JPH048381Y2 - - Google Patents

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JPH048381Y2
JPH048381Y2 JP10615986U JP10615986U JPH048381Y2 JP H048381 Y2 JPH048381 Y2 JP H048381Y2 JP 10615986 U JP10615986 U JP 10615986U JP 10615986 U JP10615986 U JP 10615986U JP H048381 Y2 JPH048381 Y2 JP H048381Y2
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board
pin
probe
circuit board
frame
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、扁平な回路基板に各種の電子部品を
装着して組立てられた被検査体としての実装回路
基板(以下、たんに回路基板という)を最終的に
導通検査する回路基板検査装置に係り、特に、各
種の電子部品を回路基板の両面に装着した被検査
体を検査する両面回路基板検査装置に関する。
〔従来の技術〕
既に提案されているこの種の回路基板検査装置
は、回路基板の片面のみに各種の電子部品を挿着
した被検査体としての回路基板の検査点に多数の
ピン状コンタクトプローブの先端を接触させて導
通検査している。
すなわち、上述した回路基板検査装置は、プロ
ーブボード上に多数のコンタクトプローブを弾発
的に植設し、これらコンタクトプローブを回路基
板の一面に装着された各電子部品から突出する回
路基板の他端の導体部分に上方または下方から昇
降させて圧接し、これによつて電気的導通検査を
施すようになつている。
このように、被検査体としての回路基板は、そ
の一面のみに各種電子部品による突出部を形成
し、回路基板の他面は、検査回路面を形成してい
る関係上、コンタクトプローブを被検査体の他面
側から回路基板に接触導通させて測定検査が行わ
れる。
しかしながら、最近の回路基板に使用される各
種の電子部品は、超小型化するために、高密度配
列化を余儀なくされ、これに起因して、回路基板
の両面にそれぞれ装着して使用されるため、これ
らの両面回路基板の導通検査は、両面回路基板の
上、下方向から同時に、しかも、一挙に一工程で
導通検査することが望まれている。
この問題を解決するために、本出願人は、特願
昭60−65316号において、両面回路基板を着脱自
在に支持する回路基板保持枠を、複数の案内支柱
を有する装置枠体内部に案内支柱に沿つて上下に
移動自在に設け、回路基板保持枠の上方位置に、
下向きのコンタクトプローブを有する上部プロー
ブボードを装着枠体に固定して支持し、回路基板
保持枠の下方位置に、上向きのコンタクトプロー
ブを有する下部プローブボードを保持する下部プ
ローブボード装着枠を案内支柱に沿つて上下に移
動自在に装着し、下部プローブボード装着枠を上
方へ向かつて押上げることによつて回路基板保持
枠をも押上げ、これによつて回路基板に、その上
下で、上部プローブボードのプローブおよび下部
プローブボードのプローブによる接触を受けさ
せ、両面を同時に検査する両面回路基板検査装置
を提案した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この両面回路基板検査装置において
は、検査すべき回路基板の品種が変わるたびにそ
のパターンが変わり、コンタクトプローブを接触
させるべき検査点のパターンが変わるので、上部
および下部のプローブボードを、プローブ配列の
異なる他のプローブボードと交換しなければなら
ない。
しかし、プローブボードは、その各プローブの
基端のソケツトにジヤンパー線などのコードの一
端を半田付などの手段により接続し、そのコード
の他端を検査機器に連なるコネクタに接続してあ
るため、プローブボードの交換のたびに、長いコ
ードの束をコネクタから外して一緒に移動させな
ければならない。したがつて、これにより、コー
ド切れやソケツト接続部の半田付け部の不良等の
問題が発生し、しかも長いコード付きプローブボ
ードを移動させるのに手間がかかつた。
本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、プローブボードの交
換の際のコード切れ、半田付け部不良の発生等の
問題が生ずることがなく、長いコードの取扱いの
問題がなく、プローブボードの交換を簡単かつ容
易に行うことのできる両面回路基板検査装置を得
