JPH0411655A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物

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JPH0411655A
JPH0411655A JP11399390A JP11399390A JPH0411655A JP H0411655 A JPH0411655 A JP H0411655A JP 11399390 A JP11399390 A JP 11399390A JP 11399390 A JP11399390 A JP 11399390A JP H0411655 A JPH0411655 A JP H0411655A
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JP
Japan
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weight
methylpentene
poly
resin composition
polyamide resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP11399390A
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English (en)
Inventor
Daisuke Tsutsumi
大輔 堤
Toru Yoshida
徹 吉田
Koichi Sato
宏一 佐藤
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、シリンダへッドカバー、ギヤケースなどに用
いる。制振性に優れたポリアミド樹脂組成物に関する。
〔従来技術〕
近年自動車に関しては、燃費向上という社会的要請に応
えて、その構成部品を金属からプラスチツクに替えるこ
とにつき、研究がなされ、また実用化も進んでいる。
ナイロン樹脂材料は、金属材料に比較してその製品が軽
量であり、かつ、制振性、剛性、耐熱性耐油性等の点に
おいて各種の優れた性能を備えている。
そのため、近年、軽量化と騒音低減を目的として、自動
車用部品、特に、シリンダへソドカハーギャケースなど
、エンジン或いはエンジン周辺機器に機械的に取り付け
る制振性材料として用いられている。
一般に樹脂材料は、金属材料に比較すると、その部品の
制振性能は優れている。しかし、騒音低減効果からみる
と、固体伝搬音、即ちその部品自体の振動に基づく音は
低減するものの、比重が小さいことに基づく、空気透過
音は増加する。したがって、材料の変換による有効な騒
音低減効果を得るためには、空気透過音の増加を上回る
固体伝搬音の低減が要求されることになる。即ち、言い
換えれば、高い制振性能が要求される。
そして2一般に樹脂材料は粘弾性的性質を強く保有し、
制振性能は主として高分子材料のガラス転移に基づく力
学分散の損失正接(tanδ)の極大温度前後において
最も高くなる。そして5通常、その温度は示差走査熱量
測定(DSC)で観察されるガラス転移温度(Tg)よ
り10°〜30°C高い領域に存在する。
例えば、ナイロン6は、Tgが40°〜60°C前後で
、制振性能は60°〜80°C付近で極大となる。
一方、自動車においては、前記軽量化と共に乗心地の向
上も要望が高まっている。そして2乗心地向上の1つに
振動騒音の低減がある。この振動騒音は、エンジンの振
動に基づく周辺機器の振動及び該周辺機器にボルト、ナ
ンド、ビス等により機械的に取付けた各種の樹脂成形品
においても生ずる。
また、これらの樹脂成形品は5例えばエンジン近くに配
置されたときには、50〜100°Cに加熱される。そ
のため、特にかかる温度範囲において特に優れた制振性
を有することが要求される。
〔解決しようとする課題〕
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、優れた制振性能
を有する。ポリアミド樹脂組成物を提供しようとするも
のである。
(課題の解決手段〕 本発明は5ナイロン6樹脂が50〜99重量%と、ポリ
−4−メチルペンテン−1が1〜50重量%とからなる
ことを特徴とするポリアミド樹脂組成物にある。
上記ナイロン6樹脂は、カプロラクタム単位を90モル
%以上有するポリアミド類であって、他のコモノマー成
分1例えばω−ラウロラクタム等を含有していてもよい
。分子量、粘度は特に制限されず1通常の成形条件で成
形可能な分子量範囲にあるものが好ましい。
次に、ナイロン6樹脂は、ポリアミド樹脂組成物中に、
50〜99重量%含有されている。50重量%未満では
、広い温度範囲(40〜100’C)において、制振性
能の改良がバランス良く行われない、一方99重量%を
越えると制振性能の改良が期待できない。
上記ポリ−4−メチルペンテン−1は、4−メチルペン
テン−1を通常の方法により重合したもので 他のコモ
ノマー成分との共重合体でも良い。
また、ポリ−4−メチルペンテン−1は1〜50重量%
