JPH048346Y2 - - Google Patents

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JPH048346Y2
JPH048346Y2 JP16058386U JP16058386U JPH048346Y2 JP H048346 Y2 JPH048346 Y2 JP H048346Y2 JP 16058386 U JP16058386 U JP 16058386U JP 16058386 U JP16058386 U JP 16058386U JP H048346 Y2 JPH048346 Y2 JP H048346Y2
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pressure
chamber
pressure sensitive
diaphragm
sensitive
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、差圧測定装置に関するものである。
さらに詳述すれば過大圧保護対策および静圧保護
対策を施した差圧測定装置に関するものである。
<従来の技術> 第3図は従来用いられている差圧測定装置の要
部構成断面図である。図において、1は本体ボデ
イで、この本体ボデイ1の両側に第1の感圧室2
および第2の感圧室3が形成され、この両側の感
圧室を密封して第1の接液ダイアフラム4、第2
の接液ダイアフラム5が形成されている。本体ボ
デイには第1の中空室8が形成され、この第1の
中空室には、中央部に球面状の第2の中空室33
が形成された絶縁物からなるカプセル13が配置
されている。前記第2の中空室33は感圧ダイア
フラム21により第3および第4の感圧室6,7
に分割されている。この感圧室6,7の壁面には
固定電極10,11が形成され、リード端子20
の一端が接続されている。41,42は第1の感
圧室2と第3の感圧室6、および第2の感圧室3
と第4の感圧室7を連通する貫通孔で、これら第
1〜第4の感圧室および貫通孔41,42には封
液が満たされている。なお、貫通孔が形成された
第1の中空室8の内壁部分と、カプセル13が接
する部分(一点鎖線で囲つたA部……図では片側
のみを示す)は封液が漏れないような処置が施さ
れている。
上記構成において、測定範囲内の差圧が接液ダ
イアフラムに印加され、例えば第1の接液ダイア
フラム2側に高圧が、第2の接液ダイアフラム5
側に低圧が印加されたとすると、その差圧に応じ
て感圧ダイアフラム21が封液を介して固定電極
11側に移動する。この結果、固定電極10,1
1と感圧ダイアフラム21間の静電容量が変化す
るので差圧に応じた出力をリード端子20を介し
て検出する事が出来る。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、上記構成の差圧測定装置において、
第1,第2の接液ダイアフラム4,5の両側から
静圧を印加した場合、その力は第4図に示すよう
に、第3,第4の感圧室6,7に内圧が印加さ
れ、本体ボデイ1の円周方向に力を受ける。この
ため感圧ダイアフラム21の張力が大きくなるよ
うに変化し、スパン変動の原因となる。第4図に
おいて、実線は静圧が印加されない場合、点線は
静圧印加時に力が印加された場合の本体ボデイと
カプセルの歪み具合を誇張して示している。
また、上記構成の差圧測定装置においては過大
圧を感圧ダイアフラム21で直接受ける構造にな
つている為、過大圧によつてカプセル13や本体
ボデイ1が変型し、感圧ダイアフラム21の変型
をもたらし、この結果、ヒステリシス、零点、ス
パン変動の原因となる。第5図は過大圧により感
圧ダイアフラム21が一方の室の壁面に密着し、
本体ボデイ1およびカプセル13が組成変型した
状態を誇張して示す図であり、点線で囲つたB部
の感圧ダイアフラムの支持部の特性が、過大圧除
去後変化する。
本考案は上記従来技術の問題点に鑑みて成され
たもので過大圧保護対策および静圧保護対策を施
した差圧測定装置を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記問題点を解決するための本考案の構成は、
本体ボデイの両側に形成され、底部断面が波型状
に形成された第1および第2の感圧室と、これら
感圧室を密封して前記本体ボデイの側面に形成さ
れ、断面が前記波型と同様の形状を有する第1お
よび第2のダイアフラムと、前記本体ボデイに形
成された第1の中空室と、この第1の中空室に所
定の空隙を保つて配置され、第2の中空室が感圧
ダイアフラムにより仕切られ、固定電極が形成さ
れた第3,第4の感圧室を有するカプセルと、こ
のカプセルの両側面外周に固定され、前記第1の
中空室の間隙を仕切つて前記本体ボデイに固定さ
れたアイソレーシヨンダイアフラムと、前記第1
の感圧室と前記第3の感圧室および前記第2の感
圧室と前記第4の感圧室を連通する貫通孔を具備
し、前記第1〜第の感圧室、前記第1の中空室の
間隙および前記貫通孔のそれぞれに封液を封入し
たことを特徴とするものである。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。なお、従来技術と同一要素には同一符号を
付して重複する説明は省略する。
第1図は本考案の差圧測定装置の要部断面図を
示すものである。本実施例においては第1および
第2の感圧室2,3の底部は断面波型状に形成さ
れ、この波形に合わせて第1および第2の接液ダ
イアフラム4,5の波型が形成されている。第1
の中空室8の中には、この第1の中空室よりもわ
ずかに小さなカプセル13を配置し、カプセル1
3が第1の中空室内を移動可能とする。このため
本考案ではカプセルの外郭を溶接可能な金属と
し、内側に絶縁物を配置してこの絶縁物内に第2
の中空室33を形成し、従来例と同様感圧ダイア
フラム21で第2の中空室33を分割し、第3お