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前述の形式の両面回路基板検査装置
において、上部プローブボードの一部に、多数の
導通ピンを上下方向に装着した第1ピンボードを
固設して、上部プローブボードの各コンタクトプ
ローブの基部を第1ピンボードの各導通ピンに配
線により接続し、上部プローブボードと共に第1
ピンボードもその配線と共に装置の枠体外に取出
しうるようにし、装置の枠体には、第1ピンボー
ドの上方に対向して第1ピンボードに向かつて下
降自在に第2ピンボードを装着し、この第2ピン
ボードには、その下降時に第1ピンボードの導通
ピンの各々の上端に電気的に接触する多数の導通
ピンを上下方向に装着し、第2ピンボードの導通
ピンを、それぞれ検査機器に連なるコネクタに配
線により接続し、一方、下部プローブボードの一
部には、多数の導通ピンを上下方向に装着した第
3ピンボードを固設して、下部プローブボードの
各コンタクトプローブの基部を第3ピンボードの
各導通ピンに配線により接続し、下部プローブボ
ードと共に、第3ピンボードもその配線と共に装
置の枠体外に取出しうるようにし、装置の枠体に
は、第3ピンボードの上方に対向して第4ピンボ
ードを固着し、この第4ピンボードには、下部プ
ローブボードの上昇時に第3ピンボードの導通ピ
ンの各々の上端に電気的に接触する多数の導通ピ
ンを上下方向に装着し、第4ピンボードの導通ピ
ンを、それぞれ、検査機器に連なるコネクタに配
線により接続したことを特徴とする。
〔作用〕
上述の構成により、上部および下部プローブボ
ードを交換する時には、第2ピンボードを上昇さ
せて、上部プローブボードの第1ピンボードの導
通ピンと第2ピンボードの導通ピンの接続を解
き、上部プローブボードを、その第1ピンボード
および接続コードと共にユニツトとして一体的に
取出すことができ、また既に下降してその第3ピ
ンボードの導通ピンが第4ピンボードの導通ピン
から離れている下部プローブボードは、第3ピン
ボードおよび接続コードと共にユニツトとして一
体的に取出すことができ、次いで新しい上部およ
び下部プローブボードを逆の手順で容易に装着す
ることができる。この間、第2ピンボードとコネ
クタおよび第4ピンボードとコネクタをそれぞれ
結ぶコードは装着枠体側に残されたままである。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の一実施例について説明す
る。
第2図において、符号1は、回路基板検査装置
の扁平な支持ベースを示し、この支持ベース1上
の各角隅部には、4本の案内支柱2が植設されて
おり、この案内支柱2の上部には天板3が固定さ
れ、これらによつて装置の枠体4が構成されてい
る。
天板3の下方には、それと平行に上部プローブ
ボードB1が支持されている。この上部プローブ
ボードB1は、天板3の下面に固定された上部プ
ローブボード装着枠6の前後方向(紙面に直交す
る方向)に摺動自在に支持されている。この摺動
を可能にするために、装着枠6の下端部には、上
部プローブボードB1の両側縁を摺動自在に支持
する支持段部付条片7が固定されている。この部
分の詳細については後述する。上部プローブボー
ドB1は下向きの先端を有する多数のピン状コン
タクトプローブ8を備えている。これらのプロー
ブ8は、上部プローブボードB1を貫通した状態
でそれに固定されている。
枠体4の内側空間の下部には、下部プローブボ
ードB2を前後方向に摺動自在に支持する下部プ
ローブボード装着枠9が設けられている。その装
着枠9は、方形枠状の上板10および板板11
と、それらを一体的に連結する筒体12と、上板
10の上面に固定した支持条片13と、支持条片
13の上面に固定した段部付条片14とを有し、
筒体12は各案内支柱2に摺動自在に嵌合してお
り、これにより装着枠9は、全体的に、第2図の
右半分に示す下降位置と同図の左半分に示す上昇
位置との間で上下方向に移動可能となつている。
下部プローブボードB2は、その両側縁が支持条
片13と段部付条片14により保持された前後方
向(紙面に直交する方向)に摺動自在である。こ
の部分の詳しい構造については後述する。下部プ
ローブボードB2は、上向きの先端を有する多数
のピン状コンタクトプローブ15を貫通状態で支
持している。
上部プローブボード装着枠6および下部プロー
ブボード装着枠9の間には、回路基板保持枠17
が設けられている。回路基板保持枠17は、第3
図に拡大して示すように、方形枠状の基板18
と、この基板18の両側上面に固定した筒体19
と、基板18の両側上面に固定したガイド20
