JPH0481426A - 液晶ポリマーフィルムの製造方法 - Google Patents

液晶ポリマーフィルムの製造方法

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JPH0481426A
JPH0481426A JP2197218A JP19721890A JPH0481426A JP H0481426 A JPH0481426 A JP H0481426A JP 2197218 A JP2197218 A JP 2197218A JP 19721890 A JP19721890 A JP 19721890A JP H0481426 A JPH0481426 A JP H0481426A
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polyester
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Osami Shinonome
東雲 修身
Minoru Kishida
稔 岸田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液晶ポリマーフィルムの製造法に関するもの
であり、生産性に優れた該フィルムの製造法を提供せん
とするものである。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)異方
性溶融物を形成し得るポリエステル、いわゆる液晶ポリ
エステルは多くが溶融成形可能であり、耐熱性1寸法安
定性、ガスバリヤー性等に優れているということから、
そのフィルムの工業化の実現が期待されてきた。
しかしながら、液晶ポリマーのフィルム化には次のよう
な問題がある。すなわち、液晶ポリマー固有の異方性は
その2軸配同化にとって大きな障害となり、縦、横の性
能バランスがとりにくく極端な場合には容易に裂けてし
まうものしかできず、実用性に乏しいことである。この
ため、多くの検討がなされており1例えば■特開昭52
−109578号公報や特開昭58−31718号公報
の如く1軸配向性の液晶ポリエステルフィルムを異方性
をなくす方向で重ね合わせた積層体、■特開昭62−2
551.3号公報、特開昭63−95930号公報、特
開昭63−24251号公報等ではTダイ法における特
殊な工夫、■特開昭56−46728号公報、特開昭6
1−102234号公報、特開昭56−17320号公
報等ではインフレーション法製膜時のブロー比や流動方
向の工夫等が提案されている。しかるに、■のような場
合には接着層が介在することによる液晶ポリマー独自の
性能の低下や薄いフィルムの製造の困難さの問題が生じ
、■では液晶ポリマーの異方性によって生じる2軸配向
フィルム化への障害を打ち破るほどの効果は期待できな
いと考えられる。これに対して■のインフレーション法
では溶融ポリマーを流動方向と直角方向に力を加えるこ
とができ、2軸配向させるには最も有利であるが、液晶
ポリマーの高流動性や1軸配向性はインフレーション法
フィルム化にとって不可欠のバブル形成能を妨げてしま
う。この傾向は横方向に配向させるべくブロー比を大き
くした時に特に著しく、結局は縦、横のバランスがとれ
ていないものしか安定して生産できないことになる。
本発明者らはこのような状況に鑑み、性能に優れた液晶
ポリマーフィルムを操業性よく製造する方法を提供する
ことを課題として検討を進めた次第である。
(課題を解決するための手段) 本発明者らの検討で明らかになったのは、特定の組成の
液晶ポリエステルの変性物がバブル形成能に優れ、イン
フレーション法製膜によって2軸配向フィルムを与えや
すいことである。
すなわち3本発明は「P−ヒドロキシ安息香酸テレフタ
ル酸およびエチレングリコールを主成分とし、異方性溶
融物を形成し得るポリエステルと下記一般式 %式% (ここでR,、R2は1価の有機基であり、R3は2価
の有機基である。) で表されるビスカルボジイミド系化合物との反応物を溶
融押出し、インフレーション法で2軸配向フィルムを得
ることを特徴とする液晶ポリマーフィルムの製造方法。
」を要旨とする。
本発明において、異方性溶融物を形成し得るポリエステ
ルとは溶融状態において90°に交差した偏光子を備え
る光学系において偏光を通過させる性質を持つポリエス
テルを意味する。
本発明のフィルムにおける液晶ポリエステルはかかる性
質を持つポリエステルのうち、p−ヒドロキシ安息香酸
、テレフタル酸およびエチレングリコールを主成分とす
るものであり、各々の成分がそれぞれ30〜74モル%
、35〜13モル%および35〜13モル%であること
がフィルム形成能に優れている点で本発明の目的に適っ
ている。また1本発明の目的を損なわない範囲でイソフ
タル酸、メタヒドロキシ安息香酸、 4.4’−ジカル
ボキシビフェニル、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
 4.4’−ジカルボキシジフェニルエーテル、2,6
