JPH048764A - エンジン用制振性樹脂成形品 - Google Patents

エンジン用制振性樹脂成形品

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Publication number
JPH048764A
JPH048764A JP11131790A JP11131790A JPH048764A JP H048764 A JPH048764 A JP H048764A JP 11131790 A JP11131790 A JP 11131790A JP 11131790 A JP11131790 A JP 11131790A JP H048764 A JPH048764 A JP H048764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
engine
nylon
vibration
damping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11131790A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Tsutsumi
大輔 堤
Toru Yoshida
徹 吉田
Koichi Sato
宏一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP11131790A priority Critical patent/JPH048764A/ja
Publication of JPH048764A publication Critical patent/JPH048764A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は、シリンダへソドカバー、ギヤケースなどに用
いる。制振性に優れたエンジン用制振性樹脂成形品に関
する。
〔従来技術〕
近年自動車に関しては、燃費向上という社会的要請に応
えて、その構成部品を金属からプラスチックに替えるこ
とにつき、研究がなされ、また実用化も進んでいる。
ナイロン樹脂材料は、金属材料に比較してその製品が軽
量であり、かつ、制振性、剛性、耐熱性耐油性等の点に
おいて各種の優れた性能を備えている。
そのため、近年、軽量化と騒音低減を目的として、自動
車用部品、特に、シリンダへソドカハーギヤケースなど
、エンジン或いはエンジン周辺機器に機械的に取り付け
る制振性材料として用いられている。
一般に樹脂材料は、金属材料に比較すると、その部品の
制振性能は優れている。しかし、騒音低減効果からみる
と、固体伝搬音、即ちその部品自体の振動に基づく音は
低減するものの、比重が小さいことに基づく、空気透過
音は増加する。したがって、材料の変換による有効な騒
音低減効果を得るためには、空気透過音の増加を上回る
固体伝搬音の低減が要求されることになる。即ち、言い
換えれば、高い制振性能が要求される。
そして、一般に樹脂材料は粘弾性的性質を強く保有し、
制振性能は主として高分子材料のガラス転移に基づく力
学分散の損失正接(tanδ)の極大温度前後において
最も高くなる。そして1通常、その温度は示差走査熱量
測定(DSC)で観察されるガラス転移温度(Tg)よ
り10°〜30℃高い領域に存在する。
例えば、ナイロン6は、Tgが40°〜60°C前後で
、制振性能は60°〜80゛C付近で極大となる。
一方、自動車においては、前記軽量化と共に乗心地の向
上も要望が高まっている。そして1乗心地向上の1つに
振動騒音の低減がある。この振動騒音は、エンジンの振
動に基づく周辺機器の振動及び該周辺機器にボルト、ナ
ツトビス等により機械的に取付けた各種の樹脂成形品に
おいても生ずる。
また、これらの樹脂成形品は1例えばエンジン近くに配
置されたときには、50〜100°Cに加熱される。そ
のため、特にかかる温度範囲において特に優れた制振性
を有することが要求される。
〔解決しようとする課題〕
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、優れた制振性能
を有する。エンジン用制振性樹脂成形品を提供しようと
するものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は、エンジン及びその周辺機器に機械的に取り付
ける制振性の樹脂成形品であって、該樹脂成形品は、ナ
イロン6樹脂50〜99重量%と。
エチレン−ビニルアルコール共重合体1〜50重量%と
からなる混合物であることを特徴とするエンジン用制振
性樹脂成形品にある。
上記ナイロン6樹脂は、カプロラクタム単位を90モル
%以上有するポリアミド類であって、他のコモノマー成
分9例えばω−ラウロラクタム等を含有していてもよい
。分子量、粘度は特に制限されず2通常の成形条件で成
形可能な分子量範囲にあるものが好ましい。
マタ、上記エチレンービニルアルコール共重合体は、エ
チレンとビニルアルコールのランダムコポリマーで下記
の化学構造式を有するものである。
また、上記ユチレンービニルアルコール共重合体は、エ
チレン32〜47モル%のものが一般的であるが、特に
限定するものではない。
次に、前記ナイロン6樹脂は、ポリアミド樹脂組成物中
に、50〜99重量%含有されている。
50重量%未満では、広い温度範囲(50〜100℃)
において、制振性能の改良がバランス良く行われない、
一方99重量%を越えると制振性能の改良が期待できな
い。
また、エチレン−ビニルアルコール共重合体(以下、E
VALという)は1〜50重量%である。1重量%未満
では、制振性能の改良が不充分である。一方50重量%
を越えると80〜100°Cの制振性能の改良がなされ
ない。
また1本発明の樹脂組成物においては、該組成物100
重量部に対して、無機充填材10〜150重量部を配合
することもできる。これにより。
樹脂成形品の機械的強度を向上させることができる。無
機充填材が10重量部未満では配合による効果が低(、
一方150重量部を越えると成形性や成形品表面光沢が
低下する。
上記無機充填材としては、ガラス繊維、マイカタルク、
