JPH0485333A - ポリ〔(1―アルキニル)アルキルシラン〕およびその製造方法 - Google Patents

ポリ〔(1―アルキニル)アルキルシラン〕およびその製造方法

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JPH0485333A
JPH0485333A JP19886790A JP19886790A JPH0485333A JP H0485333 A JPH0485333 A JP H0485333A JP 19886790 A JP19886790 A JP 19886790A JP 19886790 A JP19886790 A JP 19886790A JP H0485333 A JPH0485333 A JP H0485333A
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JP
Japan
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poly
alkynyl
hexynyl
solvent
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JP19886790A
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Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
Tatsuhiko Hattori
達彦 服部
Masayoshi Harada
勝可 原田
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、光電導体、フォトレジスト、光記憶材料等と
して有用である、新規な有機ポリシラン化合物およびそ
の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、有機ポリシランとしては、例えばジアルキルジク
ロロシランと金属ナトリウムとをトルエン中で反応させ
て得られるポリ(ジアルキルシラン)、あるいはフェニ
ルメチルジクロロシランとアルカリ金属とを反応させて
得られポリ(フェニルメチルシラン)等が知られている
(Journal ofpolymer 5cienc
e Polymer Letters edition
  21 +819 (1983)  ジャーナル オ
ブ ポリマー サイエンス ポリマー レターズ エデ
イジョンMacromolecules  154.6
11 (1986)  マクロモレキュールズ)。
例えばポリ(フェニルメチルシラン)は、側鎖にπ電子
雲を有することにより、主鎖の5i−3i結合との間に
σ−π共役を起こし、その紫外線吸収極大(λmax 
)は、飽和なアルキル側鎖を有するポリ(ジアルキルシ
ラン)に比べ、かなり長波長にシフトすることが知られ
ている(前掲文献)。
しかしながら、光電導体、フォトレジスト、光記憶材料
等として広範囲に利用する為には、更に光架橋性が高く
、各種反応性に冨んだ有機ポリシランが望まれていた。
本発明者らは、σ−π共役が高く、紫外線吸収極大が長
波長にシフトし、光架橋性および各種の反応性に冨んだ
有機ポリシランを得んと鋭意研究した結果、置換基とし
てアルキニル基を有する全く新規なポリシランの合成に
成功し、本発明を完成した。
口)発明の構成 [課題を解決するための手段] 本発明は、主鎖が実質的に下式(1) %式% (式中、R1およびR2は炭素数1〜6の飽和アルキル
基であって、互いに同一でも異なっていてもよい。) で示される繰り返し単位よりなる、数平均分子量1.0
00〜1,000,000のポリ [(1−アルキニル
)アルキルシラン] 〔以下、ポリシラン(1)と称す
る〕およびその製造方法に関するものである。
ポリシラン(1)のR1またはR2は、炭素数1〜6の
アルキル基である。R1またはR2の炭素数が6を越え
ると、その立体障害により、後述する原料である式(2
)で示されるシラン化合物とアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属との反応性が著しく低下し、ポリシラン(1
)の収率の低下につながり、工業的に不利である。また
得られるポリマーの数平均分子量が小さくなる。
ポリシラン(1)のR1またはR2の好ましい炭素数の
上限値は4であり、特に好ましくは、更にR1およびR
2の炭素数の合計が6以下である。
またR1またはR2のアルキル基は、鎖状であっても分
枝状であっても差し支えなく、互いに同一であっても異
なっていてもよい。
ポリシラン(1)のR1またはR2の具体例としてはメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基
およびヘキシル基が挙げられ、特にメチル基、エチル基
、プロピル基またはブチル基が好ましい。
