JPH0478864B2 - - Google Patents

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JPH0478864B2
JPH0478864B2 JP21307082A JP21307082A JPH0478864B2 JP H0478864 B2 JPH0478864 B2 JP H0478864B2 JP 21307082 A JP21307082 A JP 21307082A JP 21307082 A JP21307082 A JP 21307082A JP H0478864 B2 JPH0478864 B2 JP H0478864B2
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JP
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valve
line pressure
pressure
gear
shift
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JP21307082A
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Hidehiro Kondo
Nobuaki Miki
Keizo Kobayashi
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は自動制御とマニユアル制御との両方が
行なえるようにした電子制御式車両用自動変速機
に関する。 従来の電子制御式自動変速機は、プラネタリギ
アセツト、およびそれぞれ油圧サーボにより作動
され前記プラネタリギアセツトの構成要素を選択
的に固定、連結または解放して複数の変速段を達
成するための摩擦係合要素である多板ブレーキお
よび多板クラツチを備えた遊星歯車変速機構と、 油圧源、該油圧源から供給された圧油を車速、
スロツトル開度などの車両走行条件に応じて調圧
し、ライン圧を発生させるレギユレータ弁、第2
速以上の高変速段において前記レギユレータ弁に
カツトバツク圧を出力し前記ライン圧を降圧させ
るカツトバツク弁、運転者が操作し手動され車両
走行条件の1つを決定する各シフト位置を有し前
記ライン圧の発生油路と前記各々の摩擦係合要素
の油圧サーボへのライン圧供給油路とを選択的に
連結するマニユアル弁、および前記油圧サーボへ
のライン圧供給油路に設けられ電磁ソレノイド弁
により制御されて前記油圧サーボへのライン圧の
供給および排圧を行なうシフト弁を備えた油圧制
御装置と、 車速、スロツトル開度など車両走行条件を入力
とし、車両走行条件に応じて前記電磁ソレノイド
弁を制御する電子制御回路とからなる。 この種の電子制御式車両用自動変速機では、通
常車両が自動変速機の第2速以上の高変速段で走
行しているときは、車速に応じて昇圧するよう設
定されているライン圧の昇圧率を低減し不必要な
ライン圧の昇圧を防止するいわゆるライン圧のカ
ツトバツクを行ない、油圧回路の耐圧性の要求水
準の低減と油圧回路および歯車変速機構のシール
の劣化の防止とを図つている。このライン圧のカ
ツトバツクは、車両走行中においてライン圧を望
ましい必要量低減の水準に保つため必要不可欠の
機能である。ところが雪道発進などにおいては第
1速ではトルクが大きすぎるので自動変速機をマ
ニユアル変速制御して、第2速以上の変速段で発
進させる場合がある。そのとき、一定値以上のト
ルクの伝達が必要となるが、従来の如く前記第2
速以上の高変速段でカツトバツクされて、レベル
の低下したライン圧により作動する油圧サーボを
用いた自動変速機では、前記第2速以上の高変速
段での発進時に必要なトルク伝達容量が不足し、
マニユアル変速制御が困難であつた。 なお、自動変速とは運転者の操作により設定さ
れ、車両走行条件の一つを決定する複数のシフト
レバー位置の各シフトレバー位置において達成さ
れる複数の変速段のうち、車速、エンジン負荷等
の車両走行条件に応じて自動的に最適変速段を達
成する変速態様をいい、マニユアル変速とは、上
記各シフトレバー位置において所定変速段を達成
する変速態様を言う。 本発明の目的はライン圧レベルを下げる必要の
ある高速段においてライン圧レベルをさげること
ができ、しかも、高速段発進等が必要なときは、
ライン圧レベルを下がらないようにして、目的に
応じて圧力レベルの調整されたライン圧を出力さ
せることができる自動変速機を提供することにあ
る。 本発明は上記目的を達成するために、次の構成
により達成される。 すなわち、プラネタリギアセツト、および油圧
サーボにより作動され前記プラネタリギアセツト
の構成要素を選択的に固定、連結または解放して
複数の変速段を達成するための多板ブレーキおよ
び多板クラツチを備えた遊星歯車変速機構と、油
圧源と、該油圧源から供給された圧油を車両走行
条件に応じて調圧して油圧サーボにライン圧を発
生させるレギユレータ弁を設けた車両用自動変速
機において、 運転者の操作により設定される複数のシフトレ
バー位置の各シフトレバー位置において達成され
る複数の変速段のうち、車両走行条件に応じて自
