JPS6247067Y2 - - Google Patents

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JPS6247067Y2
JPS6247067Y2 JP5148881U JP5148881U JPS6247067Y2 JP S6247067 Y2 JPS6247067 Y2 JP S6247067Y2 JP 5148881 U JP5148881 U JP 5148881U JP 5148881 U JP5148881 U JP 5148881U JP S6247067 Y2 JPS6247067 Y2 JP S6247067Y2
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diaphragm
pressure
housing
chamber
measurement
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JP5148881U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、測定ダイアフラムを用いた三要素式
差圧変換器の改良に関する。
従来この種の差圧変換器としては第1図のよう
なものが知られている。第1図の差圧変換器にお
いては、測定ダイアフラム10によつて金属ボデ
イ11の内部に第1測定室12と第2測定室13
が形成されている。またボデイ11の両側にはそ
れぞれシールダイアフラム14,15が固着さ
れ、前記第1、第2測定室から間隔を置いて第1
受圧室16、第2受圧室17が形成されている。
第1測定室12と第1受圧室16および第2測定
室13と第2受圧室17はそれぞれ通路18,1
9で結ばれ、これらの空間にシリコーンオイル等
の非圧縮性の流体20,21が封入されている。
ボデイ11を含む組立体は金属ハウジング22の
内部空所23に配置され、連結部材24,25で
ハウジング22に固定されている。ハウジング2
2の両側には第1圧力室28を有するカバー26
と第2圧力室29を有するカバー27がネジ等
(図示せず)で固定されている。第1圧力室28
および第2圧力室29にはそれぞれ被測定流体が
導びかれており、第1の被測定流体の圧力P1がシ
ールダイアフラム14に与えられ、第2の被測定
流体の圧力P2がシールダイアフラム15に与えら
れる。シールダイアフラム14,15に与えられ
た圧力P1,P2は封入液体20,21を介して測定
ダイアフラム10の両面に与えられ、測定ダイア
フラム10はP1,P2の差圧に応じて変位する。こ
の変位を検出することによつて差圧を知ることが
できる。この従来例では変位を容量の変化として
検出するために、測定ダイアフラム10と対向す
るボデイ11の面にそれぞれ絶縁体30,31を
介して電極32,33が設けられ、測定ダイアフ
ラム10を可動電極としその変位量に応じて容量
が差動的に変化する一対のコンデンサを形成して
いる。電極32,33のリード線34,35は絶
縁体30,31を貫通してボデイ11の外部に引
出され、その後ハウジング22の外部に取り出さ
れている。また測定ダイアフラム10と対向する
ボデイ11および絶縁体30,31の面は球面状
に形成され、過大圧が加わつたとき、シールダイ
アフラム14,15が対向面に突き当る前に測定
ダイアフラム10が前記球面部に密着し、その後
の封入液体20,21の移動を止めて過大圧保護
を行うようになつている。
ところで、このような構成の従来の変換器にお
いては、ボデイ11の外周面が大気圧にあり、ボ
デイ11の内部すなわち測定室12,13には圧
力P1,P2が作用しているため、例えば100Kg/cm2
の如き高静圧下におかれると、ボデイ11に内部
室12,13から外側に脹らもうとする力が働
き、測定ダイアフラム10の張力を変化させ、静
圧によるスパン誤差が生ずる。
また、測定ダイアフラム10を過大圧時にボデ
イ11および絶縁体30,31で形成された球面
部に密着させて過大圧保護を行うようにしている
ので、測定ダイアフラム11や球面部の塑性変形
を起しやすく、過大圧誤差を生ずる恐れがある。
このため第2図に示すように、ボデイ11を環
状の支持ダイアフラム36でハウジング22の空
所に支持し、支持ダイアフラム36で分割された
ハウジング22の空所23a,23bにも封入液
体20,21を満すとともに、シールダイアフラ
ム14,15と対向するハウジング22の面にそ
れぞれ過大圧保護面37,38を設けるようにし
た差圧変換器も知られている。なお、ボデイ11
の外部に取り出された電極のリード線34,35
はハウジング22と絶縁され、かつ封入液体2
