JPH0483713A - ゼオライト組成物及びゼオライト組成物の製造方法 - Google Patents

ゼオライト組成物及びゼオライト組成物の製造方法

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JPH0483713A
JPH0483713A JP19763490A JP19763490A JPH0483713A JP H0483713 A JPH0483713 A JP H0483713A JP 19763490 A JP19763490 A JP 19763490A JP 19763490 A JP19763490 A JP 19763490A JP H0483713 A JPH0483713 A JP H0483713A
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zeolite
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zeolite composition
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Junsuke Haruna
春名 淳介
Masaru Meguro
目黒 勝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、3次元網目状多孔体に加工されたゼオライト
組成物及びゼオライト組成物の製造方法に関するもので
ある。
このゼオライト組成物は水処理フィルター、触媒、脱臭
、活性汚泥の担体等に広く利用される。
〔従来技術〕
ゼオライトにおいて、天然ゼオライトは土壌改良材等に
利用され、合成ゼオライトは触媒、石鹸原料或いは分子
篩等にひろく利用されている。
ところが、天然ゼオライトについては品質が合成ゼオラ
イトと比較して劣り、合成ゼオライトの分野には到底入
り込めていない状態であり、又合成ゼオライトの分野で
はその品質は良好であるにも拘らず、それが微粉末状で
産出され、従って上記のような分野で利用する為には微
粉末状のものを造粒等の手段で塊成化する必要があり、
塊成化のためにバインダーが必要となる。しかし、バイ
ンダーを混入させることによりゼオライトの品’lt劣
化が起こり、合成ゼオライトの塊成化の欠点であるとさ
れてきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ゼオライトの塊成化形状として用途の広い、ゼオライト
の特性を十二分に発揮できる、多孔体構造のゼオライト
組成物が望まれている。
また、本発明は、ゼオライトを一旦合成し、それを塊成
化するという手法をとらずに、塊成化物をゼオライト化
することにより、上記問題を解決しようとするものであ
る。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は、(1)3次元網目状多孔体であるゼオライト
組成物であり、また(2)抗菌性金属を有し、3次元網
目状多孔体であるゼオライト組成物であり、そして(3
)抗菌性金属が銀、銅、亜鉛、水銀、錫、鉛、ビスマス
、クロム、ニッケルの群より選ばれた1種または2種以
上の金属である前記(2)に記載のゼオライト組成物で
あり、また(4) A f zo:+−SiO2物質及
びその焼結助材からなる微粉末を合成樹脂製の3次元網
目状体に塗着する第一工程と、第一工程の生成物を加熱
し、3次元網目状体を除去し、更に微粉末体を非晶質の
A l 203−5i02となるように焼結、焼成する
第二工程と、第二工程で生成した非晶質A l 2O3
−SiO2焼結体をアルカリ水溶液中でゼオライト化す
る第三工程とから成ることを特徴とするゼオライト組成
物の製造方法であり、また(5) A j2 ZO:l
−510□物質及びその焼結助材からなる微粉末を合成
樹脂製の3次元網目状体に塗着する第一工程と、第一工
程の生成物を加熱し、3次元網目状体を除去し、更に微
粉末体を非晶質のA2□003−5inとなるように焼
結、焼成する第二工程と、第二工程で生成した非晶質A
 I! 2O3−SiO2焼結体をアルカリ水溶液中で
ゼオライト化する第三工程と、第三工程で生成したゼオ
ライト多孔体を中和処理する第四工程とから成ることを
特徴とするゼオライト組成物の製造方法であり、また(
6)前記(4)および(5)の方法で製造したゼオライ
ト組成物にAg、 Cu+ Ni、 Cr等の重金属イ
オンを付加する処理を施した抗菌性ゼオライト組成物の
製造方法であり、また(7)前記(4)および(5)の
方法で製造したゼオライト組成物に有機銅イオン、有機
ニッケルイオン或いは第四アンモニウム塩を含浸させた
抗菌性ゼオライト組成物の製造方法、である。
〔作 用〕
以下、本発明を具体的に説明する。
ゼオライトは、NazO,A It 2o:1. n5