動的に最適変速段を達成する自動変速と上記各シ
フトレバー位置において所定変速段を達成するマ
ニユアル変速との間で変速態様を切換えできる自
動変速−マニユアル変速切換手段と、 少なくとも自動変速の高速段においてライン圧
レベルを下げる第1の手段と、マニユアル変速の
特定の高速段において前記第1の手段の作動を禁
止し、ライン圧レベルを下げないようにする第2
の手段とを備えたライン圧調圧レベル設定手段
と、を設けた車両用自動変速機である。 前記車両用自動変速機のライン圧調圧レベル設
定手段は、スロツトル開度に応じたスロツトル圧
を発生するスロツトル弁を備え、前記レギユレー
タ弁は前記スロツトル圧に応じてライン圧を発生
し、前記第1の手段は自動変速の高速段において
スロツトル圧に応じてライン圧レベルを下げるカ
ツトバツク弁で構成され、前記第2の手段は前記
カツトバツク弁の作動を禁止する電磁ソレノイド
弁を備えた構成とすることができる。 また、本発明においてマニユアル変速とはエン
ジンブレーキが必要であるとか、第2速ホールド
で走行したいなどの運転者の要望に応えるべく自
動変速機が取り得る変速段のうち、所定の変速段
(単数段または複数段)にて変速を行わせる変速
モードのことであり、マニユアル変速高速段とは
自動変速機が取り得る最低速度段よりギヤ比の低
い変速段を意味している。 つぎに本発明を図に示す一実施例に基づき説明
する。 第1図は流体式トルクコンバータと前進4段後
進1段の遊星歯車変速機構とを組み合せてなる車
両用自動変速機の一例を示す概略骨格図である。 この自動変速機はトルクコンバータ10、オー
バドライブ機構20、前進3段後進1段の遊星歯
車変速機構30を備えており、第3図に示す本発
明の油圧制御装置によつて制御される。 トルクコンバータ10は、ポンプ55、タービ
ン56およびステータ57および直結クラツチ
(ロツクアツプクラツチ)50を有する周知のも
のであり、ポンプ55は機関クランク軸56と連
結され、タービン56はタービン軸59に連結さ
れている。タービン軸59はトルクコンバータ1
0の出力軸をなすとともにオーバドライブ機構2
0の入力軸となつており、オーバドライブ機構2
0における遊星歯車装置のキヤリア60に連結さ
れている。キヤリア60によつて回転可能に支持
されたプラネタリピニオン64はサンギア61お
よびリングギア65と噛合つている。サンギア6
1とキヤリア60の間には多板クラツチC0と一
方向クラツチF0が直列的に設けられており、さ
らにサンギア61とオーバドライブ機構20を包
合するオーバドライブケース66の間には多板ブ
レーキB0が設けられている。 オーバドライブ機構20のリングギア65は前
進3段後進1段の遊星歯車変速機構30の入力軸
23に連結されている。入力軸23と中間軸29
の間には多板クラツチC1が設けられており、ま
た入力軸23とサンギア軸80の間には多板クラ
ツチC2が設けられている。サンギア軸80とト
ランスミツシヨンケース68の間には多板ブレー
キB1、多板ブレーキB2および一方向クラツチ
F1が設けられている。サンギア軸80に設けら
れたサンギア82は、キヤリア83、該キヤリア
83によつて支持されたプラネタリピニオン8
4、該ピニオン84と噛合つたリングギア85、
他の一つのキヤリア86、該キヤリア86により
支持されたプラネタリピニオン87、該ピニオン
87と噛合うリングギア88とともに二列のシン
グルプラネタリギアセツトを構成している。リン
グギア85は中間軸29と連結され、第2列のキ
ヤリア83は第1列のリングギア88と連結され
ており、これらキヤリア83およびリングギア8
8は出力軸89と連結されている。第1列のキヤ
リア86とトランスミツシヨンケース68の間に
は多板ブレーキB3と一方向クラツチF2とが並
列的に設けられている。 この遊星歯車変速機構は以下に説明される油圧
制御装置によりエンジンのスロツトル開度、車両
の変速など車両走行条件に応じて各クラツチおよ
びブレーキの係合または解放が行われ、オーバド
ライブ(O/D)を含む前進4段の自動変速また
は手動(マニユアル)変速と、手動変速のみによ
る後進1段の変速がなされる。 変速ギア位置とクラツチおよびブレーキの作動
状態を表1に示す。 第2図は運転席に設けたマニユアル弁駆動のた
めのシフトレバー500、および自動変速スイツ
チAとマニユアル変速スイツチMとを有する自動
変速−マニユアル変速切換えスイツチ501を示
し、自動変速のスイツチAが押されたときシフト
レバーは、P(パーク)、R(リバース)、N(ニユ
ートラル)、D(ドライブ)、S(セカンド)、L(ロ
ー)の各レンジのシフトポジシヨンを有し、マニ
ユアル変速のスイツチMが押されたときはシフト
レバーは,P,R,N,3(第3速),2(第2
速),1(第1速)の各シフトポジシヨンを有す
る。 表1は自動変速のときのシフトレバー500の
シフトポジシヨンSP、各摩擦係合要素の係合状
態および遊星歯車変速機構の変速段の関係を示
し、表2はマニユアル変速走行のときのシフトポ
ジシヨンSP、各摩擦係合要素の係合状態および
遊星歯車変速機構の変速段の関係を示す。 表1、表2において、○は摩擦係合要素の係
合、空白は解放を示す。また表2において3はマ