と、ガイド20によつて前後方向(紙面に直交す
る方向)に案内されるロツド21を一体的に有す
る摺動板22と、この摺動板22上のピン23に
よつて位置決めされる回路基板支持板24とを備
え、この支持板24に被検査体としての両面回路
基板Pが保持されるようになつている。回路基板
保持枠17は、筒体19により案内支柱2に案内
されて上下に移動可能である。
第3図に示すように、前記支持条片13および
段部付条片14は、上板10、下板11を貫通し
て下方から挿通されたロツド26の上端部にねじ
込んだねじ27によつて固定されており、ロツド
26の下端のねじ部28には締付けナツト29が
はめられて緊締されている。そして、下部プロー
ブボードB2の側縁は段付状に形成されて、段部
付条片14の段部14aにより下方へ押圧されて
おり、ナツト29をゆるめると、段部14aによ
る押圧から解放されるようになつている。一方、
下板11、上板10および支持条片13を貫通し
て下方から挿通されたロツド30の先端30aが
下部プローブボードB2の側縁部の小孔に挿入さ
れて、下部プローブボードB2の前後方向の位置
決めを行つている。ロツド30はコイルばね31
により上方へ付勢され、手でロツド30の下端の
つまみ30bを引下げた時にのみ、ロツド先端3
0aが下部プローブボードB2の小孔との係合を
解かれるようになつている。
上部プローブボードB1の拘束、解放について
も、下部プローブボードB2の場合と同じ構成が
採られており、支持段部付条片7はロツド33の
下端にねじ込んだねじ24により保持されるとと
もに上端に図示しない締付けナツトを有し、また
ロツド35の先端35aが上部プローブボード
B1の小孔に係合し、ロツド35の上端にはつま
みが設けられている。
第4図に示すように、天板3の下面からは下方
ー向かつてガイドピン40が、また回路基板保持
枠19の基板18の上面からは上方へ向かつてガ
イドビン41がそれぞれ突設され、これらのガイ
ドピン40,41にわたつて圧縮コイルばね42
がはめられている。また、基板18の下面からは
ガイドピン43が下方へ突設され、下部プローブ
ボード装着枠9の下板11からは上方へ向かつて
ガイドピン44が突設され、これらのガイドピン
43,44にわたつて圧縮コイルばね45がはめ
られている。したがつて、中間にある回路基板保
持枠17は上下のばね42,45により浮動状態
に支持されることになる。上方のばね42の弾力
は下方のばね45の弾力よりも弱くなつている。
第1図に示すように、下部プローブボード装着
枠9の下方には押上げ装置50が設けられてい
る。押上げ装置50はモータ駆動の偏心カム51
の作用を一端52aで受けるレバー52を有す
る。レバー52は固定軸53により枢着され、そ
の他端52bは、下部プローブボード装着枠9の
下面の被作用部53に対し作用するようになつて
いる。偏心カム51がレバー52の一端52aを
押下げると、他端52bは被作用部53を介して
下部プローブボード装着枠9を押上げる。
第2図の一部の部材を取除いて示す平面図であ
る第5図に示すように、上部プローブボードB1
は、その後部の両側部に1対の後方への張出し部
60を有し、これらの張出し部60上には、第1
ピンボードPB1,PB1が設けられている。側縦断
面図である第1図および正面縦断面図である第6
図に示すように、第1ピンボードPB1は張出し部
60より高い位置において張出し部60上に固定
されており、張出し部60と第1ピンボードPB1
との間には空間が形成されている。第1ピンボー
ドPB1は、例えばその両側縁部を1対の立上り部
材を介して張出し部60上に固定することにより
設置される。
第1ピンボードPB1には多数の導通ピン61が
上下に貫通して固定されており、その上端は後述
のように他の導通ピンと接触する接触端となつて
いる。また、導通ピン61の下端は、それぞれ、
上部プローブボードB1の各プローブ8の基端
(上端)とコード62(第1図)により接続され
ている。コード62は、第5図に示すように左右
に分岐するように接続される。
一方、第1図に示すように、第1ピンボード
PB1の上方に対向して第2ピンボードPB2が設け
られる。第2ピンボードPB2は、第1ピンボード
PB1の導通ピン61のそれぞれに対応する位置に
導通ピン64を貫通状態で備え、これら導通ピン
64の下端は前記導通ピン61の上端に接触しう
るようになつている。第2ピンボードPB2は上下
方向のガイドロツド65により圧下板66に連結
されている。天板3上には支持部材67が固定さ
れ、この支持部材67を前記ガイドロツド65が
摺動可能に挿通されている。そして、支持部材6
