JPH04883A - Ｃｃｄセンサの出力処理回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、イメージセンシング信号を出力するＣＣＤ
センサの出力処理回路、特に暗電流特性の異なる複数の
センサの出力信号を、歪無く均等な信号にする出力処理
回路に関する。

［従来の技術］ 第３図は、従来のＣＣＤセンサの出力処理回路を示す回
路図である。

図において、端子（１）及び（２）にはそれぞれ図示し
ないＣＣＤセンサが接続される。端子（１）には感度調
整ボリウム（３）、第１のトランジスタ（Ｔ　ｒ　１）
　、直流成分遮断コンデンサ（５）、信号合成用のアナ
ログスイッチ（１１）、第３のトランジスタ（Ｔ　ｒ　
３）及び８力端子（１５）が順次接続されている。

同様に、端子（２）には、他方の感度調整ボリウム（４
）、第２のトランジスタ（Ｔｒ２）、直流成分遮断用コ
ンデンサ（６）、信号合成用アナログスイッチ（１３）
が順次接続され、第３のトランジスタ（Ｔ　ｒ　３）に
一方のＣＣＤセンサに係る回路と並列に接続されている
。これらの系に定電圧を供給するため、電圧供給用アナ
ログスイッチ（７）及び（８）が、それぞれ直流成分遮
断コンデンサ（５）及び（６）の出力側に接続されてい
る。これら電圧供給用アナログスイッチ（７）、（８）
はスイッチング信号入力端子（９）からの信号によって
制御され、信号合成用のアナログスイッチ（１１）及び
（１３）のうち一方のアナログスイッチ（１１）はスイ
ッチング信号入力端子（１２）よりの信号、他方のアナ
ログスイッチ（１３）はスイッチング信号入力端子（１
４）よりの信号によって、それぞれ制御される。

電圧供給アナログスイッチ（７）及び（８）は、共通の
定電圧発生回路（１０）から定電圧を供給されている。

このように形成された従来の出力処理回路において、図
示しない２個のＣＣＤセンサの出力信号は、それぞれ端
子（１）１及び（２）とに入力される。

ＣＣＤセンサ間の感度が均一でない場合、感度調整ボリ
ウム（３）及び（４）で調整され、ＣＣＤセンサの出力
は直流成分遮断コンデンサ（５）、（６）へ送られる。

一方、センサ出力信号のオフセットレベルのタイミング
パルスがスイッチング信号入力端子（１２）、（１４）
から電圧供給用アナログスイッチ（７）、（８）に供給
されると、両型圧供給用アナログスイッチ（７）、（８
）が回路を閉じる。

このとき、定電圧発生回路（１０）からの電圧が直流成
分遮断コンデンサ（５）、（６）を介して第１及び第２
のトランジスタ（Ｔｒｉ）及び（Ｔｒ２）のバイアス抵
抗に印加される。

この結果、第１及び第２のトランジスタ（Ｔｒｌ）及び
（Ｔ　ｒ　２）から両センサ出力信号が出力され、それ
ぞれアナログスイッチ（１１）及び（１３）を介して第
３のトランジスタ（Ｔ　ｒ　３）に入力され、さらに出
力端子（１５）から外部出力される。さらに、それぞれ
スイッチング信号入力端子（１２）、（１４）からスイ
ッチングパルスを供給することによって、アナログスイ
ッチ（１３）及び（１４）の逆相の開閉が繰り返される
。出力端子（１５）から出力される信号は所定周期でＣ
ＣＤセンサ出力を交番切替して得られる合成された単一
の信号となる。

第４図は、両ＣＣＤセンサの出力信号（Ｖｏｕｔ）間に
おいて、暗電流の不均一等の理由によって、直流成分の
不一致が生じている場合の例を示している。この場合、
一方の電圧供給アナログスイッチ（７）及び（８）を制
御するタイミングパルスの調整、又は定電圧発生回路（
１０）の出力電圧の調整によりかかる不一致が解消する
。すなわち、前者では直流成分遮断用コンデンサ（５）
及び（６）を第１及び第２のトランジスタ（Ｔｒｌ）及
び（Ｔ　ｒ　２）のバイアス抵抗による充電時定数が調
整され、後者では充電電圧が調整されるため、バイアス
抵抗の電圧が適当に設定される結果、直流成分の差異が
補償される。

また、第５図は、ＣＣＤセンサ間の感度が異なる場合を
示すもので、この場合は、感度調整ボリウム（３）及び
（４）のいずれか一方又は両方を調整することにより、
出力信号（Ｖｏｕｔ）を同レベルにして不均一さをなく
すことができる。

［発明が解決しようとする課題〕 従来のＣＣＤセンサの出力処理回路は、以上のような構
成であったため、２つのＣＣＤセンサの間に暗電流の不
均一がある場合に、両出力信号を歪なく合成することが
不可能であった。

この発明は、かかる課題を解決するためになされもので
、複数のＣＣＤセンサの間に生ずる暗電流の不均一を調
整し、複数のＣＣＤセンサ出力の信号を無歪なく合成で
きる出力処理回路を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るＣＣＤセンサの出力処理回路は、複数の
電圧供給アナログスイッチにそれぞれ個別に定電圧を供
給する定電圧発生回路を設けるものである。

［作用コ この発明によるＣＣＤセンサの出力処理回路においては
、各ＣＣＤセンサに対応して設けられた定電圧発生回路
が対応する電圧供給アナログスイッチに個別に定電圧を
供給するため、対応するＣＣＤセンサからの出力信号の
直流成分が個別に決定される。このため、暗電流等によ
るＣＣＤセンサの直流成分の不均一、感度不均等が個々
の定電圧発生回路により調整される。

［実施例コ 次に、第１図及び第２図に示す実施例によってこの発明
を更に詳細に説明する。

この実施例においては、電圧供給用スイッチ（７）及び
（８）は、それぞれ別個に設けられた定電圧発生回路（
１６）及び（１７）に接続されている。

このように構成されたこの実施例によるＣＣＤセンサの
出力処理回路において、端子（１）への入カニ係るＣＣ
Ｄセンサと端子（２）への入カニ係るＣＣＤセンサの感
度が不均一な場合は、この感度を感度調整ボリウム（３
）及び（４）によって調整することができる。

また、ＣＣＤセンサ間に暗電流の不均一が生じている場
合、定電圧発生回路（１６）及び（１７）の一方又は両
方のボリウムを調整して、両者の暗電流の差分に相当す
る直流電圧差を発生させてこれを補正する。

第２図には、かかる補正を受けた結果得られる出力端子
（１５）からの出力が示されている。

ここで、両ＣＣＤセンサが共に入光量零の時、一方のＣ
ＣＤセンサの暗電流か大きく暗電流差がΔｉだけ有ると
する。この実施例においては、定電圧発生回路（１６）
及び（１７）の一方又は両方を調整することにより、電
圧供給用アナログスイッチ（７）及び（８）への供給電
圧にΔｉの差分を含めておけば、第２図（ａ）のように
出力を補正して、第２図（ｂ）に示すように両ＣＣＤセ
ンサの出力を共に零とし一致させることができる。

この結果、後段回路が誤動作しなくなる。

なお、ここで用いるＣＣＤセンサは、別々のチップ上に
形成しても、あるいはまた１つのチップ上にビルトイン
してもよい。

［発明の効果］ この発明は以上説明したとおり、定電圧をＣＣＤセンサ
毎に供給することとしたことにより、複数のＣＣＤセン
サの暗電流等のばらつきによるノイズを除去することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるＣＣＤセンサの出力
処理回路の構成を示す回路図、第２図（ａ）及び（ｂ）
はこの実施例の動作を示す波形図、第３図は従来のＣＣ
Ｄセンサの出力処理回路の一例構成を示す回路図、第４
図及び第５図は従来の回路による出力信号の不均一を説
明する波形図である。 図中、（１）及び（２）は端子、（３）及び（４）は感
度調整ボリウム、（５）及び（６）は直流成分遮断コン
デンサ、（７）及び（８）は電圧供給用アナログスイッ
チ、（９）はスイッチング信号入力端子、（１０）、（
１６）及び（１７）は定電圧発生回路、（１１）及び（
１３）は信号合成用アナログスイッチ、（１２）及び（
１４）はスイッチング信号入力端子、（１５）は出力端
子である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　弁理士　吉　１）研　二 （外２名） ＋１２■ ＝Ｉ２Ｖ 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. それぞれ異なるＣＣＤセンサに接続され対応するＣＣＤ
   センサの出力感度を調整する複数の感度調整ボリウムと
   、感度調整ボリウムを介して対応するＣＣＤセンサに定
   電圧を供給する複数の電圧供給用アナログスイッチと、
   電圧供給用アナログスイッチに前記定電圧を供給する複
   数の定電圧発生回路と、対応する感度調整ボリウムから
   対応するＣＣＤセンサの信号成分をとりこみ出力側に送
   る複数の信号合成用アナログスイッチと、を備えるＣＣ
   Ｄセンサの出力処理回路。