ニユアル変速において、シフトレバー500を3
位置に設定したとき第1速から第4速まで自動変
速できるように設定した場合を示す。
【表】 S1,S2,S4の○はソレノイド弁ONを示
し、S1,S2,S4の×はソレノイド弁OFF
を示す。
【表】 S1,S2,S4の○はソレノイド弁ONを示
し、S1,S2,S4の×はソレノイド弁OFF
を示し、S1,S2,S4の△は発進時ON、そ
の後OFFを示す。 第3図は第1図に示した自動変速機の油圧制御
装置の油圧回路を示す。 油圧回路は、油溜め内に設けられたオイルスト
レーナ100、油圧ポンプ101、圧力調整弁
(レギユレータ弁)130、第2圧力調整弁15
0、カツトバツク弁160、クーラバイパス弁1
05、プレツシヤリリーフ弁106、リバースク
ラツチシーケンス弁110、直結クラツチ(ロツ
クアツプ)制御弁120、スロツトル弁200、
マニユアル弁210、1−2シフト弁220、2
−3シフト弁230、3−4シフト弁240、ブ
レーキB1への供給油圧を調整するとともに第3
速時にブレーキB1の供給油圧を遮断するインタ
ーミイデイエイトコーストモジユレータ弁24
5、ブレーキB3への供給油圧を調整するローコ
ーストモジユレータ弁250、クラツチC1の係
合を円滑になさしめるアキユムレータ260、ク
ラツチC2の係合を円滑になさしめるアキユムレ
ータ270、ブレーキB2の係合を円滑になさし
めるアキユムレータ280、クラツチC0,C
1,C2およびブレーキB0,B1,B2の各油
圧サーボへ供給される圧油の流量を制御するチエ
ツク弁付流量制御弁301,302,303,3
04,305,306、後記する電気回路(コン
ピユータ)の出力で開閉され2−3シフト弁23
0を制御する第1の電磁ソレノイド弁S1、1−
2シフト弁220と3−4シフト弁240の双方
を制御する第2の電磁ソレノイド弁S2、前記直
結クラツチ制御弁120を制御するロツクアツプ
(Lup)用電磁ソレノイド弁である第3の電磁ソ
レノイド弁S3、およびカツトバツク弁160を
制御するカツトバツク用電磁ソレノイド弁である
第4の電磁ソレノイド弁S4、並びに各弁間およ
びクラツチ、ブレーキの油圧シリンダを連絡する
油路からなる。 油溜めからオイルストレーナ100を介して油
圧ポンプ101により汲み上げられた作動油は圧
力調整弁130で所定の油圧(ライン圧)に調整
されて油路1へ供給される。油路1に圧力調整弁
130およびオリフイス51を介して連絡した油
路1Aを経て第2圧力調整弁150に供給された
圧油は、スロツトル弁200の出力するスロツト
ル圧に応じ所定のトルクコンバータ圧、潤滑油
圧、およびオイルへの循環クーラ圧に調圧され
る。 圧力調整弁130は、一方にスプリング131
が背設されたスプール132と、該スプール13
2に当接して直列されたプランジヤ138を有
し、スプール132は、一方からは油路9から前
記プランジヤ138の小径ランド(図示下側ラン
ド)に印加されるスロツトル圧とスプリング13
1によるばね荷重とを受け、後進時にはさらに油
路5からプランジヤ138に印加されるライン圧
を受け、他方からはスプールの図示上部ランド1
33に印加されるライン圧のフイードバツク圧を
受けて変位し、油路1と油路1Aおよびドレイン
ポート135との連通面積を調整して油路1に車
両走行条件に応じたライン圧を出力する。 マニユアル弁210は、第2図に示す運転席に
設けられたシフトレバー500と連結されてお
り、手動操作によりシフトレバーのレンジに応じ
てP,R,N,Dまたは3、Sまたは2、Lまた
は1の各位置に移動する。表3に各シフトレバー
のシフトレンジにおける油路1と油路2〜5との
連通状態を示す。○は連通してライン圧が供給さ
れている場合を示し、×は排圧されている状態を
表わす。
【表】 スロツトル弁200はアクセルペダルの踏み込
み量に応じてスロツトルプランジヤ201がスト
ロークして該プランジヤ201とばね204が背
設されたスプール202との間のばね203を介
してスプール202を動かし、油路1から供給さ
れたライン圧をスロツトル開度に応じたスロツト
ル圧に調圧して油路9に出力する。 第1の電磁ソレノイド弁S1は、オリフイス3
22を介し油路2と連絡した油路2Gにハイレベ
ルのソレノイド圧(ライン圧に等しい)を生ぜし
め、通電時には油路2Gの圧油を排出させロウレ
ベルのソレノイド圧を生じる。 第2の電磁ソレノイド弁S2は非通電時にはオ
リフイス332を介し油路2と連絡した油路2F
にハイレベルのソレノイド圧を生ぜしめ、通電時
には油路2Fの圧油を排出させロウレベルのソレ
ノイド圧を生じる。 第3の電磁ソレノイドS3は、油路1とオリフ
イス342を介して連通した油路1Hに連絡する
ロツクアツプ弁120の図示上端油室121の油
圧を制御する。このソレノイド弁S3は、非通電
時は前記油室121にハイレベルのソレノイド圧
を生ぜしめて背設されたばね123とともにスプ
ール122を図示下方に押圧し、該スプール12
2を図示下方に位置させ、通電時には前記油室1
21を排圧してロウレベルのソレノイド圧に反転
させる。 第4の電磁ソレノイド弁S4は本実施例では油
路2Aとオリフイス165を介して連絡する油路
