JPH0478082B2 - - Google Patents
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- JPH0478082B2 JPH0478082B2 JP62286700A JP28670087A JPH0478082B2 JP H0478082 B2 JPH0478082 B2 JP H0478082B2 JP 62286700 A JP62286700 A JP 62286700A JP 28670087 A JP28670087 A JP 28670087A JP H0478082 B2 JPH0478082 B2 JP H0478082B2
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- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
この発明は、組積み用コンクリート型枠に関
し、更に詳細にいえば、河川護岸、道路改良、宅
地造成、急傾斜地崩壊対策等の擁壁に石積み模様
を形成するコンクリート施工に有用な組積み用コ
ンクリート型枠に関する。
し、更に詳細にいえば、河川護岸、道路改良、宅
地造成、急傾斜地崩壊対策等の擁壁に石積み模様
を形成するコンクリート施工に有用な組積み用コ
ンクリート型枠に関する。
<従来技術と発明が解決しようとする問題点>
従来より、河川護岸、道路改良、宅地造成、急
傾斜地崩壊対策等の擁壁は、耐久性、材料費及び
施工コスト等の面において優位なコンクリートに
より施工される場合が多い。しかしながら、この
ような施工において、表面を平坦面とする場合に
は、無機質で灰色のコンクリートの地肌のみが強
調されることとより、住居環境、自然環境を損な
うこととなる。
傾斜地崩壊対策等の擁壁は、耐久性、材料費及び
施工コスト等の面において優位なコンクリートに
より施工される場合が多い。しかしながら、この
ような施工において、表面を平坦面とする場合に
は、無機質で灰色のコンクリートの地肌のみが強
調されることとより、住居環境、自然環境を損な
うこととなる。
従つて、近年、これら住居環境、自然環境を損
なうことのない擁壁の開発が切望されるに至り、
これら要求を実現するために、コンクリート打ち
擁壁の表面に石積み模様の外観を表現することが
できる施工法が開発され、この工法に使用するコ
ンクリート用石積み模様の型枠が種々発明されて
いる(実開昭57−129851号公報、実開昭59−
10345号公報参照)。
なうことのない擁壁の開発が切望されるに至り、
これら要求を実現するために、コンクリート打ち
擁壁の表面に石積み模様の外観を表現することが
できる施工法が開発され、この工法に使用するコ
ンクリート用石積み模様の型枠が種々発明されて
いる(実開昭57−129851号公報、実開昭59−
10345号公報参照)。
実開昭57−129851号公報に記載された発明は、
周知のメタルフオーム又はその改良型の単一形状
の表板の全表面に、好適には半硬質のポリウレタ
ン材に石積み模様が型押し成形された模様型材を
取り付けてなるコンクリート用石積み模様型枠で
ある。
周知のメタルフオーム又はその改良型の単一形状
の表板の全表面に、好適には半硬質のポリウレタ
ン材に石積み模様が型押し成形された模様型材を
取り付けてなるコンクリート用石積み模様型枠で
ある。
また、実開昭59−10345号公報に記載された発
明は、石積みを表現する目地部分とこれを頂面と
して区画設定される平皿状の凹部とを形成した単
一形状の表板の全表面に、目地部分と平皿状凹部
の石積み模様とを半硬質ゴム又は合成樹脂等の材
料により薄肉厚に形成した模様型材を取り付けて
なるコンクリート用石積み模様型枠である。
明は、石積みを表現する目地部分とこれを頂面と
して区画設定される平皿状の凹部とを形成した単
一形状の表板の全表面に、目地部分と平皿状凹部
の石積み模様とを半硬質ゴム又は合成樹脂等の材
料により薄肉厚に形成した模様型材を取り付けて
なるコンクリート用石積み模様型枠である。
従つて、擁壁のコンクリート施工において、前
者コンクリート用石積み模様型枠を用いる場合で
は、構造上模様型材の使用量が多いことから全体
重量が重くなる。特に、多数の模様型枠を積み上
げなければならない高所作業の場合等、施工作業
が困難になると共に、危険をも伴ない、例えば、
クレーン等によつて作業を行なわねばならないこ
