JPH0481210A - 複合ロールの製造方法 - Google Patents
複合ロールの製造方法Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はいわゆる連続肉盛溶接法による複合ロールの製
造方法に関する。
造方法に関する。
(従来の技術)
第1図に示すように、強靭材で形成された軸部材2の外
周面に圧延使用層たる外層3が溶着一体的に形成された
複合ロール1の好適な製造方法として、いわゆる連続肉
盛溶接法がある。この方法は、特公昭44−4903号
公報に開示されており、第2図に示すように、図中の矢
印方向に冷却水が流れる円環状の水冷型16と、黒鉛系
耐火材で円環状に形成された緩衝型15と、高周波透導
加熱用コイル21を内蔵し、耐火材で円環状に形成され
た加熱型13とをこの順序で上方に同心状に連設した円
筒状の鋳型12を設け、軸部材11を前記鋳型12に対
して同心状に挿入し、鋳型12と軸部材11との隙間に
外層材質の溶湯18を連続的に注入すると共に軸部材1
1を連続的に下降させ、緩衝型15及び水冷型16によ
って溶湯18を凝固させて、軸部材11の外周面に外層
17を連続肉盛溶接して複合ロールを製造する方法であ
る。図中20は溶湯注入前に加熱型13の下端開口に位
置させ、注入された溶湯の流出を防止するために軸部材
11外周面に曲設された鋼製の受は板である。19は溶
湯の酸化防止及び保温のために溶湯表面を覆うフラック
ス、14ば高周波透導加熱用コイル21の透導加熱が緩
衝型に及ぶのを遮断するための鋼板、22ば前記コイル
の冷却水の通水路、23は軸部材の予熱用コイルである
。
周面に圧延使用層たる外層3が溶着一体的に形成された
複合ロール1の好適な製造方法として、いわゆる連続肉
盛溶接法がある。この方法は、特公昭44−4903号
公報に開示されており、第2図に示すように、図中の矢
印方向に冷却水が流れる円環状の水冷型16と、黒鉛系
耐火材で円環状に形成された緩衝型15と、高周波透導
加熱用コイル21を内蔵し、耐火材で円環状に形成され
た加熱型13とをこの順序で上方に同心状に連設した円
筒状の鋳型12を設け、軸部材11を前記鋳型12に対
して同心状に挿入し、鋳型12と軸部材11との隙間に
外層材質の溶湯18を連続的に注入すると共に軸部材1
1を連続的に下降させ、緩衝型15及び水冷型16によ
って溶湯18を凝固させて、軸部材11の外周面に外層
17を連続肉盛溶接して複合ロールを製造する方法であ
る。図中20は溶湯注入前に加熱型13の下端開口に位
置させ、注入された溶湯の流出を防止するために軸部材
11外周面に曲設された鋼製の受は板である。19は溶
湯の酸化防止及び保温のために溶湯表面を覆うフラック
ス、14ば高周波透導加熱用コイル21の透導加熱が緩
衝型に及ぶのを遮断するための鋼板、22ば前記コイル
の冷却水の通水路、23は軸部材の予熱用コイルである
。
上述の連続肉盛溶接法を採用することにより、外層を軸
部材の外周に容易に溶着形成することができ、しかも溶
着に際して軸部材の靭性を損なうこともないので、ロー
ルネック部におけるクランクや折損の発生が抑制される
ようになった。
部材の外周に容易に溶着形成することができ、しかも溶
着に際して軸部材の靭性を損なうこともないので、ロー
ルネック部におけるクランクや折損の発生が抑制される
ようになった。
(発明が解決しようとする課題)
前記連続肉盛溶接法を実施するに際し、外層の溶着の健
全化のためには軸部材を800°C以上に予熱すること
が必要である。また、連続肉盛溶接時、軸部材も高温に
加熱される。このため、軸部材の表面に酸化膜が形成さ
れ、溶着部の健全性が阻害される。
全化のためには軸部材を800°C以上に予熱すること
が必要である。また、連続肉盛溶接時、軸部材も高温に
加熱される。このため、軸部材の表面に酸化膜が形成さ
れ、溶着部の健全性が阻害される。
