JPH0483941A - 伝動ベルト - Google Patents
伝動ベルトInfo
- Publication number
- JPH0483941A JPH0483941A JP19486490A JP19486490A JPH0483941A JP H0483941 A JPH0483941 A JP H0483941A JP 19486490 A JP19486490 A JP 19486490A JP 19486490 A JP19486490 A JP 19486490A JP H0483941 A JPH0483941 A JP H0483941A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- laminated
- power transmission
- transmission belt
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 55
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 18
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は無段変速機等のV形溝を有するプーリ間に掛け
渡して使用する伝動ベルトに関するものである。
渡して使用する伝動ベルトに関するものである。
(従来の技術)
この種の従来の伝動ベルトとしては、例えば第6図およ
び第7図に示すものがある。
び第7図に示すものがある。
第6,7図は夫々実開昭58−76844号公報の第5
,6図に対応するものであり、図中15はV形ブロック
を示す。V形ブロック15は、図示しない駆動側プーリ
、従動側プーリのV形溝に摩擦係合される斜面15aと
、斜面L5aの上部に位置する水平方向のベルト組付用
溝15cと、V形プロ、ツク15同士をベルト走行方向
に連続的に嵌合するための突起15dと、突起15dの
嵌合のための切欠15e等を具えて成るものであり、1
本の伝動ベルトについて多数使用する。このV形ブロッ
ク15は、第8図に示すように、複数の金属帯を積層し
て構成した2本の積層ベル)16をベルト組付用溝15
c内に収容するようにして積層ベルト16に組付けられ
ており、このV形ブロックを積層ベルト16の走行方向
に順次隙間なく嵌合することにより無終端の伝動ベルト
が構成される。その際、積層ベルト16のブロック寄側
面16aとV形ブロック15のベルト組付用溝15cの
ベルト寄側面15fとの間には所定のクリアランスが設
けられている。
,6図に対応するものであり、図中15はV形ブロック
を示す。V形ブロック15は、図示しない駆動側プーリ
、従動側プーリのV形溝に摩擦係合される斜面15aと
、斜面L5aの上部に位置する水平方向のベルト組付用
溝15cと、V形プロ、ツク15同士をベルト走行方向
に連続的に嵌合するための突起15dと、突起15dの
嵌合のための切欠15e等を具えて成るものであり、1
本の伝動ベルトについて多数使用する。このV形ブロッ
ク15は、第8図に示すように、複数の金属帯を積層し
て構成した2本の積層ベル)16をベルト組付用溝15
c内に収容するようにして積層ベルト16に組付けられ
ており、このV形ブロックを積層ベルト16の走行方向
に順次隙間なく嵌合することにより無終端の伝動ベルト
が構成される。その際、積層ベルト16のブロック寄側
面16aとV形ブロック15のベルト組付用溝15cの
ベルト寄側面15fとの間には所定のクリアランスが設
けられている。
(発明が解決しようとする課題)
上記従来例の伝動ベルトにおいては、駆動側プーリおよ
び従動側プーリ間に心ずれが生じるとともにV形ブロッ
ク15が突起15dを中心にして回動したとき、この回
動により一方の積層ベルトにおいて対向するベルト組付
用溝側面15fとベルト側面16aとが接近して、積層
ベルトを構成する金属帯の内の最内周の金属帯(第8図
では最下層の金属帯)が点接触または極めて微少な面積
で接触する状態が生じ、該金属帯にV形ブロックのベル
ト組付用溝側面15fから作用する力の面圧が増大する
結果、該金属帯にパリや破損が生じ、最終的には伝動ベ
ルトの折損を招いてしまう(なおこの現象は最内周から
2〜3枚目の金属帯にも生じる)。
び従動側プーリ間に心ずれが生じるとともにV形ブロッ
ク15が突起15dを中心にして回動したとき、この回
動により一方の積層ベルトにおいて対向するベルト組付
用溝側面15fとベルト側面16aとが接近して、積層
ベルトを構成する金属帯の内の最内周の金属帯(第8図
では最下層の金属帯)が点接触または極めて微少な面積
で接触する状態が生じ、該金属帯にV形ブロックのベル
ト組付用溝側面15fから作用する力の面圧が増大する
結果、該金属帯にパリや破損が生じ、最終的には伝動ベ
ルトの折損を招いてしまう(なおこの現象は最内周から
2〜3枚目の金属帯にも生じる)。
本発明はプーリ間に心ずれが生じてV形ブロックが突起