2Jに取付けられ、自動変速−マニユアル変速切
換えスイツチ501のマニユアル変速スイツチM
が押されているときにおいて、シフトレバー50
0が3、2および1の位置に設定されており、且
つ車両走行条件が自動変速における第1速(1st)
領域にあるときのみ通電され、カツトバツク弁1
60へ入力する油路2Jのライン圧を排圧してカ
ツトバツク弁160によるカツトバツク圧の出力
を停止させる。これによりライン圧特性が変化
し、第2速以上の高変速段でカツトバツクされな
い高いライン圧が得られる。この高いライン圧が
供給されるクラツチC1は第4図に示すT1の如
く高い伝達トルク容量を有し、クラツチC1が第
2速発進時必要とする必要トルクT2に対し十分
な余裕を有する。T3はカツトバツクされたライ
ン圧が供給された場合のクラツチC1の伝達トル
ク容量を示し、スロツトル開度が20%〜60%にお
いて必要トルクT2より低い部分が生じる。 前記表1および表2に後記する電子回路により
制御されるソレノイド弁S1,S2およびS4の
通電(○)、非通電(×)と、シフトレバー50
0のシフト位置と、自動変速機の変速状態の関係
を示す。 1−2シフト弁220は、図示左方にばね22
1を背設したスプール222を備え、ソレノイド
弁S2が非通電され油路2Fにハイレベルのソレ
ノイド圧が生じているときは図示右端の油室22
4に該ハイレベルのソレノイド圧が入り、該油圧
の印加によりスプール222は第3図において下
半に示す如く図示左方に設定されて第1速の位置
となり、ソレノイド弁S2が通電され油路2Fが
排圧されてロウレベルのソレノイド圧となつたと
きはスプール222は上半に示す如く図示右方に
設定されて第2速の位置が得られる。第3,4速
においてはマニユアル弁210および2−3シフ
ト弁230を介して油路2Cから左端油室223
にライン圧が入りスプール222はソレノイド圧
の如何にかかわらず図示右方に固定される。 2−3シフト弁230は、図示左方にばね23
1を背設したスプール232を備え、ソレノイド
弁S1が通電されており油路2Gがロウレベルの
ソレノイド圧となつているときスプール232は
ばね231の作用で図示右方に設定されて第1,
2速の位置となり、ソレノイド弁S1が非通電さ
れているときは油路2Gにハイレベルのソレノイ
ド圧が生じて油室234に印加されこのソレノイ
ド圧の作用でスプール232は図示左方に設定さ
れて第3,4速の位置となる。油路4にライン圧
が供給されたときは、左端油室233にライン圧
が供給されスプール232は第1速および第2速
がわである図示右方にロツクされる。 3−4シフト弁240は、一方にばね241を
背設したスプール242を備え、マニユアル弁2
10、油路2、2−3シフト弁230、油路2B
を介して左端油室244にライン圧が供給されて
いる第1速、第2速のときスプール242は該ラ
イン圧およびばね241の作用でソレノイド圧の
如何にかかわらず第3速がわである図示右方にロ
ツクされ、ソレノイド弁S2が通電され油路2F
は排圧されロウレベルの油圧となる第3速は、ば
ね241の作用で、スプール242は図示右方に
設定され、第4速ではソレノイド弁S2が非通電
され、油路2Fにハイレベルのソレノイド圧が生
じて油室243に印加され、このソレノイド圧の
作用でスプール242は図示左方に設定される。 カツトバツク弁160は、例えば第2速以上の
設定変速段の走行領域または一定車速以上の走行
領域で作動されるものである。 カツトバツク弁160は、一方(図示下方)か
ら背設されたスプリング161のばね荷重を受
け、他方からはオリフイス166を介して油路2
Jのライン圧を受けて変位するスプール162を
有し、油路2Aにライン圧が供給されると、スプ
ール162は図示下方に設定されてスロツトル圧
が発生している油路9とカツトバツク圧出力油路
9Aとを連通させて該スロツトル圧をカツトバツ
ク圧として出力し、スロツトル弁200のスプー
ル202の図示上端ランド207にカツトバツク
圧を印加させ、油路9に発生しているスロツトル
圧をレベルダウンする。このスロツトル圧のレベ
ルダウンにより、該スロツトル圧を入力油圧とす
るレギユレータ弁130ではスプール132が図
示下方に変位し、油路1のライン圧をレベルダウ
ンさせる、いわゆるライン圧のカツトバツクがな
される。 つぎにマニユアル弁210の手動シフトによる
油圧制御装置の作動を説明する。 マニユアル弁210がNレンジにシフトされて
いるとき。 表3に示す如く油路1は油路2〜5のいずれと
も連絡せず、表2に示す如く第1および第2の電
磁ソレノイド弁S1,S2は非通電され、自動変
速−マニユアル変速切換えスイツチ501の如何
にかかわらず第4のソレノイド弁S4も非通電さ
れている。このため1−2シフト弁220、2−
3シフト弁230、3−4シフト弁240のスプ
ールはいずれもばねの作用で図示右方に位置され
ている。マニユアル弁210を介さず油路1に3
−4シフト弁240、油路1Jおよびチエツク弁
付流量制御弁301を介して直接連絡しているク
ラツチC0のみが係合している。このときは自動
変速スイツチA,マニユアル変速スイツチMのい
ずれかONされていても油路2、1−2シフト弁