尚、酸化膜の形成を防止するため、軸部材の外周面をフ
ラックスでコーティングすることを試みたが、軸部材の
取扱中や加熱時に剥れ易く、十分な効果が上がっていな
い。
ラックスでコーティングすることを試みたが、軸部材の
取扱中や加熱時に剥れ易く、十分な効果が上がっていな
い。
本発明はかかる問題に鑑みなされたもので、連続肉盛溶
接の際に、軸部材の外周面に酸化膜が生成し難く、外層
の健全な溶着が得られる複合ロールの製造方法を提供す
ることを目的とする。
接の際に、軸部材の外周面に酸化膜が生成し難く、外層
の健全な溶着が得られる複合ロールの製造方法を提供す
ることを目的とする。
(作 用)
Niは耐酸化性に優れる材質であり、Niメッキ層が軸
部材の外周面を被覆しているため、1100°C程度ま
では軸部材の表面酸化を防止することができる。
部材の外周面を被覆しているため、1100°C程度ま
では軸部材の表面酸化を防止することができる。
旧メッキ層はフラックス層に比べて相当高強度であり、
接合強度も優れるため、連続肉盛作業までの取扱い中に
剥離が生じるおそれはなく、また軸部材を長期保管する
場合も腐食防止、汚れ防止に有効である。
接合強度も優れるため、連続肉盛作業までの取扱い中に
剥離が生じるおそれはなく、また軸部材を長期保管する
場合も腐食防止、汚れ防止に有効である。
(実施例)
本発明に使用する軸部材の材質は、強靭性の確保のため
黒鉛鋳鋼(C:1〜2wt%)、鋳鋼(C: 1.Oi
vt%以下)、鍛鋼、機械構造用炭素鋼、機械構造用低
合金鋼(SCM材、SNCM材等)などの鋼材が好適で
ある。
黒鉛鋳鋼(C:1〜2wt%)、鋳鋼(C: 1.Oi
vt%以下)、鍛鋼、機械構造用炭素鋼、機械構造用低
合金鋼(SCM材、SNCM材等)などの鋼材が好適で
ある。
軸部材の外周面に形成するNiメッキ層の厚さとしては
、2μm程度以上であればよく、10〜20μmも有れ
ば十分である。それ以上厚くしても、効果上特に問題は
ないが、メッキコストが高くなり経済的でない。メッキ
方法としては、電気化学的メッキ(湿式メッキ)が−船
釣であるが、溶射メッキや真空蒸着等の乾式メッキでも
よい。尚、メッキ層は、少なくとも外層が溶着形成され
る軸部材の外周面に形成されておればよい。
、2μm程度以上であればよく、10〜20μmも有れ
ば十分である。それ以上厚くしても、効果上特に問題は
ないが、メッキコストが高くなり経済的でない。メッキ
方法としては、電気化学的メッキ(湿式メッキ)が−船
釣であるが、溶射メッキや真空蒸着等の乾式メッキでも
よい。尚、メッキ層は、少なくとも外層が溶着形成され
る軸部材の外周面に形成されておればよい。
外層材の材質としては、種々のロール材が使用される。
例えば、高Cr鋳鉄材、高Cハイス材を例示することが
できる。高Cハイス材は耐摩耗性に優れ、欠は落ちが生
じにくく好適な材質である。
できる。高Cハイス材は耐摩耗性に優れ、欠は落ちが生
じにくく好適な材質である。
代表的化学組成(wt%、残部実質的にFe)を下記に
示す。
示す。
高Cr鋳鉄材
C: 1.0〜3.2%、 Si : 0.3〜1.
5%、Mn : 0.5〜2.0%、 I〕:0.1
%以下、S:0.1%以下、 1二0.2〜4.0
%、Cr:5〜25%、 Mo : 0.1〜4
.0%高Cハイス材 C: 1.5〜2.5%、 Si : 0.2〜1.
0%、Mn : 1.5%以下、 p:o、i%
以下、S:0.1%以下、 Ni : 2.0%以
下、Cr: 3〜8%、 Mo: 1〜10
%および W:1〜10%、■:3〜10%、Co:1〜10%、
Nb:1〜5%の内1種又は2種以上。
5%、Mn : 0.5〜2.0%、 I〕:0.1
%以下、S:0.1%以下、 1二0.2〜4.0
%、Cr:5〜25%、 Mo : 0.1〜4
.0%高Cハイス材 C: 1.5〜2.5%、 Si : 0.2〜1.
