JPH0475731A - アルミニウム製ろう付ハニカムパネルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルミニウム製ろう付ハニカムパネルの製造
方法、特にアルミニウム製ろう付ハニカムパネルの製造
において、コルゲート加工したリボン状のアルミニウム
ブレージングシートを並べてハニカムコアを組立て方法
の改良に関する。

〔従来の技術〕

ハニカムパネルｌは、第４図に示すように、ハニカムコ
ア２の上下面に面板４．４を接合してなるもので、建材
等に広く利用されている。コアや面板を構成する材料と
しては、アルミニウム板、アルミニウム箔、プラスチッ
クシート、紙などが用いられ、接合はろう材、はんだ材
または接着剤により行なわれる。

アルミニウム製ろう付ハニカムパネルにおいては、コア
および面板としてアルミニウム合金板にろう材を圧延に
よりクラッドしてなるブレージングシートを使用する。

コアの組立ては、第３図のごとく予めコルゲート加工し
たリボン状のアルミニウムブレージングシート３を六角
筒状セル５の集合体が形成されるように並べることによ
り行なわれるが、具体的にはコア端部のブレージングシ
ートに孔６をあけておき、この孔６を金属棒７に通しな
がらブレージングシート３を配列スる。つぎに、金属棒
７に支持されたコア３の上下面にアルミニウムブレージ
ングシートの面板４．４を配置して全体を治具で押え、
ろう付炉に装入、加熱してブレージングシート３．４の
ろう材層３ａ、４ａを溶融させることによってパネルを
一体化している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来のアルミニウム製ろう付ハニカ
ムパネルの製造方法においては、ハニカムコア組立て時
、コアを構成するリボン状のブレージングシート３は金
属棒７によって支持されるだけであるから、ずれが生じ
易く、コアの上下面に面板を配置して加熱、ろう付接合
する際、ろう付炉中でコアが（ずれ接合不良や寸法不良
が発生するという問題点があった。

本発明は、前記従来の問題点を解消することを目的とし
、アルミニウム製ろう付ハニカムパネルの製造において
、コルゲート加工したリボン状のアルミニウムブレージ
ングシートを並べてハニカムコアを組立てる方法を改良
し、コアのくずれを住じないようにしたアルミニウム製
ろう付ハニカムパネルの製造方法を提供するものである
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前記目的を達成するため、コルゲート加工し
たリボン状のアルミニウムブレージングシートを六角筒
状セルの集合体が形成されるように並べてハニカムコア
を組立て、該ハニカムコアの上下面にアルミニウムブレ
ージングシートの面板を置き、一体にろう付接合するこ
とによりアルミニウム製ろう付ハニカムパネルを製造す
る方法ニオいて、ハニカムコア組立ての際、並べられた
ブレージングシートの重なり部分の１部または全部を機
械的成形結合により固定することを構成上の特徴とする
。

〔作　用］ 本発明によれば、アルミニウム製ろう付ハニカムパネル
の製造において、ハニカムコアを組立てる際、コアを構
成するリボン状ブレージングシート同志が機械的成形で
結合固定されるため、互いにずれることがなく、ろう付
炉中での加熱中においてもコアの形状が確実に保持され
る。

〔実施例〕

以下、図面により本発明の詳細な説明する６第１図は本
発明のアルミニウム製ろう付ハニカムパネルのコアの組
立て方法を示す平面図であり、従来例を示す第３図と同
一構成要素には同一符号を付した。

コア組立ての際、予めコルゲート加工したリボン状のア
ルミニウムブレージングシート３を六角筒状のセル５の
集合体が形成されるように並べることは従来例と同じで
ある。

本発明は、第１図に示すように並べられたブレージング
シート３０重なり部分の全部〔第１図（Ａ）・丁、また
は１部〔第１図（Ｂ）〕を、機械的に形成した成形結合
部８により固定する。固定後、コア２の上面と下面にア
ルミニウムブレージングシートの面板を配置し、ろう付
炉に装入して加熱し、コアおよび面板のろう材層を溶融
させパネルをろう付一体化とする。

機械的成形結合は、例えば第１図における成形結合部を
拡大した第２図に示すように、ブレージングシートの重
合部をプレスにより押込みロック部９を形成して固定す
る方式により行われる。この方式は、三洋機工■のＴｏ
ｇ’−Ｌ−ＬＯＣ■（トゲロック）として実用化されて
いる。

つぎに具体的実施例について述べる。

６９５１合金（Ａｆｆｉ−０，６％Ｍ　ｇ−０，３％Ｃ
ｕＯ０３％Ｓｉ）を心材とし、これにＢＡ４３４．３合
金（Ａ　ｆ−７，５％Ｓｉ）をクラッドしたリボン状ア
ルミニウムブレージングシート（ＪＩＳＢＡ２ＩＰＣ１
厚さ０．２５閣、幅２７腫、ろう材クラッド率１６％）
をコルゲート加工゛し、セルサイズ１／２インチの六角
ｗＩ稜セルの集合体が形成されるように並べ、第１図（
Ｂ）に示すようにブレージングシートの重なり部分の１
部を三洋機工■製のトグロツタ方式により結合してコア
を作製した。

ついで、３００３合金（Ａｆ−１，２％Ｍ　ｎ　−０゜
１％Ｃｕ）を心材とし、これにＢＡ４３４３合金（ＡＩ
２−８％Ｓｉ）をクラッドしたアルミニウムブ１ノージ
ングシート（ＪＩＳ　ＢＡ　１１　Ｐ　Ｃ，厚さ１゜２
艶、ろう材クラッド率１０％）の面板をコアの」二面と
下面に配置し、治具て固定して窒素ガス雰囲気中で加熱
、ろう付接合ｊ〜でハニカムパネルを得た。製造したハ
ニカムパネルの１法とろう付加熱条件杏下表に示す。

ろう付接合後のハニカムパネルを切断して調査したとこ
ろ、コアのくずれは全くなく、接合も完全であった。

（発明の効果〕 以上のとおり、本発明のアルミニウム製ろうイ」ハ、：
ｌ−，カムハネルの製造方法によれば、パネルの芯部を
構成するハニカムコアが固定され、ずれが生しないため
、健全なろう（］接合が行なわれる。従って、寸法精度
がすぐれ且つ強度の高いハニカムパネルが得られる、

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）、（Ｂ）は本発明の１実施例で、ハニカム
コアの組立て方法を示す平面図、第２回は第１図におけ
る数拭的成形結合部の拡大断面斜視図、第３図は従来の
ハニカムコアの組立て方法を示す斜視図、第４図はハニ
カムパネルの構成を示す斜視図である。 １・・・ハニカムパネル ３・・・ブ１／−ジングシ一ト ４−・・面板 ６・・・孔 ８・・・Ｉｌ械的成形結合部 ２・・・ハニカムコア ３ａ、４ａ・・・ろう材層 ５・・・セル フ・・・棒 ９・−ロック部 第１図（Ａ） 第 図 第３図 第４３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、コルゲート加工したリボン状のアルミニウムブレー
   ジングシートを六角筒状セルの集合体が形成されるよう
   に並べてハニカムコアを組立て、該ハニカムコアの上下
   面にアルミニウムブレージングシートの面板を置き、一
   体にろう付接合することによりアルミニウム製ろう付ハ
   ニカムパネルを製造する方法において、ハニカムコア組
   立ての際並べられたブレージングシートの重なり部分の
   １部または全部を機械的成形結合によって固定すること
   を特徴とするアルミニウム製ろう付ハニカムパネルの製
   造方法。