220、油路2A、オリフイス165、油路2J
を経てカツトバツク弁160にライン圧が入力さ
れず、スプール161は図示上方に設定されてい
るのでカツトバツク圧が出力されずライン圧のカ
ツトバツクはなされない。 マニユアル弁210をDまたは3レンジにシフ
トしたとき。 表3に示す如く油路2に油圧が供給され、これ
によりチエツク弁付流量制御弁302、油路2E
を介してライン圧が供給されてクラツチC1が係
合される。 車両の発進時は表1または2に示す如くソレノ
イド弁S1が通電、ソレノイド弁S2が非通電さ
れ1−2シフト弁220のスプール222は図示
左方にあり、ブレーキB1,B2に連絡する油路
3C,2Hは排圧され、ブレーキB3に連絡する
油路4Cにも油圧が供給されていないのでブレー
キB1,B2,B3は解放され、第1速走行がな
される。自動変速時は表1に示す如く車速が予め
設定した大きさになつたときコンピユータの出力
でソレノイド弁S2が通電され油室224に印加
されたソレノイド圧はロウレベルに反転するの
で、1−2シフト弁220のスプール222は図
示右方に移動し、油路2、1−2シフト弁22
0、油路2A、チエツク弁付流量制御弁306、
油路2Hを経て油圧が供給され、ブレーキB2が
係合して第2速へのアツプシフトが生ずる。 第3速へのアツプシフトは車速、スロツトル開
度等が所定値に達したときコンピユータの出力で
ソレノイド弁S1が非通電され、2−3シフト弁
230のスプール232は図示左方に移動し、油
路2、2−3シフト弁230、油路2C、チエツ
ク弁付流量制御弁303、油路2C、油路2Dを
経て油圧が供給されてクラツチC2が係合し、同
時に1−2シフト弁220のスプール222は油
路2Cから左端油室223に供給されたライン圧
により図示右方(2速がわ)に固定される。 第4速へのアツプシフトは上記と同様コンピユ
ータの出力でソレノイド弁S2が非通電され油路
2Fから右端油室243に供給されていたソレノ
イド圧がハイレベルに反転し、3−4シフト弁2
40のスプール242が図示右方に移動し、油路
1Jが排圧されるとともに油路1Lに油圧が供給
され、クラツチC0が解放されるとともにブレー
キB0が係合してなされる。 マニユアル弁210がSまたは2レンジにある
とき。 表3に示す如く油路2に加えて油路3にライン
圧が供給される。第1,2,3速は上記Dレンジ
のときと同様のシフトがなされるが、油路3、油
路2Bを経て3−4シフト弁240の左端油室2
44にライン圧が入りスプール242は図示右方
に固定されるので、第4速へのアツプシフトは生
じない。 また第2速においては、前記Dレンジ第2速の
如く油路2から1−2シフト弁220を介して油
路2Aにライン圧が供給されるとともに、油路3
から2−3シフト弁230、油路3A、1−2シ
フト弁220を介して油路3Bにもライン圧が供
給されるので、油路3Cにライン圧が供給され、
常時ブレーキB2およびブレーキB1の両者が係
合する第2速が達成され、マニユアル弁210が
Sまたは2レンジにあるときはコースト時にエン
ジンブレーキが働くとともに伝動トルク容量が増
大する。 またマニユアル弁210がD位置で第4速の走
行中に手動でD−3シフトを行つた場合、前記の
如く3−4シフト弁240の左端油室244への
ライン圧の導入によりただちに第3速にダウンシ
フトがなされ、予定した速度まで減速した時点で
コンピユータの出力がソレノイド弁S1を通電さ
せ、3−2ダウンシフトを生じさせ、エンジンブ
レーキの効く第2速が得られる。 マニユアル弁210がLまたは1レンジにある
とき。 油路2、油路3に加えて油路4にもライン圧が
供給される。第1,2速は上記Dレンジのときと
同様のシフトがなされるが油路4から2−3シフ
ト弁230の左端油室233にライン圧が入り、
スプールを図示右方に固定するので第3速へのア
ツプシフトは生じない。また第1速は油路4、2
−3シフト弁230、油路4A、ローコーストモ
ジユレータ弁250、油路4B,1−2シフト弁
220、油路4Cを経て供給される油圧によりブ
レーキB3を係合させエンジンブレーキがきくよ
うになされている。また第2速ではマニユアル弁
210がSレンジにシフトされているときと同じ
である。また第3速状態で走行中Lレンジに手動
シフトしたときは、前記2−3シフト弁230の
左端油室233へのライン圧の導入によりただち
に第2速へダウンシフトがなされ、予定した速度
まで減速した時点でコンピユータの出力がソレノ
イド弁S2を通電させ、2−1ダウンシフトを生
じさせる。 マニユアル弁210がDまたは3、Sまたは
2、Lまたは1の各レンジにシフトされ、油路2
にライン圧が生じ、且つ1−2シフト弁220が
第2速がわ(図示右方)に設定されている場合
は、油路2Aにライン圧が生じ、ロツクアツプ制
御弁120の下端油室124に供給される。この
ライン圧が生じ、第3のソレノイド弁S3が通電
され、上端油室121の油圧がロウレベルとなつ
ているとき、ロツクアツプ制御弁120のスプー
ル122は図示上方に動かされ油路1Aと油路1
Dとが連絡し、トルクコンバータ10内に設けら
れた直結クラツチ50は係合し、トルクコンバー
タ10は直結状態となる。油路2Aにライン圧が