とから、施工費用が高くつく等、種々の欠点があ
り実際的でない。
者コンクリート用石積み模様型枠を用いる場合で
は、構造上模様型材の使用量が多いことから全体
重量が重くなる。特に、多数の模様型枠を積み上
げなければならない高所作業の場合等、施工作業
が困難になると共に、危険をも伴ない、例えば、
クレーン等によつて作業を行なわねばならないこ
とから、施工費用が高くつく等、種々の欠点があ
り実際的でない。
また、後者コンクリート用石積み模様型枠を用
いる場合では、模様型材自体の使用量が少なくな
ることから全体重量はやや軽くなるが、高所作業
を簡単に行なうことができる程には軽量化され
ず、結果として前者コンクリート用石積み模様型
枠と同様の欠点を有する。しかも、後者コンクリ
ート用石積み模様型枠としては、表板の表面に目
地部分と平皿状凹部とを形成することにより、初
めて模様型材を薄肉厚形成することができるので
あり、単一形状の表板の形状と模様型材の形状及
び両者の位置関係は予め設定された関係にければ
ならない。従つて、表板が単一形状となつている
上記後者コンクリート用石積み模様型枠では、
種々の形状を有する施工部所に合わせて表板を切
断しなければならず、半硬質ゴム又は合成樹脂等
の材料よりなる模様型材だけを適宜擁壁の施工形
状に合わせて切断すれば良いという訳には行かな
い。これでは、施工作業がしずらいという不都合
な問題が生じる。
いる場合では、模様型材自体の使用量が少なくな
ることから全体重量はやや軽くなるが、高所作業
を簡単に行なうことができる程には軽量化され
ず、結果として前者コンクリート用石積み模様型
枠と同様の欠点を有する。しかも、後者コンクリ
ート用石積み模様型枠としては、表板の表面に目
地部分と平皿状凹部とを形成することにより、初
めて模様型材を薄肉厚形成することができるので
あり、単一形状の表板の形状と模様型材の形状及
び両者の位置関係は予め設定された関係にければ
ならない。従つて、表板が単一形状となつている
上記後者コンクリート用石積み模様型枠では、
種々の形状を有する施工部所に合わせて表板を切
断しなければならず、半硬質ゴム又は合成樹脂等
の材料よりなる模様型材だけを適宜擁壁の施工形
状に合わせて切断すれば良いという訳には行かな
い。これでは、施工作業がしずらいという不都合
な問題が生じる。
また、表板と模様型材とを一体化して使用する
ものであるから、湾曲した擁壁の施工にあたつて
は、滑らかな湾曲面を形成することができないと
いう不都合もある。
ものであるから、湾曲した擁壁の施工にあたつて
は、滑らかな湾曲面を形成することができないと
いう不都合もある。
<目 的>
この発明は上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、石積み模様のコンクリート施工を容易に
し、安全で且つ施工コストを安くすると共に、多
種多様の模様型枠を不要とし、これにても施工コ
ストの低減を図る組積み用コンクリート型枠を提
供することである。
あり、石積み模様のコンクリート施工を容易に
し、安全で且つ施工コストを安くすると共に、多
種多様の模様型枠を不要とし、これにても施工コ
ストの低減を図る組積み用コンクリート型枠を提
供することである。
<問題点を解決するための手段>
上記目的を達成するためのこの発明の組積み用
コンクリート型枠としては、コンクリート打設側
表面に石積み模様の外観を表現する凹陥部分とこ
れより高い目地部分を形成した合成樹脂発泡体か
らなるコンクリート用型枠であつて、方形に形成
された5種類の異なつた乱積み用の単位ブロツク
体よりなり、上記2種類の単位ブロツク体は、大
型正方形のもの1枚、大型正方形の1/4の大きさ
の小型正方形のもの1枚、大型正方形を半割りし
た形状であつて、互いに目地模様の異なる小型長
方形のもの各1枚、および1枚の小型正方形と1
枚の小型長方形とを長手方向に連結した大きさの
大型長方形のもの1枚を含むものである。
コンクリート型枠としては、コンクリート打設側
表面に石積み模様の外観を表現する凹陥部分とこ
れより高い目地部分を形成した合成樹脂発泡体か
らなるコンクリート用型枠であつて、方形に形成
された5種類の異なつた乱積み用の単位ブロツク
体よりなり、上記2種類の単位ブロツク体は、大
型正方形のもの1枚、大型正方形の1/4の大きさ
の小型正方形のもの1枚、大型正方形を半割りし
た形状であつて、互いに目地模様の異なる小型長
方形のもの各1枚、および1枚の小型正方形と1
