JPH047476Y2 - - Google Patents

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JPH047476Y2
JPH047476Y2 JP1987084021U JP8402187U JPH047476Y2 JP H047476 Y2 JPH047476 Y2 JP H047476Y2 JP 1987084021 U JP1987084021 U JP 1987084021U JP 8402187 U JP8402187 U JP 8402187U JP H047476 Y2 JPH047476 Y2 JP H047476Y2
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JP
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air
ceiling
hose
nozzle
fan box
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JP1987084021U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空調設備が完備している既設の室内
空間であつても、間仕切り変更やデスク配置替え
等によつて生ずる局所的な調温不完全な冬季の頭
熱足寒などの問題を、空調設備を変更しなくても
解決できるようにした天井裏利用の環境改善設備
に関する。
〔従来の技術と問題点〕
空調設備が設置され稼働しているビルや各種店
舗などにおいて、使用者側の都合により、間仕切
りを変更したりデスク配置替えを行つたりするこ
とが多い。また、店舗などでは陳列ケースの配置
替えなども度々ある。このような場合、既に設置
済みの空気吹出口から変更前と同様に調和空気を
供給しても、場所によつては満足な空調ができな
いところが生ずる。
このような場合、専門技術者が空調設備の配置
替えや空気吹出口の模様替えを行なうことで対処
しているが、空調設備を考慮したうえで、間仕切
りや陳列ケースの配置替えを行うことは稀である
から、満足のゆくように空調設備を変更すること
はなかなか大変なことであるし、費用もかかる。
また、室内構造物を改造したり開口を設けること
が必要となり、美観を損ねると共に次の変更のさ
いには補修が必要となる。
〔考案の目的〕
本考案は前記のような問題点を解決することを
目的としたものである。
〔考案の要旨〕
本考案によれば、空調設備が完備している既設
空調空間の天井点検口から空気吸入口をもつフア
ンボツクスを天井裏内に装入してこれを点検口近
くの天井裏に据え付け、同じ既設空調空間内にお
ける調温不均一が発生している箇所の天井に径が
3cm以下の小開口を設け、この小開口にミニノズ
ルを設置すると共にこのミニノズルと前記のフア
ンボツクスの空気吐出口とをホースで接続し、該
ミニノズルから吹き出されるフアンボツクス近傍
の同一空調域の空気の噴流により前記の調温不均
一性を改善するようにした既設空調空間の環境改
善設備を提供する。すなわち本考案は、既設の天
井には、配線、配管、配ダクト等の点検補修用の
点検口が各室に少なくとも一箇所存在することを
利用し、また、天井の美観を損なわないような径
が3cm以下のミニノズルを使用することによつ
て、室内の任意の箇所に必要な空気流れを形成す
るような簡易且つ安価なミニ設備を案出したもの
である。
本考案設備では、空気の調湿や調温は既設の空
調設備で行うのであり、室内での調和空気の分布
が、間仕切りやデスク配置替えなどによつて思わ
しくない状態が生じたときに、その箇所に調和空
気の分布がゆきわたるようにするものである。こ
のための設備として本考案ではフアンボツクス、
ミニノズルおよびホースを使用し、これらを天井
裏を利用して配設するものである。
〔実施例〕
図面に従つて本考案の内容を以下に具体的に説
明する。
第1図は、従来よりビル空調に最も多用されて
いるアネモ吹出口1を天井板2に配置することに
よつて調和空気を吹き出すようにした室内に対し
て、本考案設備を設置した例を示している。本考
案設備は、天井板2の上の天井裏空間3にフアン
ボツクス4をセツトすると共に、天井板2の意図
する箇所に径が3cm以下のミニノズル5を必要な
数だけ取付け、各ミニノズル5とフアンボツクス
4とをホース6で接続しただけの極めて簡素なミ
ニ設備である。ホース6としては、水道用に使用
されているようなホースのうち、難燃性のホース
を使用することが便宜である。フアンボツクス4
は天井裏空間または天井部の周囲空気をボツクス
内に取入れ、これをホース6を通じてミニノズル
5に供給し、ミニノズル5からは必要な風速の噴
流(必要な到達距離をもつた噴流)を室内に吹き
出す(この噴流の制御については後述する)。こ
のミニノズル5を例えば配置替えデスクの直上に
配置すると(例えば仕切りが存在する場合でも)
このデスクで仕事をする場合の冬季の頭熱足寒が
防止できる。すなわち、ミニノズル5から吹き出
される噴流によつて、この噴流の周囲の空気が噴
流に誘引されつつ吹出し方向に搬送されるので
(このような噴流による空気誘引搬送作用はエジ
エクター効果として周知である)、天井部に存在
する空気が床部に搬送されることになる。
第2図は、天井裏に設置するフアンボツクス4
の一例を示したものである。使用するフアンボツ
クス4は空気吸入口7をもつケーシング内にフア
ンボツクスを内装しただけの簡単なものであり、
フアン吐出側のケーシングの側壁には空気吐出口
としての多数の分岐管8を取付けてある。従つ
て、フアンを駆動すると、周囲空気が空気吸入口
7からボツクス内に取入れられこの空気が分岐管
8に分配されるものであり、空気デイストリビユ
ーターの役割を果たす。使用するフアンボツクス
4は天井部の点検口9から天井裏内に装入できる
ような大きさのものを使用し、設置にあたつては
吊り金具10を用いて点検口9の近傍に吊り込
む。そして、分岐管8にホース6を接続する。
第3図と第4図はミニノズル5の天井板2への
設置状態を示したものである。既述のようにミニ
ノズル5は径が3cm以下、好ましくは2cm程度の
小径ノズルであり、これが装入できるに十分な小
開口11を天井板2に開け、この小開口11にミ
ニノズル5をセツトする。このセツトした状態で
は、ホース6がミニノズル5に天井裏で接続され
且つノズルスタンド12によつてミニノズル5が
その位置に固定される。
第5図と第6図はノズルスタンド12の詳細を
示したものである。ノズルスタンド12は傘骨と
同じ構造を有し、同じ長さの骨13(弾力性をも
つ金属または樹脂からなる)をリング14で一点
支持したものである。このノズルスタンド12を
