JPH0477506A - シラン付加重合体の製造方法 - Google Patents

シラン付加重合体の製造方法

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JPH0477506A
JPH0477506A JP18737790A JP18737790A JPH0477506A JP H0477506 A JPH0477506 A JP H0477506A JP 18737790 A JP18737790 A JP 18737790A JP 18737790 A JP18737790 A JP 18737790A JP H0477506 A JPH0477506 A JP H0477506A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有機物と無機物の複合体と称することも可能
なシラン付加重合体の製造方法に関するものであり、本
発明によって製造されたシラン付加重合体は、有機成分
の付着性、可撓性、柔軟性等と無機成分の高硬度、耐薬
品性、耐熱性等をあわせ持った有機/無機複合体とも称
せられる材料であり、金属、プラスチック、ガラス等へ
のコーテイング材、あるいは接着剤、成型材料等の機能
性材料として好適なものであり、広い分野で利用され得
るものである。
[従来技術] 有機化合物の付着性、無機化合物の高硬度、耐摩耗性等
を兼ね備えた材料としての有機/無機複合体は従来より
注目を集めており、特に金属、プラスチック等へのコー
ティング材料としての応用が数多く報告されている。
この様な有機/無機複合体としては、アルコキシシラン
、またはアルコキシシランの部分加水分解物とアクリル
樹脂等を混合する方法により製造されるもの(特開昭5
3−134033号公報、特開昭54−90337号公
報)が提案されている。
又、特開昭60−197773号公報では水酸基、カル
ボキシル基及びアミノ基から選ばれた少なくとも1種の
官能基を含有する重合体とアルコキシシランを無機酸ま
たは有機酸の存在下で反応させて有機/無機複合体を得
る方法が提案されている。
更に、特開昭54〜168625号公報、特開昭54−
133589号公報では水酸基等の官能基を含有する重
合体とアルコキシシランを反応させて有機/無機複合体
を得る方法が提案されている。
〔本発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記第一の方法は、有機成分と無機成分
とを単に混合するだけのものであり、積極的に反応させ
ていないため、ミクロ的には有機成分中にコロイダルシ
リカが点在しているのと変わらず、得られた有機/無機
複合体は未だ可撓性、密着性、耐水性等が十分でないと
いう問題点を有している。
又、第二の方法は、重合体とアルコキシシランを水の存
在下に反応させているため、アルコキシシラン化合物の
加水分解、重縮合反応が有機重合体との複合化反応と競
争反応となり、反応速度によってはアルコキシシラン化
合物単独での反応が選択的に進行し、分子レヘルでの複
合化が不十分なため、やはり前者と同様な問題点を有し
ている。
更に、第三の方法は、重合体とアルコキシシランを反応
させているため、それなりの特性を有するものを得てい
るが、未だ有機化合物の付着性、無機化合物の高硬度、
耐摩耗性等の全てを良好に兼ね備えたものとは言えず、
更に特性に優れたものが求められている。
本発明者らは有機/無機複合体の前記従来技術の問題点
を解消し、かつ諸性能に優れた複合体を工業的に住産で
きる技術、方法を提供することを課題として鋭意検討を
行った。
(ロ)発明の構成 〔課題を解決するための手段] 本発明者らは、可撓性、密着性、耐水性等に優れた有機
/無機複合体としてのシラン付加重合体が、水酸基又は
カルボキシル基を有する重合体と特定のシラン化合物を
まず非水系で反応させ、即ち有機重合体とシラン化合物
のエステル交換反応を部分的に進行させた後、ついで水
の存在下に反応させることで得られることを見出し、本
発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、水酸基又はカルボキシル基を有する重
合体と下記構造のシラン化合物又はその部分縮合物とを
非水系で一部反応させ、ついで水の存在下に残部を反応