枚の小型長方形とを長手方向に連結した大きさの
大型長方形のもの1枚を含むものである。
<作 用>
上記構成の組積み用コンクリート型枠によれ
ば、型枠全体が合成樹脂発泡体よりなり、且つ表
板不要となることから、十分に軽量化を図ること
ができる。しかも、形態の異なつた5種類の乱積
み用の単位ブロツク体により型枠を形成すること
から、施工部分を1単位ブロツク体毎に割り付け
できる。従つて、多数の模様型枠を積み上げなけ
ればならない高所作業の場合では、模様型枠を軽
量化且つ、単位化できるので、入手によつても容
易に施工することができ、クレーンなどを使うこ
となく行なうことができる。そして、上記各単位
ブロツク体を用いることができるので、施工部所
の形状に合わせて容易に切断することができ、且
つ種々の形状を有する施工部所に容易に対応して
割り付けすることができる。従つて、例えば、擁
壁の形状に合わせて予め必要とされる多種多様の
コンクリート用型枠を省略することができ、単位
ブロツク体の少品種大量生産を可能とする。特
に、5種類の単位ブロツク体のうち、大型正方形
のものは、4つの小型正方形のものの組合せと等
価の形状であるとともに、2つの小型長方形のも
のの組合せと等価の形状であり、また、大型長方
形のものは、小型正方形と小型長方形とを組み合
わせたものと等価の形状である。その他、単位ブ
ロツク体の多通りの組合せにおいて、他の単位ブ
ロツク体単体または集合体と等価の形状を得るこ
とができる。したがつて、施工時において、所望
の形状を得るための、単位ブロツク体の組合せの
選択枝が非常に多くて、単位ブロツク体の組合せ
自由度が非常に高いうえに、同じ形状で目地模様
の異なる単位ブロツク体も含まれているので、5
種類という少ない種類の単位ブロツク体にて、多
種多様な石積み模様を実現することができる。
ば、型枠全体が合成樹脂発泡体よりなり、且つ表
板不要となることから、十分に軽量化を図ること
ができる。しかも、形態の異なつた5種類の乱積
み用の単位ブロツク体により型枠を形成すること
から、施工部分を1単位ブロツク体毎に割り付け
できる。従つて、多数の模様型枠を積み上げなけ
ればならない高所作業の場合では、模様型枠を軽
量化且つ、単位化できるので、入手によつても容
易に施工することができ、クレーンなどを使うこ
となく行なうことができる。そして、上記各単位
ブロツク体を用いることができるので、施工部所
の形状に合わせて容易に切断することができ、且
つ種々の形状を有する施工部所に容易に対応して
割り付けすることができる。従つて、例えば、擁
壁の形状に合わせて予め必要とされる多種多様の
コンクリート用型枠を省略することができ、単位
ブロツク体の少品種大量生産を可能とする。特
に、5種類の単位ブロツク体のうち、大型正方形
のものは、4つの小型正方形のものの組合せと等
価の形状であるとともに、2つの小型長方形のも
のの組合せと等価の形状であり、また、大型長方
形のものは、小型正方形と小型長方形とを組み合
わせたものと等価の形状である。その他、単位ブ
ロツク体の多通りの組合せにおいて、他の単位ブ
ロツク体単体または集合体と等価の形状を得るこ
とができる。したがつて、施工時において、所望
の形状を得るための、単位ブロツク体の組合せの
選択枝が非常に多くて、単位ブロツク体の組合せ
自由度が非常に高いうえに、同じ形状で目地模様
の異なる単位ブロツク体も含まれているので、5
種類という少ない種類の単位ブロツク体にて、多
種多様な石積み模様を実現することができる。
<実施例>
以下実施例を示す添付図面によつて詳細に説明
する。
する。
第1図a〜eは組積み用コンクリート型枠とし
て用いられる形態が異なつた5種類のいわゆる乱
積み用の各単位ブロツク体1a〜1eの平面図、
第2図a〜eは同底面図である。乱積みとは、通
常、大小の石を不規則的に積み上げた石積みの一
形態である。
て用いられる形態が異なつた5種類のいわゆる乱
積み用の各単位ブロツク体1a〜1eの平面図、
第2図a〜eは同底面図である。乱積みとは、通
常、大小の石を不規則的に積み上げた石積みの一
形態である。
第1図a〜eにおいて、各単位ブロツク体1a
〜1eは、発泡樹脂粒子を型窩内に充填して加熱
膨張させ、互いに熱融着させてなる発泡ポリスチ
レン、その他の発泡体からなる型窩内成形品にて
形成されたものであり、夫々方形に形成されてい
る。
〜1eは、発泡樹脂粒子を型窩内に充填して加熱
膨張させ、互いに熱融着させてなる発泡ポリスチ