生じないかまたは油路2Aにライン圧が生じても
ソレノイド弁S3は非通電され油室121にハイ
レベルのソレノイド圧が生じているときは、ばね
123またはばね123とハイレベルのソレノイ
ド圧の作用でスプール122は図示下方に位置す
る。スプール122が図示下方に位置している間
は油路1Aは油路1Cに連絡しており、トルクコ
ンバータ10の直結クラツチ50は解放されてい
る。ソレノイド弁S3への通電は後記するコンピ
ユータにより車速とスロツトル開度が設定値以上
のときなされる。 車両走行条件に応じて第1〜第4の電磁ソレノ
イド弁S1,S2,S3,S4を開閉作動する電
子制御装置600(コンピユータ)は、第5図に
示す如くシフトレバー500のシフトポジシヨン
を検出するシフトレバー位置センサ601、車速
を検出する車速ジエネレータ602、スロツトル
開度センサ603、自動変速−マニユアル変速切
換えスイツチ501の選択SW604、これらか
らの入力ポートであるとともに第1〜第4の電磁
ソレノイド弁S1〜S4への出力ポートである
I/Oポート、中央演算処理装置CPU、ランダ
ムアクセスメモリRAM、リードオンリメモリ
ROMからなる。 つぎに第6図、第7図、第8図に示すフローチ
ヤートに基づき電子制御装置600の作用を説明
する。 自動変速(オート)走行かマニユアル変速(マ
ニユアル)走行かの選択SW読み込み701を行な
い、マニユアル走行か否かの判別702をする。オ
ート走行時は、第9図に示すサブルーチン800
の如く従来の電子制御式自動変速機と同様に車
速、スロツトル開度、シフトレバー位置から制御
回路が変速およびロツクアツプを判断し、ソレノ
イド弁S1,S2,S4で油圧信号に変換して油
圧制御回路を制御して、自動変速機をコントロー
ルしている。シフトレバーのシフト位置の読み込
み801を行い、シフトレバー位置の判別(802)を
行う。シフトレバーがP,R,Nのいずれかのポ
ジシヨンに設定されているときはソレノイド弁S
1〜S4を全てOFF(表示0)とする出力を生じ
(803)リターンする。シフトレバーがP,R,N
以外の位置に設定されているときはシフトレバー
がD位置か、S位置かL位置かの判別804,805,
806を行いD,S,Lの各位置のときはマニユア
ルシフトレバーポジシヨンMPをD,S,Lにセ
ツトする(807,808,809)。たとえばシフトレバ
ーがD位置のときは現在の車速およびスロツトル
開度を読み込み(810,811)を行つた後車両走行
条件が1st領域が2nd領域が、3rd領域かの判別
812,813,814を行う。1st領域のときはソレノイ
ド弁S1のみをON(表示1)し、他は全ての
OFF(表示0)する出力815を生じ、1st領域以外
のときはマニユアルシフトレバーポジシヨンMP
がLか否かの判別816を行つて第1速のソレノイ
ド出力815を行い、マニユアルシフトレバーポジ
シヨンMPがLレンジのものか否かの判別816を
行ない、Mp=Lのときは815へ進みMp=L以外
のときは判別813へ進む。車両走行条件が2nd領
域のときは車両走行条件が直結クラツチの係合領
域か否かの判別817を行い2ndLupのときはソレノ
イド弁S1,S2,S3をON、S4をOFFの出
力を生じ(818)2ndLup以外のときはソレノイド
弁S1,S2をON、ソレノイド弁S3,S4を
OFFの出力を生じ(819)リターンする。車両走
行条件が2nd領域以外のときはマニユアルシフト
レバーポジシヨンMPがSレンジのものか否かの
判別820を行いMP=Sのときは判別817へ進み
MP=Sでないときは車両走行条件が3rd領域か
否かの判別814へ進む。車両走行条件が3rd領域以
内にあるときはLup領域か否かの判別821を行い
Lup領域のときはソレノイド弁S1,S4は
OFF、ソレノイド弁S2,S3はONの出力を生
じ(822)、Lup領域以外のときはソレノイド弁S
1,S3,S4をOFF、ソレノイド弁S2のみ
ONの出力を生じ(823)リターンする。車両用
走行条件が3rd領域以外すなわち4th(第4速)領
域のときはLup領域か否かの判別824を行い、
Lup領域のときはソレノイド弁S1,S2,S4
をOFF、ソレノイド弁S3をONとする出力を生
じ(825)、Lup領域以外のときソレノイド弁S1
〜S4を全てOFFする出力を生じて(826)リタ
ーンする。 マニユアル走行時は、従来からある変速用電磁
ソレノイド弁S1,S2とLup用電磁ソレノイド
弁S3と本発明に関わるカツトバツクバルブ用電
磁ソレノイド弁S4を制御することによりマニユ
アル変速を可能としている。 車速、スロツトル開度、シフトレバー位置の各
読み込み703,704,705を行ない、つぎにシフト
レバーがP,R,N各ポジシヨンにあるか否かの
判別706を行なう。シフトレバーがP,R,Nの
いずれかにあるときはソレノイド弁S1〜S4の
OFF(表示0)出力を発生して(707)リターン
する。シフトレバー位置がP,R,N以外のとき
はシフトレバー位置が3か2か1かの判別(708,
709,710)を行なう。“1”レンジの場合、ソレ
ノイド弁S1,S2,S3,S4をON,OFF,
OFF,OFFさせることにより1stを実現する。こ
