JPH0481981B2 - - Google Patents

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JPH0481981B2
JPH0481981B2 JP59217414A JP21741484A JPH0481981B2 JP H0481981 B2 JPH0481981 B2 JP H0481981B2 JP 59217414 A JP59217414 A JP 59217414A JP 21741484 A JP21741484 A JP 21741484A JP H0481981 B2 JPH0481981 B2 JP H0481981B2
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JP
Japan
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formula
methylenecyclohexyl
compound
dimethyl
alkyl
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59217414A
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English (en)
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JPS6197251A (ja
Inventor
Tsuneo Kawanobe
Minoru Iwamoto
Yoshuki Baba
Kunio Kojo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
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Priority to JP59217414A priority Critical patent/JPS6197251A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、香料物質として有用なγ−イオノ
ン、γ−イロンなどの合成中間体として利用でき
る3−(2,2−ジメチル−3−アルキル−6−
メチレンシクロヘキシル)アクリロニトリルの製
法に関する。
更に詳しくは、下記式(1) 但し、式中Rはメチル基又は水素原子を示す、
で表わされる3−(2,2−ジメチル−3−アル
キル−6−メチレンシクロヘキシル)−2−メシ
ルオキシプロピオニトリルを有機溶媒中、炭酸カ
ルシウム及びハロゲン化アルカリ金属塩と接触さ
せることを特徴とする下記式(2) 但し、式中Rは上記したと同義、 で表わされる3−(2,2−ジメチル−3−アル
キル−6−メチレンシクロヘキシル)アクリロニ
トリルの製法に関する。
γ−イロンは、スミレ様の香気を有し香料とし
て極めて重要な物質であり、従来該化合物の合成
法が数多く提案されているが、本願と同一出願人
も下記製造工程図に示すような新しい合成法を提
案した(例えば、特開昭57−134428)。
しかしながら、上記工程図の式(1)化合物から式
(1)′化合物を経由して式(2)化合物の合成に於いて
使用するソジウム・セレノフエノキサイド
(PhSeNa)が、極めて高価で且つ毒性があり、
γ−イロンの製造上の制約となり、必ずしも満足
すべき方法ではない。
本発明者らは、ソジウム・セレノフエノキサイ
ドを使用することなく、上記式(1)化合物から上記
式(1)′化合物を経由せずに上記式(2)化合物を一挙
に合成する方法について鋭意研究を行つた。
その結果、上述の如く不利益のあるソジウム・
セレノフエノキサイドを使用することなく、式(1)
3−(2,2−ジメチル−3−アルキル−6−メ
チレンシクロヘキシル)−2−メシルオキシプロ
ピオニトリルから、選択的に式(2)3−(2,2−
ジメチル−3−アルキル−6−メチレンシクロヘ
キシル)アクリロニトリルのみを、一工程で工業
的に有利に且つ安価に製造できる方法を発見し
た。
従つて、本発明の目的は、香料物質として有用
なγ−イオノン、γ−イロンなどの合成中間体と
して利用できる有用な式(2)3−(2,2−ジメチ
ル−3−アルキル−6−メチレンシクロヘキシ
ル)アクリロニトリルの新規な製法を提供するに
ある。
本発明の上記目的ならびに更に多くの他の目的
ならびに利点は以下の記載から一層明らかとなる
であろう。
本発明の式(2)3−(2,2−ジメチル−3−ア
ルキル−6−メチレンシクロヘキシル)アクリロ
ニトリルは、例えば下掲反応工程図〔式(1)化合物
の合成を含む〕に示すようにして、工業的に有利
に製造することができる。
上記態様を例に、式(2)化合物の製造について更
に詳しく説明する。
本発明の上記式(1)化合物は、安価且つ容易に提
供できる3−(2,2−ジメチル−3−アルキル
−6−メチレンシクロヘキシル)−2−ヒドロキ
シプロピオニトリル(本願出願人によつて初めて
合成された新規化合物で、その詳細は、例えば、
特開昭57−134428に記載されている)から容易に
合成できる化合物である。
本発明の上記式(2)3−(2,2−ジメチル−3
−アルキル−6−メチレンシクロヘキシル)アク
リロニトリルを合成するには、例えば上述のよう
にして合成することのできる上記式(1)3−(2,
2−ジメチル−3−アルキル−6−メチレンシク
ロヘキシル)−2−メシルオキシプロピオニトリ
ルを、有機溶媒中、炭酸カルシウム及びハロゲン
化アルカリ金属塩と接触、例えば反応温度約100°
〜160℃程度の範囲で例えば、約3〜6時間程度