レン、その他の発泡体からなる型窩内成形品にて
形成されたものであり、夫々方形に形成されてい
る。
単位ブロツク体1aは大型正方形に(第1図a
参照)、単位ブロツク体1bは単位ブロツク体1
aの1/4の大きさの小型正方形に(第1図b参
照)、単位ブロツク体1c,1dは単位ブロツク
体1aを半割りした形状の小型長方形に(第1図
c,b参照)、単位ブロツク体1eは1枚の単位
ブロツク体1bと1枚の単位ブロツク体1dとを
長手方向に連結した大きさの大型長方形に(第1
図e参照)形成されている。
参照)、単位ブロツク体1bは単位ブロツク体1
aの1/4の大きさの小型正方形に(第1図b参
照)、単位ブロツク体1c,1dは単位ブロツク
体1aを半割りした形状の小型長方形に(第1図
c,b参照)、単位ブロツク体1eは1枚の単位
ブロツク体1bと1枚の単位ブロツク体1dとを
長手方向に連結した大きさの大型長方形に(第1
図e参照)形成されている。
各単位ブロツク体1a〜1eとしては、コンク
リート打設側表面に、石積み用天然石の表面形状
を示す凹陥部分2(第3図参照)を1又は複数部
分形成し、このうち、単位ブロツク体1a,1
d,1eにおいては、隣り合う凹陥部分2の間
に、凹陥部分2より高く且つ平坦な頂面を有する
石積み状態表現用の目地部分3を形成している。
リート打設側表面に、石積み用天然石の表面形状
を示す凹陥部分2(第3図参照)を1又は複数部
分形成し、このうち、単位ブロツク体1a,1
d,1eにおいては、隣り合う凹陥部分2の間
に、凹陥部分2より高く且つ平坦な頂面を有する
石積み状態表現用の目地部分3を形成している。
このような単位ブロツク体1a,1d,1e
は、第5図及び第6図に示す割り付け状態から見
て、上記目地部分3を一の対向辺部間即ち上辺部
と下辺部との間及び、他の一の対向辺部間即ち両
側部間に延設し、夫々の目地部分3をその途中部
で略T字状に交差させることにより、不定形に区
画された3つの凹陥部分2を形成している。な
お、単位ブロツク体1b,1cには、上記のよう
な目地部分3は省略されており、略矩形状に設け
られた単一の凹陥部分2の周辺を囲う目地部分3
のみが形成されている。
は、第5図及び第6図に示す割り付け状態から見
て、上記目地部分3を一の対向辺部間即ち上辺部
と下辺部との間及び、他の一の対向辺部間即ち両
側部間に延設し、夫々の目地部分3をその途中部
で略T字状に交差させることにより、不定形に区
画された3つの凹陥部分2を形成している。な
お、単位ブロツク体1b,1cには、上記のよう
な目地部分3は省略されており、略矩形状に設け
られた単一の凹陥部分2の周辺を囲う目地部分3
のみが形成されている。
次いで、単位ブロツク体1a,1d,1eの底
面には、第2図a〜eから分るように、表面側の
目地部分3と対応する位置に溝6が形成されてい
る。この溝6は、目地部分3の突出状態に応じ
て、底面側において凹まされているものであつ
て、単位ブロツク体1の表面側に突出している目
地部分3の厚みを裏側から適当に薄くして、でき
るだけ単位ブロツク体1の重量を少なくするよう
に設けられている(第4図参照)。なお、溝6は
ピーコン接続用の凹部としても使用され得る。
面には、第2図a〜eから分るように、表面側の
目地部分3と対応する位置に溝6が形成されてい
る。この溝6は、目地部分3の突出状態に応じ
て、底面側において凹まされているものであつ
て、単位ブロツク体1の表面側に突出している目
地部分3の厚みを裏側から適当に薄くして、でき
るだけ単位ブロツク体1の重量を少なくするよう
に設けられている(第4図参照)。なお、溝6は
ピーコン接続用の凹部としても使用され得る。
そして、このような構成により、乱(ラン)積
み模様を表現可能とする形態の異なつた5種類の
乱積み用の各単位ブロツク体1a〜1eを得るこ
とができる(第5図及び第6図参照)。
み模様を表現可能とする形態の異なつた5種類の
乱積み用の各単位ブロツク体1a〜1eを得るこ
とができる(第5図及び第6図参照)。
第5図に示す割り付けでは、例えば、単位ブロ
ツク体1aを7個分散して、他の単位ブロツク体
1b,1c,1d,1eと共に割り付けることに
より、規則性のない乱積み模様を表現することが
可能となる。
ツク体1aを7個分散して、他の単位ブロツク体
1b,1c,1d,1eと共に割り付けることに
より、規則性のない乱積み模様を表現することが
可能となる。
また、第6図に示す割り付けでは、4個の単位