ワラストナイト硫酸バリウム、フレ炭酸カルシウム、炭
素繊維、炭化ケイ素繊維、チタン酸カリウィスカー、硫
酸カルシウムウィスカー等を用いる。
本発明のポリアミド樹脂組成物は、ナイロン6樹脂、E
VALの各ペレット、粉末などを所定の割合にてタンブ
ラ−式ブレンダー、ヘンシェルミキサー リボンミキサ
ー等で溶融混練することにより得られる。
また、上記ナイロン混合物と無機充填材とを混合するに
当たっては1例えば−軸押出機、二軸押出機、ニーダ−
、パンハリミキサー等の通常の混練機を用いて溶融混練
する。
本発明においては、樹脂成形品の成形性、物性を損なわ
ない限りにおいて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、
帯電防止剤、核剤、離型剤、可塑剤、a料、難燃剤、増
量剤、他の樹脂材料等を添加することができる。
上記のごとくして得た樹脂組成物は、射出成形機等を用
いて所望する形状、構造の樹脂成形品に成形する。
本発明にかかるエンジン用制振性樹脂成形品は。
エンジン及びその周辺機器に機械的に取付ける樹脂成形
品として用いるものである。
かかる、樹脂成形品としては、シリンダヘンドカバー、
ギヤカバー、タイミングベルトカバーオイルパン、ミッ
ションカバー。エアクリーナケース、レゾネータ、排気
管などがある。
〔作用及び効果〕
本発明におけるエンジン用制振性樹脂成形品は。
ナイロン6樹脂とEVALとを、上記配合割合になして
作製したものでり、特に50〜100°Cにおける制振
性能に優れている。
それ故9本発明の樹脂成形品は上記したエンジン及びそ
の周辺機器に機械的に取り付ける制振性樹脂成形品とし
て、優れた制振性効果を発揮する。
〔実施例〕
以下1本発明にかかる実施例を比較例とともに説明する
〔試料作製、測定方法〕
実施例、比較例ともに、第1表に示した割合で。
ナイロン6樹脂とEVALとをタンブラ−式ブレンダー
で5分間混合し、溶融混練してナイロン混合物のベレッ
トとした。
上記ベレットを100℃で8時間熱風乾燥した後、射出
成形により所定形状のテストピースを作製し、これを試
料とした。
また、物性測定前に、試料を真空中にて100℃、8時
間アニールした。
諸物性の測定は2次の方法により行った。
O損失係数(註二制振性能の尺度となる)試料形状:1
50閣X150wm、厚さ3m。
測定法:恒温槽中で、試料の中心部を0. 1Gで加振
させ伝達関数を測定し、2次共振点から半値幅法にて損
失係数ηを計算した。
O曲げ弾性率: ASTM  D790に準拠。
また、各成分の配合割合は2重量%で示した。
また、上記各実施例、比較例における成分は次のものを
用いた。
Oナイロン6樹脂: 末端官能基を不活性処理したEN−NY[EN−120
(三菱化成)] ○ EVAL : EP−H−101(クラレ) 第1表より1本発明の実施例1.2にががる樹脂成形品
は、いずれも、各成分を単独で用いた比較例1. 2に
比して、又、比較例3,4に比して。
60〜]−00’Cにおいて優れた制振性能を有するこ
とが分かる。
以上のごとく1本発明にかかるポリアミド樹脂組成物は
、制振性能、特に50〜100″Cの高温条件下におけ
る制振性に優れ、また機械的強度も高いことが分かる。
「実施例3」 次に2本発明にかかるポリアミド樹脂組成物を用いて成
形したシリンダヘッドカバーについて述べる。
上記シリンダへラドカバーは、第1図及び第2図に示す
ごとく、シリンダへラドカバ−1と その下端面に装着
した耐熱ゴム製ガスケット2とよりなる。シリンダヘッ
ドカバー1は、下方を開放した箱形で、その上方にはオ
イル注入口11を何方にはEGR用ノズル12を有する
。また、下方側方には取付用ボルト穴15を有する。
上記シリンダヘッドカバー1は、2ffiデイーゼルエ
ンジン用で、前記実施例1と比較例1の各組成物を用い
て、シリンダ温度的290’C,金型温度的80°Cに
てそれぞれ射出成形したものである。
このシリンダへラドカバーの大きさは、縦48C11゜
横25CI、深さ8C1,厚さ0.4cmであった。
上記のシリンダへラドカバーを同一条件でエンジンに組
付けてベンチテストを行い、シリンダへラドカバーから
100cm1llfれた位置にマイクを設置して音圧レ
ベルを測定した。測定時のシリンダへラドカバーの温度
は約80℃であった。
その結果、実施例1にかかるシリンダへラドカバーは、
比較例1のそれに対して、約1〜3dB(デシヘル)の
騒音低減効果を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例3にかかるシリンダヘッドカバーの斜
視図、第2図は第1図のA−A線矢視断面図である。 110.シリンダヘッドカバー 15、、、取付用ボルト穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジン及びその周辺機器に機械的に取り付ける制振性
    の樹脂成形品であって、該樹脂成形品は、ナイロン6樹
    脂50〜99重量%と、エチレン−ビニルアルコール共
    重合体1〜50重量%とからなる混合物であることを特
    徴とするエンジン用制振性樹脂成形品。
JP11131790A 1990-04-26 1990-04-26 エンジン用制振性樹脂成形品 Pending JPH048764A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011529988A (ja) * 2008-07-30 2011-12-15 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ポリヒドロキシポリマーを含む耐熱性熱可塑性物品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011529988A (ja) * 2008-07-30 2011-12-15 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ポリヒドロキシポリマーを含む耐熱性熱可塑性物品

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