させることを特徴とするシラン付加重合体の製造方法に
関するものである。
R’xS i(OR”)4−x 〔但し、式中、R′は非加水分解性基または水素原子を
示し、R2はアルキル基、アリール基、アルケニル基ま
たは水素原子を示し、XはO〜2の整数を示す。] 本発明によれば、有機成分の付着性、柔軟性、可撓性等
と無機成分の高硬度、耐薬品性、耐熱性を併せ持った、
優れた材料を提供することができる。
○重合体 本発明における重合体は、水酸基又はカルボキシル基を
持つものであり、それらを単独で或いは合わせ持つもの
であれば、特に限定されることはないが、1分子中に2
個以上の前記官能基をもつものが本発明にとり好適であ
る。
重合体の具体例としては、例えばアクリル系重合体、ア
ルキド樹脂、エポキシ樹脂、脂肪酸もしくは多塩基酸変
成ポリブタジェン樹脂、フェノール樹脂、アルカノール
アミン変性ポリウレタン樹脂、ポリカルボン酸樹脂、ポ
リビニルアセクール樹脂等があげられ、なかでもアクリ
ル系重合体、エポキシ樹脂、ポリビニルアセクール樹脂
が本発明に特に好適である。
○シラン化合物 本発明におけるシラン化合物とは、下記構造式で示され
る化合物又はその部分縮合物である。
R’x S i (OR”) a−x 〔但し、式中、8皿は非加水分解性基または水素原子を
示し、R2はアルキル基、アリール基、アルケニル基ま
たは水素原子を示し、Xは0〜2の整数を示す。] 上記構造式における置換基R1である非加水分解性基と
してはアルキル基、アリール基、アルケニル基、ハロア
ルキル基、アミノアルキル基、エポキシアルキル基、メ
ルカプトアルキル基、メタクリロキシアルキル基、ヒド
ロキシアルキル基等を挙げることが出来、より具体的に
はアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、n−ブチル基、i−ブチル基;アリール基とし
てはフェニル基、トリル基、メシチル基;アルケニル基
としては、ビニル基、1−プロペニル基、アリル基、イ
ソプロペニル基;ハロアルキル基としては、T−クロロ
プロピル基;アミノアルキル基としては、T−アミノプ
ロピル基、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピル基
;エポキシアルキル基としては、T−グリシドキシプロ
ピル基、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチル
基;メルカプトアルキル基としては、T−メルカプトプ
ロピル基;メタクリロキシアルキル基としてはγ−メタ
クリロキシプロピル基;ヒドロキシアルキル基とじては
、T−ヒドロキシプロピル基;等が挙げられる。
これらの置換基のなかで本発明にとり好ましいものは、
炭素数8以下、より好ましくは炭素数4以下のアルキル
基およびそれに置換基の付加したアミノアルキル基、エ
ポキシアルキル基、メタクリロキシアルキル基、ヒドロ
キシアルキル基並びにアリール基の一種であるフェニル
基、炭素数2〜3のアルケニル基である。
又、R2のアルキル基、アリール基5.アルケニル基に
関しても上記と同様であるが、特に好ましいものは炭素
数4以下のアルキル基である。
具体的なシラン化合物としては、テトラメトキシシラン
、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン
、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチ
ル)アミノメチルトリメトキシシラン、T−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、T−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、T−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、T−ヒドロキシプロピルトリメトキ
シシラン、及びその部分縮合物等が挙げられ、これらは
、重合体に付与する特性、例えば密着性、硬度、可撓性
等に応じて選択される。
○製造方法 本発明における当該化合物の使用量は設計される複合体
の必要性能に応じて変化するが一般的には、前記重合体