ブロツク体1aを方形に割り付けて、方形の中心
側に同形状の凹陥部分2を寄せ合せることによ
り、中心部を環状に取り巻く目地部分3と、同中
心部に対して放射状となる目地部分3とを表現
し、第5図に示すような乱積み模様とは趣の異な
つたアクセントのある乱積み模様を表現する。
ブロツク体1aを方形に割り付けて、方形の中心
側に同形状の凹陥部分2を寄せ合せることによ
り、中心部を環状に取り巻く目地部分3と、同中
心部に対して放射状となる目地部分3とを表現
し、第5図に示すような乱積み模様とは趣の異な
つたアクセントのある乱積み模様を表現する。
そして、第6図では、4個の単位ブロツク体1
aを方形に割り付けたのと同じ大きさに、2つず
つ他の単位ブロツク体1b,1c,1d,1eが
割り付けられており、上述のような割り付けの場
合に生じる凸凹をなくし、割り付け側部を見栄え
のよい直線状に形成している。
aを方形に割り付けたのと同じ大きさに、2つず
つ他の単位ブロツク体1b,1c,1d,1eが
割り付けられており、上述のような割り付けの場
合に生じる凸凹をなくし、割り付け側部を見栄え
のよい直線状に形成している。
なお、この実施例では、上記単位ブロツク体を
合成樹脂発泡体にて構成しているので、好適に
は、柔軟性を有するものにて成形しておけば、例
えば、湾曲した擁壁のコンクリート施工を更に簡
単に行うことができ、また、擁壁に配置する排水
パイプの配置場所の選定を容易に行うことができ
るという利点がある。
合成樹脂発泡体にて構成しているので、好適に
は、柔軟性を有するものにて成形しておけば、例
えば、湾曲した擁壁のコンクリート施工を更に簡
単に行うことができ、また、擁壁に配置する排水
パイプの配置場所の選定を容易に行うことができ
るという利点がある。
ここで、第7図にコンクリート打設準備を完了
した状態を示し、第8図にコンクリート打設状態
を示す。
した状態を示し、第8図にコンクリート打設状態
を示す。
第7図から分るように、ここでのコンクリート
打設準備では、コンクリート打設用の間隔をあけ
たベニヤ板の膜板となるコンクリート用パネル
9,9′のうち、表側のコンクリート用パネル9
に、コンクリート施工をすべき擁壁の大きさに合
わせて、第5図、第6図に示したように、例え
ば、各単位ブロツク体1a等を適宜割り付けし、
底面を両面接着テープや釘等(図示せず)にて仮
着している。
打設準備では、コンクリート打設用の間隔をあけ
たベニヤ板の膜板となるコンクリート用パネル
9,9′のうち、表側のコンクリート用パネル9
に、コンクリート施工をすべき擁壁の大きさに合
わせて、第5図、第6図に示したように、例え
ば、各単位ブロツク体1a等を適宜割り付けし、
底面を両面接着テープや釘等(図示せず)にて仮
着している。
また、例えば、溝6の適当位置から薄肉部分を
押し破つてピーコン10を挿通させることによ
り、互いに対抗するコンクリート用パネル9,
9′同士の間隔保持を確実に行い、裏面側のコン
クリート用パネル9′に対する単位ブロツク体1
等の割り付けを一層確実にする。
押し破つてピーコン10を挿通させることによ
り、互いに対抗するコンクリート用パネル9,
9′同士の間隔保持を確実に行い、裏面側のコン
クリート用パネル9′に対する単位ブロツク体1
等の割り付けを一層確実にする。
以上のようにして、コンクリート打設準備を完
了した後は、単位ブロツク体1等を仮着したコン
クリート用パネル9と他方のコンクリート用パネ
ル9′との間にコンクリート11を打設し、コン
クリート11が固化した後、単位ブロツク体1等
とコンクリート用パネル9,9′とを解体する。
これにより、表面に乱積み模様を有する擁壁のコ
ンクリート施工が完了する。
了した後は、単位ブロツク体1等を仮着したコン
クリート用パネル9と他方のコンクリート用パネ
ル9′との間にコンクリート11を打設し、コン
クリート11が固化した後、単位ブロツク体1等
とコンクリート用パネル9,9′とを解体する。
これにより、表面に乱積み模様を有する擁壁のコ
ンクリート施工が完了する。
なお、必要に応じて、コンクリート打設空間に
鉄筋などを介在させて、十分な強度を持たせるこ
ともある等、この発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことができる。
鉄筋などを介在させて、十分な強度を持たせるこ
ともある等、この発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことができる。
