JP3057729B2 - カラー受像管用電子銃 - Google Patents

カラー受像管用電子銃

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JP3057729B2
JP3057729B2 JP2216814A JP21681490A JP3057729B2 JP 3057729 B2 JP3057729 B2 JP 3057729B2 JP 2216814 A JP2216814 A JP 2216814A JP 21681490 A JP21681490 A JP 21681490A JP 3057729 B2 JP3057729 B2 JP 3057729B2
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晃 宍戸
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラー受像管用電子銃に関し、特に電子ビー
ムのスポット形状の劣化を改善しかつ優れたコンバージ
ェンス特性を有するカラー受像管用電子銃に関する。
〔従来の技術〕
カラー受像管の解像度を上げるためには、電子ビーム
のスポット径を小さくすることと、3電子ビームのスポ
ットを画面全域に亘って1点に集中させることが必要で
あり、このどちらかが劣化しても解像度を悪化させ、画
質を劣化させてしまうことになる。
一般的なカラー受像管では、第3図(a),(b)に
示すように、水平方向の同一平面内に並べて配置されて
いる3本のインライン電子銃から射出された3本の電子
ビーム1B,1G,1Rと、水平偏向磁界分布は第3図(a)に
示すようなピンクッション状歪、垂直平行磁界分布は第
3図(b)に示すようなバレル状歪とした偏向磁界を組
み合わせることにより、画面上の任意の点で3電子ビー
ム1B,1G,1Rを集中させることができる、いわゆる、イン
ラインセルフコンバージェンス方式を採用している。イ
ンラインセルフコンバージェンス方式は、3電子ビーム
1B,1G,1Rの集中に要する電気回路、調整等が少なく、し
かも、高精度にできるという多くの利点を有している。
しかしながら、上記のセルフコンバージェンス偏向磁
界の中を電子ビームが通過すると、その磁界歪の影響を
受け偏向を受けない画面中央では円形状であった電子ビ
ームスポットが、画面周辺部に偏向された場合には、第
4図に示すような横長のビームコア5とビームコア5の
上下に放射状のハロー6を伴なう歪んだ電子ビーム形状
になってしまう。画面周辺の歪んだ電子ビームは、画面
中央での円形状電子ビームよりその径が大きくなるた
め、画面周辺での解像度を著しく劣化させる欠点があ
る。
画面周辺での電子ビーム形状の歪を詳細に観察する
と、水平方向径を最小にできるフォーカス電圧VHFと垂
直方向径を最小にできるフォーカス電子圧VFVが異なっ
ており、両者のフォーカス電圧差ΔVF=VFH−VFVが負に
なっている。つまり、垂直方向ビームの集束状態はオー
バーフォーカス状態になっているため上下方向にハロー
6が出やすくなっているのである。
前述したセルフコンバージェンス偏向磁界による画面
周辺での電子ビーム形状を改善する方法として種々の提
案がなされている。
例えば、特開昭61−99249では、第5図に示すよう
に、第1集束電極24の第2集束電極25側の端面に縦長の
電子ビーム通過孔を、そして、第2集束電極25の第1集
束電極24側の端面には横長の電子ビーム通過孔を設け、
第1集束電極24には一定の第1フォーカス電圧を印加
し、第2集束電極25には電子ビームの偏向角の増大に伴
ない第1フォーカス電圧よりも高値に変化する第7図に
示すようなダイナミック電圧を印加することにより、第
1集束電極と第2集束電極との間に第6図に示すような
四重極レンズ9を構成し、電子ビーム10に垂直方向には
発散の力を加え、逆に水平方向には集束の力を加えて、
セルフコンバージェンス磁界による電子ビーム10の歪を
相殺し、画面全体で一様でしかも小さなビームスポット
径を得る方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
インライン型電子銃を組み立てる際には、通常、先端
になるに従って細くなる2本の所定間隔の芯棒に最終加
速電極、集束電極、加速電極、制御電極の順に電極の両
外側の開孔を通して組み立てる。この芯棒と両外側開孔
の間隔及び孔径は非常に精度良く嵌合するように設計及
び製作されているため、インライン型電子銃の精度は非
常に優れたものである。
しかしながら、前述した第5図に示すような特開昭61
−99249に記載されている方法によるインライン型電子
銃では、第1集束電極の縦長の電子ビーム通過孔と第2
集束電極の横長の電子ビーム通過孔とが直交して配置さ
れているため、従来のような2本の芯棒を用いて組み立
てることは難しくなる。
このため、電子銃の精度を劣化させ解像度を低下させ
たり、また、精度を維持させるために複雑な組み立て方
法や部品を採用しなければならず電子銃のコストアップ
になるといった問題点がある。
本発明の目的は、組立精度の劣化がなく解像度が高
く、安価なカラー受像管用電子銃を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、電子ビームの進行方向に順次配列された少
くとも陰極と、制御電極と、加速電極と、第1集束電極
と、第2集束電極と、最終加速電極とを有し、3本の前
記電子ビームが同一半面内に並んで配置されているイン
ライン型カラー受像管用電子銃において、前記第2集束
電極と対向する側の底面に前記電子ビームを通過する円
形の開孔を穿孔した縦長の凹陥部を設けた第1集束電極
と、前記第1集束電極と対向する側の底面に前記電子ビ
ームを通過する円形の開孔を穿孔した横長の凹陥部を設
