JPH047556Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH047556Y2
JPH047556Y2 JP1984080725U JP8072584U JPH047556Y2 JP H047556 Y2 JPH047556 Y2 JP H047556Y2 JP 1984080725 U JP1984080725 U JP 1984080725U JP 8072584 U JP8072584 U JP 8072584U JP H047556 Y2 JPH047556 Y2 JP H047556Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
elongated
anode
focal point
irradiation field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984080725U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60192357U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8072584U priority Critical patent/JPS60192357U/ja
Publication of JPS60192357U publication Critical patent/JPS60192357U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH047556Y2 publication Critical patent/JPH047556Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、同一真空外囲器内に、1つの陽極
と、互いに有限距離を隔てた2つの陰極とを具備
してなる立体撮影用X線管装置に関する。
(ロ) 従来技術 立体撮影用X線管装置は、第4図に示すよう
に、1つの真空外囲器1内に、回転陽極(ターゲ
ツト)2と、陰極部3とを具備してなる。そし
て、陰極部3には互いに一定距離を隔てて2つの
集束電極4a,4bが備えられ、これらには第5
図に示すようにそれぞれ1次電子レンズ5a,5
b、2次電子レンズ6a,6bが形成され、その
中にフイラメント7a,7bが配置されて、実質
的に2つの陰極が構成されている。こうしてター
ゲツト2上には第6図に示すように集束電極4
a,4bに対応する位置に2つの細長いX線焦点
8a,8bが形成される。
従来の立体撮影用X線管装置では、第6図に示
すように、細長い2つのX線焦点8a,8bは平
行に形成されている。そのため第7図に示すよう
に照射野の中心から見たとき実焦点は角度θだけ
傾斜していることになる。なお、この角度θは、
焦点間の距離を2F、焦点−フイルム間の距離を
Lとして、 θ=tan-1(L/F) で表わせる。このように角度θだけ傾斜している
ため、照射野中心から見た実焦点の幅方向寸法が
大きくなり幅方向の解像度が低下する。すなわ
ち、ターゲツト2の上の実焦点の幅方向寸法を
w、長さの寸法をl、ターゲツトアングル(ター
ゲツト2の表面の傾斜角度、第4図参照)θ〓と
すると、照射野中心での幅方向寸法w′は、 w′=wcosθ+lcosθ〓sinθ となり、たとえば、l=5w,θ=14°,θ=2°の
ときには、 w′=1.17w となつて、単焦点のものよりも幅寸法が見かけ上
17%も増加し、幅方向解像度が低下して、画質の
低下がもたらされる。
(ハ) 目的 この考案は、短時間入力定格を低減させずに照
射野中心から見たときの実効焦点形状を単焦点X
線管の実効焦点形状に近づけることができ、実効
焦点の幅方向寸法を小さくして幅方向解像度を向
上させ、画質を上げて診断能を高めることのでき
る立体撮影用X線管装置を提供することを目的と
する。
(ニ) 構成 この考案によれば、同一真空外囲器内に、1個
の陽極と、互いに有限距離を隔てた2個の陰極と
を具備し、上記陽極の対応する位置に2個の細長
いX線焦点を形成する立体撮影用X線管装置にお
いて、2個の陰極の長さ方向延長線が互いに傾く
ようにこれらの陰極の配置方向を工夫したり、あ
るいは陰極の配置方向は平行のままで電子レンズ
系を操作したりして、上記の陽極に形成される2
個の細長いX線焦点の長さ方向延長線が照射野中
心を指すように各X線焦点を傾斜させて形成した
ことを特徴とする。
(ホ) 実施例 第1図および第2図はこの考案の第1の実施例
を示している。この第1図では、集束電極4c,
4d自体が角度θだけ内側に傾斜せしめられてい
る。この集束電極4c,4dにはそれぞれ1次電
子レンズ5c,5d、2次電子レンズ6c,6d
が形成され、その中にフイラメント7c,7dが
配置されていることは通常のものと同じである。
こうして2つの陰極の配置自体が傾斜させられる
ことによつて、第2図のように、ターゲツト2の
上に、それぞれが内側に角度θだけ傾けられ、そ
の長さ方向の延長上に照射野中心が位置するよう
な、2つの細長いX線焦点8c,8dが形成され
る。
第3図はこの考案の第2の実施例を示してい
る。この図では、集束電極4eに設けられた2次
電子レンズ6eに絶縁板9a,9bと抵抗性電極
11a,11bとを追加し、その中に1次電子レ
ンズ5eを形成し、1次電子レンズ5e内にフイ
ラメント7eを配置している。そして、抵抗性電
極11a,11bのそれぞれの一端を集束電極4
eに接続し、他端を補正用バイアス電源10に接
続することによつて、非線対称電場を形成し、こ
れにより電子レンズ系を構成する。このようにし
て構成した2つの陰極を従来と同じに平行に配置
する(第5図のように)。
この第3図の構成の陰極では、陰極自体の配置
は従来と同じ平行であるが、電子レンズ系によつ
てフイラメント7eから放出される電子の流れが
傾斜させられるため、ターゲツト2上に第2図に
示すような、内側に角度θだけ傾けられた2つの
細長い実効焦点8c,8dを形成することができ
る。
なお、この第3図の実施例では、補正用バイア
ス電源10の電圧を変えることにより、実効焦点
の傾き角度θを変えることができる。そのため、
焦点−フイルム間の距離が変わつた場合でも、補
正用バイアス電源10の電圧を調整することによ
り、そのときの照射野中心に、2つの細長い実効
焦点の長さ方向を向けることができる。
このように、細長い実効焦点8c,8dの形状
は変えず、単にその長さ方向を傾斜させることが
できるため、短時間最大入力定格を下げずに、照
射野中心から見たときの実効焦点の幅方向寸法を
小さくでき、幅方向分解能を高めて画質を向上さ
せることができる。
(ヘ) 効果 この考案による立体撮影用X線管装置では、細
長い実効焦点の形状は変えず、単にその方向を変
えてその長さ方向を照射野中心に向けることがで
きるため、短時間最大入力定格を下げずに、照射
野中心から見たときの実効焦点の幅方向寸法を小
さくでき、幅方向分解能を高めて画質を向上さ
せ、これにより診断能を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例にかかる陰極
部の陽極側から見た概略正面図、、第2図は同実
施例にかかるターゲツトの陰極側から見た概略正
面図、第3図はこの考案の第2の実施例にかかる
陰極構成の一方を示す陽極側から見た概略正面
図、第4図は従来例の一部を切り欠いて示す概略
側面図、第5図は従来例の陰極部の陽極側から見
た概略正面図、第6図は従来例のターゲツトの陰
極側から見た概略正面図、第7図はX線焦点と照
射野との関係を示す模式図である。 1……外囲器、2……ターゲツト、3……陰極
部、4a〜4e……集束電極、5a〜5e……1
次電子レンズ、6a〜6e……2次電子レンズ、
7a〜7e……フイラメント、8a〜8d……X
線焦点、9a,9b……絶縁板、10……補正用
バイアス電源、11a〜11b……抵抗性電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一真空外囲器内に、1個の陽極と、互いに有
    限距離を隔てた2個の陰極とを具備し、上記陽極
    の対応する位置に2個の細長いX線焦点を形成す
    る立体撮影用X線管装置において、上記2個の細
    長いX線焦点の長さ方向延長線が照射野中心を指
    すように各X線焦点を傾斜させて形成したことを
    特徴とする立体撮影用X線管装置。
JP8072584U 1984-05-31 1984-05-31 立体撮影用x線管装置 Granted JPS60192357U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8072584U JPS60192357U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 立体撮影用x線管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8072584U JPS60192357U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 立体撮影用x線管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60192357U JPS60192357U (ja) 1985-12-20
JPH047556Y2 true JPH047556Y2 (ja) 1992-02-27