を中心にして回動したとき、V形ブロックおよび積層ベ
ルトの対向する側面同士を面接触させる傾斜面をV形ブ
ロック、積層ベルトの少なくとも一方に設けることによ
り、上述した問題を解決することを目的とする。
を中心にして回動したとき、V形ブロックおよび積層ベ
ルトの対向する側面同士を面接触させる傾斜面をV形ブ
ロック、積層ベルトの少なくとも一方に設けることによ
り、上述した問題を解決することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
この目的のため、本発明の伝動ベルトは、V形溝を有す
る駆動側プーリおよび従動側プーリ間に掛け渡される伝
動ベルトであって、積層ベルトと、ベルト組付用溝およ
び整列作用を有する突起を形成され前記積層ベルトの走
行方向に配列される多数のV形ブロックとを具える伝動
ベルトにおいて、前記駆動側プーリおよび従動側プーリ
間の心ずれとともに前記V形ブロックが前記突起を中心
にして回動する際に前記積層ベルトと前記ベルト組付用
溝とが面接触するような傾斜面を前言己積層ベルトに設
けたり、V形溝を有する駆動側プーリおよび従動側プー
リ間に掛け渡される伝動ベルトであって、積層ベルトと
、ベルト組付用溝および整列作用を有する突起を形成さ
れ前記積層ベルトの走行方向に配列される多数のV形ブ
ロックとを具える伝動ベルトにおいて、前記駆動側プー
リおよび従動側プーリ間の心ずれとともに前記V形ブロ
ックが前記突起を中心にして回動する際に前記積層ベル
トと前記ベルト組付用溝とが面接触するような傾斜面を
前記ベルト組付用溝に設けたり、V形溝を有する駆動側
プーリおよび従動側プーリ間に掛け渡される伝動ベルト
であって、積層ベルトと、ベルト組付用溝および整列作
用を有する突起を形成され前記積層ベルトの走行方向に
配列される多数のV形ブロックとを具える伝動ベルトに
おいて、前記駆動側プーリおよび従動側プーリ間の心ず
れとともに前記V形ブロックが前記突起を中心にして回
動する際に前記積層ベルトと前記ベルト組付用溝とが面
接触するような傾斜面を前記積層ベルトおよび前記ベル
ト組付用溝に設けるものとする。
る駆動側プーリおよび従動側プーリ間に掛け渡される伝
動ベルトであって、積層ベルトと、ベルト組付用溝およ
び整列作用を有する突起を形成され前記積層ベルトの走
行方向に配列される多数のV形ブロックとを具える伝動
ベルトにおいて、前記駆動側プーリおよび従動側プーリ
間の心ずれとともに前記V形ブロックが前記突起を中心
にして回動する際に前記積層ベルトと前記ベルト組付用
溝とが面接触するような傾斜面を前言己積層ベルトに設
けたり、V形溝を有する駆動側プーリおよび従動側プー
リ間に掛け渡される伝動ベルトであって、積層ベルトと
、ベルト組付用溝および整列作用を有する突起を形成さ
れ前記積層ベルトの走行方向に配列される多数のV形ブ
ロックとを具える伝動ベルトにおいて、前記駆動側プー
リおよび従動側プーリ間の心ずれとともに前記V形ブロ
ックが前記突起を中心にして回動する際に前記積層ベル
トと前記ベルト組付用溝とが面接触するような傾斜面を
前記ベルト組付用溝に設けたり、V形溝を有する駆動側
プーリおよび従動側プーリ間に掛け渡される伝動ベルト
であって、積層ベルトと、ベルト組付用溝および整列作
用を有する突起を形成され前記積層ベルトの走行方向に
配列される多数のV形ブロックとを具える伝動ベルトに
おいて、前記駆動側プーリおよび従動側プーリ間の心ず
れとともに前記V形ブロックが前記突起を中心にして回
動する際に前記積層ベルトと前記ベルト組付用溝とが面
接触するような傾斜面を前記積層ベルトおよび前記ベル
ト組付用溝に設けるものとする。
(作 用)
本発明によれば、プーリ間に心ずれが生じてV形ブロッ
クが突起を中心にして回動した場合、V形ブロック、積
層ベルトの少なくとも一方に、両者の対向する側面同士
を面接触させる傾斜面が設けられているため、これら側
面同士が鋭角的に接触して積層ベルトを構成する金属帯
にV形ブロックから作用する力の面圧が増大して該金属
帯のパリや破損を招く不具合が生じることはな(、伝動
ベルトの耐久性を格段に向上させることができる。
クが突起を中心にして回動した場合、V形ブロック、積
層ベルトの少なくとも一方に、両者の対向する側面同士
を面接触させる傾斜面が設けられているため、これら側
面同士が鋭角的に接触して積層ベルトを構成する金属帯
にV形ブロックから作用する力の面圧が増大して該金属
帯のパリや破損を招く不具合が生じることはな(、伝動
ベルトの耐久性を格段に向上させることができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の伝動ベルトの第1実施例の構成を示す
図であり、図中1はV形ブロック、2は積層ベルトを示
す。
図であり、図中1はV形ブロック、2は積層ベルトを示
す。
V形ブロックlは、図示しない駆動側プーリ、従動側プ
ーリのV形溝に摩擦係合される斜面1aと、斜面1aの
上部に位置する水平方向のベルト組付用溝1bと、V形