本発明化合物であるポリシラン(りを具体的に開示する
と、 ポリ[(1−プロピニル)メチルシラン]ポlJ[(1
−プロピニル)エチルシランコポリ[(1−プロピニル
)プロピルシラン]ボIJ[(1−プロピニル)ブチル
シラン]ポlJ[(1−プロピニル)ペンチルシランコ
ポリ [(1−プロピニル)へキシルシラン1ポリ[(
1−ブチニル)メチルシランコポリ[(1−ブチニル)
エチルシラン1ポリ [(1−ブチニル)プロピルシラ
ンコポリ[(1−ブチニル)メチルシランコポリ[(1
−ブチニル)ペンチルシランコポリしく1−ブチニル)
へキシルシランコボIJ[(1−ペンチニル)メチルシ
ランコポリ[(1−ペンチニル)エチルシランコポリ 
[(1−ペンチニル)プロピルシランコポリ[(1−ペ
ンチニル)ブチルシラン]ボlJ[(1−ペンチニル)
ペンチルシランコポリ [(1−ペンチニル)へキシル
シラン]1[(1−へキシニル)メチルシラン〕ポリ「
(1−へキシニル) ポリ[(1−ヘキシニル) ポリ[(1−へキシニル) ポリ[(1−ヘキシニル) ポリ[(1−へキシニル) ポリ「(1−へブチニル) ポリ[(1−へブチニル) ポリ[(1−へブチニル) ポリ[(1−へブチニル) ポリ〔(1−へブチニル) ポリ「(1−へブチニル〕 ポリ[(1−オクテニル) ポリ[(1−オクテニル) ポリ[(1−オクテニル) ポリ[(1−オクテニル) ポリ[(1−オクテニル) ポリ[(1−オクテニル) 等が挙げられる。
本発明のポリシラン(1 エチルシラン] プロピルシラン] ブチルシラン] ペンチルシラン] へキシルシラン] メチルシラン] エチルシラン] プロピルシランコ ブチルシラン] ペンチルシラン] へキシルシラン1 メチルシラン] エチルシランコ ブチルシラン] プロピルシラン] ペンチルシランコ へキシルシラン] )は、下式(2) %式%(2) (式中、R’およびR2は炭素数1〜6のアルキル基で
あり、XIおよびX2はハロゲン原子であって、R1お
よびR2並びにXIおよびX2は互いに同一でも異なっ
ていてもよい。)で示される(1−アルキニル)アルキ
ルジハロシラン〔以下、シラン化合物(2)と称する〕
と、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を溶媒中で反
応させることにより得られる。
シラン化合物(2)はUSP2671101号明細書に
も記載されている既知の化合物である。
シラン化合物(2)のR1およびR2はポリシラン(1
)に関して説明したとおりであり、またXIまたはx2
で示されるハロゲン原子としては、好ましくは塩素原子
または臭素原子が挙げられ、特に好ましくは塩素原子で
ある。
シラン化合物(2)は、例えば下式(3)〜(5)で示
される化合物、すなわちリチウムアルキニド(3)、ナ
トリウムアルキニド(4)またはアルキニルマグネシウ
ムハロゲニド(5)R’ −C=C−L i     
    (3)R’ −C=C−Na        
 (4)R’ −C=C−MgX       (5)
(式中、R1はシラン化合物(2)のR1に相当し、X
はハロゲン原子である。) と、一般式R”  S I X33 (タタLR” ハ
シ7 ン化合物(2)のR″に相当し、X3はシラン化
合物(2)のxlまたは/およびX2に相当する)で示
されるアルキルトリハロシランを、エーテル等の溶媒中
で、不活性ガス雰囲気下で反応させることにより得られ
る。
シラン化合物(2)の代表的な具体例としては、(1−
へキシニル)メチルジクロロシラン、(1−へキシニル
)ブチルジクロロシラン、(1−ペンチニル)プロピル
ジクロロシラン等が挙げられる。
本発明化合物のポリシラン(1)は、−上記のシラン化
合物(2)とアルカリ金属またはアルカリ土類金属、特
に好ましくはアルカリ金属とを、溶媒中で反応させるこ
とにより得られるが、アルカリ金属としては、リチウム
、ナトリウム、カリウムなどが挙げられ、特にリチウム
、ナトリウムが好ましく、ナトリウムが最適である。ア
ルカリ土類金属としてはマグネシウム、カルシウムなど
が挙げられる。
シラン化合物(2)とアルカリ金属またはアルカリ土類
金属との反応系への供給割合は、シラン化合物(2)1
モルを基準として、アルカリ金属またはアルカリ土類金
属が2〜5モルが好ましい。
2モル未満では反応生成物の収率の低下につながり、5
モルを超えても、それに見合う効果が期待出来ず不経済
であり、また過剰のアルカリ金属またはアルカリ土類金
属の量が増加するため、その後処理が困難となる。
溶媒としては、非プロトン性溶媒が好適であり、具体例
としては、n−へキサン、n−オクタン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、テトラヒドロフランなどが挙げられ
る。
反応温度は好ましくは0°C以上、反応溶媒の沸点以下
で行う。反応は不活性ガス雰囲気下で行うとよい。反応
時間は、使用する反応溶媒や反応温度により変化するが
、通常24時間以内で終了する。
