JPH0720831Y2 - 陰極線管用電子銃 - Google Patents

陰極線管用電子銃

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JPH0720831Y2
JPH0720831Y2 JP5716290U JP5716290U JPH0720831Y2 JP H0720831 Y2 JPH0720831 Y2 JP H0720831Y2 JP 5716290 U JP5716290 U JP 5716290U JP 5716290 U JP5716290 U JP 5716290U JP H0720831 Y2 JPH0720831 Y2 JP H0720831Y2
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JP
Japan
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electrode
electron gun
passage hole
beam passage
anode electrode
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Inventor
容杰 權
Original Assignee
三星電管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は陰極線管用電子銃(以下、電子銃と称す)に係
り、特にセルフコンバーゼンス方式のインライン型の電
子銃に関するものである。
〔従来の技術〕
インライン型の電子銃は電子ビームの生成源であるカソ
ードが同一平面上に位置されているために、これから放
射された電子ビームを画面に集中させるための集中手段
(コンバーゼング手段)を備えていた。このような集中
手段はメインフォーカスレンズを形成するメインレンズ
系において形成されるのであるが、アメリカ特許第3,77
2,554号明細書に従来技術として記述されており、第3
図から第5図に概略的に抜粋図示されたとおりである。
即ち、熱電子を放射するカソードKと、このカソードK
から放射された電子を電子ビームとして形成する制御グ
リッドG1と、スクリーングリッドG2と、前記電子ビーム
を最終加速および集束するフォーカス電極G3と、アノー
ド電極G4とをそなえた単電子レンズ方式の電子銃におい
て、前記した集中手段は、前記フォーカス電極G3のビー
ム出射側の両端部(図において上下端部)の各外廓ビー
ム通過孔3Haに対して、アノード電極G4のビーム入射側
の両端部の各外廓ビーム通過孔4Ha′がそれぞれ外側に
距離tだけ偏心される構造によってなされる。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような構造の集中手段をもつ電子銃は、前記したよ
うに前後のビーム通過孔3Ha,4Ha′が相互に偏心するこ
とを要するために、部品設計上における種々の制限的条
件を内包する。即ち、第5図に図示されたように、フォ
ーカス電極G3のビーム出射側の外廓ビーム通過孔3Haよ
りアノード電極G4のビーム入射側の外廓ビーム通過孔4H
a′を大径に形成しなければならないが、ビームの進行
方向の逆方向からみたとき前記ビーム出射側の外廓ビー
ム通過孔3Haがビーム入射側の外廓ビーム通過孔4Ha′の
縁部によって遮ぎられないようにすることを要する。こ
れは電極組立用器具で前記電極等を結合する際に、前記
フォーカス電極G3の外廓ビーム通過孔3Haの縁部がアノ
ード電極G4の外廓ビーム通過孔4Ha′によって遮ぎられ
ているようになれば、直線状の案内棒(GUIDE ROD)が
挿しこまれないことになるためであって、一般的には第
5図に図示されたように、偏心された前記外廓ビーム通
過孔3Ha,4Ha′等の内側の縁部が同一の接線に接するよ
うにしている。従って、ビーム入射側の外廓ビーム通過
孔4Ha′の大きさがビーム出射側の外廓ビーム通過孔3Ha
より大径に形成されなければならない。しかし、前記し
たように電極組立上の便利を図るために外廓ビーム通過
孔4Ha′を拡大した場合には、これらの外廓ビーム通過
孔孔4Ha′によって形成された外廓の電界と、拡大され
ない中央のビーム通過孔3Hb,4Hbによって形成された電
界との間に強度差が発生されて、中央の電子ビームと両
外廓の電子ビームとの間に特性差が惹起され、従って特
性の異なるR,G,Bによる品質の劣化が惹起される。
本考案はこれらの点に鑑みてなされたものであり、メイ
ンフォーカスレンズの集束電圧差による画質の劣化を防
止して、極めて高品位の画像形成を行なうことができ、
組立作業も極めて容易となり、コストも低廉な電子銃を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するために本考案の電子銃は、メイン
レンズ系を成すフォーカス電極とアノード電極とに非対
向型電界が形成されるようフォーカス電極のビーム出射
側の円形の外廓ビーム通過孔に対してアノード電極のビ
ーム入射側の外廓ビーム通過孔が外側に偏心されている
もので、特に前記アノード電極の外廓ビーム通過孔はそ
の両端がフォーカス電極の外廓ビーム通過孔と大略同じ
直径の半円をなすように形成した3個の通過孔の配列方
向に長い長孔の形態を持ち、前記アノード電極の外廓ビ
ーム通過孔の内側の縁部と前記フォーカス電極の外廓ビ
ーム通過孔の内側の縁部がビーム通過経路上からみて大
略一致した構造を有するように形成したことを特徴とす
る。
〔作用〕
本考案の電子銃によれば、メインフォーカスレンズを形
成するフォーカス電極とアノード電極の外廓ビーム通過
孔を互いに偏心させることにより電子ビームの適性かつ
良好な集中が可能であり、前記アノード電極の中央のビ
ーム通過孔と外廓ビーム通過孔との間の直径の差を減少
させて電子ビーム間の特性差の低減を図り、高品位の画