すぼめた状態で第5図に示すように天井板2の小
開口11から天井裏内にリング14を先にして装
入する。そのさい、各骨13には吊り番線15を
吊り下げておき、この吊り番線15を下方に引く
ことによつて、第6図に示すように、天井裏内で
このノズルスタンド12をひらいて自立させる。
各骨13の下端に自由に回転する着座16を取付
けておくと落ち着きがよくなる。
第7図は、天井裏にホース6を引き込むさいの
工法を図解的に示したものである。図示のように
天井板2の小開口11からホース6の一端を天井
裏内に押し入れ、他方、点検口9から伸縮式の竿
17を持つた作業員がこの竿17の先の金具18
に該ホース6の先端を係けることによつて、ホー
ス6を点検口9近くにまで引き込む。ホース6は
水道用のビニールホース、グラスウール製の難燃
性ホースを使用する。
第8図は、第7図のようにしてホース6を天井
裏内に引き込んだうえ、フアンボツクス4の分岐
管8に一端を接続し、ホース6の他端に、天井板
2に設置される前にミニノズル5を室内で接続し
た状態を示している。この状態ではノズルスタン
ド12は小開口の上にセツトされている。この状
態でフアンボツクス4のフアンを稼働し、ミニノ
ズル5からの噴流の程度を調べ、必要な風速とな
るように第9図に示すようなホース挟み19を使
用して風量調節を行う。すなわち、ホース6をホ
ース挟み19で挟む程度を調節することによつて
ホース6の断面開口面積を調節するのであり、こ
のホース挟み19は簡易ダンパーとして機能す
る。この風量調節が終わつたら、このホース挟み
19とも天井裏に引き込み、ミニノズル5をノズ
ルスタンド12に吊るしてセツトが完了する。ノ
ズルスタンド12へのミニノズル5のセツトは第
3図および第4図に示すように、吊り番線15を
利用して行う。
第10図はフアンボツクス4の空気吸入口7を
室内側に向けた例を示している。この場合には点
検口9を丁度塞ぐ大きさのフアンボツクスを使用
しその空気吸入口7を下方にして点検口9にセツ
トする。この例では天井近傍の室内空気をフアン
ボツクス4が吸い込むことになり、この空気がミ
ニノズル5から吹き出されることになる。
以上のようにして、本考案によると、既設の空
調設備には何ら手を加えることなく、また室内の
構造物を何ら変更改造することなく、非常に簡素
な設備と簡単な施工によつて、天井裏または天井
部近傍の空気を室内の必要な箇所に供給できる。
したがつて、既設の空調設備をもつ室内において
ユーザー側での模様替えのさいに生ずる調温の不
均一性を改善するための対応設備として、美観を
損ねず且つ費用が低廉で施工が容易であるという
点において格段のものがあり、既述の目的が効果
的に達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案設備の全体を示す略断面図、第
2図は本考案で使用するフアンボツクスの例を示
す斜視図、第3図は本考案で使用するミニノズル
の設置例を示す略断面図、第4図は本考案で使用
するミニノズルの設置例を示す側面図、第5図は
ミニノズルをセツトするさいに使用するノズルス
タンドのセツト前の状態を示す略断面図、第6図
はノズルスタンドのセツト後の状態を示す略断面
図、第7図はホースの天井裏への引き込み工程を
説明するための略断面図、第8図は本考案設備の
セツト直前の状態を示す略断面図、第9図はミニ
ノズルの風量調整手段の例を示す略断面図、第1
0図はフアンボツクスの他の例を示す略断面図で
ある。 2……天井板、3……天井裏空間、4……フア
ンボツクス、5……ミニノズル、6……ホース、
7……フアンボツクスの空気吸入口、8……フア
ンボツクスの分岐管、9……天井部の点検口、1
1……天井板2に設けた小開口、12……ノズル
スタンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空調設備が完備している既設空調空間の天井点
    検口から空気吸入口をもつフアンボツクスを天井
    裏内に装入してこれを点検口近くの天井裏に据え
    付け、同じ既設空調空間内における調温不均一が
    発生している箇所の天井に径が3cm以下の小開口
    を設け、この小開口にミニノズルを設置すると共
    にこのミニノズルと前記のフアンボツクスの空気
    吐出口とをホースで接続し、該ミニノズルから吹
    き出されるフアンボツクス近傍の同一空調域の空
    気の噴流により前記の調温不均一性を改善するよ
    うにした既設空調空間の環境改善設備。
JP1987084021U 1987-05-30 1987-05-30 Expired JPH047476Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987084021U JPH047476Y2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30

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JP1987084021U JPH047476Y2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30

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Publication Number Publication Date
JPS63194236U JPS63194236U (ja) 1988-12-14
JPH047476Y2 true JPH047476Y2 (ja) 1992-02-27

Family

ID=30938143

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987084021U Expired JPH047476Y2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5760129A (en) * 1980-09-26 1982-04-10 Ishida Sangyo Kk Air conditoner

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5760129A (en) * 1980-09-26 1982-04-10 Ishida Sangyo Kk Air conditoner

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JPS63194236U (ja) 1988-12-14

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