7上には、圧下カム68を有する圧下ハンドル6
9が設けられ、この圧下ハンドル69を第1図の
矢印方向に回動させると、圧下カム68が圧下板
66を介して第2ピンボードPB2を下方へ変位さ
せ、その各導通ピン64を第1ピンボードPB1
導通ピン61に接触させるようになつている。な
お、図示しない圧縮ばねの作用で、第2ピンボー
ドPB2および圧下板66は圧下力を除くと上方へ
戻るようになつている。第2ピンボードPB2の導
通ピン64はそれぞれコード70によりコネクタ
72に接続されている。コネクタ72は検査機
器、検査計器などに接続される。上述の機構は第
7図に示すように左右一対設けられる。
第1図に示すように、下部プローブボードB2
の後部には第3ピンボードPB3が一体的に設けら
れており、それに上下方向に多数の導通ピン80
が貫通状態で設けられている。そして、下部プロ
ーブボードB2の各プローブ15の基端(下端)
が第3ピンボードPB3の各導通ピン80の下端に
コード81により接続されている。第3ピンボー
ドPB3は、第5図に示すように、両側の第1ピン
ボードPB1の中間部の空間へ向かつて突出してい
る。
一方、第1図において、第3ピンボードPB3
上方に対向して第4ピンボードPB4が設けられて
いる。この第4ピンボードPB4は第3ピンボード
PB3の導通ピン80にそれぞれ対応する位置に導
通ピン84を備えている。第4ピンボードPB4
は、第6図に示すように天板3の下面に取付部材
85により装着することができる。第4ピンボー
ドPB4の各導通ピン84は、第1図に示すように
コネクタ72にコード86により接続されてい
る。
第8図に示すように、回路基板保持枠17の摺
動板22の前端には、摺動板22の前方への引出
し用把手87が固定されている。
次に、以上延べた回路基板検査装置の作用を説
明する。
被検査体としての両面回路基板Pを検査するに
は、第8図において引出し用把手87を矢印方向
に前方へ引いて、ガイド20によるロツド21の
案内によつて摺動板22および回路基板支持板2
4を装置の枠体4外へ露出させ、回路基板支持板
24に回路基板Pを装着した後、把手87を押し
て回路基板Pを装置枠体4の内部の所定位置へ押
込んでロツクする。所定位置は図示しない適当な
ストツパにより定められる。
ところで、回路基板Pの検査時には、圧下ハン
ドル69は第1図の矢印方向に回動されてロツク
され、これにより圧下カム68の作用で第2ピン
ボードPB2は下降させられ、その導通ピン64の
下端が第1ピンボードPB1の導通ピン61の上端
に接触させられる。したがつて、上部プローブボ
ードB1のコンタクトプローブ8は、コード62、
導通ピン61,64およびコード70を経てコネ
クタ72に接続される。
この状態で、図示しない操作スイツチを操作す
ることにより、押上げ装置50のモータが運転さ
れ、レバー52は第1図において時計方向に回動
させられ、被作用部53を介して下部プローブボ
ード装着枠9が上昇しはじめる。
この押し上げによる装着枠9の上昇により、第
4図において下部のコイルばね45は押上げ力を
回路基板保持枠17に伝達し、同保持枠17をも
上昇させる。押上げ力はさらに同保持枠17から
上部のコイルばね42に伝達される。ところで、
上部のコイルばね42の上端は天板3に支持され
ており、しかも上部のコイルばね42は前述のよ
うに下部のコイルばね45よりも弱いから装着枠
9の上昇開始により、まず上部のコイルばね45
が圧縮され始める。この時、下部のコイルばね4
5の圧縮は殆んどなされず、したかつて装着枠9
上の下部プローブボードB2の上向きコンタクト
プローブ15と、回路基板保持枠17上の回路基
板Pとの相対距離の変化は殆んどない。これに対
し、上部コイルばね42の圧縮によつて回路基板
保持枠17上の回路基板Pと上部プローブボード
B1の下向きコンタクトプローブ8の距離は漸次
縮まり、遂には、回路基板Pの上面の検査点が下
向きコンタクトプローブ8に接する。そして、図
示しない下向き固定停止ピンの下端が回路基板P
の上面に接してその浮上りを防止し、それを押さ
えて位置決めをする。停止ピンの位置はこのよう
な作用が最適になされる位置に定められる。
このような状態になつた後は上部コイルばね4
2の圧縮は止まる。また、上部コイルばね42は
その弱い弾力で、下向きコンタクトプローブ8と
回路基板Pの上面の電子部品との最初の接触時に
軟かい緩衝作用を果たし、部品を保護する。回路
基板Pの上面の電子部品はフラツトパツケージで
あることが多く、そのまわりに突出する多数の折
曲導電腕はきわめて弱く、例えば30グラムを越え
る力で変形する。上部コイルばね42の軟かい緩
