JPH0124837Y2 - - Google Patents

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JPH0124837Y2
JPH0124837Y2 JP6735679U JP6735679U JPH0124837Y2 JP H0124837 Y2 JPH0124837 Y2 JP H0124837Y2 JP 6735679 U JP6735679 U JP 6735679U JP 6735679 U JP6735679 U JP 6735679U JP H0124837 Y2 JPH0124837 Y2 JP H0124837Y2
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electrode
electron beam
cathode
microhole
image pickup
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は撮像管の電子銃の改良に関するもので
あり、特に撮像管の消費電力を削減するため少い
カソード電流で動作する撮像管の電子銃を得るこ
とを目的とするものである。
撮像管で消費される電力はそのほとんどがカソ
ード電極を加熱するヒーターの電力と、カソード
から出た電子がG2電圧で加速されてG2電極に衝
突する際、熱として消費される電力、即ちG2電
極損とからなる。ここでは後者についてのみ考え
る。このG2電極損を小さくするにはカソード電
流を小さくする必要がある。まずそのための条件
を求めてみることにする。
第1図に従来の撮像管の要部構造を示す。G1
電極2により制御され、カソード電極1から流れ
出る電流をIK、G2電極3上の微小孔4を通り集
束レンズ部(図示せず)へ出射される電流をIA
呼ぶことにし、IKとIAの関係を見るため電子ビー
ム5を模式的に第2図のように表わすことにす
る。カソード電極1上の電子ビームの外縁をA,
A′、中心をB、クロスオーバー点6をC、G2電
極3上の電子ビームの外縁をD,D′、その中心
をE、微小孔4の外縁をFとする。ここで電子ビ
ームの径方向の電流密度の分布は一様であると仮
定すると、 IA/IK=(EF/DE)2 ……(1式) の関係が得られる。又微小孔4からの電子ビーム
の出射角θOは θO=∠FCE ……(2式) で表わされる。G1電極電圧をより負にするとク
ロスオーバー点はカソード電極側へ近づくのでIA
は減少するとともに出射角θOも小さくなる。又、
G1電極電圧をよりカソード電極電圧に近づける
とクロスオーバー点はG2電極側へ近づくのでIA
は増加するとともに出射角θOも大きくなる。従つ
てIAを増加させる程出射角θOが大きくなり集束レ
ンズの収差により解像度が減少するという欠点が
あつた。
これを改良した電子銃として第3図の構造のも
のがある。1はカソード電極、2はG1電極、3
はG2電極、4はG2電極上に設けた微小孔、7は
発散角制限電極で、電子ビームの広がりを制限す
るリミツタ孔8を持つている。このような電子銃
の電子ビームの広がりを前記同様模式的に表わす
と第4図のように表わされる。制限電極7上の電
子ビームの外縁をG、リミツタ孔8の外縁をH、
リミツタ孔の中心をJとすると、電子ビームの出
射角θOは θO=∠HCJ≦∠HEJ ……(3式) となり出射角θM=∠HEJとするとθOはθM以下に制
限される。G2電極3、制限電極7間を、G1電極
2、G2電極3間に較べ十分大きくとれば出射角
はIAの多少にかかわらずほぼθMに等しくすること
ができる。このような条件のときG2電極3の通
過電流IAと、制限電極7の通過電流IBの関係は次
のようになる。
IB/IA=(HJ/GJ)2 ……(4式) したがつてIBとIKとの関係は(1式)と(4式)
より IB/IK=(EF/DE)2・(HJ/GJ)2
……(5式) で表わされることになる。
ところでIB/IKは大きい程良いのは言うまでも
ない。即ち撮像管のターゲツトを走査するビーム
電流即ちこの場合IBが同一ならばIKはできるだけ
小さい方がG2電極3の電力損を小さくできるの
で好ましい。(5式)からそのような条件を求め
てみることにする。EFはG2電極3の微小孔4の
半径であり、解像度に関係するので大きくするこ
とはできない。HJは出射ビームの出射角に関係
するので収差の点から大きくできない。したがつ
てDEを小さくするか、GJを小さくするかしかな
いが、GJはできるだけ大きくしたい。なぜなら、
微小孔4のセンターに径方向の位置ずれがあつた
場合、IAは管軸に対し傾くが、GJが大きければ
∠HCH′は∠GCG′内に含まれるため、IBの変化は
無いが、GJが小さければ、IBの減少をもたらす。
微小孔4のセンターの径方向への位置ずれは種々
の製作誤差を考えるとさけられない。逆に言えば
GJを大きくしておけば、そのような誤差がある
程度あつても性能に影響をおよぼさないようにす
ることができる。
以上のようにビーム電流を等しくしてかつIK
小さくする手段はDEを小さくするしかない。こ
のとき問題なのは前述の微小孔4の径方向の位置
ずれである。この位置ずれがDEより大きくなれ
ばIAの減少をきたすのでIKを小さくするには位置
ずれを小さくおさえ込む必要があるが、これは非
常に困難な問題である。
本考案はそのような問題点に鑑み、前記IKを小
さくすることのできる撮像管の電子銃を提供しよ
うとするものであるが、このような問題の解決と
して微小孔の位置ずれをある程度許容し、代りに
電子ビームを外から偏向し、微小孔の中心へ電子
ビームの中心を設定する方法が考えられる。この