けた第2集束電極とを備えている。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1(a),(b)は本発明の第1の実施例の水平断
面図及び垂直断面図である。
第1の実施例は、第1図(a),(b)に示すよう
に、21は電子源となる陰極であり、陰極21から射出され
た電子ビームは、制御電極22,加速電極23,第1集束電極
24,第2集束電極25を通過し、最終加速電極26に至り、
その後、表示面に達することになる。而して、第1集束
電極24の第2集束電極5側には縦長の凹陥部27が設けら
れ、縦長の凹陥部27の底面には円形の開孔28が穿孔され
ており、第2集束電極25の第1集束電極側24側には横長
の凹陥部29が設けられ、その横長の凹陥部29の底面には
円形の開孔30が穿孔されており、この互いに直交する縦
長の凹陥部27と横長の凹陥部29で四重極レンズを構成し
ている。
電子銃を組み立てる際には、2本の芯棒に各電極に穿
孔された両外側の開孔部を嵌合させて組み立てることが
可能となるため、部品製造段階において第1集束電極24
に設けられた縦長の凹陥部27とその底面に穿孔された円
形開孔28および第2束電極25に設けられた横長の凹陥部
29とその底面に穿孔された円形開孔30の製造精度を高く
維持しておくことにより、四重極レンズを構成する縦長
の凹陥部27と横長の凹陥部29の精度を上げることが可能
となる。
上記実施例においては、第1集束電極24に設けられた
円形開孔28と第2集束電極25に設けたれた円形開孔30と
は単に孔抜きをした形状になっているが、このそれぞれ
の開孔はバーリングをつけた開孔としても良い。
第2図(a),(b)は本発明の第2の実施例の水平
断面図及び垂直断面図である。
第2の実施例は、第2図(a),(b)に示すよう
に、第1集束電極34には上下方向に壁のない縦長の凹陥
部37が設けられ、縦長の凹陥部37の底面には円形開孔38
が穿孔されており、また、第2集束電極35には左右方向
に壁のない横長の凹陥部39が設けられ、その横長凹陥部
39の底面には円形開孔40が穿孔されている。四重極レン
ズの構成等の他の事項については第1の実施例と全く同
じである。
したがって、第1及び第2の実施例でそれぞれ示した
第1集束電極と第2集束電極とは任意に組み合わせるこ
とも可能である。動作時においては第1集束電極と第2
集束電極の少なくとも一方の電極に電子ビームの歪を軽
減させるようなダイナミック電圧を印加することにより
優れた解像度を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、第1集束電極の第2集
束電極側に縦長の凹陥部を設けその凹陥部の底面には円
形の開孔がが穿設されており、第2集束電極の第1集束
電極側には横長の凹陥部を設けその凹陥部の底面には円
形の開孔が穿設され、電子銃を組み立てる際に、2本の
芯棒に上記第1集束電極及び第2集束電極にそれぞれ穿
設された両外側の円形開孔を嵌合させて組み立てること
により高精度に組み立てることが可能になる効果があ
る。
さらに、動作時においては、上記第1集束電極及び第
2集束電極の少なくとも一方の電極に電子ビームの歪を
軽減させるようなダイナミック電圧を印加することによ
り、画面全域に亘って優れた解像度を得ることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の第1の実施例の水平断
面図及び垂直断面図、第2図(a),(b)は本発明の
第2の実施例の水平断面図及び垂直断面図、第3図
(a),(b)はインラインセルフコンバージェンス方
式の水平偏向磁界分布図及び垂直偏向磁界分布図、第4
図はインラインセルフコンバージェンス方式の偏向磁界
による電子ビームスポットの歪パターンを示す蛍光面の
正面図、第5図は電子ビームの歪を改善する従来のカラ
ー受像管用電子銃の一例の斜視図、第6図は四重極レン
ズの原理図、第7図はダイナミック電圧の一例の波形図
である。 1B,1G,1R……電子ビーム、2……水平偏向磁界、3……
垂直偏向磁界、5……ビームコア、6……ハロー、24,3
4……第1集束電極、25,35……第2集束電極、9……四
重極レンズ、10……電子ビーム、21……陰極、22……制
御電極、23……加速電極、26……最終加速電極、27,37
……縦長の凹陥部、28,38……円形開孔、29,39……横長
の凹陥部、30,40……円形開孔。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子ビームの進行方向に順次配列された少
    くとも陰極と、制御電極と、加速電極と、第1集束電極
    と、第2集束電極と、最終加速電極とを有し、3本の前
    記電子ビームが同一平面内に並んで配置されているイン
    ライン型カラー受像管用電子銃において、前記第2集束
    電極と対向する側の底面に前記電子ビームを通過する円
    形の開孔を穿孔した縦長の凹陥部を設けた第1集束電極
    と、前記第1集束電極と対向する側の底面に前記電子ビ
    ームを通過する円形の開孔を穿孔した横長の凹陥部を設
    けた第2集束電極とを備えたことを特徴とするカラー受
    像管用電子銃。
  2. 【請求項2】第1集束電極と第2集束電とのうちの少く
    ともいずれか一方に電子ビームの歪を軽減させるダイナ
    ミック電圧を印加できる構造を有することを特徴とする
    請求項1記載のカラー受像管用電子銃。
JP2216814A 1990-08-17 1990-08-17 カラー受像管用電子銃 Expired - Lifetime JP3057729B2 (ja)

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