ブロック1同士をベルト走行方向に連続的に嵌合するた
めの、整列作用を有する突起lc等を具えるものであり
、1本の伝動ベルトを構成するに際し多数のV形ブロッ
ク1を使用する。
ーリのV形溝に摩擦係合される斜面1aと、斜面1aの
上部に位置する水平方向のベルト組付用溝1bと、V形
ブロック1同士をベルト走行方向に連続的に嵌合するた
めの、整列作用を有する突起lc等を具えるものであり
、1本の伝動ベルトを構成するに際し多数のV形ブロッ
ク1を使用する。
このV形ブロック1は、複数の金属帯を積層して構成し
た2本の積層ベルト2をベルト組付用溝1b内に収容し
た状態で積層ベルト2に組付けられており、このような
V形ブロック同士を、突起ICを図示しない切欠に挿入
することにより積層ベルト2の走行方向(紙面を貫通す
る方向)に順次隙間なく嵌合し、これにより無終端の伝
動ベルトが構成される。なおこの伝動ベルトは、例えば
無段変速機の駆動側プーリと従動側プーリとの間に掛け
渡して使用するものであり、上記両プーリは夫々、軸方
向に移動しない固定円錐部材と軸方向に移動可能な可動
円錐部材とから構成され、両プーリの固定円錐部材およ
び可動円錐部材は互いに軸方向位置が逆になるように配
置される。このように構成した伝動ベルトによって、駆
動側プーリの動力は駆動側プーリのV形溝の側壁→V形
ジブロック1→積 る。
た2本の積層ベルト2をベルト組付用溝1b内に収容し
た状態で積層ベルト2に組付けられており、このような
V形ブロック同士を、突起ICを図示しない切欠に挿入
することにより積層ベルト2の走行方向(紙面を貫通す
る方向)に順次隙間なく嵌合し、これにより無終端の伝
動ベルトが構成される。なおこの伝動ベルトは、例えば
無段変速機の駆動側プーリと従動側プーリとの間に掛け
渡して使用するものであり、上記両プーリは夫々、軸方
向に移動しない固定円錐部材と軸方向に移動可能な可動
円錐部材とから構成され、両プーリの固定円錐部材およ
び可動円錐部材は互いに軸方向位置が逆になるように配
置される。このように構成した伝動ベルトによって、駆
動側プーリの動力は駆動側プーリのV形溝の側壁→V形
ジブロック1→積 る。
本例においては、以下に示すようにして積層ベルト2の
ブロック寄側面に傾斜面2aを形成する。
ブロック寄側面に傾斜面2aを形成する。
すなわち積層ベルト2は当初長方形状断面であるが、V
形ブロック1のベルト組付用溝1bのベルト寄側面1d
と対向する、ブロック寄側面を図示下方に向かうほどベ
ルト幅寸法が減少するように切欠くことにより積層ベル
ト2に傾斜面2aを形成し、この傾斜面2aとベルト組
付用溝側面1dとがなす角度θ1をθ1=θ□K (ま
たはθ1#九.工)に設定する。ここで011、とはV
形ブロック1が突起1cを中心にして回動する際の最大
傾斜角を示し、θ1.!は第2図に示すように、左側の
積層ベルト2がベルト組付用溝1bの下面1eに接する
とともに右側の積層ベルト2がベルト組付用溝1bの上
面Ifに接する状態になるまでV形ブロック1が回動し
たときの角度である。なおベルト組付用溝1bにおいて
上面1fと下面1eとは平行になり、上面1f、下面1
eと側面1dとはほぼ垂直になっている。
形ブロック1のベルト組付用溝1bのベルト寄側面1d
と対向する、ブロック寄側面を図示下方に向かうほどベ
ルト幅寸法が減少するように切欠くことにより積層ベル
ト2に傾斜面2aを形成し、この傾斜面2aとベルト組
付用溝側面1dとがなす角度θ1をθ1=θ□K (ま
たはθ1#九.工)に設定する。ここで011、とはV
形ブロック1が突起1cを中心にして回動する際の最大
傾斜角を示し、θ1.!は第2図に示すように、左側の
積層ベルト2がベルト組付用溝1bの下面1eに接する
とともに右側の積層ベルト2がベルト組付用溝1bの上
面Ifに接する状態になるまでV形ブロック1が回動し
たときの角度である。なおベルト組付用溝1bにおいて
上面1fと下面1eとは平行になり、上面1f、下面1
eと側面1dとはほぼ垂直になっている。
次に本例の作用について説明する。この伝動ベルトを無
段変速機に用いたとき、変速に伴って心ずれが生じるこ
とがある(この心ずれが生じる理由およびその具体的な
数値は本願出願人の特開平1−261533号を参照の
こと)。このような心ずれが生じた場合、駆動側プーリ
または従動側プーリにおいてはそれらのV形溝にV形ブ
ロック1の斜面1aが摩擦係合するためV形ブロック1
と積層ベルト2とは第1図に示すような所望の位置関係
となるが、両プーリの中間部においては積層ベルト2に
適切な張力が与えられているため、上記心ずれを吸収し
ようとしてV形ブロック1が第2図に示すように突起1
cを中心にして回動する(なお第2図にはこの回動が最
大になったとき、つまり心ずれ量が大きい最大傾斜角θ
matの場合を示しである)。
段変速機に用いたとき、変速に伴って心ずれが生じるこ
とがある(この心ずれが生じる理由およびその具体的な
数値は本願出願人の特開平1−261533号を参照の
こと)。このような心ずれが生じた場合、駆動側プーリ