ような偏向手段として管軸に垂直な磁界を用いる
場合、次のような問題点が発生する。即ち上記の
管軸に垂直な偏向磁界を撮像管の外から加えよう
とする場合、撮像管のガラスバルブの外側にコイ
ルもしくは永久磁石から成る偏向手段をカソード
電極とG2電極の中間に設定したとしても、第5
図の様に偏向手段10から発生した磁界のおよぶ
範囲は実際にはカソード電極1〜G2電極3間の
みでなくさらに広範囲なものになつてしまう。し
たがつてカソード電極1〜G2電極3間の磁界に
着目して電子ビームがG2電極上の微小孔4のセ
ンターを打つように設定されたとしてもそれ以外
の範囲の磁界により微小孔4を出射した電子ビー
ムはさらに偏向を受け集束レンズへは管軸に添つ
て入射せず、傾きを持つて入射することになる。
このように撮像管外部から電子ビームの位置を調
整する方法は操作しやすい反面、磁界が広範囲に
およぶため集束レンズへ入射する電子ビームにま
で影響を与え、正常に機能しないという欠点があ
つた。
本考案はこのような欠点に鑑み、撮像管外部か
ら他の機能を損うことなく電子ビームの位置を調
整でき、少ないカソード電流で動作する電子銃を
提供せんとするものである。すなわち本考案は撮
像管のガラスバルブの外側にコイルもしくは永久
磁石等の磁界発生装置を設けて電子ビームを偏向
する際に、カソード電極〜G2電極間以外の偏向
磁界の発生が極力おさえられるよう少くともG2
電極の一部を磁性体で構成したことを特徴とする
ものである。
以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明
する。第6図は本実施例の電子銃の要部断面図で
ある。第6図において1はカソード電極、2は
G1電極、3はG2電極、4はG2電極上に設けられ
た微小孔、7は発散角制限孔(リミツタ孔)8を
持つた発散角制限電極、9は電子銃構体を封止し
たガラスバルブ、10はガラスバルブ9の外部に
設けた電子ビーム偏向手段、11はG1電極上に
設けられた磁束集中用磁性体、12はG2電極上
に設けられた磁束集中用磁性体である。上記の構
成では、撮像管のガラスバルブの外側に設けられ
た電子ビーム偏向手段10から発生する磁界は、
図示の如くG1、G2電極に設けられた磁束集中用
磁性体11,12のためG1電極2〜G2電極3間
以外ではほとんどシヤントされる。即ちカソード
電極1〜G2電極3間では偏向手段10からの磁
界により電子ビームは偏向されるが、G2電極以
後ターゲツト側では偏向手段10の磁界がほとん
どおよばないので電子ビームはほゞ管軸に添つて
集束レンズ部へ入射することができる。なお上記
の実施例ではG1電極、G2電極の両方に磁性体を
設けたがG2電極側のみでも前述の目的は達せら
れる。
上記実施例からも明らかなように本考案では、
少なくともG2電極に磁束集中用磁性体を設ける
ことにより、集束レンズ部へ入射する電子ビーム
にほとんど影響することなく、カソード電極〜
G2電極間において電子ビームを偏向し、電子ビ
ームの中心をG2電極上の微小孔の中心に一致さ
せるよう調整することができる。したがつて、従
来と同一のビーム電流を得るにあたつてG2電極
に衝突する際の電子ビームの広がりを極力小さく
でき、すなわちカソード電流の小さい電子銃を得
ることができる。このことはG2電力損が小さく、
よつて消費電力の小さい撮像管を得ることができ
るという優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の撮像管電子銃を示す要部断面
図、第2図は第1図の電子銃における電子ビーム
の状態を示す模式図、第3図は他の従来例を示す
要部断面図、第4図は第3図の電子銃における電
子ビームの状態を示す模式図、第5図は偏向手段
を設けた電子銃における磁束の広がりを示す要部
断面図、第6図は本考案の一実施例を示す要部断
面図である。 1……カソード電極、2……G1電極、3……
G2電極、4……微小孔、7……発散角制限電極、
8……リミツタ孔、9……ガラスバルブ、10…
…偏向手段、11,12……磁束集中用磁性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子を発生するカソード電極と、カソード電流
    を制御するG1電極と、微小孔を有し電子を加速
    するG2電極と、前記微小孔を通過した電子ビー
    ムの発散角を制限する制限孔を有する発散角制限
    電極とを備え、カソード電極とG2電極間におけ
    る電子ビームの径方向の位置を調整する電子ビー
    ム偏向手段を設け、かつ少なくとも前記G2電極
    の一部を磁性体で構成したことを特徴とする撮像
    管の電子銃。
JP6735679U 1979-05-18 1979-05-18 Expired JPH0124837Y2 (ja)

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JP6735679U JPH0124837Y2 (ja) 1979-05-18 1979-05-18

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JP6735679U JPH0124837Y2 (ja) 1979-05-18 1979-05-18

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JPS55168956U JPS55168956U (ja) 1980-12-04
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