である。1重量%未満では、制振性能の改良が不充分で
ある。一方、50重量%を越えると、上記広い温度範囲
における制振性能の改良がハンンス良く行われない。ま
た、著しい力学物性の低下を伴う。
また、上記ポリ−4−メチルペンテン−1は無水マレイ
ン酸等の不飽和カルボン酸又はその誘導体により酸変性
したものを用いることが好ましい、これにより力学物性
の低下を抑え、かつ広い温度範囲(40〜100℃)に
おいて、バランス良く制振性の改良を行うことができる
この酸変性は、[4−メチルペンテン−1の重合時Jに
行っても良いし、また重合後に、不飽和カルボン酸又は
その誘導体及びラジカル発生剤と共に溶融混練すること
により行っても良い。熔融混線による変性は、ポリ−4
−メチルペンテン−1とポリアミド樹脂との混合時に同
時に行っても良い。
上記不飽和カルボン酸としては1例えばアクリル酸、メ
タクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などが
ある。又不飽和カルボン酸誘導体としては 酸無水物 
エステル、アミド、イミド金属塩等があり2例えば無水
マレイン酸、無水イタコン酸、アクリル酸エチル、アク
リルアミドマレイミド、アクリル酸ナトリウムなどがあ
る。
これらの中で、無水マレイン酸を用いるのが最も好まし
い。
更に、この酸変性は2例えば、ポリ−4−メチルペンテ
ン−1が100重量部に対して、無水マレイン酸1〜3
重量部と過酸化物0.1〜0,3重量部を添加して5熔
融混練することにより行う。
また1本発明の樹脂組成物においては、該組成物100
重量部に対して、無機充填材10〜150重量部を配合
することもできる。これにより樹脂成形品の機械的強度
を向上させることができる。無機充填材が10重量部未
満では配合による効果が低く、一方150重量部を越え
ると成形性や成形品表面光沢が低下する。
上記無機充填材としては、ガラス繊維、マイカタルク、
ワラストナイト、硫酸バリウム、クレー炭酸カルシウム
、炭素繊維、炭化ケイ素繊維、チタン酸カリウィスカー
、硫酸カルシウムウィスカー等を用いる。
本発明のポリアミド樹脂組成物は、ナイロン6樹脂、−
ポリ−4−メチルペンテン−1の各ベレシト粉末などを
所定の割合にてタンブラ−式ブレンダー ヘンシェルミ
キサー、リボンミキサー等で溶融混練することにより得
られる。
また 上記ナイロン混合物と無機充填材とを混合するに
当たっては1例えば−軸押出機、二軸押出機、ニーダ−
、パンバリミキサー等の通常の混練機を用いて溶融混練
する。
本発明においては、樹脂成形品の成形性、物性を損なわ
ない限りにおいて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、
帯電防止剤、核剤3M型剤、可塑剤、顔料、難燃側、増
置荊、他の樹脂材料等を添加することができる。
上記のごとくして得た樹脂組成物は、射出成形機等を用
いて所望する形状、構造の樹脂成形品に成形する。
本発明にかかるポリアミド樹脂組成物の成形品は、制振
性を必要とする各種成形品に用いることができる。そし
て、特に該ポリアミド樹脂組成物は、50〜100°C
という加熱温度下において高い制振性能を発揮するので
、エンジン及びその周辺機器に機械的に取付ける樹脂成
形品に有効である。
かかる、樹脂成形品としては、シリンダへノドカバー。
ギヤカバー、タイミングベルトカバーオイルパン、ミッ
ションカバー、エアクリーナケース、レゾネータ、排気
管などがある。
〔作用及び効果〕
本発明におけるポリアミド樹脂組成物は、ナイロン6樹
脂とポリ−4−メチルペンテン−1とを上記配合割合に
なして作製したものであり、特に40〜100°Cにお
ける制振性能に優れている。
また、無水マレイン酸により変性したポリ−4メチルペ
ンテン−1を用いる場合には、特に40〜80℃におい
て優れた制振性能を発揮する。
このように2本発明によれば、優れた制振性能を有する
ポリアミド樹脂組成物を提供することができる。
〔実施例〕
以下1本発明にかかる実施例を比較例とともに説明する
(試料作製、測定方法〕 実施例、比較例ともに、第1表に示した割合で。
ナイロン6樹脂とポリ−4−メチルペンテン−1とをタ
ンブラ−式ブレンダーで5分間混合し、溶融混練してナ
イロン混合物のベレットとした。ポリ−4メチルペンテ
ン−1は、酸変性のないものと、酸変性としたもののい
ずれかを用いた。
上記ベレットを100°Cで8時間熱風乾燥した後、射
出成形により所定形状のテストピースを作製し、これを
試料とした。
また、物性測定前に、試料を真空中にで100”C8時
間アニールした。
諸物性の測定は9次の方法により行った。
O損失係数(註:制振性能の尺度となる)試料形状: 
150wX150am、’fH−さ3m。
測定法:恒温槽中で、試料の中心部を0、IGで加振さ
せ伝達関数を測定し、2次共振点から半値幅法にて損失
係数ηを計算した。
○ 曲げ弾性率: ASTM  D790に!1!拠。
O曲げ強度: ASTM  D790に準拠。
○ 引張強度(降伏点): ASTM  D638に準拠。
○ アイヅット衝撃強度(23°C)−:ASTM  