Family

ID=30626849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8072584U Granted JPS60192357U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 立体撮影用x線管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60192357U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6638966B2 (ja) * 2016-06-20 2020-02-05 キヤノン電子管デバイス株式会社 X線管

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5562650A (en) * 1978-11-02 1980-05-12 Toshiba Corp X-ray tube for stereo

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5562650A (en) * 1978-11-02 1980-05-12 Toshiba Corp X-ray tube for stereo

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60192357U (ja) 1985-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6333969B1 (en) X-ray tube
US5910974A (en) Method for operating an x-ray tube
JPS5811079B2 (ja) X線源装置
JPH047556Y2 (ja)
JPS6138575B2 (ja)
JP3206274B2 (ja) 固定陽極x線管装置
JPS5859546A (ja) 回転陽極型x線管
JPH0447939B2 (ja)
JP3149449B2 (ja) X線管
JP2513510Y2 (ja) X線管
KR940003242Y1 (ko) 음극선관
JP3987194B2 (ja) X線管
JPS6132337A (ja) 立体撮影用回転陽極形x線管装置
JP2667181B2 (ja) カラー受像管
JPH0148610B2 (ja)
JPH0741084Y2 (ja) 回転陽極x線管
JPS586141Y2 (ja) 三極x線管の陰極構体
JPH05121020A (ja) ステレオx線管
JPH10241613A (ja) 回転陽極型x線管
JPS6015244Y2 (ja) 回転陽極型x線管
JPH07169422A (ja) X線管
JPH01159941A (ja) X線管装置
JPH0238365Y2 (ja)
JPS63207038A (ja) X線管装置
JPH0124837Y2 (ja)