衝作用は、フラツトパツケージの弱い導電腕に所
定の弱い力でコンタクトプローブ8の先端を接触
させることを可能にし、導電接着面の剥離等の事
故を防ぎ正確な加圧力を確保する。
このようにして所定の力で緩衝作用を伴つて下
向きのコンタクトプローブ8と回路基板上面部品
との接触を行ない、無理な応力なしに所定の導通
関係を確保した後、下部コイルばね45の圧縮変
形を起しつつ下部プローブボード装着枠9がさら
に上昇を続け、遂には上向きコンタクトプローブ
15の上端が、回路基板Pの下面の電子部品に第
2図の左半分に示すように接触する。この時、モ
ータは図示しない制御回路の作用で停止する。
また、この時、下部プローブボードB2の上昇
に伴つて第3ピンボードPB3も上昇し、その導通
ピン80の上端は固定されている第4ピンボード
PB4の導通ピン84の下端に接触する。これによ
つて、下部プローブボードB2のコンタクトプロ
ーブ15はコード81、導通ピン80,84、コ
ード86を経てコネクタ72に接続される。した
がつて、回路基板Pの上面側および下面側ともコ
ネクタ72を経て検査機器または計器に接続され
ることになり、所定の導通検査がなされる。
一定の検査時間の経過後、モータが再び駆動さ
れ、レバー52は第1図において反時計方向に回
動し、下部プローブボード装着枠9が下降を開始
し、次いで回路基板保持枠17も下降して最初の
位置へ戻る。次いで、回路基板保持枠17上の検
査ずみ回路基板は第8図の把手87を引くことに
より引出され、新しい回路基板が装着されて再び
枠体4内の所定位置へ押込まれてロツクされる。
以上のようにして両面回路基板の検査がなされ
るが、他形式の回路基板を検査するには、それに
合つた新しい上部プローブボードB1および下部
プローブボードB2が必要となり、両プローブボ
ードの交換が行わなければならない。
このためには、第1図において、圧下ハンドル
69を再び図示の位置へ戻して第2ピンボード
PB2を第1ピンボードPB1に対して上昇させ、導
通ピン61,64の接触を解く。次いで、第3図
において、ロツド26,33を締付けているナツ
ト29等を緩めて上部プローブボードB1の段付
条片7による拘束および下部プローブボードB2
の段付条片14による拘束を解き、さらにロツド
30,35をばねの力に抗して後退させてそれら
の先端30a,35aを両プローブボードの小孔
から抜く。これにより、両プローブボードB1
B2は自由になるので、それを枠体4外へ前方か
ら引出す。
この時、上部プローブボードB1に一体的に支
持される第1ピンボードPB1は、第2ピンボード
PB2を残してコード62と共にユニツトとして引
出される一方、第2ピンボードPB2に連なるコー
ド70は装置の枠体4の側に残される。また、下
部プローブボードB2に一体的に連なる第3ピン
ボードPB3は、第4ピンボードPB4とコード86
を枠体4側に残して、コード81と共に下部プロ
ーブボードB2と同じユニツトの一部として引出
される。なお、第3、第4ピンユニツトPB3
PB4は既に離れているので、第1、第2ピンユニ
ツトPB1,PB2の場合のように離す操作は不要で
ある。
新しい上部および下部プローブボードB1,B2
の装着は、上述したところと逆の手順により行わ
れる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案では、上下のプロー
ブボードとそれに付属するピンボードおよびコー
ドを、ユニツトの形態で取外したり装着したりで
きるようにしたことによつて、従来装置における
ように長いコードを引回すことがなくなり、コー
ド切れ、半田付けの剥がれなどの問題が解消し、
プローブボードの取扱いが簡単化される。また、
本考案によれば、回路基板試作段階などで頻繁な
設計変更への対応が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回路基板検査装置の一例の後
部の縦断側面図、第2図は同一部縦断して示す正
面図、第3図は第2図の一部の拡大図、第4図は
回路基板検査装置における圧縮ばねによる支持部
分を主として示す説明図、第5図は第2図の一部
省略平面図、第6図は第5図の−線断面部分
図、第7図は部品をさらに追加して示す第5図と
同様な平面図、第8図は回路基板検査装置の前部
の側面図である。 1……支持ベース、2……案内支柱、3……天
板、4……装置の枠体、B1……上部プローブボ
ード、B2……下部プローブボード、6……上部
プローブボード装着枠、8……下向きのコンタク
トプローブ、9……下部プローブボード装着枠、
15……上向きのコンタクトプローブ、P……回