0,21が洩れないようにハーメチツクシール端
子39,40を介してハウジング22の外部に取
り出されている。
このような構成の従来の差圧変換器において
は、ボデイ11の外側と内部すなわち第1空所2
3aと第1測定室12とは同じ圧力P1で支配さ
れ、また第2空所23bと第2測定室13も同じ
圧力P2で支配されているので、圧力P1,P2がどの
ような大きさの高静圧であろうともボデイ11が
その内部から外側に向けて脹らもうとすることは
ない。よつて測定ダイアフラム10が静圧のため
にその半径方向に引張力を受けることもなく、静
圧によるスパン変化が生ずることもない。また第
1圧力室12に過大圧が発生した場合には、シー
ルダイアフラム14がハウジング22の過大圧保
護面39に密着するまで、支持ダイアフラム36
がボデイ11をハウジング22の第2空所22b
側に移動させ、第2圧力室13に過大圧が発生し
た場合には、シールダイアフラム15がハウジン
グ22の過大圧保護面40にぴつたり密着するま
で、支持ダイアフラム36がボデイ11をハウジ
ング22の第1空所23a側に移動させる。この
ように過大圧保護は、シールダイアフラム14,
15がハウジング22の過大圧保護面39,40
に突き当てることによつて行われるので、測定ダ
イアフラム10および球面部が塑性変形を生せず
過大圧誤差を生じない利点がある。
しかしながらこのように構成した従来の差圧変
換器においては、ボデイ11が変位する構成であ
るため本質的に振動に対して弱い欠点があり、ま
た電極のリード線が動くためリード線のきれが生
ずる恐れがあり、信頼性に欠ける問題がある。さ
らに、過大圧時に測定ダイアフラム10がボデイ
11の球面部に当るより先にシールダイアフラム
14,15がハウジング22の過大圧保護面3
9,40に当るようになつているため、第1、第
2受圧室16,17のギヤツプのコントロールを
精密に行なわなければならない。このことは温度
変化による封入液体20,21の膨脹も極小にし
なければならないことに通じ、封入液量を減らす
ため各部品の寸法リミツトがきびしくなり工数が
かかり、組立、加工が容易でない欠点があつた。
本考案は、ハウジングの空所にボデイを支持固
定し、かつハウジングの空所を分割するように過
大圧保護用の環状のダイアフラムを設けるととも
に、これら空所にも封入液を満し、過大圧時には
測定ダイアフラムがボデイの球面部に密着した後
シールダイアフラムが過大圧保護面に密着するま
で過大圧保護用のダイアフラムをたわませること
により、ボデイを変位させることなくスパン誤差
および過大圧誤差を有効に除去できるようにし
て、組立、加工が容易で信頼性の高い差圧変換器
を実現したものである。
第3図は本考案変換器の一実施例の構成を示す
断面図である。第3図において、第2図の従来例
と異るところは、ボデイ11をハウジング22の
空所に配置し、かつボデイ11を41,42部分
でハウジング22に溶接して固定し、かつ外周が
ハウジング22に固着され、内周がボデイ11に
固着されている過大圧保護用の環状のダイアフラ
ム43を設け、このダイアフラム43によつてハ
ウジング22の空所23を23a,23bに分割
するようにした点である。
このように構成した本考案においては、第1圧
力室16,17に導かれる圧力P1,P2の差圧は、
所定の測定範囲内にあるときには、従来の差圧変
換器と同様に、測定ダイアフラム10を可動電極
とする一対のコンデンサC1,C2の容量の変化と
して検出される。このとき過大圧保護用ダイアフ
ラム43も差圧に応じてたわむ。圧力P1(また
P2)が大きくなり、最大測定圧力の1.5倍〜数倍に
達したとき、まず最初に測定ダイアフラム10が
ボデイ11の球面部に当りそれ以上変位しなくな
る。さらに圧力P1(またP2)が大きくなると、シ
ールダイアフラム14(または15)がハウジン
グ22の過大圧保護面37(または38)に密着
するまで過大圧保護用ダイアフラム43がたわ
む。シールダイアフラム14(または15)がハ
ウジング22の過大圧保護面37(または38)
に当たる圧力は測定ダイアフラム10がボデイ1
1の球面部に当たる圧力の数倍〜十数倍である。
このように過大圧をシールダイアフラム14,1
5で受けるため、測定ダイアフラム10および球
面部の塑性変形が少い。例えば最大測定圧力が
0.35Kg/cm2で測定ダイアフラム10がボデイ11
の球面部に当たる圧力は0.5Kg/cm2であり、シー
ルダイアフラム14,15がハウジング22の過
大圧保護面37,38に当たる圧力を上記(0.5
Kg/cm2)の5倍とすると、数十から百数十の過大
圧が加わつても封入液体20,21の圧力は2.5