の水酸基及びカルボキシル基1当量に対し、シラン化合
物のOR”基(代表的にはアルコキシ基)2〜100当
量、好ましくは5〜70当量である。OR2基が2当量
より少ない場合には、非水系でのエステル交換反応が不
十分となり、本製造法の特徴である分子し・ベルでの複
合化が不十分となり、また加水分解後の無機成分の特徴
が発現し難い。また100当量より多い場合には加水分
解時にシラン化合物のホモポリマー化がおこり易く、二
層分離する可能性がある。
重合体とシラン化合物から目的とする複合体を得るには
、まず、両者を好ましくは触媒の存在下でO″C〜20
0°C1より好ましくは20°C〜150°Cにて反応
させる。反応温度が0°Cより低いと反応の進行が非常
に遅く、また200°Cより高いと反応の制御が困難に
なり、ゲル化の恐れがある。
反応時間は特に限定されないが一般的には0.5〜5時
間程度反応させ、シラン化合物のOR2基の4〜8割を
重合体の水酸基又はカルボキシ基と反応させるのが好ま
しい。
この時使用することが可能な触媒としては、硫酸、塩酸
、硝酸等の無機酸、P−)ルエンスルホン酸、ギ酸、酢
酸等の有機酸、含水酸化アンチモン等の陽イオン性無機
イオン交換体、陽イオン交換樹脂、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等の無機塩基、トリエチルアミン等のア
ミン類、塩化アンモニウム、フッ化アンモニウム等の4
級アミン塩、テトラブチルチタネート等のチタン系化合
物が挙げられるが、好ましくは酸類であり4、その使用
量はシラン化合物100重量部当り、0.05〜5重量
部、好ましくは、0.1〜3重量部である。
前記の条件で非水系にて反応させた後、続いて水を添加
し、好ましくは0°C〜200°C2より好ましくは2
0°C〜150°Cにて主として、シラン化合物の加水
分解及び重縮合反応を進行させる。
この時の水の添加量は、非水系で反応せずに残存するシ
ラン化合物のOR2基1当量に対し好ましくは0.1〜
4当量、より好ましくは0.2〜2当量である。水の添
加量が0.1当量以下では加水分解が不十分なため、諸
性能の向上が余り認められず、他方、4当量を越えると
加水分解反応が急速なためシリカ分の析出がおこり相分
離をおこす危険性がある。反応温度は0°C以下では反
応の進行が非常に遅く、非実用的であり、また200°
C以上では反応の制御が困難となる。
反応は、原料として使用されたシラン化合物のOR”基
の7割以上、より好ましくは7割以上、特にこのましく
は10割近くまでが、重合体の水酸基又はカルボキシ基
との反応および水によるシラン化合物の加水分解及び重
縮合反応させてしまうのが好ましい。
本発明方法を実行するに際し、原料である重合体が反応
温度で液状である場合には特に溶剤を用いる必要はない
が、重合体がかかる温度で固体であったり、シラン化合
物と均一に混合しない場合ニハ、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、キシレン、セロソルブ、セロソルブアセテート、シ
クロヘキサノン、メチルエチルケトン ンなどの溶媒を用いることができる。これらの中ではセ
ロソルブ系溶媒が特に好ましい。
固体の重合体を上記溶剤に溶解して製造に供する際の好
ましい濃度は10〜40重量%である。
更に本発明の製造方法を実施する際に、ジルコニウム、
アルミニウム、チタン、ホウ素等の原子を有する各種有
機化合物を添加することは、それにより得られる複合体
の耐薬品、硬化性、加工性、硬度等が改良されるため、
本発明にとり好ましい方法である。
添加されるジルコニウム、アルミニウム、チタン、ホウ
素等の原子を有する各種有機化合物の具体例としては、
以下の様な化合物を挙げることが出来る。
(1)ジルコニウムのアルコラード又は配位化合物。
テトラエトキシジルコニウム、テトラ−i−プロポキシ
ジルコニウム、テトラ−n−プロポキシジルコニウム、
テトラ−n−ブトキシジルコニウム、テトラ−i−ブト
キシジルコニウム、テトラ−し−ブトキシジルコニウム
、ジルコニウム・ビス(アセチルアセトネート)、ジル
コニウム・テトラキス(アセチルアセトネート)。
(2)チタンのアルコラード又は配位化合物。
テトラメトキシチタン、テトラエトキシチタン、テトラ
−i−プロポキシチタン、テトラ−n−プロポキシチタ
