JPH0486224A - 射出成形機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、射出成形機に関するものである。

（従来の技術） 従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化された成形材料
を高圧により金型内に射出し、その中で冷却固化又は硬
化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出すようにし
た射出成形機は、次のような構造になっている。

すなわち、機台上に型締装置と射出装置が設置されてお
り、上記型締装置は、固定金型取イ」体と可動金型取付
体を備えており、型締用シリンダが可動金型取付体を往
復動させると、固定金型と可動金型が接離する。

一方射出装置は、ホッパから供給された樹脂を加熱溶融
して射出するノズルを往復動自在に備えており、該ノズ
ルから金型凹部すなわちキャビティ内に溶融樹脂が注入
される。

上記従来の射出成形機においては、投影面積の比較的大
きな成形品の場合、一つの金型について一つの成形品を
得る１個取りの金型とすることが多い。

第４図は従来の射出成形機の金型部分の断面ｌである。

図において、１，２はプラテン、３１はプラテンｌに取
りイ」りられた金型、３２はプラテン２に取り（ｄけら
れた金型、３５は両金型３Ｌ　３２間に形成されたキャ
ビティである。射出装置から射出された樹脂は、スプル
３６を介してキャビティ３５内に充填され、冷却・固化
される。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記構成の射出成形機においては、−絹
の金型３１，３２について一つの成形品を得るようにし
ているので十分な型締力を得ることができるが、成形品
の寸法や形状等を変更したい場合、新たな金型に変更し
なければならず、金型を製造し、交換する作業が煩雑と
なり、コストが上昇してしまう。

また、成形品が変わるたびに金型を変更する必要がある
ため、金型交換時の段取りに時間がかかるだけでなく、
ヒート・アンプ立上げのための待機時間が長く、金型の
加工によるばらつきが生じてしまう。

本発明は、上記従来の射出成形機の問題点を解決して、
成形品が変更になった場合において金型を交換するため
の時間が短く、金型を製造するだめのコストを低減し、
ヒート・アップ立上げのための待機時間を短くすること
ができ、しかも金型加工によるばらつきが発生ずること
がなく、かつ金型の寿命を長くすることができる射出成
形機を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） そのために、本発明の射出成形機においては、一対のプ
ラテンと、該プラテンに取り伺けられる第一、第二金型
と、該第−８第二金型のいずれかに選択的に連結される
とともに、上記第一、第金型との間に第一、第二キャビ
ティを形成する第：金型と、該第三金型を上記第一、第
二金型のいずれかに連結する連結部）Ａと、」二記第一
、第二ギャビティのいずれかに選択的Ｇこ溶融樹脂を充
填する部材を有している。

（作用） 本発明によれば、上記のように一対のプラテンと、該プ
ラテンに取りイ」りられる第一、第二金型と、該第一、
第二金型のいずれかに選択的に連結されるとともに、上
記第一、第二金型との間に第、第二キャビティを形成す
る第三金型と、該第三金型を上記第一、第二金型のいず
れかに連結する連結部材と、上記第一、第二キャビティ
のいずれかに選択的に熔融樹脂を充填する部材を有して
いる。

したがって、上記第一、第二キャビティいずれかによっ
て二つの成形品を成形することができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図は本発明の射出成形機番こおける型締装置部分の
拡大図である。

図において、１２はプラテン、３はプラテン１に取り付
けられる第一金型、４ばプラテン２に取り付けられる第
二金型、５は上記第一金型３と第二金型４の中間に配設
される第三金型である。

該第三金型５は、上記第一金型３と第二金型４に選択的
に固定されるようになっている。

すなわち、上記第三金型５と第二金型４が固定される時
には、第一金型３と第三金型５間の第一パーティング面
ＰＬＩが接離自在とされ、第一金型３と第三金型５が固
定される時には、第三金型５と第二金型４間の第二パー
ティング面目、２が接離自在とされる。

そして、上記第一パーティング面Ｐ１，１には、第一キ
ャビティ７が、第二パーティング面Ｐ１，２には、第二
キャビティ８が形成され、それぞれ別の成形品を成形す
ることができるようになっている。そのため、上記第一
金型３と第三金型５間、第三金型５と第二金型４間を選
択的に連結するための手段が設けられる。