の場合ソレノイド弁S4は、常時OFFであるが、
ブレーキB2の油圧サーボと連絡する油路2Aに
油圧が供給されないためカツトバツク弁160は
作動せず、係合しているクラツチ、ブレーキに必
要な油圧を供給している。“1”レンジの場合あ
る定められた一定車速以下か否かの判別711を行
い一定車速以下のときはソレノイド弁S1を
ON、ソレノイド弁S2,S4をOFFする出力を
生じ(712)、一定車速以上の時はオート走行時の
1st領域か否かの判別(713)を行い、ソレノイド
弁S1,S2をON(表示1)、ONさせる(714)
ことにより2ndを実現させ、急激なエンジンブレ
ーキやエンジンのオーバーラン等を未然に防ぎ車
速がその値より低くなれば上記のように1stを実
現する。ここでオート走行時の1st領域とは、車
両が発進状態であると判断される領域と、第1速
においてエンジンの回転数が許容範囲内にある領
域をいう。このとき、すなわち“1”レンジで2
速の場合、ソレノイド弁S4はオート走行の1st
領域であればON状態(715)になり、カツトバ
ツク弁160を作動させずライン圧のカツトバツ
クを停止させて、係合しているクラツチブレーキ
に必要な油圧を供給し、1st領域外のときソレノ
イド弁S4をOFF(715)にしてカツトバツク弁
160を作動させ、余分な油圧をカツトする。 “2”レンジの場合制御装置は、ソレノイド弁
S1,S2をON,ONにして2nd状態を実現する
(714,715)。 この場合ソレノイド弁S4は車両がオート走行
の1st領域のときON状態(715)になりカツトバ
ツク弁160を作動させずストール時や車速の低
いときに必要な油圧をクラツチ、ブレーキに供給
する。 “3”レンジの場合制御装置はソレノイド弁S
1をOFF、ソレノイド弁S2を“ONにして3rd
状態とするかまたはソレノイド弁S1,S2をと
もにOFFにして4th走行を実現する。オート走行
時の1st領域か否かの判別(716)を行い、1st領
域のときはソレノイド弁S4をONさせ(717)、
カツトバツク弁160を作動させず、ライン圧の
カツトバツクを停止させて第3速発進に必要なラ
イン圧を確保する。つぎにオート走行時の4th領
域か否かの判別(718)を行い、4th領域のときは
ソレノイド弁S1,S2,S4の全てをOFFす
る出力を生じ(719)、4th領域以外のときはソレ
ノイド弁S1,S4をOFF、ソレノイド弁S2
をONする出力を生じ(720)、ロツクアツプコン
トロールのサブルーチン900へ進む。 こうして、運転者がマニユアル変速を選択し、
シフトレバーを3、2または1レンジのいずれか
に設定すると、オート走行時の1st領域、つまり
車両の発進状態領域と第1速領域においてエンジ
ンの回転数が許容回転数内にある領域にあるとき
(マニユアル変速の特定の高速段にあるとき)は
ライン圧のレベルを上げることで、車両の発進が
可能となる。なお、本実施例のマニユアル変速モ
ードではシフトレバー位置が3または2レンジで
オート走行時の1st領域以外の場合、すなわち、
マニユアル変速段における第2速または第3速に
おいてはライン圧レベルを下げて必要以上のライ
ン圧の発生を防ぐ。 ロツクアツプコントロールはソレノイド弁S3
をつぎのようにON,OFF制御することによりな
される。 シフトレバー位置が“3”、“2”、“1”のどの
レンジにあるかの判別(901,902,903)を行い、
“1”のときはソレノイド弁S3をOFFさせる出
力を生じ(904)リターンする。シフトレバーが
“2”レンジのときは、シフトレバーは前回と同
じか否かを判別し(905)、シフトレバーが前回と
異なるときはソレノイド弁S3をOFFする出力
を生じ(906)リターンする。シフトレバーが前
回と同じときは“2”レンジで1秒以上経過した
かの判別(907)を行い、1秒以内のときはソレ
ノイド弁S3をOFFにする出力を生じ(906)、
1秒以上経過しているときは2ndLup領域か否か
の判別(908)を行う。2ndLup領域にないときは
3rd、4th、領域か否かの判別(910)を行い、
3rd4th領域のときはソレノイド弁S3をON
(909)、領域外のときはソレノイド弁S3をOFF
(906)する。シフトレバーが“3”レンジのとき
は、シフトレバーが前回と同じ位置にあるか否か
の判別(911)を行い、前回と異なるときはソレ
ノイド弁S3をOFFする出力を生じ(912)、前
回と同じときは“3”レンジで1秒以上経過した
か否かの判別(913)を行う。1秒以内のときは
ソレノイド弁S3をOFFさせ(912)、1秒以上
経過しているときは第3速と第4速との自動変速
後1秒以上経過したか否かの判別(914)を行う。
変速後1秒以内のときはソレノイド弁S3を
OFFさせ(912)1秒以上経過しているときは
3rd、4thのLup領域にあるか否かの判別(915)
を行う。Lup領域外のときはソレノイド弁S3を
OFFさせ(912)、Lup領域にあるときにソレノイ
ド弁S3をONさせる出力を生じて(916)リタ
ーンする。 第8図にマニユアル走行時の“3”あるいは
“2”レンジのときソレノイド弁S4をON,
OFFする領域の一例を出力軸回転数とスロツト
ル開度に関連して示す。実線はソレノイド弁S4