ン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラミーブトキシ
チタン、テトラ−t−ブトキシチタン、ジアセチルアセ
テートチタンイソプロピレート、チタンニウム・テトラ
キス(アセチルアセトナート)。
(3)アルミニウムのアルコラード又は配位化合物。
トリエトキシアルミニウム、トリーミープロポキシアル
ミニウム、トリーn−プロポキシアルミニウム、トリー
n−ブトキシアルミニウム、トリーミーブトキシアルミ
ニウム、トリーt−ブトキシアルミニウム、ジエチルア
セテートアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウ
ムトリス(エチルアセトアセテート)。
(4)ホウ酸又はそのエステル。
ホウ酸、ホウ酸トリエチル。
これらの化合物の中で本発明にとり好ましい化合物は、
ジルコニウムアセチルアセトン塩、ホウ酸トリエチルで
ある。
ジルコニウム、アルミニウム、チタン、ホウ素等の原子
を有する各種有機化合物を製造時において添加する際の
好ましい量は、複合体に求める特性及びその程度に応じ
て決められるが、−船釣にはシリカとしての重量100
重量部に対して3〜50重量部であり、より好ましくは
5〜30重量部である。
〔作用〕
本発明に於て、重合体とシラン化合物から有機/無機複
合体を製造する際に、まず非水系で両者の間のエステル
交換反応を進行させ反応中間体を生成させ、かかる後に
水を添加し、加水分解重縮合反応を進行させるため、分
子レベルでの複合化が高度に進み、より高機能な有機/
無機複合体が得られたものと推定する。
〔実施例及び比較例〕
(実施例1) 滴下ロート、温度計、攪拌装置、冷却管を備えた反応器
に、ポリビニルブチラール樹脂(電気化学工業■製、商
品名デンカブチラール#2000−し、ブチラール化度
73、平均重合度300)の20%セロソルブ溶液30
0部にp−)ルエンスルホン酸0.25部を加え、更に
テトラメトキシシランの部分締金物(多摩化学工業■製
、商品名「メチルシリケート−51J、平均重合度=4
、SiO□分51%)40部を滴下し、無水条件下で7
0″Cで2時間反応させた後、純水12部を徐々に滴下
し、そのまま70°Cにて4時間反応させ、無色透明の
複合体1を得た。得られた複合体1を冷延綱板(厚さ0
.3mm)に乾燥塗膜25ミクロンになるように塗布し
、150″Cの雰囲気で10分間加熱し、硬化させた。
得られた塗膜の性能を鉛筆硬度、付着性、耐酸性、耐ア
ルカリ性、耐溶剤性、耐屈曲性、耐沸騰水性の7つの項
目について試験した。結果を表1に示す。
試験方法の詳細は以下に示すとおりである。
*1 鉛筆硬度 JIS−に5400−8.4.2による塗膜表面を鉛筆
(商品名 三菱ユニ)の芯で引っ掻き、5回の試験で2
回以上塗膜にすり傷が認められない最上位の濃度記号を
試験結果とした。
*2 付着性 JIS−に5400−8.5.2による塗膜表面に1m
m間隔で各11本ずつ直交し、かつ素地面に達する基盤
目状の切傷をカッターナイフを用いて付ける。基盤目上
に接着部分の長さが約50mmになるようにセロハン粘
着テープを貼り、完全に密着させた後、急速に引きはが
して除かれずに残った基盤目の数を調べ、その数を試験
結果とした。
*3 耐酸性 塗膜表面に5′/v%硫酸をスポットし、1時間後、清
水にて洗い流した後の塗膜状態を観察し、試験結果とし
た。
*4 耐アルカリ性 塗膜表面に5′/1%水酸化ナトリウムをスポットし、
1時間後、清水にて洗い流した後観察し、試験結果とし
た。
*5 耐溶剤性 塗膜表面をアセトンを十分にしみこませた脱脂綿にて往
復20回こすった後の塗膜状態を観察し、試験結果とし
た。
*6 耐屈曲性 JIS−に5400.8.1による 屈曲試験器を用い、塗布板を折曲げ、屈曲部を観察し、
塗膜のわれ、はがれが生じてない心棒の直径を試験結果
とした。
*7 耐沸騰水性 塗布板を沸騰水に1時間浸漬した後の塗膜状態を観察し
、試験結果とした。
一一一一以 下 余 白−− (実施例2〜6) 実施例1に準し、表2に示した組成で複合体2〜6を合
成し、その塗膜性能を試験した。結果を前記表1にまと
めた。
(比較例1〜6) 実施例1〜6において、複合体合成の際の反応条件を無
水条件下で2時間、純水滴下後更に4時間計6時間加熱