ioz、 xH2Oなる組成を有したものであるが、そ
の合成法としては以下のようなものがある。
(イ) NaOH,水ガラス、アルミン酸ソーダ、コロ
イドSiO2等を適当な割合で混合し、水熱反応をおこ
させることによる合成方法 (ロ) NaOHとA l 20.−SiO2ガラスの
微粉末とを混合し、それを(イ)と同様に水熱反応をお
こさせることによる合成方法 これらの方法により得られたゼオライトはスラリー状で
あり、従ってなんらかの塊成化手段、及び塊成化に必要
なバインダーが必要となる。
本発明者等は、前述のA i zox−5i02ガラス
としてカオリナイト仮焼物を種々検討した。そしてカオ
リナイト仮焼物として800〜1300°Cの範囲で焼
成されたものが最もゼオライト化し易いことを見出した
。しかもNa2O等を焼結助材として使用すると800
〜1300°Cの範囲で焼成されたものであっても充分
な焼結材が得られ、且つ、3次元網目状多孔体としても
充分な強度を保持し得るものが得られることを見出した
。従ってこれらの多孔体を常法に則りゼオライト化する
ことにより、多孔体であるゼオライト組成物が得られる
ことを見出した。
まず第一工程では、へ2□O,−SiO2物質としてカ
オリナイト、その焼結助材としての水ガラス水溶液及び
必要に応じて適当なバインダーを配合して混合し、これ
を合成樹脂製の3次元網目状体に塗着するものである。
合成樹脂製の3次元網目状体としてはウレタンフオーム
を使用するのが一般的である。バインダーとしては乾燥
後ある程度の強度を呈する有機バインダーを使用しても
よいし、又水ガラス水溶液自身のバインダー機能を活用
してもよい。塗着した3次元網目状体は、例えば、11
0°Cで乾燥され、この工程は終了する。
本発明の第二工程は焼成の工程である。先の第一工程で
製造された3次元網目状体は、酸化雰囲気の加熱炉で、
800〜1000°Cで1〜2時間焼成される。焼成工
程の前段では、先ず300°Cにて1時間保持し、この
間に合成樹脂製の3次元網目状体であるウレタンフオー
ムを完全に気散する。
焼成温度を800〜1000“Cとしたのは、それ以下
ではカオリナイトの分解が不充分であり、それ以上であ
るとカオリナイト中のA f 20:1分がムライト、
或いは7−AI!□03 として結晶質化してしまい、
いずれもゼオライト化に不適当な鉱物組成となってしま
うからである。
本発明の第三工程はゼオライト化工程である。
第二工程で製造した非晶質A l zo:+−3iOz
焼結体を、沸騰したNaOH水溶液に浸漬し、その非晶
質A j2 zO:+5in2焼結体の表面層をゼオラ
イト化する。NaOH濃度としてはIN〜4Nが適当で
ある。それ以下であれば、ゼオライト化が起こらず、そ
れ以上であれば、ゼオライトの別種である吸着機能が劣
るhydroxy−sodal iteが生成されてし
まう。IN〜4Nでは吸着機能が優れたphyllip
siteが生成される。
上記した製法によって、3次元網目状であるゼオライト
組成物が得られる。この3次元網目状であるゼオライト
組成物は焼結体であることから、水処理フィルター、触
媒、脱臭、活性汚泥の担体等に使用する場合の構造的強
度を具備している。
また、ゼオライト組成物は3次元網目状の成形体である
ことから、上記用途材としてゼオライトの特性を十二分
に発揮できる。
この3次元網目状であるゼオライト組成物に抗菌性を付
与した、抗菌性金属を有し、3次元網目状であるゼオラ
イト組成物とするには、下記する工程を付加すればよい
本発明の第四工程はその後の抗菌化処理のための中和処
理工程である。第三工程でゼオライト化されたゼオライ
ト焼結多孔体は、Na型のゼオライトからなり、このN
a型ゼオライトは水に浸漬すると以下のような水和反応
を起こし、高pHを呈する。
Zeo−Na (Na型ゼオライト)+H20→NaO
H+Zeo −H(水素型ゼオライト)抗菌化処理の為
に重金属イオンと接触させる際に、そのpHが高くなる
と重金属イオンが水酸化され、沈殿反応を起こし、充分
なイオン交換が起こらないので、予め中和処理するもの
である。
抗菌化処理は重金属イオン含有水溶液に、そのゼオライ
ト焼結多孔体を浸漬するだけで充分なイオン交換反応が
起こり達成される。その浸漬時間は10〜60分間で充
分である。抗菌性金属を有し、3次元網目状多孔体であ
るゼオライト組成物として銀型、調型、ニッケル型等使
用する抗菌性金属、具体的には銀、銅、亜鉛、水銀、錫
、鉛、ビスマス、クロム、ニッケルの群より選ばれた1
種または2種以上の金属があるが、その反応形態はいず
れもそのpHが4.0〜6.0間でイオン交換するのが
良い。pHが4.0以下になるとゼオライト多孔体がそ
の酸性水溶液により破壊され、又6.0以上では重金属
イオンが析出してしまう。その方法として鉱酸(塩酸、
或いは硫酸)添加でもってそのpHを上記4.0〜6.