または従動側プーリにおいてはそれらのV形溝にV形ブ
ロック1の斜面1aが摩擦係合するためV形ブロック1
と積層ベルト2とは第1図に示すような所望の位置関係
となるが、両プーリの中間部においては積層ベルト2に
適切な張力が与えられているため、上記心ずれを吸収し
ようとしてV形ブロック1が第2図に示すように突起1
cを中心にして回動する(なお第2図にはこの回動が最
大になったとき、つまり心ずれ量が大きい最大傾斜角θ
matの場合を示しである)。
ここで第6図の従来例の伝動ベルトの場合には積層ベル
トを構成する金属帯の内の最内周のものが■形ブロック
1に点接触(エツジ当り)してその金属帯にパリや破損
が生じるが、本例の伝動ベルトにおいては第2図に示す
ように積層ベルト2に設けた傾斜面2aと、V形ブロッ
ク1のベルト組付用溝1bの側面1dとが面接触するか
ら、上記不具合が生じることはなく、伝動ベルトの耐久
性が格段に向上する。
トを構成する金属帯の内の最内周のものが■形ブロック
1に点接触(エツジ当り)してその金属帯にパリや破損
が生じるが、本例の伝動ベルトにおいては第2図に示す
ように積層ベルト2に設けた傾斜面2aと、V形ブロッ
ク1のベルト組付用溝1bの側面1dとが面接触するか
ら、上記不具合が生じることはなく、伝動ベルトの耐久
性が格段に向上する。
なお本例の伝動ベルトにおいて心ずれが小さい(または
零となる)場合には必ずしも傾斜面2aと側面1dとが
面接触しないが、傾斜面2aおよび側面16間のクリア
ランス(第1図にδで示す)が設けであるため、最内周
の金属帯がV形ブロック1に点接触する不具合が生じる
ことはない。
零となる)場合には必ずしも傾斜面2aと側面1dとが
面接触しないが、傾斜面2aおよび側面16間のクリア
ランス(第1図にδで示す)が設けであるため、最内周
の金属帯がV形ブロック1に点接触する不具合が生じる
ことはない。
第3図は本発明の伝動ベルトの第2実施例の構成を示す
図であり、図中3はV形ブロック、4は積層ベルトを示
す。
図であり、図中3はV形ブロック、4は積層ベルトを示
す。
本例の伝動ベルトの第1実施例との相違点は、傾斜面を
積層ベルト側に形成せずにV形ブロック側に形成したこ
とであり、その他は第1実施例と同様に構成しである。
積層ベルト側に形成せずにV形ブロック側に形成したこ
とであり、その他は第1実施例と同様に構成しである。
すなわちV形プロ・ツク3のベルト組付用溝3bのベル
ト寄側面を図示上方に向かうほどブロック幅寸法が増加
するように切欠くことにより傾斜面3dを形成し、この
傾斜面3dと積層ベルト4のブロック寄側面4aとがな
す角度θ2をθ2=θ。、x(またはθ2#θゎ、りに
設定する。なおここでθ□、Xは第1実施例と同様の、
V形ブロック3が突起3Cを中心にして回動する際の最
大傾斜角を示し、V形ブロックおよび積層ベルトの形状
を第1実施例と同一にした場合、同一角度となる。
ト寄側面を図示上方に向かうほどブロック幅寸法が増加
するように切欠くことにより傾斜面3dを形成し、この
傾斜面3dと積層ベルト4のブロック寄側面4aとがな
す角度θ2をθ2=θ。、x(またはθ2#θゎ、りに
設定する。なおここでθ□、Xは第1実施例と同様の、
V形ブロック3が突起3Cを中心にして回動する際の最
大傾斜角を示し、V形ブロックおよび積層ベルトの形状
を第1実施例と同一にした場合、同一角度となる。
この第2実施例の伝動ベルトは心ずれ発生時第4図に示
すようにV形ブロック3のベルト組付用溝3bに設けた
傾斜面3dと、積層ベルト4のプロ・ツク寄側面4aと
が面接触するから、第1実施例と同様の効果が得られる
。
すようにV形ブロック3のベルト組付用溝3bに設けた
傾斜面3dと、積層ベルト4のプロ・ツク寄側面4aと
が面接触するから、第1実施例と同様の効果が得られる
。
第5図は本発明の伝動ベルトの第3実施例の構成を示す
図であり、図中5はV形ブロック、6は積層ベルトを示
す。
図であり、図中5はV形ブロック、6は積層ベルトを示
す。
本例の伝動ベルトの第1実施例との相違点は、傾斜面を
V形ブロック、積層ベルトの双方に形成したことであり
、その他は第1実施例と同様に構成しである。すなわち
積層ベルト6のブロック寄側面には第1実施例と同様に
して傾斜面6aを形成し、V形ブロック5のベルト組付
用溝5bのベルト寄側面には第2実施例と同様にして傾
斜面5dを形成し、傾斜面5dと傾斜面6aとがなす角
度θ3を03−θ1.!(またはθ3#θ、りに設定す
る。
V形ブロック、積層ベルトの双方に形成したことであり
、その他は第1実施例と同様に構成しである。すなわち
積層ベルト6のブロック寄側面には第1実施例と同様に
して傾斜面6aを形成し、V形ブロック5のベルト組付
用溝5bのベルト寄側面には第2実施例と同様にして傾
斜面5dを形成し、傾斜面5dと傾斜面6aとがなす角
度θ3を03−θ1.!(またはθ3#θ、りに設定す
る。
なおV形ブロック5、積層ベルト6の夫々における傾斜