反応としているのを、純水滴下後6時間とした以外はそ
れぞれ実施例1〜6と同様な組成、条件にて複合体7〜
12を得、塗膜物性を試験した。結果を表3にまとめた
(比較例7) 実施例1と同様のポリビニルブチラール樹脂の20%セ
ロソルブ溶液100部にメチル化メラミン樹脂(三井東
圧■製、商品名サイメル303)1.48部、p−)ル
エンスルホン酸0.048部を加え、よく混合した後、
冷延鋼板(厚さ0.3mm)に乾燥塗膜25ミクロンと
なるように塗布し、150℃の雰囲気で20分間加熱し
、硬化させた。
得られた塗膜の性能を実施例と同様な方法で試験評価し
た。結果を表3に示した。
(比較例8) 実施例3と同様の溶剤可溶型フッ素樹脂の45%トルエ
ン溶液100部にn−ブタノール1(1メチル化メラミ
ン樹脂0.6部、P−トルエンスルホン酸0.05部を
加え、よく混合した後、比較例7と同様な方法で試験評
価した。結果を表3に示した。
(比較例9) 実施例3と同様のポリエステル樹脂10部とエポキシ樹
脂(油化シェルエポキシ■製 商品名エピコート100
4)10部をセロソルブ80部に溶解し、ジブチルスズ
ジラウレート0.06部を加えよく混合した後、比較例
7と同様な方法にて評価した。結果を表3に示した。
(比較例10) 実施例5と同様のセルロースアセテートブチレ。
−ト10部をメチルエチルケトン/メチルイソブチルケ
トン−1/1の混合溶媒90部に溶解し、メチル化メラ
ミン樹脂0,5部、P−トルエンスルホン酸0.024
部を加え、よく混合した後、比較例7と同様な方法にて
評価した。結果を表3に示した。
(比較例11) 実施例6と同様のポリブタジェンの25%セルソルブ溶
液100部にナフテン酸コバルト0.013部を加え、
よく混合した後、比較例7と同様な方法にて評価した。
結果を表3に示した。
−一一一以 下 余 白− (比較例12〜17) 実施例1〜6において、複合体合成の際の反応条件を無
水条件下で2時間、純水滴下後更に4時間計6時間加熱
反応としているのを、無水条件下で2時間の反応とした
以外はそれぞれ実施例1〜6と同様な組成、条件にて複
合体13〜18を得、塗膜物性を試験した。結果を表4
にまとめた。
−一以 下 余 白−一 (実施例7〜9) 実施例1に準じ、表5に示した組成で複合体19〜21
を合成し、その塗膜性能を試験した。結果を表6にまと
めた。
一以下余白 −4゜ (ハ)発明の効果 本発明に於いては、重合体とシラン化合物から有機/無
機複合体と目されるシラン付加重合体を製造する際に、
まず非水系で反応させることで両化合物間のエステル交
換反応を進行させ、しかる後に水を添加し、加水分解重
縮合反応を進行させるため、従来の重合体とシラン化合
物の単なる混合、あるいは重合体の存在下でシラン化合
物を加水分解する等の手法に比較し、より分子レヘルで
の複合化が進行する。従って無機成分の高硬度、耐薬品
性、耐熱性と無機成分の付着性、柔軟性等を従来にない
高レベルであわせもった材料を提供でき、コーテイング
材、接着剤、成型材料等の機能性材料として適用範囲も
広いものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水酸基又はカルボキシル基を有する重合体と下記構
    造のシラン化合物又はその部分縮合物とを非水系で一部
    反応させ、ついで水の存在下に残部を反応させることを
    特徴とするシラン付加重合体の製造方法 R^1_XSi(OR^2)_4_−_x 〔但し、式中、R^1は非加水分解性基または水素原子
    を示し、R^2はアルキル基、アリール基、アルケニル
    基または水素原子を示し、Xは0〜2の整数を示す。〕
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328424A (ja) * 1996-03-25 2006-12-07 Mitsubishi Chemicals Corp シロキサン化合物及びこれを用いた液状組成物
CN111763273A (zh) * 2019-04-02 2020-10-13 北京诺维新材科技有限公司 一种碘络合物及其制备方法和用途

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