−シヒドロキシナフタレン、 4.4’−ジヒドロキシ
ビフェニル。
2−フェニルハイドロキノン 2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホン、2,2−ビス(4−β−ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパン、ビス(4−β−ヒドロキシ
エトキシフェニル)スルホン等の芳香族成分の他、マロ
ン酸、コハク酸、スペリン酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカンニ酸、テトラデカンニ酸、エ
イコサンニ酸、トリメチレングリコール、プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール11,6−ヘキサン
ジオール ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール等の脂肪族成分、1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸、14−シクロヘキサン
ジメタツール等の脂環族成分を適宜共重合成分として含
むものでよく、また難燃剤、耐熱剤、耐光剤、つや消し
剤、顔料等の添加剤を含んでいてもさしつかえない。
上記の液晶ポリエステルは、溶融重縮合法により得られ
る。例えば、液晶ポリエステルは通常のポリエステルの
合成のように、アセチル化されたモノマーを用いて溶融
重合することもできるし特公昭56−18016号公報
に開示されているようにあらかじめP−ヒドロキシ安息
香酸を除く成分のみから得られたポリエステルとp−ア
セトキシ安息香酸とを乾燥窒素流下で加熱溶融し、アシ
ドリシス反応によって共重合ポリエステルフラグメント
を生成させ2次いで減圧し増粘させるという方法でも溶
融重合できる。反応が容易なことから。
後者の方が好ましい。
ここで、ビスカルボジイミド系化合物と反応する前の液
晶ポリエステルは反応性を考えると、あまり分子量の高
いものは必要でなく、フェノール/テトラクロルエタン
1/1 (重量比)混合溶媒中35°Cで測定した固有
粘度が0.30〜0.80程度のものがよい。
本発明で用いられるビスカルボジイミド系化合物は前記
一般式で示されるものであるが、具体的な化合物として
はp−フェニレン−ビス(2,6−ジメチルフェニルカ
ルボジイミド)、p−フェニレン−ビス(2,6−ライ
ンプロビルフエニルカルポジイミド)、p−フェニレン
−ビス(シクロへキシルカルボジイミド)、P−フェニ
レン−ビス(P−クロルフェニルカルボジイミド)、エ
チレン−ビス(シクロへキシルカルボジイミド)、テト
ラメチレン−ビス(シクロへキシルカルボジイミド)、
ヘキサメチレン−ビス(シクロへキシルカルボジイミド
)、エチレン−ビス(フェニルカルボジイミド)が代表
例として挙げられる。
なお、R,、R,、R3はいずれも有機基であるが各有
機基はいずれも炭素原子数が1〜20の炭化水素基が好
ましく、ハロゲン原子、エーテル結合。
スルホン結合等の比較的不活性の基を含むものであって
もよい。
液晶ポリエステルとビスカルボジイミド系化合物との反
応は溶融状態で、かつ350°C以下、好ましくは32
0°C以下で1〜10分間の条件で行い得るが、この際
、混合器として1軸エクストルーダー2軸エクストルー
ダー、ラインミキサー等を適宜使用する。
ビスカルボジイミド系化合物の添加量は元の液晶ポリエ
ステルの分子量によって異なるが、好ましくは0.1〜
4重量%、さらに好ましくは0.3〜3重量%であるこ
とがよい。ビスカルボジイミド系化合物はポリエステル
の末端カルボキシル基と反応して鎖成長剤として作用す
るばかりでなく。
得られたポリマー構造はフィルム形成能の著しい向上を
示すものである。
かかる反応で得られたポリマーはインフレーション成形
装置に供されて溶融押出され、2軸配向フィルムとなる
のであるが、溶融押出された管状フィルムは引取方向に
ドラフトをかけるとともにこれに直角な方向に対して膨
張するようにフィルムの内側から空気または窒素ガス等
によって力が加えられる。この際、溶融押出温度は20
0〜350°C1さらに好ましくは220〜320°C
であることがよく、横方向(引取方向に対して直角方向
)の延伸倍率(ブロー比)はフィルムの2軸配向化とい
う意味で引取方向の延伸倍率(ドラフト比)に対して0
.4〜3.0倍、さらに好ましくは0.6〜2.5倍に
なるようにすることがよい。
本発明の方法の最大の特徴は以下の実施例にも示す如く
、インフレーションによって形成される液晶ポリマーフ
ィルムからなるバブルが高ブロー(実施例) 以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
実施例1〜5.比較例1 (1)vil、方性溶融物を形成し得るポリエステルの
合成固有粘度が0.71のポリエチレンテレフタレート
のチップとバラアセトキシ安息香酸の粉末とをエチレン