路基板、17……回路基板保持枠、20……ガイ
ド、21……ロツド、22……摺動板、23……
位置決め用ピン、40,41,43,44……ガ
イドピン、42,45……コイルばね、50……
押上げ装置、52……レバー、60……張出し
部、PB1……第1ピンボード、PB2……第2ピン
ボード、PB3……第3ピンボード、PB4……第4
ピンボード、61,64,80,84……導通ピ
ン、62,70,81,86……コード、65…
…ガイドロツド、66……圧下板、68……圧下
カム、69……圧下ハンドル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 支持ベースに複数の案内支柱を植設し、案内
    支柱の上部に天板を取付けて構成した検査装置
    の枠体を備え、前記天板の下側には、下向きの
    ピン状コンタクトプローブを有する上部プロー
    ブボードを枠体外に取出し自在に装着し、一
    方、枠体内の下側空間には、前記案内支柱に沿
    つて上下方向に移動可能に下部プローブボード
    装着枠を設け、この装着枠の上部に、上向きの
    ピン状コンタクトプローブを有する下部プロー
    ブボードを装置の枠体外に取出し自在に装着
    し、前記上部プローブボードと下部プローブボ
    ードの間には、両プローブボードに平行に両面
    回路基板を着脱自在に支持する回路基板保持枠
    を前記案内支柱に沿つて上下に移動可能に設
    け、検査装置枠体の底部には、検査時に前記下
    部プローブボード装着枠を上方へ押上げて、下
    部プローブボードのコンタクトプローブを回路
    基板の下面に接触させるとともに下部プローブ
    ボード装着枠を介して回路基板保持枠をも押上
    げて回路基板の上面を上部プローブボードのコ
    ンタクトプローブに接触させる押上げ装置を設
    け、上部プローブボードの一部には、多数の導
    通ピンを上下方向に装着した第1ピンボードを
    固設して、上部プローブボードの各コンタクト
    プローブの基部を第1ピンボードの各導通ピン
    に配線により接続し、上部プローブボードと共
    に第1ピンボードもその配線と共に装置の枠体
    外に取出しうるようにし、装置の枠体には、第
    1ピンボードの上方に対向して第1ピンボード
    に向かつて下降自在に第2ピンボードを装着
    し、この第2ピンボードにはその下降時に第1
    ピンボードの導通ピンの各々の上端に電気的に
    接触する多数の導通ピンを上下方向に装着し、
    第2ピンボードの導通ピンを、それぞれ、検査
    機器に連なるコネクタに配線により接続し、一
    方、下部プローブボードの一部には、多数の導
    通ピンを上下方向に装着した第3ピンボードを
    固設して、下部プローブボードの各コンタクト
    プローブの基部を第3ピンボードの各導通ピン
    に配線により接続し、下部プローブボードと共
    に第3ピンボードもその配線と共に装置の枠体
    外に取出しうるようにし、装置の枠体には、第
    3ピンボードの上方に対向して第4ピンボード
    を固着し、この第4ピンボードには、下部プロ
    ーブボードの上昇時に第3ピンボードの導通ピ
    ンの各々の上端に電気的に接触する多数の導通
    ピンを上下方向に装着し、第4ピンボードの導
    通ピンを、それぞれ、検査機器に連なるコネク
    タに配線により接続してなる回路基板検査装
    置。 2 上部および下部プローブボードを装置の枠体
    外に水平方向に引出し可能としてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の回路基板検査装
    置。 3 第1ピンボードを、上部プローブボードの後
    部両側に設け、第2ピンボードを天板に上下に
    移動自在に支持してなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の回路基板検査装置。 4 第1ピンボードを上部プローブボードより高
    い位置に設けてなる実用新案登録請求の範囲第
    3項記載の回路基板検査装置。 5 第3ピンボードを、下部プローブボードの後
    方中央部に第1ピンボードと上下方向に重なら
    ない位置に設け、第4ピンボードを天板により
    その下方に支持してなる実用新案登録請求の範
    囲第3項記載の回路基板検査装置。
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