D256に準拠。
また、各成分の配合割合は1重量%で示した。
また、上記各実施例、比較例にお番する成分しま次のも
のを用いた。
Oナイロン6樹脂: グリロンA2B (EMS製) ○ ポリ−4−メチルペンテン−1(PMP):TPX
−RT−18(三井石油化学製)○ 酸変性ポリ−4−
メチルペンテン−1:上記ポリ−4−メチルペンテン−
1に対して。
無水マレイン酸と過酸化物とを添加して2軸押比機によ
り、シリンダー温度240〜250°C1滞留時間90
秒間で溶融混練して作成。
また、第1表の酸変性Aは、ポリ−4−メチルペンテン
−1100重量部に無水マレイン酸2重量部と過酸化物
0.2重量部とを添加したものである。酸変性Bは、同
じく無水マレイン酸3.33重量部と過酸化物0.33
重量部とを添加したものである。
第1表より9本発明の実施例1〜4にかかる樹脂組成物
は、いずれも、ナイロン6樹脂を単独で用いた比較例1
また比較例3,4に比して、40〜100°Cにおいて
優れた制振性能を有することが分かる。また、特に酸変
性したポリ−4−メチルペンテン−1を用いた場合には
3曲げ強度及び引張強度の低下を抑え、かつ高いアイゾ
ツト衝撃強度を得ることができる。
以上のごとく9本発明にかがるポリアミド樹脂組成物は
、制振性能、特に40〜100 ”Cの加温条件下にお
ける制振性に優れ、また機械的強度も高いことが分かる
「実施例5」 次に2本発明にかかるポリアミド樹脂組成物を用いて成
形したシリンダヘッドカバーについて述べる。
上記シリンダへッドカハーは、第1図及び第2図に示す
ごとく、シリンダへソドカハ−1と、その下端面に装着
した耐熱ゴム製ガスケット2とよりなる。シリンダへッ
トカハーlは、下方を開放した箱形で、その上方にはオ
イル旺入口11を側方にはEGR用ノ大ノズル12する
。また、下方側方には取付用ボルト穴15を有する。
上記シリンダへンドカハ−1は、2fデイーゼルエンジ
ン用で、前記実施例3と比較例1の各組成物を用いて、
シリンダ温度約290°C1金型温度約80゛Cにてそ
れぞれ射出成形したものである。
このシリンダヘッドカバーの大きさは、縦48cm横2
5cm、深さ8cm、厚さ0.4CIであった。
上記のシリンダヘッドカバーを同一条件でエンジンに組
付けてヘンチテストを行い、シリンダヘッドカバーから
100cJIれた位置にマイクを設置して音圧レベルを
測定した。測定時のシリンダヘッドカバーの温度は約8
0°Cであった。
その結果、実施例3にかかるシリンダへラドカバーは、
比較例1のそれに対して、約1〜3dB(デシベル)の
騒音低減効果を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例5にかかるシリンダヘッドカバーの斜視
図、第2図は第1図のA−A線矢視断面図である。 111.シリンダへラドカバー 15゜ 取付用ボルト穴。 出 代 願人 豊田合 埋入

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ナイロン6樹脂が50〜99重量%と、ポリ−4
    −メチルペンテン−1が1〜50重量%とからなること
    を特徴とするポリアミド樹脂組成物。
  2. (2)第1請求項において、ポリ−4−メチルペンテン
    −1は不飽和カルボン酸又はその誘導体により変性して
    あることを特徴とするポリアミド樹脂組成物。
JP11399390A 1990-04-27 1990-04-27 ポリアミド樹脂組成物 Pending JPH0411655A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015063694A (ja) * 2008-07-10 2015-04-09 三井化学株式会社 離型性フィルムおよびシート
US9657117B2 (en) 2008-07-10 2017-05-23 Mitsui Chemicals, Inc. 4-methyl-1-pentene polymer, resin composition containing 4-methyl-1-pentene polymer, masterbatch thereof, and formed product thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015063694A (ja) * 2008-07-10 2015-04-09 三井化学株式会社 離型性フィルムおよびシート
US9657117B2 (en) 2008-07-10 2017-05-23 Mitsui Chemicals, Inc. 4-methyl-1-pentene polymer, resin composition containing 4-methyl-1-pentene polymer, masterbatch thereof, and formed product thereof

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