0%、Mn : 1.5%以下、 p:o、i%
以下、S:0.1%以下、 Ni : 2.0%以
下、Cr: 3〜8%、 Mo: 1〜10
%および W:1〜10%、■:3〜10%、Co:1〜10%、
Nb:1〜5%の内1種又は2種以上。
尚、外層の連続肉盛溶接の際、旧メッキ層は外層溶湯中
に溶解するが、溶解量は微量であり、外層の材質特性を
劣化させるおそれはない。
に溶解するが、溶解量は微量であり、外層の材質特性を
劣化させるおそれはない。
以下、具体的製造実施例について説明する。
(1) SCM440棒材の外周を機械加工し、外径
φ300mmの軸部材を製作した。そして、その外周面
に、電気メッキ法により、厚さ15μmのNiメッキ層
を形成した。
φ300mmの軸部材を製作した。そして、その外周面
に、電気メッキ法により、厚さ15μmのNiメッキ層
を形成した。
(2)第2図の装置を用い、先ず予熱用コイルを軸部材
の軸方向に移動して、軸部材全体を650〜680°C
に予熱した。次に表面温度が1050’C程度になるよ
うに予熱用コイルの出力を上げ、軸部材に突設した受は
板が加熱型の下端開口を塞ぐ位置に来るように予熱しつ
つ下降させた。
の軸方向に移動して、軸部材全体を650〜680°C
に予熱した。次に表面温度が1050’C程度になるよ
うに予熱用コイルの出力を上げ、軸部材に突設した受は
板が加熱型の下端開口を塞ぐ位置に来るように予熱しつ
つ下降させた。
(3)軸部材と加熱型との隙間に第1表に示す化学組成
の外層材質溶湯を注入し、溶湯表面をフラックスでカバ
ーした。このとき溶湯温度は1480°Cであった。注
入した溶湯が加熱型内で凝固しないように、型内の高周
波透導加熱用コイルによって加熱及び撹拌した。
の外層材質溶湯を注入し、溶湯表面をフラックスでカバ
ーした。このとき溶湯温度は1480°Cであった。注
入した溶湯が加熱型内で凝固しないように、型内の高周
波透導加熱用コイルによって加熱及び撹拌した。
第1表
(注)重量%、残部Fe及び不純物
(4)溶湯注入後、直ちに、軸部材を30++un/分
の速度で鋳型内を降下させ、溶湯を緩衝型及び水冷型で
凝固して、外層を肉盛成形すると共に軸部外周面と溶着
一体化した。
の速度で鋳型内を降下させ、溶湯を緩衝型及び水冷型で
凝固して、外層を肉盛成形すると共に軸部外周面と溶着
一体化した。
一方、軸部材の降下と同時に加熱型内の溶湯面も下降す
るので、溶湯を連続的に注入して、溶湯面を加熱型の一
定位置に保持した。
るので、溶湯を連続的に注入して、溶湯面を加熱型の一
定位置に保持した。
(5)所定量の溶湯注入後、溶湯の注入を停止し、軸部
材を鋳型の下方に抜き出して、軸部材外周面に外層が形
成されたロール素材を得た。
材を鋳型の下方に抜き出して、軸部材外周面に外層が形
成されたロール素材を得た。
(6)該ロール素材を超音波探傷試験に供したところ、
軸部材外周面と外層とは全面にわたって溶着しているこ
とが確認された。また、横断面を破断調査したとごろ、
溶着部の健全性が確認された。
軸部材外周面と外層とは全面にわたって溶着しているこ
とが確認された。また、横断面を破断調査したとごろ、
溶着部の健全性が確認された。
(発明の効果)
以上説明した通り、本発明の複合ロールの製造方法によ
れば、外層の連続肉盛溶接による形成の際に、軸部材の
外周面に予め旧メッキを施しておくので、耐酸化性に優
れた旧メッキ層によって軸部材の表面酸化が防止され、
溶着部の健全性を確保することができる。また、Niメ
ッギ層は強度が大きく、剥離し難いので、取扱性が良好
である。
れば、外層の連続肉盛溶接による形成の際に、軸部材の
外周面に予め旧メッキを施しておくので、耐酸化性に優
れた旧メッキ層によって軸部材の表面酸化が防止され、
溶着部の健全性を確保することができる。また、Niメ
ッギ層は強度が大きく、剥離し難いので、取扱性が良好
である。
第1図は複合ロールの断面説明図、第2図は本発明を実
施するための連続肉盛溶接装置の断面説明図である。 2、LL−一軸部材、3,17−外層。
施するための連続肉盛溶接装置の断面説明図である。 2、LL−一軸部材、3,17−外層。
Claims (1)
- (1)円筒状の鋳型に強靭材で形成された軸部材を同心
状に連続降下させ、鋳型と軸部材との隙間に外層材溶湯
を連続的に注入すると共に鋳型下部で凝固させて、軸部
材の外周面に外層を溶着一体的に形成する複合ロールの
製造方法において、軸部材の外周側面に予めNiメッキ
を施しておくことを特徴とする複合ロールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19340590A JPH0481210A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 複合ロールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19340590A JPH0481210A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 複合ロールの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0481210A true JPH0481210A (ja) | 1992-03-13 |
Family
ID=16307410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19340590A Pending JPH0481210A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 複合ロールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0481210A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109047727A (zh) * | 2018-10-09 | 2018-12-21 | 鞍钢股份有限公司 | 一种制造冶金复合金属坯料的装置及方法 |
-
1990
- 1990-07-20 JP JP19340590A patent/JPH0481210A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109047727A (zh) * | 2018-10-09 | 2018-12-21 | 鞍钢股份有限公司 | 一种制造冶金复合金属坯料的装置及方法 |
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