面の角度は、第1.第2実施例の場合よりも小さくする
ことができる。
面の角度は、第1.第2実施例の場合よりも小さくする
ことができる。
この第3実施例の伝動ベルトは心ずれ発生時傾斜面5d
と傾斜面6aとが面接触するから、第1実施例と同様の
効果が得られる。
と傾斜面6aとが面接触するから、第1実施例と同様の
効果が得られる。
(発明の効果)
かくして本発明の伝動ベルトは上述の如く、プーリ間に
心ずれが生じてV形ブロックが突起を中心にして回動し
たとき、V形ブロックおよび積層ベルトの対向する側面
同士を面接触させる傾斜面をV形ブロック、積層ベルト
の少なくとも一方に設けたから、これら側面同士が鋭角
的に接触して積層ベルトを構成する金属帯にV形ブロッ
クから作用する力の面圧が増大して該金属帯のパリや破
損を招く不具合が生じることはなく、伝動ベルトの耐久
性を格段に向上させることができる。
心ずれが生じてV形ブロックが突起を中心にして回動し
たとき、V形ブロックおよび積層ベルトの対向する側面
同士を面接触させる傾斜面をV形ブロック、積層ベルト
の少なくとも一方に設けたから、これら側面同士が鋭角
的に接触して積層ベルトを構成する金属帯にV形ブロッ
クから作用する力の面圧が増大して該金属帯のパリや破
損を招く不具合が生じることはなく、伝動ベルトの耐久
性を格段に向上させることができる。
第1図は本発明の伝動ベルトの第1実施例の構成を示す
図、 第2図は同例の作用を説明するための図、第3図は本発
明の伝動ベルトの第2実施例の構成を示す図、 第4図は同例の作用を説明するための図、第5図は本発
明の伝動ベルトの第3実施例の構成を示す図、 第6〜第8図は従来技術を説明するための図である。 1、 3. 5.・・・V形ブロック lb、 3b、 5b・・・ベルト組付用溝lc、 3
c、 5c・・・突起 2a、 6a・・・傾斜面 2、 4.6・・・積層ベルト 3d、 5d・・・傾斜面
図、 第2図は同例の作用を説明するための図、第3図は本発
明の伝動ベルトの第2実施例の構成を示す図、 第4図は同例の作用を説明するための図、第5図は本発
明の伝動ベルトの第3実施例の構成を示す図、 第6〜第8図は従来技術を説明するための図である。 1、 3. 5.・・・V形ブロック lb、 3b、 5b・・・ベルト組付用溝lc、 3
c、 5c・・・突起 2a、 6a・・・傾斜面 2、 4.6・・・積層ベルト 3d、 5d・・・傾斜面
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、V形溝を有する駆動側プーリおよび従動側プーリ間
に掛け渡される伝動ベルトであって、積層ベルトと、ベ
ルト組付用溝および整列作用を有する突起を形成され前
記積層ベルトの走行方向に配列される多数のV形ブロッ
クとを具える伝動ベルトにおいて、 前記駆動側プーリおよび従動側プーリ間の心ずれととも
に前記V形ブロックが前記突起を中心にして回動する際
に前記積層ベルトと前記ベルト組付用溝とが面接触する
ような傾斜面を前記積層ベルトに設けたことを特徴とす
る伝動ベルト。 2、V形溝を有する駆動側プーリおよび従動側プーリ間
に掛け渡される伝動ベルトであつて、積層ベルトと、ベ
ルト組付用溝および整列作用を有する突起を形成され前
記積層ベルトの走行方向に配列される多数のV形ブロッ
クとを具える伝動ベルトにおいて、 前記駆動側プーリおよび従動側プーリ間の心ずれととも
に前記V形ブロックが前記突起を中心にして回動する際
に前記積層ベルトと前記ベルト組付用溝とが面接触する
ような傾斜面を前記ベルト組付用溝に設けたことを特徴
とする伝動ベルト。 3、V形溝を有する駆動側プーリおよび従動側プーリ間
に掛け渡される伝動ベルトであって、積層ベルトと、ベ
ルト組付用溝および整列作用を有する突起を形成され前
記積層ベルトの走行方向に配列される多数のV形ブロッ
クとを具える伝動ベルトにおいて、 前記駆動側プーリおよび従動側プーリ間の心ずれととも
に前記V形ブロックが前記突起を中心にして回動する際
に前記積層ベルトと前記ベルト組付用溝とが面接触する
ような傾斜面を前記積層ベルトおよび前記ベルト組付用
溝に設けたことを特徴とする伝動ベルト。 4、前記傾斜面の形成によって、前記積層ベルトのブロ
ック寄側面および前記ベルト組付用溝のベルト寄側面が
プーリ間の心ずれのない状態においてなす角度は、前記
V形ブロックの、前記突起を中心とする最大傾斜角と等
しいかまたはほぼ等しいものであることを特徴とする、
請求項1、2または3記載の伝動ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2194864A JP2529018B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 伝動ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2194864A JP2529018B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 伝動ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0483941A true JPH0483941A (ja) | 1992-03-17 |