Kg/cm2以上にはならない。また過大圧が加わつた
とき最初に測定ダイアフラム10がボデイ11の
球面部に当たり、その後シールダイアフラム1
4,15がハウジング22の過大圧保護面37,
38に密着して、封入液体20,21の圧力を制
限しているので、第1、第2受圧室16,17の
ギヤツプのコントロールを精密に行う必要がな
く、温度変化による封入液体20,21の膨脹に
よる影響も第1図の従来例同様特性上問題になら
ないので、組立、加工が第2図の従来例に比して
容易である。
またボデイ11の外側と内部は同じ圧力に保た
れているので、第2図の場合と同様静圧によるス
パン誤差を生じない。しかもボデイ11が変位し
ないので、振動に強くかつリード線の動きによる
の断線等の心配もないので、信頼性にすぐれてい
る。
なお、上述では測定ダイアフラム10の変位を
検出する手段として容量式を示したが、測定ダイ
アフラムにストレンゲージを付した形式やインダ
クタンス式等変位を電気信号に変換できるもので
あれば必要に応じて種々の構成のものを用いるこ
とができる。
以上説明したように本考案においては、ボデイ
を変位させることなく、スパン誤差および過大圧
誤差を有効に除去しているので、組立、加工が容
易で信頼性の高い差圧変換器が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の差圧変換器の構成
を示す断面図、第3図は本考案差圧変換器の一実
施例の構成を示す断面図である。 10……測定ダイアフラム、11……ボデイ、
14,15……シールダイアフラム、22……ハ
ウジング、43……過大圧保護用ダイアフラム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 測定ダイアフラムによつて内部に第1測定室と
    第2測定室が形成されたボデイと、内部空所を有
    しこの内部空所に前記ボデイが固着支持されたハ
    ウジングと、このハウジングの両側に固着され前
    記第1、第2の測定室から間隔を置いて第1、第
    2の受圧室を形成するとともに、被測定圧を受け
    る面を有する2枚のシールダイアフラムと、前記
    ハウジングとボデイとで形成される空隙を第1空
    隙と第2空隙とに分割する過大圧保護用ダイアフ
    ラムと、前記第1測定室と第1受圧室および第1
    空隙とを連通させ、その内部に第1の非圧縮性の
    流体を封入する手段と、前記第2測定室と第2受
    圧室および第2空隙とを連通させ、その内部に第
    2の非圧縮性の流体を封入する手段、前記ハウジ
    ングの両側のシールダイアフラムと対向する側に
    シールダイアフラムが過大圧時に密着できるよう
    に設けた2つのバツクアツプ面とを備え、過大圧
    時に測定ダイアフラムがボデイの保護面に当つた
    後シールダイアフラムがバツクアツプ面に密着す
    るまで過大圧保護用ダイアフラムがたわむように
    したことを特徴とする差圧変換器。
JP5148881U 1981-04-10 1981-04-10 Expired JPS6247067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5148881U JPS6247067Y2 (ja) 1981-04-10 1981-04-10

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JP5148881U JPS6247067Y2 (ja) 1981-04-10 1981-04-10

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JPS57164434U JPS57164434U (ja) 1982-10-16
JPS6247067Y2 true JPS6247067Y2 (ja) 1987-12-24

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ID=29848210

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JP5148881U Expired JPS6247067Y2 (ja) 1981-04-10 1981-04-10

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JPS57164434U (ja) 1982-10-16

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