0に保持し、その間に重金属イオン含有水溶液(硝酸銀
、硫酸銅、硫酸クロム、硫酸ニッケル等)を添加してや
れば良い。又有機銅、有機ニッケル、或いは第四アンモ
ニウム塩等の有機抗菌材を含浸させてやっても良い。こ
のような有機抗菌材は一般的には溶液状である為にその
用途としては限定されるが、ゼオライト多孔体に含浸さ
せることにより徐放性能が与えられその用途が拡大され
る。
〔実施例1〕 吸着用の3次元網目状多孔体であるゼオライト組成物を
製造する場合について述べる。
目開きメツシュが#6のサイズで、縦115mm×横1
15moX厚み13m+のウレタンフオームを準備する
。焼成により15%の収縮があるのでこれで仕上がり寸
法は縦100閣×横100鵬×厚み10mのゼオライト
多孔体ができる。
予めカオリナイト100部に1号水ガラス7部を加え、
更に水を添加し6000cpの粘度に調整した泥臭を用
意し、この中に上記ウレタンを浸漬する。
泥臭の粘度はこの数値付近が望ましい。又水ガラスは成
分中にアルカリを含むので焼結助材としての機能を発揮
することになる。浸漬後充分ウレタンの軸に泥臭が付着
した時点で引き上げる。ついで目詰まりを防く為にブロ
アーにより余分な泥臭を吹き飛ばす。この操作に遠心分
離機を用いてもよい。この泥臭の塗着したウレタンを〜
110″Cで乾燥する。更にこの操作を繰り返し、延べ
4回の塗着を行なった。その結果、軸周りに焼成後の肉
厚で〜0.5 mの焼結層をえることができた。
充分乾燥した塗着ウレタンフオームをトンネル型雰囲気
炉で酸化雰囲気で焼成した。まず300°C11時間保
持する。これは3次元網目状体となっているウレタンフ
オームを熱分解し、充分に気散除去する為である。次に
900°Cにて1時間保持し、塗着物の焼成を図る。
ここでカオリナイトは非晶質のA l 2O3−SiO
2に変化する。炉冷したゼオライト化し易い物質よりな
る多孔体はゼオライト化の為のアルカリ処理の工程に入
る。
アルカリニ程としてはこの多孔体焼成物を〜100″C
に加熱したNaOH水溶液中に浸漬する。その際のNa
OH水溶液のNaOH濃度は160 g/lであった。
浸漬時間は5時間であった。尚、NaOH水溶液は多孔
体浸漬中は循環し、多孔体内部にまで充分にNaOH水
溶液が浸透するように配慮した。これで多孔体のゼオラ
イト化は完了したことになる。
しかし多孔体全量がゼオライト化したわけではなく、肉
厚〜0.5 mに対してその表面0.1 rtm程度が
ゼオライト化していることがEPMAのNa2O分布状
態から判った。
ゼオライト化処理が終わると、この多孔体をNaOH水
溶液から引き上げ、水洗工程にはいる。引き上げられた
ゼオライト多孔体には付着NaOHが残存しているので
、それを水洗するが今回は水道水をスプレーし洗い流し
た。
次にこのゼオライト多孔体のゼオライトはNa型ゼオラ
イトからなるので、これを以下の工程に対して有利なよ
うに水素型に変換した。その手段として鉱酸溶液にて中
和する必要があり、本実施例では5%塩酸水溶液にてそ
のpHが5.0となるように添加した。次ぎに再度塩酸
除去の為に水洗した。
この水素型ゼオライト多孔体に抗菌性を付与する為に各
種重金属イオン含有水溶液、或いは有機物抗菌剤を含有
した水溶液にこのゼオライト多孔体を浸漬させ、水洗、
乾燥工程を経て抗菌性ゼオライト多孔体を製造した。
(銀ゼオライト多孔体の場合) 硝酸銀濃度=sog/j!の水溶液にゼオライト多孔体
