幅器27を介して前
記ビーム寸法可変用偏向器18の他方の電極に印
加される。そして、偏向器18に印加される電圧
により、第2図に示す如くアパーチヤ15aとア
パーチヤ13aの像13a′との重なり部分(図中
斜線部)が可変し、これによりビーム寸法が可変
するものとなつている。なお、この実施例では、
可変ビームの寸法はx方向に変化し、y方向は一
定とした。
次に、上記装置を用いた場合のビーム寸法設定
方法について説明する。まず、偏向器18に最大
寸法を与える電圧を与え、この時のビーム寸法を
測定する。そして、この値が最大寸法と等しくな
るまで電圧が調整される。ここで、上記ビーム寸
法の測定には、試料面17上に金等の微粒子28
等を配置しておき、この微粒子28上でビームを
走査したときの反射電子信号を検出すればよい。
また、最大寸法以外の寸法のビームを決める場
合、 (ビーム寸法)/(電圧変化)=ゲインG を与える信号Pとオフセツト値を与える信号Qと
で他のビーム寸法も調整する。その場合、フアラ
デーカツプ21を鏡筒の真下に移動させ、ビーム
寸法を変化させた場合のビーム電流を測定し、そ
の測定値を用いてビーム寸法を調整する。
第3図に実線Aで示すのはビーム寸法の指定値
とビーム電流との関係である。ビーム寸法指定値
とビーム電流とが比例関係になれば、これらは略
正しく調整されていると言える。ところが、この
条件で種々のビーム寸法で形成したパターンの寸
法を測定した結果を第4図に曲線Dで示す。この
図から、ある線幅がどのようなビームで分割され
ているかによつて寸法が異なることが判り、これ
が高精度描画を妨げる要因となる。なお、この例
では、第5図に示す如く0.8[μm]のパターンを
1〜8本のビームでそれぞれ描画した場合の抜き
寸法を示している。
この寸法変動の原因を調べるため、第3図の実
線Aのデータを各ビーム寸法で割算することによ
り電流密度分布を算出した。その結果を第3図に
破線Bで示す。BとDを比較すれば明らかなよう
に、電流密度の大きい寸法で描画したパターンは
パターン寸法が大きく、電流密度の小さいビーム
で描画したパターンは寸法が小さくなることが判
明した。
以上の実験事実を考慮し、ドーズが全てのビー
ム寸法で1[%]以内の精度になるようにビーム
寸法決定のソフトウエアを変更した。その方法
は、先に述べた方法と略同様で、集束条件とし
て、各寸法でのドーズ偏差が最小になる条件とし
た。この方法でビーム寸法を調整した結果を第3
図に一点鎖線Cで示す。これから、ドーズ偏差が
1[%]以内にあることが判る。また、この条件
で描画したパターンの寸法を測定した結果を第4
図に曲線Eで示す。D,Eを比較して明らかなよ
うに、従来方法では大きなパターン寸法誤差(特
に小さい径のビームを用いた場合)が生じていた
のに対し、本実施例方法ではバラツキの範囲内で
全てのビーム寸法で描画したパターン寸法は等し
くなつているのが判る。
このように本実施例方法によれば、ビーム電流
−ビーム寸法の比例関係から、電流密度一定の関
係に評価関数を代えることにより、図形パターン
ぱどのような寸法のビームに分割されていても、
同じ寸法のパターンに描画できるようになる。こ
れは、レジストに与えられるドーズが一定になる
からと考えられる。従つて、可変成形ビームを用
いた場合に問題となるビーム寸法の違いによるパ
ターン寸法誤差を小さくすることができ、描画精
度の向上をはかり得る。
なお、本発明は上述した実施例方法に限定され
るものではない。例えば、前記ビーム寸法はx方
向のみならず、y方向にもビーム寸法を可変する
ものであつてもよい。この場合、ビーム電流を除
算するためのビーム寸法指定値の代りに、(x方
向のビーム寸法指定値)×(y方向のビーム寸法指
定値)、即ちデータ上のビーム面積を用いればよ
い。また、実施例ではドーズ一定とするために全
てのビーム寸法で (ビーム電流)/(ビーム面積) の値が許容範囲内となるように制御したが、必ず
しも全てのビーム寸法でこの制御を行う必要はな
く、一般には(大,中,小)の少なくとも3条件
のビーム寸法で行えば十分である。
また、小さいビーム面積でのビーム電流の精度
を必要以上に高精度で制御する必要を避けるため
に、 (ビーム電流)/(ビーム面積)n 0<n<1 を評価関数としてもよい。この場合、自動プログ
ラムを短時間で収束させることが可能となる。そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、可変成形
ビームのビーム寸法を制御する際に、 (ビーム電流)/(ビーム面積)を全てのビー
ム寸法の組合わせで一定とすることによつて、描
画されたパターンのレジストへのドーズを一定と
することができる。従つて、パターンがどのよう
なビーム寸法の組合わせで描画されたとしても同
じ寸法に現像されるので、高精度のパターン形成
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例方法に使用した電子
ビーム描画装置を示す概略構成図、第2図は上記
装置の要部構成を示す模式図、第3図はビーム寸
法とビーム電流及びドーズ偏差との関係を示す特
性図、第4図はビーム寸法とパターン抜き寸法と
の関係を示す特性図、第5図は描画すべきパター
ンの分割例を示す模式図である。 11……電子銃、12,14,16……電子レ
ンズ、13,15……ビーム成形用アパーチヤマ
スク、17……試料面、18……ビーム寸法可変
用偏向器、19……ビーム走査用偏向器、20…
…CPU、21……フアラデーカツプ、28……
微粒子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可変成形ビームを用いて所望パターンを描画
    する電子ビーム描画方法において、前記ビーム寸
    法を制御する際に、予め少なくとも3条件のビー
    ム寸法の指定値でビーム電流をそれぞれ測定し、
    該ビーム電流を上記ビーム寸法指定値から決まる
    データ上のビーム面積で除算した (ビーム電流)/(ビーム面積)n 0<n≦1 の値が許容範囲内となるよう、ビーム寸法制御の
    パラメータを制御しておくことを特徴とする電子
    ビーム描画方法。 2 前記可変成形ビームは、x方向及びy方向の
    少なくとも一方にその寸法を可変されることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子ビーム
    描画方法。 3 前記可変成形ビームの寸法がx,y方向の一
    方のみ可変される時、前記測定されたビーム電流
    を上記可変される方のビーム寸法指定値で除算し
    た (ビーム電流)/(ビーム寸法指定値) の値が許容範囲内となるよう、ビーム寸法制御の
    パラメータを制御しておくことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の電子ビーム描画方法。
JP22985886A 1986-09-30 1986-09-30 電子ビ−ム描画方法 Granted JPS6386432A (ja)

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