JP2529018B2 JP2529018B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=16331569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2194864A Expired - Fee Related JP2529018B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 伝動ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529018B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0626526A1 (en) * | 1993-05-24 | 1994-11-30 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Drive belt |
US5439422A (en) * | 1993-05-24 | 1995-08-08 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Drive belt |
US5533940A (en) * | 1994-05-24 | 1996-07-09 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Drive belt |
EP1018608A1 (en) * | 1999-01-08 | 2000-07-12 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Metal belt |
EP1179691A1 (en) * | 2000-08-11 | 2002-02-13 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Belt for continuously variable transmission |
NL1018268C2 (nl) * | 2001-06-12 | 2002-12-16 | Doornes Transmissie Bv | Dwarselement met conisch nekdeel. |
NL1022022C2 (nl) * | 2002-11-28 | 2004-06-02 | Doornes Transmissie Bv | Metalen drijfriem. |
US7282002B2 (en) * | 2003-07-04 | 2007-10-16 | Honda Motor Co., Ltd. | Belt for continuously variable transmission |
-
1990
- 1990-07-25 JP JP2194864A patent/JP2529018B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5439422A (en) * | 1993-05-24 | 1995-08-08 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Drive belt |
EP0626526A1 (en) * | 1993-05-24 | 1994-11-30 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Drive belt |
US5533940A (en) * | 1994-05-24 | 1996-07-09 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Drive belt |
JP4505068B2 (ja) * | 1999-01-08 | 2010-07-14 | 本田技研工業株式会社 | 金属ベルト |
EP1018608A1 (en) * | 1999-01-08 | 2000-07-12 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Metal belt |
JP2000199545A (ja) * | 1999-01-08 | 2000-07-18 | Honda Motor Co Ltd | 金属ベルト |
EP1179691A1 (en) * | 2000-08-11 | 2002-02-13 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Belt for continuously variable transmission |