をそのpHが5.0〜6.0となるように塩酸水溶液で
調整しながら30分間浸漬させ、その後水洗した。
(銅ゼオライト多孔体の場合) 硫酸銅濃度=75 g/lの水溶液にゼオライト多孔体
をそのpHが5.0〜6.0となるように塩酸水溶液で
調整しながら30分間浸漬させ、その後水洗した。
(クロムゼオライト多孔体の場合) 硫酸クロム=sog/i、の水溶液にゼオライト多孔体
をそのpHが5.0〜6.0となるように塩酸水溶液で
調整しながら30分間浸漬させ、その後水洗した。
にッケルゼオライト多孔体の場合) 硫酸ニッケル=50g/lの水溶液にゼオライト多孔体
をそのpHが5.0〜6.0となるように塩酸水溶液で
調整しながら30分間浸漬させ、その後水洗した。
(有機銅ゼオライト多孔体の場合) トリメチル銅の塩化物水溶液=75g/J2の水溶液に
ゼオライト多孔体をそのpHが5.0〜6.0トなるよ
うに塩酸水溶液で調整しながら30分間浸漬させ、その
後水洗した。
(有機ニッケルゼオライト多孔体の場合)トリメチルニ
ッケルの塩化物水溶液−75g/!の水溶液にゼオライ
ト多孔体をそのpHが5.0〜6.0となるように塩酸
水溶液で調整しながら30分間浸漬させ、その後水洗し
た。
(第四アンモニウムゼオライト多孔体の場合)ニッカノ
ンRB (商品名)10%水溶液にゼオライト多孔体を
そのpHが5.0〜6,0となるように塩酸水溶液で調
整しながら30分間浸漬させ、その後水洗した。
本発明で得られた、例えば、抗菌性ゼオライト多孔体は
下記する各種用途に使用できる。
■ 室内加湿器に於ける殺菌フィルター室内加湿器は冷
暖房が充実した現在では不可欠のものであるが、その加
湿器はその使用頻度が増すとその内部に細菌、バクテリ
ア等が繁殖し、ひいては室内にそれをばらまくという欠
点が生じてきた。この対策としてこの抗菌性ゼオライト
多孔体をフィルターとして濾過した水を加湿器に使用す
ると殺菌された水を使用する為に上記問題点を解決でき
る。この場合には銀ゼオライト多孔体が適している。
■ 浄水器用フィルター 飲み水の最近の劣化はいちじるしく、特にマンション等
の集合住宅の飲料水は細菌等の汚染が特に顕著である。
この飲み水用フィルター用として抗菌性ゼオライト多孔
体を使用することができる。
■ プール、浴場等の循環水のフィルターの一部プール
、浴場等の循環水は徐々に汚染されるが、その中でも大
腸菌等による汚染対策に本発明の抗菌性ゼオライト多孔
体が使用できる。
〔実施例2〕 本発明にかかる抗菌ゼオライトの使用例として、家庭用
室内加湿器の場合について述べる。加湿器には超音波方
式とヒーター加熱方式とがあるが、いずれの方式であろ
うと加湿用の水を貯水しておく貯水部が必要である。加
湿器は常時使用するものでないため貯水部の水はかなり
長時間貯留されることになり、多くの細菌が発生する。
従って、使用時にはこの細菌の多い水を室内に細菌と共
にまき散らすことになり、衛生上問題となる。
この貯水部の細菌繁殖防止のため、抗菌ゼオライト多孔
体を使用した。比較材としては天然ゼオライトを破砕し
、3〜5moとし、これに銀をのせたものを使用した。
このゼオライトをIIIIalφの多数の穴を設けたプ
ラスチック容器150X150×30閣に封入し、貯水
部に浸漬した。
一方、本発明材としては、実施例1の方法にならって製
造したゼオライト多孔体(#6多孔質)を50g//!