像形成が可能となる。
〔実施例〕
以下、第1図および第2図によって本考案の一実施例を
詳細に説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示し、従来と
同一部分には同一符号を付してある。
本実施例の電子銃は、セルフコンバーゼンス方式のイン
ライン型電子銃であって、従来の電子銃として図示され
た第3図の電子銃の持つ一般的な部品、例えばインライ
ン型で配列された3個のカソードKと、これからの電子
を電子ビームとして形成する制御グリッドG1、スクリー
ングリッドG2並びに電子ビームを最終集束および加速す
るフォーカス電極G3とアノード電極G4とを基本的にそな
えている。そして、前記フォーカス電極G3とアノード電
極G4には後述する本考案の特徴的な要素を持つ電子ビー
ムの集中手段が形成されている。第1図には本実施例を
アノード電極G4の正面からフォーカス電極G3をみた状態
が図示されている。前記アノード電極G4に形成されたビ
ーム通過孔のうち両端部(図において上下端部)の外廓
ビーム通過孔4Ha,4Haは、円形の中央ビーム通過孔4Hbと
は異なって、3個の通過孔4Ha,4Hb,4Haの配列方向に長
く延長された長孔の形態を有しており、更に、外廓ビー
ム通過孔4Haの内側縁部4Haiがフォーカス電極G3のビー
ム通過孔3Haの内側縁部3Haiと一致する。そして、フォ
ーカス電極G3とアノード電極G4の各中央ビーム通過孔3H
b,4Hbは相互に同径で同軸上に位置されている。
そして、前記外廓ビーム通過孔3Ha,4Ha間の相関関係は
次のとおりである。すなわち、第2図には従来の外廓ビ
ーム通過孔4Ha′と本考案による外廓ビーム通過孔4Haが
比較して図示されているが、実線の小径の円はフォーカ
ス電極G3に形成された外廓ビーム通過孔3Haを示し、大
径の円は従来のアノード電極G4に形成された外廓ビーム
通過孔4Ha′を示す。そして、本考案によるアノード電
極G4のビーム通過孔4Haは破線で図示されているよう
に、フォーカス電極G3のビーム通過孔3Haと大略同径を
持つ2個の仮想円が一定中心間隔2tで連続穿孔された形
態を持つ。
次に、本実施例の作用を説明する。
本実施例の電子銃は、従来例のようにフォーカス電極G3
とアノード電極G4とに形成された各外廓ビーム通過孔3H
a,4Haの間に一定距離tの偏心を形成するとともに、ア
ノード電極G4に形成された外廓ビーム通過孔4Haの大き
さは最小化されている。特に、外廓ビーム通過孔3Ha,4H
aの内側縁部3Hai,4Haiが互いに一致するように配設され
ているので、電極組立用器具の案内棒が挿しこまれる際
に外廓ビーム通過孔3Ha,4Haの内側縁部3Hai,4Haiが案内
棒の外周に接触されることによって精密な電極の組立が
可能となる。かつ、このような本実施例の電子銃は、ア
ノード電極G4の中央のビーム通過孔4Hbと外廓のビーム
通過孔4Haとの間の面積差が最小化されて集束電圧差が
最小化されるので、集束電圧差による画質の劣化を低減
して、極めて高品位の画像形成が行なわれる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
必要に応じて変更することができる。
〔考案の効果〕
本考案はこのように構成され作用するものであるから、
メインフォーカスレンズの集束電圧差による画質の劣化
を防止して、極めて高品位の画像形成を行なうことがで
き、組立作業も極めて容易となり、コストも低廉となる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の電子銃のフォーカス電極と
アノード電極とに形成された外廓ビーム通過孔の相互関
係を示した正面図、第2図は本考案並びに従来例の電子
銃のフォーカス電極とアノード電極とに形成された外廓
ビーム通過孔の相互関係を示した説明図、第3図は偏心
電界による非対向メインレンズ系MLを持つ従来のインラ
イン型電子銃の概略的断面図、第4図は第3図に図示さ
れた電子銃においてメインレンズ系MLの拡大図、第5図
は第3図のV−V線断面図である。 G3……フォーカス電極、G4……アノード電極、3Ha……
フォーカス電極の外廓ビーム通過孔、3Hb……フォーカ
ス電極の中央のビーム通過孔、4Ha……アノード電極の
外廓ビーム通過孔、4Hb……アノード電極の中央のビー
ム通過孔、ML……メインレンズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインレンズを成すフォーカス電極(G3)
    のビーム出射側の円形の外廓ビーム通過孔に対し、アノ
    ード電極(G4)のビーム入射側の外廓ビーム通過孔が外
    側に所定距離偏心されている陰極線管用電子銃におい
    て、 前記アノード電極(G4)の外廓ビーム通過孔(4Ha)
    は、その両端がフォーカス電極(G3)の外廓ビーム通過
    孔(3Ha)と大略同じ直径の半円をなすように形成した
    3個の通過孔(4Ha)(4Hb)(4Ha)の配列方向に長い
    長孔の形態を持ち、前記アノード電極(G4)の外廓ビー
    ム通過孔(4Ha)の内側縁部と前記フォーカス電極(G
    3)の外廓ビーム通過孔(3Ha)の内側縁部がビーム通過
    経路上から見て大略一致するように形成されていること
    を特徴とする陰極線管用電子銃。
JP5716290U 1990-05-30 1990-05-30 陰極線管用電子銃 Expired - Lifetime JPH0720831Y2 (ja)

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JPH0415138U JPH0415138U (ja) 1992-02-06
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