よび第4の感圧室6,7を形成する。カプセル1
3の両側面外周にはアイソレーシヨンダイアフラ
ムが溶接などにより固定され、このアイソレーシ
ヨンダイアフラムの他端は本体ボデイに固定され
てカプセル13を第1の中空室8中に浮かした状
態で保持する。この状態で第1〜第4の感圧室、
貫通孔41,42およびアイソレーシヨンダイア
フラムで仕切られたカプセル8と第1の中空室8
の隙間に封液が満たされる。
上記構成によれば、測定範囲内の差圧が接液ダ
イアフラムに印加された場合は、従来例と同様に
その差圧に応じて固定電極10,11と感圧ダイ
アフラム21間の静電容量が変化するので差圧に
応じた出力を検出する事が出来る。
次に、第1,第2の接続ダイアフラム4,5に
静圧を印加した場合、上記封液が満たされた部分
はほぼ静圧と同様の圧力となる。従つてカプセル
13内に形成された第3,第4の感圧室6,7に
かかる内圧とカプセル13を囲む外圧がバランス
することになり、従来例で述べたような感圧ダイ
アフラム21の外周方向への延びの発生を減少さ
せることができる。
また、例えば第1の接液ダイアフラム4側から
過大圧が印加された場合は、まず、感圧ダイアフ
ラム21が対向する第4の感圧室7の壁面に密着
し、さらに圧力が上昇するとアイソレーシヨンダ
イアフラム30,31が第2の感圧室側(図では
左側)に変位する。すなわち、カプセル13は第
1の接液ダイアフラム1が第1の感圧室の底面に
密着するまで左方向に変位する。第1の接液ダイ
アフラムが第1の感圧室の底面に密着した後は第
1および第3感圧室の内圧は上昇しない。従つて
カプセル13およびボデイ1の変型を低く押さえ
る事が出来る。この場合の内圧はアイソレーシヨ
ンダイアフラム30,31の剛性を調整する事に
より任意に設定する事が出来る。
第2図は他の実施例を示す本考案の差圧測定装
置の要部断面図を示す。第1図と同一要素には同
一符号を付して重複する説明は省略するが、本実
施例においてはカプセル13の構成のみ、第1図
の実施例と異なつている。即ち、この例において
はカプセル13は絶縁物で構成し、カプセル13
の両側面外周部と感圧ダイアフラム21を固定す
る中央部のみにリング状に金属34a,34b,
34cを埋め込み、両側面外周部の金属リング3
4a,34cにアイソレーシヨンダイアフラムを
溶接したものである。このような構成によれば、
感圧ダイアフラム21と本体ボデイ1は電気的に
絶縁されるので、本質安全防爆構造となり、また
浮遊容量の影響を少なくする事ができ、高精度、
高信頼性の差圧測定装置を実現する事が出来る。
<考案の効果> 以上、実施例とともに具体的に説明したように
本考案によれば、静圧や過大圧の影響が少なく、
高精度、高信頼性の差圧測定装置を実現する事が
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、
第2図は他の実施例を示す要部断面図、第3図は
従来例を示す要部断面図、第4図は従来例におけ
る静圧の影響を示す図、第5図は従来例における
過大圧の影響を示す図である。 1……本体ボデイ、2……第1の感圧室、3…
…第2の感圧室、4……第1の接液ダイアフラ
ム、5……第2の接液ダイアフラム、6……第3
の感圧室、7……第4の感圧室、8……第1の中
空室、13……カプセル、21……感圧ダイアフ
ラム、30,31……アイソレーシヨンダイアフ
ラム、33……第2の中空室、41,42……貫
通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体ボデイの両側に底部断面が波型状に形成さ
    れた第1および第2の感圧室と、これら感圧室を
    密封して前記本体ボデイの側面に形成され、断面
    が前記波型と同様の形状を有する第1および第2
    のダイアフラムと、前記本体ボデイに形成された
    第1の中空室と、この第1の中空室に所定の空隙
    を保つて配置され、第2の中空室が感圧ダイアフ
    ラムにより仕切られ、固定電極が形成された第
    3,第4の感圧室を有するカプセルと、このカプ
    セルの両側面外周に固定され、前記第1の中空室
    の間隙を仕切つて前記本体ボデイに固定されたア
    イソレーシヨンダイアフラムと、前記第1の感圧
    室と前記第3の感圧室および前記第2の感圧室と
    前記第4の感圧室を連通する貫通孔を具備し、前
    記第1〜第4の感圧室、前記第1の中空室の間隙
    および前記貫通孔のそれぞれに封液を封入したこ
    とを特徴とする差圧測定装置。
JP16058386U 1986-10-20 1986-10-20 Expired JPH048346Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16058386U JPH048346Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16058386U JPH048346Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6367842U JPS6367842U (ja) 1988-05-07
JPH048346Y2 true JPH048346Y2 (ja) 1992-03-03

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ID=31086097

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JP16058386U Expired JPH048346Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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