<効 果>
以上のように、この発明の組積み用コンクリー
ト型枠によれば、型枠全体が合成樹脂発泡体より
なり、且つ表板が不要となることから、十分に軽
量化を図ることができる。しかも、形態の異なつ
た5種類の乱積み用の単位ブロツク体により型枠
を形成することから、施工部所を1単位ブロツク
体毎に割り付けできる。従つて、多数の模様型枠
を積み上げなければならない高所作業の場合で
は、模様型枠を軽量化且つ、単位化できるので、
人手によつても容易に施工することができ、クレ
ーンなどを使うことなく行なうことができる。そ
して、上記各単位ブロツク体を用いることができ
るので、施工部所の形状に合わせて容易に切断す
ることができ、且つ種々の形状を有する施工部所
に容易に対応して割り付けすることができる。こ
れにより、作業性を良くすることができ、安全性
を高めると共に、施工コストを十分に軽減するこ
とができる。また、例えば、擁壁の形状に合わせ
て予め必要とされる多種多様のコンクリート用型
枠を省略することができ、単位ブロツク体の少品
種大量生産を可能として、これにても施工コスト
の低減を図ることができる。特に、5種類の単位
ブロツク体のうち、大型正方形のものは、4つの
小型正方形のものの組合せと等価の形状であると
ともに、2つの小型長方形のものの組合せと等価
の形状であり、また、大型長方形のものは、小型
正方形と小型長方形とを組み合わせたものと等価
の形状である。その他、単位ブロツク体の多通り
の組合せにおいて、他の単位ブロツク体単体また
は集合体と等価の形状を得ることができる。した
がつて、施工時において、所望の形状を得るため
の、単位ブロツク体の組合せの選択枝が非常に多
くて、単位ブロツク体の組合せ自由度が非常に高
いうえに、同じ形状で目地模様の異なる単位ブロ
ツク体も含まれているので、5種類という少ない
種類の単位ブロツク体にて、多種多様な石積み模
様を実現することができるという種々の特有の実
用的効果を奏する。
ト型枠によれば、型枠全体が合成樹脂発泡体より
なり、且つ表板が不要となることから、十分に軽
量化を図ることができる。しかも、形態の異なつ
た5種類の乱積み用の単位ブロツク体により型枠
を形成することから、施工部所を1単位ブロツク
体毎に割り付けできる。従つて、多数の模様型枠
を積み上げなければならない高所作業の場合で
は、模様型枠を軽量化且つ、単位化できるので、
人手によつても容易に施工することができ、クレ
ーンなどを使うことなく行なうことができる。そ
して、上記各単位ブロツク体を用いることができ
るので、施工部所の形状に合わせて容易に切断す
ることができ、且つ種々の形状を有する施工部所
に容易に対応して割り付けすることができる。こ
れにより、作業性を良くすることができ、安全性
を高めると共に、施工コストを十分に軽減するこ
とができる。また、例えば、擁壁の形状に合わせ
て予め必要とされる多種多様のコンクリート用型
枠を省略することができ、単位ブロツク体の少品
種大量生産を可能として、これにても施工コスト
の低減を図ることができる。特に、5種類の単位
ブロツク体のうち、大型正方形のものは、4つの
小型正方形のものの組合せと等価の形状であると
ともに、2つの小型長方形のものの組合せと等価
の形状であり、また、大型長方形のものは、小型
正方形と小型長方形とを組み合わせたものと等価
の形状である。その他、単位ブロツク体の多通り
の組合せにおいて、他の単位ブロツク体単体また
は集合体と等価の形状を得ることができる。した
がつて、施工時において、所望の形状を得るため
の、単位ブロツク体の組合せの選択枝が非常に多
くて、単位ブロツク体の組合せ自由度が非常に高
いうえに、同じ形状で目地模様の異なる単位ブロ
ツク体も含まれているので、5種類という少ない
種類の単位ブロツク体にて、多種多様な石積み模
様を実現することができるという種々の特有の実
用的効果を奏する。
第1図a〜eは組積み用コンクリート型枠とし
て用いることのできる単位ブロツク体1a〜1e
の平面図、第2図a〜eは同相当の底面図、第3
図は単位ブロツク体1aの一部欠截斜視図、第4
図は底面から見た単位ブロツク体1aの一部欠截
斜視図、第5図は単位ブロツク体の割り付け状態
を示す平面図、第6図は他の割り付け状態を示す
平面図、第7図はコンクリート打設準備を完了し
た状態を示す縦断側面図、第8図はコンクリート