反応終了後、反応溶液は濾別し、濾液をメタノール等の
貧溶媒中に滴下して生成物を沈澱させることにより、目
的のポリシラン(1)を取得することが出来る。
得られたポリシラン(1)は数平均分子量1゜000〜
1,000,000のポリマーである。
[実施例コ 以下、゛実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
実施例1 冷却管、滴下ロート、温度計および撹拌機を備えた50
0ai!四ツロフラスコ内をアルゴンで置換した後、ト
ルエン150gおよびナトリウム1.4g(60ミリモ
ル)を仕込んだ。次に系内をトルエンの沸点下まで加熱
し、還流雰囲気下においてナトリウムを溶融させ、激し
く撹拌してナトリウムを細かく分散させた。その後、撹
拌しながら反応温度を30〜50°Cに保ち、(1−へ
キシニル)ブチルジクロロシラン5g(21ミリモル)
を徐々に滴下した。滴下終了後、徐々に昇温し、溶媒の
沸点付近で3時間反応させた。
反応終了後、室温まで冷却し、副生じた塩化ナトリウム
および過剰の金属ナトリウムを濾別した後、濾液をメタ
ノールに滴下し、目的のポリマーを沈澱させた。下層の
生成ポリマーを分取、乾燥させることにより、淡黄色で
粘稠性の、目的化合物ポリ[(l−へキシニル)ブチル
シラン2o、7gを得た。収率は20%であった。
この化合物をゲルパーミェーションクロマトグラフで測
定したところ、数平均分子量2,000 (ポリスチレ
ン換算:以下同じ)、分散度(Mw/Mn)1.4であ
り。分子量は3万〜約千の広がりを持っていた。
この化合物を赤外線吸収スペクトルおよび13C核磁気
共鳴スペクトル(重ヘンゼン溶媒)で測定した結果をそ
れぞれ第1図および第2図に示す。
第1図から2.180cm−’ (C=C)で吸収を示
すことが明らかであり、第2図よりケミカルシフトδ(
ppm)は112.8.78.8 (C=C) 、31
.3〜13.3 (−CH2−CH2−CHz −CH
3)であり、取得した化合物がポリ[(1−へキシニル
)ブチルシラン]であることを示している。
実施例2 反応温度を20〜30°Cとし、(1−へキシニル)ブ
チルジクロロシランに代えて(1−へキシニル)メチル
ジクロロシラン5g(26ミリモル)を用いた他は実施
例1と同様にして反応させた。
反応終了後、実施例1と同様な後処理を行い、淡黄色で
粘稠性の、目的化合物ポリ[(1−へキシニル)メチル
シラン]0.6gを得た。収率は18%であった。
この化合物をゲルバーミエーションクロマトグラフで測
定したところ、数平均分子量1300、分散度(Mw/
Mn) 20.5のポリマー(約89%)と、数平均分
子量76万、分散度(MW/Mn) 1.8のポリマー
(約11%)とからなっていた。
この化合物を赤外線吸収スペクトルおよび13c核磁気
共鳴スペクトルで測定した結果、実施例1ト同様に、−
C=C−に起因する特徴的なスペクトルがそれぞれ観測
された。
ハ)発明の効果 本発明のポリシラン(1)は、光導電性、フォトレジス
ト、光情報記憶材料としての機能を有するほか、側鎖に
アルキニル基という官能基を持っているため、光架橋性
を有し、各種反応性に冨んだ有用なポリマーであり、か
つ効率的に製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1で得たポリ[(1−へキシニ
ル)ブチルシラン]の赤外吸収スペクトル図であり、第
2図は同化合物の゛3c核磁気共鳴スペクトル図である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、主鎖が実質的に下式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、R^1およびR^2は炭素数1〜6のアルキル
    基であって、互いに同一でも異なっていてもよい。) で示される繰り返し単位よりなる、数平均分子量1,0
    00〜1,000,000のポリ[(1−アルキニル)
    アルキルシラン]。 2、下式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、R^1およびR^2は炭素数1〜6のアルキル
    基であり、X^1およびX^2はハロゲン原子であって
    、R^1およびR^2並びにX^1およびX^2は互い
    に同一でも異なっていてもよい。) で示される(1−アルキニル)アルキルジハロシランと
    アルカリ金属またはアルカリ土類金属を溶媒中で反応さ
    せることを特徴とする請求項1記載のポリ[(1−アル
    キニル)アルキルシラン]の製造方法。
JP19886790A 1990-07-26 1990-07-26 ポリ〔(1―アルキニル)アルキルシラン〕およびその製造方法 Pending JPH0485333A (ja)

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