の反応条件下で、接触させることにより容易に行
うことができる。
上記反応に使用するハロゲン化アルカリ金属塩
としては、例えば臭化リチウム、臭化カリウム、
ヨウ化カリウム、ヨウ化リチウム、塩化リチウム
などを例示することができる。これらハロゲン化
剤の使用量としては、上記式(1)化合物に対して、
例えば約1〜約10モル程度の範囲を挙げることが
できる。又、炭酸カルシウムの使用量としては、
ハロゲン化剤に対して例えば、約1〜約5モル程
度の範囲を挙げることができる。
又、上記反応に使用する有機溶媒としては、例
えばN,N−ジメチルフオルムアミド、ピリジ
ン、トルエン、キシレン、N,N−ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメ
チルエタノールアミンなどを例示することができ
る。
これら有機溶媒の使用には特別な制約はなく、
適宜、選択すれば良いが、例えば上記式(1)化合物
に対して約5〜約50重量%程度の範囲の挙げるこ
とができる。
反応終了後は、有機層を分離し、水中に注入し
例えばエーテルの如き有機溶媒で抽出し、溶媒層
を食塩水溶液でくり返し洗浄して、溶媒を留去し
上記式(1)化合物を容易に得ることができる。必要
により、上記で得られた式(1)化合物を減圧下に蒸
留して精製することもできる。
以下に参考例及び実施例を掲げて更に詳細に説
明する。
参考例 1 3−(2,2,3−トリメチル−6−メチレン
シクロヘキシル)−2−メシルオキシプロピオ
ニトリルの合成 3−(2,2,3−トリメチル−6−メチレン
シクロヘキシル)−2−ヒドロキシプロピオニト
リル4.45gをピリジン100mlとともに仕込み、氷
−塩浴により冷却し、内温を2±3℃に保つ。こ
の中にメタンスルホニルクロリド7.56g(66ミリ
モル)を10分間で滴下する。終了後、冷却浴をは
ずし3時間反応を続け終了する。反応液を水中に
注入、エーテルで注入し、エーテルを留去して目
的化合物6.3g(トランス/シス=2/98)を得
た。
参考例 2 3−(2,2−ジメチル−6−メチレンシクロ
ヘキシル)−2−メシルオキシプロピオニトリ
ルの合成 参考例1の3−(2,2,3−トリメチル−6
−メチレンシクロヘキシル)−2−ヒドロキシプ
ロピオニトリルの代りに3−(2,2−ジメチル
−6−メチレンシクロヘキシル)−2−ヒドロキ
シプロピオニトリル4gを用いた他は、参考例1
と同様の方法により目的化合物5.8gを得た。
実施例 1 3−(2,2,3−トリメチル−6−メチレン
シクロヘキシル)アクリロニトリルの合成 参考例1で得られた3−(2,2,3−トリメ
チル−6−メチレンシクロヘキシル)−2−メシ
ルオキシプロピオニトリル6.3g、炭酸カルシウ
ム45g(450ミリモル)、臭化リチウム22g(250
ミリモル)、N,N−ジメチルホルムアミド300ml
を仕込み、140±5℃で4時間反応を行なう。終
了後冷却し、固型物をロ過、母液を水中に注入し
エーテル抽出を行なう。エーテル層を水洗層、希
塩酸水洗浄、水洗浄、重曹水洗浄を順次行つて、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去後、
減圧下に蒸留して沸点97°〜99℃/2mmHgを有す
る目的化合物2.6gを得た(収率63.5%、トラン
ス/シス=2/98)。
実施例 2 3−(2,2−ジメチル−6−メチレンシクロ
ヘキシル)アクリロニトリルの合成 参考例2で得られた3−(2,2−ジメチル−
6−メチレンシクロヘキシル)−2−メシルオキ
シプロピオニトリル5.8g、炭酸カルシウム41g、
臭化カリウム25g、N,N−ジメチルエタノール
アミン200mlを仕込み、120±5℃で5時間反応を
行う。反応終了後は実施例1と同様の処理を行つ
て、減圧下に蒸留して沸点94°〜97℃/1〜2mm
Hgを有する目的化合物2.2gを得た(収率62.5
%)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式(1) 但し、式中Rはメチル基又は水素原子を示す、 で表わされる3−(2,2−ジメチル−3−アル
    キル−6−メチレンシクロヘキシル)−2−メシ
    ルオキシプロピオニトリルを有機溶媒中、炭酸カ
    ルシウム及びハロゲン化アルカリ金属塩と接触さ
    せることを特徴とする下記式(2) 但し、式中Rは上記したと同義、 で表わされる3−(2,2−ジメチル−3−アル
    キル−6−メチレンシクロヘキシル)アクリロニ
    トリルの製法。
JP59217414A 1984-10-18 1984-10-18 3−(2,2−ジメチル−3−アルキル−6−メチレンシクロヘキシル)アクリロニトリルの製法 Granted JPS6197251A (ja)

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JP59217414A JPS6197251A (ja) 1984-10-18 1984-10-18 3−(2,2−ジメチル−3−アルキル−6−メチレンシクロヘキシル)アクリロニトリルの製法

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JPS6197251A JPS6197251A (ja) 1986-05-15
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JP6137681B2 (ja) * 2013-07-11 2017-05-31 花王株式会社 ニトリル化合物

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