打設状態を示す縦断側面図である。 1a〜1e…単位ブロツク体、2…凹陥部分、
3…目地部分。
て用いることのできる単位ブロツク体1a〜1e
の平面図、第2図a〜eは同相当の底面図、第3
図は単位ブロツク体1aの一部欠截斜視図、第4
図は底面から見た単位ブロツク体1aの一部欠截
斜視図、第5図は単位ブロツク体の割り付け状態
を示す平面図、第6図は他の割り付け状態を示す
平面図、第7図はコンクリート打設準備を完了し
た状態を示す縦断側面図、第8図はコンクリート
打設状態を示す縦断側面図である。 1a〜1e…単位ブロツク体、2…凹陥部分、
3…目地部分。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 コンクリート打設側表面に石積み模様の外観
を表現する凹陥部分とこれより高い目地部分を形
成した合成樹脂発泡体からなるコンクリート用型
枠であつて、形態の異なつた5種類の乱積み用の
単位ブロツク体よりなり、 上記5種類の単位ブロツク体は、 大型正方形のもの1枚、 大型正方形の1/4の大きさの小型正方形のもの
1枚、 大型正方形を半割りした形状であつて、互いに
目地模様の異なる小型長方形のもの各1枚、およ
び 1枚の小型正方形と1枚の小型長方形とを長手
方向に連結した大きさの大型長方形のもの1枚を
含むものであることを特徴とする組積み用コンク
リート型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28670087A JPS63147606A (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 組積み用コンクリート型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28670087A JPS63147606A (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 組積み用コンクリート型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63147606A JPS63147606A (ja) | 1988-06-20 |
JPH0478082B2 true JPH0478082B2 (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=17707853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28670087A Granted JPS63147606A (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 組積み用コンクリート型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63147606A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59158825A (ja) * | 1983-02-26 | 1984-09-08 | Sekisui Plastics Co Ltd | 石積模様を表面に有するコンクリ−ト施工法 |
JPS59213820A (ja) * | 1983-05-19 | 1984-12-03 | Sekisui Plastics Co Ltd | 石積模様を表面に有するコンクリ−ト施工法 |
-
1987
- 1987-11-12 JP JP28670087A patent/JPS63147606A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59158825A (ja) * | 1983-02-26 | 1984-09-08 | Sekisui Plastics Co Ltd | 石積模様を表面に有するコンクリ−ト施工法 |
JPS59213820A (ja) * | 1983-05-19 | 1984-12-03 | Sekisui Plastics Co Ltd | 石積模様を表面に有するコンクリ−ト施工法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63147606A (ja) | 1988-06-20 |
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