なお、９は図示しない射出装置のノズルに当接して溶融
樹脂を第二キャビティ８に導入するスプル、１０は第一
キャビティ７内に樹脂を充填して成形する場合に溶融樹
脂を第一キャビティ７まで導入するためのスプル延長部
材である。第二キャビティ８内に溶融樹脂を充填する場
合には、上記スプル延長部材１０は不要となり閉鎖され
る。

次に上記各金型間の接続状態の詳細について説明する。

第２図は第一パーティング面を接離自在とした状態図、
第３図は第二パーティング面を接離自在とした状態図で
ある。

図において、１１は第一金型３に形成されたねし孔、１
２は第二金型４に形成されたねじ孔、１３は上記側ねし
孔１．１．１２と同一軸上に形成された貫通孔であり、
小径部１３ａの両端に大径部１３ｂ、　１．３ｃが形成
されている。

また、１５は上記第一金型３と第三金型５間、第：金型
５と第二金型４間を選択的に連結する止めボルトである
。第２図は第三金型５と第二金型４間を連結した状態を
示し、第３図は第一金型３と第三金型５間を連結した状
態を示している。いずれの場合においても、止めポル目
５のポル１−ヘンド１５ａが貫通孔１３の小径部１３ａ
と大径部１３ｂ、　１３ｃ間に形成された肩部分に当た
るように固定される。

次に、本発明の射出成形機における動作について説明す
る。

第一キャビティ７を使用する場合、第２図に示すように
第三金型５と第二金型４間が止めボルト１５で固定され
る。この時、スプル延長部材１０が取り／寸けられ、溶
融樹脂は第一キャビティ７に注入される。この場合、熔
融樹脂が第二キャビティ８に進入しないように、スプル
延長部材１０を加工して第二キャビティ８を遮蔽するか
、又は予め第キャビティ８に溶融樹脂を充填して固化し
、閉塞しておく。

また、第二キャビティ８を使用する場合、第３図に示す
ように第一金型３と第三金型５間が止めボルト１５で固
定される。この時、溶融樹脂が第一キャビティ７に充填
されないようにスプル延長部材１０がスプル閉鎖部材に
交換される。この場合、上記スプル閉鎖部Ｈし４、エジ
ェクタ突き出しする時に連動して移動することができる
ように加工し、第二キャビティ８内の成形品を突出する
。

−に記スプル延長部１ｆＡ１０とスプル閉鎖部材を交換
して取（＝Ｊげる際の作業を容易にするため、エジェク
タ　ピン部に取付穴を加工し、該取付穴を介してスプル
延長部材１０とスプル閉鎖部材を取りイ１りるとよい。

また、成形品の突き出しが複雑になる場合には、可動側
と固定側のそれぞれに突き出し装置を設置し、第一キャ
ビティ７と第二キャビティ８の成形品を別々の突き出し
装置を用いて突き出しを行うことができる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。

（発明の効果） 以上、詳細に説明したように本発明によれば、一対のプ
ラテンと、該プラテンに取りイ」けられる第一、第二金
型と、該第一、第二金型のいずれかに選択的に連結され
るとともに、上記第一、第二金型との間に第一、第二キ
ャビティを形成する第三金型と、該第三金型を上記第一
、第二金型のいずれかに連結する連結部材と、上記第一
、第二キャビティのいずれかに選択的に溶融樹脂を充填
する部材を有している。

したがって、二つの金型を選択する場合の作業が簡素化
され、コストを低減することができるだけでなく、二つ
のキャビティを同寸法、同形状とすることもでき、その
場合には金型の寿命を２倍にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の射出成形機における型締装置部分の拡
大図、第２図は第一パーティング面を接離自在とした状
態図、第３図は第二パーティング面を接離自在とした状
態図、第４図は従来の射出成形機の金型部分の断面図で
ある。 １．２・・・プラテン、３・・・第一金型、４・・・第
二金型、訃・・第三金型、７・・第一キャビティ、８・
・・第二キャビティ、９・・・スプル、１０・・・スプ
ル延長部材、１５・・・止めボルト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （ａ）一対のプラテンと、 （ｂ）該プラテンに取り付けられる第一、第二金型と、 （ｃ）該第一、第二金型のいずれかに選択的に連結され
   るとともに、上記第一、第二金型との間に第一、第二キ
   ャビティを形成する第三金型と、（ｄ）該第三金型を上
   記第一、第二金型のいずれかに連結する連結部材と、 （ｅ）上記第一、第二キャビティのいずれかに選択的に
   溶融樹脂を充填する部材を有することを特徴とする射出
   成形機。