テレフタレート単位とバラヒドロキシ安息香酸成分のモ
ル比が40/60となるように反応機に仕込み5反応機
中で減圧下において原料を十分乾燥した後、窒素ガスを
微量流しなから270°Cに昇温し、原料がすべて溶融
してから40分間その温度に保って酢酸を留出させアシ
ドリシス反応を行った。
次いで、90分間かけて徐々に減圧し、0.3)−ルに
達せしめた後、280°Cに昇温しで3時間重縮合反応
を行って、固有粘度が0.61のポリエステルの千ノブ
を得た。このチップとバラアセトキシ安息香酸とをエチ
レンテレフタレート単位とバラヒドロキシ安息香酸成分
とのモル比が20/80になるように反応機に仕込んで
280°Cに昇温し、40分間アシドリシス反応を行っ
た。その後、300°Cに昇温しで0.3トールの減圧
下で3時間、溶融相で重縮合反応させた結果、固有粘度
が0.62.溶融温度が278°Cのポリエステルのチ
ップを得た。このポリエステルの液晶性は偏光顕微鏡を
用い、280°Cでクロスニコル下で観察することによ
り確認され反応 後、2軸の混合押出機を用い、温度300°C1時間4
分の条件で溶融混合反応せしめチップ化した。
(3)フィルム化 (2)で最終的に得られたポリエステル反応物を290
°Cで溶融し、直径50mm、 スリット巾1 、0m
mの円筒状ダイから押出し、ドラフト比/ブロー比が5
78となる条件で円筒状フィルムを形成させ、 10m
/minの速度で25μ厚のフィルムを巻き取った。
(4)フィルムの性質 第1表にビスカルボジイミド系化合物の種類とその添加
量2反応で生じたポリマーの固有粘度および最終的に得
られるフィルムの強度を示す。
なお、第1表二こ示した実施例では、インフレージン時
のバブルはすべて安定であったが、全く加えなかった場
合(比較例1)は、ドラフト比/フロー比条件が107
5のような比較的低ブロー比の条件でも安定したバブル
は形成されず、フィルムが得られなかった。
比較例1 前述の合成法に準じて固有粘度が0.89の液晶ポリエ
ステルを調製し、ビスカルボジイミド系化合物を添加せ
ずにフィルム化テストを行った。その結果、実施例と同
じ条件ではバブルが激しく揺れ動き安定した状態とはな
らなかった。
第  1  表 (発明の効果) 本発明の方法は優れた力学的性質を持つ液晶ポリマーフ
ィルムを生産性よく製造する技術を提供するものであり
、従来困難とされていた該フィルムの工業的生産を可能
とした。本発明の方法で得られるフィルムは磁気テープ
類、熱転写フィルム。
フレキシブルプリントサーキント用ベースフィルム、電
気絶縁材料、特殊包装用フィルムとしての用途展開が期
待でき1本発明の工業的価値は高い。
特許出願人  ユニチカ株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)p−ヒドロキシ安息香酸、テレフタル酸およびエ
    チレングリコールを主成分とし、異方性溶融物を形成し
    得るポリエステルと下記一般式 R_1−N=C=N−R_3−N=C=N−R_2(こ
    こでR_1、R_2は1価の有機基であり、R_3は2
    価の有機基である。) で表されるビスカルボジイミド系化合物との反応物を溶
    融押出し、インフレーション法で2軸配向フィルムを得
    ることを特徴とする液晶ポリマーフィルムの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014201716A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 ユニチカ株式会社 ポリアリレート樹脂組成物およびそれを用いた樹脂塗膜、フィルム
JP2020186334A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 上野製薬株式会社 液晶ポリマー組成物
JP2021084976A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 上野製薬株式会社 ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014201716A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 ユニチカ株式会社 ポリアリレート樹脂組成物およびそれを用いた樹脂塗膜、フィルム
JP2020186334A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 上野製薬株式会社 液晶ポリマー組成物
JP2021084976A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 上野製薬株式会社 ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物

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