をONからOFFにする境界を示し、破線はソレノ
イド弁S4をOFFからONにする境界を示す。 このようにして制御装置はソレノイド弁S1,
S2,S3,S4を制御してマニユアル走行を可
能としている。ここで“3”レンジの3rd4th間の
自動変速機能は、必要に応じて第6図に示したA
部を削除することにより“3”レンジで3rdに固
定にすることも可能である。またロツクアツプ機
能に関しては、必要に応じてB部を削除すること
により、Lup動作をカツトすることも可能であ
る。 ソレノイド弁S4に関しては第10図、第11
図のように設置しても上記と同様な制御で、同等
の機能を実現することも可能である。 ソレノイド弁S4に関してはオートドアロツク
と連動して低車速のときON状態、ドアロツクが
作動する車速以上のときOFF状態となるように
制御することにより、同等の機能を実現すること
も可能である。 以上の如く本発明の電子制御式車両用自動変速
機は、本発明は上記構成を有するので、自動変速
レンジで、高速段において第1の手段によりライ
ン圧レベルを下げて、必要以上のライン圧を出力
しないようにすることができる。しかも、マニユ
アル変速レベルでは、第2の手段により高速段に
おいてライン圧レベルを下げることを禁止するの
で、高速段発進が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両用自動変速機の骨格図、第2図は
シフトレバー部の概略図、第3図は第1図に示し
た電子制御式車両用自動変速機の油圧制御装置の
油圧回路図、第4図はストール時のトルク容量を
示すグラフ、第5図は電子制御装置のブロツク
図、第6図、第7図、第9図は電子制御装置の作
動説明であるフローチヤート、第8図はカツトバ
ツクバルブ用電磁ソレノイド弁S4の作動領域の
一例を示すグラフ、第10図は本発明の電子制御
式車両用自動変速機の油圧制御装置の油圧回路図
の他の実施例を示し、第11図は本発明の電子制
御式車両用自動変速機の油圧制御装置の油圧回路
図のさらに他の実施例を示す。 図中、S4……カツトバツク用電磁ソレノイド
弁、130……レギユレータ弁、160……カツ
トバツク弁、200……スロツトル弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プラネタリギアセツト、および油圧サーボに
    より作動され前記プラネタリギアセツトの構成要
    素を選択的に固定、連結または解放して複数の変
    速段を達成するための多板ブレーキおよび多板ク
    ラツチを備えた遊星歯車変速機構と、油圧源と、
    該油圧源から供給された圧油を車両走行条件に応
    じて調圧して油圧サーボにライン圧を発生させる
    レギユレータ弁を設けた車両用自動変速機におい
    て、 運転者の操作により設定される複数のシフトレ
    バー位置の各シフトレバー位置において達成され
    る複数の変速段のうち、車両走行条件に応じて自
    動的に最適変速段を達成する自動変速と上記各シ
    フトレバー位置において所定変速段を達成するマ
    ニユアル変速との間で変速態様を切換えできる自
    動変速−マニユアル変速切換手段と、 少なくとも自動変速の高速段においてライン圧
    レベルを下げる第1の手段と、マニユアル変速の
    特定の高速段において前記第1の手段の作動を禁
    止し、ライン圧レベルを下げないようにする第2
    の手段とを備えたライン圧調圧レベル設定手段
    と、 を設けたことを特徴とする車両用自動変速機。 2 前記ライン圧調圧レベル設定手段はスロツト
    ル開度に応じたスロツトル圧を発生するスロツト
    ル弁を備え、前記レギユレータ弁は前記スロツト
    ル圧に応じてライン圧を発生し、前記第1の手段
    は自動変速の高速段においてスロツトル圧に応じ
    てライン圧レベルを下げるカツトバツク弁で構成
    され、前記第2の手段は前記カツトバツク弁の作
    動を禁止する電磁ソレノイド弁で構成されること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車両用
    自動変速機。
JP57213070A 1982-12-03 1982-12-03 車両用自動変速機 Granted JPS59103056A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5012169A (ja) * 1973-04-20 1975-02-07
JPS5551152A (en) * 1978-10-03 1980-04-14 Nissan Motor Co Ltd Line pressure control device in automatic gear reducer
JPS57127148A (en) * 1981-08-22 1982-08-07 Aisin Warner Ltd Hydraulic controlling device for automatic transmission

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