の硝酸銀溶液中にpHが5.0〜6.0になるように塩
酸水溶液で調整しながら30分浸漬したものを使用した
。尚、サイズは比較材と同じ150X150X30mm
である。
第1表にその結果を示したが、比較材のほうは次第に雑
菌が増加していくのに対し、本発明材は次第に減少して
いく。これは天然ゼオライトは銀の吸着サイトが小さか
ったのと、貯留槽内の自然対流による水の循環を妨げた
ため全体に殺菌効果を発揮できなかったためと考えられ
る。それに対し本発明材は、銀の吸着量が多く、また3
次元多孔体であるため自然対流を妨げず、槽全体に殺菌
効果を発揮したものと考えられる。また、この他天然ゼ
オライトのようにパック化する必要もないため、製造コ
ストも安く、かつ取替えが容易であるという利点もある
〔効 果〕
以上のように、本発明の3次元網目状多孔体であるゼオ
ライト組成物あるいはこれに抗菌性金属第1表 貯留水の細菌量比較 を付加したゼオライト組成物は、従来のゼオライトに見
られない構造特性を持っているので、その用途は大幅に
拡大される。
また、本発明のゼオライト組成物の製造方法は、従来の
ようにゼオライトを一旦合成し、それを塊成化するとい
う手法をとらずに、成形加工物をゼオライト化するので
、用途に適した形状、寸法のゼオライト組成物を製造で
き、その工業的価値は大きい。
特許出願人  新日本製鐵株式会社

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3次元網目状多孔体であるゼオライト組成物。
  2. (2)抗菌性金属を有し、3次元網目状多孔体であるゼ
    オライト組成物。
  3. (3)抗菌性金属が銀、銅、亜鉛、水銀、錫、鉛、ビス
    マス、クロム、ニッケルの群より選ばれた1種または2
    種以上の金属である請求項(2)記載のゼオライト組成
    物。
  4. (4)Al_2O_3−SiO_2物質及びその焼結助
    材からなる微粉末を合成樹脂製の3次元網目状体に塗着
    する第一工程と、第一工程の生成物を加熱し、3次元網
    目状体を除去し、更に微粉末体を非晶質のAl_2O_
    3−SiO_2となるように焼結、焼成する第二工程と
    、第二工程で生成した非晶質Al_2O_3−SiO_
    2焼結体をアルカリ水溶液中でゼオライト化する第三工
    程とから成ることを特徴とするゼオライト組成物の製造
    方法。
  5. (5)Al_2O_3−SiO_2物質及びその焼結助
    材からなる微粉末を合成樹脂製の3次元網目状体に塗着
    する第一工程と、第一工程の生成物を加熱し、3次元網
    目状体を除去し、更に微粉末体を非晶質のAl_2O_
    3−SiO_2となるように焼結、焼成する第二工程と
    、第二工程で生成した非晶質Al_2O_3−SiO_
    2焼結体をアルカリ水溶液中でゼオライト化する第三工
    程と、第三工程で生成したゼオライト多孔体を中和処理
    する第四工程とから成ることを特徴とするゼオライト組
    成物の製造方法。
  6. (6)請求項(4)または請求項(5)で製造したゼオ
    ライト組成物にAg、Cu、Ni、Cr等の重金属イオ
    ンを付加する処理を施した抗菌性ゼオライト組成物の製
    造方法。
  7. (7)請求項(4)または請求項(5)で製造したゼオ
    ライト組成物に有機銅イオン、有機ニッケルイオン或い
    は第四アンモニウム塩を含浸させた抗菌性ゼオライト組
    成物の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011178720A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Nbc Meshtec Inc 無機系抗ウイルス剤及びこの無機系抗ウイルス剤を含有した抗ウイルス部材
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