NL1018268C2 (nl) * | 2001-06-12 | 2002-12-16 | Doornes Transmissie Bv | Dwarselement met conisch nekdeel. |
EP1267091A2 (en) | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Transverse element having a conical neck portion |
US6857980B2 (en) | 2001-06-12 | 2005-02-22 | Van Doorne's Transmissle B.V. | Transverse element having a conical neck portion |
EP1267091A3 (en) * | 2001-06-12 | 2006-04-26 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Transverse element having a conical neck portion |
EP2325523A1 (en) | 2001-06-12 | 2011-05-25 | Bosch Transmission Technology b.v. | Drive belt comprising transverse elements having a conical neck portion |
NL1022022C2 (nl) * | 2002-11-28 | 2004-06-02 | Doornes Transmissie Bv | Metalen drijfriem. |
US7201689B2 (en) | 2002-11-28 | 2007-04-10 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Metal driving belt |
EP1424508A3 (en) * | 2002-11-28 | 2006-08-30 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Metal driving belt |
US7282002B2 (en) * | 2003-07-04 | 2007-10-16 | Honda Motor Co., Ltd. | Belt for continuously variable transmission |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2529018B2 (ja) | 1996-08-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2529017B2 (ja) | 伝動ベルト | |
JPS5999142A (ja) | 動力伝達チエ−ン | |
EP2233781A1 (en) | Belt element and transmission belt | |
EP0073962B1 (en) | Transmission v-belt | |
JPH0483941A (ja) | 伝動ベルト | |
JPS5881252A (ja) | 伝動vベルト | |
JP2832412B2 (ja) | チェーンベルト | |
US5788594A (en) | Low noise belt for continuously variable transmission | |
JP2005321066A (ja) | 動力伝達チェーン及びそれを用いた動力伝達装置 | |
JP3189716B2 (ja) | 無段変速機用vベルト | |
JP2006250273A (ja) | 伝動ベルト | |
JPH02118230A (ja) | チェーンベルト | |
JP3186668B2 (ja) | ベルト式無段変速機用ベルトのエレメント | |
JPS6114758Y2 (ja) | ||
EP1236928A1 (en) | Drive belt and method for manufacturing thereof | |
JPS6115333Y2 (ja) | ||
JPS6170246A (ja) | Vベルト | |
JP4736366B2 (ja) | 無端ベルトの製造方法 | |
JPH05272594A (ja) | 伝動vベルト | |
JPS62258240A (ja) | Vベルト | |
JPS61290257A (ja) | Vベルト | |
JP3079624B2 (ja) | 伝動ベルト | |
JP2000304105A (ja) | サイレントチェーン | |
JP2001173730A (ja) | 無段変速機用ベルト | |
JPH0450535A (ja) | 伝動ベルト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |