JPH0487772A - ブラスト加工装置 - Google Patents

ブラスト加工装置

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JPH0487772A
JPH0487772A JP20128490A JP20128490A JPH0487772A JP H0487772 A JPH0487772 A JP H0487772A JP 20128490 A JP20128490 A JP 20128490A JP 20128490 A JP20128490 A JP 20128490A JP H0487772 A JPH0487772 A JP H0487772A
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JP
Japan
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abrasive material
tank
cabinet
conduit
recovery tank
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JP20128490A
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English (en)
Inventor
Keiji Mase
恵二 間瀬
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Fuji Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Fuji Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0487772A publication Critical patent/JPH0487772A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、被加工物に研掃材を噴射し、該研掃材を回収
して再使用するブラスト加工装置に関する。
【従来の技術】
従来のブラスト加工装置においてZよ、被加工物に研掃
材を噴射した後、該研掃材中の再使用可能な研掃材を回
収するために種々の装置が用いられている。例えば、一
般的に使用されているブラスト加工装置としては、第4
図に示すように、被加工物Wを収容してブラスト加工処
理を行うためのキャビネット31を備え、該キャビネッ
ト31の上方には研掃材回収タンク33が設けられ、こ
のタンク33の下端は管41を介してノズル32に連通
しており、該ノズル32から被加工物Wに向けて研掃材
回収タンク33内の研掃材36を噴射するように構成し
ている。そして、キャビネット31の下部のホッパ38
と前記研掃材回収タンク33とは導管43を介して連通
され、前記ノズルから噴射された研掃材36やその時生
した粉塵は、研掃材回収タンク33内の負圧により生し
る気流、すなわちキャビネット31から導管43を介し
て研掃材回収タンク33へ流れる気流によって研掃材回
収タンク33内へ回収するように構成されている。そし
て、導管43の下方部は管内の気流がスムーズに流れる
ことを意図して第4図に示すように湾曲部45を形成し
ている。 また、他の装置としては、同図に示すキャビネット31
の下部のホッパ38と研掃材回収タンク33に連通する
ダクト内に、図示せざるスクリューコンベアまたはパケ
ットコンベアなどを設けて、キャビネット31下部のホ
ッパ38に落下した研掃材、および被加工物や研掃材か
ら生じた粉塵を前記スクリューコンベアまたはパケット
コンベアにより機械的にキャビネット31の上方の研掃
材回収タンク33に回収するように構成している。
【発明が解決しようとする課jl!】
従来の第4図に示すキャビネット31から導管43を介
して研掃材36へ流れろ気流によって研掃材や粉塵を回
収するブラスト加工装置30においては、ダストコレク
タに備えた排風機などにより、研掃材回収タンク33内
の空気が該研掃材回収タンク33に連通する管を介して
吸引されるために、研掃材36および研掃材回収タンク
33に連通する導管43内が負圧になり、導管43内に
は上昇気流が発生し、この上昇気流によりキャビネット
31内の研掃材や粉塵が浮遊して研掃材回収タンク33
内に回収される。前記気流による研掃材の回収能力(息
下「回収能力」という)にはスクリューコンベアやパケ
ットコンベアなどの機械的な回収装置に比べておのずと
限界が生じるものである。 しかしながら、この装置は構造が簡単であることや、キ
ャビネット内は常に負圧になっているのでキャビネット
31のすき間などにより外気が進入することはあっても
、逆に粉塵がキャビネット31より外へ洩れることはな
いので環境衛生上の効果などの理由により、市場性が高
い装置となっている。 したがって、気流による研掃材の回収装置を備えるブラ
スト加工装置30における回収能力を向上させることは
重要な課題であった。 そこで、本出願人は第5図に示すように、上記のブラス
ト加工装置30のキャビネット31の下部に設けたホッ
パ38の下端に連通ずる導管43の下方部の湾曲部45
に、図示せざる圧縮機からの圧縮空気を吹き付けて回収
能力の向上を図っている。 実際、圧縮空気を吹き付けず、負圧だけの場合の回収能
力は1分間に30kgの研掃材を回収できるが、同一構
造で上記のように圧縮空気を吹き付けた場合の回収能力
は45 k g / m i nとなり50%増という
大きな効果を上げている。 しかしながら、第4図および第5図に示すような装置で
は、運転するにつれて導管43内を上昇できずに落下し
た研掃材が湾曲部45の管の曲がりの外側付近に滞留し
てしまい、該滞留した研掃材を頻繁に除去しなければな
らないという問題点が生じていた。 ブす また、前出圧縮空気を吹き娑ける手段によると、回収速
度を上げることになるが、回収速度の上昇ば研掃材の摩
耗を激しくするため(速度の2〜3乗に比例する摩耗)
、回収速度の増大には自ら上限がある。 さらに、このような構造での気流による回収装置は、依
然として回収能力に限界があるために、鋼球などのよう
に重い研掃材の場合は、スクリューコンベアまたはパケ
ットコンベアなどの機械的な回収装置を用いているが、
この機械的な回収装置はスクリューコンベアやバケツト
コンベーアの設備や保守点検用の安全棚を設けるなどの
付帯設備が必要となり、前述のブラスト加工装置の気流
による回収装置に比べてはるかに高価になるという問題
点があった。 本発明は、叙上の問題点を解決するために開発されたも
ので、ブラスト加工装置において、ブラスト加工の際に
キャビネット内に噴射した研掃材およびその時発生した
粉塵を前記研掃材回収タンク内に回収する回収能力を向
上し、ガラスピーズ、鋼球などのような比重の大きい研
掃材をも回収できろようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のブラスト加工装置
10においては、被加工物を収容してブラスト処理を行
うためのキャビネット31を備え、該キャビネット31
に付設された研掃材回収タンク33を有し該回収タンク
33の下端を管41を介して前記キャビネット31内に
設けたノズル32に連通し前記研掃材回収タンク33を
ダストコレクタ34に連通し前記研掃材回収タンク33
を負圧に維持してなる装置であり、キャビネット31の
下部にホッパ12を設け、略垂直に立設した導管11の
下端に前記ホッパ12の最下端を連通し、前記導管11
の上端を研掃材回収タンク33に連通したものである。 また、被加工物を収容してブラスト処理を行うためのキ
ャビネットを備え、該キャビネット内でブラスト加工し
た研掃材を回収する研掃材回収タンクを有し該回収タン
クの下端を管を介して前記キャビネット内に設けたノズ
ルに連通ずると共に前記研掃材回収タンクをダストコレ
クタに連通し前記研掃材回収タンクを負圧に維持してな
るブラスト加工装置において、キャビネットの下部に設
けた示ソバの最下端に整流タンクを連設し、該整流タン
クの上方に導管を略垂直に立設し、該導管の下端を前記
整流タンク内に突出し、該突出部の下端の吸気口を整流
タンク内の底面に間隔を介して臨ませると共に、前記導
管の突出部の外周および整流タンクの内壁との間に、そ
れぞれ間隔を介して整流管を装着したものである。 さらに、被加工物を収容してブラスト処理を行うための
キャビネットを備え、該キャビネット内でブラスト加工
した研掃材を回収する研掃材回収タンクを有し該回収タ
ンクの下端を管を介して前記キャビネット内に設けたノ
ズルに連通ずると共に前記研掃材回収タンクをダストコ
レクタに連通し前記研掃材回収タンクを負圧に維持して
なるブラスト加工装置において、導管の下端の吸気口の
下方に、間隔を介して研掃材を収容するための受皿を設
け、該受皿の上方にかつ導管の周囲にホッパの最下端か
ら落下するVF掃材を貯留するための補助タンクを設け
、該補助タンクの下端にかつ導管の外周近傍に円形状に
複数個の貫通孔を適宜間隔を介して設けると共に、前記
受皿の側壁又は該受皿の上方と補助タンクの下面との間
に、外気を吸入するための孔又は間隔を全周に設けたも
のである。 また、キャビネットの上方に研掃材回収タンクを設け、
キャビネットの下部に設けたホッパの最下端に連通ずる
略垂直に立設した導管の上端を前記研掃材回収タンクに
連通ずるものである。 さらに、キャビネットの下部に設けたホッパの最下端に
連通ずる前記略垂直に立設した導管の上端を、キャビネ
ットとは別に設置した研掃材回収タンクに連通ずること
ができる。 また、上記の装置を吸込式あるいは直圧式のブラスト加
工装置に用いることができる。
【作用】
上記のように構成されたブラスト加工装置10のキャビ
ネット31内に被加工物Wを収容し、図示せざる圧縮機
からの圧縮空気をノズル32に供給すると、この圧縮空
気の吸引力を受けて研掃材回収タンク33内の底部から
供給されたFif掃材が管41を介してノズル32に導
かれ、このノズル32から圧縮空気と共に被加工物Wに
向けて噴射される。この時発生する粉塵と再使用可能な
研掃材はキャビネット31の下部に設けたホッパ12へ
落下し、ホッパ12の最下端から整流タンク50もしく
は受皿56及び補助タンク57を介して、あるいは直接
導管11の最下端へ誘導される。そしてダストコレクタ
34に生じさせる吸引力により研掃材回収タンク33や
導管11内は負圧であるため、導管11内には研掃材回
収タンク33内への上昇気流が発生し、乙の上昇気流に
より前記ホッパ12の最下端すなわち導管11の下端に
ある研掃材や粉塵等は上昇する。 この場合、導管11は研掃材や粉塵が集まっている核部
の最下端から上端部付近までが略垂直であるので、導管
11内の気流はほとんど最下端の付近から上端にかけて
層流状態となる。特に導管11の最下端において1.f
WI造上、乱流が発生するが、その最下端直上付近から
比較的早く層流に回復することになる。したがって、導
管11の最下端にある研掃材や粉塵は乱流によって導管
11の上方へ巻き上げられる。と同時にその上方におい
ては層流状態の気流により導管11内にほとんど均等な
密度の分布状態で上昇することになる。そのt:めに、
研掃材や粉塵の粒子(ま個々にその全周囲に下方からの
上昇気流の影響を受けて浮力が発生することになり、全
体的に回収能力が増大する。 【実施例] 第1実施例について図面を参照して説明すると、第1図
(A)において、10は本発明のブラスト加工装置を示
しており、被加工物Wを収容してブラスト加工処理を行
うための作業口を備えるキャビネット31を備え、この
キャビネット31内にはサレド等の研掃材を噴出するノ
ズル32が設けられ、このノズル32には管44を連結
し、この管44は図示せざる圧縮機に連通しており、こ
の圧縮機から圧縮空気が供給される。キャビネット31
の上方には研掃材回収タンク33が設けられ、このタン
ク33の下端が管41を介して前記ノズル32に連通さ
れる。タンク33内の研掃材36は重力あるいは所定の
圧力を受けてタンク33から落下し、前記管44により
ノズル32へ導かれ圧縮空気と共にキャビネット31内
へ噴射される。 キャビネット31の下部にはホッパ12が設けられてお
り、該ホッパ12の最下端がキャビネット31の側壁面
付近あるいは外側に位置するように構成し、このホッパ
12の最下端に直径90mm〜200 m m好ましく
は90−m m〜120 m mの導管11の下端を連
通すると共に、該導管11を略垂直に立設し、導管11
の上端を研掃材回収タンク33の上方側面に連通してい
る。また、タンク33の上端には管42の一端が連通し
、この管42の他端がダストコレクタ34に連通する。 このダストコレクタ34には前記タンク33内に回収さ
れた粉!I37がタンク内の気流によって管42を介し
て導かれてダストコレクタ34の底部に集積され、正常
な空気がダストコレクタ34の上部に設けられた排風[
39から放出される。そして、キャビネット31内底部
の示ツバ12に落下した研掃材、および被加工物や研掃
材から生した粉塵がキャビネット31内から導管11を
介してダストコレクタ34によって発生する気流により
タンク33内へ回収するように構成される。 尚、第1図(A)中35は出入口で、キャビネット31
内への被加工物Wの投入、取出しを行う。 なお、ホッパ12の最下端に落下した研掃材を導管11
下端の全外周縁から均等に上昇させるために、上記実施
例の導管11とホッパ12の最下端との連通部分を第1
図(B)又は同図(C)に示すように構成することがで
きる。 第1図(B)の実施例について、図を参照して説明する
と、ホッパ12の最下端には、該ホッパ12に連通ずる
整流タンク51を設け、該整流タンク51の上方に導管
11を略垂直に立設し、導管11の下端を整流タンク5
1の上面からタンク51内に突出し、該突出部の下端の
吸気口53を整流タンク51内の底面付近に間隔を介し
て臨ませる。そして、導管11の突出部の周囲に整流管
52を間隔を介して装着し整流管52の外壁と整流タン
ク51の内壁との間、および整流管52の内壁と導管1
1の外壁との間隔を空気が流れるように構成されている
。なお、整流管52の下端縁は整流タンク51内の底面
との間に大きめの間隔を設けると共に導管11の吸込口
より下方に位置するように設けると良い。 次に、第1図(C)の実施例について、図を参照して説
明すると、導管11の下端の吸込口53の下方には研掃
材を収容するための受皿56を前記吸込口53に間隔を
介して設け、前記受皿56の上方には導管11の周囲に
ホッパ12の最下端から流出する研掃材を貯溜するため
の補助タンク57を設け、該補助タンク57の下方には
補助タンク57内に貯溜した研掃材を前記受皿56内に
均等に落下させるための貫通孔58を複数個、導管11
の外周若しくはその近傍に環状に適宜間隔を介して設け
ている。 さらに受皿56の側壁又は上方の補助タンクとの間には
外気を流入゛させるための孔又は間隙を全周に均等に設
けている。 また、第2実施例について前述の第1実施例と同様の部
分は省略して第1図(D)を参照して説明すると、第1
実施例におけろ導管11はキャビネット31とは別途隣
接して設置された直圧装置60の上方に設けた研掃材回
収タンク33に連通している。 直圧装置60ば、上方に研掃材回収タンク33と、該タ
ンク33の下方にダンプバルブ62を介して研掃材圧送
用のタンク61が設けられ、このタンク61の下端が、
研掃材調整器63を介して管64に連通され、導管64
はキャビネット31内に設けたノズル32に連通してい
る。この直圧式の特徴は、前記タンク61内に圧縮空気
(4〜6kg/Cm2前後)を送り込めば、タンク61
の下部より前記圧縮空気によって研掃材が圧縮空気と共
に押し出されるようにして、管64内をノズル32方向
に向かって送給されノズル32内にて圧力エネルギーが
速度エネルギーに変化し、ノズル32より研掃材が圧縮
空気と共にキャビネット31内の被加工物へ噴射されろ
。 前記研掃材回収タンク33とタンク61の中間に設けら
れたダンプバルブ62を上下することにより、研掃材回
収タンク33とタンク61の縁を切ったり、連通させた
りするように構成している。 そして、図示せざるフットスイッチ又は、マイクロスイ
ッチを作動すると、電磁弁が作動してタンク61内のダ
ンプバルブ62が上がり、研掃材回収タンク33とタン
ク61との縁が切れると同時にタンク61内には圧縮空
気が充満する。この圧縮空気に押されたタンク61内の
研掃材と圧縮空気とがタンク61の下部の研掃材調整器
63内に入り、そこて空気と研掃材とが適当に混合され
て、管64内に入りノズル32より噴射される0次に、
前記スイッチを元に戻すと、タンク61内の圧縮空気が
研掃材回収タンク33内に逃げ出し、タンク61内は大
気圧になる。その直前にダンプバルブが下方に押し上げ
られると、直ちに研掃材の噴出は止まると同時に研掃材
回収タンク33とダンプバルブ62との間隙から、研掃
材回収タンク33の底部に集積されている研掃材が一気
にタンク61内に落下する。 次に上記実施例の作用について説明すると、ブラスト加
工装置10のキャビネット31へ出入口35から被加工
物Wを載置し、キャビネット31内に設けられたノズル
32には図示せざる圧縮機から管44を介して圧縮空気
が供給され、この圧縮空気の吸引力を受けて研掃材回収
タンク33の底部から供給された研掃材36が、管41
を介してノズル32に導かれ、このノズル32から圧縮
空気と共に被加工物Wの表面に向けて噴射される。 この時、すてに排風機39の回転によりダストコレクタ
34に吸引力が生じ、該ダストコレクタ34に管42を
介して連通する研掃回収タンク33内に負圧を生じきせ
るので、タンク33に連通する導管11を介してキャビ
ネット31内の空気を吸引し、キャビネット31から導
管11を介して研掃材回収タンク33内へと気流が発生
している。 したがって、導管11内では上昇気流が生じている。 研掃材36がノズル32から圧縮空気と共に被加工物W
に噴射されたときに発生する粉塵や再使用可能な研掃材
は、キャビネット31の下部のホッパ12へ落下してホ
ッパ12の最下端、つまり略垂直に立設している導管1
1の下端へ誘導されろ。このようにして導管11の下端
に到達した研掃材や粉塵等は既に導管11内に生じてい
る上昇気流により上昇し、研掃材回収タンク33内に回
収される。 なお、第1図(B)の実施例においては、キャビネット
31内の空気は同図CB)の矢印に示すようにホッパ1
2の最下端の整流タンク51へ流入し、該整流タンク5
1内では整流タンク51と整流管52間を上方へ上昇し
、次いで整流管52と導管11間で形成される通路を上
方から下降する。この間で気流は整流されて導管11の
下端の吸気口53へ流入し、導管11内で(よ整流され
た上昇気流となる。したがってこの上昇気流は導管11
の吸気口53の下方にある研掃材、すなわちホッパ12
から誘導されて整流タンク51の底面に流入してきた研
掃材を吸引して浮上させる。 また、第1図(C)の実施例においては、研掃材回収タ
ンク33内に生じた負圧により導管11を介して受皿5
6の側壁又+、1上方の補助タンク57との間に設けた
孔又は間隙から外気を吸引し、導管11内には上昇気流
が生じろ。そして、ホッパ12の最下端へと誘導された
研掃材は補助タンク57内に貯溜して補助タンク57の
下方に設けた貫通孔58から受皿56の底面上へ均等に
落下する。このとき落下した研掃材は前記気流に乗じて
導管11の吸気口53から吸引され導管11内の上昇気
流により上昇する。 研掃材が導管11内の上昇気流により回収されることは
従来の第4図および第5図のブラスト加工装置と同様で
あるが、本発明のブラスト加工装置10においては従来
のブラスト加工装置30と比べて回収能力に著しい効果
が見られた。 実際、本発明のブラスト加工装置10をキャビネット3
1の大きさや研掃材回収タンク33、およびダストコし
・フタ34の吸引力、研掃材の種類などの諸条件を従来
のブラスト加工装置30と同一にして行ったところ、研
掃材の回収能力は、従来の第4図のブラスト加工装置3
0ては約30kg / rrl l n z第5図の装
置では約45 k g / m inであったのに比へ
て、本発明のブラスト加工装置置10ては約60 k 
g / m i nとなり、非常に優れた結果を示すも
のてあった。 さらに、本出願人は従来の第4図と第5図との関係を考
慮して、本発明のブラスト加工装置10おいて導管11
の最下端の下方から上方へ向けて圧縮空気を吹き付けて
実験を行ったところ、回収能力は約30 k g / 
m i nに低下した。 上記の結果について分析すると、研掃材の回収能力は導
管11内の気流が均等な速度分布の層流状態にあるかど
うか、また研掃材の各粒子の分布状態、すなわち各粒子
間の距離の大小(以下「研掃材密度」という)に大きく
依存しているようである。特に、導管11の上端部付近
における層流状態および研掃材密度の状態の影響度が大
きいとし)える。 このことを説明するために、導管11下方からの上昇気
流によって研掃材の粒子21を上昇させる力について考
慮すると、粒子21が1個あるいは複数個であっても隣
接する粒子間の距離が大きい場合は、第2図(A)に示
すように気流の流れ方向に直交する粒子の周囲の領域(
以下「周域」という)の全周に渡って上昇気流が下方か
ら通過するので、粒子21に大きな浮力が発生する。し
かし、第2図(B)や同図(C)のように複数個の各粒
子21a、ilb、21c、21d、21erRの距離
が小さい場合、すなわち研掃材密度が高い場合は、上昇
気流が各粒子21a、21b。 21 c、  21 d、  21 eFIIを流れに
くくなり、個々の粒子の周域を通過する上昇気流の速度
が低下するので、個々の粒子に対する浮力は低下するこ
とになる。 さらに、気流が層流状態であれば、導管11の下方にお
いて上昇した研掃材の各粒子は各粒子間の距離のバラン
スを保ちながら比較的均等な研掃材密度の状態で上昇す
るが、乱流状態であると、局部的に研掃材密度が高くな
るのて、浮力は低下して落下する研掃材が生じる。 また、導管11の下端部付近において気流がより均等な
速度分布の層流であり管内の研掃材密度が均等であるこ
とが特に重要であることの理由として次のように説明で
きる。 ある流体がある一定速度の層流状態で流れる管内の流体
の速度分布は、入口付近において乱流が発生しても、一
定の助走区間を通過すると安定した速度分布の平衡状態
に達するのであるが、もし導管11の下端部付近におい
て不均等な研掃材密度の状態であると、前記助走区間に
達しないうちに前述の理由により各粒子は落下してしま
う可能性が高くなるからである。 以上のことから、本発明のブラスト加工装置10と従来
のブラスト加工装置30とを比較して考慮すると、先ず
本発明のプラスご加工装置10ては、キャビネット31
内からホッパ129−経て導管11内に流入する気流は
ホッパ12の最下端つまり導管11の下端入口において
、構造上、乱流が発生するが、導管11は下端部から略
垂直に立設しているので、気流は導管11内を下端部か
ら直上する。この場合、レイノルズ数Rが2000より
下の場合は入口の乱れ度をいかに大きくしても、管内の
流れは層流を保つという既知の実験値により、本発明の
装置においても比較的早く導管11の下方付近から層流
状態に回復し、導管11内の気流は安定した層流状態を
保つことになる。 したがって導管11の最下端にあろ研掃材や粉塵は構造
上発生した乱流によって導管11の上方へ巻き上げられ
ると同時にその上方へは比較的早く回復した層流状態の
気流により比較的均等な研掃材密度の状態で導管11内
を上昇することになる。 さらに、ホッパ12の最下端
と導管11の下端との連通部分が第1図(Bl又は同図
(C)のように構成すると、導管11の下端の吸気口5
3付近で整流されるので、該吸気口53付近においてよ
り早く層流状態に回復するため回収能力は向上する。 =方、第4図に示すように導管43の下方に湾曲部45
が形成されているブラスト加工装置30では、研掃材は
湾曲部45の部分で遠心力のために管の曲がりの外側へ
集中してしまい、核部の研掃材密度が局部的に高くなる
ために回収能力が低下するものと考えられる。 また、第5図に示すように湾曲部45に圧縮空気を吹き
付けた場合は、湾曲部45の曲がりの外側に集中した研
掃材を圧縮空気で強制的に上方へ吹き上げるのでその効
果が表われていると考えられるが、導管43内の上方に
は圧縮空気により流速が増大するので、乱流が発生する
と共に、曲がり管という構造上、曲がりの内側では乱流
発生の原因となり、湾曲部45を有する導管43ては、
導管内を比較的均等な速度分布に保つことはてきないと
いう構造上の限界が生していたと考えられる。 さらに、本発明のブラスト加工装置において、導管11
の最下端の下方から上方へ向けて圧縮空気を吹き付けた
場合は、圧縮空気を吹き付けることにより、導管11内
に生じていた比較的均等な速度分布の層流状態を破壊す
る乙とになり、前述したように回収能力の低下という結
果が表われたものである。 なお、第3図(A)、第3図(B)は第4図に示す従来
例と本発明の実施例とを、同一条件下で行って得られた
研掃材の回収能力のデータを示すものて、この結果を比
較、分析するために、特定の条件下での比較表を下表の
ようにまとめた。 (注) 他の条件 回収タンク: φ500 モータ出カニ 1.5kW 上記の表のように、本発明のブラスト加工装置10にお
ける回収能力は従来例に対して約2倍あるいは2倍以上
を示しており、大変優れた結果を示している。尚上記デ
ータにおける本発明装置において第1図(B)及び同図
(C)の実施例(ま共に略同様の回収能力を有すること
が判明した。 また、直径0.6mmの鋼球を用いた実験では、従来例
では風速32.4m/secて9kg/minλ 本願発明ては風速35.キm/ s e cて17.7
k g / m i nで、約2倍の回収能力を示した
。 さらに、回収能力を増大させるために導管内の風速を増
加すると、研掃材の摩耗が著しくなるという問題点を解
決する良好な結果も得られた。 【発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、簡
単な構造でありながら飛躍的に研掃材の回収能力を向上
させ得るブラスト加工装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明装置の全体図、同図(B)は導管
11下端部の実施例を示す全体図、同図(C)は導管1
1下端部の他の実施例を示す部分図、同図(D)は本発
明装置の他の実施例を示す全体図、第2図(A)および
同図(B)、同図(C)は研掃粒子の浮遊状態図、第3
図(A)及び第3図(B)は研掃材回収能力の比較グラ
フを示したものてあり、第4図および第5図は従来のブ
ラスト加工装置の全体図を示すものである。 10 ブラスト加工装置、11・導管、12 ホッパ、
21・粒子、30 ・ブラスト加工装置、31 キャビ
ネット、32 ノズル、33・研掃材回収タンク、34
 ダストコレクタ、35・・出入口、36・−研掃材、
37・粉塵、38・・・ホッパ、39・・排風機、41
,42,44・・管、43 導管、45・・湾曲部、4
6 ダクト 特許出願人 株式会社不二製作所

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被加工物を収容してブラスト処理を行うためのキ
    ャビネットを備え、該キャビネット内でブラスト加工し
    た研掃材を回収する研掃材回収タンクを有し該回収タン
    クの下端を管を介して前記キャビネット内に設けたノズ
    ルに連通すると共に前記研掃材回収タンクをダストコレ
    クタに連通し前記研掃材回収タンクを負圧に維持してな
    るブラスト加工装置において、前記キャビネットの下部
    にホッパを設け、該ホッパの最下端を略垂直に立設した
    導管の下端に連通し、該導管の上端を研掃材回収タンク
    に連通したことを特徴とするブラスト加工装置。
  2. (2)被加工物を収容してブラスト処理を行うためのキ
    ャビネットを備え、該キャビネット内でブラスト加工し
    た研掃材を回収する研掃材回収タンクを有し該回収タン
    クの下端を管を介して前記キャビネット内に設けたノズ
    ルに連通すると共に前記研掃材回収タンクをダストコレ
    クタに連通し前記研掃材回収タンクを負圧に維持してな
    るブラスト加工装置において、キャビネットの下部に設
    けたホッパの最下端に整流タンクを連設し、該整流タン
    クの上方に導管を略垂直に立設し、該導管の下端を前記
    整流タンク内に突出し、該突出部の下端の吸気口を整流
    タンク内の底面に間隔を介して臨ませると共に、前記導
    管の突出部の外周および整流タンクの内壁との間に、そ
    れぞれ間隔を介して整流管を装着したことを特徴とする
    ブラスト加工装置。
  3. (3)被加工物を収容してブラスト処理を行うためのキ
    ャビネットを備え、該キャビネット内でブラスト加工し
    た研掃材を回収する研掃材回収タンクを有し該回収タン
    クの下端を管を介して前記キャビネット内に設けたノズ
    ルに連通すると共に前記研掃材回収タンクをダストコレ
    クタに連通し前記研掃材回収タンクを負圧に維持してな
    るブラスト加工装置において、導管の下端の吸気口の下
    方に、間隔を介して研掃材を収容するための受皿を設け
    、該受皿の上方にかつ導管の周囲にホッパの最下端から
    落下する研掃材を貯留するための補助タンクを設け、該
    補助タンクの下端にかつ導管の外周近傍に円形状に複数
    個の貫通孔を適宜間隔を介して設けると共に、前記受皿
    の側壁又は該受皿の上方と補助タンクの下面との間に、
    外気を吸入するための孔又は間隔を全周に設けたことを
    特徴とするブラスト加工装置。
  4. (4)キャビネットの上方に研掃材回収タンクを設け、
    キャビネットの下部に設けたホッパの最下端に連通する
    略垂直に立設した導管の上端を前記研掃材回収タンクに
    連通した請求項1、2又は3記載のブラスト加工装置。
  5. (5)キャビネットの下部に設けたホッパの最下端に連
    通する前記略垂直に立設した導管の上端を、キャビネッ
    トとは別に設置した研掃材回収タンクに連通する請求項
    1、2又は3記載のブラスト加工装置。
  6. (6)前記ブラスト加工装置が研掃材回収タンクの下端
    をキャビネット内に設けたノズルに管を介して連通し、
    ノズルに圧縮空気を送給するための管を連通した吸込式
    の装置である請求項1、2又は3記載のブラスト加工装
    置。
  7. (7)前記ブラスト加工装置が上方に研掃材回収タンク
    を設け、該研掃材回収タンクの下方にダンプバルブを介
    して研掃材圧送用のタンクを設けた直圧式の装置である
    請求項1、2又は3記載のブラスト加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188695A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Disco Abrasive Syst Ltd ウォータージェット加工装置
JP2009190108A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Tectoria:Kk 研磨装置
WO2014027575A1 (ja) * 2012-08-13 2014-02-20 新東工業株式会社 ショット処理装置

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